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セーフコミュニティ対策委員会会議録
セーフコミュニティ対策委員会会議録 会議体の名称 事務局 (担 当 課 ) 開催日時 開催場所 議題 第17回「一人暮らし高齢者の見守り」対策委員会 保健福祉部高齢者福祉課 平成25年5月13日(月) 午後1時30分 ~3時 議員協議会室 (1)再認証に向けた今後の進め方について (2)「一人暮らし高齢者の見守り」に関連する 平成 25 年度新規拡充事業について (3)高齢者見守りテレビのデモンストレーションについて (4)その他 出席者 民生・児童委員高田地区会長 佐藤 光子 豊島区高齢者クラブ連合会会長 石塚 知久 おたすけクラブ代表 伊東 純子 西部高齢者総合相談センター 村田 久美子 東京都柔道接骨師会相談役 小山 健 豊島消防署 地域防災担当係長代理 池袋消防署地域防災担当係長 藤﨑 進稔 豊島区民社会福祉協議会地域福祉課長 小花 唯男 保健福祉部長 東澤 昭 政策経営部特命政策担当部長 齋藤 雅人 区民活動推進課長 柴 俊之 地域区民ひろば課長 藤田 力 福祉総務課長 常松 洋介 高齢者福祉課長 島貫 浩 障害者福祉課長 大須賀 裕子 介護保険課長 松田 美穂 中央保健福祉センター所長 溝口 和彦 デモンストレーション説明 シャープ株式会社 オブザーバー参加 区民ひろば池袋運営協議会委員 提出資料 資料1 セーフコミュニティ・セーフスクール今後のスケジュール 資料2-1 高齢者の孤立死の状況等 資料2-2 高齢者の見守りイメージ図 資料2-3 「一人暮らし高齢者の見守り」に関連する 平成25年度新規拡充事業について 参考資料 「介護予防サロン」について 議事要旨 ○委員長 出席者の紹介 資料確認 第 15 回対策委員会の議事録の案内 議事1 再認証に向けた今後の進め方について ○政策経営部特命担当部長 資料1によりセーフコミュニティ・セーフスクール今後のスケジュールについて説 明。 この後再認証の取得に向け毎年度レポートを提出する必要がある。 そのため対策委員会を継続して実施していきたい。 毎年 12 月のレポート提出に向け、春と秋の 2 回対策委員会を開催予定。 今年度は、申請時点の内容(成果指標・対策など)の精査を考えており、秋の 対策委員会では、精査した内容を提示する予定である。 ○委員長 社会調査 3 年ごとと記載があるが、これは決まっているものか。 ○政策経営部特命担当部長 予算や手間を考慮して、最低でも 3 年ごとに実施したいというもの。できれば 毎年実施して欲しいと考えている。 ○委員 転倒によりけがした人の件数を成果指標としているが、他にも事業を実施す る中でとっているデータもあると思う。この辺を活用していけるとよい。 議事2 一人暮らし高齢者の見守りに関連する平成 25 年度の新規拡充事業 について ○高齢者福祉課長 資料 2-1 について説明 東京都監察医務院の検案の統計による資料であり、高齢者の孤立死の状況を示 したものである。 資料 2-3 について説明 平成 25 年度は見守り対策委員会に関連する事業として、新規事業 1 件、拡充事 業 2 件を実施している。 各事業内容を説明 資料 2-2 について説明 新規拡充事業を含めた、見守りの全体像のイメージ図である。 参考資料について説明 資料 2-3 に記載の拡充事業「介護予防サロン」の補足説明資料である。 ○委員 見守りのイメージ図に生活保護を受給されている方を見守る事業が記載され ていないが、この中の位置づけには入らないのか。 ○高齢者福祉課長 申し訳ありません。記載もれである。 ○委員 高齢者が増えているだけでなく、一人暮らしの高齢者や高齢者だけの世帯が 増加している。こういった状況ではいかに健康寿命を伸ばすかが大切と考え る。高齢者クラブでは会員相互の見守り事業を実施しており、高齢者相互で 見守りを行っている。 ○委員長 高齢者の見守りはイメージ図にもあるように、様々な機関が、それぞれの取組 を行っている。個人情報に配慮しながら、お互いの情報をどのように連携しあ うのかが大切と考える。 ○委員 高齢者クラブでも他機関との連携が必要と考えているが、なかなか難しい部 分もある。そういったところを行政で調整してもらえると助かる。 ○委員 同じ人に対して複数の見守りが入っている一方で、全く援助が入っていない人 がいる。おたすけクラブでは、援助の手が入っていない人などを掘り起し、他 機関と連携を取りながら今年度は進めて行く方向である。 ○委員 一人暮らし高齢者に外出の機会を提供し、その機会に周りの人とコミュニケー ションがとれるようにと「バラ見守り隊」なるものを立ち上げた。 その際に、一人暮らし高齢者の情報が欲しいと民生委員の方に依頼したが、 個人情報の壁に阻まれ情報をもらうことができなかった。必要な情報がえられ るようなシステムを作って欲しい。 ○福祉総務課長 民生委員さんは厚生労働省から委任されており、非常に強い守秘義務を負っ ている。個人的に協力を求められたとしても対応が難しいと思われる。今回の 意見は行政へのものと理解し、今後検討したいと考える。 ○委員 さまざまなところから、情報提供して欲しいという要望を受けるが、我々から提 供することはできない状況にあることを理解いただきたい。 町会で、ある程度状況を把握しているので、町会に情報を提供して町会から伝 えてもらうような方法もある。 ○委員 折角作ったシステムだったので、どうしたら対象者にアプローチできるのか知り たかった。 しかし、安全・安心の街を作っていく中で、皆でサポートできるようなシステム作 りをするためには、サポートを必要とする人がそこに存在しているということを 共有する必要があると思う。 ○委員長 高齢者本人がそうした状況を望んでいるか、ということに配慮する必要はあ る。難しい問題であり、行政も一緒に考えて行きたいと思う。 【高齢者見守りテレビデモンストレーション】 ○シャープ株式会社スマートクラウド事業推進室長 我々としては、このあと紹介する機能は、今後家電製品に入れて行く必要があ ると考えているものである。今日は忌憚のない意見を聞かせて欲しい。 2006 年からテレビの機能の一つにインターネットが入ってきており、テレビ画面 でインターネット検索や動画の視聴などができるようになっている。 その機能を使って、テレビスイッチの入り切りの情報を希望する人の携帯に送 信するということを考え、2,3 年前から実施実験を行っているところである。 ○シャープ株式会社 現在我々がテレビを使って提供している見守りサービス事業は、テレビのスイ ッチの入り切りの情報を、離れたところの携帯にメールでお知らせするという ものであるが、おかしいと思ったときに離れた所ではすぐに駆けつけることが できないという問題がある。そこで、これまでは高齢者とその家族という間で 実施していたものを高齢者と身近な自治体若しくは地域コミュニティ、ご近所 の方として考えたものが見守りテレビである。 機能としては二つ持っており、一つは今言ったテレビスイッチの入り切りの情 報を見守る側に送り、高齢者の状況を確認するというもの。もう一つは、見守 る側である自治体や地域コミュニティからの情報提供が行えるというものであ る。 また、おでかけスイッチというものをつけてある。長期で旅行などに行く際にテ レビのスイッチが入らなかったといって心配されても困るだろうということでセ ットしてみた。しかし、見守る側にどこまで情報を提供するのかといった問題も あり、実際に使うときには双方で話し合いをする必要があるだろう。 ○委員 テレビの接続のほかに何が必要なのか。 ○シャープ株式会社 インターネットに繋がっている必要がある。 インターネットのブロバイダーと契約していればいいのだが、そうでない場合で も携帯電話の回線を使用する形も取ることができる。 ○委員 見守りテレビ事業は、どういった高齢者を対象として考えているのか。見守り が必要な人か、元気な人か。 ○シャープ株式会社 元気な人を想定している。 ○委員 認知症とか精神疾患の方は対象としていないのか。 ○シャープ株式会社 現時点ではそこまで到達できていない。 ○委員 見守る側からの情報提供が可能であるとのことだったが、スタート時点では一 人暮らしの見守りを単純な形で行うのが良いのではないかと感じた。 ○シャープ株式会社 事業性も考慮し、元気で家電製品を十分使いこなせる人から考えてみた。 ○委員 ポットで安否確認することを行っている。3,000 円の利用料金の半額をおたす けクラブが助成して 1,500 円で利用できるようにしている。ポットの見守りでも スイッチを入れた時間、ポットを使った時間などのデータが見守る側に送られ てくる。お出かけボタンもあり、365 日ボランティアで見守り活動を行っている。 ○委員 利用者が増えれば、利用料金は下がると考えてよいか。 ○シャープ株式会社 下限はあるが、考え方としてはそうである。 ○委員 社会貢献という視点から、他社のテレビを利用しても実施できるようなスタイル を作っていってもられるといいと思う。 ○政策経営部特命担当部長 本日のデモンストレーションはこれで終了とする。 ○事務局 次回対策委員会は、10 月~11 月を予定している。 ○消防署 消防署では、火災予防運動の機会をとらえ、消防署では職員が一軒一軒訪問 して、火の元の確認や放火されない街づくりについてPRしている。火災によ る被害は、障がい者の方や高齢者の方が多いため、こうした災害時に手助け が必要な人に限定して総合的な防火防災診断を、消防だけでなく、電気・ガス といった事業者と連携して実施していく予定。 包括支援センターや民生委員、豊島区行政などの協力を得ながら進めていけ ればと考えている。 ○委員長 その他になければ、閉会とする。