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小学校教育の全国展開(地球温暖化とリサイクル)
平成 23 年度受賞活動の現在(2014 年)の状況 受賞者名 ●シャープ株式会社 平 平成 成2 23 3年 年度 度 文 文部 部科 科学 学大 大臣 臣賞 賞 「「「事 事 業 所 地 方 公 共 団 体 等 分 野 事業 業所 所・・・地 地方 方公 公共 共団 団体 体等 等」」」分 分野 野 の の継 継続 続状 状況 況 ●NPO 法人気象キャスターネットワーク 所在地 大阪府大阪市、東京都台東区 受賞テーマ 小学校環境教育の全国展開(地球温暖化とリサイクル) 1. 活動継続 あり 子どもたちに地球温暖化問題をわかりやすく伝 え、地球環境を思いやる心を育み、節電、3R などの 具体的な行動に結びつけるとともに、実験などを通 じ、理科への興味を高めることを目的にした「小学 校環境教育」活動を継続中(新エネルギーのカリキ ュラムも含め 2011 年度:500 校、2012 年度:500 校、 2013 年度:160 校 累計実施校数約 3,300 校、児童 数約 19 万人(2014 年 3 月末))。 小学校環境教育の授業 シャープ株式会社 環境教育支援活動: http://www.sharp.co.jp/corporate/eco/report/ssr/social/community/education/ 2. 活動の広がり あり この取り組みを進める中で、現場の先生方からいただいた、さまざまなご意見、ご要望を踏まえ、 これをベースに「分野」「対象者」の拡大を図り、聴覚障がい児への環境教育、海外の子どもたちへ の環境教育、また、ものづくり教育、工場見学&環境/ものづくり教室へと発展させてきた。そして 2012 年度からは特別支援学校等へのキャリア教育などの活動へと発展させている。 海外での環境教育は、中国やインドネシア、マレーシア、フィリピンなどのアセアン各地域で実施 している。2013 年度は、海外で延べ約 30 校、約 2,600 名の子どもたちを対象に授業を行なった。ま た、2013 年 5 月には、中国での環境授業の受講児童が累計で 10,000 名を超えた。 教育支援活動の方向性 中国の生産拠点 WSEC での環境授業 3. 活動の進化 あり 2013 年度より、従来 2 時限必要であったカリキュラムをリサイクルに特化して 1 時限とするプログ ラムを増やし、より学校が活用し易い工夫を行っている。 4. 今後の計画 弊社の特徴的な社会貢献活動の一つとして、全国各地やアセアン各地で継続的に取り組んでいく。 【H23 年度 表彰概要】 企業と NPO 法人が協働して、次代を担う子ども達を対象に、循環型社会形成に向けた環境問題への啓発と 3R等、環 境に配慮した生活行動への意識醸成を目的とした「小学校環境教育」を年間 500 校レベルで実施している。これまで に累計実施校延べ 2,000 校(受講児童数 13.5 万人)に到達する等、一定の効果や反響に繋がっている。 シャープは、2001 年から環境をテーマとする出前授業を主に事業所、周辺の小学校からの依頼を受け実施してきた が、教育関係者等より更なる広範囲な実施の要望や企業に対する社会的課題解決への期待の高まりを受け、質・量共 に充実した取り組みとすべく 2006 年 10 月より、現行の「地球温暖化」 、 「リサイクル」、 「新エネルギー(太陽光発電)」 をテーマとする総合的な環境教育活動としてスタートした。 2006 年度下期をトライアル期間として、半年間に 55 校の授業を実施する中でノウハウの蓄積や授業内容のブラッシ ュアップを行うと共に、社内講師体制や気象キャスターネットワーク(以下 WCN)との協働体制を整え、2007 年 4 月 から本格的に日本全国で年間 500 校規模の授業を実施している。 2010 年度からは全国聾学校長会と連携し、全国の聴覚支援学校で耳の不自由な子ども達に向けた環境教育を実施(20 校)。2011 年度も年間 30 校規模で推進を計画している。 授業の流れは、WCN の講師が地球温暖化問題をテーマに授業を行った後、シャープの講師がそれを受け、具体的な解 決策の一つとして、リサイクルや新エネルギー(太陽光発電)の授業を行うという一貫性のあるスキームとしている。 シャープ、WCN とも、講師役を自前で行いながら、協働した実施体制としている。 講師は各地に擁しており、北海道から沖縄まで、全国 47 都道府県で離島を含め、年間 500 校規模で実施する体制を 整えている。各地域の社員等がその地域の講師を担当することによって夫々の地域に密着した社会貢献活動としてい る。また、講師が一定レベルの授業を継続して行っていく為のきめ細かい講師研修スキームを構築し、講師の授業レ ベルの向上と均質化を図っている。 カリキュラム開発は外部の教材開発会社等に頼らず、あえて社内で講義内容や実験道具等、授業の一切を開発する 事で、社会情勢の変化(震災等)、学習指導要領の改訂、学校の先生からの評価(アンケート)、児童の反応(報告書、 感想文)、協働するNPOの意見等をタイムリーに反映し、ブラッシュアップを継続している。 授業スライドの一部 ミニチュア分別実験機 授業を一過性のもので終わらせない場として、教育活動支援サイト Web「みんなで ECO ファン」を開設し、授業後の 子ども達からの質問/回答や授業を受けた子ども達からの手紙の紹介、授業を実施した講師のコラムの掲載等を行い、 リアル(出前授業)とバーチャル(Web)との相乗効果が発揮出来る環境教育支援活動としている。