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経済産業省
19年度実施状況と20年度実施計画 -フロンティアPT説明資料- 平成20年5月16日 経済産業省宇宙産業室 0 1.戦略重点科学技術に位置づけられたプロジェクトの状況 平成19年度の事業実施状況 平成20年度の事業実施計画 ●ハイパースペクトルセンサ機器開発において は要素技術開発を行った高機能分光器の組 次世代リモートセンシ ●ハイパースペクトルセンサの機器開発に着 立・試験等の要素試作や要素試作したものを組 ング技術の研究開発 手。このため、センサ全体の構成検討などの概 み合わせたモデルを設計・製造し、目指す性能 (ハイパースペクトル 念設計、高機能分光系等センサの要素試作を が発揮されるか試験・評価する。 センサ技術等の研究 実施。 ●ハイパースペクトルデータの利用技術につい 開発、次世代地球観 ●ハイパースペクトルデータの利用技術につい ては、平成19年度に引き続き、データの取得、 測衛星利用基盤技 ては、スペクトルデータの取得やデータ解析手 ハイパーデータと他の衛星データやGISデータ 術の研究開発 法の研究開発を行った。 等との融合処理技術開発、実利用解析技術開 発を行う。 ●SERVIS-2号機(衛星システム)の組立作業、 運用管制システムの設計・製作、追跡管制系や ●平成21年の打上げに向け、SERVIS-2号機 打上ロケットとのインターフェース調整等に着手 宇宙環境信頼性実 (実験ペイロード含む衛星システム)のシステム した。 証プロジェクト(SER 試験、運用管制システムの設置・総合試験、追 ●SERVIS-1号機による宇宙実証の結果等を踏 VISプロジェクト) 跡管制系や打上ロケットとのインターフェース調 まえ、「民生部品・民生技術選定評価ガイドライ 整等を行う。 ン」及び「民生部品・民生技術適用設計ガイドラ イン」を策定し公表した。 ●平成22年度に引き渡すことを目指して、平成 ●ロケットの設計及び衛星対応設計の効率化 19年度から着手した信頼性向上技術(打上げ 次世代輸送系システ 技術(衛星要求高度解析システム)の開発を実 当日のミッション解析・評価技術と飛翔中リアル ム設計基盤技術開 施。 タイム機体評価技術)の開発を本格化し、基盤 発(GXロケット) ●各種アビオニクス機器(航空宇宙用電子機 システムの詳細設計や電波系機器の設計・製 器)を開発。平成19年度開発完了。 作・評価試験に着手。 小型化等による先進 的宇宙システムの研 究開発 - ●平成20年度から小型化等による先進的宇宙 システムの研究開発に着手。衛星システムの基 本設計、衛星バスの設計、ミッション機器のエン ジニアリングフライトモデル(EFM)の開発を開 始する(現在、NEDOにおいて選定作業中)。 1 2.重要な研究開発課題に位置づけられたプロジェクトの状況 平成19年度の事業実施状況 次世代衛星基盤技 術開発プロジェクト (準天頂衛星システ ム等基盤プロジェク ト) 平成20年度の事業実施計画 ●平成21年度までに引き渡すことを目指し、次 ●次世代熱制御技術(3次元ヒートパイプ)、複 世代熱制御技術(3次元ヒートパイプ)、複合材 合材料製造設計技術を用いた衛星構体などの 料製造設計技術を用いた衛星構体などの検証 試作モデルの評価を踏まえ、検証モデル(フライ モデル(フライトモデル)の製造及び試験を実施 トモデル)の設計・製造を実施。 する。併せて、宇宙実証に向けた整備を行う。 (ASTERプロジェクト) ●NASAのTerra衛星に搭載した光学センサ (ASTERプロジェクト) (ASTER)の運用校正を実施。 ●NASAのTerra衛星に搭載した光学センサ ●ASTERにより約148万シーン(累計)のデータ (ASTER)の運用校正を実施する。 を取得。 石油資源遠隔探知 技術の研究開発 (ASTER・PALSAR含 む) (PALSARプロジェクト) ●衛星だいち(ALOS)に搭載した合成開口レー (PALSARプロジェクト) ダの運用校正を実施。 ●衛星だいち(ALOS)に搭載した合成開口レー ●PALSARにより約84万シーン(累計)のデータ ダの運用校正を実施する。 を取得。 (石油資源遠隔探知技術の研究開発) ●ASTER及びPALSAR等の衛星画像を利用し た石油資源等の探知技術に関する研究開発を 実施。 ●またASTERデータの高次成果物として、全球 DEMの作成を開始した。 (石油資源遠隔探知技術の研究開発) ●ASTER及びPALSAR等の衛星画像を利用し た石油資源等の探知技術に関する研究開発を 実施する。 ●全球DEMを引き続き作成、年度内の完成を目 指す。 2 (参考1)我が国の宇宙分野の国際競争力 ○国家としての宇宙分野の国際競争力は、政府(宇宙政策、宇宙予算等)、人的 資産(大学等研究機関、宇宙飛行士、宇宙利用の広がり等)、産業(製造能力、 打上能力、売上総額、投資環境等)を一体として総合的に評価。 ○日本の競争力は、米国、欧州、ロシア、中国、インド、カナダに次いで7位。 (政府:7位、人的資産:7位、産業:6位) 2008年宇宙競争力指標の国別比較 宇宙開発政府予算(事項別) 4,000 売上高合計 Total Sales ソフトウェア Software 地上施設 Ground Facilities 飛翔体 Space Vehicles 3,500 3,000 2,801 98 2,604 2,654 94 122 2,500 2,000 1,500 1,719 3,785 3,789 187 155 3,546 232 3,387 3,080 3,021 3,097 123 130 184 1,057 1,011 3,618 192 3,362 176 782 1,354 1,056 676 1,042 959 2,407 1,200 1,127 1,038 2,218 2,014 94 1,299 948 963 85 148 2,188 2,237 2,125 2,100 187 407 163 143 143 341 375 282 228 147 603 873 510 2,304 2,232 1,000 500 3,699 3,465 187 212 196 1,062 1,325 1,251 1,403 1,562 1,569 2,730 2,541 2,280 2,211 2,369 2,510 1,757 1,764 1,875 1,852 1,685 1,674 1,701 1,729 *2007 2005 *2006 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990 1989 1988 1987 1986 0 宇宙関連事業の売上高の推移 3,500 億円 3,000 2,500 2,781 2,474 2,520 424 440 356 2,905 341 2,675 2,845 2,813 340 380 358 2,696 305 2,593 178 2,601 158 2,000 1,791 1,500 1,000 2,067 0 13 500 506 0 1,640 1,919 2,050 773 677 1,861 1,801 1,767 1,803 1,840 644 632 624 612 603 実用 研究 安全保障 1989 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 3 出典:Futron’s 2008 Space Competitiveness Index (参考2)小型衛星の活用に関する世界の動向 ○商用・安全保障・科学など様々な分野で、大型システムありきではなく、小型衛 星を活用したシステムへと移行し、今後も小型衛星の活用が拡大する方向。 様々なミッションで活用が進む小型衛星 光学センサ(商用) 合成開口レーダ 熱赤外センサ 電波探知 位置情報(測位) イスラエル: EROS-B (約350kg/分解能:0.7m) ドイツ: SAR-Lupe (約700kg/分解能:0.5m) フランス: Spirale(約120kg) フランス: Elisa(約130kg) 英国: GIOVE-A(約400kg) 小型衛星で拡がる新たな海外市場 EADS Astrium(欧) タイ: THEOS(光学2m) 韓国: 台湾: FORMOSAT2(光学2m) kompsat3(光学0.7m) SSTL(英) 英・中・トルコ・アルジェリ ア・ナイジェリア: DMC等(光学30m) SatRec Initiative(韓) マレーシア: RazakSAT(光学2.5m) シンガポール: XSAT(光学10m) OHB-system(独) 米国: 次世代Orbcommを受注 小型衛星で可能となる新たなシステム運用 複数機による高頻 度観測、超広域観 測の実現や軌道上 予備機の確保 ドイツ: ドイツ: 英・中・トルコ・アルジェリア・ナイジェリア: SAR-Lupe(5機/約700kg/分解能:0.5m) RapidEye(5機/光学6.5m) Disaster Monitoring Constellation(5機/光学30m) 軌道変更によるズ ームアップ(分解能 向上)、軌道の遷移 (同一地点観測) 4 USEF:HiMEOS(検討中)