...

エンコーダカタログ

by user

on
Category: Documents
60

views

Report

Comments

Transcript

エンコーダカタログ
Optical Encoder
超小型・高分解能 光学反射式エンコーダ
Tiny and high resolution Encoder
TA series
TAR series
TAL series
厚さ 1.5mm
TA-200 Sensor head
Rotary scale
Linear scale
テクノハンズ株式会社
Encoder TA series
TAシリーズは光学反射式のインクリメンタルエンコーダにインターポレータ機能を付加することで、リニア/ロータリ
スケールと組合わせて小型・高分解能のエンコーダを低価格で提供致します。
光学ヘッドにはLED光源とフォトディテクタを1パッケージ化した回折イメージ投影方式のセンサを用い、80μm
の完全正弦波をA, B相で差動出力します。また同じセンサからのZ相出力により原点情報を得ることができます。
センサをリジッドフレキシブルプリント基板(RFPCB)に実装して、小型且つ薄型(1.5mm)の光学ヘッドにパッケ
ージ化しています。
本体光学ヘッドの出力波形が完全正弦波のため高分割の逓倍が可能となり、A、B相をそれぞれ200逓倍まで
分割でき、お客様の回路との組合せにより、リニアの最小分解能としては0.1μm、ロータリの最小分解能として
は0.000125°まで任意に上げることが可能です。
また両端にリミットセンサを搭載したリニアエンコーダもご用意しています。
■ 特長
・小型薄型光学センサヘッド(10x15x1.5mm)を実現
・逓倍数を200倍まで任意に選択可能
・光学反射式で正弦波出力波形もモニター可能
・スケールとのギャップ許容値が大きく、またセンサヘッドにはAuto calibration機能搭載のため取付けが容易
・リミットセンサ付きエンコーダヘッドもラインアップ
・A相、B相のインクリメンタルライン上にZ相を設けており、スケールは幅狭且つ薄型を達成
・シールド対策を施した6層のRFPCB(t=0.1mm)採用でノイズ対策強化
・スケールにはニッケルスチールを採用することで低価格を実現。
・高精度対応としてガラススケールも用意
■ 原理
Encoder
光学式エンコーダセンサヘッドからのLED光をスケール
に反射させ、スケールのパターンの違いをディテクタで
検出し、下図のような完全正弦波信号を出力します。
(A、B相出力)
A相、B相出力が完全正弦波信号のため、逓倍器による
任意の逓倍数設定で高分解能を実現しました。
A、B相共に最大200逓倍まで分割可能。
Scale
Scale
Encoder
エンコーダヘッド出力信号 A 相、 B 相
逓倍器後出力信号 A 相、 B 相
エンコーダヘッド出力信号 Z 相
逓倍器後出力信号 Z 相
■ 出力波形
A+, A-, B+, B-, Z+, Z-の差動信号で出力されますのでノイズに強い信号を作ることを可能にします。
<例>最小分解能 0.1μmの場合
■ リニアエンコーダ TA シリーズ
TA-200は80μm ピッチスケール用リニアエンコーダで、1倍から200倍の逓倍数を選定することが可能です。
・コネクタピンアサイン
A,B,Z 相 光学中心
60 or 150 or 320
27.5
24.3
2-Φ1.5穴
対角線上
・ リニアエンコーダ型式
7.4
18.1
22.5
4.88
15
7.5
コネクタ: JST製 SM08B-GHS-TB
Pin No
信号名
1
GND
2
DC5V
3
A+
4
A5
B+
6
B7
Z+
8
Z-
60
-
04
5.3
分解能
(04 : 0.4、 4 : 4、 20 : 20、 80 : 80μm)
FPC長さ (60、150、320mm)
スケール
1.5
Gap:0.75±0.25
TA-200/
1 番ピン
1.5
12.4
2-M1.4
対角線上
逓倍数 ※1
分解能(μm) ※2
最高速度 (mm/sec)
1
80
9,600
4
20
40
20
4
2
9,600
9,600
9,600
200
0.4
3,200
※1 : A相、B相それぞれの分割数 ※2 : A, B相出力を使ってお客様にて更に4逓倍することが可能です。
・標準リニアスケール
80μmピッチ
L
A,B相パターン
5
2
0.5
Z相パターン ※3
型式
S80L30N
S80L30G
S80L50N
S80L50G
S80L100N
S80L100G
ストローク
30
30
50
50
100
100
材質
基準マーク
Z
L
35
35
60
60
105
105
単位:mm
Z
17.5
17.5
30
30
52.5
52.5
厚さt
0.2
1
0.2
1
0.2
1
Niスチール
ガラス
Niスチール
ガラス
Niスチール
ガラス
※3 標準スケールのZ相パターン位置は中央ですが、 カスタム仕様で任意の位置に変更可能です。 長さのカスタム対応も可能です。
■ スケール
・Niスチールスケール熱膨張係数
13.3X10 -6 /℃
20~100℃
14.4X10 -6 /℃
20~300℃
・スケール型式
S
80
L
30
N
材質 N:Niスチール G:ガラス
リニア:有効長(mm) ロータリ:パルス数
・ガラススケール熱膨張係数
8.5X10 -6 /℃
20~350℃
スケールピッチ(80μm)
■ 動作環境及び電気的仕様
耐環境性
L:リニア R:ロータリ
方式
光学回折反射方式
電源
DC5V±5%、max 50mA
動作温度・湿度
-10~60℃、90%RH以下(結露無き事)
保存温度・湿度
-20~80℃、90%RH以下(結露無き事)
■ カスタム対応
スケール、エンコーダヘッド基板のカスタム対応も行っております。
ご遠慮なくお問合せください。
■ ロータリエンコーダ TAR シリーズ
Gap = 0.75±0.25
TAR-200は80μm ピッチスケール用ロータリエンコーダで、1倍から200倍の逓倍数を選定することが可能です。
1,024、2000パルスのロータリエンコーダ、スケールも順次発売予定です。
スケール
500 パルス
PCD Φ32
3600 パルス
900 パルス
3
Φ9.1 穴
4-Φ2穴
Φ91.7
3
4-Φ2 穴
スケールモニター用
スケールモニター用
18
3-1
20
PCD Φ32.6
Φ113.2
光源中心
9
16.2
5.2
°
0
3-12
Φ9穴
Φ85.5
37.9
Φ35
2-Φ2.5穴
119.7
Φ35
50
63.3
1番ピン
9
16.2
1番ピン
・コネクタピンアサイン コネクタ: JST製 SM08B-GHS-TB
Pin No
信号名
1
GND
2
DC5V
3
A+
4
A5
B+
6
B7
Z+
8
Z-
10.9
6.4
1番ピン
エンコーダ光源中心
・ロータリエンコーダ型式
TAR-200/ 500 - 1
エンコーダ光源中心
逓倍数(1、4、20、40、200)
パルス数(500、900、3600)
500パルス
逓倍数 ※1
分解能 ※2 分解能 ※2
CPR
degree
900パルス
最大速度
RPM
分解能 ※2 分解能 ※2
CPR
degree
3,600パルス
最大速度
RPM
分解能 ※2 分解能 ※2
CPR
degree
最大速度
RPM
1
500
0.72
14,400
900
0.4
8,000
3,600
0.1
2,000
4
2,000
0.18
14,400
3,600
0.1
8,000
14,400
0.025
2,000
20
10,000
0.036
14,400
18,000
0.02
8,000
72,000
0.005
2,000
40
20,000
0.018
14,400
36,000
0.01
8,000
144,000
0.0025
2,000
200
100,000
0.0036
4,800
180,000
0.002
2,667
720,000
0.0005
667
※1 : A相、B相それぞれの分割数 ※2 : A, B相出力を使ってお客様にて更に4逓倍することが可能です。
・標準ロータリスケール
Z相パターン
A,B相パターン
80μmピッチ
調芯用パターン
D
d
型式
S80R500N
S80R900N
S80R3600N
パルス数
500
900
3600
ガラススケール
材質
Niスチール
Niスチール
Niスチール
※3
t
Niスチールスケール
厚さt
0.2
0.2
0.2
D
Φ16
Φ26
Φ96
d
Φ9
Φ19
Φ86
※1 : A相、B相それぞれの分割数 ※2 : A, B相出力を使ってお客様にて更に4逓倍することが可能です。
※3 : ガラス製ロータリスケールも取扱っております。詳細はお問合せください。
単位:mm
光学中心位置
Φ12.73
Φ22.92
Φ91.67
TAL series リミットセンサ付き
■ リミットセンサ付きリニアエンコーダ TALシリーズ
TAL-200はTA-200と同仕様のエンコーダヘッドにリミットセンサ(両端)を搭載し、衝突を防止します。
逓倍数、分解能、最高速度等の仕様はTA-200を参照ください。
・コネクタピンアサイン
コネクタ: JST製 SM10B-GHS-TB
Pin No
信号名
1
GND
2
DC5V
3
A+
4
A5
B+
6
B7
Z+
8
Z9
LR(リミットセンサR)
10
LL(リミットセンサL)
・ リミットセンサ付きリニアエンコーダ型式
TAL-200/ 150
-
04
分解能
(04 : 0.4、 4 : 4、 20 : 20、 80 : 80μm)
FPC長さ (現在は150mmのみ)
リミットセンサLR
A
リミットセンサLL
1.6
21.6
26
5
2-M1.4
対角線上
35
31.8
A,B,Z相 光学中心
2-Φ1.5穴
対角線上
1 番ピン
4-M1.6ネジ用穴
5.3
6.5
FPC長さ150mm
212
スケール
B部詳細
1.5
Gap:0.75±0.25
B
スケール
■スケールへのリミットセンサ用シールの貼付け
及びスケールとセンサヘッドの位置関係について
1
付属黒色シール
1.5
付属シール貼付け位置※2
必要ストローク+20mm
※1
5
Line C
原点(Home position)
リミットセンサ LR
7.5
10
※1
Line D
4.25
A,B,Z相光学中心
20(リミットセンサピッチ)
31
33.5
リミットセンサ LL
A部詳細
※1.取付時はエンコーダヘッドとスケールスリット面を向い合せに配置し、Line C と Line Dが一致するよう取付けてください。
※2.リミットセンサを機能させるために、付属のリミットセンサ用黒色シールを “必要ストローク+20mm” の間隔で貼付けてください。
■ リニアエンコーダの取付け
エンコーダヘッドとスケールの取付けは、以下のように行ってください。
エンコーダヘッドとスケールのスリット面(表面)が向い合うように配置してください。
※1.エンコーダヘッドとスケールの位置関係を180°間違えると検出ができませんのでご注意ください。
スケール裏面視(スリット及び文字の無い面)
FPC
※1.エンコーダのFPC(フレキシブルケーブル)の方向と
スリット及び文字の位置関係に注意してください。
(「取付け詳細図」参照)
Gap: 0.75±0.25
Z相位置はScale中心
スケール
2-Φ1.5穴 (対角線上2箇所)
M1.4ネジにて上面(図の裏面)から締結する場合に使用
2-M1.4 (対角線上2箇所)
M1.4ネジにて底面(図の表面)から締結する場合に使用
スケール裏面視 (スリット及び文字の無い面)
FPC
取付け詳細図
■ スケールの接着
スケールと、スケールを接着する相手材の熱膨張係数の違いにより、硬い接着剤を使用すると温度変化が大きい
場合に接着剤が剥がれたり、相手材の膨張収縮にスケールが倣ってしまい高精度の位置決めができなくなる恐れ
があります。ガラススケールの場合、最悪割れる場合もあります。従いまして、比較的柔らかいシリコーン樹脂系の
以下接着剤を推奨いたします。
推奨接着剤 : セメダイン スーパーX8008(黒色) テクノハンズ株式会社
〒222-0037 神奈川県横浜市港北区大倉山 6-29-34-103
TEL : 045-547-6971
FAX : 045-547-6976
www.technohands.co.jp
※仕様・外観等は予告なく変更する場合がありますので、
ご了承ください。
1503
Fly UP