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国の多様性を生かした教材作り - 国立大学法人 北海道教育大学

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国の多様性を生かした教材作り - 国立大学法人 北海道教育大学
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教材開発
指導の実際その2(道徳)
本時のねらい
学習の流れ
・人にはいろいろな立場があり考えがあることを理解させる
・異なった考えについても尊重しようとする態度を育てる
・謙虚に他に学ぶ広い心をもつようにさせる
展開の大要
指導上の留意点
導
入
・心のノートにある絵についてどんなふ ・似たような例を紹介し、いろいろな意見を
発表させる
うに見えるか、発表する
展
開
・心のノートをもとに考える
「ひとつのものについても、見る角度
によって見え方が違いますね」
フリースペースの「あなたと異なるも
のの見方や考え方に出会ったことはな
いですか?」の質問に答えさせる
・ありのままの気持ちを考えさせる
・フリースペースに友達の経験を書かせた
り、その経験談に対して簡単な感想を聞いて
みる
・エクスタインミドルスクールの教師か ・エクスタインミドルスクールを訪問した際
らの電子メール、及び学校要覧を読んだ のビデオも見せながら補足する
あと、VTRを視聴する
・異文化が混在している点に気づかせる
・感想を問う
・人種のるつぼといわれる米国において ・米国の歴史や人種差別など多岐にわたる意
社会が成り立っているのはなぜなのだ 見を整理し、次の発問への伏線とできるよう
に意見を促す
ろうか
終
末
・どのようにしたら相手の立場や考え方 ・一人一人の自覚の問題といった意見が出る
を尊重しつつ自分らしく振る舞うこと が、現実の問題としてさらに追求する
ができるのだろうか
・多様な考えを引き出させるようにする
・出された意見と自分の考えを比較し、類型
化を図る。それをもとにさらに話し合わせる
・
「異なる」という事象だけを追うのでなく、
・あなたの性格や振る舞いを考えてみて 自分の生き方に生かせることに気づかせる
ください。これまでにあなたが出会った
異文化を背景にもつ人たちから学んだ ・これからの自分の生活に生かそうとするこ
り、それを生かそうとできることはあり とについて発表させる
ませんか
下線部分が、今回収集した教材や体験談
― 237 ―
教材開発
指導の実際その3(選択英語)
本時のねらい
学習の流れ
・日米相互の習慣を理解し、国際的に通用する対人態度のあり方を話し合い、認識を深
めさせる
・異なった考えについても尊重しようとする態度を育てる
主な学習内容
教師の活動(J:JTE、A:ALT)
1
挨拶
・元気よく挨拶する
2
導入
・教師によるスキットの演示を見て、発 ・Aが招待された客の役になり、Jがナレー
ション形式で場面を紹介し、生徒と簡単なイ
問に答える
ンタラクションを挟みながら、最後に全体に
質問を投げかける
・挨拶をする
Mike is invited to dinner by the Browns.
At the table Mike is eating the potatoes.
He wants to put the salt on his potatoes.
But he can’t reach the salt. So what
should he do ?
1. He should reach out for the salt on the
table.
2. He should ask someone to pass him the
salt.
3. He should stand up and go get the salt.
4. He should eat his potatoes without salt.
What do you think ? Why ?
3
練習
・4人一組のグループを作り、3つの課 ・机間指導をしながら、アドバイスを与える
題に取り組む
A:テーブルマナーやパーティーの習慣につ
・ALTの答えを聞き、その内容を理解 いて詳しく説明する
する
J:補足説明をする
・米国人へのアンケートの結果を聞き、
ALTとの答えと比較する
・日本人ならどのようにするかについて
考える
4
まとめ
・日米の文化の違いについて考えさせる
・次時の活動を知り、ホームワークをメ
モする
下線部分が、今回収集した教材や体験談
― 239 ―
J:同じ問いに対する米国人の意見を紹介す
る
J:理由についても考えさせる
A:生徒の意見に対してコメントがあれば質
問したり答えたりする
A:日本での似たような体験について紹介す
る
J:次時の予告をし、ホームワークを与える
教材開発
指導の実際その4(英語)
本時のねらい
学習の流れ
・疑問詞+不定詞の用法を理解し、簡単な対話ができるようにする
・ボディランゲージを用いてコミュニケーション活動をさせる
主な学習内容
教師の活動(J:JTE、A:ALT)
1 挨拶と簡
単な会話
・元気よく挨拶をする
・教師との対話に参加する
2
導入
・教師によるスキットの演示を見て、ボ ・2人の教師でカードなどを用いながらスキ
ディランゲージが何を相手に伝えてい ットを導入する
るのかを推測する
・教師の説明を聞き、言葉以外の手段で ・いくつかのジェスチャー例を与えながら、
相手に自分の考えを伝えることを知る
非言語手段の大切さについて知らせる
・例示された以外のボディランゲージを ・生徒とのインタラクションを通していくつ
挙げる
か例を挙げさせる
・予想されるものが挙げられない場合は、ビ
デオを見せてどんな場合に使われているの
かを考えさせる
3
練習①
4
練習②
4
・挨拶をする
・週末の予定などについて、生徒と簡単な対
話をする
・教師による演示を見て、プリントのボ
ディランゲージの使われ方を理解し、発 ・プリントにあるボディランゲージを表す英
音練習をする
語をいくつかピックアップし、それぞれ簡単
なスキットで使われ方を演示する
A:発音のモデルを与える
J:机間指導をしながら発音をチェックする
・2人の教師でペア活動のやり方を例示し、
・ペアワークの仕方を理解し、教師のモ
モデルリーディングを与える
デルリーディングをリピートする
・机間指導をしながら、アドバイスを与える
・ペアになり、ボディランゲージを使い
ながらインフォーメーションギャップ
に取り組む
・抽出されたペアは対話文を発表し、残
った生徒はアドバイスを与える
・ペアを抽出し、発表後アドバイスを与える
生徒を指名する
A:発音上のアドバイスを与える
・Aのエピソードを聞く。
・Jは日本人のボディランゲージで興味深い
ものをAに尋ね、Aはいくつか例を挙げる
まとめ
・次時の活動を知り、ホームワークをメ
モする
下線部分が、今回収集した教材や体験談
― 241 ―
・次時の予告をし、ホームワークを与える
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