...

探鳥会レポート

by user

on
Category: Documents
26

views

Report

Comments

Transcript

探鳥会レポート
探鳥会レポート
◆11月3日 夙川公園
名越
正男
曇天にもかかわらず50名あまりの
参加者。公民館の池周辺はカワセミ・
バンなどがいず少し寂しいが、アオジ
の声がして冬鳥の到来を告げた。川沿
いのコースにカラ類があまり出なかっ
たが、夙川橋南のイカルの群れの水浴
びをゆっくり観察。
川の3セキレイも出現。キセキレイ
が頻繁に出てくれた。 冬羽に変わり
かけのオナガガモやコサギを川の中で
見かける。しかし川の中にカモ類は少ない。シメも出てくれた。そしてメボソムシクイが
後半のグループで見られた。ジョウビタキも地鳴きは聞こえるものの姿はあまり見かけら
れなかった。河口ではユリカモメの1年目冬羽、2年目冬羽、成鳥冬羽、ウミネコの1年
目~成鳥を観察した。水が少なくてカモもカモメも少ない。
◆11月9日 猪名川探鳥会に参加して...アリスイに出会う
平野
智子
この日は、モズが木に止まっているともう1羽が現れて攻撃するように飛んだり追いか
け回すといった行動が、何度も見られました。縄張り争いでしょうか。前の週に来たとき
にこのような行動をとっていたのはジョウビタキでした。「種によって移動してくる時期
が違うのかな」と思いながら、川岸の低木に入ったモズを双眼鏡で見ていたとき、レンズ
の端にもう1羽、別の鳥が移りこんで下のです。スコープに入れてもらうとアリスイでし
た。初めての出会いです。図鑑で見ると、羽の模様が少しグロテスクだなあと思っていま
したが、実物は細かく繊細な模様で、とても美しいと漢字島田。やがてモズに追いかけら
れるようにして飛んで行きましたが、サブリーダーさんに伺うと、アリスイはモズに追わ
れている姿を見ることが多いとのことでした。リーダーさんからは、首の振り方が他の鳥
とは違うと教えていただきました。アリスイの英名 Wryneck(ねじれた首)は、その振り方
が由来なのでしょう。次回はそんな姿もぜひ見せてほしいと思いました。最後に飛行場で
タゲリを観察し、この日は全部で44種が現れました。まさに「こんなところにもおるや
ん!!」の充実した探鳥会でした。
◆11月16日 石切山探鳥会に参加して
持田
花織
野鳥の会に入会して5ヶ月の新米の私にとって、探鳥会に参加する度、新しい驚きと感動
に出会っています。探鳥会当日は前夜からの雨が降り続いていましたが、天候回復を祈り
つつ集合場所からバスに乗り現地に向かいました。グランドに着くなりアオゲラとアカゲ
ラを見たとの声。(私は確認できませんでした…)期待を胸に先へ進むとアオジ・カケス
コウノトリ
168
などを見る事ができました。道中もシロハラが飛んだり、後ろを振り返った所にジョウビタキ
が出てきたり…と足元が悪い中でも楽しむことができました。少し開けた広場ではシジュウカ
ラ・コゲラ・メジロなどが見られました。鳥合わせの前には天候も少しずつ回復し、ミサゴや
イカル、シメの飛んでゆくのを見たり、ホオジロやモズをじっくりと観察できました。その
時、すぐ近くの木でアカゲラが2羽現れ、くるくると幹をまわりながら登って行く様子をじっ
くりと観察できました。私はアカゲラを見るのは初めてで、しかも2羽羽同時に見られてとて
も嬉しかったです。鳥合わせ後の帰り道ではルリビタキ♀タイプも初見し、忘れる事のできな
い、充実した1日を過ごすことができました。
◆12月7日
福島大池
山村 勉
風もなく最高の探鳥会日和でスタートする。まず武庫川でニュウナイスズメのオスメスを全
員で確認する。次に福島大池へ向かう途中の田圃でカシラダカの群れに出会う。福島大池では
2年連続のアメリカヒドリ♂をじっくり観察する。天気もいいし、鳥もよく出現したいい1日
でした。
◆12月13日
西江井ヶ島
長尾
高明
12月恒例の江井島探鳥会。
江井ヶ島のため池を巡って、最
後は金ケ崎公園で解散という健脚
コース。
江井島中学の西にある大池から
スタート。海からそう遠くないの
でイソヒヨドリが登場。逆光ぎみ
ながら滞在時間が長くてみんなで
観察。明姫幹線を越えて長谷池で
アメリカヒドリ登場。昨年の探鳥
会にも姿を見せてくれた律儀者。
その後、ホームセンターの屋根
に集団営巣するハッカチョウを発見。カゴ抜け扱いなので人気が無いのかと思いきや、東から
来た人には珍しいらしく大人気(上の写真)でスコープの行列。その上空をミサゴがゆっくり
通過して大歓声。
ただ、江井ヶ島名物のミコアイサが出てくれなかったのが残念。
国道2号を越えて最終目的地の金ケ崎公園へ。昨年はキクイタダキが出て盛り上がったけれ
ど、今年は森の小鳥達があんまり出てくれなくて、おとなしめ。
でも天候に恵まれて、着膨れバードウォッチャーには暑いくらい。
ため池、農地、公園と距離は長いけれど、とても楽しい探鳥会になりました。
◆12月14日
伊丹市昆陽池公園
太田 久夫
当日は少し風が強かったが、晴れていたのであまり寒さを感じなかった。集合場所の正面に
オオタカが2羽姿を見せてくれ、全員がじっくり観察することができた。昨年に飛来したコハ
クチョウも残っていてくれ、昨年と今年の違いを話し合った。出現鳥種の数が多い割に個体数
が少なかったので物足りなかった。
コウノトリ
168
17
Fly UP