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平成 24 年 6 月 20 日 印西市長候補者さま(個人名

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平成 24 年 6 月 20 日 印西市長候補者さま(個人名
平成 24 年 6 月 20 日
印西市長候補者さま(個人名あて)
亀成川を愛する会
会長 一島 正四
印西市長選挙にかかる公開質問状について
貴殿におかれましては、印西市長選挙の告示も迫り、大変お忙しいことと存じます。平素は、環
境保全活動にご理解をいただき、また印西市における環境政策に関しましても、ご尽力いただい
ています旨、感謝申し上げます。
私たち「亀成川を愛する会」はおりしも生物多様性条約の締約国会議が日本の名古屋市で開
催された2010年に設立されました。主な活動といたしましては、亀成川およびその流域の生物
多様性を、地域住民や行政機関等との協働により保全・復元し、その環境を後世に残すことを柱
としています。
こうした活動を推進するうえで我々有権者が選挙で一票を投じるにあたり、印西市長候補者の
お二人が各々どのような考えをお持ちになっておられるのか、是非とも知りたい事項があります。
大変お忙しい中とは思いますが、以下の質問3点につきましてご回答のほど、お願い致します。
※ご回答は、6月23日(土曜日)までに、当会会長一島正四(住所)までお願い致します。
※お返事いただいた回答は当方のホームページで公開するほか、各マスコミにも公開いた
します。
1.千葉ニュータウン21住区の草地と樹林地の保全・再生方策の実現について
亀成川源流域に位置する千葉ニュータウン21住区の開発予定地につきましては、水辺や草地、
樹林地等の印西市本来の里山環境が現存し、希少トンボ類や生態系の頂点に位置するキツネの
生息が確認されたことから、これまでに2010年11月17日、11月26日、2011年10月25日と
3度にわたって、印西市長および UR 都市機構理事長あてに生物多様性保全の要望書を提出し
ています。幸い、近隣公園予定地の上池については、UR の英断により現況保全を主とするよう計
画変更され、水辺周辺の樹林地については、印西市議会が保全することを議員全員一致で採択
しました。
しかしながら草地と樹林地については、半世紀前の計画に基づき、造成工事により環境破壊さ
れようとしています。当該地の草地については、キツネのみならず多くの希少植物の自生地となっ
ており、全国的にも大変貴重な草地生態系として、「日本自然保護協会」をはじめ全国レベルの自
然保護団体や多くの市民団体が保全を強く求めています。
この草地と樹林地については、都市計画を見直し、これらの貴重な自然を印西市の資産と
して考え、これを最大限に活かしたまちづくりをおこなうべきだと,私たちは提案しています。
そこで、市長候補であるお二人にお尋ねします。
私たちの提案である、現在残っている豊かな自然を最大限残して、それを印西市の価値を
高めることに活用するということについて,どのようにお考えでしょうか。
2.印西市によるコウノトリ・トキ野生復帰プロジェクトの進め方について
印西市は、里山生態系の頂点に位置し地域振興や経済活性化のシンボルともなるコウノトリ・トキ
の野生復帰を目指す「コウノトリ・トキの舞う関東自治体フォーラム」に2010年の結成段階から参
加し、北総(印旛沼・手賀沼)エリアの幹事自治体となっています。
フォーラムに加盟している県内の野田市やいすみ市では、目標年度を定めて計画的にコウノトリ
野生復帰の取組を進めていると聞いていますが、印西市については具体的な展開がよくわかりま
せん。
佐渡のトキの野生繁殖がこれだけ大きな話題になっていることからも理解できるように、都心に近
い印西市がコウノトリ野生復帰に本格的に取り組んだ場合、印西市の環境政策の先進性が全国
にアピールできるのみならず、市民や子ども達にも夢を与え、誇れるプロジェクトとなることは間違
いありません。
そこで、市長候補であるお二人に、お尋ねします。
印西市も参加して検討が行われてきた関東地方でのコウノトリ・トキ野生復帰構想について、印
西市の自らの取組みとして目標年度を定めて計画づくりを行い、進めるつもりがあるのか、それと
もほかの自治体の支援や検討を続けるのみにとどめるのか、その考えをお聞かせください。
3.
「生物多様性印西市戦略」の取組みについて
千葉県は全国に先駆けて、 生物多様性ちば県戦略を策定し、現在、千葉県内の市町村
に対し、独自の戦略を策定するよう政策を進めているところです。近隣では流山 市が地域
戦略を策定し、その他にも戦略の策定に向けて、準備している自治体があると聞いていま
す。
印西市においては、豊かな里山と都市機能を活かしたまちづくりを推進しており、それ
はとりもな おさず、生物多様性戦略を活かしたまちづくりと言えるでしょう。
そこで、市長候補であるお 二人に、お尋ねします。
上記の法令上に定められた 「生物多様性地域戦略」の印西市版を市民参加によって策
定することが、印西市の今後の都市開発と里山保全の調和を図る上で優先的に取 り組むべ
き環境と考えますが、どのようにご認識されますか?もし、
「生物多様性印西市戦略」の策
定が効果的とのお考えをお持ちでした ら、いつから取組むことを想定されるつもりかを、
お示しください。
以上
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