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夢を語ろう新春交流パーティー 2012報告

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夢を語ろう新春交流パーティー 2012報告
まちネット流山は、
市民活動のサポーター
◇流山市の市民活動サポーターです。
◇流山の市民活動が活発になるように行動します。
◇行政や企業との連携も進めます。
◇市民が協力して流山の地域課題を解決します。
まちネット流山
第29号
2012春号
夢を語ろう新春交流パーティー
2012報告
まだ寒さの厳しい2月25日、平和台福祉会館にて
まちネット流山の年初行事として恒例の「夢を語ろう
新春交流パーティー2012」が開催されました。簡
単に当日の様子をご紹介したいと思います。
当日は朝から冷たい雨が降りしきり、会場も駅から
遠くて駐車場もなく不便だったせいもあり、参加者は
約20名とこじんまりした交流パーティーになりまし
たが、新しくできた団体からの参加や流山市コミュニ
ティ課からの参加もあり、地元出身のフォーク歌手の
ゲスト参加もあり、活気のある交流パーティーになり
ました。
(恵良事務局長より乾杯の音頭)
「小さな森づくりプロジェクトin流山」は、昨年
「国連支援交流協会流山支部」の活動として取り組ん
だ「Mottainai Green Project in流山」の事業を受け
継いだ団体です。「Mottainai Green Project in流山」
は、一般から苗木の里親を募り、育てた苗木を学校や
公園に植林することで流山の緑を増やすことを目的と
したプロジェクトです。
(伊勢運営委員長の挨拶)
小さな森づくりプロジェクトin流山
最初に、今年から活動を始めたばかりの「小さな森
づくりプロジェクトin流山」の秋元代表から、活動紹
介がありました。
1
昨年度は190人もの里親を集め、300本の苗木
を新川耕地の一角で保管・育成しています。
当初は、鰭ヶ崎小学校と南流山中学校に植林する計
画でしたが、放射能問題が起こったために1年延期に
なりました。今年度は、この2つの学校の他にも、流
山市内の小中学校に広げていきたいとのことです。
NPOさとやま
次に、団体設立から10周年を迎える「NPOさと
やま」の樫理事長から、「日本自然保護協会」の進め
る「下総生物多様性アクションプラン」への参加の説
明がありました。
「NPOさとやま」は、市野谷の森を中心とする流
山市の自然を守る活動を続けている団体で、毎月実施
している自然観察会や、野鳥、野草、チョウなどのモ
ニタリング調査や、西初石小鳥の森の公園管理や、流
山市主催の生物多様性シンポジウムの運営受託などの
活動を行っています。
(小さな森づくりプロジェクトin流山の秋元代表)
「国連支援交流協会流山支部」は、会員不足のため
解散することになりましたが、苗木の里親有志により
プロジェクトを継続することとなり、「小さな森づく
りプロジェクトin流山」が発足しました。
今後も、グリーンフェスティバルなどの機会にさら
に里親を募り苗木を増やし、市内の小中学校や公園へ
の植林を広げる活動を続けていくと同時に、新川耕地
で活動している他の団体と協力して「小さな森づくり
セミナー」や「ドングリ苗木ポット作りワークショッ
プ」などのイベントを開催し、またインターネットや
地域新聞を通じて情報発信を積極的に行い、緑を育て
る街流山のイメージアップを図りたいとのこと。
(NPOさとやまの樫理事長)
「下総生物多様性アクションプラン」は、2年前に
名古屋で開催された「生物多様性条約締約国会議CO
P10」の日本政府の公約の一つである地域ごとの生
物多様性戦略を実現するために、「日本自然保護協会」
が流山、柏、我孫子、印西などを含む下総地域をモデ
ルケースとして取り組むもので、当面の目標として
(小さな森づくりプロジェクトin流山のプレゼ)
2
「暮らしと自然の未来マップ作り」を掲げています。
参加者のほとんどが60年代フォークにどんぴしゃ
「NPOさとやま」は、「日本自然保護協会」と協力
して、流山市の自然保護団体に呼びかけて、「下総生
物多様性アクションプラン」の流山での取り組みを進
めていきたいとのこと。
そのための具体的な施策としては、流山市内の生物
の世代だったためか、大いに盛り上がりました。有吉
さん、ありがとうございました。
多様性の維持のために重要なポイントをいくつか選定
して、そのポイントの生物の情報や、開発圧力、地権
者の意向などをまとめた「生物多様性カルテ」作りを
進める予定。
(流山市出身のフォーク歌手有吉かつこさん)
(下総生物多様性アクションプランの説明)
有吉かつこさん
しばらく歓談の後、ゲストとして流山市で活躍するフォー
ク歌手、有吉かつこさんにより、「赤ちょうちん」な
どの懐かしい70年代のフォークや、有吉さんの持ち
歌で利根運河の風情を歌った「高瀬舟」を披露いただ
きました。
参加人数は多くなかったけれど、東北のお酒や手作
りのおでんもおいしくいただけ、中身の濃い交流パー
ティーになりました。
3
まちづくり人養成学校の検討
まちネット流山の2012年度の事業として、ま
ちづくり人養成学校の検討を行っています。まちづ
くり人養成学校とは、ボランティアでまちづくりに
参加する市民を発掘し養成して行こうという企画で
す。
これからのまちづくりは、行政だけで行えるもの
ではなく、市民参加が大前提となっていますが、実
態を見ると自治会に参加する市民の高齢化が進み、
市民活動も同じメンバーだけで行われており、若い
人たちの参加が進んでいません。現在の若い人たち
は、昔に比べボランティアでまちづくりに参加でき
るような余裕がないとも言われておりますが、一方
で東日本大震災の復興ボランティアには多くの若い
人たちが参加しています。東日本の復興のためのボ
ランティアももちろん緊急の課題ですが、足元の自
分たちの住むまちのまちづくりに参加することも十
分に意義のある活動です。
市民活動を牽引しているリーダーが何人もいます。
創生塾が終了してからすでに10年以上経過してい
ますが、流山市のまちづくりに率先して参加し、将
来の流山市のまちづくりを担う地域のリーダーを育
成することが、つくばエクスプレスの沿線開発でま
ちが大きく変わろうとしている今、強く求められて
います。
(利根運河の桜)
(つくばエクスプレスのおおたかの森駅)
流山市では、1993年10月に流山市主催で流
山まちづくり創生塾が開講し、その後約10年に渡
り流山市のまちづくりに係る人材を輩出したという
歴史があります。この流山まちづくり創生塾の卒業
生には、現流山市長や市議会議員を始め、流山市の
まちネット流山では、次世代の地域のリーダーを
育てるために、まちづくり人養成学校(仮称)の開
講を計画検討しています。
しかしながら、このようなまちづくりの人材育成
を民間事業として(有料で)実施するためのハード
ルは高く、いかに市民をまちづくりに惹きつけるよ
うな魅力的な講座を提供できるか、この1年間検討
に検討を重ねてきています。
まだ、現時点では、皆様にお知らせできるような
内容は固まっておりませんが、年内には何らかの結
論をだしたいと運営委員一同頭をひねっております。
◇◆◇◆発行:まちネット流山◇◆◇◆
《編集後記》
有吉かつこさんの70年代のフォーク懐かしかっ
たです。あの頃は若者は、ベトナム戦争や沖縄返還
やいろいろあってたいへんでした。
今の若い人たちも、原発再開や年金問題やいろいろ
難しい問題が山積みですね。
(か)
【事務局】事務局長
恵良
好敏気付
流山市駒木545-4
TEL/FAX : 04-7154-6788
Emaill : [email protected]
【発行日】2012年4月29日
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