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2014年のグローバル経済・市場見通し - JPモルガン・アセット・マネジメント
年のグローバル経済・市場見通し 要約 主要国の景気回復 日米欧中の4大主要国・地域ではいずれも景況感が上向いており、経済活動は主要国 を中心に拡大の方向である。また、景況感の改善と実体経済の拡大は株価を押し上げ る要因となる。加えて、主要国経済の拡大は新興国経済の下支えとなる 「 」 は、説得力のあるデータやグラフ を用いて、市場や経済環境のトレ ンドを提示します。 「 」プログラムに関 する詳細は、弊社のウェブサイト をご覧ください。 景気回復に伴う金利の上昇 米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小開始決定は、他ならぬFRBが米 国経済の堅調さに『お墨付き』を与えるものである。景気回復に裏付けられる金利上昇 局面では、経済と企業収益の高い成長をより大きく享受できる株式投資が良好なパ フォーマンスを示す 米国株式:米国企業の競争力の高さは世界的な景気回復で際立つ 世界的な景気回復に伴い、世界の市場で競争力のある米国企業はグローバルな需要 の拡大を取り込むことで利益の伸びが期待される。米国の企業は株主への配分・還元 姿勢を強めており、株式投資によってこそ利益成長の果実を得ることができる 日本株式:14年もアベノミクスを背景に高い利益成長率が期待される 日本経済にとっての2014年の3本柱は、『デフレからの脱却』、『賃上げ』、『外需の回 復』。アベノミクスによる下支えとグローバルな景気回復の下、2014年についても日本企 業の利益成長率は米国を始めとする他の地域を大きく上回ることが予想されている 債券プロダクト:選別的な投資が重要 金利上昇は多くの債券プロダクトにとっての価格下落要因。そうした中、米国ハイ・イー ルド債券や新興国債券などの高い利回りを提供する債券はインカム収入が金利上昇に よる下押し圧力のクッションを提供する 年のグローバル経済・市場見通し 主要国の景気回復 主要国の景気は拡大局面 【左下の図表】 日米欧中の4大主要国・地域ではいずれも製造業PMI(購買担当者指数)が、経済活動の拡 大・縮小の分かれ目である50を上回って推移しており、景気循環的な観点から見て、主要国経済は拡大の方 向にある。特に、米国での製造業PMIの改善は顕著である 新興国にも恩恵、 2014年は先進国が世界経済をリードする 【左上の図表】 世界全体の景況感を表すグローバル製造業PMIは足元で約2年半ぶりの高水準となっている。 世界経済は貿易と投資を通じて互いにつながっており、主要国を中心とする景気の拡大により、新興国経済 にも恩恵が及ぶものと見込まれる。特に、アジアなどの輸出立国がより大きな恩恵を受ける可能性が高い また、過去10年は新興国が世界経済をリードした10年であったが、2014年については先進国が世界経済を リードして、新興国の下支えになるものと見込まれる 株式市場もグローバルに上昇する可能性 【右の図表】 世界の金融市場と実体経済は投資と貿易を通じて互いに結びついており、米国を中心とする主 要国の景気拡大、投資家心理の改善、そして堅調な株価の動向は実体経済のみならず、各国の株式市場に も良好な影響をもたらす可能性がある 2014年第1四半期版24ページ(弊社HPよりダウンロード頂けます) 年のグローバル市場・経済の見通し 景気回復に伴う金利の上昇:上昇は既に始まっており、他国にも波及 米国の金利は上昇方向: 量的緩和の縮小開始は米国経済の堅調さの証左 【右上の図表】 米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和の縮小開始決定は、他ならぬFRBが米国経 済の足元での堅調さと今後の自立的な拡大に『お墨付き』を与えるものである。景気の拡大と経済成長の加速 に伴って、金利は長期金利主導で上昇の方向と見られる。実際、長期金利の上昇は既に始まっている ただし、緩和的な政策スタンスは継続される: 金利の上昇ペースは緩やか 【左上の図表】 ただし、量的緩和の縮小開始は債券の買い入れペースを徐々に低下させるものであって、流 動性(バランスシート)の拡大は2014年の大半の期間を通じて続くものと見られる。また、FRBは景気の持続 的な拡大を確実なものとするため、現行のゼロ金利政策について、かなりの長い期間にわたって継続する可 能性を強調しており、金利の上昇スピードは緩やかなものに留まるものと見られる 米国の金利上昇は他の国にも波及する可能性 【右上の図表】 米国経済の拡大がその他の国にも良好な影響を与えるのと同様に、特に長期金利の上昇に ついては、その他の先進国の債券市場にも影響を与え、これらの国々の長期金利にも上昇圧力を生じさせる 可能性がある 2014年第1四半期版23ページ(弊社HPよりダウンロード頂けます) 年のグローバル経済・市場見通し 景気回復に伴う金利の上昇:株式投資に有利な局面 景気回復に裏付けられる金利上昇局面では株式が良好なパフォーマンスを残す 【左の図表】 FRBが量的緩和の縮小を決定した主要な根拠は米国経済の堅調さである。このような景気の回 復に裏付けられた金利の上昇局面においては、経済と企業収益の高い成長をより直接的に享受することがで きる株式投資が良好なパフォーマンスを示す また、一部の債券プロダクトも経済と企業収益の拡大により債務の返済能力が高まることで恩恵を得るものの、 こうしたプロダクトを含む多くの債券プロダクトにとっては金利の上昇がパフォーマンスの直接的な下押し要因 となる 2014年第1四半期版60ページ(弊社HPよりダウンロード頂けます) 年のグローバル市場・経済の見通し 米国株式: 米国企業の競争力の高さは世界的な景気回復で際立つ 【米国経済】 FRBによる緩和姿勢の継続が経済活動をさらに刺激する 量的緩和の縮小開始決定は「米国経済が足元のみならず、今後も堅調に推移する」とのFRBによる『お墨付 き』であり、「流動性」の代わりに「信頼感」を提供する性格を有する。また利上げの開始は、FRBによれば 「2015年の後半」と先であり、緩和姿勢の継続が米国経済をさらに刺激するものと広く見込まれている。自動 車市場では買い替えが進んでおらず、車齢は長期化しており、住宅市場では過剰在庫が解消、価格は反発し、 金利先高感が生じる中、いずれも需要の増加が期待される。また、景気拡大期待と金利先高感は設備投資と 雇用を呼び込む可能性があり、雇用の拡大は所得と個人消費の拡大につながる 【企業業績】 世界的に競争力のある米国企業はグローバル経済の拡大を取り込む 【上の図表】 米国経済は本格的な景気の回復で高い成長率が見込まれる。また日欧中など他の主要国経済 も回復基調であり、堅調な主要国経済は新興国経済を下支えするものと見られる。世界の市場で競争力のあ る米国企業はグローバルな需要の拡大を取り込むことで、「売上高の増加」による利益の伸びが期待される 【株式投資で成長の果実を得る】 米国企業は株主への分配を重視(日本も同様) 【左下】 米国の景気拡大は5年目に入り、GDPは増加を続けているが、企業利益はこれよりも速いペースで 増加している。これは米国の企業が、従業員や債権者(銀行やハイ・イールド債券などへの投資家)といった、 他のステーク・ホルダー(利害関係者)に対してではなく、株主への配分・還元を手厚くしていることを示唆して いる。株式への投資によってこそ、企業の利益成長の果実をより直接的に享受することができる(日本も同様) 2014年第1四半期版40ページ(弊社HPよりダウンロード頂けます) 年のグローバル経済・市場見通し 日本株式:14年もアベノミクスを背景に高い利益成長率が期待される 【日本経済】 2014年の3本柱: 『デフレからの脱却』、『賃上げ』、『外需の回復』 【デフレからの脱却】 デフレからインフレへの転換は、「明日よりも今日の消費や投資を有利にする」ことで「今 日の景気(需要)」を拡大させる、大きな構造転換。日銀による追加緩和への期待が円安を呼び、円安が外需 型企業の業績を後押しし、輸入物価の上昇がデフレ脱却を下支えするものと見られる。補正予算等の財政出 動(需要の増加)が需給を引き締めて物価に上昇圧力をかけ、内需型企業の業績を押し上げる可能性がある 【賃上げ】 企業は、①賃上げを実施できる環境にある、②賃上げが自社の業績にも良好な影響を及ぼす可能 性を認識し始めている。①企業の業績は拡大しており、従業員への還元余地がある。インフレが進む中、賃上 げによる生産コストの上昇を販売価格に転嫁しやすい環境にある。②賃上げが消費を呼び、日本経済のみな らず各企業の業績にも良好な影響を及ぼす可能性がある。また賃上げはデフレからの脱却の必須要素である 【外需の回復】 FRBによる量的緩和の縮小開始決定は「米国経済が足元のみならず、今後も堅調に推移す る」とのFRBによる『お墨付き』である。また、欧州や中国は景気回復の途上にある。米欧中の主要国経済が 新興国経済を下支えする中、日本の外需型企業は外需拡大の恩恵を得るものと見られる。さらに、外需の拡 大が設備投資の拡大のみならず、雇用の拡大にもつながれば賃上げの可能性はさらに高まる 【企業業績】 2014年も日本企業の利益成長率は群を抜く 【右上の図表】 こうした中、アナリストによるコンセンサス予想によれば、2014年についても日本企業の利益 成長率(前年比で見た1株利益の伸び率)は米国を始めとする他の地域を大きく上回ることが予想されている 2014年第1四半期版36ページ(弊社HPよりダウンロード頂けます) 年のグローバル市場・経済の見通し 債券プロダクト: 選別的な投資が重要 金利の上昇は多くの債券プロダクトにとっての足かせ。高い利回りがクッションに 米国では量的緩和の縮小開始と景気の拡大に伴い、長期金利を中心に金利の上昇が見込まれる。また、米 国での金利上昇と世界的な景気の回復は、米国以外の国々の長期金利にも上昇圧力を加える可能性がある。 金利上昇は多くの債券プロダクトにとっての価格下落要因。そうした中、米国ハイ・イールド債券や新興国債券 などの高い利回りを提供する債券はインカム収入が金利上昇による下押し圧力のクッションを提供する 米国ハイ・イールド債券: 景気拡大により、恩恵を受ける 米国経済の本格的な拡大によって、ハイ・イールド債券の発行企業についても業績やキャッシュ・フローの拡 大が見込まれる。これらは発行体の信用力向上を意味することから、信用スプレッド(米国債に対する金利の 上乗せ幅)の縮小や信用格付けの引き上げを促すことで、債券価格の上昇につながる可能性がある 新興国債券: 苦戦の可能性もあるが、景気回復と長期の「成長ストーリー」が下支え 新興国債券については米国の量的緩和縮小により、ドル建てについては金利上昇による影響を、現地通貨建 てについてはドル高による影響をそれぞれ受ける可能性がある。ただし、いずれも円安の進行がクッションに なるものと見られる。先進国経済の拡大により新興国経済は循環的な回復局面に入ると見られるほか、人口 成長と生産性の上昇による長期的な「伸び代」の大きさについても変化はない。新興国どうしの競争も激しさを 増し、各国が先進国の資金を呼び込むため構造改革を急ぐ中、これらの要素が新興国の下支えとなる 2014年第1四半期版50ページ(弊社HPよりダウンロード頂けます) 年 グローバル経済・市場の見通し 本資料は、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が作成したものです。2014年1月14日時点におけるJPモルガン・アセット・マネジメントの見通しを含んでおり、将来予告 なく変更されることがあります。「JPモルガン・アセット・マネジメント」は、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。 過去のパフォーマンスは将来の成果を保証するものではありません。本資料に記載のすべての予測は例示目的であり、投資の助言や推奨を目的とするものではありません。 意見または推計、予測、金融市場のトレンドに係る記載は、作成時点の市場環境下での我々の判断に基づいており、将来予告なく変更される場合があります。記載され た情報の正確性および完全性を保証するものではありません。本資料はいかなる金融商品の売買も推奨するものではありません。見通しや投資戦略はすべての投資家に 適合するものではありません。特定の証券、資産クラス、金融市場の関する記載は例示を目的とするものであり、これらの推奨または投資、商品、会計、法務、税務に係 る助言を目的とするものではありません。JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー・グループはこれらに関して責任を負うものではありません。記載された見通しはJPモルガン・ア セット・マネジメントによるものであり、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー・グループの他のグループ会社または他の部門の意見を必ずしも反映していません。 「J.P.モルガン・アセット・マネジメント」は、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。本資料は、以下のグループ会社 により発行されたものです。 香港:証券先物委員会の監督下にあるJFアセット・マネジメント・リミテッド、JPモルガン・ファンズ(アジア)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメント・リアル・アセット(アジア)リ ミテッド、インド:証券取引委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント・インディア・プライベート・リミテッド、シンガポール:金融管理局の監督下にあるJPモルガ ン・アセット・マネジメント(シンガポール)リミテッド、JPモルガン・アセット・マネジメント・リアル・アセット(シンガポール)プライベート・リミテッド、台湾:金融監督管理委員会の監 督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(タイワン)リミテッド、JPモルガン・ファンズ(タイワン)リミテッド、日本:金融庁の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント株式 会社(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会)、韓 国:金融委員会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(コリア)カンパニー・リミテッド(韓国預金保険公社による保護はありません)、オーストラリア:証券投資委員 会の監督下にあるJPモルガン・アセット・マネジメント(オーストラリア)リミテッド(ABN55143832080)(AFSL376919)(Corporation Act 2001(Cth)第761A条および第761G条で定義 される販売会社に配布が限定されます) 本資料は、配布される国・地域の法令や規則によって、受取人が他者に転送したり、他者に見せたりすることはできない場合があります。 投資にはリスクが伴います。投資資産の価値および得られるインカム収入は上下するため、投資家の投資元本が確保されるものではありません。投資判断する際は、ご自 身で調査、評価するか、もしくは投資助言を受けるようにしてください。本資料が配布され、投資判断を行う国・地域で適用される法令諸規則に従う責任は受取人ご自身 にあります。 © 2014 JPMorgan Chase & Co.