Comments
Description
Transcript
協会けんぽの決算(見込み)について [医療分]
<照会先 > 全国健康保険協会 企画部 小津 ・中谷 TEL・03521 2・ 821 6 協会けんばの決算 ( 見込み) について 〔 医療分〕 (協 会 会 計 と国 の 特 別 会 計 との合 算 ベ ー ス ) 平成 2 7年 7月 8 日 全 国健 康 保 険 協 会 く 全体の収支状況 > ○ 平成 26年度は収入が 9. 1兆円、支出が 8. 7兆円とな り、収支差は 3, 700億 円 とな りま したo <収入の状況 > 700億 円の増加 とな りま したO収入増加 の主な要因は、 ○ 収入は前年度か ら 3, .最近の景気 回復基調か ら保険料 を負担す る被保 険者 の貸金が上昇 してい るこ とに加 え、被保険者が増加 したことにより 「 保険料収入」が増加 ( 2, 500億 円) したほか、法令 に基づ く納付金が国 ( 特別会計)に納付 されたこと等によ り 「 そ の他収入」が増加 ( 900億 円) したことによるものです○ <支出の状況 > , 900億 円の増加 とな りま したD支 出増加 の主な要因は、 ○ 支出は前年度か ら 1 保険給付費」が 加入者 の増卯や 1人 当た り保険給付費が上昇 したことにより 「 1, 800億 円) したことによるものですo 増加 ( ○ また一方で、高齢者 医療 に係 る拠出金については、前年度までの大幅な増加 か ら一転 して横 ばいに留ま りま した○ しか しなが ら、拠 出金の総額は 3. 5兆 円 と支出全体の 4割 を占めてお り、重い財政負担 となっていますo <収支差拡大の要因等 > ○ 26年度の収支差 ( 3, 700億 円)は、25年度 よりも 1, 900億 円増加 しま したD 収支差が前年度か ら拡大 した主な要因は、 000-3, 000億 円増加 してきた高齢者 医療への拠 出金が、① ここ数年 、2, 転 して横ばいに留まったこと , 000億 円の単年度限 りの収入があったこと ② 保険料収入等のほかに 1 によるものですo しか し、医療費の伸びが賃金の伸びを上回る状況は依然 とし て続いてお り、協会財政の赤字構造は解消 されていませ んO ○ なお、法令上、協会は保険給付費や拠 出金等の支払いに必要な額の 1カ月分 を準備金 として積み立てなければな らないことが定 め られていますが、呈む室 度決算 ( 見込み)時点においては、 1. 6 カ月分の準備金 を確保できる見通 しと 協会 けんぽ ( 医療分) の平成 26年度決算 ( 見込み) につ いて (協会会計 と国の特別会計 との合算ベース ) @ 全国層禦莞 腎協会 (協 会 会 計 と国 の 特 別 会 計 との 合 算 ベ ー ス ) 収 入 は 9兆 ⇒ 1. 035億 円 主 に保 険料 収 入 の増 に加 え、その他 収 入 の増 により、前 年度 比 3, 744億 円 の増 加 ○ 保険料収入の増加 ( 2, 464億円)は、保険料を負担する被保険者の「 賃金 ( 標準報酬月額) 」の増加 ( +0. 6%)に加えて、 +2. 5% )したことが主な要因。この結果、伸び率は 3. 3%となり前年度を上回った。 「人数 ( 被 保 険者 数 )」 が増加 ( ○ その他収入の増加 ( 915億円)は、法令に基づく納付金が国 ( 特別会計)に納付されたこと等によるもの。 < 4ページ( 参考 2)を参照 > 支 出 は 8兆 7 . 309億 円 ⇒ 保 険給 付 費 が増加 する一 方 、高齢 者 医療 へ の拠 出金 は横 ばいに留まり、前 年 度 比 1, 884億 円 の 増 加 ○ 保険給付費の増加 ( 1, 760億円)は、医療費の伸び 自体は低かったものの、「 人数 ( 加入者数) 」が増加したことが主な要因であり、 伸び率は3. 6%と前年度を上回った。 854億 円と前年度並みの負担に留まった。3年連続 、数千億円単位で増加してきた ○ 高齢者医療に係る拠出金の総額は3兆4, 流れに一時的に歯止めがかかったものの、依然として支出の4割という重い財政負担となっている。 この 結 果 、26年 度 の収 支 差 は 3. 726億 円 とな り、前 年 度 比 で 1, 860億 円 の 増 加 とな った 。 +3. 6%)が保険料収入の伸び ( +3. 3%) を上回る結果であった。こうした中、収支差が前年度比で増加となった ○ 保険給付費の伸び( のは、①支出面で高齢者医療に係る拠出金の増加に一時的に歯止めがかかったこと、②一方で、収入面では「 その他収入」が増加 したこと、が主な要因。 ○ 準備金残高は1兆 647億円 ( 保険給付費等に要する乗用の1. 6カ月分) となった。 < 5ページ( 参考 3)を参照 > 1 (協会会計と国の特別会計との合算ベース ) 協 会 けん ぼ く医療 分 )の 26年度 決 算 見 込 み 25年度 決 算 <伸び率> 収 保険料収入 国庫 補 助 等 入 その他 計 支 ( 前 年度 比 ) 決算 見 込み ( 前 年度 比 ) < 2. 4%> ( 1, 722) ( 386) 77, 342 12. 559 219 ( 56) 1, 134 ( 915) 87, 291 ( 2, 164) 91, 035 ( 3, 744) ( 2, 464) ( 365) <2.5%> <伸び率> <2.5%> <3.6%> ( 2. 106) ( l. 192) ( ▲ 32) 4 34 8, 8 980 6 <4.3% > 3 54, 0. 8 739 54 ( 1. 760) [前期 高齢 者 納 付 金 ] 日 4. 466] ( 862) 【14. 342] ( ▲ 125) 【退職 者 給 付拠 出金 ] [後期 高 齢者 支援 金 ] 【3, 317] 【17, 101] ( 163) く 1. 080) [ 59] 【1 5521 ( ▲ 358) り 1, 55【 9 ( ▲4 0 ) ( 1 0 ) 1】 1, 7 【 6 ( ▲7 0 ) ( 1 5 ) 85, 425 ( 3, 402) その他 [老 人 保健 拠 出金 ] 計 <伸び率> 単年度収支差 1. 866 <4.1% > ( ▲ 1. 238) 87, 309 (賃金の動 向 ) <3.3%> 74, 878 12, 194 <伸び率> 拠 出金 等 保険給付費 出 26年度 (拠 出金等の推移 ) 拠 (増 出加 金 洩 ) 等 ( .R, 23年度 24年度 25年度 26年度 29 ( + , 7 I 5 , 4 2 6 9 ) 32 ( . + 7 3 8 P 0 2 8 ) 34 ( + . 8 2 8 , 1 6 0 6) 34. ( 8 ▲ 54 3 2 ) ( 451) ( 1, 884) <2_2% > 3, 726 ( 1. 860) (被保険者数及び加入者数の推移) 被 保 険 者 致 (対 前 年 度 伸 び 率 ) 加 100% ( 注) 1 (±0 . 0帆 ) 10. 0% (± 入 奇 数 0. 0%) 協会会計 と国会計を合算 して作 成 したもの 2 端数 整理 のため、計数 が整合 しない場合がある 3 数値 は今後の国の決算 の状 況 により変動し得 る 2 (参考 1) 協会の2 6年度決算報告書 ( 介護保険分を含む)の概要 (a) + (b) 任意継続 被 保険者保 険料 収 入 その他 保 険補 料助 等金 交付 国庫 等金 計 医 療 分 (a) 介 護 分 (b) 836 779 58 8 2, 7 99 6 14 0 12 3 97, 784 7 2 6 5 15 2, 5 53 9 12 7 53 1 1, 4 70 88, 725 9, 059 0 8, 967 拠 出金 等 支 保 険給 付 責 介護納付金 34, 854 50, 739 8, 967 34, 854 50, 739 出 業 務 経 費 .一 般 管 理 費 その他 計 1. 370 154 96, 084 1, 370 154 87, 117 8, 967 1, 6q8 92 収 支 差 1, 700 0 ( ※) 0 0 0 注)1.端数処理のため、計数が整合しない場合がある。 2.医療分 (a)の収支差 ( ※)と2頁に示したr 協会会計と国の特別会計との合算ベース」における収支差との差異 ( ▲2 , 1 18 億円)は、 5年度末時点で未交付となっていた1 ′ 41 3億円が2 6年度に 国に留保されている未交付分保険料によるものである。具体的には、2 交付された一方で、26年度末時点で未交付となった3 , 5 31 億円が2 7年度の交付となることによるもの ( ▲2 , 1 1 8億円 -1 , 413億円 -3 5 31 億 円)。なお、これらの未交付分は保険料率の算定には影響しない。 3.上記の相関関係を示したものが 、4頁の図表になる。 3 (参考 2)合 算 ベ ー ス の 収 支 ( 協会会計と国の特別会計との合算)と協 会 決 算 との 相 違 【国】 ④ 業務勘 定繰入 ( 適用 ・ 撤収経費) 【国】 年金特別会計 健康勘定 Q)保 険 料 = コ 〔慧 詰 年金特別会計 業務勘定 : ② 雑収入 ( 国 ) 7億 円 ( 前年度の業務勘定繰入剰余金等) ( ∋保 険 料 収 入 等 の うち の 未 交 付 分 誌 余金 ベ ー スによ 料 率算定 合算 ( 保険 3, 531億 円 76′ 564億 円 = = = 174億 円 ( 26年度医療分) ( 卦雑収 入 ( 国) 1 , 004億 円 ( RFOの清算剰余金※ 1) 1 2 , I . 5 0 2 諾 冨 〕 保 険 料 等 交 付 金 〔( ① +② +③ )- ( ㊨ +⑤ )+⑥ ※2-( ∋〕 75′ 265億 円 保 険料収入 77, 342億 円 【 協 会 】 ( 収入) 保 険 料 等 交 付 金 75, 265億 円 任継 保険料 779億 円 国庫補 助金等 12, 559億 円 ( 支出) 123億 円 その他 その他 計 88, 725億 円 保険給付費 50′ 739億 円 拠 出金 等 34, 854億 円 業務経 費 . 一般 管理費 1 ′ 370億 円 154億 円 計 87′ 117億 円 ※ 1 RF Oの清算剰余金 RFO) とは、国が旧・ 政管健保の保険料を財源に設立された年金福祉施設等 ( 以下「 施設」 )の整理を図り、もって健康保険事業等の適切 ○年金 ・ 健康保険福祉施設整理機構 ( 17年10月設立) な財政運営に資することを目的として、施設の譲渡、それまでの問の施設の管理 ・ 運営を行う厚生労働省所管の独立行政法人である。( RFOが全国社会保険連合会等に運営を委託し医療を提供してきたが、年金 ・ 健康保険福祉施設整理機構法の改正 ( 平成 ○施設のうち、全国の社会保険病院等については、 23年法律第73号)により、平成26年4月からは、これらの病院はRF Oが改組されて発足した独立行政法人地域医療機能推進棟構 ( JCHO) が直接運営することとなったo RFOの清算剰余金 -③)については、法令に基づき、26年度にJCHOから国 ( 年金特別会計)に納付 Oこの改組に伴い、改組前の医業収益等を清算した結果生じた剰余金 ( されたものであり、27年度に、旧. 政管健保の移管先である協会に交付されるo X2 ⑥ は前年度末時点で未交付となっていた保険料収入等 ( 1′ 413億円) ( 参考 3) 単 年 度 収 支 差 と準 備 金 残 高 等 の 推 移 ( 協会会計と国の特別会計との合算ベース) 協会けんばは、各年度末において保険給付費や高齢者拠出金等の支払いに必要な額の 1カ月分を準備 ( 注)1平成5年度 、6年 度 、8年度 、9年 度 、13年 度 は 国 の一 般 会 計 より過 去 の 国庫 補 助 繰 延 分 の 返済 が あ り、これ を単 年 度 収 支 に計 上 せ ず 準 備 金 残 高 に計 上 している。 2平成 21 年 度 以前 は 国庫補 助 の 清 算 金 等 が あった場 合 には 、これ を単 年度 収 支 に計 上 せ ず 準 備 金 残 高 に計 上 している。 5 全国健康保険協会 ( 協会けんぽ) 参考資料 協会けんばの現状について @ 全国層烈誉 讐協会 ● ● 3600万人 ( 国民の 3_5人に1人)が加入者. 健保組合を作ることができない中小企 業 . 小規模企 業が 多く、事 業所数の 3/4以上が従 業員 9人以下○ G i g 巨ig__ ,_ 岳 ●近年、医療費 (1人当たり保険給付費) の伸びが賃金 (1人当たり標準報酬)の伸びを上回り、協会けんぽ 15 16 17 18 19 ( 注 )数 値 は平 成 15年 度を1とした場 合 の指 数 で表 示 したもの 。 20 21 22 23 24 25 26年皮 ● リ-マンショック以降、急激に落ち込んだ標準報酬月額は、25年度以降、ようやく横ぱいから若干好転して h l 78 年, 3 4 3 月実績 2円 ( 速報値) N J l ∫ I 4 6 81 0122 4 6 81 0122 4 6 81 0122 4 6 81 0122 4 6 81 0122 4 6 81 0122 4 6 810122 4 6 81 0122 4 6 81 01 22 4 6 810122 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27年度 ● 協会けんばでは、年齢構成や所得の調整を行った後の「医療費の地域差」 を反映した都道府県単位 ● 保険料率を設定。 全国平均は1 0_ 0%であり、最高は佐賀県の 1 0. 21% 、最低は新潟県の9. 86%である○ 北海 道 10 .14% 石川県 9 .99% 岡 山県 10 .09% 青森 県 9 .98% 福井 県 9 .93% 広 島県 10 .03% 岩手 県 9 .97% 山梨県 9 ,96% 山 口県 10 .10% 宮城 県 9 .96% 長野 県 9 .9 1% 徳 島県 10 .10% 秋 田県 10 .06% 岐阜 県 9 .98% 香 川県 10 .11% 山形 県 9 .97% 静 岡県 9 .92% 愛媛 県 10 .03% 福 島県 9 .92% 愛知 県 9 .97% 高知 県 10 .05% 茨城 県 9 .92% 三重 県 9 .94% 福 岡県 10 .09% 栃木 県 9 .95% 滋賀 県 9 .94% 佐 賀県 く 互 .2 1 互 > 群 馬 県 9 .92% 京都 府 10 .02% 長崎 県 10 .07% 埼 玉 県 9 .93% 大阪庶 10 .04% 熊本 県 10 .09% 千葉 県 9 .97% 兵庫 県 10 .04% 大分 県 10 .03% 東京都 9 .97% 奈 良県 9 .98% 宮崎 県 9 .98% 神奈川県 9 .98% 和歌 山県 9 ,97% 鹿児島県 新潟 県 I t 9 .86% き 鳥取 県 9 .96% 沖縄 県 島根 県 10 .06% 富 山県 9 .9 1% 10 ー02% 9 .96% ※ 全国平均 では 10. 0% 医療費適正化に向けた保険者機能の発揮 ・ 強化の取組み 【 協 会】 服用する薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合の 自己負担の軽減額を加入者に通知しています。 【 加入者】 当協会からの通知を受け取った4人に1人がジェネリック医薬品に切り替えています。 推計) です。 切り替えによる医療費の軽減額は、5年半の間の累計で約340億円( 会】 健康づくりの入口として健診や保健指導、重症化予防の取組を進めるとともに、27年度からは各支部ごと に、地域の特性に応じた「 データヘルス計画」 を実施しています。 【 事業主】 協会とコラボレートした健康経営の推進などにより、職場の健康意識の醸成を図っています。 【 加入者】 個々の状態に応じ、食事 ・ 運動を通じた健康づくりや、病気の早期発見 ・ 早期治療を推進しています。 【 協 会】審査の厳格化等により、不正受給の防止を図っています。柔道整復療養費の照会業務では、26年度は、 25年度の約 9万5千件を上回る14万件超の文書照会を実施しました。 【 加 入者】適正な医療機関のかかり方等を紹介し、医療費の無駄削減を呼びかけています。 【 協