...

平成26年12月4日 《持ち物チェック》 歯ブラシ・タオル・牛乳パックの上を

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

平成26年12月4日 《持ち物チェック》 歯ブラシ・タオル・牛乳パックの上を
平成26年12月4日
《持ち物チェック》
歯ブラシ・タオル・牛乳パックの上を半分に切った物・鏡
500mlのペットボトル・筆記用具(赤えんぴつも)
あなたの歯肉は大丈夫ですか? まずは自分の歯肉をチェックしてみましょう。
1,どこを見るの?
①歯と歯の間の歯肉
②歯と歯ぐきの境目
2,どのように見るの?鏡でよく見てみよう。
3,歯肉の観察の結果
自分の歯肉の状態はどうですか?歯肉炎と思われる所をチェックしましょう
観察結果(○でかこむ)
気が付いたこと
歯肉炎と思われるところに▲をつける
・色
(ピンク・赤)
・感触(かたい・ブヨブヨ)
・形(ひきしまっている・はれて丸い))
・出血(ない ・ある)
思ったこと
自分の歯垢があるところはどこかな?
《実施方法》
タオルをかけて、洋服が汚れないように準備しましょう。
1. 鏡を見ながら、唇をひっぱりながら、順番に全部の歯に綿棒を軽くたたくようにして
染め出し液をつけましょう。染め出し液は人体に害はありません。
2.
うがいを軽くしましょう。うがいした水は牛乳パックの中に静かに吐きだします。
3.
鏡を見て、赤く染まったところを下の絵のところに赤色で塗りましょう。
赤く染まったところがみがき残しで歯垢のあるところです。
4.
5,
鏡で観察しましょう。赤いところが歯垢のあるところです
鏡を見ながら、赤く残ったところがなくなるまで,みがき方を工夫してみがいてみましょう。
歯垢チェックの結果
歯垢チェックの結果―○を
・ とてもきれい
・ きれい
・ ふつう
・ よごれている
・ とてもよごれている
歯垢チェックの感想など
歯みがきの方法で工夫したこと、本日の感想、今後気をつけたいことなどを書きましょう。
1, 歯肉炎って?
歯肉炎は、大切な歯を支える歯肉の病気です。歯肉炎が進むと歯周炎→歯槽膿漏(しそうの
うろう)になり、最後には歯が抜けてしまいます。歯肉炎は歯周炎、歯槽膿漏の初期症状な
のです。小学校からすでに歯肉炎が始まり、中学生になると歯周炎が増えてきます。
健康な歯
歯肉炎
歯周炎
歯ぐきはピンク色で
歯垢がついて炎症を
歯を支えている骨の
歯にピッタリとくっつ
おこし、出血もする。 破壊が始まる。
いている。
痛みはない。
歯槽膿漏
歯はグラグラになり
歯が抜けてしまう。
歯肉がはれて痛む。
2, 歯肉炎の原因は?
歯肉炎の原因は、歯垢です。
歯みがきでみがき残した歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間にあるすきまに歯垢がたまり、
ほおっておくと細菌が増えてきて、歯肉がはれたり、出血したりする、歯肉炎になります。
歯垢は細菌のかたまりなのです。
3, 歯肉炎にならないためには?
歯肉炎にならないためには、歯肉炎になる歯垢、細菌のかたまりがなければいいのです、
歯垢がないようにするためには、みがき残しのない歯みがきをすればいいのです。
もし、歯肉炎になっても正しい歯みがきで治ります。
4,
みがき残しのない歯みがきの方法は?
①歯ブラシは小さめの物を選び、鉛筆を持つように持ちましょう。
②力を入れないで、軽く小きざみに動かして歯みがきをしましょう。
③みがき初めから終わりまでのみがく順序を決めて、みがき残しのないようにしましょう。
④一度に1~2本ずつ歯ブラシを動かして、1カ所をみがくのに30くらい数える間みがき
次の歯に移動しましょう。全部みがくのに10分から15分かかります。夜、テレビを見な
がらや音楽を聴きながら、お風呂の中などで行うのもいいと思います。
歯みがき粉はつけなくてもいいですよ。つける場合もほんの少しで大丈夫です。
⑤歯みがきだけでは歯垢が落ちにくい歯と歯の間などはデンタルフロスを使いましょう。
⑥歯並びが凸凹しているところは歯ブラシの向きを変えたりして工夫してみがきましょう。
歯科指導―歯周疾患とその予防
1,
指導者―相浦誠一郎(歯科校医)田島陽子(歯科衛生士)
主題設定の理由
新堂幸子(養護教諭)
中学生は、むし歯だけではなく、歯周疾患が増加し、放置しておくと将来歯を失う原因となる。
歯周疾患の予防には、歯周疾患の始まりである歯肉炎の予防が重要であることから、歯と歯肉の
健康について理解を深め、生涯にわたる歯の健康生活を考え、実行させたい。
2,
ねらい
歯周疾患について理解し、歯肉炎の予防が大切なことを意識して、歯肉の健康観察や歯の磨き
方を身につけさせ、実践させる。また、小学校から給食後の歯みがきを継続実施しているので、
近頃はほとんどの生徒が磨いている。指導することによってより意識を高めさせ、給食後の歯磨
きもっとていねいにできるようにしたい。
3,
指導内容(50分)
指導内容
指
導入
歯の病気には、むし歯と歯肉炎が
・指導者の紹介
自分の
多い。
・歯肉の観察のポイントをお
歯の状態
鏡をみて自分の歯肉を観察する
さえ、常に自分で点検する
物
(6分)
・ 色・感触・形・出血状態をみて
ようにさせる。
プリント
養護教諭
導
活
動
○印をつけて記録する。
・ 歯肉の図のところにも記録
指導上の留意点
資料
歯肉炎の掲示
・歯の清潔状態や歯石などに
も目を向けさせる。
▲ 歯肉炎と思われる歯肉
気がついたことを記入する。
歯周疾患
歯周疾患について知らせる。
(10分) ・ 歯肉炎は歯周疾患の始まり
歯科校医
プリント
・ 歯周疾患の症状、進み方
・ 原因・予防の方法
歯周疾患
歯周疾患の予防の方法を身に付け
の予防
させる
歯の磨き方が不十分な場合
染め出し棒
(20分) ・染め出しの方法を説明する。
に歯垢がたまり、むし歯や歯
プリント
歯科衛生
・汚れているところを赤く塗る
肉炎になることを理解させ
掲示物
士
・ 自分の歯にどこに歯垢がたま
る。
っているのか確認させる。鏡を
自分の普段の磨き方で磨き
みて全部磨き、記録用紙に記録
残しがある場所を把握する。
する。
磨き方を工夫してみる。
・ 歯のみがき方のポイント指導
まとめ
生涯を通じた歯の健康つくりを
理解させる。
理解させる。
良い食生活・噛む大切さも
(10分) 将来歯を失う原因はむし歯より
歯科校医
つくり、今からの歯肉炎の予防が
(4分)
理解する。
歯肉炎が進んだ歯周疾患によるこ
とが多く、生涯を通じた歯の健康
片付け
歯肉炎、歯周病は治ることを
大切。
本日の感想などを記入する。
プリント
Fly UP