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2013年度の業況と今後の成長戦略
証券コード2001 「2013年度決算」説明会 2014年5月21日 日本製粉株式会社 http://www.nippn.co.jp 本日のスケジュール ご案内 2013年度の業況と今後の成長戦略 代表取締役社長 小寺 春樹 「2013年度決算」の概要と「2014年度通期業績予想」 取締役常務執行役員 質疑応答 2 近藤 雅之 証券コード2001 2013年度の業況と 今後の成長戦略 2014年5月21日 日本製粉株式会社 http://www.nippn.co.jp 本日ご説明させて頂くポイント 1 2013年度の概況と前中期経営計画の総括 2 2014年度グループ経営の方針 3 日本製粉グループの強み 4 持続的成長戦略 5 CSR経営の推進 4 2013年度の業況と前中期経営計画の総括 5 「2012年度」 「2013年度」の連結業績 売上高 営業利益 (億円) 120 3,500 (億円) 3,000 2,500 2,000 1,500 2,710億円 274 (10%) 1,475 2,871億円 その他 280 (10%) 100 食品 (55%) 1,589 60 (55%) 67 (70%) 61 (57%) 食品 40 960 (35%) 製粉 0 2012年度 1,001 20 (35%) 0 26 (27%) 製粉 (42%) 2013年度 当期純利益 (億円) (億円) 100 100 80 102 41 2012年度 2013年度 経常利益 50 2 (3%) その他 80 1,000 500 97億円 108億円 60 122 40 70 78 20 0 0 2012年度 (億円未満切捨) 2013年度 2012年度 6 2013年度 4 (1%) 「12/13中期経営計画(2012~2013年度)」 の総括 持続的成長(Sustainable Growth) を達成 当初定量目標の未達 大きく変化する事業環境への対応力強化が急務 1 ローコストオペレーションの一層の推進 ・社内カンパニー制 → 事業環境の変化により 見直しの必要性 ・体質改善施設投資→ 計画通りの戦力化達成 ・新たな切り口のコストダウン→ 更なる推進の必要性 日本製粉神戸甲南工場 日本製粉千葉工場 ニップン冷食竜ヶ崎工場 2012/6 原料サイロ完成 2012/9 製粉ライン完成 2014/3 原料サイロ完成 2012/4 稼働開始 2 事業構造・事業ポートフォリオの再検証 新たな事業領域への進出 成長性のある事業領域の拡大 便秘 予防 海外事業をはじめ、 更なる推進の 必要性 アンチ エイジング 高価格帯冷凍調理済個食パスタ アレルギー 低減 機能性食品素材 3 グループ全体最適経営の強化 ・グループ企業の強化 → 規模・収益力ともに一層強化の必要性 7 メタボ ナガノトマト 連結子会社化 バイオテックジャパン への資本参加 企業数:日本製粉グループ全83社 子会社 58、関係会社 25 うち、連結 39 及び 持分会社 15 2014年度グループ経営の方針 8 事業環境認識(1) 日本経済の特質 21世紀における経済環境の特徴 変化の時代(構造的) 少資源国 革新の時代(技術的、経営) 加工貿易立国 グローバル化の時代(マーケット) 技術立国 情報ネット化の時代 人材(財)資源国 (インターネット、リアルタイム) 人口減少国 個性化の時代(ニーズの多様化) 大きく変化する事業環境 ●消費構造 顧客ニーズの多様化、品質・安全性の要求水準の高度化、 総需要量の減少、デフレ、節約志向、新市場(健康、介護)の成長 ●経済構造 M&A・合従連衡の拡大、麦制度改革、原材料コストの高騰、生活必需品の価格上昇、 世界経済の牽引役は先進国から新興国へ、資金調達環境の変化、販売競争激化、 海外人件費上昇、TPP、税制改革(消費税、法人税) ●流通構造 流通の巨大化・上位集中化、新規流通形態の登場 9 事業環境認識(2) (ドル/ブッシェル) 10.0 (円/30Kg) 1,300 ふすま販売価格 小麦相場 9.0 1,250 58,590円 8.0 57,260円 1,200 7.0 1,150 6.0 5.0 54,990円 1,100 政府売渡麦価 4.0 48,780円 50,130円 2012年9~2013年2月の相場は ここで商品価格に反映される 2013年3月~8月の相場は ここで商品価格に反映される 6月下旬 7月初旬 12月下旬 1月初旬 当社業務用 小麦粉 価格改定 当社家庭用 小麦粉 価格改定 当社業務用 小麦粉 価格改定 当社家庭用 小麦粉 価格改定 3.0 政府売渡 価格改定 +9.7% 1,050 1,000 政府売渡 価格改定 +4.1% 政府売渡 価格改定 +2.3% 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 2012年 2013年 政府買付価格の算定期間 (2012/9~2013/2) 2014年 政府買付価格の算定期間 (2013/3~2013/8) シカゴ相場の推移(各月最終週末の期近価格)(資料:シカゴ商品取引所) 一般ふすま販売価格(円/30Kg)(農林水産省統計部「農業物価統計」より) 10 政府買付価格の算定期間 (2013/9~2014/2) グループ経営における課題 成長ビジョン(連結) 成 長 著 し い 分 野 お よ び 地 域 で の 事 業 拡 大 売上高 営業利益 消費者志向 競争力 4 2 事業構造・事業ポートフォリオの再構築 ・成長性ある事業領域の拡大 ・新たな事業領域への進出 ・海外事業の強化 ・高付加価値商品の開発やブランドの 強化 ・戦略的業務提携やM&Aの実施 収益基盤強化 変化対応力の強化 5,000億円 250億円 CSR経営の推進 ・財務戦略、品質管理 内部統制、利益還元など 製粉事業 コーポレート R&D 収益力 戦略立案 差別化、人材育成、CSR 新市場開拓 統合志向 その他事業 機能性食品素材、 ペットフード、バイオなど 3 食品事業 持続的成長のドライバー グローバル展開 成長分野開拓 利益志向 1 全事業領域におけるローコストオペレーションの推進 ・収益改善施設投資の速やかな戦力化 ・IT活用による効率化推進 ・購買・製造・物流・販管費・金利などあらゆる切り口 からのコストダウン グループ全体最適経営の推進 ・本社(コーポレート部門)の戦略立案機能強化 ・事業部制導入による意思決定の迅速化 ・グループシナジーの拡大 ・グローバルに人を活かす環境整備 コスト削減を通じて事業基盤をより一層強化 日本製粉(ニップン)の使命 日本製粉(ニップン)は、すべてのお客様から信頼される企業として、力強く成長しつづけます。すべてのお客様に、ご満足いただける ように日々努力をし、関係するあらゆる分野で、競争力のある、もっとも優れた商品とサービスを提供し、社会に貢献しつづけます。 11 2014年度グループ経営の方針 2014年度定量目標 (百万円) 2013年度 2014年度 増減 増減% 287,109 300,000 12,891 4.5% 営業利益 10,808 10,000 △808 △7.5% 経常利益 12,248 11,000 △1,248 △10.2% 7,810 6,800 △1,010 △12.9% 売上高 当期純利益 2014年度グループ経営の方針 ●全事業領域におけるローコストオペレーションの推進 ●事業構造・事業ポートフォリオの再構築 ●グループ全体最適経営の推進 ●CSR経営の推進 12 日本製粉グループの強み 13 沿革 経営の歴史 合併により拡大を加速 「蛻変的業態転換」を 繰り返し事業を拡大 創業当初から昭和初期まで、日本製粉は大規 模な合併を繰り返し、事業を拡大。日本のみな らず、中国大陸を中心に、海外へも進出。 大正 昭和 製 明治 粉 1914年(大正3年): 事 1896年(明治29年): そば粉の製粉開始 最新の機械式 事業多角化の歴史 業 小麦製粉で創業 平成 1969年(昭和44年):コーンの製粉開始 1975年(昭和50年):米の製粉開始 戦後は事業拡大と技術革新を進め、 多角化による企業再構築により業容拡大して現在に至る。 1896年 (明治29年) 食材 日本製粉株式会社設立 1897年 (明治30年) 製品販売方法の革新 118年の歴史 ぜいへん(*) 製造者名と品質・等級を 明示して販売メーカー主導 による特約店制度の採用 食 品 事 業 1959年(昭和34年): プレミックス事業に参入 2013年(平成25年): ナガノトマトと資本提携 加工食品 1955年(昭和30年): オーマイカットマカロニ発売 冷凍食品 扇橋工場 2003年(平成15年): 大豆へ進出 (オーケー食品と提携) 1973年(昭和48年): クリームコロッケ発売 (*) 蛻変(ぜいへん)とは・・・ 蝉の幼虫がさなぎになり羽化して 成虫になっていく様。転じて蝶など その都度脱皮を繰り返し大きく形を 変えていくことをいう。 そ の 他 14 1969年(昭和44年): ファミリージャーム発売 (ヘルスケア事業) 中食 1991年(平成3年): 中食事業参入 1989年(平成元年): 家庭用ペットフード事業 本格化 日本製粉グループの強み(1) ● パンの花 (小麦粘土) ● バイオ事業 ● 化粧品 中 食 ● ペットフード 原 料 か ら 製 品 へ の 縦 展 開 冷 凍 食 品 ● 野菜 加 工 食 品 ● 健康食品 セラミド 食 材 アマニ ● スポーツクラブ 製 粉 小麦粉 そば粉 コーン 素材活用技術の横展開 15 米 大豆 新規 日本製粉グループの強み(2) (単位:億円) 持続的成長と事業構造の変化 売上高 5,000億円 2,871 製粉 280 営業利益 1,589 1,001 2,710 274 1,475 960 2,690 278 1,405 1,007 2,521 273 1,329 2,616 288 918 1,314 2,767 288 1,014 1,387 2,507 277 1,092 1,316 2,395 259 2,274 256 915 1,262 874 1,140 2,243 267 878 1,112 2,158 275 2,014 250 2,079 260 1,939 109 1,904 81 1,883 58 1,911 49 1,875 46 1,696 49 1,564 52 1,583 38 食品 1,004 908 864 879 856 954 865 965 865 942 881 921 904 946 916 906 923 728 549 528 2012/2013 中期経営計画 SG130 フェーズⅡ 2010/2011 中期経営計画 SG130 2008/2009 中期経営計画 SG100 2005/2007 中期経営計画 41 △4 1,017 34 34 △1 36 27 44 63 1 72 26 31 42 106 67 49 29 1 81 1 74 18 0 50 32 3 0 38 34 7 4 40 8 6 37 23 10 2 31 18 4 1 29 17 23 14 16 52 △2 916 963 1 125 69 58 28 第1次リストラ 1993~1995 105 62 54 第4次リストラ 2000~2001 第2次リストラ 1996~1997 3 96 54 43 △0 中期経営計画 New Nippn Way 2002~2004 第3次リストラ 1998~1999 2 97 67 38 250億円 4 108 61 26 その他 8 9 ※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の 推移については資料編P33を参照 持続的成長戦略 17 ぜい へん 蛻変的業態変換による事業拡大 (売上:億円) 3,500 蛻変(ぜいへん) (利益:億円) 脱皮を繰り返し、大きく形を変えて成長していく様 160 3,200 132 130 80 3,000 2,500 120 80 2,000 1,500 年度 40 売上高 ~ ~ 償却前 営業利益 設備投資 減価償却 営業利益 経常利益 当期純利益 0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 05/07 中期経営計画 New Nippn Way 中期経営計画 10,481 12,511 13,343 12,486 12,283 12,908 4,255 4,152 6,314 9,691 7,448 6,589 5,422 5,068 5,184 5,200 5,954 6,202 期間中の •上海日粉食品有限公司設立 •ニップン商事コーポレーショ 主要事項 •松屋製粉そばミックス工場竣 ン設立 工 •横浜物流センター竣工 •上海日粉食品有限公司プレ ミックス工場完成 •オーマイ厚木工場 パスタ製 造ライン増強 •ニップン冷食竜ヶ崎工場 コジェネ設備稼働 赤文字:施設完成等 緑文字:会社設立等 •千葉工場原料穀物サイロ竣 工 •千葉工場Dミル竣工 •ニップン(タイランド)社設立 •ニップンカリフォルニア社設 立 •ファーストフーズ名古屋を連 結対象に •イーグルスポーツプラザ小 山 リニューアルオープン •ファーストフーズ沼津工場竣 工 •ニップン(タイランド社)新工 場竣工 08/09 中期経営計画 17,699 19,345 6,182 4,691 7,016 6,745 10/11 中期経営計画 17,352 16,911 7,130 11,755 6,784 7,277 12/13 中期経営計画 17,577 18,851 12,216 13,374 7,863 8,043 •エヌピーエフジャ パン千葉工場竣工 •オーマイ加古川工 場 パスタ製造ライ ン増強 •東福製粉を持分 法適用関連会社に •ニップン(タイラン ド)社プレミックス 工場増強工事完了 •オーケー食品工 場に対してTOB実 施、連結子会社に •松屋製粉上三川 工場集約工事完了 •瑞穂食品上三川 工場竣工 •オーケー食品甘 木第2工場竣工 •神戸甲南工場プ レミックス小包装設 備完成 •ニップン冷食竜ヶ 崎工場集約増強 完了 •神戸甲南工場原 料サイロ完成 •神戸甲南工場製 粉ライン竣工 •ナガノトマトを連結 子会社に •ニップンドーナツ 九州発足 •ファーストフーズ 名古屋冷凍食品 工場竣工 •バイオテックジャ パンに資本参加 •千葉工場原料サ イロ完成 18 創立 年度 120周年 計画 17,900 19,500 20,900 10,500 15,500 11,000 7,900 8,000 7,900 ~ ~ (単位:百万円) 製粉事業における貿易自由化の影響と対策 国 境 措 置 の 整 合 性 TPP締結(※1) 関税の段階的撤廃 外国産小麦売渡制度の変更 SBS方式の拡大 など 原料・二次加工品の価格変動、経済要因の影響拡大(穀物相場・為替etc.) 対策1 対策2 対策3 対策4 販売の拡大 収益力の改善(コストダウン) 事業構造改革 業界再編対応 相場の影響を受ける 製粉のウェイトを下げる 中小規模製粉企業 との連携 (シェアアップ) 複合的大規模臨海工場(※2)や 原料サイロへの積極的な投資 主な連携先 最新鋭の神戸甲南工場 2014年3月に完成した 千葉工場原料サイロ ※1:TPPについては資料編P26を参照 ※2:複合的大規模臨海工場化については資料編P36を参照 19 海外事業 ▲東福製粉(株) 製粉事業のローコストオペレーション戦略(1) 自社原料小麦サイロの増強 ・原料小麦の収容力拡大 (現収容力20万t→30万t:50%up)を計画 ・概算投資額 100億円 2015年度までに10万トン増強 (千葉・神戸・福岡・知多) ・千葉、神戸甲南 (2期工事)、福岡、知多工場 が対象 2014年3月 千葉工場原料小麦サイロ 自社サイロ収容能力推移 完成 (万トン) 30 2005年10月 千葉工場 Dミル建設工事 2012年9月 神戸甲南工場 神戸甲南工場 Cミル 建設工事 福岡工場 20 自社サイロ建設により、 保管料収入・吸揚料収入 および原料引取コストの 削減などのメリットが得られる。 0 10 2005 2010 2015 年度 20 知多工場 製粉事業のローコストオペレーション戦略(2) 製粉工場の大規模臨海工場比率 知多工場が完成すると 小樽工場 大規模臨海工場比率は 83% ⇒ 93% (現)名古屋工場 千葉工場 千葉工場 生産能力: 460,000t 大型貨物船 : 接岸可能工場 : その他の工場 (年間) 大阪工場 例:原料本船→はしけ→工場サイロ 横浜工場 生産能力: 360,000t 福岡工場 生産能力: 190,000t (年間) (年間) 神戸甲南工場 生産能力: 300,000t (年間) 21 知多工場 (建設予定) 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(1) (出典:産業経理協会) 規模化 スピード化 オープン化 非連続化 グローバルベースでの 次世代に向けた持続的成長 内発的手段による成長 研究開発 新規事業開発 ・中央研究所 ・加工技術研究所 ・技術センター ・機能性素材事業 ・バイオ事業 ・イムノクロマト事業 多様化 外発的手段による成長 M&A (トマト事業) ・ナガノトマト (外食事業) ・ニップンドーナツ九州 (旧(有)ウミノ) (乳酸菌事業) ・バイオテックジャパン ※:2013年度のM&Aについては資料編P41参照 知識化 22 アライアンス ・バリラ 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(2) ①機能性食品素材 美容・美肌 セラミド 歯の健康 虫歯・歯周病予防 米ぬか、トウモロコシ胚芽 パミスエキス アマニリグナン ニップンの機能性食品素材 関節炎 高血圧予防 ロコモティブシンドローム※予防 パミスエキス/ ワイン搾り粕 メタボ予防 小麦ペプチド オリーブ果実エキス 開発中 開発中 アマニリグナン/ アマニ油搾り粕 開発済み・ 開発中 機能性食品とは? 新規素材の探索 以下の食品機能の内、 第3次機能を有するもの~ 食品の機能 第1次機能(栄養機能) 研 究 中 栄養素やカロリーを供給する機能 第2次機能(感覚機能) 味や香りで味覚を感じさせる機能 第3次機能(体調節機能) みだしなみ 髪(薄毛) 脳 認知症 眼 疲れ眼 アレルギー 花粉症 みだしなみ 口臭、体臭、 加齢臭 こころ リラックス 中高年の悩み (体調) 頻尿、だるさ、 冷え性、糖尿病 ※ロコモ(ロコモティブ・シンドローム):関節炎・関節痛などの運動器症候群 生体防御、疾病予防、老化抑制、 体調リズムの調節などの機能 23 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(3) ②アマニ アマニとは? 「亜麻」という植物の種子がアマニです。ゴマに似た小さな種には、オメガ3脂肪酸である α-リノレン酸の他、リグナン、食物繊維が豊富に含まれ、機能性素材として注目されています。 不溶性と水溶性の食物繊維 をバランスよく含みます オメガ3脂肪酸の1つ α-リノレン酸は食事 から摂取する必要の ある必須脂肪酸 リグナンは 食用植物中 トップクラスの 含有量 ニップンのアマニ ローストアマニ オメガ3脂肪酸 オメガ3脂肪酸の1つα-リノレン酸は体内で脳細胞に 多く含まれるDHAやEPAに変換されます。 動脈硬化 予防 《日米DHA/EPAサプリメント市場規模推移》 1500 オメガ3脂肪酸に 期待される効果※ 免疫機能 改善 アレルギー 予防 1000 米国 日本 500 0 α-リノレン酸を多く含むアマニはその 2007 2008 2009 2010 2011 百万 優れた成分から欧米では人気の高い 出典:Nutrition Business Journal、 ドル 食材です。 ※「日本人の食事摂取基準2010年版」厚生労働省 富士経済、GNG分析 ドレッシング マスメディアでも話題 アマニ油 ニップンの 豊富な アマニ商品 サプリメント NHK ローストアマニからアマニ油、ドレッシングや サプリメントなど幅広い品揃えはニップンだけ 24 あさイチ ▲読売新聞 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(4) 抗体関連技術 25 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(5) 乳酸菌事業 ▲乳酸菌 ▲(株)バイオテック本社工場外観 植物性乳酸菌事業の応用エリア 21世紀注目の成長市場 植物性乳酸菌事業 世界トップの 優良保有菌株数 《乳酸菌の効果》 1.胃腸の調子を整える 2.免疫力を高める(アレルギー症抑制等) 資本業務提携 3.コレステロール値を下げる ヨーグルト市場 便秘患者数 485 500 3,500 ヨーグルトの1人当たりの 年間消費量 3.製パン素材(発酵種、調味液、他) 4.飲料(発酵緑茶、ジュース等) 5.乳酸菌スターター (業務用・研究用機能性乳酸菌) 6.その他(化粧品、土壌改良剤) 世界との比較で は大きな伸長が 期待できる 3,200 3,100 414 2.たんぱく質調整パン(低蛋白食品) 3,400 453 450 1.たんぱく質調整米(低蛋白食品) 3,000 400 ▲低蛋白食品の商品例 2,500 350 1998年 2001年 2010年 (出典:厚生労働省 国民生活基礎調査) 2007年 2009年 2011年 (出典:小林製薬(株)調べ) (出典:全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会) ▲水、加熱不要で食べられる緊急用白米 26 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(6) 海外事業 アメリカ アジア ~タイ・中国・インドネシア~ 天津全順食品有限公司 ・プレミックスの製造・販売 Pasta Montana, L.L.C. モンタナ州 カリフォルニア州 上海日粉総合貿易有限公司 天津 上海 バンコク 上海日粉食品有限公司 ・プレミックスの 製造・販売 ・FSSC22000 認証取得 ・パスタの製造・ 販売 ・日本への輸出 NIPPN California Inc. ・業務用食材、加工食品の販売 業務用食材、加工食品の販売 NIPPN (Thailand) Co., Ltd. ・プレミックスの製造・販売 ・HACCP、HALAL等の認証取得 ・タイ国内及び周辺諸国への販路拡大 アジア地域でのマーケット開拓に注力 北米 50年間で約1.5倍に増加 中南米・カリブ ジャカルタ (百万人) NIPPN Flour Mills (Thailand) Ltd. 10,000 90億人突破 ヨーロッパ アジア・オセアニア 80億人突破 アフリカ 70億人突破 ・業務用食材、加工食品の販売 8,000 6,000 4,000 2014.8 営業開始予定 PT. NIPPN FOODS INDONESIA ・食品等の製造販売会社(輸出入業務を含む) 2,000 0 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 出所:外務省HP:わかる!国際情勢 Vol.44「農地争奪と食料安全保障」 27 事業構造・事業ポートフォリオの再構築(7) 成長著しい分野の拡大 食品素材事業(プレミックス) 冷凍食品事業 日本製粉㈱竜ヶ崎工場 隣接土地の取得 ㈱ファーストフーズ名古屋 新冷凍食品工場 稼働開始 2012年5月 取得地 ニップン冷食㈱ 竜ヶ崎工場 日本製粉㈱ 竜ヶ崎工場 今回取得地 ・生産能力増強 ・㈱ファーストフーズ名古屋桑名工場敷地内に建設 ・2014/3 稼働開始 ・将来の工場増設に 備えるため ・竜ヶ崎市向陽台1-9 (約4,000㎡) ・2013/12取得 <会社概要> 愛知県小牧市 本社 米飯・弁当・惣菜・冷食等の製造・販売 事業内容 工場 ▲日本製粉㈱竜ヶ崎工場 (プレミックス工場) 28 愛知県小牧市、 三重県桑名市 グループ全体最適経営の推進 1 本社(コーポレート部内)の戦略立案機能強化 2 事業本部制導入による意思決定の迅速化 3 グループシナジーの追求 4 グローバル市場に合わせた環境整備 29 成長戦略のまとめ 目指すべき 企業像 売上高5,000億円、営業利益250億円の企業グループ 存在感のあるグローバルな多角的食品企業 高収益 事業の拡大、成長、進化 高能率 企業価値向上 市場展開期事業 長 戦 略 リスク大 リスク小 市場管理期事業 競争 ●コモディティ化 ●コスト最適化 経営資源の循環 ●活発な市場競争 ●競合優位性の維持 投資 キャッシュフロー最大化 コンテキスト(コア以外の企業活動) コア(差別化を生み出す企業活動) 成 低コスト 市場投入期事業 市場撤退期事業 ●R&D等の開発競争 ●成果の先行き不透明 差別化 激変する事業環境において有効な コアコンピタンス(得意分野)とは ●撤退準備 ●コスト管理の徹底 競争 アウトソース 顧客満足、差別化、迅速対応力、 組織力、社外資源活用力 30 CSR経営の推進 ※:当社のCSR経営全般の考え方については資料編P43を参照 31 財務体質強化の考え方 基本方針 戦力的投資を伴う持続的成長により事業から安定的に獲得したCFを最適配分する 資産効率化により最適資本構成の実現を図り、格付けを維持・向上させる 利益還元(自己株式の取得を含む)を継続して実施できる財務体質を構築する 損益計算書の変化 貸借対照表の変化 営業利益 獲得 営業債務支払 売上の 獲得 営業費用 支払 営業債権回収 事業再投資 再投資サイクル (200億円/年) 金利支払 内部留保 蓄積 当期純利益 創出 税金支払 外部資金調達 外部資金返済 配当支払 自己株式の取得 事 業 面 の 変 化 財 政 面 の 変 化 <ご参考> 2013年4月 SB発行 100億円 2014年3月末 自己株式数 442万株 取得累計 2,621万株 単元未満買取 12万株 売却ほか 403万株 消却累計 1,788万株 (出典:税務経理協会「グループ経営入門」) 将来 目標とする指標 営業利益率 5% ROE 8% ROA 4% 32 最適資本構成 50%前後 連結配当性向 30%程度 株主様への利益還元 株主優待 ■ 企業体質の強化及び今後の事業展開、経営環境を 考慮し、内部留保に意を用いることを基本とします。 ■ 安定的かつ継続的な配当の維持を図ります。 ■ 連結業績及び財務状況を総合的に勘案して実施します。 当社事業への理解を深めていただくことを 目的に株主優待制度を実施しています。 3月期 《3,000円相当の自社商品》 2015年9月期より新設 9月期 (円) 《1,500円相当の自社商品》 1株当たり配当金の推移 1年超継続保有された株主様が対象 15.0 中間 期末 12.0 記念 10.0 10.0 5.0 7.0 7.0 1.0 1.0 3.0 3.0 7.0 3.5 7.0 3.5 10.0 6.0 12.0 12.0 6.0 6.0 6.0 6.0 2.0 8.0 1.0 12.0 7.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 3.5 3.0 3.0 3.5 3.5 3.5 4.0 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 (予想) 24.9% 24.3% 28.5% 30.9% 27.7% 21.2% 27.7% 32.0% 28.3% 25.4% 29.2% (予想) 0.0 配当性向 (連結) 33 お問合せ先 この資料には、当社の現在の計画や業績見通しなどが含まれております。それら 将来の計画や予想数値などは、入手可能な情報をもとに、当社が計画・予測した ものであります。実際の業績などは、様々な条件・要素によりこの計画や予想数値 とは異なる結果になることがあります。この資料はその実現を確約したり、保証する ものではございません。 日本製粉株式会社・IR室 TEL FAX 03(3350)2356 03(3356)5176