神戸らしい住まい・住まい方とは（PDF形式：73KB）

第２回
神戸らしい住まい・住まい方とは？
１．山海具有の自然環境の多様性、斜面地ならではの住環境
すまい審議会
資料 №
提供年月日
５
H22.4.23
３．地域の絆を大切にする風土
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臨海部、平野部、山の手、山麓、山地部など多様な住まいの選択肢がある
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山の手の斜面地を中心に、見晴らし、日当たり、風通しのよい恵まれた快適な住環境である
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山海具有の自然環境と触れ合う近自然居住のライフスタイルが実現可能である
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住民間の集まりにも気軽に参加できる地域の雰囲気
■ 歴史的経緯
・ 神戸は伝統的に市民参加に積極的な都市政策に取り組んできた都市の一つであり、1980 年代以降、
■ 歴史的経緯
住民参加型のまちづくりが試みられている。
・ 神戸は北に六甲山、南は大阪湾という海と山に挟まれた狭い平地からなる起伏に富んだ地形、豊かな
自然があり、温暖な瀬戸内気候に属しており、港として活用できる地理的条件と住みやすさを兼ね備え
・ 震災後の、近隣住民による相互扶助の活動や、ボランティアによる多様な活動が行われたことが、まち
づくり活動におけるボランティア団体、NPO による活動活発化の一因となっている。
ている。
・ 明治期から大正にかけて発展した平野部を中心とした東西に延びる都市圏や、高度経済成長期に開発
■ 市民の声（ワークショップにおけるご意見）
・ 地域の自治会等での活動のほか、日常的なあいさつや気配りの大切さは共有されている。
された内陸部、海上部など、住まいの多様性は歴史的に築かれてきた。
・ 一方で、自治会の担い手不足など、コミュニティの存続が危機に瀕している地域もある。
■ 市民の声（ワークショップにおけるご意見）
・ 「港町」だけでなく、傾斜地が多いところが神戸の特徴。「見晴らしがよい」「車がないと生活が不便」など、
良い面も悪い面も含めて神戸らしさといえる。
４．おしゃれで洗練された都市のイメージ
・ 大都会でありながら自然との距離感が近い点が神戸の良さといえる。
近郊都市への
アクセス利便性
（大阪圏への通勤など）
六甲・有馬地域
六甲山系
山麓
平野部
臨海部
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ハードだけでなく、ファッションやマナーなどソフト面の美しさにも気配りする住まい方
・ 神戸は港を通じて入る海外文化の中継点としての先端性から、わが国の大衆文化発信地として、先進
気鋭の都市文化を形成・発信してきている。
海洋部
ＨＡＴ神戸
ニュータウン
まちの美しさを意識した、景観や植栽に配慮された住まい
■ 歴史的経緯
ポートアイランド
まちなか住宅地
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・ 神戸を発祥とする食品、芸能、衣服・ファッション、社会運動等は数多く存在し、その時々で先端的な
神戸の都市文化・産業が形成されてきた。
六甲アイランド
■ 市民の声（ワークショップにおけるご意見）
日当たりのよい環境
・ 「優美さ」「おしゃれ」が神戸の特徴であり、関西圏の他都市と比較してブランドイメージは高い。
見晴らし・眺望
・ 震災復興に伴う高層マンション建設などにより神戸らしい景観が失われつつある。
見晴らし・眺望
風通しの良い環境
森林公園、レクリエーション施設など
自然と触れ合う余暇スペースの充実
山
斜面地の住宅地ならではの景観
（石垣の街並みなど）
（参考１）市民がもつ「神戸らしさのイメージ」（平成16年度「神戸市民1万人アンケート」）
山海具有の自然環境（近自然居住）
海
＜神戸らしさについてどのようなイメージをお持ちですか。＞
項目
臨海公園、レクリエーション施設など
自然と触れ合う余暇スペースの充実
割合
項目
割合
国際的で異国情緒があふれるまち
52.1％
気候が温暖なまち
15.8％
２．開港をきっかけとした、文化的寛容性
震災を経験したまち
51.6％
開放感があふれるまち
8.1％
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みなとまち
45.7％
先取的なまち
4.6％
おしゃれなファッションのまち
44.1％
大学の多いまち
2.7％
景観の美しいまち
33.1％
スポーツのさかんなまち
1.5％
グルメなまち
18.5％
その他
1.9％
自然が豊かなまち
16.2％
外国人も住みやすい、異なる文化に対する包容力のある住まい
■ 歴史的経緯
・ 1868 年の神戸開港に伴う「外国人居留地」の建設を契機に神戸に多数の外国人が居住するようになり、
ハイカラで異国情緒があり先端的なものを寛容に受け容れる都市文化が形成されるきっかけとなった。
・ 多数の外国人居住により外国文化に対する寛容性が生まれ、今もなお外国人にとって住みやすい日本
の都市のひとつとして評価を受けている。
■ 市民の声（ワークショップにおけるご意見）
・ 神戸らしい異国情緒を醸し出す要因として、山手の異人館や須磨の洋館など、歴史的な「住まい」が挙
げられている。