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【市民部】(PDF文書)
市民部経営方針(平成24年度) ◆職員数 市民部長 島田 尚 市民部参事(税務担当) 広田 茂雄 正規職員112人(うち管理職11人) 再任用職員17人 ◆予算(当初) 一般会計 歳入 428億8,097万9,000円 歳出 3億8,434万3,000円 (職員人件費を除く) ◆組織体系図 市 市民税課 税務事務の総合調整,市民税(個人・法人), 軽自動車税,市たばこ税,入湯税等 資産税課 土地,家屋及び償却資産に係る固定資産税,都 市計画税等 民 納 税 課 市税の収納,還付,口座振替,滞納整理,滞納 部 処分等 市 民 課 住民記録,戸籍,印鑑登録,外国人登録,住基 ネットワーク,母子健康手帳の交付等 神代出張所 神代出張所における住民記録,戸籍,印鑑登録, 母子健康手帳の交付等 市民相談課 広聴活動,市民相談・専門相談,人権擁護,オ ンブズマン等 ◆市民部の現状と課題 <現状> • 三位一体改革による税制改正やリーマンショック,ヨーロッパの信用不安や東日本大震災など 引き続く景気低迷の中で,税の徴収環境は厳しさを増しています。 • 市税に関しては,景気低迷の中での税収が低下しています。 • 平成24年度税制改正大綱では,税制の抜本改革に向けた議論の加速を掲げていますが,結論 は出ていません。 • 個人住民税の当初課税時期は,他課からの応援職員を投入しても多大の時間外作業が発生して います。 • 税総合オンラインシステムは稼働後20年が経過し,その間の税制改正などに十分に対応して いません。 • 市民部は,窓口サービスなど市民生活に密着した業務が中心で,多くの市民と日常的に接する 市役所の顔となる部署です。明るくわかりやすい接遇ときちんとした職務知識に基づく正確で 迅速な対応により,速やかに用件を解決することが求められています。 • 住民基本台帳,戸籍及び税業務は,全国共通の業務でもあり,自治体間の創意工夫が競われる ところです。ITやアウトソーシングの活用により,効率化,サービス向上など不断の見直し が求められています。 • 市民課窓口については,繁忙期の混雑解消が強く求められています。 1 • 外国人登録制度を廃止して住民基本台帳に統合する制度改正(平成24年7月9日施行)への 対応として,5月7日に対象外国人世帯へ仮住民票を送付する予定です。 • 広聴事業として「市長と語るふれあいトーキング」をはじめ, 「市長へのはがき」, 「Eメール」, 窓口,電話などで寄せられる様々な「市民の声」に対し,関係部署と連携を図りながら対応し ています。 • 相談事業として,相談者に対する適切な案内及び情報提供を行うとともに,法律相談など13 の専門相談を実施し市民生活の諸問題の解決をサポートしています。 <課題> • 健全な財政運営のため,国等の税制改正の動向や景気動向など注視し,税収への影響を的確に 把握することが求められています。 • 個人住民税の当初課税時期の事務処理については,市民税申告の増加と確定申告書お預かりの 減少などの変化への適切な対応や課税システムの見直しなどにより,効率化することが求めら れています。 • 市民税課税システムについては,税制改正などへの十分な対応のために情報管理課とともに見 直しを行う必要があります。 • 平成24年度は固定資産税の土地,家屋の適正な価格を見直す3年に一度の評価替えの基準年 度です。総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づき適正で公平な評価,課税を行い,納税者 には丁寧な説明をしていく必要があります。 • 税の徴収には豊富な経験が求められますが,現在の整理係職員の平均経験年数は1.5年であ り,人事異動などでの配慮が必要です。 • 平成22年度における徴収率は26市中7位となっていますが,上位10市の中で1人当たり の担当滞納者数が千人を超えているのは調布市だけです。適正な人員配置が必要です。 • • • 市民課窓口の混雑解消のため,種々の取組みを行い成果も出ていますが,更なる改善に取 組むためには,窓口従事者やスペースを確保する必要があります。 住民基本台帳法の改正により,外国人登録制度の取扱いが変更となることから,新制度へ の対応に向けた準備が必要です。 「社会保障・税の共通番号制度」導入に向けた準備が必要です。 市民の方々から寄せられる意見・要望・苦情等の様々な「市民の声」を的確に把握し,関 係部署と連携を図りながら迅速かつ丁寧な対応をしていくことが求められています。 ◆市民部経営方針 1 • 市歳入の根幹をなす市税収入の把握と確保への取り組み 市の歳入の約55%を構成する市税収入の把握と確保に向け,公平・適正な課税に努めるとと もに,納税者への丁寧な説明や,きめ細かな相談を行い,引続き市税徴収3UP作戦に取り組 みます。 • 関係機関との連携や協力により,税制改正に対応した職員の職務知識の向上を図り,税収の確 保に努めます。 2 • 市民窓口のサービス向上への取組 「笑顔で迎え,満足をお持ち帰りいただく窓口」を目指し,職員のチームワークやあいさつの 励行を徹底します。 • 迅速な対応や事務の効率化を図るため,各課の事務の運営方法や新たなシステム方式など,他 市の動向に留意しながら,市民満足度を高めることができるよう改善に努めるとともに調査検 討をします。 • 各種研修や,OJTなど多様な機会を通じて職員の職務能力・接遇能力向上と法令改正などの 新たな制度に対する適切な対応を図ります。 2 • 市民課窓口の混雑解消のため,繁忙期に対する人員の集中投入や,新たな制度改正への対応な ど,総合的に取組みます。 3 • 相談事業の充実と「市民の声」の把握 市民の日常生活における問題や悩み事について,その解決をサポートする各種専門相談の充実 を図るほか,庁内各部署や関係機関と連携して,相談事業をより効果的なものとします。 • さまざまな手段で寄せられる「市民の声」を的確に把握し,市業務への反映に努めます。 ◆各課の基本的な目標・方針等 市民税課 • 適正・公平な課税にむけた取組 市民の理解と信頼を得るため,迅速な対応と正確な課税処理はもとより,未申告の市民に対 する調査,税の啓発活動の充実や,税務署等の関係機関との密接な連携により,税における負 担の公平性や,適正性を確保していきます。 新たな税制に対応した正確な税務知識を職員が身につけ,適正・公平な課税に努めるため, 研修などに取組みます。 • 適切・効率的な課税事務のための事例研究 申告に訪れる多数の来庁者への対応や大量の事務処理のために繁忙となる時期の効率性の 向上,申告環境の変化への適切な対応のため,申告受付事務などについての事例研究を行いま す。 • 市民税課税システムの見直し 市民税課税システムは運用開始から20年を経ていますが,税制改正やコンピューターと通 信技術の進歩に伴う大きな変化に十分に対応していないことから,運用の複雑化などが発生し ています。より効率的な事務処理と新たな制度等への円滑な対応に向けて情報管理課とともに 見直しに取組みます。 資産税課 • 適正・公平な課税に向けた取組 市財政の根幹をなす固定資産税等を確保していくには,納税者の理解と信頼を得ることが重 要です。固定資産税の土地と家屋の評価額は適正価格を見直すために3年に一度評価替えを行 います。平成24年度は評価替えの基準年度です。納税者には十分な説明責任を果たし,適正・ 公平な評価,課税に努めます。 固定資産税の課税はその課税の基礎となる固定資産の評価に高度な専門的知識を必要とし ます。職員のスキルアップを図り,毎年行われる税制改正にも的確に対応し,納税者に不利に ならないように広報します。 納税課 • 公平・公正な納税環境整備と市税徴収3UP作戦の推進 市税徴収については,税制改正や経済状況の低迷,雇用の不安定感などから引き続き厳しい 環境が予想されます。その中で,市税の公平性や公正性を確保するためには,納税者一人ひと りの状況に応じたきめ細やかな対応と,一層の納付しやすい環境の整備が必要となることか ら,引き続き市税3UP作戦を推進してまいります。 • コンビニ収納,モバイルレジ及び口座振替受付サービス導入による納付環境の向上 コンビニ収納,モバイルレジとあわせ,4月10日より導入したペイジー口座振替受付サー ビスの周知を図り,納付環境の向上と一層の利用促進に取組みます。 • システムを活用した,計画的できめ細やかな対応 滞納整理支援システムの活用とあわせ,滞納整理取組方針に基づいた計画的な進行管理のも 3 と効率的な滞納整理事務を行うとともに,自動電話催告システムによる早期の滞納者への迅速 な対応とあわせ,きめ細やかな対応に取組みます。 また,自動電話催告システムを,より有効に運用するためには,滞納者の電話番号の把握率 向上が不可欠となることから,個人情報保護審査会へ諮問の後,他課が保有する電話番号情報 の入手に取組みます。 • 遠隔地滞納者実地調査委託の導入(職員提案) 遠隔地に転出,居住する滞納者の居住実態等の調査を民間の債権回収会社に委託すること で,遠隔地における効率的な滞納整理に取組みます。 • 市税納付推進員の活用 早期の滞納者への電話催告業務,窓口での証明書や納付書の再発行業務及び各種の調査補助 業務等に納付推進員を活用することで,職員には大量反復的な業務から徴税吏員の資格を活か した専門業務へ専念できる環境を整備し,徴収体制の強化に取組みます。 • 東京都との協力による徴収体制の強化 昨年度に続き,職員1人を東京都主税局徴収部個人都民税対策課に派遣研修するとともに, 今年度は主税局から職員2人の派遣を受け入れ,共同で事案処理を行い,徴収の向上とあわせ 滞納整理のノウハウの習得図り,徴収体制の強化に取組みます。また,主税局や東京税務協会 主催の実務研修の受講,地方税法に基づく東京都への徴収引継事務も実施します。 • 市税滞納者に対する各種サービスの制限条例の制定に向けた庁内協議の実施(職員提案) 徴収向上のため,市で行っている各種の付加的なサービスを受けるに当たり,市税を滞納し ていないことを条件とする制限条例の制定に向けた,庁内協議に取組みます。 市民課 • 混雑解消に向けた総合的な取組 繁忙期に対する人員の集中投入など,総合的に取り組みます。 【繁忙期への対応】 委託や多様な雇用形態の活用により,待ち時間の短縮を図ります。 【諸証明発行サービス検討】 「社会保障・税の共通番号制度」の動向を注視しながら,コンビニ交付の導入を検討しま す。あわせて出張所代替機能や自動交付機の在り方・地域福祉センター等での証明発行体制 など総合的に検討します。 • 外国人登録制度の新制度対応に向けた準備 平成21年7月に住民基本台帳改正法が公布。平成24年7月9日に施行し,外国人住民を 住民基本法の適用対象に加えるため,住民票の記載事項について所要の改正を行うこととなっ ています。 関係機関との調整や近隣市の動向を確認しながら,神代出張所とも連携し,円滑な移行措置 を行います。また移行作業のスペース確保を図ります。 神代出張所 • 東部地域における市役所の窓口として市民サービスの更なる向上 神代出張所は,東部地域における市役所の窓口として,住民基本台帳,戸籍,印鑑に係る業 務等を正確・迅速・丁寧をモットーに取り組み,市民サービスの更なる向上に努めます。また, 個人情報の管理と保持には充分留意し,市民要望に対して誠意をもって対応していきます。 [第4次調布市行財政改革アクションプラン]において「神代出張所の代替機能及び跡地活 用・推進」と改革計画が打ち打されております。平成24年度も引続き,代替機能の具体化に ついて,検討してまいります。 • 住民基本台帳法の改正に伴う対応の準備 平成24年7月施行の住民基本台帳法の対応に向けて市民課と連携し,円滑な施行措置の準 4 備を行います。法の施行後は,住民基本台帳カードの発行を開始します。 市民相談課 • 「市民の声」の把握と市業務への反映 「市長と語るふれあいトーキング」をはじめ, 「市長へのはがき」, 「Eメール」,電話及び窓 口などを通じて寄せられる様々な「市民の声」を的確に把握し,市業務への反映に努めます。 • 相談業務の充実 相談者に対する適切な対応・案内を行うことにより市民サービスの向上に努めます。また, 法律相談などの専門相談の充実を図るとともに,他の相談機関との横の連携を図りながら,よ り効果的な相談事業を実施します。市民ニーズが高い法律相談について,新たに月1回土曜日 の相談を実施します。 • 「人権の尊重」の取組 人権教育・啓発の推進や相談体制の充実について,人権擁護委員や他の専門機関との連携を 図りながら取組みます。 • オンブズマン制度の運用 オンブズマン制度の的確な運用に努めるとともに,市民に対する制度の周知を図り,開かれ た市政の一層の推進に取り組みます。 ◆主要な事務事業と到達目標 事業の名称と概要 1 年度末到達目標 未申告調査により適正・公平な課税の実現(市民税課,資産税課) 事業予算:0円 <推進P 行革P その他> 市民税(個人・法人)や,固定資産税(償却資産)などについては, 景気低迷による雇用の不安定な状況や,設備縮小傾向等から,申告が遅 ・未申告調査等により申告を促し, 公平な課税の実施 れがちになる場合があります。市民税や,償却資産についての未申告調 査等により適正・公平な課税と増収を図ります。 2 わかりやすい市税概要の発行(市民税課,資産税課,納税課) 事業予算:0円 <推進P 行革P その他> 引き続き市民目線のわかりやすい市税概要とするために,新たな工夫 ・わかりやすい市税概要の発行 を加えていきます。 3 市民税システムの更新(市民税課) 事業予算:840万円 <推進P 行革P その他> 課税資料管理や運用方法の変更等に伴う業務量増加に対し,課税業務 ・市民税システム調査・分析 を効率的に行うため,システムの有効性を客観的に調査し,システム更 新の方向性を定めるためや,新たな制度等への円滑な対応に向けた準備 を行います。 4 申告受付会場運営の見直し(市民税課) 事業予算:0円 <推進P 行革P その他> 市民ロビーの狭隘化や年金収入400万円以下等の方の確定申告不 要制度の創設などの申告環境の変化に対応するため,申告受付会場の確 定申告書記載コーナーを廃止し,市民税申告受付業務等に人員等を再配 置します。 5 ・申告受付会場の確定申告書記載 コーナーを廃止 5 固定資産税の評価・課税事務(資産税課) 事業予算:3,534万1,000円 <推進P 行革P その他> 平成24年度は土地,家屋の適正な価格を見直す3年に一度の評価替 ・納税者に十分な説明責任を果た えの基準年度です。土地については,数年,下落傾向にありましたが, し適正・公平な評価,課税事務 住宅地で前年度比約0.4%の下落でした。従前,負担水準80%~ の実施 100%であった大方の住宅地は据置き特例により固定資産税は前年 度に据置かれていました。しかし,平成24年度の税制改正により固定 資産税等の負担調整措置は経過的な措置を講じて平成26年度に廃止 されることになりました。評価替えから第2年,3年度で土地の固定資 産税等が増税になることはなかったため,納税者には丁寧な説明を行っ ていきます。 6 京王線連続立体交差事業完了後に係る資産税課税について(資産税 課) その他> ・京王線の連続立体交差事業完了 京王線連続立体交差事業の工事が順調に進捗し,平成24年8月に地 後の固定資産税等の適正課税を 事業予算:0円 <推進P 行革P 下化にて車両運行の予定です。鉄軌道の用地,家屋(駅舎等)の課税を全 行います。 面的に改正する必要があります。工事の実施計画に沿った軌道敷の地上 部分の利用状況等を考慮して,調査,検討を関係機関,部署とより一層 密に行って,適正な評価,課税を確実なものにしていく必要があります。 7 わがまち特例の導入について(資産税課) 事業予算:0円 <推進P 行革P その他> 地方税法が改正され,地域決定型地方税制特例措置(通称わがまち特 例)を導入することの改正がなされました。従前,特例措置等は国が一 律に定めていたものを地方団体が地域の実情に対応した政策が展開で ・当市の公共下水道使用者等の調 査(除外施設設置者等) ・適正な特例率の把握等 きるように自主的に判断して条例で決定できるようになりました。 一例として公共下水道を使用するものが下水による障害を除去する ・除外施設と水質保全の仕組み ために設置した除外施設に対して講じている特例措置改正前の特例率 下水から有害物質等を除去する 4分の3をわがまち特例を導入して3分の2以上6分の5以下の範囲 除外施設の設置に対する負担を 内において市条例で定める必要があります。 軽減し,施設の整備を促進し,公 共用水域の水質を改善する。 8 市税徴収3UP作戦の推進事業(納税課) 事業予算:2,492万8,000円 <推進P 行革P その他> 「市民の利便性」・「税収」・「徴収率」を高める3UP作戦を推進 ・滞納整理支援システムの活用 ・コンビニ収納及びモバイルレジ します。 納付機会の拡大や利便性の向上,相談体制の充実などにより,自主納 の推進及びペイジー口座振替受 付サービスの導入による口座振 付の推進を図ります。 市税納付推進員や再任用職員等の活用により,徴収体制の充実を図る 替の拡大 ・市税納付推進員の対応業務内容 とともに徴税コストの縮減に努めます。 遠隔地滞納者の実態調査等のアウトソーシング化を図り,効率化的な滞 の拡大 ・遠隔地滞納整理事務を民間債権 納整理事務を推進します。 回収会社に委託し,予算(50 万円)以上の税収確保 6 9 市民課窓口の混雑解消のための総合的な取組(市民課) 事業予算:5,249万3,000円 <推進P 行革P その他> 平成21年2月から戸籍の入力事務及びフロア案内業務を委託し,ま ・業務委託の拡充 た,7月からは住民基本台帳関係について,入力事務,郵送事務,証明 ・郵送処理業務の合理化 書作成事務に関して業務委託を開始しました。また,平成24年4月か ・コンビニ交付導入の総合的検討 らは,窓口受付事務についても業務委託を開始します。 繁忙期の混雑解消のため,種々の取組みを行い成果も出ていますが, 更なる改善に取組むためには,窓口従事者やスペースを確保する必要が あります。 届出の集中を分散化させること,人員を効率的に配置すること,お客 様動線の改良等,さらに改善に努めます。 繁忙期の人員体制整備,郵送処理業務の合理化などを図ります。 また,既存サービスのあり方を含め,コンビニ交付導入に向けた総合 的な検討を行います。 10 神代出張所の代替機能及び跡地活用の検討(神代出張所) 事業予算:0円 <推進P 行革P その他> つつじヶ丘駅周辺に配置を予定している神代出張所の代替機能の具 します。 体化について,検討していきます。 11 ・代替え機能の運営を引続き検討 「市民の声」の把握・活用の促進(市民相談課) 事業予算:0円 <推進P 行革P その他> 「市長へのはがき」,「Eメール」などで寄せられる「市民の声」を ・「市民の声」の統計データの公 的確に把握・分析し,市の施策・事務事業の改善につなげるとともに, 表及び施策・事務事業への改善等 統計的データや改善結果について市民にわかりやすく公表していきま の公表 ・市政モニター制度の運用 す。 市政に関する評価,課題解決の方向性等を把握し,既存の事業・サー ビスの改善や新たな施策,事業・サービスの企画立案に活用していくた め,平成23年度に運用を開始した市政モニター制度を引き続き実施し ます。 ٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛٛ ◆市民部経営の前年度振り返り 1 • 市民窓口のサービス向上への取組 市民税証明書等の交付窓口を,深大寺地域福祉センター及び市民プラザあくろすに開設しまし た。 • 市民課窓口の混雑解消のため,繁忙期に対する人員の集中投入や市報等での積極的なPRによる 窓口分散化などを図りました。 • 外国人登録制度の新制度対応に向け,システム構築・検証等の準備作業を行いました。 2 • 市歳入の根幹をなす市税収入の把握と確保への取組 市民税(個人),固定資産税(償却資産)について,未申告調査による適正・公平な課税の実 現に努めました。 • 税務署や東京都市税務事務協議会との連携や協力により,税制改正に対応した情報交換や研修 を通じ職員の税務知識の向上に努めました。 3 • 相談事業の充実と「市民の声」の把握 市政に関する評価,課題解決の方向性等を把握し,既存の事業・サービスの改善や新たな施策, 事業・サービスの企画立案に活用していくため, 「市政モニター制度」の運用を開始しました。 7 • 市民ニーズが高い法律相談について,土曜日の相談を試行的に6回実施し,利用者の利便性向 上と相談業務の充実を図りました。 ◆前年度の主要な事務事業の取組状況等 事業の名称と取組内容 1 達成状況・課題等 未申告調査により適正・公平な課税の実現(市民税課,資産税課) 決算見込額:0円 <推進P 行革P その他> 市民税(個人)については,全件調査を継続する一方,未申告者の前 年課税実績も鑑み,課税の可能性が高いものについてはより重点的に調 調査対象者 4,524人 査を行いました。 2,026万円余の調定増 また,一部の地域については試行的に休日に現地調査を行いました。 固定資産税(償却資産)については,適正で公平な課税をするため, ・固定資産税(償却資産) 28件 233万円余の調定増 課内で一丸となって税務署調査や現地調査を行いました。 2 ・市民税(個人) わかりやすい市税概要の発行(市民税課,資産税課,納税課) 決算見込額:0円 <推進P 行革P その他> 市民目線のわかりやすい市税概要とすることに留意し,編集を行いま ・グラフなどを活用し,これまで よりわかりやすい市税概要とし した。 ました。 3 調布市たばこ税増収対策協議会交付金の見直し(市民税課) 決算見込額:0円 <推進P 行革P その他> 交付金本来の目的や健康増進の観点から協議会と交付金廃止に向け た検討を行うとともに,協議会の今後の新たな支援方法を検討・協議し ・平成24年度からは交付金を廃 止することとしました。 ました。 4 固定資産税の評価・課税事務(資産税課) 決算見込額:4,424万5,973円 <推進P 行革P その他> 平成21年度は評価替えでした。土地については,3年前の評価替え ・土地の価格が下落傾向にありま 時と比べて土地価格が住宅地で約20%上昇しました。平成22,23 したが,固定資産税等は住宅地 年度の課税に当たり,土地価格は7月1日時点の修正を行い,それぞれ で大方据え置きとなったため, 10%,3%下落しました。平成23年度は負担調整措置により引下げ 市報,ホームページで広報し, とはならず,大方,据置きとなりました。 窓口等で納税者には丁寧な説明 景気低迷している中で,土地価格が下落傾向にあるため,納税者には を行いました。 分かりやすい説明をしてきました。 5 京王線連続立体交差事業完了後に係る資産税課税について(資産税 課) 決算見込額:53万5,000円 <推進P 行革P その他> ・京王線の連続立体交差事業完了 京王線連続立体交差事業の工事が順調に進捗し,平成24年度中に開 後の固定資産税の適正課税をす 通して地下化にて車両運行の予定です。鉄軌道に係る土地,家屋の課税 るための調査,検討を行いまし 等を改正する必要があります。工事の実施計画に沿った軌道敷の地上部 た。 分の利用状況等を考慮して適正な評価,課税をするための調査,検討を ・先進事例である東急目黒線の実 地調査や他自治体(品川区等) して,関係機関・部署と密に協議を行いました。 の視察を行いました。 8 6 都市計画税の税率の改正について(資産税課) 決算見込額:0円 <推進P 行革P その他> 都市計画税は土地及び家屋に課税され,都市計画事業または土地区画 ・庁内関係部署と協議をし,近隣 整理事業に要する費用に充てる目的税です。税率は100分の0.3を 市の課税状況等も参考に条例改 上限としています。調布市では条例で平成23年度まで税率0.25と 正を行いました。 規定していました。関係部署と協議し,近隣市の課税状況等を考慮して 都市計画税率0.25を据置くことの条例改正を行いました。 7 市税徴収3UP作戦の推進事業(納税課) 決算見込額:2,988万5,000円 <推進P 行革P その他> 「市民の利便性」・「税収」・「徴収率」を高める3UP作戦を推進し ・滞納整理支援システムを活用し た計画的な進行管理により,個 ます。 納付機会の拡大や利便性の向上,相談体制の充実などにより,自主納 別の納税者に応じたきめ細かい 対応を図りました。 付の推進を図ります。 市税納付推進員や再任用職員の活用により,徴収体制の充実を図ると ・コンビニ収納及びモバイルレジ の推進とあわせ早期の納付相談 ともに徴税コストの縮減に努めます。 窓口を開設しました。 ・緊急雇用創出事業予算を活用し, 窓口及び調査補助に従事する市 税納付推進員を増員(2人⇒4 人)し,徴収体制の充実を図り ました。 8 市民課窓口の混雑解消のための総合的な取組(市民課) 決算見込額:3,391万6,565円 <推進P 行革P その他> ・ 届出の集中を分散化させるために,市報等で積極的なPRを行いま ・業務委託の充実・拡充 した。 ・ 待合スペースに音楽・書籍・新聞・モニター等を設置。記載台も増 設するなど,環境を改善しました ・ 平成21年2月から戸籍の入力事務及びフロア案内業務を委託,同 年7月から,住民基本台帳関係について業務委託を開始しています が,平成23年度は繁忙期の集中投入や,職員との情報共有,技術継 承などを行い,作業の円滑化を図りました。また,平成23年7月か ら,神代出張所の郵送業務を本庁で一括処理することにより,利用者 の利便性向上を図りました。 9 神代出張所の代替機能及び跡地活用の検討(神代出張所) 決算見込額:0円 <推進P 行革P その他> つつじヶ丘駅周辺に配置を予定している神代出張所の代替機能の具 ・代替機能についての具体的な機 能を精査しましたが,整備着手目 体化について検討しました。 標年度の平成25年度までに,よ り市民の利便性の維持向上のた めの検討が課題です。 9 10 「市民の声」の把握・活用の促進(市民相談課) 決算見込額:0円 <推進P 行革P その他> 「市長へのはがき」,「Eメール」などで寄せられる「市民の声」を的 ・市政モニター制度の運用開始 確に把握するとともに,その統計的データや施策・事務事業などの改善 制度導入に向けての具体的検 結果について市報やホームページなどで市民に公表しました。 討・要綱制定・モニター員募集 市政に関する評価,課題解決の方向性等を把握し,既存の事業・サー などの準備を行い,運用開始 ビスの改善や新たな施策,事業・サービスの企画立案に活用していくた ・市政モニターの実施(2回) 1 め,市政モニター制度の運用を開始しました。 調布市のホームページにつ いて 2 (仮称)第5次調布市総合 計画について 10