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イチャン2号(H27.6月)(PDF文書)

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イチャン2号(H27.6月)(PDF文書)
平成27年度
恵庭市 特別支援教育便り
「イチャン(漁川)」
第2号
平成27年 6月12日
恵庭市教育委員会
教育部 教育総務課
教育支援担当
TEL33−3131
(内線 1735)
お子様の気になること、
学校にお願いしたいこと・
・
・
各学校の
ご遠慮なく、お気軽にご相談を!!
『特別支援教育コーディネーター』へ
コーディネーターとは、国語辞典で「物事を調整する人 / 間に入ってまとめる人」と説明されていま
す。現代社会では、様々な業種に、こうした肩書きのスタッフが配置され、業務のスムーズな展開のみなら
ず、その組織の中でも、大変、重要なポジションとして位置づけられています。
平成 19 年 4 月、学校教育法が改訂され、障がいのある全ての幼児、児童生徒の教育の一層の充実をめ
ざし、特殊教育から、特別支援教育へと、転換が図られました。その折に出された、文科省通知「特別支援
教育の推進について」で、それぞれの学校(幼稚園、小、中、高校)の校長による校内の『特別支援教育コ
ーディネーター』の指名が義務付けられ、下記のような役割が指示されました。
『特別支援教育コーディネーター』とは、障がいの有無に係わらず、困り感や、困難を持つ保護者、児童
生徒、教師からの相談窓口となる学校内の担当者です。
その子への対応は、もちろんのこと、周りの環境への配慮等、相談者の訴えをしっかり受け止め、一緒に
考えたり、状況によっては、関係機関(医療、福祉)と連携して、可能な限り負担を軽減することが業務と
なります。言葉を代えると、各校の特別支援教育を進める上で、中心的な役割を担う人です。さらに、具体
的な内容としては、以下のような活動があげられます。
企画・運営 ・・・ 校内の特別支援教育を推進するために、特別支援教育に関する校内
委員会や校内研修会を企画、運営します。また、地域や保護者の方
々に向けて、特別支援教育への理解を広げる取り組みを展開します。
相談・支援 ・・・ 保護者や、担任からの相談窓口となり、悩みや、考え、要望を受け、
相談者と一緒に、より良い方法、効果的な対応を考えます。
連絡・調整 ・・・ 地域の幼稚園、保育所、学童、小中、高等学校、特別支援学校及び、
関係機関(相談、医療、療育)等との連絡、調整の窓口になります。
そして、ご安心ください。
『特別支援教育コーディネーター』は、相談場面では、
相談者の心情や思いを十分に受け止め、寄り添った対応に心がけています。また、
取り組みを展開する中で、相談者との協力関係を高め、孤立させないための環境
づくりや、安心して支援を求めることができる雰囲気づくりを大切にします。
その子にとって、どんな教育環境、指導が望ましいのか、保護者への支援も含
めて提案し、必要がある場合は、個別の教育支援計画、個別の指導計画(次号で
くわしくお知らせします)等を作成、活用し、早期の解決に向けて努力します。
しかし一方で、
『特別支援教育コーディネーター』は、残念ながら教職
員定数にプラスされての配置ではないため、各学校とも教務主任や、養護
教諭、特別支援学級や、通常学級の担任等から指名されます。担当者は、
その分、仕事量が多くなってしまいますが、子ども達の豊かな発達を保障
するため、学校全体で工夫し、業務を遂行できるようにしています。
また、特段の資格が求められるわけではありませんが、当然、大変デリ
ケートな内容であり、スピーディな対応や、特別支援教育についての専門
的な知識が求められます。そこで、北海道教育委員会はもちろん、市教委
でも、コーディネーターの質的向上を図るため、その知識、技能の一層の
向上をめざし、研修会等を実施しています。
今年度、継続、実施予定の市教委事業について(その2)
[ コーディネータ研修会 ]
6月25日(木) 石狩教育局より、宮岸指導主事(特別支援教育スーパーバイザー)をお招きし、コー
ディネーターの基本的な役割と、活動について研修を実施します。参加者は、各小中学校のコーディネータ
ーの皆さんと、各校の管理職(校長か教頭)の先生が対象です。
さらに、
9月には、
研修会の2回目として、
札幌学院大学 人文学部人間科学科 二通諭教授にお願いし、
保護者の方々と良好な関係を保ちながら、
お子さんの適切な支援について、
様々なケースをご紹介いただき、
実践的なお話を伺う予定です。なお、この研修会では、1 回目の参加者に加えて、特別支援教育学校補助員
の皆さんも参加します。
[ 恵庭市特別支援教育推進委員会の設置 ]
例年、特別支援教育を必要とする未就学児及び、児童生徒に対し、効果的な指導を展開するため、それら
の取り組みを検討、協議し、本市における特別支援教育の円滑な実施を目的として設置しています。構成メ
ンバーは、市内の校長会、教頭会、幼稚園、保育所等の代表者、さらには、特別支援学校や、市子ども発達
支援センター等の関係機関、また、臨床心理士といった、関連する職務に従事する方々です。
子ども達への支援体制に関することはもちろんですが、実態の把握や、情報交換、特別支援教育に関する
理解、啓発活動、各種研修会等についても、検討、協議をいただいています。
「子どもの発達講演会」を実施しています。今年度
なお、
「推進委員会」では、他機関と共同し、例年、
は、昨年度に引き続き、10月頃、発達障がいのある子ども達の理解と、支援について、札幌医科大学 保
健医療学部 仙石教授をお招きし、
お話をいただく予定です。
近くなりましたら、
改めてご案内いたします。
[ 発達障がい児を対象とした「通級指導教室」開設準備 ]
市教委では、平成 28 年度 4 月の開設に向け、すでに設置している管内の通級指導教室から、運営等に
関する聞き取り調査や、視察を終えています。現在、市内での開設に関わって、具体的な通級形態や、開設
する学校の選定、就学指導、教育課程等の検討を進めています。
*恵庭市では、昭和 57 年から、
担当者が、市民からの電話相談
をお受けしています。子育ての
こと、保育、教育のこと・・・
お困りのことがあれば、一人で
悩まず、お電話をお寄せください。
子どもと、子を持つ親のための
『恵庭市電話相談室』
(34−1334)
火 ∼ 金曜日
13:00∼16:00
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