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健康づくり②
薬と上手に付き合うためには 何かいつもと体の調子が違うなと感じたとき、まず薬を飲む方が多いと思います。 薬がよりよく効くには、どのように内服するとよいかをお知らせします。 ■薬が効く時間は? 飲み薬は一般に、肝臓で分解したあと、血液の中に入り、効果が出るまでに 30 ∼ 60 分かかります。その後、薬の効 果は4∼6時間続くので、薬の服用間隔は最低でも4時間以上はあけましょう。 また、服用量や回数を多くすると血液の中の薬の濃度が高まりすぎて体に良くない影響を与えます。反対に飲み忘れ ると、血液の中の薬の濃度が下がりすぎて効果が期待できなくなります。そのため、服用の際は気をつけましょう。 ■内服する時間を守りましょう! 薬の袋には、1日の服用回数やいつ内服するかの表示があります。 食前…食事前の 30 分以内に飲みます。 食後…食事後 30 分以内に飲みます。 食間…食事と食事の間、前の食事から2∼3時間後に飲みます。 就寝前…寝る 30 分前から1時間前くらいに飲みます。 内服時間を 守っていますか? ■水やぬるま湯と一緒に飲みましょう! 飲み物なしで薬だけを飲むと、のどの粘膜にひっかかったまま溶け出してしまうことがあります。薬の成分の吸収 をよくするために、コップ1杯の水やぬるま湯と一緒に飲みましょう。 ■飲む物に気をつけましょう。 ・牛 乳→薬の種類によって、体への吸収を妨げることがあります。 ・お 茶→薬の成分を変化させ、効果を低下させる可能性があります。 ・コ ー ヒ ー→薬の種類によっては、眠くなる成分を抑えたり、薬の作用を強めるため にカフェインが入っているものがあります。コーヒーと一緒に飲むと、 カフェインの取り過ぎとなってしまいます。 ・アルコール→薬の作用が強くなりすぎたり、副作用の危険性が高まります。薬を服用 する前後の飲酒は控えてください。 ・ジ ュ ー ス→果汁の酸性が体によくない影響を与えます。 × 小さな豆から生れる大きなパワー! 健康づくりは食生活から 豆 カ レ ー 健康Cooking いつものカレーに豆を プラスするだけで、ヘ ルシーな一皿に大変身! おすすめレシピ <材料・4人分>【エネルギー 198 ㌔㌍】 ・玉ねぎ…2玉 ・人参…1本 ・とら豆 ( 水煮 )…1カップ ・真イカ…1パイ ・油…大さじ1 ・カレールー…60g ・塩コショウ…少々 ・ワイン…少々 ・スープ…2カップ <作り方> ①玉ねぎと人参は、ひとくちサイズに切って、真イカの内臓を 取り、みみ、足も適当な大きさに切る。 ②乾豆から煮る場合は、豆を洗い 4 倍ほどの水とともに鍋に入れ 中火にかけ、ひと煮立ちしたら浮いた豆が沈むくらいの差し水 をし、再び煮立てる。その後、火を弱めて 50 分くらい煮る。 ③別鍋に油をひき野菜を炒め、スープを入れ煮込み、塩コショ ウとワインを入れる。 ④イカと豆を加えて、カレールーを溶かし、皿に盛る。 豆の種類を変えてもOK!簡単便利な缶詰やビン詰め、冷凍 品の水煮を利用するのもよいでしょう。 9 ● 和田栄養士の ワンポイント情報 食物繊維は、「人の消化酵素で消化されにくい 成分」の総称です。 食物繊維たっぷりの豆料理で、便秘を解消し、 腸にたまった老廃物や有害物質を排出して、生活 習慣病を予防しましょう。 また、繊維をよくかむことで、早食いや食べす ぎを防ぐ効果もあります。