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資料2 教育委員会と共同で取り組みたい事項 (PDF 299KB)

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資料2 教育委員会と共同で取り組みたい事項 (PDF 299KB)
資料2
教育委員会と共同で取り組みたい事項
1 生涯を見据えた自己形成に対する支援の充実
人口減少・超高齢化が進む地域の現状に触れながら、子どもたちが生涯を見据え、将来
の生き方・働き方や、社会・家族との関係を考える契機となる学習プログラムを充実
① ふるさとで働くことを考える学習機会の創出(新規提案)〔しごと支援課〕
地域創生戦略が目指す「人が定着する兵庫」の実現に向け、本県の人口動態の特徴
となっている就業時点での県外への人口流出を抑制する取組を学校と連携して推進
<取組内容>
・ 高校・大学生「兵庫就活」促進事業
若者の県内就職やUJIターンを促進するため、県内企業の魅力を伝える企業ガイドブッ
クを新たに作成し、学校等の協力を得て配付(県内中小企業の人材確保にも貢献)
配付対象:県内の高校2年生全員(進学等で地元から出る前のタイミングを捉える)
配付時期:平成28年度は平成29年2月頃を予定
(大学生向けガイドブックは平成29年1月頃配付開始予定)
② 仕事と生活の調和に関する学習プログラムの実施(新規提案)〔労政福祉課〕
キャリア教育の一環として、社会に出て働くことの意味や、ワークライフバランス、
労働者を守る労働関係法令の概要などを学ぶ学習プログラムを実施
<取組内容>
・ 学校における労働基準関係法令セミナー(兵庫労働局)の活用
- 労働者の権利や義務を理解し、働くにあたっての不安解消や意欲向上を図る出張講座
H27実績:高校9回(うち1回は教員対象)
さらに一歩進んで、長時間労働の弊害を考える契機として、過労死遺族の体験談を聞く
出前講座の活用も可能(過労死等防止推進兵庫センターから派遣)
③「住まい」を切り口とした学習プログラムの実施(新規提案)〔住宅政策課〕
家族の団らんを生む場づくりや住まいと地域との関係などを学び、将来の暮らし方
や住まい・住む場所の選択について考える学習プログラムの実施
<取組内容>
・学校における「住教育」の実践
※「兵庫県住生活基本計画(今年度改定予定)」に「住教育の充実」を反映予定
- 学校現場での効果的な学習効果を生む教育用資料の作成への参画
- 実施する際の学校への専門家派遣の調整
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④「消費」を切り口とした学習プログラムの実施(新規提案)〔消費生活課〕
主体的に考え行動する消費者育成のため、消費者問題の基礎知識や生涯を見通した
生活設計、持続可能な社会をめざしたライフスタイル等を学ぶ学習プログラムを実施
<取組内容>
・ 高等学校における消費者教育モデル授業の実施
- モデル授業(H28:5校)の実施、実施報告会の開催による他校への成果の還元
例:身近な商品からフェアトレードを考える、契約と消費者問題の現状を把握する等
- 消費生活センターの出前講座の活用(消費者トラブル最新事例・対処法、豆知識等)
・ 特別支援学校における消費者教育の実施
- 知的障害者向けプログラム・教材の改良(検討会への参画)、出前講座の活用
⑤「認知症」を切り口とした学習プログラムの実施(新規提案)〔高齢対策課〕
認知症の正しい知識を学び、認知症は身近なものであることを認識し、認知症の人
やその家族に対するできる範囲の手助けをする契機となる学習プログラムを実施
<取組内容>
・ 学校における認知症サポーター養成講座(市町実施)の開催
- 認知症の症状等の正しい理解、認知症の人との接し方などを学ぶ90分程度の講座
- キャラバン・メイト(市町から派遣される認知症サポーター養成講座の講師)を活用
⑥「男女共同参画」を切り口とした学習プログラムの実施〔男女家庭課〕
人権の尊重や男女平等を含めた男女共同参画への理解を深め、多様な選択肢から自
らの生き方や進路を選択できる能力を身につける学習プログラムを実施
<取組内容>
・ 学校における人権の尊重や男女平等を含めた男女共同参画の教育・学習内容の充実
・ 教職員への研修等により、男女共同参画等の理解促進
※ 必要に応じて教職員向けに「ひょうご男女いきいきプラン2020」の説明会を実施
⑦ ボランティアのすそ野を広げるための学習プログラムの実施〔県民生活課〕
東日本大震災の被災者との交流から、助け合いや防災意識を高め、阪神・淡路大震
災を経験していない高校生等にボランティアのすそ野を広げる学習プログラムを実施
[取組状況]
・ ひょうご・東日本大震災被災地「絆」ボランティア活動支援事業の実施
H27実績:33校、578人
H28計画:32校、606人(H28.9.20時点)
活動例 :仮設住宅での被災者との語らいや花壇への植栽、中学校での学習支援 等
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⑧ 政治への関心を高めるための学習プログラムの実施〔市町振興課・選挙管理委員会〕
新たに選挙権を得た若者が選挙の意義や仕組みを学び、政治及び選挙に対する意識
高揚、選挙制度に対する理解促進を図る学習プログラムを実施
[取組状況]
・ 選挙出前授業の実施
H27 実績:26 校(うち県立高校 17 校)、7,975 人 ※県実施分のみ
H28 計画:60 校(うち県立高校 42 校)、18,597 人 ※県・市町実施分計
2 ふるさと意識を高める体験学習の充実
人口減少社会における地域創生の担い手を育成する観点から、若者世代のふるさとへの
関心・愛着を育むため、兵庫の教育の強みである体験学習を更に充実
① ふるさとの魅力を発見する取組の推進〔県民生活課〕
身近な地域のとっておきの場や風景など生まれ育った地域の魅力を主体的に発見、
発信する体験を通して、ふるさと意識を醸成する取組を推進
[取組状況]
・ 高校生によるすごいとこ再発見における情報発信(毎年度5校程度実施)
H27実績:香寺、川西北陵、豊岡総合、篠山鳳鳴、宝塚東
掲載例 :古風な駅舎、生徒製作の看板があるパン屋、とっておきの蛍スポット 等
② 花や緑に触れる「花(はな)育」の推進(新規提案)〔農産園芸課〕
花や緑に触れ、育て、活用するなどの体験を通して、子どもたちの思いやりの心、
優しい心、感謝する心、自然を大切にする心を育む「花育」活動を広く展開
<取組内容>
・ 花と緑のふれあい教室の開催(兵庫の花づくり推進協議会〔事務局:農産園芸課〕)
- 教室開催のための講師派遣、花材・資材費負担(700 円/生徒 1 人)は協議会が実施
- モデル校(H28:8 校)の取組を全県展開(学習指導要領に基づくカリキュラム作成)
(カリキュラム例)
・ 花を育てる体験、日本の季節行事にあわせた花のアレンジメント体験
・ 感謝の気持ちを込めた花を贈る体験、育てた花を地域の施設等に贈呈
・ 職業への関心や植物への興味を深める各専門家(花農家、フラワーデザイナー等)の講義
3 家庭・地域全体で子どもを育てる環境づくりの推進
子どもに関わる多様な者同士が課題を共有し学校運営に参画する仕組みを充実し、地域
全体で子どもたちを育てる環境づくりを推進
① 家庭応援と地域づくり施策の展開(新規提案)〔男女家庭課〕
家族・家庭をめぐる様々な課題への対応を強化するため、家庭と地域づくり推進本
部のもと、家庭・地域力を高める取組を展開
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<取組内容>
・ 家庭を支える地域づくりへの学校の参画
例:まちの子育てひろばや放課後児童クラブの運営への協力、「家族の日」の普及等
・ 地域学校協働本部の活用による学校と地域の連携強化
例:アドバイザー派遣による先進事例の普及、コーディネーターの育成等
② 発達障害者支援地域協議会の設置(新規提案)〔障害福祉課〕
発達障害児(者)及びその家族、学識者並びに医療、保健、福祉、教育等に関する
業務を行う関係機関及び民間団体等により構成される協議会への参画
<協議会の概要>
趣
旨:課題の共有や連携の緊密化を図り、地域の実情に応じた支援体制整備を促進
協議項目:就学前・中の支援体制整備、教諭への研修、進級時の引継ぎ方法 等
設置時期:平成 29 年度(年4回程度会議を開催、必要に応じて部会を設置)
※発達障害者支援法改正(H28.8.1 施行)により都道府県・政令市での設置が努力義務化
4 子どもの安全・安心の確保
登下校時の安全確保やネット利用のルールづくりなど、子どもたちが安心して学校生活
を送るための学習環境を整備する取組を加速
① 生徒への自転車保険への加入促進〔交通安全室〕
自転車通学を行っている生徒への保険加入の指導と、自転車通学を許可する際の保
険加入の確認の徹底、未加入者には自転車通学を許可しない等の対策を実施
あわせて、高校生に対する参加・体験・実践型の自転車教育を積極的に実施
[取組状況]
・ 加入率:96.13%(加入生徒数51,947人/自転車通学生徒数54,036人)
※ 県立全日制高等学校 自転車保険加入調査結果(平成28年4月末現在)
・ スタントマンによる「スケアード・ストレイト※自転車交通安全教室」の実施
H28計画:県立高校10校
※恐怖を体感させることで危険行為を未然に防ぎ、ルールを遵守することの大切さを教育する手法
② 青少年のネット利用に関するルールづくりの取組強化〔青少年課〕
依存やいじめなどの青少年をめぐる諸問題が、ネットの問題として現れていること
を社会全体で認識し、教育委員会における情報モラル教育や生徒指導と連携しながら、
青少年のネット利用に関するルールづくりを支援する県民運動を推進
<取組内容>
・ ルールづくり支援についての啓発強化
・ 小学生のルールづくりに関する基準づくり支援事業(市町随伴補助)の実施
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