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体操運動簡易モデル “アクロボット” の開発
���� 体操運動簡易モデル “アクロボット” の�� ��制御工学科 �� �� アクロボットを利用した非線形制御法の有効性検証 weight 【要約】 アクロボットとは、受動関節を有する劣駆動2 リンクマニ ピュレータの一種であり、鉄棒やつり輪といった様々な体操競 技の運動や屈伸運動の簡易モデルとして利用可能なシステムで ある。しかしながら、その構造上、アクロボット実験装置を実 際に製作することは困難であり、ほとんどの研究では実機実験 に至っていないか、あるいは、アクロボットに似た構造の実験 装置が用いられている。本研究では、2つのリンクのバラン スを工夫し、アクロボット実験装置を製作する。 一方、アクロボットは非線形性が非常に強く、1 次近似線 形化モデルに対して設計される固定コントローラでは、安定性 を維持できる角度が限られる。そこで、本研究では、アクロ ボットの非線形性を積極的に補償した各種の非線形制御法によ り広い動作領域で姿勢制御を実現することを目的とする。 link 2 encoder link 1 joint 2 (active) geared DC motor with encoder joint 1 (passive) slip ring counter weight � ���������� 【きっかけ】 高専では実践的な技術者の育成が求められている。そのため、当該研究室では、卒業研究 において、学生自身が設計・製作したロボットを動かすことで、制御技術を実践的に習得さ せることを目指した。 【プロセス】 科学研究費補助金への申請を行い、採択された後、卒業研究生の協力の下、アクロボット 実験装置を完成させた。同時に、非線形制御法の一種であるゲインスケジューリング制御に 関する理論的な研究を、京都大学、南山大学、九州工業大学の教員と共同で行い、製作した アクロボット実験装置に適用する ことでその有効性を示した。 【成果】 本研究では、製作が困難とされて いるアクロボット実験装置を自作 し、その姿勢制御を実現すること ができた。しかし、up/up モード に関しては、さらに安定化可能な 動作領域を広くすることができる と考えられ、今後の検討課題と なっている。 up/down mode up/up mode � ������������������������� 10 先 端