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大衆社会とその特徴②
第4章 日本人と倫理 大衆社会とその特徴② 情報社会 1. 情報社会の進展に関する主要な意見 ① D.ベル 工業化社会の次に来る脱工業化社会は情報化社会になると予測。 ② リップマン 情報操作によってマスコミは都合の良いイメージを大衆に抱かせる危険が拡大する と批判。 ③ マクルーハン グーテンベルクの活版印刷によって伝承文化から活字文化へと変化し、さらに 20 世 紀には音や映像による感覚的イメージが支配的となると指摘。 ④ ボードリヤール 現代消費社会では商品は他者との差異を示す記号であると主張。 2. ① マス=メディア マス=メディアとは 不特定多数の人に大量に情報を伝達する媒体(新聞・テレビ・ラジオなど)。 77 第 52 講 ② 大衆社会とその特徴② マスメディアの変質 l もともと大衆が国家権力に抵抗する手段として発達。 l 一方的に情報を送りつけ民意を左右する(情報操作)傾向強まり、現代では「第四の 権力」と化している。 ③ インターネット 特徴 (1) 情報を一方的に送りつけるマス=メディアとは違い、インタラクティブ(双方向性) コミュニケーションを特徴とする。 (2) 情報の氾濫という新たな問題も生じる。 (3) コンピュータが作りだした仮想現実(バーチャル=リアリティ)に没入してしまう問 題が発生(現実社会との結びつきが希薄)。 ④ 知る権利 (1) 知る権利とは 政府や企業に対して公共性の高い情報の提供を求める権利。 (2) 知る権利に関する法律 l 情報公開法 中央省庁に行政文書の原則公開を義務付け(個人情報や国家安全保障 関連は除く)。 l 個人情報保護法 ⑤ 行政機関・民間企業に個人情報の適切な取扱いを義務付け。 プライバシー権 マス=メディアなどによって個人の私生活をみだりに公開されない権利。特に思想・ 信条・出生地・政治活動・犯歴・病歴などセンシティブ情報は慎重な取り扱いが求めら れる。 78 第4章 ⑥ 日本人と倫理 デジタル=デバイド(情報格差) l 情報量の格差が生み出す社会的な不均衡→情報能力の格差により就職や収入の差 にも影響を与える。 l だれでもアクセスできる情報環境の整備が求められる。 ⑦ 情報リテラシー・メディアリテラシー 膨大な情報の主体的判断能力をはぐくむための教育充実が必要。 異文化理解 1. 自民族中心主義(エスノセントリズム) (1) 自民族の文化のみを絶対的な価値とする考え。 (2) 文化相対主義 各文化には固有の価値があり相互に優劣や善悪の差はないとする考え。 2. ナショナリズム 民族主義・国民主義・国家主義ともいわれ、民族の統一や独立などを目的とする思想 や運動のこと。1930 年代のドイツでは特に顕著にあらわれ、ナチ党(ナチス)の台頭やユ ダヤ人などの大量虐殺につながった。 3. ステレオタイプ 感情的な評価をともなう固定化されたイメージで、ある特定の宗教・団体・民族など に対して否定的で悪意のあるものが広められることが多い。これにはマス=メディアが 加担する危険性も含んでいる。一般には、紋切り型で独創性のないことをさす。 79 第 52 講 4. 大衆社会とその特徴② 文化相対主義の思想家 (1) レヴィ=ストロース 非西洋の社会にも高度な野生の思考が発達しており、非西洋文化がヨーロッパ文化に 劣っているわけではない。文化相対主義の視点。 (2) サイード パレスチナ系アメリカ人。西洋文化から見たエキゾチズム(異国趣味)や、無知・誤解 にもとづく一面的で偏見に満ちたアジアや中東の理解をオリエンタリズムと呼び、それ が西洋文化優位の考えを生み植民地支配を正当化する役割を果たしたと批判。パレスチ ナ問題では、パレスチナ人の権利を擁護しながら民族の対立を超えたパレスチナ人とユ ダヤ人が共生する新国家の建設を主張。 80 第4章 日本人と倫理 情報技術の進展や情報機器の普及によって、新しいつながりが多数生まれる一方で、日本 においても新しい問題や課題が生じている。こうした記述を紹介した文章として適当ではな いものを、次の①∼④のうちから一つ選べ。 [2011・センター・本試験] ① 実際に会えなくても、趣味や関心などの共通項さえあれば自由にコミュニティを作 れるようになった。その反面、バーチャルな世界に没頭し、身近にいる人々との結び つきが希薄になるという問題が生じている。 ② マス=メディアを介さずに、個々の情報源から直接情報を入手できる機会が増えた。 それに伴い、情報の取捨選択や信憑性の判断が個々人に委ねられることになったため、 メディアリテラシーの向上が課題となっている。 ③ 多くのプログラマーが、共同で無料のソフトウェアを開発・頒布する動きが広がっ た。その反面、有料のソフトウェアの違法な配布も容易となり、著作者の権利が侵害 されるという問題が生じている。 ④ 市民が意見を出し合い社会に働きかける場が、インターネット上にも広がった。そ れに伴い、こうした場では本名の公開を必須とする法律が制定されたことから、個人 情報が流出しかねないという問題が生じている。 81 第 52 講 大衆社会とその特徴② 現代の管理社会に固有の危険性についての記述として適当でないものを、次の①∼④のう ちから一つ選べ。 [2004・センター・本試験] ① 管理社会においては、政・官・財の統一的な管理機構が成立し、その機構に属する 人々にとってのみ有利な支配が、その大きな権力や経済力をもって、組織的に行われ る危険性がある。 ② 管理社会においては、各種情報システムの発達によって、個人データの徹底した管 理が可能になったが、その利用の仕方しだいでは、プライバシーの権利が侵害される 危険性がある。 ③ 管理社会においては、マスメディアを介した情報の管理によって、人々の意識や理 解が画一的になるように操作され、人々の心の在り方にまで意図的な介入が行われる 危険性がある。 ④ 管理社会においては、ただ一人の独裁的な支配者が、特定の人々だけに権限を恣(し) 意(い)的に委譲することによって、他の多くの人々を不当に抑圧し、過酷な奴隷状態に 置く危険性がある。 82 第4章 日本人と倫理 情報化社会についての記述として最も適当なものを、次の①∼④のうちから一つ選べ。 [2003・センター・本試験] ① 情報は物と異なって、コピーを作ることが容易なため、知的所有権の保護が重要な 課題になっている。 ② 企業や個人に関する情報の公開が大幅に進展した結果、すべての人があらゆる情報 に自由にアクセスできるようになった。 ③ 情報化や OA 化が進んだことによって、仕事の負担が大幅に軽減され、労働者はス トレスから解放される傾向にある。 ④ 膨大な量の情報を正しく処理できるよう、情報の受け手がマスメディアによる情報 操作を要望している。 現代の消費についての記述として最も適当なものを、次の①∼④のうちから一つ選べ。 [2003・センター・本試験] ① 情報は消費されても消耗しないため、これが消費の重要な対象になったことによっ て消費が鈍り、それが不況の主要な原因になった。 ② テレビ番組や CM などを通して消費者は欲求を絶えず刺激されており、それを一因 とするいわゆるカード破産が社会問題となった。 ③ 商品に関する正確で十分な情報を容易に入手できるようになったため、消費者は風 評や流行に左右されなくなった。 ④ 通信販売やインターネット・ショッピングが普及したことで、消費者が悪徳商法な どのトラブルに巻き込まれる危険はなくなった。 83 第 52 講 大衆社会とその特徴② ジョージ・オーウェルが 1949 年に発表した『1984 年』は、ビッグ・ブラザー(偉大な兄弟) が支配する監視社会を描いた小説であり、現代社会の様々な問題を予見したことで知られて いる。次の文章を読み、その説明として最も適当なものを、下の①∼④のうちから一つ選べ。 [2010・センター・本試験] 印刷技術の発明は世論操作をより容易なものにし、映画とラジオの出現はその流れを加速 させた。テレビが登場し、また技術的進歩によって一つの装置で同時に受信と送信ができる ようになると、ついに私的な個人生活は終わりを告げるに至った。全市民、あるいは少なく とも要注意の市民は警察当局による一日二十四時間体制の監視下に置くことができるし、他 の通信手段をすべて塞(ふさ)いで政府の宣伝だけを聞かせることもできるのだ。国家の意志 に対する完全な服従を強制できるばかりか、あらゆる問題に対して完全な意見の一致を強制 できる可能性まで、今や初めて存在するに至った。 (ジョージ・オーウェル『1984 年』) ① マスメディアが、事実に即した正確さよりも疑似イベントの提供に奔走する危険性 を予見している。 ② 双方向性の通信技術を用いて、個人の行動や思想が統制される危険性を予見してい る。 ③ 現実世界から切り離された仮想現実(バーチャル・リアリティ)のなかに個人が埋没す る危険性を予見している。 ろう えい ④ ハッカーによる不正アクセスやコンピュータ・ウィルスにより、個人情報が漏洩す る危険性を予見している。 84 第4章 日本人と倫理 メディアやテクノロジーによって身の回りには仮想現実があふれ、生身の他者との関係は 現実味が薄くなっている。これに関する記述として適当でないものを、次の①∼④のうちか ら一つ選べ。 [2000・センター・本試験] ① コンピュータ・ネットワークは、これまでと比べてきわめて小さなコストで人々が 他人と接触し自分を表現することを可能にした。しかしその結果、素顔が見えない者 同士の節度のない中傷合戦や、自我意識の過剰な拡大も生じている。 ② 計算機をはじめとする電子機器は、人々の生活に役立ち、今までは不可能だったこ とを実現してくれる。しかし、モニターから発生する電磁波や、廃品から生じる有害 物質が話題になっているように、電子機器が直接人体におよぼす影響も懸念されてい る。 ③ テレビが普及したおかげで、人々は茶の間にいながら世界の隅々の様子を知ること ができるようになった。その反面、実際の旅行はテレビ番組の追体験にすぎなくなり、 海外の美術館をビデオカメラのファインダー越しにのぞいて回るような事態さえも生 んでいる。 ④ 携帯電話等の個人通信機器は、人と人とをより直接的に結びつけるのに役立ってい る。その反面、継続性を欠いた広く浅い人間関係を確認する手段としても利用され、 あつれき 他者との衝突や軋轢をさけるといった昨今の傾向を助長してもいる。 85 第 52 講 大衆社会とその特徴② 今日の情報メディアに関する記述として最も適当なものを、次の①∼④のうちから一つ選 べ。 [2002・センター・追試験] ① マスメディアは本来、情報の伝達や公権力の擁護という使命をもつが、今日ではそ れ自身が一つの権力という面をもっている。 ② 電子商取引は、情報を瞬間的にやりとりする安全な取引手段であるから、個人情報 を第三者に監視、管理される危険性は少ない。 ③ インターネットは、双方向で情報交換できるメディアなので、人々が受け身の態度 をとらされたり画一化されたりすることはない。 ④ インターネットは、ボーダレスな情報伝達を可能にするが、同時に特定の趣味や関 心を共有する人々を結びつける媒体にもなる。 86 第4章 日本人と倫理 情報化の進展が社会や個人の生活に及ぼす影響の記述として適当でないものを、次の①∼ ④のうちから一つ選べ。 [1999・センター・追試験] ① 世界中を結ぶインターネットの普及に伴って、個人が各種の情報にアクセスできる ようになったため、作品の著作権や個人のプライバシーが侵される危険性が増した。 ② ビデオ、書籍、CD-ROM など様々なメディアを利用して、世界各地の名所や旧跡を 見られるようになったため、発展途上国では観光収入が減少し、国民の生活水準が低 下する傾向が現れてきた。 ③ 衛星放送の出現が東欧の社会主義体制の崩壊の一因になったと言われるように、国 内外の情勢についての大量の情報が入ってくるようになった反面、巨大メディアによ って世論が操作される可能性もある。 ④ 世界中の出来事を、自宅で映像を通じて知ることができるようになった反面、湾岸 戦争の報道時に指摘されたように、出来事に対する現実感が薄れ、人の生命に対する ま ひ 感覚が麻痺してしまうことが懸念される。 87 第 52 講 大衆社会とその特徴② 次の図は、日本国内の地方公共団体が保有する高齢者や障害者の情報を、防災や防犯のた めに、関連する部局や自主防災・防犯組織といった団体と共有することをどのように考える かについて尋ねた結果である。この図の説明ア∼エについて、その正誤の組合せとして最も 適当なものを、以下の①∼⑧のうちから一つ選べ。 [2010・センター・本試験] 88 第4章 日本人と倫理 ア 総数で見ると、「防災・防犯のためであれば、積極的に個人情報を共有・活用すべき」 と答えた者は、ほぼ 3 人に 2 人である。 イ 総数で見ると、 「防災・防犯のためであっても、個人情報を共有・活用しない方がよい」 と答えた者は、10 人中 1 人に満たない。 ウ 性別で見ると、「防災・防犯のためであれば、必要最小限の範囲で個人情報を共有・活 用してもよい」と答えた者の割合は、女性で高くなっている。 エ 年齢別に見ると、 「防災・防犯のためであれば、積極的に個人情報を共有・活用すべき」 と答えた者の割合は、年齢層が高くなるにつれ高くなっている。 89 ① ア 正 イ 正 ウ 誤 エ 誤 ② ア 正 イ 誤 ウ 正 エ 誤 ③ ア 誤 イ 正 ウ 誤 エ 正 ④ ア 誤 イ 正 ウ 正 エ 誤 ⑤ ア 正 イ 正 ウ 誤 エ 正 ⑥ ア 正 イ 正 ウ 正 エ 誤 ⑦ ア 誤 イ 誤 ウ 誤 エ 正 ⑧ ア 誤 イ 誤 ウ 正 エ 誤 第 52 講 大衆社会とその特徴② 以下の文章の に当てはまる語句を選びなさい。 [2005・センター・追試験] 19 世紀から 20 世紀にかけては、国家意識や民族意識を過度に強調する思想が新たな狂信 を生み出し、不幸な歴史を引き起こした。例えば 20 世紀のドイツでは、ファシズムが台頭 して少数民族や反対意見の持ち主を抹殺しようとしたり、悲惨な戦禍が生じたりもした。こ うした現実の中で、宗教上の寛容だけにとどまらない新たな寛容論の展開が見られるように なる。 が強まった時代に対応した寛容論は、「寛容を実行し、且つ、善良な隣人とし て互いに平和に生活し、国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、 」 という国際連合憲章の記述に結実した。 ① ナショナリズム ② エゴイズム ③ プラグマティズム ④ フェビアニズム ステレオタイプについての説明として適当でないものを、次の①∼④のうちから一つ選べ。 [2005・センター・本試験] ① ある集団についてのステレオタイプは、いったん作り出されると、メディアなどを 通じてひとり歩きすることが多い。 ② ある集団に対して投影されたステレオタイプは、投影する側が心理的に自らのうち にもつ否定的なイメージであることが少なくない。 し い て き べっしょう ③ ある集団についての型にはまったイメージでも、まったく根拠のない恣意的な 蔑 称 や呼称などはステレオタイプからは除外される。 ④ ある集団の「われわれ」意識が形成される過程で、ステレオタイプが他者との差異 を強調するために使われることもある。 90 第4章 日本人と倫理 現代の戦争に関する記述として最も適当なものを、次の①∼④のうちから一つ選べ。 [2003・センター・追試験] ① ハイテク兵器の開発により、現代の戦争はより限定的に遂行できるようになり、一 般国民に損害を与えることなく戦争が行われるようになった。 ② マスメディアやインターネットによって、一般の人々が戦争の様子をリアルタイム で正確に把握できるようになった。 ③ ナチスによるホロコーストへの反省から、第二次世界大戦後、エスノセントリズム に基づく虐殺は行われていない。 ④ 戦争は単に国家や国民に対してだけでなく、枯葉剤の散布や油田の破壊などに見ら れるように、自然環境に対しても甚大なダメージを及ぼす。 次の文章を読んで、その趣旨として適当でないものを、以下の①∼④のうちから一つ選べ。 [2003・センター・本試験] 東洋の諸民族は、後進的、退行的、非文明的、停滞的などと様々に呼ばれる他の人々とひ とまとめにされて、生物学的に劣っているがゆえに道徳的・政治的に教化されるべきものと 見なされてきた。それゆえ東洋人は、西洋社会の中で排除されているある種の劣等な人々、 (中略)つまり、その共通の特徴を述べるとすれば、嘆かわしいほど異質なという表現がぴっ たりであるような人々と同列に扱われてきたのである。東洋人が東洋人として、ありのまま に見られ、注目されることはまれであった。(中略)東洋人は従属人種の一員であったがゆえ に、従属させられなければならなかった。 (サイード『オリエンタリズム』) 91 第 52 講 大衆社会とその特徴② ① オリエンタリズムは、東洋の特殊性や独自性を強調する見解であるとされるが、実 際には西洋寄りの観点から構成された東洋観である。 ② オリエンタリズムにおいては、東洋は学問、芸術、商業における進歩の本流からは ずれており、保守的で奇妙な世界として扱われてきた。 ③ オリエンタリズムにおいては、古来、東洋文化は西洋文化と対比して客観的に研究 され、東洋人は西洋の中の異質な他者と見なされてきた。 ④ オリエンタリズムは、東洋を特定の見方で研究し、真実の姿とはかけ離れた異国情 緒豊かなものとして表現してきた思潮である。 自らの文化的伝統を尊びながらも、それを絶対視することなく、多様な文化に目を向けて、 対話の場を求めることについて、異文化との対話を求めていく態度の実例として最も適当な ものを、次の①∼④のうちから一つ選べ。 [1998・センター・本試験] ① A さんは、知りあいの留学生が一日 5 回の礼拝や断食などを行うことについて、そ れを奇異なものだと感じているが、そうした行為のもつ宗教的意味をその留学生に尋 ね、理解する機会を得たい、と考えている。 ② B さんは、鯨肉を食べることは日本の食文化であるけれども、国際世論の大半がそ れに否定的である以上、国際的な孤立化を避けるためには、いたずらに反論せず、文 化のそうした独自性は捨て去ってもよい、と考えている。 ③ C さんは、郷に入っては郷に従えと言われるように、日本人も外国に居住する以上 はその国の習慣を重視すべきであるから、日本の習慣やしきたりを忘れて、生活様式 をその国風に改めたい、と考えている。 ④ D さんは、さまざまな国でテロや暴動が頻発することに胸を痛めているが、そうし きょうあい た暴力はつまるところ 狭 隘 な信仰に由来するのだから、それらの国の宗教を徐々に別 の穏やかなものに変えていくべきだ、と考えている。 92