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会議録129KB

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会議録129KB
第11回 那覇市立学校適正規模等審議会会議録
開催日時
平成15年5月28日(水)
開会
午後6時0分
閉会
午後8時
開催場所
首里公民館 大ホール
出席委員
津留健二、高良勲、慶田城健仁、城間幹子、仲里学、續洋子、比嘉信勝、平
良恵美子、久高義久、神村洋子、田口雅士、早川和久、新垣直子、上江洲弘
治。
欠席委員
座波貞子、末吉栄三
内
1、報告事項
容
1)現場視察(分科会で指摘のあった箇所)について
2)シンポジュームの取り扱いについて
3)既存配布資料目録について
2、審議事項
1)適正規模等の具体的方策について
2)答申構想案について
3)その他
3、傍聴人
1)意見聴取について
4、第12回審議会日程について
出席職員
上地学校教育部長、森田学務課長、石嶺総務課長、田前学務課学事係長、
宮里総務課主幹、當山総務課技査、
1
会議録作成
當山雅則総務課技査
津留委員長
こんばんわ。定刻ですのでただ今から、第11回の那覇市立学校適正規模等
審議会を始めます。お手元に次第がありますので、その次第に沿って進めさせ
て頂きたいと思います。まず、報告事項に入る前に配布された資料に差し替え
があるようですので、事務局の方で確認をして頂けますか。
當山技査
まず、会議次第の方ですが、これが審議事項のカッコ1の方で、適正規模等
の具体的方策の下に答申構想案というのが入りましたので会議次第を差し替
えるという事にしています。
それから資料3の方ですが、那覇市立学校適正規模等審議会答申構想案と
いう事で、これは後ほど説明あるかなと思いますが、那覇市というのが重複表
記されていますので、修正して、差し替えという事にしました。資料3の方です。
それから一番、最後の方ですが、これは資料名を特に書いていませんが、那
覇市立学校適正規模等審議会・第1回起草委員会議事まとめというのがあり
ますが、これを配布資料の方で今日、追加という形で加えています。以上で
す。
津留委員長
ありがとうございます。資料はそろっていますでしょうか。それでは、報告事項
に入りたいと思います。
まず、最初に起草委員会で現場の視察を先だってやりましたので、その現場
視察について高良さんの方から報告をして頂きたいと思いますので宜しくお願
いします。
2
高良委員
5月21日に起草委員会がありましたが、その前の1時半から各ブロックで課
題になりました箇所がありましたので、そこを起草委員会で見て回りました。ま
ず、資料2の方で回った順を追って報告致します。そして概略説明をして、足り
ないところはご一緒した先生方に補足のお願いをしたいと思います。
まず、午後1時半に教育委員会に集まりまして、小禄ブロックで課題にあがり
ました、垣花小とそれから那覇西高北側にあります間に入っている崖っぷち、
すなわち、ふでかけ山というところを見て回りました。ちょうど幸い、起草委員に
建築家の末吉委員がいらっしゃいますので、末吉さんの意見も聞いたのです
が、技術的には問題ないだろうという事です。
ただ向こうが私有地になっておりますのでそこを買い上げてという課題がある
ようです。もし、通学路を設置するとしたら自然を生かしたままで通学路をつくっ
たらどうだろうかということでした。
それから、そこが出来ますと上の方のがじゃんびら公園があるのですが、そこ
と今の崖っぷちにあります自然を生かして総合学習等色々学習面でもプラスに
なるのではないかという様な事を感じました。
それから西高の北側、私達、小禄ブロックではそこを自由に選択できる認可
区域にしようという事でしたが、その辺のところもその方が良いのではないかと
いう事でしたが、ただ中学校においてはどうしても垣花小学校はそのまま、今
のところ中学校は鏡原中学校ですが、従来どおり金城中学校の校区にしては
どうかという事でした。
それから次の同じ小禄ブロックで課題になりました豊見城市の我那覇地区で
すが、那覇市の方に結局、市外区域の申請の中で、その地区は豊見城市です
が那覇市に将来は編入すると。それでその間許可を願いたいという事でした
が、やはり見てみると本当に崖っぷちで、そこから豊見城市へ行くというのはず
っと迂回しないと、あの地区我那覇地区は伊良波小学校の区域ですが、その
まま下りて行くと危ないので、迂回しないといけない。
そういう事からすると、子供達の安全だとか或いは便利さからいってもそのま
ま近い将来那覇市に編入した方がいいのではないかというご意見でございまし
た。やはりあの向こうの地域の場合、日常の生活圏は那覇に向いていますの
で、やはりそういう面で検討が必要ではないかというご意見等もありました。
それから、そこを終わって、今度は真地を回りまして、市民体育館の西側、急カ
ーブのところがあります。
それで、行きますとやはり向こうは交通量も多くて、歩道がありません。そうい
う事で登下校に非常に危険です。ですからその辺のところの配慮がどうしても
必要なのではないかと思います。
もし、安全を考えるなら途中から、市民体育館のところに通学路をつくっていく
か、そうでなければもとの校区の識名に安全の面からすると戻した方がいいの
ではないかというご意見もありました。
それから、そこを見て石嶺地区の方を回りました。
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石嶺の方では首里ブロックから課題が出ておりましたが、市営住宅の北側と南
側で学校が分かれるけれどもという様な事がありましたけれども、現在の通り
地図からするとどうしても石嶺小学校と城東小学校と分かれているがそのまま
でいいのではないかという意見がありました。
それから将来の福祉地区ですか、石嶺、それから農住組合土地区画整理事
業との関わり等もありましたけれども、将来人口がそんなに大きく変動するとい
うことは見込めないのではないかという事で、従来通りの校区でという様な話も
ありました。
それから新都心の方に回りましたけれども、新しい学校の敷地、非常に大きく
確保されていて、しかも銘刈小学校ですかそこの隣は、今は銘苅庁舎として使
っているのですが、将来は生涯学習センターの予定だそうで、そういう目からも
非常に環境としては良い環境になるのではないかなと感じが致しました。それ
からa小学校ですか、その次に予定されている学校などもありましたけれども
今、あちらはりうぼうの裏手になる訳ですが、今の現在の場合にははっきり言
えないのですが、将来人口が増えた場合の新しい学校という事で今、非常に大
きく確保されていて良い学校が出来るのではないかという事がありましたけれ
ども、ただ、その辺の人口動態を見ないとはっきりしない様です。
それから、泊交差点で横断橋と通学路の関係がありましたけれども、横断橋
と横断歩道との関係を見ますと、やはり横断橋を渡ると子供達が非常に大回り
をする。
しかも、向こうの地域住民も横断橋を渡るのは非常に不便で時間もかかると
いう事で、大人も下の横断歩道を通っているのに、子供だけ回すという事は少
し問題ではないかという事もありましたし、先進都市の場合には横断歩道を重
視している面がありますので、その辺も、利用するドライバーのマナーを向上さ
せる必要があるのではないかという話もありました。
それから、久茂地小学校も回りましたが、そこはこれからの課題でそのまま見
て回ったという事です。以上、簡単に概略を申し上げましたけれども、もし付け
足す事がありましたら先生方、起草委員の先生方でプラスしていただければと
思います。
津留委員長
津留委員長 ありがとうございました。当日は、起草委員会のメンバー5人と
事務局と、あと我那覇地区はちょっと問題があるのではないかということで教育
委員会から更にお二人の方が同行しまして、つぶさに見て参りました。その概
要が今、高良さんから報告があった通りですが、この報告について何かご質問
等ございますか。
4
神村委員
我那覇地区の件ですが、将来は那覇に移動するというのは計画としてはある
のですか。
高良委員
許可を得る為に、申請書の中にはそれが載っています。その辺は事務局で。
津留委員長
その辺の動向を事務局の方で宜しくお願いいたします。
當山技査
豊見城市の我那覇地区ですがこの地区については、以前はこの地区から那
覇市の方に行政編入するという話合いが行われたのですが、最終的にはこの
辺の事が保留状態になっています。それで今後どうするかという結論は未だみ
ていません。
子供達の通学については、区域外就学という事で許可の手続き、要するに豊
見城市の教育委員会と那覇市教育委員会の方とで区域外就学の手続きをとっ
てもらって那覇市の方に通学しているという様な状況です。
津留委員長
宜しいですか。
神村委員
まだ、見通しはたっていない訳ですね。
津留委員長
ただ、現場をどんなところかという事で見た。その現場にたってみると何故、こ
こが那覇市ではないのかという本当に崖の上と下です。
ですから、地形的に見たら当然、そこに住んでらっしゃる方の日常の生活の
行動範囲もみんな那覇に向いているのではないかと。あの崖を下りて豊見城
市に行く事はないのではないかというのを率直に感じました。
高良委員
ちょうど、金城のふでかけ山に似た様な感じです。
5
津留委員長
他に何かございますか。
宮里主幹
ちょっと追加で宜しいですか。今の我那覇地区の問題ですが、実は期限が1
0年という事がありまして、10年が切れた後、我那覇地区のみなさん方が大騒
ぎをしてなんとかして欲しいという事がありました。
豊見城市は豊見城市で市に昇格するという事でどうしても編入はできないと
いう狭間にあって、緊急的に子供達の為という事で那覇市の教育委員会が、
区域外就学とされていますが、今、会長からお話がありました様にそこに住ん
でいる方の生活圏が那覇なんですね、それで今、子供達の問題がクリア出来
たので、本格的に那覇に編入してくれという動きが全くストップしてしまっていま
す。
ですから那覇市民からすると、子供達の教育的に配慮をしたとしても、やはり
税金を豊見城市に納めて、利益だけを供用するというのは他の住民からみて
どうなのかというのは疑問として出ています。
ですからそれからすると、子供が就学されただけでは問題は解決していません
のでそこの皆さんもどういった対応が必要なのか充分認識し、いろんな対応も
必要ではないかという風に考えております。
津留委員長
神村先生宜しいですか。他に何か。
それでは、起草委員会が現地を見ておこうというのは、やはり答申文を書く時
につぶさに現場も見ないで、実体も良く分からないで書くわけにはいかないの
ではないかという事で一応問題になっている箇所は見ておこうという事で視察
に行ってきたわけで、その結果につきましてはこれから答申文を起草する中で
いかしていけたらという風に考えております。
それでは、次の報告事項のシンポジュームの取り扱いについてというのがあり
ます。これは事務局の方で報告して下さい。
6
宮里主幹
シンポジュームについては、予定として11月か3月頃にシンポジュームを開
催したいという事でした。
9月の補正で予算を獲得してやる予定でしたけれども、残念ながら予算がつか
なかったわけです。12月補正に向けてやりましたけれども、財政がかなり厳し
い状況で、結果的には予算獲得を出来ませんでした。
ただ少なくともこれまでの各小中学校の校長先生、それから各小中学校のpta
会長の皆さん、各学校の1学年の1クラスの保護者の皆さん方へのアンケート
調査を実施しております。
それと各種団体、pta連合会とか那覇市子供連合会・協議会、こういった団体
等についても団体として、或いは自治会、連合会についてもアンケート調査を
実施しましたけれども、団体として責任をもった回答が出来かねるという事があ
りまして、ただ代表論としてはこういったものがあったという事については了解
するという事でした。
それから最初の報告書の中で、表紙が青色の報告書がありますけれども、そ
の中でも各学校の校長先生、それから教員、子供会、自治会等についても調
査をしております。
それから審議会そのものも各地域で開催をされてきたという事で、充分地域
の皆さんの声が反映されているという様な視点にたちまして、シンポジュームに
ついては結果としてそういうアンケート調査等で対応を図らせて頂きたいという
事でご了承をお願いしたいと思います。
津留委員長
はい、当初スケジュールの中にシンポジュームというのが入っておりました
し、それから2回目の日程の中では意見聴取というのが位置づけられていたの
ですが、今、ご説明があった様な事情で取りやめにするという事ですのでご了
承頂きたいと思います。
3点目の既存配布資料目録について、事務局の方、お願い致します。
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當山技査
配付資料の資料5というところで、配布資料目録というのがありますが、これ
が5枚ほどにわたってあります。
これまで、皆さんの方で、今回で審議会10回目ですが、10回目までの配布資
料が膨大な資料になっているという事で皆さんの方で大変混乱されているので
はないかという事です。
それで何らかの整理をしなくてはいけないという事で基本資料、それから通学
区域、学校選択制、少人数学級、児童・生徒数データ、関係法令集、アンケー
ト調査、関係資料、各種まとめという類型化すれば、審議会で議論する上でこ
の辺の事の話しが出た場合すぐ、その資料を見る事が出来るという様に一応
類型化しました。
それで、この見方というのが後ろから3枚目ですが、これまで配布した資料を会
議次第に沿って、どういった審議をしたのか、配布資料がどの様なものがあっ
たのかという事が次第で配付資料というのがありまして末尾の方に番号を振っ
ていますが、それは確認できますか。
その番号が、先程説明した配付資料目録一覧表の方で旧資料番号というの
がありましてそれと照らし合わせをすると、類型化した資料と照合する事が出
来るという様な意味合いでこの配付資料を準備致しました。
津留委員長
はい、配布された資料は非常に膨大になっていて、どこに資料があるのか、私
なんか資料を探すのも大変なのですが、事務局の方で目録を作ってくださいま
して、それを活用しながら今後の審議にいかしていけたらと思います。
報告事項は他に。宜しいですね、以上で。
それでは、審議事項に入りたいと思いますが、適正規模の具体的方策につい
てという事で今回からは起草委員会で審議をして、その起草委員会である程
度、煮詰めたものをこの審議会に提案をするという形で進めて参ります。起草
委員会で作成しました答申構想案を提案致しますので、その提案の説明を事
務局の方でお願い致します。
8
宮里主幹
あの、その前に報告事項が漏れていますので、それをさせて頂いてから説明
したいと思います。起草委員会については、第一回目が5月8日に行いました。
これは、構想案についての起草をどうするかという事等を審議しました。それか
ら第二回目の21日にこれから説明します構想案について審議をしたという事
です。
4月の30日に審議会を行った後に、実は教育委員会の内部に学校適正規
模等推進委員会を設置致しました。
これは、目的としましては起草作業に教育委員会として全体的に支援をしてい
くという主旨と、答申が出た後具体的にこの答申の内容を具体的に推進するた
めの委員会という位置づけで設置をしたという事でございます。
この構成メンバーにつきましては、現在、後ろの方で控えていますけれども、
教育委員会の総務課、学校教育課、学校学務課、それから施設管理課、とい
うところが主になっていまして、構成メンバーとしましては11名となっておりま
す。
それでは、内容について説明をさせていただきたいと思います。お手元にあり
ますまず、構想案について説明をさせていただきます。
まず、はじめにとそれから大きくわけまして4つの枠で構成をしています。第1
章が那覇市立学校の規模及び配置の現状とその改革の必要性、第2章が那
覇市立学校の適正規模化に向けて、第3章が那覇市立学校の適正配置及び
通学区域の改革に向けて、第4章としまして、新しい那覇市立学校づくりに向け
てという様な構成になっております。
それから構想案についてざっと説明した後に、これらについての考え方に触
れると思いますが、前後して申し訳ありませんが、まず構想案を説明する前に
答申案を起草する為の基本的な考え方について説明させていただきます。
この答申については、まず諮問事項、3点に絞って行いたいという事でありま
す。これは諮問のところにありますが1点目としては那覇市立学校の適正規模
に関する事。2点目には那覇市立学校の適正配置及び通学区域に関するこ
と。3点目としてはそれ以外、教育委員会から特に必要と認められたものという
3点に絞って、報告書形式で答申をおこなっていきたいという事であります。
次に内容としましては、答申の内容を具体的に記述が出来るように可能な限
り具体性を持たせるという事であります。
3つ目にはこの答申は那覇市の独自性が出せる様にしていこうという事であ
ります。4つ目には、これまで審議未了とされた事項については答申案の作成
の過程で審議を深める事によって対応するという事でございます。
5つ目には答申を作成するにあたっては、まず事務局で起案をし、正・副会長と
調整をして、起草委員会に提案し、起草委員会で検討し、起草委員会案として
今日のように全体の審議会に提案をしていくという事を前提にしてこの答申、そ
れから構想案について進めていきたいという事でございます。
それでは、答申案について、構想案について4章に分けましたけれども第一
9
章の学校の規模及び配置の現状とその改革の必要性の中で内容としまして
は、大きく2つに分けまして1つ目が学校の規模、配置及び通学区域の現状。
この中には那覇市における長期的な児童生徒の減少傾向、それから人口のド
ーナツ化現象、それからこれは那覇市の特徴ですが、小規模校と大規模校が
混在をしているという事であります。
先進都市であります東京、大阪では、小規模校が殆どですが、那覇市の様に
中心街の、ある意味での過疎化と近郊部のドーナツ化、児童生徒の増です。そ
ういう意味で中心部での小規模校と近郊部の大規模校が存在しているという
のが特徴としてあります。
それから、児童・生徒数が増える事によって、学校をそれぞれつくってきたわ
けですが、しかしある意味でこのこれまで増えてきた児童・生徒数への対応と
いう事で通学区域が全体的な整合性がとれる形で整形されていないというの
が現状としてあるという様な事をそこで触れていきたいという事であります。
それから、2つ目の改革の必要性についてはこれまでの那覇市の取り組みと
将来への展望等を踏まえた観点から、このような規模、配置の改革を行ってい
きたいという事でありますし、それから具体的な改革の仕方としては段階的に
現状にマッチするような形での改革を進めるものと、それから緊急性を要する
ものについては、どのような形でどう具体的に緊急的な改革をしていくかという
事。
それから将来的な展望をみた改革というのはいつごろから実施をしていくかと
いう事なども踏まえた内容で検討していきたいと思います。
しかしながらそれについては財政問題も当然伴いますのでその辺りも考えな
がら時期等について触れていきたいと思います。
それから第2章につきましては学校の適正規模化に向けてという事で大きく分
けて3つで構成しています。1つ目が適正規模についての基本的な考え方、こ
の基本的な考え方というのは、児童生徒の育成の観点からと、それから実際
上の教授、学習組織をどの様な形で充実させるかという観点。それから学校経
営という視点から適正規模についての考え方を求めていきたいと思っていま
す。
それから2つ目が具体的に適正規模にする為の提言という事で1学級の児童
生徒数は何名が適正か、1学年、1学校の学級数はどれくらいが適正か、それ
と1学校の児童生徒は前回の生徒数と比べるという様なものを具体的に提言
するような内容でまとめていきたいという事です。
3つ目には適正化するための具体的な方策をどの様なかたちで実現していく
のかという事をこちらの方で答申の内容に盛り込んでいこうという事です。
第3章の内容を要約すると、既設学校の適正配置と通学区域の改革に向けて
という事です。これについては、具体的な内容としまして1つとしては適正配
置、通学区域についての基本的考え方、2つ目には、適正配置、通学区域につ
きまして、まず考えられるものとして児童生徒の通学条件、これはやはり通学
10
の距離と通学の安全性の問題などをこちらの方で答申に盛り込んでいきたいと
いう事です。
この章では、それから適正配置する上での学校と地域社会との関係、自治会
との関係、或いは子供会との関係などその辺りをどの様にするかという事など
にも触れていきたいと思います。更に、小学校と中学校の連結、どの小学校が
どの中学校区になるのか、その辺りがはっきりと分かるようにする。実は中学
校によっては3∼4校がひとつの小学校から通学するというところもあります
し、2校というところもあります。その辺りを適正配置の中でどういう形で小学校
と中学校の整合性をはかるかという事をこちらの方で具体的に触れていきたい
と思います。
それから第2としては学校の適正配置及び通学区域についての提言ですが、
適正配置をする為には、まず通学区域の見直しが当然必要だという事で、これ
をどのような形で見直すかという事です。
それとこの通学区域の見直しの手法としてこれの弾力化、いわゆる学校選択
制等含めた通学区域のあり方等を含めてこちらの方で答申に盛り込みたいと
いう事です。それから次には通学路の条件、更には色んなそういう工夫をして
尚かつ、学校の適正規模がはかれないという事であるならば、学校の統廃合
についてもそのあり方、待遇等については触れざるを得ないという事ですの
で、その辺りについて、学校の統廃合をどの様な形で答申に盛り込むかという
事をこちらの方で触れていきたいという事です。
第3としては、学校の適正配置及び通学区域改善の具体的方策についてこれ
を各ブロックの色んな課題、問題点等についてこれまで分科会などを開いて検
証してきたわけです。
これを適正配置、通学区域の改善という視点から各ブロックの具体的な方策
で答申に盛り込んでいくという事です。
それから4章としましては、新しい那覇市立学校づくりに向けてという事で、1点
目が学校施設の多角的な活用をどうはかっていくか、地域に開かれた学校を
どういう形で作っていくかという事だと思います。
それから2つ目には生涯学習機関としての学校という位置づけも今後必要にな
ってくると思いますのでこれはこちらの方で盛り込んでいきたいという事であり
ます。
それからおわりとしましては、この施策がどのような形で実現するかという事
も踏まえた内容で終わりの方で答申しておきたい。その為には何よりも市民の
理解と協力が必要だという事になりますのでそれをどういう形で盛り込んでこの
答申が実現していくかという事を終わりの方で説明していきたいと思います。
次に資料としてこれまで配布してきた資料の中でより重要なものについて資料
として添付したいと思います。
それでは次に答申についてこれまでの様にこのタイトルにも有りますように審
議会答申とすると少し堅苦しいのではないかという事で答申のネーミングにつ
11
いては、より親しみがもてる様に答申をネーミングした方が良いのではないかと
いう事があります。
それから、これは起草委員会の方で出ましたがいわゆる幼稚園をどうするかで
すが、これは第1回の審議会の中で幼稚園については除外にするという事で
説明をさせて頂いています。幼稚園については校区制がありませんし、それか
ら幼稚園については幼稚園と保育所は1年間という視点で幼稚園の問題につ
いてはとらえておりますのでこれは別で考えておりますので幼稚園については
内容を除外させて頂きます。
それと先程の学校の統廃合とも関連がありますが、いくら特色ある学校づくり
を含め学校の中で説明して、日頃工夫されてもいわゆる学習集団としては良い
のですが、生活集団としての学校のあり方からすると例えば1学級が20数名、
或いは1学年は1学級しか設置できない、6学年で6学級、児童生徒数につい
ては何百名以下そういうものについてもある意味で統廃合等を考える場合も最
低限の判断基準等も必要ではないかという事です。
それから、もう一つ議論されたものについては、先程述べました事についてこ
の様な形で答申の中で触れる必要があるかという事がありました。
これについては適正審議会の目的は何かといいますと、市立学校のよりよい
教育環境を整備し、充実した学校教育の実現をする為にこの審議会を設けた
という主旨でありますのでこれからの那覇市立学校のあり方については、当然
学校施設の多面的な活用、それから生涯学習機能を含めた学校をして今後の
地域に開かれた学校という視点からここで触れておく必要があるなという様に
考えております。
それからこの答申の構想につきましては、これまで那覇市立という表現が多
かったのですが、今回これを変更しました。
それと答申案について、よりコンパクトで普及版というものをつくるべきではな
いかという事もありまして、これもあわせて答申の内容を普及するような普及版
についても作成をしていきたいと思っています。答申案につきまして実は那覇
市の方でホームページがありまして、市民との双方向でやりとりが出来る、ゆ
んたく広場というものがあります。その中に答申の内容を載せまして市民から
のこれについての色んな意見等についても拝借しながら、答申のとりまとめを
して頂きたいと思っております。以上です。
12
津留委員長
はい、ありがとうございました。
事務局の方で記録を取っていただいたので事務局の方で、起草委員会の審議
の結果をまとめていただいて、今、きめ細かにご報告があった様な状況でござ
います。
他の起草委員の方でこのような事があったという事で補足する方はいらっし
ゃいますか。高良委員、城間委員宜しいですか、慶田城委員、田口委員宜しい
ですか。それでは、ただ今提案の理由がありましたけれども、少し確認を致しま
して、前に答申案策定の作業フロー図案というのがお手元に届いているかと思
いますが。
ございますか。それで、今後作業がどのような形で進んでいくのかという事が
フローチャートで示してあります。先程、事務局の方から説明がありましたけれ
ども、この委員会と事務局との双方向との矢印がありますけれども、前回この
矢印の意味が分からないという様な事がありましたが、起草委員会で先程あり
ました様に、原案は事務局でつくって頂く、その原案は勿論今までの会議の議
事録をもとにして、議事録に沿ってまとめて頂く。それで事務局の方では、組織
体制を組むために、那覇市立学校適正規模審議会推進委員会という委員会を
つくって頂いて、そのメンバーも先程紹介ありましたが決まっているわけです。
ですからその様な委員会の内部で議論をしていただいて作って頂く。それを
起草委員会で検討してこちらに持ってくるという事です。それで、先々答申をし
たら又、実行をはかる為に教育委員会内部で又、推進委員会が力になって、と
いう様な仕組みで提案をしています。
それからもうひとつは、そのフロー図に2番目の枠の所ですが、答申案前段
作業、それから答申案後段策定というのがありますが、その前段、後段という
のは何を意味するのかという事で、起草委員会で、前段は先程の構想案で言
えば、1、2です。改革の必要性という所と適正規模化に向けてというのが前段
で、3の那覇市立学校の適正配置及び通学区域の改革に向けてという所から
が後段という風に一応そういう風に分けて、審議をしていこうと。ですから原案
もそういう大きく2つに分けて審議会に提案をしていこうという風に考えておりま
すのでご了解頂きたいと思います。
それでは、今お手元にある那覇市立学校適正規模等審議会答申構想案です
が、何かご質問などありましたら、ご意見も含めてありましたらどうぞ。あの、今
續委員がご覧になっていますが、この資料として目次のものが先程ありまして
報告書形式というのはおよそこういうものを想定しようという事です。1,2枚で
諮問の1がこうあったから、それはこうする。2はこうだからこう答えるという1,
2枚で終わるのではなくて、ある程度ページ数を、起草委員会では何ページくら
いになるかと議論したのですが、答えは出ませんでしたが4,50ページ位には
なるのではないかという様な事も話題になりましたが、先進地域を私たち視察
しましたがその時の入手した資料、それからインターネット等で事務局の方が
入手した資料、そういうものを参考にして答申の形式を報告書形式にしようとい
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うのは、これらを参考にしています。はい、どうぞ。
慶田城委員
慶田城です。審議会も快速されて最後に入ってきていますので、これから前
段の起草、具体的なものに入っていくわけですが、今の段階で全体の事に一
言触れておきたいと思います。
この事は又、起草委員会でも議論しますが、構想案が4点、これまであった那
覇市の文字の重複がさけて、整理されてすっきりして良いと思います。
それで、こういう審議会をやる必要性というのは、私たちの審議会の存在、何
故あるのだという事に関わりますのでしっかりとした認識で押さえておきたいと
思います。前回の審議会、起草委員会から要求があって、昭和41年からの那
覇市の学校児童生徒の数、クラス、学級数等のすばらしい資料がでておりま
す。
それによりますと、復帰後30年で小学校ですと大幅に増えて、23校から35
校に増えて、生徒数は3万4千から2万1千に逆に減っているという事がありま
す。それから、中学校は10校から17校へ増えまして、生徒数は1万7千から
今年で1万ぎりぎりの所にきているという児童数の変化はきちんと押さえておく
必要があると思います。
もうひとつは、必要性という場合は現状だけで、必要性を論じても一つは説得
力にかけますし、このはじめの大きな1の中にはぜひ、那覇市のこれからの街
づくりといいますか、都市計画といいますか、その観点を改革の必要性の中で
はしっかり盛り込むべきだろうと思います。人口は果たして減るのか、増えるの
か、子供は減るのか、それはどういう要因で減るのか、増えるのかという事を
都市計画関係の部局と詰め合わせをして、しっかりした人口動態予測をもとに
論じていかなければならないと思います。それはこれまでの30年間の児童生
徒数プラス学級数の変化とこれからの予測をしっかり分析して盛り込んでいく
必要があると思います。
もう一点ですが、これは起草委員会で末吉委員から何度も言われて記憶され
ている事ですが先程、主幹からも触れられていましたがやはり子供達の人数だ
けで論じて良いのか、やはり空間的な要素、一人あたり校地面積はどれだけあ
るのかという観点も加味して論じていかないと、子供が少ないが校地も少ない
と結局大きな所の様にぎゅうぎゅうしているというのでは何のための改革か分
かりませんので、そういう空間的な視点は必ず入れて欲しいという事でした。現
状の中では空間的な要素がきちっと把握されているだろうと思います。答申構
想案の前段部分については、その様な感想を持っています。以上です。
14
津留委員長
はい、委員の先生方には大変失礼しておりますが、今、慶田城委員が引用し
ていた資料というのはこういう細かい数字が必要ではないかという事で起草委
員会の中で末吉委員からの要求がありまして、昭和41年からずっと今日に至
るまでの学校別の子ども達の数の変化をとらえた資料を事務局の方で作って
頂いて、これが提示されています。
そういう様なものを、今見る必要があるのではないかという事ですが、この構
想案の中では2の学校の規模及び配置の改革の必要性のカッコ1の改革の必
要性という所で那覇市の取り組みの経過、それから将来への展望等という事で
今慶田城委員から提案がありました事柄については、こういうところで触れる
事ができるのではないかと思います。1点目はですね。
それから2点目は、これは審議会でも、前に上江州委員だったと思いますが、
適正規模を考える基準は何なのかという、数的なもので良いのか、もう少し生
活空間であるとか、学習環境を考えていかなければいけないのではないかと
いう様なご意見がありまして、私、議事録を見てみたのですが、そういう意見が
ありました。
そういう事でこの前の起草委員会でも果たして那覇市の学校はそういう様な
子供達の1学級は何名、何名といっても本当に適正規模が出てくるのだろう
か。どだい運動場だとか屋内体育館だとかそういうものが基準に達していない
のではないか、達していない中で子供達の適正規模化というのを数量だけでい
っても無理なのではないか。だから財政的に非常に難しい問題もあるけれど
も、そういう事についても触れる必要があるのではないかという様な事で起草
委員会では提起をされております。
それからもう一点は、将来、学校の統廃合を考える上で今までの議論の中で
は1学年1学級という様な学校については果たして教育上望ましいのかどうか
というと、アンケートの中でも、先生方の中からこれは望ましくないという意見も
たくさん出ているわけです。
そういう様な事から考えたら、将来的にはやはり検討をしないといけない。そ
れでその際、1学年、1学級あれば良いのか、もっと踏み込んで1学級の子ども
達の数を例えば5名しかいないとかいう様に極端に数が少なかった場合にそう
いう学校の存続はどうするのかという様なところまで踏み込んで、その適正規
模の基準を考えるべきではないかという様な意見も起草委員会の中では出て
おりましたので、今後、起草する中でそういったものをどう取り上げていくのかと
いうのをご審議して頂きたいと思います。慶田城委員、宜しいですか。では、他
に。
15
上江州委員
ちょっと私、今回の審議会の中で当初、続けていく中で最初の頃思ったのは
将来どうするか、現在の問題を具体的に解決する対処療法ではなくて、将来の
子ども達に大きく残せる様なものが作れたらと特に考えていました。
先進都市の視察を行った中でも区割りの見直しという作業ではなく、やはり学
校選択制等大きな問題をもう少し踏み込んでいけたらと考えていたのですが、
今日の答申案策定の作業フロー図等をみても、要は、これは審議未了という事
で答申を作成しながら選択制等については話し合うという事ですが、作業の時
間的問題、質の問題を考えると少し不足している様な気がするのですが、いか
がでしょうか。
津留委員長
審議未了だとか、審議が不十分だったという様な事をどうするかという様な事
を起草委員会でも話しあいをしたわけです。
その中で例えば、通学区の選択制は提起されたが、あまり議論はされてない
のではないかとか、それから久茂地小学校の後を考える会ですか、そういう様
なところから問題が提起されているけれども、それについても深く議論はしてい
ないのではないか。そういうものがいくつかあると。
では、そういうものの課題だけをピックアップして最初に議論をして答申案を
つくっていくのと、答申案を議論しながら、そこのところは未だ審議未了だがこう
いうまとめ方で良いのかどうかというような事を突っ込んで議論するのと2つ方
法があるのではないかという事でどちらの方法をとろうかという話し合いがあっ
たわけですが、答申案をつくる過程の中で起草委員会でも議論するけれども、
ここの所は審議会で審議未了だからもう少し議論をしましょうという風に進めて
いった方が効率的ではないかという事でその方法を取ろうという様な事をして
おります。そして将来のビジョンにつきましても、単なる対処療法ではなくて、将
来の事につきましても、先程も提案の理由の中でありましたが、最後の4番の
新しい那覇市立学校づくりに向けてという様な事についても、起草委員会では
賛否両論というような議論がありましたけれども、この項目についても中身をど
うするか、先程基本的な考え方のひとつに那覇市の独自性を出そうではない
かという事がありましたが、ここでそういうものが出せるのなら残してやろうでは
ないかという様な事で、一応項目を残しているわけです。
それは具体的にそこにきて何も出せないとか、一般論で今まであちこちで言
われているものと同じだという事なら、あえて残す必要はないのではないかと
思います。
那覇市独特のものがそこで記述出来る、議論して書く事が出来るのであれ
ば、これはとても大事なのではないかという事で、その項目についても今後ど
れだけ深められるかという課題が残っていると思います。だいたいそういう形で
進めていってはどうかと起草委員会では一応方向性は出しております。
16
いかがでしょうか。はい、どうぞ。
新垣委員
すごい事を私、考えたのですが、答申という事はつまり県外に向けてという事
でしょうか。那覇市だけの答申でしょうか。枠ですよね、結局、那覇市外に対し
てもこういう事がオープンになるというのですか。
つまりはここに墨田区という資料がありますよね、これは東京都以外でも見れ
るという事は那覇市のものも東京、東北、北海道、その他の県でも見る事が出
来るわけですから、その大きな枠でとらえて、すばらしい答申を作っていきたい
と望みます。アンケートで以前に終わっていて申し訳ないのですが、私自身が
気になっている事があります。
それは学校と児童(父母)側の両方からまだ見落としがないだろうかという点
であります。再度、ブロック枠にとらわれず全ての学校関係者とコンタクトをとっ
て最終的に現場の声を直に述べて頂く、これが本当に生きてくるのだと思いま
す。
文章だけで終わらせてはいけない。文章にするという事は一定の限られた人し
か見ません。関心のある方、必要の程度の差でしか分からないわけです。それ
で関心のある方、又、教養の程度の差でしか分からないわけです。
本当に現実にここが危険とかこういう事が分からなければ、範囲外という事に
なりますよね、本当にすばらしいものを作るならば、県外に向けても恥ずかしく
ないものをつくる事です。私は各学校の校長、又、父母ですね、崎山ハイツの
様にコンタクトをとってホームビデオみたいにして、映像に残して、私達が身近
に感じる事、肌に感じる事を文章にすればアピールというのですか、そういうの
がすごく迫力があると思います。
一部の人だけの答申になる可能性もないことも無いと思うのですが、ちょっと
考え過ぎでしょうか。
17
津留委員長
一つの全国向けになるかどうかですが、これはあくまでも那覇市の教育委員
会からこういうことについて皆さんどうですかという事を聞かれているわけです
から、答えるのは那覇市に答えるわけです。それが結果的に全国に流れると
いう事は当然あるわけです。オープンですから、先程もありました様にホームペ
ージに載せようという様な事もあるし、普及版を作ろうという様な事もあるわけ
ですから、これは本当に情報が公開されていくという風に考えていいのではな
いかと思います。
それから2点目の学校とコンタクトをとったらどうかというのは、先程もお話あ
りましたけれども、今までやってきたわけです。アンケートをとったり、それから
巡回をあちらこちら一カ所でやるのではなくてまわって、早く帰る傍聴人の方に
は意見を述べてもらっています。だから、出来るだけの努力はしてきたと思いま
す。ブロック別でも先生方が学校に訪問して、校長先生のお話を聞いたり、地
域の人のお話を聞いたりして、ブロックごとの課題が出てきてそれを起草委員
会で更に確認しようという事で現場をみたりしていますので、そんなにひとり勝
手にこちらで議論をしているのではないのではと私は思っているのですが、い
かがでしょうか。今のご意見については。
確かに立派なものをつくってこれを実際にやってもらわないと困るから先程の
提案でいう通り、終わりの所ではこれを具体的にやって下さいよと。
或いは市民も一緒になってやりましょうよという事で、タイトルも難しくてこれで
は困るからもう少し市民になじめる様なネーミングを考えようではないかという
事で、新聞社の方もお2人おられるから、頭をひねってもらおうとか国語の先生
もおられるから国語の先生にも考えてもらおうとかというのを起草委員会でして
いるわけです。
ですからおっしゃる主旨に私は大賛成ですが、そういう努力をしてこなかった
か、全くこちらだけでやったかというとそうではないのではないかと私は考えて
おりますがいかがでしょうか。その件についてご意見がありましたら。
確かに立派なものをつくってこれを実際にやってもらわないと困るから先程の
提案でいう通り、終わりの所ではこれを具体的にやって下さいよと。
或いは市民も一緒になってやりましょうよという事で、タイトルも難しくてこれで
は困るからもう少し市民になじめる様なネーミングを考えようではないかという
事で、新聞社の方もお2人おられるから、頭をひねってもらおうとか国語の先生
もおられるから国語の先生にも考えてもらおうとかというのを起草委員会でして
いるわけです。
ですからおっしゃる主旨に私は大賛成ですが、そういう努力をしてこなかった
か、全くこちらだけでやったかというとそうではないのではないかと私は考えて
おりますがいかがでしょうか。その件についてご意見がありましたら。
18
早川委員
意見という事ではないのですが、問題点は一応答申ですから、答申をだして
それが実現可能かどうかという事が確かに問題になってくると思うのです。
勿論良いものをだして、今、お話があったようにどこにだしても恥ずかしくない
理想的なものを書くのは良いのですが、理想論だけ出してもしょうがない。現状
の那覇市で今何ができるかというところも踏まえた形で答申として出てくるわけ
ですから、それを他のところに出して、それがすばらしいというのとはちょっと状
況が違うのではないかと思います。
後は、皆さんが分かる様な内容に書いても、これは配られて見た人には「あ
ぁ、こんなすばらしい事が那覇市はすぐおこるんだ。」と思ってしまうかも知れな
いが、ただそれが実現出来るかどうかは別の問題になってきて、そこら辺の実
現性の問題に関しても何か別の冊子で良いから、実際今どこまでいけるのか、
この答申はどの程度までの実現の可能性があるのか、又、実現させる為には
どういったひねりが別に必要なのか、いわゆる収入をどうするとかお金をどこが
どれだけ出すとか、いわゆる学費をあげなければならないとか、色んな事が今
後出てくるかもしれません。だからそこら辺のところも踏まえた形の別の観点か
ら見たものを一緒に出さないと誤解を招く可能性があります。それだけがちょっ
と気になっているところです。
津留委員
はい、他に何か。もう少し現場と密着するべきだというご提案ですよね。
早川委員
はい。
津留委員長
どうぞ。
新垣委員
宜しいですか。私、個人的に日曜討論というのを良く見るのですが、それは現
場のアナウンサーというのか放送局の方が政治家とがやりとりをするのです。
距離は離れていて。そういう討論というのですかシンポジュームがちょっと進ん
だ様な感じの。あぁいうものはすごく分かりやすいなと思ったものですから、学
校現場の現状というのをもう一度再確認したいなという事です。
ちょっとこういう文章ですと、絶対に見逃しがあります。どんなに日数をかけて
つくった答申でも見逃しがあります。それが気になるものですから、私は各ブロ
ックの問題になる学校の校長先生、又はptaの方達のご意見を聞いてみては
いいのではないかと思います。以上です。
19
高良委員
あの、起草委員の中でも、結局他の答申などをみて中間答申をして、それを
一般に公開をして現場の声、意見を聴取して修正をしてというような形で本答
申になるわけですが、その辺の場合我々にはないので、ですからインターネッ
トをぜひ活用してそれを一般の方に知ってもらって、その中で今の様な意見等
がきたら、後でその答申についてのご意見等の聴取をする。
それで聴取をする場合にいつまでにそれを提案するかというのは後で話しが
出るかと思いますが、そういう中間答申がないので、やはりインターネットを通
じて、みんなにprしていく必要があるだろうという事は話し合いをしています。
津留委員長
先程、報告の中でシンポジュームはやりませんという様な事で、報告がありま
したが、それを復活させた方が良いというご意見ですか。
新垣委員
それは質問ですよね。
私、予算が無いという事であれば、シンポジュームはしなくて良いと思います。
ただ現実的な答申にしたいというのが私の意見です。
現場に行かれたのが5月21日でしたか視察行かれましたよね、それはとても
大切な事ですので、それをぜひいかして欲しい。
その様な所が視察以外にもあるのだと思いますので、それを沖縄の人は内
面があまり出せない県民性がありますので、表に出さないでずっと我慢してい
る方達の心を開いてあげたいという気持ちから私は思っただけです。
津留委員長
いかがですか。今の提案について何かご意見ありましたら。
宮里主幹
会長、ちょっと宜しいでしょうか。
今のご意見ですが、最初の報告書、青い報告書がありまして、その中に各学
校長の意見が全部入っております。細かい内容です。
それから再度、去年の10月末から1月にかけておこなったアンケート調査の中
でも各学校長の意見が全部把握されております。
その上で先程会長からありましたけれども、各ブロックごとにそれぞれ問題点
がないかという事を直接お伺いして色々な問題なども把握しておりますのでそ
20
こで、更に見落としがあるかないかという事は、この回答内容にどう答えるかと
いう事にもつながっていくかなと思いますので少なくとも、これまでの審議会に
比べるとかなりきめ細かに、各学校の実状を把握しているのではないかと我々
としては自負しております。
津留委員長
どうぞ。
比嘉委員
審議会の答申構想案について、まず必要性、それから教育長から諮問を受
けた適正規模について、適正配置について、関連して適正配置は通学区域に
触れるわけですが、それと新しい学校づくりについての柱は流れ的に良いと思
います。
一点、お尋ねになりますか意見になりますか、ローマ数字のⅲの適正配置及
び通学区域の改革に向けての3番、学校の適正配置及び通学区域改善の具
体的方策のところでこれまでブロックごとに分かれているところを調査、研究し
たりした事がブロックでどう表されてくるのか。例えば、私達審議会が考える学
校の適正な規模とかいうものを一律にカッコ1、首里ブロックから小禄ブロック
までおしなべて適用するのか首里ブロックの様な住宅地域における適正規模、
適正配置というのと、それから都心部といいますかドーナツ化現象が進行して
いる那覇ブロックにおいては適正規模、適正配置は弾力的にするのか。そうい
った事に触れる必要はないでしょかという事です。
この事はすぐ上のローマ数字ⅲの2番のカッコ1、通学区域の見直し及び弾
力化、学校選択制等を含めてという事と大きく関わってくると思うのですが、こ
のブロックごとの具体的方策をどう述べるかの前提になる考え方といいます
か、それについては議論する必要はないのでしょうか。以上です。
21
津留委員長
今のご指摘については、起草委員会でも問題になりました。ブロックごとで出
された報告も相当違いがあるのではないか、小禄ブロックの様に非常に具体
的に書いている所もありますし、そうでない所もある。
それでは、どの程度でまとめていくかというのは今後の大きな課題ではないか
と思います。それで先程、基本的な考え方の中で、答申内容が施策化出来る
ように、可能な限り具体的な記述をしようというのはブロックによって違うのでは
ないかと思います。
このブロックについては、はっきりしているから、ある程度具体的な所まで触
れられるけれども、別のブロックではその地域の特殊性があって触れられない
ところもあるのではないかと、ですからそういうブロックごとの特殊性というもの
は念頭においていて記述をする必要があるのではないかというその程度の話
はありました。
それからまだ、起草委員会で正式に議論はされませんでしたが、ブロックとは
何かと、既成のブロックに拘束されないといけないのか、それとも通学区域など
を見ますとブロックそのものの考え方を改めないといけないのではないかという
様な事も多少は出ておりましたが、具体的にこうだというところまでは現段階で
はいっておりません。
比嘉委員
学校選択制を避けて通れるのかも含めての事ですが、そうしますと、例えば
過小になった場合には、その選択制の幅がここには適用できる、ここはちょっと
遠慮してもらおうかという様な具体的なところまで触れるのか触れないのかとい
う学校選択制についてという意味合いも含めてです。
津留委員長
選択制は議論未だされていないので、これはぜひ議論するべきだという事は
確認してあります。これも起草委員会の中で提案されました。
選択制というのは話題に出ていたが、全然踏み込んでいないのではないかと
いう様な、ブロックによっては具体的に将来的に選択制を考えるべきだという具
体的に提案しているブロックもありますので、例えば那覇ブロックの方では非常
に抽象的な表現をしていますが、おそらく選択制の事ではないかなと思います
けれども、そういう表現の違いだとか色々ありますから、今後、やはりそれはみ
んなで検討していかなければならない課題ではないかと思います。
今、私達が便宜的に使っているブロックはですね、例えば他のところで出てい
る答申を見ていると、この為にブロックをつくっているわけです。通学区域、学
校配置を考える為に新たなブロックを考えるという様な事をやっているのです
が、私達は、今ここに書いてある5つのブロックというのは、行政が今まで使っ
ているものをそのまま使っていますので、学校配置だとか教育委員会で考えた
時に、これをそのまま使って良いのかどうかというものも本当は、議論してみな
いといけないのではないかと個人的には思ったりします。
22
先程の、新垣委員のご提案についてはできるだけそういう方向で先程、早川
委員もおっしゃっていましたけれども、私達も緊急性あって現実性のあるものは
当然やらなければならないが、今は出来ないけれども、将来に向けてこういう
事もやらなければならないのではないかという様な事についても考えなければ
ならないのではないかという両面から話しをしていますので、そういう中で現場
と乖離しない様な努力を、この審議会自体もやっていけたらという風に思いま
す。宜しいですか。
新垣委員
はい、私ブロックといってお話されていましたが、このブロックがすごく大まか
で5つに分けるというのは、とても私、前から疑問をもっています。
すごく離れたところも調べなきゃいけないし、見逃しがあるという事も当然頭に
ありました。ですから5つ以外にもっとこれを2倍くらいにしたいなというのが私
の意見です。細かく深くという事です。ですが、期間がかかりますよね、そこの
ところお尋ねします。以上です。
津留委員長
今の問題は後半の問題ですので、そこで又、議論をしていきたいと思いま
す。
他に何か。傍聴人の方もお見えですから、傍聴人の方にも発言の機会を持ち
たいと思うのですが、マイクを向こうにふって宜しいですか。
それでは、傍聴人の方、今の私共の議論について何かご意見等ございました
ら、お名前を述べられてからご発言頂きたいと思います。宜しくお願いいたしま
す。
23
田端さん
城南小学校の父兄の田端と申します。先程、学校側からの返事もちゃんと頂
いているという事でしたが、前に半径500メートル円内というこの資料を頂きま
した。ちょうど、首里コープの向かいぐらいの場所は、コープ首里のちょっと手
前の信号のコープの向かえ側はあの辺は城南校区になる所がありますが、今
この地図で見ましても、城東小学校に300メートルから500メートル以内に入
るところが実際あるのですが、ですから城南小学校には多分1キロ以上あるの
ですが、たまたま自分も友達がその辺にいて城南は遠いねという話をしてはい
ました。
ですが首里ブロックの返事としてやはりこの辺の事が全然取り上げられてい
ないという事を考えると、この学校適正規模審議会に学校側からの返事はあっ
ても、父兄の意見としては実際どこまで一般父兄が知って、実際は意見は殆ど
でてないのではないかと思います。
実際、学校側からこういう適正規模審議会がありますので何か校区なり、ご
意見などありませんかという学校側からの問い合わせも実際、一般父兄には
何もない状態ですし、首里ブロックであるから、たまたま首里中学校では先日、
土曜日の総会の時にprの用紙を一枚はもらいましたが、やはり小学校からは
何もなかったというのが現状ですから、やはり一般父兄の意見はなかなか出て
いないのではないかと思います。
津留委員長
田端さん、どういう方法があったら良いと思いますか。何かご意見あります
か。一般の人達から意見を集めるには。
田端さん
やはり、自分はずっと傍聴していますから新聞に載っているのも分かりはしま
すが、やはり今活字だと見落としがあるのと一緒で、実際に見ても何なのか分
からず、やはり新聞にはちゃんとこのごろずっと審議会前は出ておりますけれ
どもやはり見ても分からないというのが現状ではないかと思いますので。その
辺をどうしたら良いかというのは自分では何とも言えませんが。
津留委員長
はい、ありがとうございました。他にございますか。はい、どうぞ。
24
屋比久さん
石嶺小ptaの屋比久と申します。今、同じ首里ブロックの方からだいたい同じ
様な感じだと思いますが、先程、新垣委員からありました様にやはり地域の状
況をいかにこの審議会に反映するかというのが私達も大切ではないかと思い
ます。
この中の那覇市の独自性が明確に出来る審議委員会という事でありました
が、出来ればブロックごとの、シンポジュームではないのですが、集会の中でこ
のptaの皆さんがもっと各自の意見が出しあえる場が欲しいと思います。
先程、校長先生の意見を伺っているという話ですが、やはり校長先生は言い
にくい所は表現できないと思います。その辺は事務局の方も大変ですけれど
も、そういう所の意見を育む場所を出来れば作って欲しいというのが本音で
す。
津留委員長
どうもありがとうございます。
慶田城委員
ちょっと宜しいですか。
津留委員長
はい。
慶田城委員
審議のあり方ですが、せっかく、首里地区で開いているわけですから、今通学
区域や学級数、学年のクラス数、生徒数とそういうことでご意見のある具体的
なものを頂いた方が実行的ではないでしょうか。今のは、そういう話ではないで
すよね。もうちょっと中身に入って頂けるとありがたいのですが。
津留委員長
今こちらから、ご意見をせっかくいらしている訳ですから、こういう事が問題で
すよと先程、城南と城東で通学区域の交差する点があるというのをつかんでい
ないのではないかという様な事がありましたけれども、それは、掴んでいるので
すが、今の発言の方、具体的にこのような問題がありますよというのがあれ
25
ば、出して頂きたいという事ですけれども。
屋比久さん
実は期日を忘れたのですが、私の方pta会長なものですから、そのアンケート
の方にも入れたのですが、やはり石嶺区域は児童園があります。
小学校の方はそういう面でかなり現場の先生方が様々な問題を抱えていると
いう事も入れました。学校周辺の通学路の安全面もそうなのですが、やはり地
域性にもっと密着した学校を展開して欲しいなと思います。
特に石嶺地区であれば福祉の町という事で言われていますが周辺には今、
県の福祉センターも出来ていますが、やはり子ども達が今バリアフリーとかそう
いう問題を取り上げているのですが、それを実現できる環境にないという事が
あります。
ですからやはり地域性をもっと展開出来るような教育をぜひ出来る様な場面を
作って欲しいなというのが本音です。それを考えた場合、石嶺は今、約900人
いるのですが、それに対して先生方がもっと展開できる様な職員の確保とかそ
の辺ももっと地域性にあった学校経営をやって欲しいというのが本音です。
数にあった職員配置という事ではなくてやはり石嶺独自の地域性があると思
いますからそれにあった例えば職員配置とか例えば周辺の環境づくりをptaも
やっているのですが、やはり行政も一緒になってやってくれないと、今子ども達
は総合的学習でいろいろな勉強もやっています。
それを自分たちの意見として発表もしているのですが、なかなか自分たちの
意見が思う様に反映出来ないというは今からするとちょっと、子ども達の夢実
現の為にはあまり良い状況ではないのではないかと思っております。
津留委員長
ありがとうございました。はい、慶田城委員。
26
慶田城委員
首里ブロックの大変短い時間ではありましたが、3月17日に石嶺団地の自治
会と石嶺小学校をお訪ねしまして、大変調査に関しては聞き取りに行って参り
ました。やはり石嶺小学校ではおっしゃる通り父母等にアンケートした結果では
特別厳しい苦情とか意見は出てないけれども、校長先生自身は敷地が狭隘で
あるという厳しい意見を持っておられて、なんとか現状を打開したいというご意
見でした。
運動会等をやりますと父母の席というのは場外ですよね、金網の外から子ど
も達を見るという状態になってしまうという。又、グラウンドに接して今、石嶺北
翔地区の工事が始まっております。その心配もされておりました。
今、おっしゃっている児童園がありまして、その生徒さん達がそのまま学校に来
られると、それから児童会と先生方の準備教室といいますか、そこを同じところ
で使っていたら大変狭いという事でした。
私が見たのは卒業式の前日でしたけれども、綺麗に校舎が片づけられて、体
育館も綺麗に花が飾られて、校庭も非常に綺麗で、父母の方が中心になって
いると思いますが、生徒さんも大変努力して学校の環境美化に努力されて一
生懸命だなと思いました。
それで、ブロック別のものについては石嶺地区のことも含めまして、先生方に
相談しまして、首里地区は大きな学校とそうでない学校が混在しているので、こ
の打開に努めるべきであろうと現場の意見も聞いて。
それから公共工事の点についてもきちんと調べて対応するべきだろうという
事を抽象的ですが盛り込んでありました。
先程、1点触れていましたのは、やはりここでは2回目くらい開かれています
ので、首里の皆さんにはこういう機会をとらえて、どんどん意見を言ってもらい
たいと思いますし、先程、委員の先生方の意見がありましたけれども、どんどん
審議会進んでいきます。ですが、公開でやっておりますので、途中であっても地
域の人達が意見を言える機会は開かれていると思います。ぜひ、言っていただ
いて、それで重大な問題は、委員の我々が吸い上げて議論をして、答申案を補
充していく、強化していくという事は充分可能ですので、こういう機会に具体的
な意見を頂けるというのは大変貴重だと私は思います。
津留委員長
はい、どうぞ。
27
平田さん
はい、こんばんは。久茂地小学校のob平田と申します。まず、選択制をやは
り議論して頂きたいと思います。このドーナツ化現象の中から実際どうしてこう
した形に先程、慶田城委員の方がおっしゃられた様に人口の児童の移動とい
いますか、その中からの観点、もう一つそのことをとらえると今回、幼稚園を除
外したという事からすると、やはり那覇ブロックにはかなりの幼稚園があって、
かなりの園児がいると私は推測しているのですが、そして小学校にあがるとな
るとやはり区域制という事でそういう画一的な中からドーナツ化現象を生んで
いると思います。
ですからこの那覇ブロックの特異性を掘り下げて審議して頂きたいと思いま
す。そうする中から少子化、ドーナツ化現象の学校がいくつかありますが、その
辺が見えてくるのかなという風に思っております。
それから先程からお二方が言っておられた、やはり議長もおっしゃっていました
通り、私達と委員会との中身の乖離が危惧されるのではないかと私も思ってい
ます。これをどういった形で公開するのか、ホームページをたちあげてこの辺の
中身の濃いものを審議会、その都度、ホームページに載せて公開していくのか
その辺も大変だとは思うのですが、この辺も努力して頂きたいと思います。以
上です。
津留委員長
ホームページについては事務局の方ちょっと。
宮里主幹
ホームページについては、既に立ち上げていまして、その都度、審議になった
議事録を公開しております。ですからそれを見て頂ければ、どのような事が議
論されているかも分かりますし、必要であれば又、事務局の方に問い合わせ頂
ければ出来るだけ丁寧にお答えしますので宜しくお願い致します。
それで先程、城南小学校の事がありましたけれども、通学距離については文
部科学省の基準としては4キロです。それで那覇の場合については、だいたい
500から800位でほぼだいたい通学区域に入ります。ただ一番離れている所
で1.1kmか1.2km位です。ですからそういう意味からすると、隣接市町村に
比べても通学距離というのはかなり短いという事もご理解を頂きたいと思いま
す。
津留委員長
はい、他にございますか。はい、どうぞ。
28
島袋さん
随分これまで聞かせて頂いたのですが、発言するのははじめてです。私、聞
いておりまして本当に那覇市の教育、或いは地域の教育を大切にするという意
味で大変ご苦労なさっているなという事を感じています。私は実は那覇市の壺
屋の関係であります。
色々話しの度に、最終的には那覇市で一番小さい壺屋と大きな金城がどうも
話題にのぼっている様で、これはやむを得ないのかなと感じていたのですが、
適正規模という事を考える場合は我々学校の指導する立場から、或いは指導
を受ける子どもの立場から考えた場合には、ある程度文科省もいっている通り
限られているわけですよね。
それは確かにその方が良いのですが、しかし欧米そして小さい規模の学校の
すばらしい教育を見た場合、それはあまり大きい小さいで論じるべきではない
のではないかと感じます。特に私が感じますのは、私達、審議会がこれから答
申していく場合、審議会は何をどの様にしてやって最終的にこうなったというの
が分かる様でないといけないと思います。
先程少し聞いていたら、では子どもの数、学年の数、学校全体の数で最後は基
準にしますよと言ったら、では、審議会はそういう事をやってきたのかと聞かれ
ても返す言葉がなくなると思います。
ですから、私は先程どなたかがおっしゃった様に地域を大切にする事でない
といけないと思います。私のところは壺屋なのですが、本当に地域と密着した
学校で歴史は那覇市で一番古い学校ですし、そして又壺屋の焼き物との関係
が非常に強くて子ども達も全部それと密着した教育がつながっている訳です。
それでそういうものを大切にして頂きながら、尚かつ又大きい規模の事も考え
なければならないという事ですので、先程、久茂地小学校の方がおっしゃった
様に、例えば選択制とかそういうのもきちんと加味しながらやっていかないと、
ピシャっと人数で紋切り型にやっていったら、これは、私達、審議会は何の為に
やってきたのかという事になりはしないかという懸念をしましたので、この点一
つこれから答申に入ると思いますが考えて頂きたいとお願い致します。
29
津留委員長
はい、ありがとうございます。他にありますでしょうか。
それでは、だいぶ時間も経っておりますので、貴重なご意見を頂き、ありがとう
ございました。私、審議の座長をしている関係でご理解頂きたいのは、委員の
先生方が、本当に地域に入って色々努力して、意見を吸い上げようと一生懸命
なさっている事だけは認めて頂きたいと思います。
それは、確かに限界はありますが、限界があることを前提にしながらも、出来
るだけ地域に密着した答申が書けないかという事でブロックごとに地域に入ら
れて意見の聴取をしたり、実体の把握をしたりしている努力は認めてあげない
と。何も、一般市民の意見は聞いてはいないのではないかという事には、私は
ならないのではないかなと思っておりますので、そういう努力だけは一つご理
解を頂きたいと思います。尚、ご提案のあったことについては、これからの審議
会の中で生かしていきたいと思いますので、どうもありがとうございました。
それでは、委員会の先生方色々ご意見がこの構想案についてはありました
けれども、一応これが完全に固められたものという風には受け止めないで、こ
れから私共が審議をしていく上で、どうもこういう柱立てをしたけれども変えた
方が良いのではないかとか、或いはこういう所を付け加えた方が良いのではな
いかという様な事が必ず出てくると思いますので、現段階で答申文作成をどう
しても進めなくてはいけませんので、現段階の構想案としてはこの案でご了解
頂けないか、今後又、ご意見等色んな議論をする中で弾力的に訂正していく事
は留保して、今日の段階ではこれをご承認頂くという事ではいかがでしょうか。
宜しいですか。
各委員
はい。
津留委員長
それでは、そういう事で本日の段階では、この構想案を一応ご了解頂いたも
のとして次回に進めていきたいと思いますので宜しくお願い致します。
それでは一応、審議事項のこの答申構想案については以上で終わります
が、その他というのがありますが、その他というのは、実際に起草委員が或い
は事務局がこの前段の部分について、次回の審議会までに案を作らなければ
ならないわけです。実際に文章を書かないといけないわけです。そうした時に、
委員の先生方がぜひこういう点は書くべきだ、入れるべきだという様な事項が
ありましたら、それを電話でも宜しいですし、ペーパーにしても構いませんが、
事務局の方にご連絡、提出をして頂きたいと思います。
今までの審議された議事録を大事にしてそれをやりますけれども、先程あり
ました、傍聴人からもありましたけれども、地域に皆さんが入って感じられた事
とか或いはプロセスをもっと大事にしないといけないのではないかというご提案
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もありましたので、何かこういう事だけはぜひ入れてもらいたいというご意見を
出して頂きたい。
そうすれば、事務局が原案を作る時にそういうものも取り入れながら原案を作
れるのではないかと思いますので、それをお願いしたいと思います。事務局、
いつまでにだったら良いですか。
宮里主幹
実は6月11日に第3回目の起草委員会を予定しております。
それにぜひ、反映させていただければと思っておりますので、6月4日までにフ
ァックスなり、或いは郵送なり、電話なりで宜しくお願い致します。
津留委員長
6月4日までですね、もう書くのがあれなら口頭でも構いませんが、こんなとこ
ろという事でこれは今日、傍聴にこられている方もどうぞご遠慮なく、答申書く
時にこんな事も配慮して頂きたいという事がありましたら、教えて頂けるとあり
がたいと思います。
慶田城委員
会長1点だけ。
今、傍聴席からもありましたけれども、選択制の議論は避けて通れません。そ
れでその箇所に来たら議論しようという確認がされておりますが、問題はその
議論の方法です。現場視察もして豊富な資料もありますけれども、結論は未だ
スタートしたばかりでどうも良い点、悪い点まだまだ評価は早いという事でし
た。
しかしあれから少し時間も経っておりますので、事務局にお願いなのですが、
自由選択制の利点、マイナス点、それから私個人としては、本当はそういう資
料等の色々論じた現場レポートも出ているはずですから、そういうものも、まぁ
県内にその様な例があればすぐ呼んできて出来るわけですが、具体的に議論
する為の準備をして頂きたいと思います。
それは資料を集める方法もあります。
どうしても、もし可能であれば実施している学校の校長さんを呼んで話を聞く
とか、又は悩んでいる校長さんを呼んで東京都とかあちこちありますが、そうい
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う事があってもシンポジュームないわけですから審議会で意見を聞く機会があ
っても良いだろうと思います。
自由選択制は今の那覇市の学校を地域と切り離して統廃合を進める選択を
する前にクリアしておかないと努力もしないで、学校を減らしてばかりという批
判もうけかねません。
それで、今ある学校を上手く活用して、それから適正な規模に持っていく為に
は、これも選択制のひとつだという為には、もう少し議論を詰める必要があっ
て、その為の資料の収集をもうはじめて頂きたいという事です。それで出来れ
ば審議会はその為の議論をする審議会をまるまるとって頂きたいと思います。
これは要望ですのでお願いします。
津留委員長
選択制については東京に視察に行った時にもだいぶ資料を集めてきておりま
すし、その資料の活用とかそれからインターネットで取っている分もありますか
ら、そういうのを事務局の方で整理してもらって、それで第1段階は起草委員会
で議論をしていきますか。
そして、全体会に。はい、何か。どうぞ。
宮里主幹
学校選択制の資料については、メリット・デメリットも含めて第7回審議会で資
料として配付しております。
これは今日の目録の39番目にありますので、ぜひご覧になって頂きたいと思
いますし、それと保護者のアンケート調査の中でもこの学校選択制についてあ
ります。首里ブロックですと城西、城北、城南、石嶺、大名小学校、それから首
里中学、石嶺中学の方から保護者のアンケートが出ております。
その中で、それについて知っているか、知らないか、どの様な入学方式を希
望しますかとについて指定された学校以外に近くの学校を選択できるのであれ
ば選択するというそういった資料がありますので、その辺りのぜひ活用をお願
い致します。実は、学校選択制については平成13年度に法改正がありまし
た。それでその後各先進自治体の方でそれぞれ工夫をして学校選択制の導入
を行い、更に拡大していく様な状況を踏まえ、文部科学省としても今年の4月1
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日にもっと弾力的に、各地域にあわせて学校選択制については進んでも宜し
いという通知文等も届いております。
これも資料としてつけていますので、ぜひこれらを参考にして議論をして頂け
たらと思います。
慶田城委員
それは全部存じております。
ですが公開の場で、私はどこまでは選択制で良い。どこまではやはり地域の学
制でいこうというところまで議論しておかないと、抽象的に、どこどこの学校では
メリットがこうあると分かっても、ではそれが那覇の学校にどの様に導入されて
いくかというと、父母の皆さん大変不安になると思いますし、これは、私達は避
けて通れないと思います。今の審議の中でもブロックによっては相当、一桁の
クラスもあるわけですし、選択制にすれば特色ある学校だから、もっと生徒が
集まるかも知れないとかそういう具体的な意見まで話をしておかないと抽象的
な答申になってしまうのではないかという事で、父母が見る前で議論したいで
す。
ですからその資料も勿論参考にしますが、私達の代表が行った限りでは、先
進地と思われるところでメリット、デメリット勿論ありますが、審議会の先生方の
報告を聞いたら、やはり評価は少し未だ早いだろうという感じでありましたの
で、その辺りを我々としてはどの様に評価して那覇市で、県内で無いですから、
那覇市で先頭切ってやるかどうか、一定の判断は出さなければならないだろう
と思います。
比嘉委員
学校選択制については、弾力化と一定の歯止めといいますかガイドラインを
作るところまで踏み込んで示す必要があるかなと最初に申し上げたのは、その
意味です。
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津留委員長
審議の方法ですが、ただ資料をみんなに出してどうしますかというのでは、審
議は進まないと思います。だから起草委員会である程度、その問題をもとにし
てこういう様な方向ではどうだろうかというたたき台をつくらないと。ただ資料だ
けを配って、「さぁ、どうしましょうか。」という事では議論にはならないのではな
いかと思います。だから少し起草委員会あたりで議論をして、煮詰められるとこ
ろまでは煮詰めて、そして皆さんの意見はどうでしょうかという手順の方が、議
論が深まるのではないかと思うのですがいかがですか。
そういう様な事でスケジュール化をして、これはぜひやらなければならない事
ですから。事務局、そういう方向で一つ宜しくお願い致します。
宮里主幹
はい、議論としてはその様な形で議論を深めて頂ければと思います。
それで教育委員会としましては、このような形で議論されたものを答申の中で
どういった形で答申されるかによりますけれども、基本的にそういう学校の自由
選択制という事がもし答申の中で答申された場合におきましては、具体的には
教育委員会としては学校ごとの地域説明会をやる予定です。
地域の皆さん方に充分、選択制のメリット、デメリットを含めて説明をして、地
域の保護者の皆さん方がどの様な形でどう考えているのか、そういった事を含
めながらこの選択制についての推進方法については検討していきたいと思い
ます。
早川委員
いいですか、質問。
津留委員長
はい、どうぞ。
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早川委員
勿論、選択制に私は賛成なのですが、ただ問題としては今地域の説明会とい
う話がありましたけれども、学校をつくるとしても、選択制を導入するにしても、
地域に説明をしますが、その説明の時にどれだけの人が集まるのかという話
と、後は選択制の場合にいわゆる父兄に自由が与えられるわけですよね、選
択の自由が。
その自由が与えられた部分を義務として、ある学校に自分の子どもを入れて
いるのだからその学校に対して、ある仕事を自分がやるのだという意識をもっ
ているのかどうかという事が一番問題になってくると思います。
ですから私の今の感じですと、非常にそこら辺が希薄になっていますので、そ
こら辺もちゃんと市民のひとり一人がそういった意識を持っているかどうかとい
う事の件も含めてやっていかないと、おそらく権利は主張するけれども、義務は
果たさないという事になれば、結局何の意味も無くなってしまうという事になりま
す。学校の運営が結局出来なくなってしまうという形になります。
ですからそこら辺を踏み込まなければならないと思いますので、非常に難し
い問題だと思いますので、かなり大きな別の話し合いをしないとこれはまとまら
ないのではないかというそういう危惧はあります。ですからそこも踏まえて考え
るべきではないかと思います。
津留委員長
はい、他に。 どうぞ。
新垣委員
あの、選択制の場合は以前までは私、肯定的に考えていたのですが、果たし
て子ども一人が地域に触れずに他に行った場合に、思い出があるのかなと考
えた場合に人間性がどういう風になるのかなという不安が現代の色々な状況
からみて思います。
それも議論して欲しいと思います。
親にとっての選択制ではなく、主体性は子どもですから、子どもの将来の人
間としてのちゃんとした良い方向ならば選択制はすごくすばらしいですし、 地
域がもしも、史跡・旧跡がありましてそこで育っているのに、他に行ってしまうと
いう事は史跡も知らず、旧跡も知らずに通り過ぎるという事なので心が育つか
どうかという事もちょっと問題にあげて下さい。
津留委員長
そういう中身については一応、議論をしましょうという事ですね、はい分かりま
した。それでは、時間も参りましたので、宜しいでしょうか。選択制については資
料をまとめて又議論をする。そういうスケジュール化を考えるという事でやりた
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いと思います。次に第12回の審議会の日程についてですが、事務局、ひとつ
案を出して頂けますか。
宮里主幹
6月25日水曜日、久茂地公民館を予定しています。内容としましては、適正
規模の前段部分についての答申案の審議になります。時間は6時から8時ま
でです。宜しくお願い致します。
津留委員長
前から予定されている日でありますけれども宜しくお願い致します。
宮里主幹
それで、12回審議会までは地域での説明会をして、13回、14回については
具体的な答申の内容になりますので、教育委員会の3階ホールでおこないた
いと思います。14回については実際に答申をおこなうという形になるだろうと
思いますが、13回については答申の全般的なものを審議していこうと思ってお
ります。
教育委員会の3階ホールではたくさんの傍聴人も参加出来ると思いますし、
交通の利便性も良いので13回、14回については教育委員会の3階ホールで
おこないますけれども宜しくお願い致します。
津留委員長
はい、そういう事で次回の議題は今、選択制の問題がだいぶ出ましたから、
そういうものを優先するのかどうかという事について起草委員会でもう少し議論
して、そっちの方を早くやった方が良いという事であれば又、ちょっと議題は変
更するかもわかりませんのでお含み頂きたいと思います。
それでは以上で第11回の審議会を終わりたいと思います。大変お忙しい中、
ご出席ありがとうございました。
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