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文芸史/文学理論(PDF
文芸史/文学理論 吉本 弥生 講義 2〜4年次 後期 2単位 芸術・文化/教養 口承文芸を含めた日本文学の通史を扱うが、主に近世以降の文芸を中心として、近現 代の文学や詩歌、表現のための作品構成法や読者を前提とした創作論にも触れながら、 絵画や演劇等に表現される作品を取り上げ、文学と芸術との関連性を理解します。特 に、近代以降の文芸のありかたを手がかりに解説します。 ■到達目標 文学を下敷きとした絵画や演劇を知ることで、文学が芸術と密接な関連性を持ってい ることを理解する。 ■授業内容 1:オリエンテーション─日本文学の起源及び神話 2:王朝文学と文化・芸術 3:中世文学と時代背景 4:近世文学に見る仮名草子と浮世草子、滑稽本 5:近世文学に見る浄瑠璃と俳諧及び浮世絵 6:近代文学の誕生と絵画・演劇との関係[明治] 7:近代文学と絵画・芸術家との関係[大正] 8:近代の詩歌とその表現 9:芸術家の誕生及び作品表現と構成 10:現代文学と読者 11:現代文学から見る作品構成法と創作論 12:日本の詩歌と文化 13:文学と芸術の相関関係 14:海外から見た日本文学 15:全体のまとめ─日本文学における文化・芸術 ■準備学習 日本文学史を中心にその時代の文化・芸術・歴史に触れながら進めますので、講義で 扱う作品に一つでも目を通しておくと、スムーズに理解でき、より楽しく聞くことがで きると思います。 毎回、講義の最後に次回扱う作品を紹介しますので、興味のある人は読んでおくと良 いでしょう。 ■評価方法 レポート ■使用テキスト 適宜プリント配布 ■その他 全てのレポートを提出した者でかつ3分の2以上の出席者が成績対象者です。 −191− 基 礎 分 野 基 礎 教 育 ■授業目的・方針