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油断大敵!食中毒
戸塚区版 / 平成25(2013)年 7 月号 ● 7 油断大敵!食中毒 ~家庭でできる食中毒予防 6つのポイント~ ポイント 1 食品の購入 生の肉・魚は、汁が 付 かな いようにそ れぞれ分けて包む 消費期限・賞味期限を確認 し、必要な量を購入する ポイント 2 食中毒は季節を問わず発生しますが、特に、気温・湿度が高い夏は 細菌の活動が活発になるため、細菌による食中毒が多く発生します。 食中毒は、飲食店だけでなく家庭でも起こる可能性があります。 「家庭でできる食中毒予防 6つのポイント」を実践し、暑い夏を元 気に乗り切りましょう! 区役所食品衛生係( 866-8474 866-2513) 詰め過ぎに注意! 7割程度を目安に 家庭での保存 冷蔵や冷凍が必要な食品は、 帰宅後すぐに冷蔵・冷凍室へ 生の肉・魚は汁が漏れないように、 袋やふた付き容器に入れて保存 冷蔵・冷凍品は最後に買い、 少しでも早く持ち帰る ポイント 3 下準備 生で食べるもの に、生の肉・魚の 汁が付かないよ う離して置く 生の肉・魚などを切 った包 丁、まな板は必ず洗って熱湯 をかけるなどの消毒を! 冷蔵室の温度の 目安は10℃以下 冷凍室の温度の 目安は-15℃以下 ※冷蔵室や冷凍室は細菌の増殖を防ぎま すが、 細菌を殺すわけではありません。 材料は早めに使い切りましょう。 ポイント 4 調 理 電子レンジ を使うときは、 時々かきまぜてむらなく加熱 加 熱 は 十 分 に(目安 は、中心部分の温度が 85℃で1分以上)※ 肉・魚・野菜用のまな板、包丁は 全て使い分けると、さらに安全 ※鶏のから揚げやハン バーグなどは、肉の 中心部の色が白っぽ く変わるまでが目安 です。 調理前はもちろんのこと、生の肉・ 魚を触った後やトイレの後なども こまめにせっけんで手を洗う ポイント 5 食 事 調理途中の食材は傷 みやすいので、時間を 置く場合は冷蔵室へ。 再び調理をするとき は、十分に加熱する ポイント 6 食事の前にせっけんで よく手を洗う 残った食品 残った食品を温め直す ときは、よくかきまぜ て、中までしっかり加熱 盛り付けは 清潔な器具、 食器を使う 長 時 間 室 温で 放置しない 行楽シーズンの食中毒に 気をつけましょう! お弁当をつくるときは・・・ ▶調理前によく手を洗い、 必ず当日につくる。 一晩置いている間に菌が増え、食中毒の 原因になる場合もあります。 ▶手に傷があるときは、使い捨 て手袋やラップを使う。 傷口には黄色ブドウ球菌が潜んでいる可 能性があり、食品に付くと、食中毒を引き 起こす可能性があります。 ▶お弁当は冷ましてから詰める。 食べるまでは涼しい場所で 保管し、早めに食べる。 多くの食中毒菌は時間の経過とともに増 えます。 バーベキューをするときは・・・ ▶生の肉・レバーは、食中毒菌に汚染されていることがあるため、中心部までしっか り加熱して食べる。 ▶肉を焼く箸と食べる箸は使い分け、生の肉に触れた箸では食べないようにする。 保存する場合は、中 まで早く冷えるよ うに、浅い容器に小 分けして冷蔵室へ 時間がたちすぎたものは、 思い切って捨てる 魚の寄生虫による 食中毒に注意! サバ、イカ、タラ、イワシ、サンマなどには、アニサキスとい う寄生虫がいることがあります。 魚を生で食べると、魚 に寄生したアニサキスが胃や腸壁に侵入し、 激しい腹痛 お う と や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。家庭で つくったシメサバが原因となった事例もあり、注意が必要 です。 アニサキスによる食中毒の予防法 アニサキス 体長:2~3cm ▶加熱処理か冷凍処理(目安:-20℃で24時間以上)をする。 ※酢やしょうゆ、ワサビなどでは死にません! ▶魚をよく見て、アニサキスが付いていな いことを確認する。付いていた場合は、 ピンセットなどで取り除く。特に内臓 部分に多く寄生するので、内臓は早め に除去する。 サバに寄生しているアニサキス