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日本福祉大学保育課程CenterNews
知多地域保育活動交流促進ニュースレター 第2号 2012年12月1日発行 日本福祉大学保育課程CenterNews 発行責任:日本福祉大学保育課程センター 電話番号:(0569)87-2154 Eメールアドレス: [email protected] 担当窓口 守山 均/富田克己/三輪美徳 2012年度日本福祉大学 知多地域保育実習懇談会が半田市で開催されました 懇談会は、日頃、日本福祉大学の実習生を多 く受け入れていただいている知多地域の保育所 関係者にお集まりいただき、意見・情報交換な どを通じより質の高い保育実習のあり方を求め ていくことを目的に開催されたものです。 平成24年9月14日(金)、本学半田キャンパ ス会議室を会場とした懇談会には、業務ご多忙 の折にもかかわらず、多くの保育所(園)長、 指導保育士、保育士、職員などのご参加があ り、本学の実習担当者を合わせ全体で20名の参 加者との間で実習指導の現状や問題点について 活発な意見交換を行いました。 半田市、常滑市、武豊町、美浜町の保育関係者が集まり ました。他の自治体からもメッセージがとどきました。 冒頭あいさつ 懇談会の冒頭、本学社会福祉学部学部長 木戸利秋教授より、本学の実習に対する日 頃のご支援に感謝意が述べられるととも に、平成25年度より子ども発達学部保育専 修の学生に加え、社会福祉学部保育課程学 生の保育実習が開始されることか ら、これまでと変わらぬご協力、ご 支援をお願いしたいとの挨拶があり ました。 講演会 「保育行政の動向-子ども子育て関連3法案をめぐって-」 懇談会に先立ち、本学子ども発達 学部学部長亀谷和史教授の講演「保育 行政の動向-子ども子育て関連3法案 をめぐって-」が行われました。 講演では、修正・変更が続く平成24 年9月現在の保育行政の現状がわかり やすく解説され、修正「幼保連携型認 熱心な先生方を前に つい熱がはいる亀谷和史 子ども発達学部長 保育現場の声に耳を傾 け、うなづいている 木戸利秋社会福祉学部長 定こども園」や資格・免許の一体化の 行方などについて、今後の問題点や展 望が述べられました。 亀谷教授は、当面は制度の混乱と修 正の時期が続くであろうとしたうえ で、養成の段階で70%が保育士資格と 幼稚園教諭免許が併修されている現状 から、「保育教諭」への一本化は歴史 的な流れとは考えられるが、保育所保 育士と施設保育士の専門分化、学童保 育士、子育て支援士(子育てコーディ ネーター)などの資格化の問題が残る と指摘されました。 実習懇談会での意見交換 懇談会では、まず本学の実習指導者から指 導方針の説明があり、保育実習後の本学学生 のレポートや懇談会に寄せられた保育所から のアンケートなどを参考にしながら意見交換 が行われました。 ●実習の意義 保育所側出席者から、実習は「後継者指導なの で、非常に重要な意味がある」「学生を育てること も仕事の一つ」として、「子どもの心に訴えるよう な関わり、自分の心に響くような実習を」との期待 が寄せられましたが、同時に「実習前に、具体的に 何を学びたいかを考えてきてほしい」「社会人とし ての心構えも学んでほしい」といった要望が出まし た。 ●実習中の延長保育時間の指導 保育所側出席者から延長保育の時間の指導について質 問がありました。「保育にかかわらせればよいか、担任 と議論したほうがよいか、保育の準備をさせた方がよい か」といった主旨ですが、「それぞれに利点があるの で、園の考え方に任せたい」という回答がありました。 これに関連して保育所側出席者から、「市として、統一 した指導をどうおこなうか検討している」という情報の 提供がありました。 ●懇談会について ●実習の時期・期間 2月に実施している保育所での実習には、「忙し い時期なので、保育士の立場から言うと大変だ。で きれば避けてほしい」といった意見と、この時期の 実習では「普段の生活とは違った行事があるが、そ れも学生の学びになる」といった意見が出ました。 これについて大学側実習担当者からは、「忙しい時 期に実習を受けていただき感謝している」、「時期 を前倒しにするなど改善に努めているが、年間授業 計画の関係でご無理をお願いしている。事情をご賢 察いただき、今後ともご協力をお願いしたい」と いった発言がありました。 ●天候などによる欠席 1時間半の懇談でしたが、熱が入り予定された時間を 若干オーバーして終了しました。参加者からは、「色々 な意見・考えをお聞きし、勉強になりました。お互いに こんな企画の中で話し合いができることは大切だと感じ ました」、「とても有意義でした」「実習をお受けする 側の意識や姿勢の確認ができました。実習生の育ちにつ いて語り合うことで、生きる力を身につける場として、 幼児期の保育の反省にもなりました」といった感想が寄 せられました。また、「もう少し時間をとって懇談・情 報交換をしたい」といったご要望や、これから日本福祉 大学の実習生を受け入れるという保育所からは「実習生 を受け入れる上での良い勉強となりました」とのお言葉 をいただきました。当センターでは、今後の参考にして いきたいと考えています。 保育所側出席者から「台風や大雨で休みになった ときの基準を明確にしてほしい」という要望が出ま した。これについて大学側から「台風などでの欠席 の取り扱いについて、今後明文化したい」という回 答がありました。 日本福祉大学保育課程センター の紹介 終始笑顔で当日の 司会を務める守山均 保育課程センター長 保育課程センターは、日本福祉 大学で保育士を養成する社会福祉 学部保育課程と子ども発達学部子 ども発達学科保育専修(*1)とが 協働し、地域の保育実践現場との連携を深めるため に設けられた機関です。 今後も皆様のご要望をお聞きしながら、保育に関 する情報発信や懇談会、研修など各種の交流を通 じ、地域の保育現場と大学との架け橋となるよう努力 していく所存です。 なお、保育所等における学生のアルバイト、ボラン ティアや、本学教員の園内研修における助言者派遣な どのご要望がございましたら、表面の連絡先までお気 軽にご相談ください(*2)。 (*1)子ども発達学部子ども発達学科保育専修では保育 士資格と幼稚園教諭Ⅰ種免許を、社会福祉学部保育課程では 社会福祉士と保育士資格の同時取得を目指します。 (*2)当センターを通じ、学内に募集いたしますが、学 生の応募、教員の派遣を必ずしもお約束するものではありま せんので、予めご了承下さい。