Comments
Description
Transcript
ホテルふる川で写真展 アイヌ民族博物館 春のコタンノミとイタオマチプ
こんにちは。イオル事務所 チキサニの押野です。 平成24年度が始まりまし た!チキサニでは今年度も、 多くの方々が楽しんでアイヌ 文化に触れてもらえるよう体験交流を企画しておりま す。詳細は、この広報に載せますので、毎月チェック してくださいね!! さて、ただいまチキサニでは、アイヌ文化サークル の一つである、フッチコラチの作品展示を行っており ます。アイヌ文様の刺繍を入れたテーブルセンター、 名詞入れ、コースターなどの作品が54点展示されてお ります。代表の岡田育子さんは、昔ながらの技法が現 代の生活に活かせる作品を作っていきたいと話してい ました。この展示は、6月中旬まで行う予定です。作 品を是非見に来て下さい! (イオル事務所チキサニ 押野里架学芸員) アイヌ民族博物館 春のコタンノミとイタオマチプ(板綴船)のチプサンケ ポロト湖畔のアイヌ民族博物館で4月28日、 春のコタンノミ(集落の安全祈願祭)と、イタ オマチプ(板綴船)のチプサンケ(舟おろし 式)が行われました。 一年を夏と冬の二つの季節と考えたアイヌの 人たちは、季節の変わり目にコタンノミを行い、 村人の健康や安全を神々に祈りました。 ⡤⡘⡚⡟⡠⣚⤖⣰➥❺ ホテルふる川で写真展 またこの日、五年ぶりに製作したイタオマチプの完成を祝い、 進水式にあたるチプサンケが行われました。丸木舟は川で、板 の波除をつけたイタオマチプは海での漁や交易に利用されたと いいます。 辻さん「水景」 晴柀さん「萩の里自然公園の草花」 虎杖浜アヨロの心のリゾート「海の別邸ふる川」で、白老町の晴柀武一さんと辻正則さんの写真展が5月1日 から開かれています。 晴柀さんは今年1月に写真集「萩の里自然公園の草花(Ⅴ)」を刊行し、この中から原画10数点を選んで出品し ました。野に咲く花をクローズアップで描写し、大きく引き伸ばされた作品は、可憐さとともに、ある種の迫力 をも感じさせられ、写真集とはまた違った感動を得られます。 辻さんは白老町に限らず、道内を巡って撮影した風景写真の中から、「水景」を選んで出品。海岸、湖畔、川 面と場所を変えながら、画面を切り裂く水平線や夕闇が迫る中での波や流れを写しこんだ作品世界で、観る人を 圧倒しています。 写真展は6月末までホテル2階の展示会場で開かれています。この会場は、オープンスペースとして芸術・文 化作品の展示会場としての利用が呼びかけられています。 問い合わせは、海の別邸ふる川 ☎87‐6111へ。 2012年6月号 24