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事業報告 - 植村冒険館
平成24年度事業報告 1 事業の状況 ⑴ 公益目的事業1 植村直己の業績についての展示公開に関する事業(定款第 4 条第 1 号関係事業) 【植村冒険館の管理運営】 ① 植村冒険館の運営 所 在 地 東京都板橋区蓮根2-21-5 建 物 延床面積518.77㎡ 展示室 76.60㎡、情報コーナー 42.70㎡ 開館時間 午前10時~午後6時 開館日数 306日〔休館日:月曜(祝日のときは火曜)、年末年始〕 来館者数 15,461人(50.5人/日) 入 館 料 無 料 ② ③ 情報コーナー資料収集整備 情報コーナー利用者数 9,422人(30.8人/日) 資料数(平成24年度末) ・書 籍 8,520冊(前年度8,137冊) ・定期刊行物 7種 ・ビデオ 170本 ・山岳団体会報・報告書等 73団体 544部 広報と情報の発信 ・「通信 植村冒険館」の発行 植村直己の業績や人物像の紹介及び植村冒険館の活動を紹介するため、 「アドベンチャーフォーラム:通信 植村冒険館」を発行した。 発行回数 :年2回(平成24年3月/第38号・特別版(第39号)発行) 発行部数 :4,000部(特別版は1,500部) 配布先 :冒険館来館者、友の会会員、全国山岳団体、国立公園等関 連施設、国立青少年施設(少年自然の家)、都内図書館、博 物館・美術館、山岳・野外活動用品販売店等 1 ④ その他の事業 ア 広告掲出(都営三田線車内広告、国際興業バス車内放送) イ 地域まつり会場でのPR活動(区民まつりに豊岡市冒険館と共同出展) ウ 加盟関連団体 日本山岳会、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト、 日本野外教育学会、東京都博物館協議会 エ 植村冒険館友の会 会員数 平成24年度末 316人(前年324人) オ その他の取材等協力 撮影協力:散歩の達人ムック「東武東上線さんぽ」施設紹介 展示紹介:「北極圏1万2千キロ」産経新聞 ほか 「メモリアル展」産経新聞 ほか 子供向け冊子の制作協力: 朝日新聞出版社発行「週刊マンガ世界の偉人第36号 植村直 己」の発行にあたり、業績についての情報提供などを行った 【資料収集・保存及び調査・研究】 ① 遺品等の収集及び保存 収集資料累計 1,841点 (設立時 1,604点) 24年度収集資料:3点(植村氏がボトルキープしたウイスキー瓶、植村直 己特番(北極圏1万2千キロの冒険)のフィルム ほか) ② 遺品に関する調査 所蔵遺品の点検、毛皮関係のトランクルームへの収蔵 国立民族学博物館所蔵の「北極圏 1 万 2 千キロ」の装備の詳細調査 ③ 業績・関係者に関する調査 植村直己関係者 (大塚博美氏) のビデオ取材(聞き取り調査) 雑誌、放送番組など外部からの問い合わせに対する情報提供および校正 【展示事業】 植村冒険館:通年開催 (267日) 入室者数 6,039人(22.6人/日) 2 ア.植村冒険館企画展 タイトル 期間 入室者数 内容 *3月9日から継 継 セルフタイマーギャラリー 161 人 続開催 ~植村直己が撮影した単独冒険の記録写真~ 23.0 人/日 続 開 単独行だからこそ、冒険の証として自分自身を「記録」 4月 1日~ 催 した。セルフタイマーで撮影された写真を紹介した。 4月 8日 ( 7日間) 1 冒険家の押し入れ 4月20日~ 1,226 人 ~植村直己が大切に保管していた品々~ 19.2 人/日 7月 3日 自宅に残されていた装備を紹介する収蔵品展。板橋の (64日間) 自宅に大切に保管していた品々を紹介した。 2 冒険で世界一周 7月13日~ ~植村直己の足跡をたどって世界を見てみよう~ 10月16日 夏休み期間にあわせた子供向けの企画展示として、植 (82日間) 1,931 人 23.5 人/日 村直己の足跡をたどりながら、植村直己が訪れた国々 や五大陸最高峰などの山岳や自然を紹介した。 3 開館 20 周年記念 植村直己 北極圏1万2千キロ 10月26日 1,505 人 ~1月22日 21.8 人/日 1974 年末から 1976 年にかけて行われた北極圏1万2 (69日間) 千キロの冒険を紹介した。国立民族学博物館が所蔵し ている実際に冒険で使用した装備(実物)を借用して 展示した。 4 メモリアル展 山頂に残された旗 2月 1日~ 823 人 34.3 人/日 マッキンリーで発見された最後の装備を紹介。山中で 2月28日 発見された最後の装備のほか、日記の内容を公開(パ (24日間) ネルによる複製)した。平成 8 年度より毎年 2 月を「メ モリアル月間」として最後の装備を紹介している。 5 セルフタイマーギャラリー 3月 9日~ ~植村直己が撮影した単独冒険の記録写真~ 3月31日 植村直己が撮影したセルフタイマー写真に限定して (21日間) 展示。文藝春秋の協力により、これまで写真集などに *4月8日まで継 掲載されていない写真も展示した。 続開催 イ.その他の展示 □板橋区立少年自然の家八ヶ岳荘「写真展」(通年) □板橋区立榛名林間学園「写真展」(通年) □板橋区役所B1、PRコーナー パネル展示 ・期 間 5月15日~5月21日(8日間) 3 393 人 18.7 人/日 □板橋区小豆沢体育館 管理棟1階玄関ホール 「冒険家・植村直己の足跡」 ・期 間 3月 8日~3月20日(13日間) □ 関連施設での出張展示:明治大学博物館 ・期 間 4月26日~5月27日(32日間) 4,549人 □学校展示 ・高島第一中学校 10月27日 生徒数:366人 □小学生向け自由研究「地球たんけんパスポート」配布 ・期 間 7月21日~8月26日(32日間)353人 □「さらなる冒険」スタンプカード配布(スタンプカードを持参し4回来館し た小学生に景品を贈呈) ・期 間 7月21日~12月28日(8月末、10月末、11月、12 月の4回) 登 録 286名/景品引き替え 31人 □「クール!ザ・冒険館」南極「ミニ」体験 南極の氷、網走の流氷に触る、ミニ・ブリザードの中で風速を測る、観測隊 員の防寒服を着て記念撮影など、展示室内で南極「ミニ」体験を実施(来館 者全員対象) ・期 間 8月7日~8日(2日間) 268人(展示室入場者) 【財団設立20周年記念事業】 日 時 : 平成24年12月8日(土)午後1時から 場 所 : 板橋区立文化会館大ホール 内 容 : 基調講演、リレートーク、映像上映、式典・懇親会 参加者数 : 1,000人 収 入 : 186,000円(懇親会会費収入) 60,000円(広告収入) 【公益目的事業1の決算状況】 事 業 項 目 予 植村直己の業績についての展示公開に関する事業 内 訳 (1)冒険館の管理運営 (2)資料収集・保存及び調査・研究 (3)展示公開 (4)財団設立20周年記念事業 4 算 (単位:円) 額 決 算 額 37,143,000 30,464,529 23,895,000 20,001,533 1,161,000 871,524 7,728,000 6,162,217 4,359,000 3,429,255 ⑵ 公益目的事業2 自然への関心を高めるための実体験事業(定款第 4 条第 2 号関係事業) ① 自然塾の実施 小・中・高校生を対象に、自然の中での活動を通じて、「ウエムラ・スピリ ット」に通じる強く生きるための力、人間らしい生き方を学んだ。 実施回数11回 参加者 327人 回 数 1 プ ロ グ ラ ム 名 実施月日及び期間 実 施 場 所 及 び 内 容 利根川~江戸川マウンテンバイクツーリング 5月4日~6日 (中高生) 【2泊3日】 参加者数 19人 利根川及び江戸川周辺 テント泊、自炊をしながら、群馬県の渋川市から 葛西臨海公園までマウンテンバイクで走破した。 2 八ヶ岳アドベンチャーキャンプ(小学4~高校 7月29日~31日 生) 【2泊3日】 八ヶ岳 小学生は赤岳、中高生は八ヶ岳最高峰を目指して八ヶ 岳登山に挑戦した。 3 小学生サマーキャンプ(小学生4~6年) 長野県菅平高原周辺 8月7日~9日 【2泊3日】 小学生 11人 中高生 7人 計18人 18人 菅平高原で食事作りやテント泊を行い、高原ハイキン グなどを行った。 4 リバーアドベンチャー(小学4~高校生) 5 第1回:セルフレスキュー(都立光が丘公園) 8月17日~21日 【3泊4日】 小学生 群馬県みなかみ町 17人 中高生 小学生はシャワークライミングを、中高生はラフティ ングに挑戦した。 7人 計24人 ステップアップアドベンチャー(小学生4~6年)全4回の継続プログラム 9月17日 自分の身を自分で守れるように、セルフレスキュ 【1日】 30人 ーに挑戦した。 6 第2回:レベルアップチャレンジ(川崎市黒川少年野 10月 13 日~14 日 【1泊2日】 外活動センター周辺) ドラム缶を使用した調理や、目的地を設定し、探 検に挑戦した。 5 29人 7 11月11日 コンパスや、地図を頼りに道なき道を進み山頂を 【1日】 第3回:やぶこぎチャレンジ(高取山) 26人 目指して高取山に挑戦した。 8 12月 26 日~27 日 限れらた備品と自然の材料だけを使って、自分た 【1泊2日】 第4回:サバイバルチャレンジ(千葉県南房総市) 28人 ちが一晩過ごせる家づくりに挑戦した。 9 フィッシングサバイバルキャンプ(小学4~高 11月 23 日~25 日 校生) 【2泊3日】 野島公園 3日間ひたすら釣りに挑戦した。釣れた魚を自分達で 調理し、自然と食のつながりを体験を通して学んだ。 10 オーバーナイトウォーキング(小学4~高校生) 2月23日~24日 小学生は南古谷駅からの30km、中高生は森林公園 【2日間】 駅からの50kmを植村冒険館目指して夜通し歩く、 毎年恒例の徹夜歩行。 寒さと眠気に耐え、参加者全員が完歩した。 11 高峰スノーシューハイク(小学4~高校生) 3月26日~28日 【2泊3日】 高峰高原 高峰高原の雪の上を歩いた。また、創意工夫をし雪上 での生活に挑戦した。 小学生 20人 中高生 12人 計32人 小学生 58人 中高生 9人 計67人 小学生 23人 中高生 11人 計34人 ② アドベンチャー講座の実施 「ウエムラ・スピリット」に基づく、一般成人を対象とした自然体験講座の実 施により、自然との触れ合い及び人と自然との関わりを体得する機会を提供し、 登山などを安全に楽しむための正しい知識の普及と、自然を慈しむ精神を養う と共に、植村直己の冒険心についての理解を深めるための事業。 実施回数4回 参加者 124人 1 2 3 4 実施月日 5月 12 日~13 日 7月 27 日~30 日 9月 8 日~10 日 3月 9 日~10 日 実施場所 佐渡金北山 燕岳 北岳 平標山 種 別 登山 登山 登山 雪山登山 6 参加 30 35 33 26 リーダー・講師 節田重節 節田重節・山口章 大谷映芳 山本篤ほか 【公益目的事業2の決算状況】 事 業 項 目 自然の中での実体験事業 内 (1)青少年対象「自然塾」 訳 (2)一般対象「アドベンチャー講座」 *参加者負担金収入額 自然塾 アドベンチャー講座 = : : 予 算 額 20,007,000 13,212,000 6,795,000 (単位:円) 決 算 額 15,967,132 10,790,916 5,176,216 9,916,800円 4,552,150円 5,364,650円 ⑶ 収益事業等(その他の事業1) その他、目的を達成するために必要な事業(定款第 4 条第 3 号関係事業) 【関連物品販売事業】 植村直己著書及び関連図書・ビデオ・DVD・野外活動用品等を来館の記念 として販売。 ・グッズ等販売収入 1,394点(35種)859,417円 (内訳) 図 書: 183点 208,447円 ビデオ等: 46点 141,750円 物 品: 1,165点 509,220円 【収益事業等の決算状況】 事 業 項 関連物品販売事業 目 予 算 額 1,585,000 7 (単位:円) 決 算 額 1,758,231