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『高年齢者の経験を活かした新規事業「遺品整理業」への展開』(PDF

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『高年齢者の経験を活かした新規事業「遺品整理業」への展開』(PDF
高齢者の経験・能力を活かした
『遺品整理業』への展開
株式会社陣内運送
代表取締役社長 陣内 正明
会社概要
1 社
創
業
期
名 株式会社 陣内運送
2 所 在 地 佐賀県佐賀市諸富町徳富691-5
年度
1963年
社歴
創業
陣内正幸が1人で創業
1969年
1972年
一般小型自動車運送免許
車両1台~6台
法人設立
有限会社 陣内運送
役員3名 従業員7名 車両8台
5社の荷主とチャーター契約
一般区域貨物免許認可
1983年
1985年
陣内正明 社長就任(27歳)
社長自らトラックに乗り長距離輸送
1991年
チャーター契約からスポットへ
荷主倒産相次ぐ
下請けの仕事が続く
1995年
R(協)配送受注
車両10台増 保有台数36台
従業員数 42名
車両保有台数31台
消費税5%
運送事業者数5万2119社
2000年
佐賀市諸富町に1000坪倉庫借用
熊本定期便開始
西九州定期便開始
甲信地区定期便開始
関西中部定期便開始
車両保有台数 36台
自動車NOX-PM法成立(排ガス規制)
2002年
千代田町余江に200坪倉庫、2000坪
1970年
外部環境
物流二法の施工による規制緩和
3 設
立 1970年 (昭和38年)
4 社 員 数 29名
5 資 本 金 900万
6 業
種 一般貨物運送事業
家具運送事業 低
迷
期
変
革
期
1998年
甲信地区 粗利率40%
中部地区 粗利率30%
7 主力商品
関西地区 粗利率25%
九州地区 粗利率40%
家具宅配事業 粗利率25%
駐車場借用
成
長
期
2005年
2006年
2008年
株式会社に組織改変
グリーン経営認証
定年制廃止
2010年
2011年
処分強化
Gマーク(安全性優良事業所)認証 燃料価格高騰
M社と運送契約
点呼時のアルコール検知器の義務付け
2012年
2013年
2014年
2015年
3PL事業 営業利益率17%
バブル崩壊
運送事業者数4万72社
家具宅配事業開始
T社の業務開始(3PL)
M社の業務開始
遺品整理事業 開始
社会保険未加入の運送事業者の
運送事業者数6万2905社
高速道路におけるETC割引縮小
消費税8%
基本理念
経営理念
経営理念
基本理念
貴社ありて我社あり、我社は貴社の為にありたし
株式会社陣内運送
あなたありて私あり、私はあなたの為にありたし
代表取締役陣内正明
私たちの会社は、昭和 38 年の創業以来、一貫して家具の配送に携わっている運
営業理念
1. 業は至誠と実行のみ
2. 礼儀と節度を重んずべし
3. 分度の精神
送会社です。
昭和 45 年 2 月に法人設立後、
「貴社ありてわが社あり、我社は貴社の為にありたし」
4. 切に念うことは必ず研るなり
「あなたありて私あり、私はあなたの為にありたし」
の経営理念のもと、外においては顧客満足の追求を、内においては従業員満足の追
及を求め営業を行ってまいりました。
現在、日本には約 8 万社の物流会社が存在します。
顧客に対する基本姿勢
物流パートナーシップカンパニーを目指し
資材の調達から、卸・流通、そして消費者への配送と、さまざまな場面で活動してい
ます。
荷主様にとってのオンリーワン企業を目指します。
国土交通省の資料によると、国内貨物の輸送トン数は減少しているにもかかわら
ず、輸送トンキロ(貨物の重さに距離を掛け合わせたもの)は増加傾向にあります。
つまり、荷物は増えずに、輸送距離が伸びているのです。
加えて外部環境が大きく変化していく中に於いて、物流業界は厳しい競争を強いられ
ております。
このような環境下で、一般的な物流では、メーカーが物を作る時に原料、資材を調
達します(調達物流)。
作った製品は問屋を経て小売店へ流通します。そして小売店で販売された商品
が、消費者の皆様へと運ばれます(販売物流)。
しかしこの範囲だけを担うのが物流でしょうか
又、荷主様に満足を頂く為に、より効率的な物流提案ができないでしょうか
私たち株式会社陣内運送は、顧客をつなぐ接点として、双方の良好な物流環境を
実現する為に、荷主様のベストパートナーとなるべく日夜努力します。
社員さんに対する基本姿勢
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
共に援助の精神で、ベストパートナーを目指します。
1. 安全運行を第一とし、安全運行の為の徹底した指導教育を行ないます
2. 良い社風にする為、人財を育てます
3.
4.
5.
6.
計画は社長自ら率先垂範実行します
人に光を当てる経営を心掛けます
社員から尊敬される生き方をします
年齢に関係なく元気で働ける会社づくりをします
営業内容
家具運送事業
九州・関西・中部・甲信
混載定期便
 医療家具輸送
 家具宅配事業 [大手とのタイアップ事業]
 3PL事業
 遺品整理事業

4000坪の倉庫で各事業を行っている
入出荷
在庫管理
流通加工
配送
作業風景
高齢従業員が若手
に積込指導
平成20年定年制廃止の理由
我社を取りまく環境
 経営面
一般貨物運送業として事業
を展開していたが、若年層
のドライバーの採用が難し
い状況が続き、ドライバー
の高齢化が進展してきてい
た。
今後、将来にわたって社員
の雇用を維持し、社員に安
心して働き続けてもらうた
めに、事業内容を見直し、
職場の環境整備が重要な
課題となっていた。

運送業界
人手不足は業界全体の問題となってい
る。特に、長距離運転手の募集は皆無
に等しいのが現状。
又、法制度上の運行管理で高齢化ドラ
イバーのトラック乗務が難しくなっている。
平成20年定年制廃止の理由
今後の展望

経営面

新しいビジネスモデルの構築が求められ、差別化しない限り「市場」から
消える時代。今までの経営知識では対処出来なくなってくると思っている。
全社挙げて『感じる力、気づく力、創造する力』が必要となる。その為にも
若年従業員と高齢従業員の融合は必要。

現在は、ダイバーシティ経営の時代、単にトラックを稼動させる運送にこ
だわる考えはない。事業領域やマーケティングなど、10年後、20年後を見
据えた大枠の中で、方向性を見出したい。

『一人はみんなのために、みんなは一人のために』これが弊社の社風
高齢になっても、可能な限り働いてもらいたいし、その経験・知識は必ず
必要になると思う
安全教育 表彰制度

デジタルタコグラフや『安全運転支援システムECOSAM』の導入
遺品整理サービス

家具配送×倉庫×人(高齢者)
自社の強み

市場・・・高齢者の単独世帯
伸びる市場
経営資源の活用
人・モノ・金
(高齢者)
資格取得
遺品整理士
高齢者の孤独死などの問題に
より、高まる需要に対応してい
く”遺品整理業“を十分に理解し、
さらに”供養“に対する認識を持
ち、想いのこもる品々を取り扱
える専門家
事件現場特殊清掃士
事件現場特殊清掃士の活動は、
『ごみ屋敷』や『孤立死の現場』な
どの特殊な現場が主となり、特殊
清掃に関する知識や対応を学ん
でいます。
高齢者が活躍する場
『年齢に関係なく元気で働ける会社づくり』


倉庫内作業
運送業から物流業転換
商品の入出庫・保管・荷役・梱包等、
倉庫内業務の拡充
遺品整理業務
事業領域の拡大であり、今までの職
務経験を活かす
社会貢献度の高い業務であり、豊
かな人生経験を生かす
特殊清掃及び遺品整理
核家族型への変化
孤立した暮らし
孤立死 問 題
巡回サービス
遺品整理業の取り組みの結果

ドライバー同士や、高齢従業員と若年従業員
が一緒になって仕事ができ、コミュニケーショ
ン、仕事の工夫、将来への不安が減りやる気
UPに繋がっていると感じている
“輝ける”人づくり 人に光をあてる経営
〇若年者、中堅者、高齢者の可能性を最大限発揮
させるためやり場を与え、OJT,OFFJTを通し人
材育成に努めている。
認
長所が活かされる め
チームワークが良く る
やる気がでる
なる
社風が良くなる
仕事のやりがいが
生まれる
社内が活性化する
ご清聴
ありがとうございました
株式会社陣内運送
代表取締役社長 陣内 正明
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