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8 子どもの事故予防

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8 子どもの事故予防
8 子どもの事故予防
どもの事故予防
⑴ おこりやすい事故
おこりやすい事故の
事故の予防の
予防の工夫
こどもは目に入るものすべてに興味をもちます。特に6ヶ月から1歳代の子どもは日々
活動範囲も広がり、驚くような行動をとることがよくあります。これは、発達のためにと
ても大事な過程ですが、それにより思わぬ事故がおこることがあります。その多くは、普
段大人が危険と感じていない物や場所、あるいは周囲の大人の注意力が失われた時に発生
します。お子さんのいる家庭はもちろんですが、時々でも小さいお子さんが遊びにくるお
家の方は、子どもの行動の特徴を知り、もう一度家の中を見渡して下さい。
また、一歩外に出ると一瞬の油断が大きな事故につながることがあります。家の中でも
外でも大人がこどもの目線にたって想像力を働かせ、注意して見守ることが事故防止の秘
訣です。
誤飲事故を
誤飲事故を予防する
予防するポイント
するポイント
家の中を見渡して
見渡して次
して次のようなことがないよう注意
のようなことがないよう注意しましょう
注意しましょう。
しましょう。
たばこがテーブルの上に放置されっぱなし
ジュースの缶を吸い殻入れにしている
化粧品やアクセサリーが鏡台の前に出しっぱなし
お菓子の箱や缶を薬入れに利用している
薬品や洗剤類を低い場所に置いている
化粧品
たばこの吸
たばこの吸い殻
ジュースの缶を
吸い殻入れにしない
薬
薬品、
薬品、洗剤類
お菓子の箱や缶に入れない
ゴキブリとり
鏡台の前に
出しっぱなしにしない
低い場所には置かない
危険なものには
危険なものには、
なものには、子どもがすぐに手
どもがすぐに手を伸ばせないようにしておきましょう。
ばせないようにしておきましょう。
●戸棚
取っ手を髪の毛用の
ゴムで留める
●引き出し
取っ手の部分に棒を通す
強力なマジックテープを
接着剤でつけておく
※市販品で便利なものが
あります。
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整理整頓!
整理整頓!こまめな掃除
こまめな掃除!!
掃除!!
使い終わったらすぐにしまう、
テーブルの上にものを置きっぱな
しにしないなど整理整頓すること
が大切。また、ピンやボタン電池
などの小さなものもこまめに掃除
することですぐ発見できます。
やけど事故
やけど事故を
事故を予防する
予防するポイント
するポイント
やけどの危険
やけどの危険があるものを
危険があるものを再確認
があるものを再確認しましょう
再確認しましょう。
しましょう。
●炊飯器
床など低い位置に置かない
●熱いスープ、
スープ、みそ汁
みそ汁、お茶など
テーブルクロスは使わない
●ポット
子どもが手を伸ばせない
場所に置く
ロックをかけておく
●ストーブ・
ストーブ・ファンヒーター
周りを柵で囲む
●アイロン
子どもがいるところでは
使わない
使い終わったらしまう
●キッチン
調理中は子どもをキッチンに近
づけない
なべは取っ手を向こう側に向け
ておく
ロックする
●風呂(
風呂(沸きすぎたお湯
きすぎたお湯、シャワー、
シャワー、
熱い蛇口)
蛇口)
浴室にカギをかけ、子どもが入らない
ようにする
●花火
子どもだけでは遊ばせない
必ずバケツ1杯分の水を用
意する
途中で火が消えてものぞか
せない
●電気毛布・
電気毛布・電気カーペット
電気カーペットでの
カーペットでの低温
での低温やけど
低温やけど
「弱」にしていても長時間当てたままにすると低温やけど
をするおそれがあります。
タオルなどを使って直接体に触れないようにし、寝る前に
はスイッチを切りましょう
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●マッチや
マッチやライター
子どもの手の届くところ
に置いておかない
OFF
感電事故を
感電事故を予防する
予防するポイント
するポイント
●洗濯機や冷蔵庫には必ずアースをつける
●電気製品はなるべく子どもの手の届かないところに置く
●使わないコンセントにはキャップをつける
●プラグはコンセントにしっかり差し込む
●電源を入れるとこげ臭い電気製品は使わない
●導線がむき出しになったコードやぐらぐらの
プラグは取り替える
●日頃から危険なものについては教えておく
水の事故を
事故を予防する
予防するポイント
するポイント
おぼれる危険
おぼれる危険のある
危険のある場所
のある場所を
場所をチェックしましょう
チェックしましょう。
しましょう。
●風呂場
●洗濯機
洗濯機の周囲に踏み台になるものを
置かない
洗濯機が回っているときはチャイル
ドロックをしておく
浴槽には水をためておかない
風呂場のドアにかぎをかける
洗い場に踏み台になるものを放置しない
入浴時は子どもから目を離さない
浴槽のふたは丈夫なものにする
洗濯が終わったら洗濯機の水を抜い
風呂場で遊ばせない
WC
ておく
●その他
その他
海や川、プールで遊ぶときは大人が目を
離さない
洗面器やバケツに水を入れたままにして
おかない
●トイレ
使用後は必ず便器にふたをする
ビニールプールで遊ぶときは、大人が目
を離さない
トイレのドアは外側にもカギをつける
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交通事故を
交通事故を予防する
予防するポイント
するポイント
歩行中の
歩行中の注意
●道路を歩くときは必ず手をつなぐ
●車道寄りを歩かせない
●いきなり道路へ飛び出さないように
子どもから目を離さない
●交通ルールを小さいときからよく教
える
外で遊ぶときの注意
ぶときの注意
P
●道路で遊ばせない
●ボール投げなどで急に道路に飛び出さな
いように注意する
●駐車場など車が停車しているそばで遊ば
せない
自動車での
自動車での注意
での注意
●チャイルドシートを後部座席につける
●チャイルドシートは子どもの体格(体重)に合った
ものを使用する
●ドアを閉めるときは指をはさまないように注意する
●常にドアをロックしておく
●窓から手や顔を出さないようにする
●自動車の乗り降りの際には歩道側で乗り降りさせる
●車の中に子どもを放置しない
自転車・
自転車・三輪車での
三輪車での注意
での注意
●子どもとの二人乗りはできるだけ避ける
●体に合ったサイズの自転車・三輪車に乗せる
●交通量の多いところでは、子ども一人では自転車に乗せない
●自転車は正しく、上手に乗れるようになるまで道路で乗せな
いようにする
●三輪車は道路では乗せない
●道路では交通ルールを十分に理解できるようになってから乗
せる
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外傷事故を
外傷事故を予防する
予防するポイント
するポイント
ガラス
●グラスを落としたあとは、掃除機で床を十分に吸い取る
などの気配りを
●ガラスのおもちゃや体温計は乳幼児には触らせない
●割れやすいガラス戸には飛散防止フィルムをはっておく
ドア
●ドアの開閉は静かにおこなう
●子どもがそばにいないかを確認して開閉する
●風で「バタン」と閉まらないようにストッパーを利用する
●ドアのすきまカバーなどを利用する
家具の
家具のコーナー
●ゴムホースを縦半分に切り、接着剤ではる
●ウレタンのクッションを接着剤ではる
扇風機
●指が入らないようにカバーをする
刃物
●出しっぱなしにしない
●包丁は子どもが手を伸ばせない引き出しなどに入れておく
●はさみやカッターは引き出しに入れてカギをかけておく
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年齢別事故の具体的な注意点
子どもの発達とおこりやすい事故
運動機能の発達
誕生
転落
親が子どもを落とす
切傷・打撲
熱傷
熱いミルク
熱い風呂
窒息
交通事故
枕、柔らかい布団に 自 動 車 同 乗 中 の 事
よる窒息、吐乳
故
玩具
溺水事故
入浴時の事故
3か月 体動・足をバタバタさ ベ ット、 ソ フ ァ ー より
せる
の転落
はさむ事故
誤飲
家のドア
4か月
5か月 見たものに手を出す
口の中に物を入れる
床にある鋭いもの
(床の上)
ポット、食卓の湯、
アイロン
小さな玩具の誤飲
鋭い角のある玩具プ
ラスチック の接合部
母親との自転車2人 分のささくれ
乗り
ストーブ、炊飯器、
タバコ
道でのヨチヨチ歩き、
歩行中の事故、飛び
出し
6か月 寝返りを打つ
7か月 すわる
歩行器による転落
8か月 はう
階段からの転落
9か月 物をつかむ
バギーや椅子からの
転落
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10か月 家具につかまり立ち 浴槽への転落
をする
ひも、よだれかけ
予防のポイント
引き出し
化粧品・薬品・洗剤
階段の昇り降りの転
落
2歳 階段を昇り降りする ブランコからの転落
3~5歳
ボタンなどの小物
ナッツ類
13か月 スイッチ、ノ ブ、ダイ 椅子、窓、バルコニー テーブルや机の角、
引き出しの角など
ヤルをいじる
からの転落
(家の中)
1歳半 走る、登る
3歳 高い所へ登れる
浴槽への転落事故
鋭い角の家具、建具
カミソリのいたずら
11か月
12か月 一人歩きをする
タバコ
ビニール袋
マッチ、ライター、
湯沸かし器、花火
家外の石など
スベリ台、ブランコ、 プール、川、海の事
花火
故
乗り物のドア
三輪車の事故
自転車の事故
・ベッドの柵は必ずつ ・ 包 丁 ・ カ ミ ソ リ が ・やけどにつながるも ・布団は固めのもの ・危険なことをした場 ・子ど もが一人遊び ・ 浴槽に水をためて ・手をはさまないよう ・ 誤 飲 に つ な が る も
けておく
入っている扉は開か のを手の届くところに を選ぶ
合には毅然とした態 に な ら ない よう に見 おかない
に工夫する
のを手の届くところに
・ ベ ラ ン ダ に 踏 み台 ないようにする
置かない
・うつ伏せ寝をさせな 度で叱るなど安全の 守る
・ 浴室 にカ ギ を かけ
置かない
になるものを置かな
・ストーブの前に柵を い
しつけをする
る
い
する
・添い寝をしながら乳
・洗濯機に水を入れ
・テーブルクロスはし をやらない
たままにしない
ない
・ ピー ナツ やあ め 玉
などは手の届くところ
に置かない
子どものまわりには危険がいっぱい!!
【家の中】
【家の外】
・鍋
鍋ややかん
ひっくり返すとあぶない
・風呂場
浴槽に水をため
ておかない
・ベランダ
ベランダ・
ベランダ・ 窓
踏み台になるようなもの
は置かない
・柵
柵
幅の広い柵は転落等の
危険があるので注意!
・洗濯機
洗濯機
水を入れておかない
踏み台になるような
ものを置かない
・階段
階段
登り口や降り口に柵をつける
・ガラス
ガラス等
ガラス等
透明なものには
シールを貼ろう
・ベビーチェア
ベビーチェア・
ベビーチェア・ 自転
車の補助椅子等
子どもを乗せたまま一人に
しない
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・洗剤
洗剤・
洗剤・ 化粧品等
飲まないように、なめない
ように手の届かないところへ
置く
・車
車
子どもだけで車の中に
法っておかない
チャイルドシートは正しく
使用しよう
・ベビーベッド
ベビーベッド
落ちないように柵をする
柵には何もかけない
・ふとん
ふとん等
ふとん等
少し、かためにしよう
・引
引き出し
開けたままにしない
・おもちゃ
おもちゃ
小さなおもちゃは口に入れ
ると危険なので与えない
・お
お金・ 薬・ ボタン等
ボタン 等
手の届くところに置かない
・すべり
すべり台
すべり台・ ブランコ等遊具
ブランコ等遊具
正しい遊び方を教える
大人が常に安全を確認する
・池
池・ 川・ 用水路等
子どもから目を離さない
子どもだけで行かせない
・ビニール
ビニール袋等
ビニール袋等
手の届くところに置かな
い
・テーブルクロス
テーブルクロス
ひっぱると危ないので外す
・ソファー
ソファー 寝かさな
ソファー
い
・コンセント
コンセント
コンセントキャップをつける
・ドア
ドア
風でしまらないように開閉
に注意
子どもから目を離さない
・飛
飛び出し
日頃から安全教育をする
・アイロン
アイロン
使い終わったらすぐに
片付ける
・コード
コード・
コード・ ひも等
ひも等
巻きつけるとあぶ
ないので見えないよ
うに片付ける
・ストーブ
ストーブ・
ストーブ ・ 温風ヒーター
温風ヒーター等
ヒーター等
火傷をしないように柵をする
・たばこ
たばこ・
たばこ・ 灰皿等
手の届かない所に置く
・道路
道路を
道路を歩くときは手
くときは手をつなぐ
車道側に保護者が立ち、子どもと手を
つなぐ
今、まだ大丈夫
まだ大丈夫と
大丈夫と思っても数分後
っても数分後には
数分後には何
には何が起こるかわかりません
家族
家族みんなで
家族みんなで事故予防
みんなで事故予防!
事故予防!
・交通
交通ルール
交通ルールを
ルールを少しずつ教
しずつ教える
安全な歩き方、・道路の横断
バス・自転車の乗り方
交通ルール
Fly UP