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レジャーに関係する支出
<家計ミニトピックス> 総務省統計局 レ ジ ャ ー に 関 係 す る 支 出 − 家 計 調 査 ( 二 人 以 上 の 世 帯 ) 結 果 よ り − 7月になり、いよいよ夏本番となりました。夏休み に行楽に出かける方も多いのではないでしょうか。 50 そこで今月は、レジャーに関する支出(以下、レ (万円) ジャー費)(注) についてみてみましょう。 45 図1 レジャー費と消費支出に占めるレジャー費の割合 の推移(昭和60年∼平成20年) (%) 12 レジャー費/消費支出 (右目盛) 11 10 ( 注 ) こ こ で は 、「 一 般 外 食 」、「 交 通 ( 定 期 代 を 除 く )」、「 ガ ソ リ ン」、「宿泊料」、「パック旅行費」、「入場・観覧・ゲーム代」の 合計を「レジャー費」としています。 40 35 9 レジャー費 (左目盛) 8 7 レジャーへの支出割合は上昇傾向 30 レジャー費の支出金額と消費支出に占めるレジャー 費の割合の推移をみると、1世帯当たり年間の支出金 額は、平成9年の41万4千円をピークに15年まで減少 傾向で推移していましたが、その後は増加傾向にあり ます。また、割合も平成16年以降上昇しており、20年 は11.2%となっています(図1)。 6 250 夏休みとゴールデンウィークに増える支出 5 昭和 61 62 63 平成 2 60年 元年 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 図2 レジャー費の月別支出金額 (平成18∼20年平均) (円) 45,000 40,000 1か月当たり平均 次に、1世帯当たりのレジャー費の月別支出金額を みると、8月が最も多く、レジャー費の1か月当たり の平均支出金額の約1.3倍となっています。続いて5月、 7月の支出金額が多くなっており、夏休みやゴールデ ンウィークなどの時期にレジャーへの支出が多い傾向 があることがわかります(図2)。 35,000 30,000 25,000 20,0000 1 低下している8月の有料道路料の割合 最後に、8月の交通(定期代を除く)の構成比につ いて、平成12年と20年を比較してみると、鉄道運賃、 バス代及び「他の交通」は、平成12年に比べ20年は上 昇しています。一方、タクシー代、航空運賃及び有料 道路料は、平成12年に比べ20年は低下しており、特に 有料道路料は、ETCの利用による割引の普及なども 影響していると考えられます(図3)。 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12(月) 図3 8月の交通(定期代を除く)の構成比 (平成12年・20年) 0 平成12年 平成20年 20 42.8 40 60 5.3 8.4 47.6 鉄道運賃 7.1 バス代 80 12.6 8.2 10.4 タクシー代 航空運賃 100(%) 27.3 22.8 3.5 3.9 有料道路料 他の交通 「 家計調査通信425号(平成21年7月15日発行)」より