切り花への支出 - 総務省統計局

＜家計ミニトピックス＞
総務省統計局
切り花への支出
− 家 計 調 査 （ 二 人 以 上 の 世 帯 ） 結 果 よ り −
５月の第２日曜日は「母の日」です。母の日の
由来には諸説あり、国によって日にちも異なって
いるようですが、この日にカーネーションを母に
贈る風習は、アメリカが起源と言われています。
今年も花を贈った、もしくは贈られたという御家
庭も多いのではないでしょうか。そこで今月は、
切り花への支出をみてみましょう。
図１ 切り花の１世帯当たり日別支出金額
（平成19年５月）
（円）
120
100
80
平成19年５月平均
60
40
20
母の日の支出は平均の約３倍
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 （日）
平 成 19年 ５月 の 切 り 花の １ 世 帯 当た り 日 別 支
出金額をみると、母の日の13日（約106円）は１
日 当たり 支出 金額の ５月 平均（ 約32円）の 約３
倍となっています（図１）。
ま た 、 前 日の 12日 と 合わ せ た 支 出金 額 は 、 ５
月の切り花の支出金額の約２割を占めています 。
土日
（円）
土日
土日
土日
図２ 切り花の１世帯当たり年間支出金額の
都道府県庁所在市別ランキング
（平成17∼19年平均）
16,000
14,000
年間支出金額の１位は仙台市
次に、切り花の１世帯当たり年間支出金額（平
成17∼19年平均）を都道府県庁所在市別にみると、
仙 台 市 が 15,518 円 と 最 も 高 く 、 次 い で 福 島 市
15,505円、鹿児島市14,979円となっています（図
２）。
12,000
10,000
8,0000
全 国
世帯主の年齢とともに増加
最後に、世帯主の年齢階級別に１世帯当たり切
り花の年間支出金額をみると、世帯主の年齢が60
∼69歳の世帯が最も多く、最も少ない30∼39歳の
世帯の約４倍となっています。これは、世帯主の
年齢が高い世帯では、母の日のような特定の日に
限らず、ご先祖様に供える切り花などを購入して
いるためとみられます（図３）。
仙台市
福島市
鹿児島市
鳥取市
和歌山市
図３ 切り花の世帯主の年齢階級別
１世帯当たり支出金額（平成19年）
（円）
16,000
12,000
8,000
4,000
0
平均
∼29歳
30∼39歳 40∼49歳 50∼59歳 60∼69歳
70歳∼
「家計調査通信411号（平成20年５月15日発行）」より