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注意 - 藤井電工
取 扱 説 明 書 この取扱説明書は下記の製品用です。 安 全 帯(ロープ式) 保 管 用 説明書No. SN395a 胴ベルト型安全帯 1本つり専用 (胴ベルト型安全帯 1本つり専用) 安全帯用ランヤード(ロープ式) 安全帯(ロープ式) (1本つり専用ランヤード) 安全帯用胴ベルト いつでも活用できるよう大切に保管してください このたびは、《ツヨロン安全帯(ロープ式)及び安全帯用ランヤード (ロープ式)》をお買い上げいただきありがとうございます。本品は、 建設工事現場・造船所などの高所作業に用いるロープ式安全帯・ロ ープ式ランヤード及び安全帯用胴ベルトで、労働安全衛生法第42条 の規定に基づく「安全帯の規格」に合わせて製造したものです。 本品を正しく安全にお使いいただくため、ご使用前にこの取扱説明 書を必ずお読みください。 なお、 「4.必ずお守りください(使用上の注意事項)」は事故を未 然に防ぐためにとても大切ですので、よくご理解の上ご使用くださ い。また、ご使用に際して、「5.点検と廃棄の基準」にしたがっ て、点検を行ってください。取扱説明書を紛失された場合は弊社に 請求してください。 また、より安全なご使用のため、労働安全衛生総合研究所技術指針 (NIIS-TR-No.37(2004))の併読をお奨め致します。 「安全帯使用指針」 弊社の安全帯ならびに墜落防止器具の使用につきましては、下記 のような特殊な環境下においては、設計上の性能・機能が十分確 保されない状況が発生することが考えられます。特殊な環境下で お使いになる場合は、 「お客様相談窓口」までお問い合わせ下さい。 特殊な環境下:(1)金属類に錆びの発生しやすい海上や海岸地域での使 用、(2)摺動部の作動に悪影響をおよぼす可能性がある土砂等の付着しや すい現場での使用、(3)繊維類の劣化が考えられる高温域での使用、(4) 酸やアルカリの付着が考えられる現場での使用など。 も く じ 1.用 途 …………………………… P. 2 2.構造および各部のなまえ ……………… P. 2 3.使 い 方 ……………………………… P. 3 4.必ずお守りください (使用上の注意事項) ………… P. 5 5.点検と廃棄の基準 ……………………… P.13 6.保管・手入れのしかた ………………… P.15 7.交換のめやす(耐用期間) ……………… P.15 8.性 能 ……………………………… P.15 9.お客様相談窓口 ………………………… P.16 形状は一例を示します。 1.用 途 本品は1本つり*専用です。その使用例および用途は次の通りです。 種類 胴ベルト型安全帯(1本つり専用) (ツインランヤード) 使 用 例 用 途 建設工事などで足場のある高所 作業において、ランヤードに 体重を預けないで、作業がで きる場合に使用します。 建設工事などで足場のある高所作業におい て、移動が多い作業やフック掛け替え時の 安全が確保され難い場合に使用します。 この場合もランヤードには体重を預けるこ とはできません。 *1本つり 上図のようにロープ先端のフックを構造物に掛けて、 あ るいはランヤードを回し掛けして構造物から人体までが ランヤード1本でつながっている状態をいいます。 右図のようなランヤードに体重を預ける作業には使用 しないでください。 * 体重(装備重量)の制限について 本製品は、体重(装備重量)が100kg以下でお使いください。体重が100kgを超える と墜落阻止時、人体に大きな荷重が加わり重大な事故につながるおそれがあります。 体重が100kgを超える作業者がご使用になる場合は、ショックアブソーバ付のラン ヤードをご使用ください。なお、ショックアブソーバ付の場合は130kg以下でお使 いください。詳しくは「お客様相談窓口」までお問い合わせください。 *体重(装備重量):体重と装備品全ての合計重量 本品は墜落災害の防止用ですので、他の用途には使用しないでください。 2.構造および各部のなまえ 胴ベルト型安全帯1本つり専用(ロープ式)はバックルがついた胴ベ ルトに1個のB環(D環)を取り付け、そのB環(D環)にロープ式ランヤード を取り付けたものです。 (安全装置) ロープ式安全帯の全体図 (B環付) (シンブル) (形状は一例を示します) 主ランヤード (フック+ロープ) ロープ (リベット) フック (外れ止め装置) (さつま編み) (安全装置) (リベット) 大径フック (シンブル) (さつま編み) (外れ止め装置) B環 D環止め(B環止め) フックハンガー ベルト押え (縫製部[縫い糸]) (リベット) (スライド部) バックル ベルト通し 工具ハンガー 胴ベルト 先端金具 補助ベルト 工具吊りフック 〔補助ベルト付の場合〕 副ランヤード(フック+ロープ) ランヤード収納袋 〔別売り〕 本品はランヤード取付部にB形状の「B環」を使用しています。別売のランヤード(副 ランヤード)を取り付けることで、「安全帯の規格」に適合するツインランヤ ード安全 帯(常時接続型)へ発展可能な構造となっています。ただし、「D環」を使用したタイプ はツインランヤード安全帯への仕様変更は、不可能な構造です。 −2− ロープ式安全帯の全体図 (D環付) (形状は一例を示します) (シンブル) (さつま編込部) (さつま編込部) ショックアブソーバ付安全帯(部分) (形状は一例を示します) ショックアブソーバ ショックアブソーバ 連結リング ランヤード (形状は一例を示します) 主ランヤード D環付き型 B環付き型 B環 ロープ 輪結び型 フック 副ランヤード(別売り) アイ環 ロープ フック 3.使 い 方 胴ベルトを締める位置 正しい 位置 胴ベルトは腰骨のところ の 正しい位置に締めてください。 (右図参照) 腰骨 −3− バックルに胴ベルトを通す方法 次に表側の に 2 バックルの裏側の刻印 の 所にベルト先端部を通し、 1 入れてください。最後にベルト通しに通してください。 スライド式 折 返 し式 2 ベルト通し 2 1 1 ベルト通し ベルト 先端部 ベルト 先端部 フックの掛け方 直接掛け フックは腰より高い位置の堅固 な構造物などに直接掛け をする か、あるいはロープを利用して 回し掛けをしてください。 回し掛け フックの操作方法 一般型フック フックの外れ止め装置と安 全装置を同時に握 ってくだ さい。開口します。 大径フック 外れ止め装置 安全装置 (ランヤードをお買い上げの方に) ランヤードを胴ベルトに取り付ける方法 B環/D環付の場合 D環止め 胴ベルト お手持ちの胴ベルト をD環止めに図のよ うに通してください。 胴ベルトの先端をB環 (D環)に通してください。 胴ベルトの先端をD 環止めに図のように 通してください。 (取付け完了) 輪結びの場合 輪結び部をD環に通 し、フックを図のよう に通してください。 −4− ロープを十分に絞り 込んでください。 (取付け完了) 4.必ずお守りください(使用上の注意事項) 危険 誤った使い方をしますと、墜落などの危険性 がありますので、絶対にやめてください。 ランヤードは堅固な構造物に取り付けてください ランヤードは、構造物か ら抜けたり、破損したり する危険性がなく、墜落 阻止時の衝撃荷重に十分 耐えるものを選んで取り 付けてください。 ● 電灯線等弱い構造物に取り付けると、墜落阻止時の衝撃荷重で構造物が 破損し、墜落する危険性があります。 ランヤードは鋭い角に触れないようにしてください ランヤードが鋭い角に触れる危険性ある所では使用しないでください。 保護材 ● 墜落阻止時に鋭い角でロープが切断することがあり危険です。したがっ て、鋭い角のある構造物を避けてランヤードを掛けるか、または構造物に 丈夫な布などの保護材を巻いてご使用ください。 (フックハンガー付をお買い上げの方に) フックハンガーをD環の代わりに使用しないでください フックハンガーは使用していないランヤードのフックを掛けておくためのも のです。墜落防止用のD環の代わりとして使用しないでください。 ● フックハンガ−をD環の代わりに使用した場合、外れたり、強度不足に により壊れて墜落を阻止できません。 フックハンガー −5− 警告 誤った使い方をしますと、墜落などのおそれ がありますので、やめてください。 ランヤードは腰より高い位置に取り付けてください ランヤードの取付け位置は高い方が落下距離が短くなりますので、できる だけ高い位置に取り付けてください。 良 い 例 ● 腰より低い位置に取り付けると、 万一の落下時に落下距離が長くな り、衝撃荷重が大きくなって人体 に損傷を及ぼすおそれがありま す。 悪 い 例 フックは正しく掛けてください フックは墜落阻止時に折れ曲がったり、外れ止め装置および安全装置に荷重が加わ らないようにご使用ください。 (フックの掛け方及び形状は一例を示します) 一般型フック 直接掛け 回し掛け 直接掛け 大 径 フ ッ ク 回し掛け 穴掛け(ボルト穴など) 正しい 掛け方 (先端掛けは禁止) 誤った 掛け方 ・誤った掛け方をすると、外れ止め装置や安全装置がねじられたり、部材で押されたりし てフックが取付部から外れたり、フック本体が変形して墜落するおそれがあります。 ・フックが正しく掛っているか(外れ止め装置の閉じ・安全装置が構造物との接触で押さ れていないか等)目視で確認してください。 フックは滑り落ちるような箇所に取り付けないでください フックは、斜めの構造物や逆L字型の構造物など、フックが取付位置か ら滑る箇所には掛けないでください。 ●墜落阻止時にフックが滑り、 破損するおそれがあります。 ●衝撃荷重が大きくなり、墜落 を阻止できないおそれがあり ます。 −6− ランヤードは振り子状態にならない位置に取り付けてください ● 障害物に衝突して、けがをするお それがあります。 ランヤードは墜落阻止時に床面または下方の障害物に衝突しない位置に取り付けてください フックは、ランヤード長さの2倍(1.7mのランヤードでは3.4m)以上の高 さにある構造物に取り付けてください。なお、ショックアブソーバ機能を搭 載したランヤードではショックアブソーバの最大伸び(0.65m)を加えてく ださい。(安全帯使用指針抜粋) フックの取付位置が低い場合はランヤード長さが調節できる柱上安全帯をご 使用ください。 ● フックの取付位置が低いと床面や 下方の障害物に衝突し、けがをす るおそれがあります。 胴ベルトをバックルに正しく通してください ベルト通し 2 胴ベルトを矢印 から 1 の順に正しく通し、 2 最後にベルト通しに通し てください。 1 ● 通し方を誤ると、墜落阻止時にベルトがバックルより滑り抜けて事故の もとになります。 胴ベルトは腰骨のところに締めてください この位置で落下する と、 内臓圧迫のおそ れがあります 胴ベルトは腰骨の近 くで、墜落阻止時に 足部の方に抜けない 腰骨 位置でしかも胸部へ ずれないように確実 に装着してください。 正しい位置 この位置で落下する と、 足元に抜けて事 故のもとになります −7− 分解・改造しないでください ご自分で分解や改造をされると、十分な性能を得られなくなります。 ツインランヤード安全帯にするには お買い上げの商品は「1本つり専用安全帯」です。この安全帯に一般のD 環付きランヤードを取り付けると、U字つりできる構造となり「安全帯の 規格」に適合しません。 「安全帯の規格」に適合するツインランヤード安 全帯にするには、専用の副ランヤード (P.3に記載)が必要になります。 詳しくはお客様相談窓口までお問い合わせください。 1本つり 構 造 物 にフックを 直接掛けたり、 ラン ヤードを構 造 物 に 回しランヤード取付 け点と同じ側にフッ クを掛けて、 ランヤ ードに 体 重を預け ない状態。 (1)「安全帯の規格」に適合するもの U字つり ランヤードのフックを 構造物に回し、 フッ クを反対側のD環に かけて、 ランヤードが Uの字状で、 ランヤー ドに体重を預けた状 態。 (ロープ長さ調 節機能付が条件) (2)「安全帯の規格」に適合しないもの 主ランヤード・副ランヤードのフ ックが、お互いのランヤード取付 け部(B環/D環)に掛かる。 主ランヤードがD環付の場合は、ツインランヤード安全帯に仕 様変更することは出来ません。 副ランヤード側のフックが主ランヤード取付け部(D環)に掛る。 −8− 一度でも大きな荷重が加わったものは廃棄してください 図のような変形があれば、安全帯全体を廃棄してください。 ● 外見上の変形がなくても、一度で も大きな荷重が加わったものは、 再び落下すると衝撃荷重が安全限 界を超え人体に損傷を及ぼすおそ れがあります。 正常な状態 一度墜落阻止 した状態 変形 −25℃∼50℃の範囲で使用してください ● 安全帯の使用温度が−25℃∼50 ℃以内であっても、水に濡れて凍 結すると、フックの外れ止め装置と安全装置、バックルのスライド 部が作動しないおそれがあります。 操作する上で異常がないか確認しながらお使いください。 ( ) ショックアブソ−バ付の場合、ショックアブ ソ−バが水に濡れて 凍結すると、作動せず墜落阻止時の衝撃荷重が大きくなり、 人体に損傷を及ぼすおそれがあります。 高温部に近づけないでください ● ロープ・ベルト・ショックアブソーバは、 合成繊維製のため熱により溶融して強度が 低下し、墜落阻止時に必要強度が得られず 墜落阻止できないおそれがあります。 酸(バッテリー液など)・アルカリを付着させないでください ● ロープ・ベルト・ショックアブソーバは合 成繊維製のため酸・アルカリで溶解し て、 ロープ・ベルトの強度が低下し、 墜落 阻止時に必要強度が得られず墜落阻止 できないおそれがあります。 −9− 酸 アルカリ ロープの縮みが大きく、径が太くなったもの は取り替えてください ● 特に八つ打ちロープは自然収縮が 起きやすい構造です。縮みが大きく 径が太くなっているロープは強度低 下しているおそれがあります。 墜落災害の防止用ですので他の用途には使用しないでください 部材などを吊り上げるスリングの代 用など用途がえしないでください。 安全帯 または ランヤード 雨の日は感電に注意してください ● ロープが水に濡れて水分を含むと電気が流れやすくなり、感電するおそ れがあります。 垂直・水平親綱の1スパンを利用する作業者は1名としてください ● 友引き状態になり、他の作業者も同時に落下するおそれがあります。 −10− 注意 安全にお使いいただくためにお守りください 丁寧に扱ってください ランヤードを引きずりますとフッ クに砂などの異物が付着したり、 ロープが摩耗したりします。使用 しない時はランヤードを首にかけ るか、ランヤード収納袋に入れて ください。 ● フックの外れ止め装置が正常に作動しなかったり、 ロープが摩耗して、強度が低下します。 ● ロープに結び目を作らないでください。 強度が低下します。 100kgを超える場合は使用に 工夫をしてください 体重が100kgを超える場合は ショックアブソーバ付の安全帯 をご使 用ください。 さつま編込部に屈曲としごきが 加わる使用はしないでください ● さつま編込部やさつま編込部際に 過度の屈曲としごきが繰り返さ れると、さつま編込部に型崩れ や緩みが生じ抜ける場合があり ます。 さつま編込部 屋外に放置しないでください ● ベルト・ロープは合成繊維製のため紫外線によって強度が低下します。 −11− 安全帯に体重を預けないで ください 万一の落下の時に墜落阻止を目的 に使用する安全帯です。 ● ロープ径は万一の墜落を阻止するだけの設計になっています。 常時体重を預けると摩耗・傷などで強度不足になる場合があります。 ●ランヤードに体重を預けるとバ ランスをくずし落下する場合があり ますの で、 やめてください 。 ランヤードの 直接掛け状態 ランヤード 常時体重を預ける作業には、別売りの柱上安全帯(U字つり専用または 1本つり・U字つり兼用 型)をお選びください。 B環(D環)が、横か斜め後ろになるように装着してください B環(D環)は、B環(D環)とロープの連結状態が確認できる身体の横か、 斜め後ろにるように取り付けてください。 B環(D環) 正面 バックル 取付 正面 け範 囲 B環(D環)の 取付け範囲 後ろ ● B環(D環)の位置を腰骨より前側にする と、墜 落阻止時に背骨に負担が かかり、人体に損傷を及ぼす場合があります。 工具類は腰袋へ収納してくだ さい 工具類は必ず腰袋、シノはシノ差しなどへ入れてください。 同一業者・同一型式のものを 組み合わせてください ● 異なるメーカーや型式のものを組 み合わせ て使用すると必要強度や 機能が得られない場合があります。 (安全帯使用指針で指導されています。) −12− 5.点検と廃棄の基準 安全帯および安全帯関連器具は消耗品であり、使用しているうちに摩耗等により性能 が低下します。従って点検において1項目でも廃棄基準に該当するものは、機能不良 や強度不足になりますので新品と取り替えてください。 始 業 点 検:使用する人が作業前に毎回行ってください。 点検後地上で安全帯を装着し、異常のないことを確認してください。 定 期 点 検:使用する人もしくは管理者により1カ月ごとに行ってください。 異常時点検:作業中安全帯に異常を感じたら直ちに作業を中止し、再点検を行って ください。 点 点検箇所・項目 検 方 リベット 変形 キズ バックル 胴 ベ ル ト ベルト 変形 キズ 3mm 変形 縫製部 変形 B 環 D 環 法 と 廃 棄 基 準 始業 定期 点検 点検 変形によりベルトが締まらないもの。 ○ ○ リベットの頭部が1/2以上摩滅しているもの。 ○ ○ 深さ1mm以上の傷のあるもの。 ○ ○ ベルト噛合部が摩滅して、腹部に力を 入れるとベルトが緩むもの。 ○ ○ 全体に赤錆または著しい腐食が発生しているもの。 ○ ○ ばねが折損または脱落してベルトが緩むもの。 ○ ○ リベットのかしめ部にガタがあるもの。 ○ ○ 耳または幅の中に3mm以上の損傷・焼 損・擦り切れがあるもの。 ○ ○ バックル把持部に著しい毛羽立ちがあるもの。 ○ ○ 薬品が付着したもの。 薬品により変色・溶解箇所があるもの。 ○ 塗料が著しく付着して、 硬化しているもの。 ○ 全体的に摩耗・毛羽立ち・著しい汚れが あるもの。(素手で確認) ○ ○ 先端金具が脱落してベルトがほつれているも ○ のや変形してバックルに通らなくなったもの。 ○ 縫製部に緩みがあるものや縫い糸が摩耗 ○ したり1個所以上切断しているもの。 ○ 目視でわかる程度の大きな変形があるもの。 ○ ○ ○ ○ 全体に赤錆または著しい腐食が発生しているもの。 ○ ○ 深さ1mm以上の傷があるもの。 −13− 点検箇所・項目 点 検 方 ショック アブソーバ カバー 法 と キズ キズ リベット 安全装置 ロープ 三つ打ち ヤーン 八つ打ち ストランド 基 準 始業 定期 点検 点検 薬品が付着したもの。 薬品により変色・溶解箇所があるもの。 塗料が著しく付着して、 硬化しているもの。 ○ ○ カバーが破れて中のベルトが露出しているもの。 (テープなどは巻き付けないでください) ○ ○ ベルトの両端が著しく摩耗しているものや傷のあるもの。 ○ ○ 大きな衝撃荷重を受け作動したもの。 ○ ○ 縫製部に緩みがあるものや縫い糸が摩耗 したり1個所以上切断しているもの。 ○ ○ ○ ○ 変形により安全装置が作動しにくいもの。 ○ ○ 外周に深さ1mm以上の傷があるもの。 ○ ○ カギ部の内側に傷のあるもの。 ○ ○ リベットの頭部が1/2以上摩滅しているもの。 ○ ○ 全体に赤錆または著しい腐食が発生しているもの。 ○ ○ ばねが変形または折損・脱落して外れ止 ○ め装置が完全に開閉しないもの。 ○ 7ヤーン以上(1リード内)の切り傷・ 焼損・溶融箇所があるもの。 ○ ○ 摩耗して、棒状になったもの。 ○ ○ キンクまたは7ヤーン以上の異常な飛び ○ 出しや形くずれのあるもの。 ○ シンブルが変形したり脱落しているもの。 ○ ○ 薬品が付着したもの。 薬品により変色・溶解箇所があるもの。 ○ 塗料が著しく付着して、 硬化しているもの。 ○ さつま編みが緩んでいるものや抜けてい ○ るもの。(3回未満になっているもの) ○ 型崩れが進みストランドに乱れが生じ、 端末部の余長が引き込まれているもの。 ○ (余長が2㎝以下になっているもの) ○ 縮みが大きく、径が太くなっているもの。 ○ ○ 完全に閉じ ないもの ストランド 棄 変形により 外れ止め装置が完全に開閉しないもの。 変形 フック 廃 シンブル 完全に開か ないもの ヤーン 使用開始から2年を経過しているもの。 (損傷がなくても紫外線によって強度が低下します。) ○ ○ 廃棄について:金属部品と合成繊維部品(またはプラスチック)は分別して廃棄処理してください。 −14− 6.保管・手入れのしかた (1)安全帯は次のような場所で保管してください。 ア)直射日光に当たらない所。 オ)塵埃の少ない所。 イ)風通しがよく、 湿気の少ない所。 カ)ねずみなど小動物の入らない所。 ウ)火気・放熱体などが近くにない所 。キ)その他、 安全帯の機能・強度に エ)腐食性物質と同室でない所。 悪影響を及ぼさない所。 (2)物品の下積みなどにより傷や変形が起こらないようにしてください。 (3)ベルト・ロープに泥・埃・油が付着している場合は、乾いた布等で拭 き取ってください。 (4)フック・バックルなどの金具は付着した砂・土・水などを拭き取り、 可動部に時々注油してください。 7.交換のめやす(耐用期間) 使い方によって異なりますが、交換のめやすとしては、ロープで使用開 ・・ 始年月から2年くらい、ロープ以外のものについては3年くらいをめどとし てください。 ただし、耐用期間内であっても「5.点検と廃棄の基準」にしたがって 点検を必ず実施し、廃棄基準に該当するものは使用しないで、新品と取り 替えてください。 ● 使用を開始した年月をバックル取 付部のネームタグに必ず記入して ください(右図参照)。 ● ランヤードなどを取り替えた時は その年月をネームタグに必ず記入 してください。 8.性 能 巻末に紹介します総合試験所で確認したデータです。 8. 1 落下時の衝撃吸収性 「安全帯の規格」値:8.0kN以下 H=LY (ランヤード 長さ落下) ロードセル B環(D環) 砂のう85Kg −15− 8. 2 各部の強度 この数値は新品時の引張 強度(静荷重)です。特に ロープ・ベルト・縫糸など の繊維部分の強さは、使用 による摩耗・紫外線劣化・ その他の要因によって経年 と共に低下します。 「5. 点検と廃棄の基準」の 項目を参照して、始業(定 期)点検を十分に行ってく ださい。 安全帯に使用しているフッ クは種類によって強度が異 なりますが、いずれも 13kN以上の強度がありま す。 項 目 「安全帯の規格」値 胴ベルト 幅50mm 幅60mm 15.0kN以上 バックル 連 結 部 幅50mm 幅60mm 8.0kN以上 B 環 B 環 取 付 部 ク 41.2kN 47.2kN 11.8kN 12.6kN 21.0kN 20.0kN 23.3kN 18.3kN 太さ11mm 15.0kN以上 三つ打ち 25.4kN 八つ打ち 28.6kN 三つ打ち 31.3kN 太さ12mm (アイ加工部を含む) 八つ打ち 37.6kN FS-90 17.5kN FS-93・99 11.5kN以上 15.2kN FS-50 18.1kN D 環 D 環 取 付 部 ド 社内試験結果 11.5kN以上 9.お客様相談窓口 この取扱説明書の内容につきおわかりになりにくいときや、製品の取扱 いについてご不明な点がありましたら、お買い上げの販売店、または下 記のご相談窓口にお問い合わせください。 藤井電工株式会社 URL=http://www.fujii-denko.co.jp/ 本 社 営 業 部 〒679-0295 兵庫県加東市上滝野1573番地2 東北地区 仙 台 営 業 所 〒983-0842 仙台市宮城野区五輪2丁目9番5号五輪ビル 関東地区 東 京 支 社 〒103-0004 東京都中央区東日本橋1丁目7番2号長坂ビル 中部地区 名古屋営業所 〒460-0012 名古屋市中区千代田3丁目16番5号ニュー千代田ビル1階 関西地区 大 阪 営 業 所 〒530-0041 大阪市北区天神橋1丁目8番13号林ボタンビル 九州地区 福 岡 営 業 所 〒812-0008 福岡市博多区東光2丁目22番33号 TEL(0795)48-3360 FAX(0795)48-3409 TEL(022)256-7001 FAX(022)295-7423 TEL(03)5821-2241 FAX(03)5821-2170 TEL(052)322-6081 FAX(052)322-6286 TEL(06)6882-3355 FAX(06)6242-2170 TEL(092)413-6110 FAX(092)413-6120 北海道・北陸・中国・四国・沖縄地区については、本社営業部のご相談窓口にお問い合わせください。 最新設備を備えた藤井電工総合試験所 ISO 9001/ISO 14001 登録認証範囲: 墜落防止用安全帯、墜落防止装置、 通信・配電・送電線用機材の設計・ 開発、製造及び販売 社(やしろ)工場 屋外試験鉄塔群 屋内鉄塔 Hb 15011