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コニカミノルタグループ 中期経営計画〈V
コニカミノルタグループ 中期経営計画〈 プラン〉 中期経営計画〈V-5プラン〉 計画〈 2005年 2005年3月25日 25日 コニカミノルタホールディングス株式会社 代表執行役社長 岩居 文雄 経営理念・ビジョン・基本方針 経営理念 「新しい価値の創造」 経営 ビジョン 企業 メッセージ 「イメージングの領域で感動創造を与えつづける革新的な企業」 「高度な技術と信頼で市場をリードするグローバル企業」 T グループ経営の基本方針 1) 事業ポートフォリオ経営の徹底 2) 透明性の高いグループガバナンス運営 3) グループ技術戦略の推進とイメージング領域におけるコニカミノルタ ブランドの浸透 4) 人事理念に基づいた実力人事の実施 ) CSR CSR( 5) CSR (企業の社会的責任)を重視した経営の実践 グループ 企業価値の 最大化 1 統合中計の総括 統合中計の総括 04年 04年3月策定: 03 月策定: 03年 03年/下~06 下~06年の 06年の3.5 年の3.5ヵ年計画 3.5ヵ年計画 統合中期計画 経営統合 経営統合のスピードアップと スピードアップと 経営統合の ミッション 統合効果の 統合効果の早期 効果の早期実現 早期実現を目指す。 実現を目指す。 IT、 IT、人事制度、拠点の統廃合など 成果 経営統合は概ね計画通りに進捗。 統合効果 ①人員削減: ~04年度で約 04年度で約4,600 年度で約4,600人削減。 4,600人削減。 ②合理化効果:約270 ②合理化効果:約270億円を見込む。 270億円を見込む。 経営基盤の整備完了 2 V‐5 プランの位置付け 課題 事業環境の変化に対して軌道修正が遅れた MFPの製品開発遅れ。 情 ①MFPの製品開発遅れ。 報 ②カラーの開発・販売強化の為の費用増。 機 ③カラーLBP ③カラーLBPの大幅な価格下落。 LBPの大幅な価格下落。 器 V - 5 プラン ミッション DSCの急速な競争力低下 フ ①DSCの ォ ②銀塩感材(フィルム・ペーパー)の ト 需要減小 05年 05年~08年の 08年の4 年の4ヵ年計画 更なる 更なる『選択と集中』 更なる『選択と集中』 によって 『より強い企業 『より強い企業グループ』 より強い企業グループ』 を目指す。 3 V-5プランの重点戦略(既存事業強化+新たな成長) 基本戦略 事業ポートフォリオ経営の徹底 (Ⅰ) 更なる 選択と集中 カラーに集中し、事業体質を強化 情報機器 カラーに集中し、事業体質を強化 (Ⅱ) 新規事業の 育成 (Ⅲ) 提携・M&A 提携・M&Aによる M&Aによる 事業拡大 技術戦力を強化し、拡大路線を継続 オプト フォト イメージング 事業規模を縮小し、赤字から脱却 メディカル 医療分野での事業拡大 分野での事業拡大 グラフィック 医療分野での事業 計測機器 安定収益の維持 新規事業 新規事業 コア技術( コア技術(画像処理、光学、材料、 画像処理、光学、材料、ナノ 、材料、ナノ 加工) 加工)を活用した大型新規事業の を活用した大型新規事業の展開 新規事業の展開 4 V-5プラン グループ業績目標 プラン グループ業績目標 (億円) 売上高 営業利益 (営業利益率) 当期利益 投資/ 投融資 FC F 有利子負債 株主資本 ROE EP S 為替レート 為替レート の前提: FY 0 4 10,600 700 6.6% 70 800 90 2,500 3,594 1.9% 13.2 109円 109円/US$ 135円 135円/EURO FY 0 5 11,300 900 8.0% 230 1,000 40 2,500 3,900 5.9% 43.4 FY 0 6 12,100 1,050 8.7% 450 900 150 2,300 4,350 10.3% 84.9 FY 0 7 13,000 1,200 9.2% 600 760 350 1,950 5,000 12.0% 113.2 FY 0 8 14,100 1,450 10.3% 700 770 450 1,450 5,700 12.3% 132.1 110円 110 円/US$ 130円 円/EURO 130 ※2005年度以降、配当性向は15%以上 5 V-5プラン 事業セグメント別業績目標 V - 5 プラン 情報機器 オプト フォト メ テ ゙ィ カル & ク ゙ラフィ ッ ク 計測 本社他 合計 (億円) 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 FY 0 4 5,600 590 900 150 2,670 △ 90 1,300 80 50 20 80 △ 50 FY 0 5 6,200 710 1,200 210 2,300 △ 40 1,400 90 60 20 140 △ 90 FY 0 8 8,600 1,070 1,700 310 1,600 20 1,800 120 120 40 280 △ 110 売上高 営業利益 10,600 700 11,300 900 14,100 1,450 統合中計との比較 FY 0 5 差異 6,800 △ 600 900 △ 190 1,200 0 250 △ 40 2,700 △ 400 110 △ 150 1,400 0 120 △ 30 130 △ 70 30 △ 10 70 70 40 △ 130 12,300 1,450 △ 1,000 △ 550 6 統合中計との差異 T 05年度営業利益の乖離について 年度営業利益の乖離について V -5フ ゚ ラ ン 統合中計 差異 環境変化 価格下落 カ ラ ー 強化 (億円) 人員 合理化 開発・販売 他 情報機器 710 900 △ 190 △ 55 △ 110 △ 25 0 オプト 210 250 △ 40 △ 30 0 △ 10 0 フォ ト △ 40 110 △ 150 △ 120 0 20 △ 50 メ テ ゙ ィカル& グ ラフィ ッ ク 90 120 △ 30 △ 15 0 △3 △ 12 SE 20 30 △ 10 0 0 0 △ 10 40 △ 130 0 0 △2 △ 128 1,450 △ 550 △ 220 △ 110 △ 20 △ 200 0 3 / 0 4 年度 0 5 年度 本社他 合計 △ 90 900 の強化 グループ横断的 な経費削減 目標の未達 T 統合による合理化効果の検証 V- 5 プラン 統合 中計 差異 (億円) 見込み 人員合理化 拠点・ 購買 210 60 230 90 △ 20 △ 30 120 20 90 40 合理化効果 270 320 △ 50 140 130 04年度までに 140億円 億円 04年度までに140 年度までに140 の合理化効果が実現。 05年度は更に 130億円 億円 05年度は更に130 年度は更に130 が見込まれる。 7 【情報機器】事業戦略 グループ中核事業として収益/キャッシュ創出の拡大を図る T 業績目標 T 主な戦略 1.MFP 1.MFPのカラー化比率拡大 MFPのカラー化比率拡大 (億円) FY 0 4 FY 0 8 伸び 率 売上高 5,600 8,600 54% ①開発強化で投入機種数拡大しフルラインアップ化 590 1,070 81% ②日・米・欧主要市場での直販人員増強 営業利益 営業利益率 10.5% 12.4% 2.コスト競争力の強化 ①デジタルトナー新工場の完成( デジタルトナー新工場の完成(05 05年秋): 05年秋): 業界最大の生産能力(8,000 8,000トン 業界最大の生産能力( 8,000トン/ トン/年)の確立 T <参考 参考>主要製品別成長目標 参考 主要製品別成長目標 (億円) FY 0 4 FY 0 8 伸び率 MFP 4,670 7,000 50% 930 1,600 72% プリンタ ②中国・無錫新工場の完成(05 中国・無錫新工場の完成(05年 05年12月): 12月): 生産能力大増強/ /中国での調達能力増強 生産能力大増強 3.カラープリンタ自社ブランド事業の拡大 8 【情報機器】MFP 【情報機器】MFPのカラー化比率拡大 MFPのカラー化比率拡大 T カラー カラーMFPの販売強化策 の販売強化策 T 業界トップのデジタルトナー生産量 タンデム機を拡充し、フルラインアップ化 05~ 年度に新製品15 15機種以上を市場化予定 機種以上を市場化予定 05~08年度に新製品 08年度に新製品 15 (参考: 04 04年度は (参考: 04年度は2 年度は2機種を市場化) デジタルトナーを製品ラインアップに全面採用 高機能・高画質・低コストを実現 セールス人員:40 40%増・ディーラー: %増・ディーラー:20 20%増( %増(04 04年対 年対08 08年) セールス人員: 40 %増・ディーラー:20 %増( 04 年対 08 年) 〈 08年度〉 08年度〉 カラーMFP MFP( Seg2以上) カラー MFP (Seg2 以上) 販売目標 6万台 9% デジタルトナー 粉砕トナー デジタルトナー化率 15,000 100% 80% 10,000 60% 40% 5,000 20% 0% 0 直販営業及びディーラー網を拡大 〈 04年度〉 04年度〉 【t】 2004 2005 2006 2008 【年度】 T カラーMFPのシェア推移 のシェア推移 カラー 【市場規模:千台】 【シェア】 2,500 30% 2,000 45万台 45万台 2007 25% 欧州 20% 北米 1,500 15% 1,000 シェア 10% 国内 20%以上 20%以上 500 市場:日・米・欧合算 0 5% 0% 2003 2004 2005 【年度】 2008 出所:当社予測 9 【情報機器】経営資源をカラーに集中 T 新統合ファームウエアの完成 bizhub C450 顧客満足向上と競合力強化を狙った 新統合ファームウエア(制御構造)を構築: ① 03年 03年1月の統合発表直後から開発着手 ② 新規セキュリティ機能、シームレス機能、カスタム (OpenAPI* OpenAPI*)機能を搭載。 ③ 新統合ファームウェアは『 bizhubC450 bizhubC450 』での搭 載を皮切りに順次MFP 載を皮切りに順次MFP新製品に水平展開 MFP新製品に水平展開 ◆業界トップレベルの製品競争力の実現 ◆更なる差別化を可能にする拡張性 ◆機種間の統一性を確保 本体標準価格:210 210万円 カラー35 35pp 本体標準価格: 210万円 カラー 35ppm ppm 05年 05年2月発売 モノクロ45 45ppm ppm モノクロ45 ppm ・国内向け にFAX機能を標準搭載 FAX機能を標準搭載 *Open API = Open Application Programming Interface API( API(ソフトウエアの各モジュール間のインターフェイス)を外部に公開すること。それによって、 システムインテグレータなどがカスタマイズやソフトウエア開発を効率的に実施できる。 10 【オプト】事業戦略 グループ戦略事業として世界最強の光学デバイス企業を目指す T 業績目標 T 主な戦略 (億円) FY04 FY08 伸び率 売上高 900 1,700 89% 営業利益 150 310 107% 営業利益率 16.7% 18.2% T <参考 参考>主要製品別成長目標 参考 主要製品別成長目標 (億円) 光ピックアップレンズ 液晶用フィルム その他(*1) FY04 240 200 430 FY08 伸び率 300 25% 460 130% 780 81% 1.光ピックアップレンズ:業界トップの技術力で 次世代DVDでもトップシェア確保。 2.液晶用フィルム:市場成長に対応し、 生産能力増強・事業 生産能力増強・事業拡大。 増強・事業拡大。 3.携帯電話用マイクロカメラ/ 3.携帯電話用マイクロカメラ/マイクロレンズ: 大口顧客の獲得と事業領域の拡大。 4.DSC/VCR 4.DSC/VCRレンズユニット:新規顧客の獲得。 DSC/VCRレンズユニット:新規顧客の獲得。 5.ガラスハードディスク:小径品中心に拡大。 (*1) 1) 携帯電話用マイクロカメラ/ 携帯電話用マイクロカメラ/マイクロレンズ 、 DSC/VCRレンズユニット、ガラスハードディスク DSC/VCRレンズユニット、ガラスハードディスク 11 【オプト】主力事業の更なる拡大 T 光ピックアップレンズの事業展開 T 液晶用フィルムの事業展開 第3工場稼動(05年10月)による生産増強 次世代DVD用は特許出願を強化し対物レンズの トップシェア確保と周辺デバイスへの対応強化 製品改良による競争力強化 現行品は生産技術の強化で更なるコストダウンを追求 【指数】 【指数】 400 180 160 新工場建設 次世代 140 第3工場 300 120 高機能品 他 100 通常品 200 80 60 DVD 100 40 20 0 0 2003 2004 2005 2006 2007 2008 【年度】 2003 2004 2005 2006 2007 2008 【年度】 ※【指数】:2003年度を100とした場合の指数 12 【 フォトイメージング】事業戦略 事業規模を縮小し、赤字からの脱却を急ぐ T 業績目標 T 主な戦略 (億円) FY 0 4 FY 0 8 伸び率 売上高 2,670 1,600 -40% 営業利益 △ 90 20 営業利益率 -3.4% 1.3% -- 1.事業規模の縮小: ①銀塩感材事業(フィルム・ペーパー等)は、 規模の縮小を図る。 ②カメラ事業は、高付加価値製品への ②カメラ事業は、高付加価値製品への 絞込みによる 絞込みによる事業縮小を図り、 による事業縮小を図り、 更なる止血策を 更なる止血策を徹底する。 ③デジタルオンサイト事業の促進を図る。 2.構造改革の加速化: 2.構造改革の加速化 : 0505-08年度で約 08年度で約3 年度で約340億円を特別損失に 40億円を特別損失に 織り込み、構造改革を完遂する。 13 【メディカル& 【メディカル&グラフィック】事業戦略 既存事業での収益確保と フィルムレス化に対応したビジネスモデルへの転換 T 業績目標 T 主な戦略 (億円) FY 0 4 FY 0 8 売上高 1,300 1,800 38% 80 120 50% 6.2% 6.7% 営業利益 営業利益率 伸び率 T <参考 参考>主要製品別成長目標 参考 主要製品別成長目標 (億円) FY 0 4 FY 0 8 伸び率 メ テ ゙ィ カル 970 1,320 36% ク ゙ラフィ ッ ク 330 480 45% 1.メディカル事業: ①フィルムビジネス( ウェット))による ①フィルムビジネス(ドライ/ ドライ/ウェット キャッシュ最大化 ②入出力機器・システム ②入出力機器・システム機器の販売拡大 ・システム機器の販売拡大 2.グラフィック事業: 2.グラフィック事業: ①プルーフ(色校正)機器を中心とした ソリューションビジネス強化 ②印刷プレート事業への再参入 14 【計測機器】事業戦略 既存事業での高利益確保と 事業拡大に向けた新事業の立上げ T 業績目標 T 主な戦略 (億円) FY 0 4 売上高 50 120 140% 営業利益 20 40 100% 営業利益率 40.0% FY 0 8 伸び率 1.3 1.3次元計測の事業拡大 2. 色計測事業規模の維持・拡大 33.3% T <参考 参考>主要製品別成長目標 参考 主要製品別成長目標 (億円) FY 0 4 FY 0 8 伸び率 三次元 5 30 500% 色計測 30 70 133% 15 新規事業の方向性 <目標> 目標> 08年度グループ新規事業売上 08年度グループ新規事業売上1,000 年度グループ新規事業売上1,000億円の達成 1,000億円の達成 コニカミノルタの コア技術 画像処理 入力系ビジネス 光通信モジュール 光学 デバイス 次世代ストレージ 出力系ビジネス ディスプレイ・ 有機EL 有機EL ディスプレイ用材料 システム・ 画像・ ソリューション ネットワーク 光学 デジタル 無版印刷 材料 ナノ加工 免疫・遺伝子 検査システム 診断機器 ディスプレイ用 高機能フィルム 医療機器 デジタル マンモシステム 16 経営資源のアロケーション方針 T 設備投資・投融資 T 研究開発費 HD他 HD他 21% (レンタル除く) メディカル& グラフィック 6% フォト 8% イメージング FY05-08 約3,400億円 15% オプト 12% 情報機器 34% 情報機器計 (レンタル) 16% メディカル& グラフィック11% 50% 10% フォト イメージング 情報機器 FY05-08 49% 約3,200億円 18% オプト 経営資源の8 割を情報機器事業/ 経営資源の 8割を情報機器事業 /オプト事業へ配分 17 有利子負債削減計画 T 有利子負債残高及びD/Eレシオ レシオ 有利子負債残高及び 【億円】 3,000 【倍】 0.70 0.64 2,500 0.60 0.53 創出したフリーキャッシュは 有利子負債の削減に充当。 0.50 2,000 2,500 0.39 0.40 2,300 1,500 0.25 0.30 1,950 1,000 0.20 1,450 500 0.10 - 0.00 FY05 FY06 FY07 FY08 18 人員計画 人員計画 (単位:人) 期末従業員数 02年9末 04年3末 05年3末 06年3末 実績 実績 (見込み ) 計画 37,300 34,710 34,100 35,200 09年3末 計画 37,200 <人員増減> 強化人員 合理化人員 1,360 △ 2,590 △ 1,970 3,930 △ 1,930 累計 約4,600 累計 約4,600人削減 4,600人削減 1,770 △ 670 06~ 06~08年度 08年度 強化すべき機能(開発・販売、特にBT 強化すべき機能(開発・販売、特にBT領域)と合理化すべき機能(管理間接・国内生産)を BT領域)と合理化すべき機能(管理間接・国内生産)を 明確化し、グループ適正人員を維持しながら質的転換を図る。 ¾ 統合中計での人員削減計画の進捗により 統合中計での人員削減計画の進捗により04 04年度中にグループ適正人員を実現。 04年度中にグループ適正人員を実現。 ¾ BTでは、 BTでは、05 では、05年度以降も重複人員の削減は継続しながら、人員強化を加速化。 05年度以降も重複人員の削減は継続しながら、人員強化を加速化。 19 本資料の記載情報 本資料におきましては、四捨五入による億円単位で表示しております。 本資料におきましては、四捨五入による億円単位で表示しております。 将来見通しに係わる記述についての注意事項 本資料で記載されている業績予想、将来予想は現時点における事業環境に 基づき当社が判断した予想であり、今後の事業環境により実際の業績が異なる 場合があることをご承知おき下さい。