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第1号 - 留学生センター

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第1号 - 留学生センター
年 報 第
1
号
金沢大学留学センター
年
報
第1号
2002.10 ∼ 2005.3
2
0
0
5 金
沢
大
学
留
学
セ
ン
タ
ー
2005
金沢大学留学センター
年
報
2002.10∼2005.3
2005
目 次
あ い さ つ
Ⅰ 教 育 活 動 …………………………………………………………………………… 1
1.総合日本語コース ……………………………………………………………………… 1
2.大学院入学前予備教育(日本語研修コース) ………………………………………… 6
3.日本語・日本文化研修プログラム ……………………………………………………… 21
4.日韓共同理工系学部留学生コース(日韓プログラム) ……………………………… 34
5.短期留学プログラム(KUSEP) ………………………………………………………… 41
6.各教員の学内での授業 ………………………………………………………………… 49
7.金沢学 …………………………………………………………………………………… 50
Ⅱ 相談・指導部門の活動 …………………………………………………………………… 53
1.留学生指導・相談 ………………………………………………………………………… 54
2.留学生に関する調査研究 ……………………………………………………………… 57
3.学外との連携・協力 ……………………………………………………………………… 57
4.その他;学外からのアプローチとその対応 ………………………………………… 58
Ⅲ センター企画事業 ………………………………………………………………………… 59
1.センター留学生実地見学旅行 ………………………………………………………… 59
2.外国人留学生スキー講習会・交流会 ………………………………………………… 59
3.海外留学フェア,海外留学希望学生に対する説明会 ……………………………… 60
4.ランチョンセミナー「国際交流月間」………………………………………………… 61
5.角間フレンドシップランチョン ……………………………………………………… 62
6.研究会,勉強会の開催 ………………………………………………………………… 63
7.その他 …………………………………………………………………………………… 66
Ⅳ 教員の研究活動・業績・社会活動 …………………………………………………… 69
岡 沢 孝 雄 ……………………………………………………………………………… 69
三 浦 香 苗 ……………………………………………………………………………… 69
八重澤 美知子 ……………………………………………………………………………… 70
長 野 ゆ り ……………………………………………………………………………… 72
峯 正 志 ……………………………………………………………………………… 72
斉 木 麻利子 ……………………………………………………………………………… 73
太 田 亨 ……………………………………………………………………………… 74
ルチラ パリハワダナ ……………………………………………………………………… 75
ビットマン ハイコ ………………………………………………………………………… 76
Ⅴ 年報・刊行物
1.研究論文・レポート集 ………………………………………………………………… 78
2.留学生センター ニュース ……………………………………………………………… 79
3.プログラム パンフレット …………………………………………………………… 80
Ⅵ 中 期 計 画 …………………………………………………………………………… 82
留学生センター年報発刊
留学生センター長 北浦 勝 金沢大学留学生センターは1995年4月に設置されましたので,本年で11年目を迎えます。この間,
センター教員の研究内容を紹介するセンター紀要や,学生向けのセンターニュース,パンフレット
などは発行してきましたが,主として外部に向かってセンターの活動内容をお知らせする冊子があ
りませんでした。このたびついにセンター年報第1号の発刊にこぎつけました。
10年の間に,センター教員数は9名となり,留学生を比較的多く抱える学部には留学生担当教員
も配置されています。留学生の数も増え、現在では毎年400名弱が本学で学んでいます。センターに
は5つの部門があり,きめ細かい指導を行っています。日本語等教育部門は,習熟度にふさわしい
日本語を教育するコースと,日本語と日本文化を同時に研修するコースとから成ります。予備教育
部門及び専門基礎教育部門には,大学院の授業について行ける日本語を指導する日本語研修コース
と,日韓共同理工系学部留学生コースとがあります。また,
1年間で日本の社会や文化を英語で勉強
する短期留学プログラム部門,留学生の悩みに答える相談指導部門,日本人学生の留学を支援する
国際教育交流部門もあります。
留学生や国際交流を取り巻く環境は大きく改善されました。金沢大学に国際交流後援会や国際交
流会館ができましたし,大学近くには日本学生支援機構の金沢国際交流会館や石川県留学生交流会
館の宿泊施設などができました。まちなかには石川県国際交流ラウンジやサロンがあります。世界
に開かれた金沢を目指して,金沢市は金沢国際交流財団を設立しています。これらのおかげで留学
生支援や国際交流は活発になっています。
しかし課題もあります。金沢大学の協定大学や学部の数は増え,それに伴い,研究者の行き来は
増えましたが,これが直ちに学生の往来には結びついておらず,特に派遣留学生の数が伸び悩んで
います。この他の課題も含めて,さらに一層努力する覚悟であります。
センターがここまで成長できましたのも,今日までご支援くださいました多くの関係者の皆様の
おかげであり,この場を借りて厚く御礼申し上げます。今後ともどうかよろしくお願いいたします。
I 教 育 活 動
1.総合日本語コース
1.1.対象学生
総合日本語コースは,全学向けの日本語プログラムである。学部,研究科で学ぶ留学生のみ
ならず,日本語・日本文化研究生,短期留学プログラム生
(KUSEP)
,日韓共同理工系学部留
学生という日本語が必修の学生もこのコースで学んでいる。人数に余裕のある場合は,金沢大
学の外国人客員研究員,外国人教職員なども受け入れている。
1.2.開講キャンパス
角間キャンパスおよび小立野キャンパスで開講している。ただし,小立野キャンパスでは漢
字クラス,技能別クラスは開講されていない。
1.3.クラスレベル
初級クラス
(A,Bクラス)
,初中級クラス
(C1クラス)
,中級クラス
(C2,Dクラス)
,上級
クラス
(E,Fクラス)
の7レベルからなっている。
小立野キャンパスでは,平成15年度まではA∼Eクラスまで開講されていたが,平成16年度か
らはA∼C1クラスの開講のみとなった。これは受講者の減少のためではなく,授業数削減の流
れに沿った措置である。
1.4.教科書
平成15年度,平成16年度とも以下の教科書を使用した。
1)通常クラス
Aクラス 『みんなの日本語 初級I本冊』
(スリーエーネットワーク)
『Basic Kanji Book Vol.
1』
(凡人社)
Bクラス 『みんなの日本語 初級II 本冊』
(スリーエーネットワーク)
C1クラス 自主作成教材
C2クラス 『文化中級日本語Ⅰ』
(凡人社)
Dクラス 『文化中級日本語Ⅱ』
(凡人社)
Eクラス 『中級から上級への日本語』
(鎌田修著 The Japan Times)
Fクラス 『国境を越えて 本文編』
(山本富美子編著 新曜社)
『国境を越えて 文型・表現練習編』
(山本富美子編著 新曜社)
2)漢字クラス
漢字Bクラス 『Basic Kanji Book Vol.
1』
(凡人社)
および
『Basic Kanji Book Vol.
2』
(凡人社)
漢字Cクラス 『Basic Kanji Book Vo.
2』
(凡人社)
漢字Dクラス 『Intermediate Kanji Book Vol.
1』
(凡人社)
漢字Eクラスおよび漢字Fクラス 自主教材
−1−
3)技能別クラス
初級読解クラス 自主教材
作文クラス 『大学・大学院留学生の日本語 2作文編』
(アルク)
講義の聴解クラス 『講義を聞く技術』
(産能短大)
中級読解クラス 『中上級者の速読の日本語』
(ジャパンタイムズ)
レポート作成クラス 『論文ワークブック』
(くろしお出版)
口頭発表クラス 『日本語口頭発表と討論の技術』
(東海大学)
上級読解クラス 自主教材
コンピュータクラス 自主教材
1.5.履修者数と合格者数
表−1 平成15,16年度各学期の履修者数と合格者数
開講科目
平成15年度春
履修者
合格者
平成15年度秋
履修者
合格者
平成16年度春
履修者
合格者
平成16年度秋
履修者
合格者
角間A
5
3
12
10
5
2
12
11
小立野A
4
3
14
11
6
5
6
4
角間B
15
14
10
9
9
9
7
5
小立野B
9
8
2
2
10
6
7
1
角間C1
7
7
7
5
11
8
16
12
小立野C1
3
3
9
3
4
4
4
3
角間C2
14
9
13
12
14
14
11
6
小立野C2
11
9
1
1
角間D
8
7
7
7
小立野D
8
1
15
1
角間E
14
12
14
12
小立野E
3
2
2
0
角間F
13
12
4
4
漢字B
14
13
15
13
漢字C
11
9
10
9
漢字D
13
10
13
13
漢字E
8
8
7
漢字F
9
9
初級読解
11
作文
14
開講せず
11
開講せず
8
開講せず
13
開講せず
11
開講せず
8
開講せず
開講せず
11
開講せず
11
開講せず
開講せず
9
開講せず
10
開講せず
10
7
7
9
7
19
12
13
10
11
8
8
7
6
6
7
14
10
8
8
6
6
8
8
7
4
11
11
10
11
5
15
14
10
10
10
12
10
2
1
講義の聴解
開講せず
開講せず
16
16
11
8
2
2
中級読解
開講せず
開講せず
0
0
6
6
3
3
6
4
3
3
8
8
レポート作成
7
7
口頭発表
11
11
9
8
3
3
6
4
上級読解
8
8
12
12
5
4
1
0
コンピュータ
9
7
7
6
9
9
4
4
−2−
1.6.各学期の時間割
【平成15年度春学期】
授業期間:2003年4月10日斥∼2003年7月28日席
表−2 平成15年度春学期角間キャンパスの時間割
曜 日
1時限(8:50∼10:20) 2時限(10:30∼12:00) 3時限(12:50∼14:20)
クラス
月
教 官
A
C2
*
レポート
火
クラス
教 官
櫻 田
B
越 野
越 野
C1
敷 田
ルチラ
D
笹 原
漢字F
藤 田
A
苗 田
D
一 瀬
F
桜 田
E
島
漢字B
河 内
漢字C
一 瀬
A
ルチラ
B
桜 田
C1
笹 原
C2
笹 原
漢字D
古 本
E
古 本
F
長 野
水
木
A
河 内
B
一 瀬
C2
一 瀬
C1
浅 野
E
小 西
D
古 本
コンピュータ
岡 沢
F
小 西
金
B
早 川
A
寺 下
作文
長 野
峯
漢字E
早 川
初級読解
長 野
*
口頭発表
クラス
教 官
*
上級読解
三 浦
*「教養的科目」の「日本語B」としても開講する。
※斜字体は専任教官
※この学期は,担当教官の海外出張のため,技能別クラスの講義の聴解および中級読解は開講されなかった。
表−3 平成15年度春学期小立野キャンパスの時間割
1時限
2時限
3時限
4時限
(8:
5
0
∼
1
0
:
2
0
)
(
1
0
:
3
0
∼
1
2
:
0
0
)
(
1
2
:
5
0
∼
1
4
:
2
0
)
(
1
4
:
3
0∼16:00)
曜 日
クラス
教 官
クラス
教 官
クラス
教 官
クラス
教 官
月
A
火
A
河 内
B
河 内
C2
藤 田
D
早 川
浅 野
C1
浅 野
B
桜 田
D
桜 田
A
田 中
C2
田 中
B
苗 田
水
木
B
峯
C1
寺 下
A
寺 下
C2
古 本
金
C1
山 口
D
山 口
E
長 野
A
苗 田
−3−
【平成15年度秋学期】
授業期間:2003年10月10日昔∼2004年2月18日戚
表−4 平成15年度秋学期角間キャンパスの時間割
曜 日
1時限(8:50∼10:20) 2時限(10:30∼12:00) 3時限(12:50∼14:20)
クラス
月
教 官
B
*
作文
上級読解
火
クラス
教 官
越 野
A
山 口
長 野
三 浦
C2
越 野
漢字E
早 川
漢字F
藤 田
E
小 西
A
一 瀬
漢字B
河 内
C1
笹 原
漢字C
一 瀬
D
小 西
F
島
水
A
桜 田
C2
桜 田
B
笹 原
D
笹 原
C1
口頭発表
峯
レポート
長 野
ルチラ
B
敷 田
A
一 瀬
漢字D
古 本
C2
浅 野
コンピューター
岡 沢
E
敷 田
F
長 野
河 内
木
金
B
峯
A
D
河 内
C1
クラス
教 官
*
中級読解
太 田
寺 下
*
E
櫻 田
講義の聴解
太 田
初級読解
長 野
F
桜 田
*「教養的科目」の「日本語B」としても開講する。
※斜字体は専任教官
表−5 平成15年度秋学期小立野キャンパスの時間割
1時限
2時限
3時限
4時限
曜 日 (8:50∼10:20) (10:30∼12:00) (12:50∼14:20) (14:30∼16:00)
クラス
教 官
クラス
教 官
クラス
教 官
クラス
教 官
月
A
峯
C2
峯
D
藤 田
B
敷 田
火
B
浅 野
C1
浅 野
C2
桜 田
A
苗 田
水
B
河 内
C2
河 内
D
島
A
苗 田
木
B
早 川
C1
寺 下
A
寺 下
E
長 野
D
早 川
A
早 川
C1
苗 田
金
−4−
【平成16年度春学期】
授業期間:2004年4月8日斥∼2004年7月29日斥
表−6 平成16年度春学期角間キャンパスの時間割
曜 日
月
1時限(8:50∼10:20) 2時限(10:30∼12:00) 3時限(12:50∼14:20)
クラス
教 官
*
長 野
三 浦
ルチラ
作文
*
上級読解
B
火
クラス
教 官
漢字F
藤 田
漢字E
早 川
A
ルチラ
C2
古 本
A
一 瀬
B
越 野
C1
笹 原
漢字C
一 瀬
F
古 本
D
笹 原
E
水
*
初級読解
漢字D
太 田
漢字B
河 内
E
古 本
C2
浅 野
B
敷 田
D
古 本
A
河 内
コンピュータ
岡 沢
C1
浅 野
A
早 川
E
山 口
B
櫻 田
D
早 川
長 野
太 田
C2
櫻 田
A
木
金
F
*
講義聴解
教 官
*
中級読解
太 田
櫻 田
*
ルチラ
峯
長 野
レポート
クラス
口頭発表
峯
C1
寺 下
F
櫻 田
*「教養的科目」の「日本語B」としても開講する。
※斜字体は専任教官
小立野キャンパス
表−7 平成16年度春学期小立野キャンパスの授業時間割
1時限
2時限
3時限
4時限
(8:
5
0
∼
1
0
:
2
0
)
(
1
0
:
3
0
∼
1
2
:
0
0
)
(
1
2
:
5
0
∼
1
4
:
2
0
)
(
1
4
:
3
0∼16:00)
曜 日
クラス
教 官
クラス
教 官
B
峯
C1
寺 下
月
火
水
木
B
長 野
A
峯
金
A
河 内
B
河 内
−5−
クラス
教 官
クラス
教 官
B
越 野
A
敷 田
A
寺 下
C1
山 口
A
苗 田
C1
苗 田
【平成16年度秋学期】
授業期間:2003年10月12日惜∼2004年2月18日昔
表−8 平成16年度秋学期角間キャンパスの時間割
曜 日
1時限(8:50∼10:20) 2時限(10:30∼12:00) 3時限(12:50∼14:20)
クラス
月
教 官
E
*
作文
上級読解*
火
クラス
教 官
櫻 田
A
峯
三 浦
初級読解
峯
斉 木
漢字F
藤 田
聴解
*
太 田
A
苗 田
B
河 内
漢字B
河 内
C1
苗 田
漢字C
一 瀬
D
一 瀬
漢字D
太 田
E
笹 原
A
早 川
B
太 田
D
櫻 田
C2
水
C1
口頭発表
ルチラ
F
櫻 田
A
敷 田
B
敷 田
C2
浅 野
C1
浅 野
E
古 本
F
古 本
コンピュータ
B
岡 沢
峯
A
ルチラ
F
山 口
D
早 川
漢字E
早 川
C2
櫻 田
金
中級読解
太 田
峯
レポート
木
教 官
*
笹 原
*
笹 原
*
クラス
*「教養的科目」の「日本語B」としても開講する。
※斜字体は専任教官
表−9 平成16年度秋学期小立野キャンパスの時間割
1時限
2時限
3時限
4時限
曜 日 (8:50∼10:20) (10:30∼12:00) (12:50∼14:20) (14:30∼16:00)
クラス
クラス
教 官
クラス
教 官
クラス
教 官
月
A
越 野
B
越 野
C1
敷 田
火
C1
寺 下
A
寺 下
B
苗 田
水
B
峯
A
峯
木
A
櫻 田
C1
苗 田
金
A
教 官
河 内
B
河 内
2.大学院入学前予備教育
(日本語研修コース)
第16期
(平成15年度前期)
より第19期
(平成16年度後期)
について報告する。
平成15年度は独立行政法人化前年,平成16年度は独立法人化初年であり,本コースも改変を
−6−
余儀なくされた。これ以降,従来の研修コースの内容に変更を加えた事項は,
「★変更事項」
と
して記す。
2.1.コース概要
1)対象: 本コースは,修了後本学及び石川県1の大学院に配属される国費外国人留学生を主
たる対象とし,コース修了後大学院に進学する学生が研究活動を行うための基礎力をつけるた
めのコースである。
対象となる学習者は,大半の者が日本語学習暦が全くないか初歩のレベルで来日する。すで
に中級以上のレベルに達していると認められた者は,留学生センター総合日本語コースでの日
本語学習,あるいは進学予定研究科等への直接進学が認められる。
★変更事項:対象となる学習者の身分
平成16年度より,従来の大使館推薦の国費研究留学生と教員研修留学生に加え,大学推薦の
国費研究留学生,私費研究留学生,短期交換留学生
(KUSEP)
,及びその他センター長の認め
た者も受け入れる。平成16年度18期より,毎年前期に社会人留学生
(韓国全羅北道道庁より石川
県庁に派遣された課長職)
を受け入れている。
2)クラス・定員・開講時期:毎年4月と10月に新たなコースが開講される。開講期間は,前
期は4月から9月,後期は10月から3月の各6ヶ月
(17週間)
である。コースの定員は30名であ
るが,近年の実績は,
5名から10名である。
2.2.カリキュラム
1)科目
a.初級クラス
初級クラスは月曜日から金曜日まで週5日 ,午前8時50分から午後4時までである。
1週あ
たりの授業の内訳は,以下のとおりである。
平成15年度 前期
(研修コース16期)
平成15年度 後期
(研修コース17期)
平成16年度 前期
(研修コース18期)
表−10 日本語研修コース初級クラス科目
(平成15年度前後期,平成16年度前期)
科 目 名
必修/選択
コマ数/週(1コマは90分)
初級日本語演習
必 修
15コマ(内1コマは試験) 22.5時間
コンピュータ演習
必 修
2コマ
3.0時間
口頭発表プロジェクト(専門への橋渡し)
必 修
2コマ
3.0時間
日本人学生との共同活動
必 修
1コマ
1.5時間
空手実習
選 択
1コマ
1.5時間
計21コマ
31.5時間
1 近隣県に留学生センター設立される前は,それらの県の大学院進学予定者も本留学生センターが引き受けていた。
−7−
★変更事項:初級 平成16年度 後期
(研修コース19期)
初級 平成16年度 後期
(研修コース19期)
は,週10コマ
(15時間/週)
の必修日本語科目と,
6
2
コマ
(9時間/週)
の選択科目であった。
表−11 日本語研修コース初級クラス科目
(平成16年度後期)
科 目 名
初級日本語演習
コンピュータ演習
ビデオ・会話演習
自主研究(専門への橋渡し)
日本人学生との共同活動(VOTAK)
空手実習
必修/選択
必 修
選 択
選 択
選 択
選 択
選 択
コマ数/週 (1コマは90分)
10コマ(内1コマは試験) 15時間
2コマ
3.0時間
1コマ
1.5時間
1コマ
1.5時間
1コマ
1.5時間
1コマ
1.5時間
計16コマ
24時間
b.中級クラス 平成15年度前期
(研修コース16期)
のみ
中級クラスの人数は少ない。日本語授業を総合日本語コースで受講するが,日本語以外の授
業に関しては,初級クラスに合流する。また,指導教官の許可があれば専門課程の授業にも個
別に出席できる。
表−12 日本語研修コース中級クラス科目
(平成15年度前後期,平成16年度前期)
科 目 名
必修/選択
コマ数/週
中級日本語演習
必 修
1コマ∼5コマ
1.5∼7.5時間
コンピュータ演習
必 修
2コマ
3.0時間
口頭発表プロジェクト(専門への橋渡し)
必 修
2コマ
3.0時間
日本人学生との共同活動(VOTAK)
必 修
1コマ
1.5時間
空手実習
選 択
1コマ
1.5時間
計7∼11コマ
10.5∼16.5時間
2)授業内容と達成目標
日本語研修コースにおける各科目の授業内容は以下のとおりである。
a.初級日本語演習
目標:基礎的な聞く・話す・読む・書く力と同時に現実場面での運用力を養成する。
内容:文法解説,文型練習,応用タスク練習,会話練習,仮名・漢字,発音練習,ディク
テーション,視聴覚演習,読解演習,作文演習など。
b.中級日本語演習
目標:基礎日本語力を土台に,やや高度な文型,語彙・表現を使った聞く・話す・読む・
書く力と同時に現実場面での運用力を養成する。
内容:文型練習,会話練習,視聴覚演習,読解演習,作文演習など。
2 平成1
6年度後期
(第19期)は,正規の研修コース生数がゼロであったため,留学生センター教員会議の議を経て,大学推薦
の研究留学生と短期プログラム(KUSEP)
学生を受け入れ,カリキュラムの変更を行った。即ち,日本語クラスは午前中の2
コマのみ(必修)とし,その他の授業を午後に行い,選択科目とした。
−8−
c.コンピュータ演習
目標:日本語の各種ソフトを使ったコンピュータ操作能力を養成する。
内容:Microsoft Wordを使った日本語ワープロ, Excelを使った表計算・グラフ作成,統
計ソフトを使った統計解析,インターネットなどからのデータ取り込み,Power
Pointを使った発表用スライド作成など。作文授業や口頭発表プロジェクトと連動
している。
d.プロジェクト専門への橋渡し:口頭研究発表プロジェクト
目標:専門分野での活動の練習として,初級日本語を駆使した調査・研究を行い,発表す
る。
内容:各人の興味あるテーマを決め,日本人にアンケート調査をし,そのデータをパソコ
ンを使って分析し,それを研究発表の形で対外に発表できるようにまとめ,Power
Pointを使って個別に口頭発表を行う。その後,発表したものをまとめ,写真を添
えて,コース生が編集し文集を作る。
本コースでは,このプロジェクトを第1期以来続け,内容に改善を加えてきた。本
プロジェクトは,単なる
「日本語でスピーチする」
ものとは異なる。狙いは,専門課
程での研究に役立つ方法論を学生が身につけることである。
(国・専門による差はあ
るが,概して発展途上国の大学の研究のあり方は日本のそれと大きく異なる。
)
その
ため,敢えて初級の段階からこのようなプロジェクトを行い,テーマの決定・調査・
分析・口頭発表の方法を,学生のレベルに合わせて丁寧に指導している。
e.日本人学生との共同活動
(VOTAK活動)
:
目標:研修生と日本人学生が互いに世界に対する知識を広げ,深めることによる異文化理
解を目的とする。それと同時に,交際の範囲の狭いコース生が一般日本人学生と会
話することによる日本語力の向上も期待される。また,日本人学生は,その多くが
日本語教育主専攻の学生であるため,初級日本語学習者の言語活動の特徴に触れる
ことは,非常に有益である。
内容:日本人学生が企画した
「日本文化紹介」
,コース生の
「私の国」
発表,
「私の国の言葉」
授業,両者で決めたテーマについての日本語と英語によるディスカッション。
f.空手実習
目標:日本の武道を体験し,武道の精神と日本らしさを身に付け,身体を鍛える。運動不
足の解消も兼ねる。
内容:空手の初歩から実習する。
その他の活動
g.1日アクティビティー(着物体験とインタビュー調査)
目標:着物を着て日本文化を肌で感じる。
教室外で一般市民にインタビューすることにより,日本語の練習をし,見聞を広め
る。
内容:加賀友禅会館で和服を着る。和服を着ない者は友禅染めを作る。
兼六園で複数の観光客にインタビューする。インタビューの内容は,自分で考えた
−9−
質問をして,答えてもらい,聞き取るというものである。そして,大学に戻って,
その結果をまとめ,発表する。
h.研究室訪問
(平成16年度前期のみ3)
目標:日本語力を駆使して,日本語で専門的な内容に関する会話をする。
内容:専門課程の研究室へ赴き,教員や学生から日本語による研究内容の説明を受け,質
問する。
ゼミに参加して,英語または日本語で意見を述べる。
i.課外活動:白川郷,加賀時代村観光
目標:世界遺産である白川郷,江戸時代の町を再現した時代村を訪ね,日本文化に触れ,
楽しみ,クラスメートと日本人学生
(VOTAK)
との親睦をはかる。
内容:大学のバスで1日を使って出かける。後日,日記風の感想文を書く。
★変更事項:初級日本語演習の内容と密度
平成16年度後期
(19期)
からは,一般日本語演習の時間数削減に伴い,その内容と密度も薄く
せざるを得なくなった。即ち,応用タスク練習,漢字,読解,作文にかける時間数を減らした。
3)初級クラス時間割
平成16年度前期まで
平成16年度前期
(18期)
までは,従来の時間割とほぼ同じである。
原則として,
1・2・3時限目は日本語の総合学習に,
4限目はその他の活動にあてる。
1・2限目は,発音練習とディクテーション,語彙・文法項目の学習。主教科書を1日1課,
あるいは,学生の様子をみて3日で2課のペースで進む。
隔週水曜日の1限目に試験を,
2限目に文法解説またはプロジェクトワークを行う。試験のな
い週は,コンサルテーション,プロジェクトワークにあてる。
3限目は,文字学習
(仮名・漢字)
と,
1・2限目に学習したことの応用,運用
(コミュニケーショ
ン)
練習を行う。
4限目は,曜日によって,次のような学習活動を行う。コンピュータ演習,視聴覚演習
(ビデ
オを使った日本事情,聴解練習,歌など)
,作文・読解演習,日本人学生との共同活動
(VOTAK:
Volunteer Tutor's Assosication of Kanazawa University)
などである。
5限目は,週に一度,選択科目である空手実習を行う。
★変更事項:平成16年度後期
(19期)
従来のカリキュラムとの違いは,以下のような圧縮したものとなった。
一般日本語授業は午前中の2コマのみ
(必修)
とし,その他の授業を午後に行い,選択科目と
した。
従来午後の3限目に行っていた仮名・漢字授業を午前中に入れた。
3 平成1
6年度前期は、コース生の日本語力が高めであったため、コース後半に、研究室訪問を試みた。工学部
(中山謙二教授)、
理学部(廣瀬幸雄教授)の研究室を訪問し、日本語で話すことができた。経済学部(堀林巧教授)ではゼミに参加した。このゼミ
は留学生と日本人が参加するもので、英語と日本語の二ヶ国語が使われ、コース生も内容に対するコメントを述べることがで
きた。
− 10 −
従来午後の3限目に行っていたタスク活動は,毎日ではなく,復習日に行うこととした。
午後の選択科目は,コンピュータ2コマ,ビデオと会話1コマ,個別指導1コマ,日本人学
生との共同活動
(VOTAK)
1コマ,空手実習1コマの計6コマとし,従来より5コマ少なく
なった。
4)使用教材
日本語研修コースにおける教材・機器の使い方には次の特徴がある。
「初級日本語演習」
は主教科書に沿って行うが,主教科書は文法・文型に主眼がおかれている
ため,副教材または自主教材を使って運用
(コミュニケーション)
力を養う練習を補っている。
漢字,作文,読解,視聴覚にもそれぞれふさわしい教材を選んで使用する。
主教科書を補うために副教材も多く使う。市販されている教科書や教材,大学等教育機関作
成のもの,自作教材などを組み合わせて使用する。
「中級日本語演習」
には学生のレベルと傾向と要望に応じた担当教師の手作り教材,または学
生が希望する専門書を使用する。
「プロジェクトワーク」
(口頭研究発表プロジェクト)
「コンピュータ演習」
「発音練習」
には,
独自に編纂した教科書・教材を使用する。
以下は,使用した教科書・教材である。
初級主教科書 第16∼19期
『みんなの日本語』
,海外技術者研修協会,スリーエーネットワーク,1999
初級漢字教科書 第16∼19期
『基本漢字500』
加納千恵子他,凡人社,1989
プロジェクト教科書 第16∼18期
『5ヶ月で口頭発表試作版』
三浦ほか,金沢大学留学生センター,1998
『日本語学習者のためのアカデミック・プレゼンテーション入門』
(試作版),三浦香苗,岡沢
孝雄,深澤のぞみ,小林・ヒルマン・恭子,2004
発音練習用教材
『金沢大学留学生センター発音教材』
三浦香苗・小西光子・敷田紀子,金沢大学留学生センター,
2004
5)使用機器
ほぼ毎時間,テープレコーダー,ビデオ,OHP,OHC(実物投影機)
,パソコン,プロジェ
クターなどを駆使した授業を行っている。また,コンピュータ演習,作文などの時間には教室
からLANに接続して,インターネットからの情報や画像の取り込み,web上の辞書や添削ソフ
トの使用なども指導している。
コース生にはコース中,ノートパソコンを貸与する。
2.3.教育活動実績
1)第16期:2003年 4月∼9月
− 11 −
表−13 授業時間
(16,17,18期)
1限目
2限目
3限目
4限目
8:50−10:20 10:30−12:00 12:50−14:20 14:30−16:00
4/8惜 午前:コースオリエンテーション 午後:生活指導オリエンテーション
4/10斥 開講式
4/10斥 授業開始
4/28席∼5/5席 ゴールデンウィーク休暇
5/17析∼5/18隻 小松お旅祭り&ホームステイ
6/10惜 1日アクティビティー(着物体験と兼六園で観光客にインタビュー)
7/11昔 コース旅行
(1日)
五箇山・白川郷へ
8/1昔∼8/31隻 夏季休暇
9/9惜 スピーチ発表会
9/11斥 授業終了
9/12昔 合同修了式
表−14 時間割・担当
(第16期:2003年 4月∼9月)
曜日
月
火
水
木
金
1限目
2限目
初級日本語演習
初級日本語演習
山 口*
山 口*
敷 田*
岡 澤
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
(ビデオ)
空手実習
(選択)
笹 原*
苗 田*
島*
島*
ビットマン
初級日本語演習
3限目
4限目
初級日本語演習 コンピュータ演習
プロジェクト専門
初級日本語演習
への橋渡し
日本人学生との
共同活動
山 口*
三 浦・島*
笹 原*
三 浦
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
プロジェクト専門
への橋渡し
敷 田*
敷 田*
敷 田
峯
初級日本語演習
初級日本語演習
小 西*
小 西*
初級日本語演習 コンピュータ演習
峯
*=非常勤講師 灰色=選択科目
2)第17期:2003年 10月∼2004年3月
10/8戚 コースオリエンテーション
10/9斥 午前:合同開講式 午後:生活指導オリエンテーション
10/10昔 授業開始
10/23斥 金沢散策
(半日)
:東茶屋街
10/31昔∼11/4惜 休暇
(金沢大学祭)
− 12 −
岡 澤
11/5戚∼11/6斥 実地見学旅行
(京都)
11/19戚 コース旅行
(1日)
加賀時代村見学
12/20析∼1/4隻 冬季休暇
1/27惜 田上小学校見学
(1日)
2/19斥∼2/20昔 スキー旅行
3/2惜 修了スピーチ発表会
(日韓プログラムと合同)
3/4斥 授業終了
3/5昔 合同修了式
表−15 時間割・担当
(第17期:2003年 10月∼2004年3月)
曜日
月
火
水
木
金
1限目
2限目
初級日本語演習
初級日本語演習
笹 原*
敷 田*
笹 原*
岡 澤
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
(ビデオ)
空手実習
(選択)
苗 田*
苗 田*
島*
島*
ビットマン
初級日本語演習
3限目
4限目
初級日本語演習 コンピュータ演習
プロジェクト専門 初級日本語演習 日本人学生との共
への橋渡し
(表現法)
同活動 VOTAK
山 口*
三 浦・島*
山 口*
三 浦
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
プロジェクト専門
への橋渡し
小 西*
小 西*
敷 田
峯
初級日本語演習
初級日本語演習
山 口*
山 口*
初級日本語演習 コンピュータ演習
太 田
岡 澤
*=非常勤講師 灰色=選択科目
3)第18期:2004年4月∼9月
4/6席 午前:コースオリエンテーション 午後:生活指導オリエンテーション
4/7戚 開講式
4/8斥 授業開始
4/16昔 金沢散策
(半日)
医王山ハイキング
4/26席 小立野Aクラスと合同授業1
(4限目)
4/29斥∼5/5戚 ゴールデンウィーク休暇
5/31席 小立野Aクラスと合同授業2
(4限目)
6/3斥 コース旅行
(1日)
五箇山・白川郷へ
6/14席 小立野Aクラスと合同授業3
(4限目)
6/15惜 1日アクティビティー(兼六園で観光客にインタビュー)
6/29惜 研究室訪問1
(半日)
工学部中山謙二教授研究室
7/13惜 研究室訪問2
(半日)
経済学部堀林巧教授研究室
− 13 −
7/20惜 国際課へインタビュー&研究室訪問3
(半日)
理学部廣瀬幸雄教授研究室
7/30昔∼8/31惜 夏季休暇
9/8戚 スピーチ発表会
9/9斥 授業終了
9/10昔 合同修了式
★ 変更事項:合同クラスをはじめて行った。4
★ 変更事項:研究室訪問をはじめて行った。5
表−16 時間割・担当
(第18期:2004年4月∼9月)
曜日
月
火
水
木
金
1限目
2限目
初級日本語演習
初級日本語演習
笹 原*
敷 田*
敷 田*
岡 澤
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
(ビデオ)
空手実習
(選択)
苗 田*
苗 田*
島*
島
ビットマン
初級日本語演習
3限目
4限目
初級日本語演習 コンピュータ演習
プロジェクト専門
プロジェクト専門
初級日本語演習
への橋渡し
への橋渡し
山 口*
三 浦
島*
三 浦
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
日本人学生との共
同活動
小 西*
小 西*
敷 田*
三 浦
初級日本語演習
初級日本語演習
山 口*
三 浦
初級日本語演習
コンピュータ演習
(作文)
太 田
岡 澤
*=非常勤講師 灰色=選択科目
4)第19期:2004年 10月∼2005年2月
10/7斥 コースオリエンテーション
10/8昔 午前:合同開講式 午後:生活指導オリエンテーション
10/12席 授業開始
10/30析∼11/3戚 休暇
(金沢大学祭)
11/4斥∼11/5昔 実地見学旅行
(京都)
12/23斥∼1/5戚 冬季休暇
2/18昔 授業終了
2/21席∼2/22惜 スキー旅行
★変更事項:学期の長さを従来の17週でなく,15週とした。6
★ 変更事項:午後の授業時間,必修と選択科目
4 少人数クラス
(3名)であったため,他の同レベルのクラスと3回合同授業を行った。
5 コース生の日本語レベルが高めであったため,専門課程の研究室の雰囲気に触れること,ゼミ
(英語と日本語が使われた)
に参加することなどを行った。
− 14 −
表−17 授業時間
(第19期:2004年10月∼2005年2月)
1限目
2限目
3限目
4限目
8:50−10:20 10:30−12:00 13:00−14:30 14:40−16:10
表−18 時間割・担当
(第19期:2004年10月∼2005年2月)
曜日
月
火
水
木
金
1限目
初級日本語演習
2限目
3限目
4限目
初級日本語演習 コンピュータ演習
山 口*
敷 田*
初級日本語演習
初級日本語演習
空手実習
笹 原*
島*
ビットマン
初級日本語演習
初級日本語演習
初級日本語演習
(ビデオ)
山 口*
三 浦
島*
初級日本語演習
初級日本語演習
個別指導
日本人学生との
共同活動
小 西*
小 西*
三 浦
三 浦
初級日本語演習
岡 澤
初級日本語演習 コンピュータ演習
小 西*
山 口*
岡 澤
*=非常勤講師 灰色=選択科目
2.4.成績評価
1)履修状況
第16期から第19期までに受け入れた研修コース留学生は,26名である。
表−19 日本語研修コース履修者数と内訳
内 訳
学 期
合計
人数
大使館推薦
1研究
留学生
2教員
研修生
3研究
留学生
4短期
KUSEP
5外部
第15期:平成14年後期
6
0
6
0
0
0
第16期:平成15年前期
7
7
0
0
0
0
第17期:平成15年後期
4
2
0
2
0
0
第18期:平成16年前期
5
4
0
0
0
1
第19期:平成16年後期
10
0
0
4
6
0
計
17
13
6
6
6
1
6 1
8期までは,正規のコース生のために「専門への橋渡し:口頭発表プロジェクト」も課程に組み込んだため,1学期17週を必
要としたが,19期は正規のコース生数がゼロであったため口頭発表プロジェクトの必要度が低く,15週が適当と判断した。
− 15 −
2)履修者名簿
第16期
(平成15年度前期)
から第19期
(平成16年度後期)
までの履修者名等を記す。
*印は女性である。
身分を1から5の数字で示す。
1=大使館推薦国費研究留学生
2=大使館推薦国費教員研修留学生
★変更事項:平成16年度より新たに受け入れたコース生
3=大学推薦国費研究留学生
4=KUSEP(短期プログラム学生)
5=社会人
(石川県庁より派遣)
来日時の日本語力を以下のように示す。
ゼロ=まったく日本語ができない/ほんの少しの言葉しか言えない。
初級=少しできるが,総合日本語コースのBレベルより低い。
中級=総合日本語コースのC,D,Eレベルである。
上級=総合日本語コースのFレベル以上である。
表−20 第16期
(2003年4月∼9月)
受講者
氏 名
エイ・エイ・ウィン*
国 籍
身分
進学先・専攻
金沢大学自然科学研究科・
数学
星陵大学大学院・国際経済
学
金沢大学社環研・国際経済
学
JAIST北陸先端科学技術大
学院大学知識科学研究科
金沢大学医学研究科・脳神
経外科
来日時
日本語力
ミャンマー
1
ハンガリー
1
イスラエル
1
トルコ
1
エジプト
1
Morsy Fatthy Mohamed Sayed エジプト
1
金沢大学自然科学研究科
ゼロ
1
JAIST北陸先端科学技術大
学院大学
中級
身分
進学先・専攻
来日時
日本語力
Aye Aye Win
チェル・カタリン*
Cser Katalin
ミハール・ハダド*
Michal Suzan Haddad
トゥンチュ・メデニ
Tunc Durmus Medeni
モハメド・モハメド・レフアット
Mohamed Mohamed Refaat
モルスイ・ファティヒ・モハマド
ヘリー・ジョン
インドネシア
Hery Jon
ゼロ
中級
中級
ゼロ
ゼロ
表−21 第17期
(2003年10月∼2004年3月)
受講者
氏 名
ジンジンミャー*
Yin Yin Mya
ドゥガ・ノルマン
Duga Norman Tajanlangit
サビル・ズレリ
Saber Zrelli
国 籍
ミャンマー
2
フィリピン
2
チュニジア
1
− 16 −
金沢大学教育学研究科・地
理教育
金沢大学教育学研究科・学
校教育
北陸先端科学技術大学院
大学・情報科学
ゼロ
ゼロ
ゼロ
ステファン・スニゼウスキー
Stefan Tadeus Szyniszewski
ポーランド
1
金沢大学自然科学研究科
ゼロ
表−22 第18期
(2004年4月∼9月)
受講者
氏 名
国 籍
ジョバン・ダビド・レボレド・メンデズ
Jovan David Rebolledo Mendez メキシコ
サイトウ・アンドレ
Andre Saito
(金 鍾乙)
キム・ジョンウル
韓国 Korea
(金 永昊)
キム・ヨンホ
韓国 Korea
ディラン・ミッギー
Diran Patrick McGee
ブラジル
韓国
身分
進学先・専攻
金沢大学工学部情報シス
テム工学科
JAIST北陸先端科学技術大
1
学院大学知識科学研究科
韓国全北道道庁
5
(日本石川県庁)
1
来日時
日本語力
初級
初級
ゼロ
韓国
1
金沢大学文学研究科
上級
アメリカ
1
金沢大学文学研究科
上級
表−23 第19期
(2004年10月∼2005年2月)
受講者
氏 名
イヴァン・バチコフ・ヒリストフ
Ivan Vachkov Hristov
イダ・キナシ
Ida Kinasih
インダー・トリスナワティ
Indah Trisnawati
ジャルニー・ジェルパン
Jarunee Jeerupan
ゼンガ・マサロヴァ
Zdenka masarova
ラピポヴ・サイード・ルスタモヴィッチ
Latypov Said Roustamovich
ハードリアン・ハイル
Hadrian Heil
オフェリア・フローレ・ペリク
Ophelie Flore Periquet
ナティー・ペチュッティタナサン
Natee Pechsuttitanasan
ジャトゥチャトラ・チョンマイ
Jatuchatra Chommai
国 籍
身分
進学先・専攻
来日時
日本語力
ブルガリア
3
医学研究科(ガン研)
ゼロ
インドネシア
3
自然科学研究科
ゼロ
インドネシア
3
自然科学研究科
ゼロ
タイ
3
工学研究科
ゼロ
スロバキア
4
KUSEP
ゼロ
ロシア
4
KUSEP
ゼロ
ドイツ
4
KUSEP
ゼロ
フランス
4
KUSEP
ゼロ
タイ
4
KUSEP
初級
タイ
4
KUSEP
初級
2.5.成績評価
1)修了要件
以下の修了要件を満たした学生に対しては,修了証明書が授与される。
a.出席と平常点が良好であること
− 17 −
b.必修の日本語課目試験に合格すること
c.学期の修了時に口頭研究発表会で研究成果を
(口頭で)
発表すること
d.研究レポートを提出すること
★変更事項 ただし,第19期は,
1と2のみ必須で,
3と4は希望者のみとした。
2)成績評価
初級の成績は,学生の身分によって,二種類の方法のいずれかを採用した。
なお,日本語力中・上級の者は,この基準に当てはまらない。
a.16∼18期:正規研修コース生
隔週のアチーブメントテスト
(口頭,聞き取り,筆記) 平均点 250
漢字アチーブメントテスト平均点 50
平常点
(出席,宿題提出を含む) 100
口頭発表プロジェクト 150
合計500点
A(優)
=400∼500,B(良)
=350∼399,C(可)
=300∼349
★変更事項:全学の動きに連動して,18期からAA評価を加えた。
AA(秀)
=450以上,A(優)
=400∼449,B(良)
=350∼399,C(可)
=300∼349
★変更事項:19期の成績評価には,口頭発表プロジェクトは含まれない。
b.19期:日本語集中クラス生
隔週のアチーブメントテスト
(口頭,聞き取り,筆記)
平均点 50
漢字アチーブメントテスト 平均点 20
30
平常点
(出席,宿題提出を含む) 合計100点
AA(秀)
=90以上,A(優)
=80∼89,B(良)
=70∼79,C(可)
=60∼69
本コースでは,第2期以来,初級集中修了時に過去の日本語能力試験3級を受けさせ,日本
語力の一応の目安としている。
(これは成績評価には反映させない。
)
第2期から第19期までの初
級受講者をみると,その半数以上
(139名中73名)
が合格ラインを超えている。
本報告書で扱う範囲は第16期からであるが,参考までに第1期からの成績評価を示す。なお,
AA(秀)
評価を採用したのは,第18期からである。
表−24 日本語研修コースの成績一覧
(初級のみ)
学期
初級人数
第1期 :平成7年度後期
AA
A
B
C
日検3級合格
5
2
1
2
-----
第2期:平成8年度前期
9
6
1
2
5
第3期:平成8年度後期
9
7
1
1
7
第4期:平成9年度前期
13
8
5
0
5
第5期:平成9年度後期
7
7
0
0
6
− 18 −
第6期:平成10年度前期
7
3
2
2
3
第7期:平成10年度後期
10
6
1
3
6
第8期:平成11年度前期
11
8
3
0
9
第9期:平成11年度後期
8
7
1
0
6
第10期:平成12年度前期
11
7
1
3
8
第11期:平成12年度後期
6
6
0
0
3
第12期:平成13年度前期
4
2
2
0
2
第13期:平成13年度後期
8
4
3
1
0
第14期:平成14年度前期
5
5
0
0
2
第15期:平成14年度後期
6
3
3
0
0
第16期:平成15年度前期
4
2
2
0
2
第17期:平成15年度後期
3
1
1
1
1
第18期:平成16年度前期
3
1
2
0
0
3
第19期:平成16年度後期
10
3
6
1
0
5
合 計
139
4
92
28
15
73
2.6.問題点
1)タイプの異なる学生の混在
平成16年度前期
(18期)
から受講資格の枠を広げたため,属性が大きく異なる学生がコースに
入ることになった。現在までのところ,このことによるマイナス面よりも,むしろプラス面が
浮き彫りにされた。つまり,18期は,年度配の韓国人社会人学生による刺激が,若い研究留学
生に良い影響を与えた。また,19期は,本来の研究留学生がゼロであったため,大学内で募集
した大学推薦の研究留学生4名と,自ら希望して入った若い短期留学生6名のクラスとなった。
若さによる習得の速さと明るさで楽しい授業ができ,成績も上がった。
今後は,このような異なる属性のクラスのマイナス面が出てくる可能性に備える必要がある
だろう。
2)専門への橋渡し
このコースでは,第1期から専門課程へのスムーズな移行を考え,専門への橋渡しとしての
口頭発表プロジェクトを採用している。しかし,18期
(平成16年度前期)
から,コースの門戸を
広げ,異なるタイプの学生が混ざる混合クラスとなり,正規のコース生,および特に希望する
者のみが口頭発表プロジェクトを行うことになった。そのため,正規コース生ゼロであった19
期
(平成16年度後期)
は,プロジェクトが行えなかった。
今後は,専門への橋渡しをどのように行うかについて,考える必要があるだろう。
予備教育
(日本語研修コース)
教育課程 2004年12月
留学生センター日本語研修コース細則第条に基づき教育課程を以下のとおり定める。
1.必修科目と選択科目
午前:日本語初級演習 10単位
− 19 −
午後:漢字演習 1単位
作文演習 1単位
ビデオ&会話演習 1単位
プロジェクトワーク 2単位
コンピュータ演習 2単位
日本事情
(votak) 1単位
選択科目:空手実習 1単位
正規の研修コース生は,午前,午後の授業を必修とする。
(選択科目:空手を除く)
正規研修コース生以外の研究留学生およびkusepの学生は,総合日本語コースのAAクラスと
して午前中の日本語演習のみを必須科目として受講できる。午後の授業は,研修コースの選
択科目として受講できる。
2.開講期間
日本語初級演習
(AAクラス)
は,総合日本語コースのカリキュラムに合わせ,1学期15週間と
する。
午後の科目は,研修コースの科目として開講し,約17週間である。
3.成績評価
成績は学生の身分によって,二種類の方法のいずれかを採用する。
正規研修コース生
隔週のアチーブメントテスト
(口頭,聞き取り,筆記)
平均点 250
漢字アチーブメントテスト平均点 50
平常点
(出席,宿題提出を含む) 100
口頭発表プロジェクト 150
合計500点
AA(秀)
=450以上,A(優)
=400∼449,B(良)
=350∼399,C(可)
=300∼349
(AAクラス)
隔週のアチーブメントテスト
(口頭,聞き取り,筆記)
平均点 50
漢字アチーブメントテスト 平均点 20
平常点
(出席,宿題提出を含む) 30
AA(秀)
=90以上,A(優)
=80∼89,B(良)
=70∼79,C(可)
=60∼69
4.修了要件
本教育課程で定められている必修科目を履修し,合格しなければならない。
5.修了証書の授与及び成績証明書の交付
拭 第4項で定められた修了要件を満たした者には修了証書を授与する。
− 20 −
植 受講者に対し,授業科目,成績評価,単位数及び時間数が記載された成績証明書を交付する。
殖 希望があった場合,在学期間に関する証明書を交付する。
3.日本語・日本文化研修プログラム
3.1.第8期
(2002年10月∼2003年9月)
日本語・日本文化研修プログラム第8期の教育課程は,各学期日本語5科目,日本文化3科
目,日本研究1科目
(
「調査実習」
科目)
を履修する形で編成された。
表−25 日本語・日本文化研修プログラム教育課程
1週間当たりコマ数(1コマ=90分)
授業科目
前期
後期
計
語
3
3
6
技 能 別 日 本 語
1
1
2
漢
日
本
字
1
1
2
日本文化演習Ⅰ
1
1
2
日本文化演習Ⅱ
1
1
2
日本文化体験実習
1
1
2
調
1
1
2
9
9
18
査
実
習
合 計
時間割の構成として午前中は総合日本語コースに合流し,各学生のレベルに合った総合日本
語クラス3コマ,漢字クラス1コマ,技能別日本語クラス1コマを取る形を取り,一方,午後
は日本語・日本文化研修プログラム専用の科目の履修に当てられた。これらの科目の他にも空
いている時間に日本人学生用に開講している一般授業科目の履修が認められる。
表−26 第8期
(平成14年度秋学期―平成15年度春学期)
週間時間割表
曜 日
時 間
1限
(8:50∼10:20)
2限
(10:30∼12:00)
3限
(12:50∼14:20)
4限
(14:30∼16:00)
5限
(16:10∼17:40)
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
日本語
5コマ
履修
日本文化演習Ⅱ 日本文化体験
[B5]
実習[B5]
調査実習
日本文化体験
[B5]
実習[B5]
金曜日
日本文化演習Ⅰ
[B5]
第8期の本プログラム履修者は以下の20名である。受け入れ区分別の内訳は大使館推薦国費
留学生11名,大学推薦国費留学生8名,私費留学生1名という構成である。
− 21 −
表−27 金沢大学日本語・日本文化研修プログラム 第8期 履修者名簿
氏 名
国 籍
バルドワージ ヴィナヤク
BHARDWAJ, Vinayak
ゴカレ パッラヴィ アナンタ
GOKHALE, Pallavi Anant
タブティムトン プロイタブティム
TUBTIMTONG, Ploytubtim
プリープレム ボンコトラット
PREEPREM, Bongkotrat
ロウリ エステル
ROULI, Esther
ミャグマルドルジ ガンゾリグ
MYAGMARDORJ, Ganzorig
ガマール エルディーン ヤスミーン サーミー
GAMAL ELDIN, Yasmine Samy
シュミット マウゴジャータ ヨアンナ
SZMIDT, Malgorzata Yoanna
ルッベ ニナ マウゴジャータ
LUBBE, Nina Malgorzata
コンスタンティン コリナ エレナ
CONSTANTIN, Corina Elena
バートロヴァー スラーヴカ
BATOROVA, Slavka
ZHANG YA GIN
張 雅 琴
ダニエルズ アンドリュー ルイス
DANIELS, Andrew Lewis
タンサターポーンポン パーウィニー
TANGSATHAPORNPONG, Pawinee
LI YUAN
李 湲
MENG LIN SHA
孟 霖 霎
HAN XIAN LAN
韓 鮮 蘭
クラック ダニエル ホープ
出身大学
インド
デリー大学
インド
プーネ大学
タイ
タマサート大学
タイ
タマサート大学
インドネシア
国立大学
モンゴル
文化教育大学
エジプト
アイン・シャムス大学
ポーランド
ワルシャワ大学
ポーランド
ワルシャワ大学
ルーマニア
ブカレスト大学
スロヴァキア
コメニウス大学
中国
北京師範大学
イギリス
オックスフォード大学
タイ
チュラロンコン大学
中国
北京工業大学
中国
蘇州大学
中国
東北師範大学
オーストラリア オーストラリア国立大学
CLACK, Dannielle Hope
ブルク カール アンサニー
BURKE, Karl Anthony
HSU CHIH YAO
許 智 堯
アイルランド
ダブリンシティ大学
台湾
国立台湾師範大学
日本語・日本文化研修プログラムの
「日本文化演習Ⅰ」
及びⅡ科目及び
「日本文化体験実習」
科
目は学内外の専門家の協力を得てリレー方式で行っている。8期生用のカリキュラムは
「日本社
会・文化の特質」
というテーマで編成した。
− 22 −
表−28 平成14年度秋学期 日本文化演習Ⅰ 授業概要
「日本社会・文化の特質」
サブテーマ
日 程
担当教官
2002/10/11 ルチラ パリハワダナ
オリエンテーション
2002/10/18 橋本 和幸
現代家族のあり方
2002/10/25 大澤 善信
崩れ行く「集団」と希薄化する帰属意識
(留学生センター助教授)
(文学部教授)
(教育学部教授)
日本社会
2002/11/8 横山 壽一
(経済学部教授)
の 特 質
高齢化社会としての日本の特質
2002/11/15 岡田 努
日本社会における人間関係
2002/11/22 河村 和徳
日本政治の仕組み
2002/11/29 山本 啓
行政改革の行方
2002/12/6 加藤喜代志
日本人のナショナル アイデンティティ
―アジアと欧米に対する見方―
国際社会への貢献
―ODAによる支援活動―
高度経済成長を支えたサラリーマンの
忠誠心
(文学部助教授)
(法学部助教授)
(法学部教授)
(法学部教授)
日本政治
2002/12/13 山本 啓
(法学部教授)
の 特 質
2002/12/20 伍賀 一道
(経済学部教授)
2003/1/15 村上 和光
バブル期における日本経済
(経済学部教授)
日本経済
の 特 質
講義題目
2003/1/15 村上 和光
「日本神話」の崩壊
2003/1/31 田口 直樹
21世紀における「日本的経営」のあり方
2003/2/7 ルチラ パリハワダナ
発表会「日本社会・文化の特質
―日研生の見方―」
(経済学部教授)
(経済学部助教授)
(留学生センター助教授)
表−29 平成15年度春学期 日本文化演習Ⅰ 授業概要
「日本社会・文化の特質」
サブテーマ
日 程
担当教官
2003/4/16 加藤 和夫
共通語と方言
2003/4/18 峯 正志
日本語における外来語の役割
2003/5/14 木越 治
古典語の特徴
2003/5/14 長野 ゆり
擬声語・擬態語と日本人の感情・感覚
2003/5/16 ルチラ パリハワダナ
待遇表現と日本社会
2003/5/23 ルチラ パリハワダナ
討論会1「言語と文化」
(教育学部教授)
(留学生センター助教授)
日
の
本
特
語
質
講義題目
(文学部教授)
(留学生センター助教授)
(留学生センター助教授)
(留学生センター助教授)
− 23 −
2003/5/30 中野 節子
江戸時代に見るジェンダー
(文学部助教授)
綿引 伴子
日本社会に 2003/6/6 (教育学部助教授)
おける男女
の 役 割 2003/6/13 高橋 涼子
女性の社会進出と家庭内の役割
日本人のジェンダー意識
(法学部助教授)
2003/6/20 ルチラ パリハワダナ
討論会2「ジェンダー意識―日本と諸
外国との比較―」
2003/6/25 加藤 和夫
若者の言葉
2003/7/4 伍賀 一道
フリーター ―自由への挑戦―
(留学生センター助教授)
(教育学部教授)
(経済学部教授)
古畑 徹
日本の若者 2003/7/11
大学生の学力低下
(文学部教授)
2003/7/18 大澤 善信
若者の意識変化 ―大学生から社会人
へ―
2003/7/25 ルチラ パリハワダナ
討論会3「若者の自己主張」
(教育学部教授)
(留学生センター助教授)
8期の
「日本文化演習Ⅰ」
科目の講義担当は19名の学内教官によって行われた。留学生セン
ター所属の教官の他,文学部,法学部,経済学部,教育学部の教官の協力を得た。
表−30 平成14年度秋学期 日本文化演習Ⅱ 授業概要
「日本社会・文化の特質」
サブテーマ
日 程
担当教官
講義題目
2002/10/15 深美 和夫
加賀・能登地方の民話
2002/10/24 内田 洋
俳句
―抽象と捨象による描写法―
2002/10/29 森 英一
文学作品で見る日本の特質
2002/11/12 上田 正行
漱石のイギリス留学体験
2002/11/19 島 岩
日本人の宗教観
―その重層性―
(児童文学作家 非常勤講師)
日本の文学
(文学部教授)
(教育学部教授)
(文学部教授)
(文学部教授)
日本人の宗
2002/11/26 清水 邦彦
(文学部助教授)
教・倫理観
民衆の宗教観
2002/12/3 柴田 正良
現代日本人の倫理観
2002/12/10 石原多賀子
変化する社会情勢と子供の心理
(文学部助教授)
(金沢市教育長 非常勤講師)
2002/12/10 石原多賀子
(金沢市教育長 非常勤講師)
教育と社会
―生きるこ
2003/1/14 加藤喜代志
(法学部教授)
との義務と
権利―
2003/1/21 塚田 親一
「詰め込み教育」から「ゆとり教育」へ
技術の発展に伴う環境問題
日本企業における社内教育の目的と方
(コマツ製作所総務課勤務 非常勤講師) 法
2003/1/28 西川 文明
(石川県自治研修センター主任教授 非常勤講師)
− 24 −
地方公務員制度と公務員研修の状況
日
食
本
文
の
化
2003/2/4 岡澤 孝雄
日本人の栄養摂取
2003/2/18 福田 久子
多様化する日本の食生活
2003/2/28 ルチラ パリハワダナ
発表会
(留学生センター教授)
(元金沢女子短期大学教授 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
表−31 平成15年度春学期 日本文化演習Ⅱ 授業概要
「日本社会・文化の特質」
サブテーマ
兼
六
日 程
担当教官
園 2003/4/15 村上 貢
(夕日寺自然公園園長 非常勤講師)
講義題目
日本の庭園
2003/4/22 西村 聡
能楽とその歴史
2003/5/6 後藤 裕自
能面と日本人の表情
(文学部教授)
(能面作家 非常勤講師)
日 本 の
2003/5/13 田中 久雄
(万歳師 非常勤講師)
伝統芸能
加賀万歳
2003/5/20 三井 徹
日本の音楽1
2003/5/27 三井 徹
日本の音楽2
2003/6/3 大樋 年雄
家元制度
(教育学部教授)
(教育学部教授)
(陶芸作家 大樋家11代目 非常勤講師) ―伝統と美―
伝統と産業 2003/6/13 徳田八十吉
(人間国宝 陶芸作家 非常勤講師)
2003/6/17 鶴見 保次
(加賀友禅作家 非常勤講師)
九谷焼
―美と技術―
加賀友禅
―自然と美―
2003/6/24 中村浩二
金沢の自然環境
2003/7/1 坂本宗一郎
二俣と和紙
(理学部教授)
(紙衣作家 非常勤講師)
金 沢 の
2003/7/8 鏡味 治也
(文学部教授)
歴史と文化
金沢周辺の農村文化
2003/7/15 山崎 達文
金箔の光と影
2003/7/22 梶川 勇作
旧城下町としての金沢の地理
2003/7/29 ルチラ パリハワダナ
発表会
(金沢学院大学助教授 非常勤講師)
(文学部教授)
(留学生センター助教授)
8期の
「日本文化演習Ⅱ」
科目の講義担当は学内教官14名及び学外の専門家
(非常勤講師)
13名
によって行われた。留学生センターの教官の他に文学部,法学部,教育学部,理学部の教官の
協力を得た。
− 25 −
表−32 平成14年度秋学期 日本文化体験実習 授業概要
「日本社会・文化の特質」
サブテーマ
日 程
担当教官
2002/10/16 ルチラ パリハワダナ
(留学生センター助教授)
日本の文学 2002/10/30 泉 紫像(静夫)
(俳人協会石川県部長 非常勤講師)
講義題目
オリエンテーション
俳句作りと句会
兼六園の四
秋・冬の兼六園
2002/11/13 引率 ルチラ パリハワダナ
(留学生センター)
季1―秋・冬
―冬支度:雪吊り―
日本の宗教 2002/11/27 引率 ルチラ パリハワダナ 座禅体験
(留学生センター)
2002/12/18 石原多賀子
(金沢市教育長 非常勤講師)
教育と社会
2003/1/22
引率 ルチラ パリハワダナ コマツ製作所見学
(留学生センター)
2003/1/29 山本 勝美
(金沢経済同友会会長 非常勤講師)
日
食
本
文
中学校及び高等学校訪問
醤油工場及び大野からくり記念館見学
の
2003/2/12 水本 寛
和菓子作り体験
(水本和菓子店店長 非常勤講師)
化
2003/2/26 加藤 重和
(青木クッキングスクール教頭 非常勤講師)
加賀料理体験
表−33 平成15年度春学期 日本文化体験実習 授業概要
「日本社会・文化の特質」
サブテーマ
日 程
担当教官
講義題目
兼六園の四
兼六園の春の装い
2003/4/16 引率 ルチラ パリハワダナ
(留学生センター)
季2―春
―花見と観光客―
日本の伝統
2003/5/7 寺田 成秀
能楽体験
(能楽師 非常勤講師)
芸
能
2003/5/21 北村 雅楽弓
(琴師範 非常勤講師)
伝統と産業 2003/6/4 大向 稔
(大向高洲堂社長 非常勤講師)
2003/6/18 川北 良造
(人間国宝 轆轤作家 非常勤講師)
金沢の歴史
2003/7/2 坂本 宗一郎
(紙衣作家 非常勤講師)
と 文 化
琴弾き体験
輪島塗・蒔絵体験
山中塗
―川北工房見学―
紙漉き体験
2003/7/16 引率 ルチラ パリハワダナ 金箔工芸体験
(留学生センター)
兼六園の四
兼六園の夏
2003/7/23 引率 ルチラ パリハワダナ
(留学生センター)
季3―夏
―剪定―
発
表
会 2003/7/30 ルチラ パリハワダナ
(留学生センター助教授)
発表会
「日本文化体験実習」
科目では日本の3名園の一つである兼六園に関するシリーズを取り上げ
た。雪吊り体験などに加え,10年や20年先を見込んで育てている苗木を見せてもらうことや花
見に来ている日本各地からの観光客をインタビューし,報告するなどといった活動を通し,日
本庭園を空間的構造,時間構造,人と自然の様々な関わり方などのいくつもの角度から観察す
− 26 −
ることが出来た。
3.2.第9期
(2003年10月∼2004年9月)
日本語・日本文化研修プログラム第9期の教育課は上述の第8期同様,各学期日本語5科目,
日本文化3科目,日本研究1科目
(
「調査実習」
科目)
を履修する形で編成された
(表−34を参照)
。
8期同様,午前中は総合日本語コースに合流し,日本語5科目
(総合日本語3科目,漢字及び技
能別日本語各1科目)
履修し,午後はプログラム専用の日本文化,日本研究科目を履修するとい
う編成であった。また,本プログラム専用科目が開講されていない時間に,日本人学生用に開
講している一般授業科目の履修も可能である。
表−34 第9期
(平成15年度秋学期―平成16年度春学期)
週間時間割表
曜 日
時 間
月曜日
1限
(8:50∼10:20)
2限
(10:30∼12:00)
3限
(12:50∼14:20)
4限
(14:30∼16:00)
5限
(16:10∼17:40)
火曜日
水曜日
木曜日
日本語
5コマ
履修
日本文化演習Ⅱ 日本文化体験
[B5]
実習[B5]
調査実習
日本文化体験
[B5]
実習[B5]
金曜日
日本文化演習Ⅰ
[B5]
第9期の本プログラム履修者は以下の12名である。受け入れ区分別の内訳は大使館推薦国費
留学生6名,大学推薦国費留学生5名,私費留学生1名という構成である。
表−35 金沢大学日本語・日本文化研修プログラム 第9期
氏 名
国 籍
パラカ- イキエート ヤオワパー
PRAKAIKIATE, Yaowapa
ヴ ティ トー
VU, Thi Tho
ヒューイット ティモティ ジョン ウィリアム
出身大学
タイ
チュラロンコン大学
ベトナム
ハノイ国家大学
オーストラリア オーストラリア国立大学
HEWITT, Timothy John William
ルジツキ コンラッド
ポーランド
ROZYCKI, Konrad
ホドロフスカ イガ ドロタ
ポーランド
CHODOROWSKA, Iga Dorota
ブシマキン バジム アレクサンドロヴィッチ
ロシア
BUSHMAKIN, Vadim Alexandrovich
Jia Zhuo
賈 卓
フォサイース サイモン ジェームス
FORSYTH, Simon James
− 27 −
ヤギェウォ大学
アダム・ミツキェヴィッ
チ大学
ハバロフスク国立教育大
学
中国
北京工業大学
アイルランド
ダブリンシティ大学
チュー アンナ
オーストラリア オーストラリア国立大学
CHU, Anna
ブリアーンコヴァー ぺトラ
BURIANKOVA, Petra
Lu Yina
陸 芸 娜
Park Hyo Soon
朴 孝 順
チェコ
カレル大学
中国
北京師範大学
韓国
釜慶大学
第9期における日本文化教育のカリキュラムは
「日本社会・文化への視点」
を全体のテーマに
したものである。平成15年度秋及び平成16年度春学期の
「日本文化演習Ⅰ」
科目の授業概要は次
の表−36及び表−37の通りである。
第9期の
「日本文化演習Ⅰ」
科目の講義担当は学内教官16名
(留学生センター,文学部,法学部,
経済学部,教育学部,外国語教育研究センター)
,学外非常勤講師5名によって行われた。
表−36 平成15年度秋学期 日本文化演習Ⅰ授業概要
「日本社会・文化への視点」
サブテーマ
日 程
担当教官
講義題目
2003/10/10 ルチラ パリハワダナ
オリエンテーション
2003/10/17 田口 直樹
企業体制の変化
2003/11/13 松川 治彦
不景気と消費者行動
―ニュー三久を例に―
(留学生センター助教授)
(経済学部助教授)
(ニュー三久社長 非常勤講師)
不景気と
冨田 勝
「 日 本 的 2003/11/7
(トヨタ部品石川共販株式会社社長
経 営 」
2003/11/14 畑 安次
非常勤講師)
(副学長,法学部教授)
民営化の功罪
―国立大学の独立法人化―
2003/11/21 ルチラ パリハワダナ
討論会1「不景気と社会」
2003/11/28 伍賀 一道
リストラ,失業と自殺
2003/12/5 伍賀 一道
過労死
2003/12/12 名古 道功
変化する現代人の職業観
―働くことの意義―
2003/12/19 ルチラ パリハワダナ
討論会2「仕事,生き甲斐と人生」
2004/1/9 古畑 徹
第二次世界大戦と近隣国の犠牲者達
2004/1/23 鹿島 正裕
広島・長崎と日本の平和運動
(留学生センター助教授)
(経済学部教授)
雇用と現代
人の職業観
トヨタ成功の秘訣
(経済学部教授)
(法学部教授)
(留学生センター助教授)
(文学部教授)
(法学部教授)
加藤喜代志
犠牲と反省 2004/1/30
(元法学部教授 非常勤講師)
2004/2/6 加藤喜代志
(元法学部教授 非常勤講師)
2004/2/13 ルチラ パリハワダナ
(留学生センター助教授)
− 28 −
水俣
―高度経済成長の犠牲者達
犠牲・反省とナショナル アイデンティ
ティ
討論会3「犠牲・反省と日本社会」
表−37 平成16年度春学期 日本文化演習Ⅰ 授業概要
「日本社会・文化への視点」
サブテーマ
日 程
担当教官
2004/4/9 西嶋 義憲
言語行動と話し手―聞き手
2004/4/16 長野 ゆり
命令・依頼表現と話し手―聞き手
2004/4/23 新田 哲夫
やりもらい表現と話し手―聞き手
2004/5/7 峯 正志
終助詞と話し手―聞き手
2004/5/14 ルチラ パリハワダナ
コミュニケーションと話し手―聞き手
2004/5/21 ルチラ パリハワダナ
討論会1「言語と視点」
2004/5/28 三好 義昭
情報とリテラシー
2004/6/4 笹原 忠義
テレビと世論
2004/6/11 井上 正男
新聞とその社会的影響
2004/6/18 ルチラ パリハワダナ
討論会2「若者と情報源」
2004/6/25 加藤 和夫
若者とコミュニケーション
―表現と非表現化―
2004/7/2 木越 治
若者の文学
(経済学部教授)
(留学生センター助教授)
言語と文化
(文学部助教授)
(留学生センター助教授)
(留学生センター助教授)
(留学生センター助教授)
(教育学部教授)
情報と教養
(MROアナウンス部長 非常勤講師)
(北國新聞社論説委員 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
(教育学部教授)
(文学部教授)
若
講義題目
西嶋 愉一
者 2004/7/9
(外国語教育研究センター助教授)
若者とI.T.技術
2004/7/16 山形 恭子
個性と同調性
2004/7/23 ルチラ パリハワダナ
討論会3「若者の葛藤」
(法学部教授)
(留学生センター助教授)
第9期
「日本文化演習Ⅱ」
科目は,次の表−38,39の通り,学内教官19名
(留学生センター,文
学部,法学部,経済学部,教育学部,理学部,外国語教育研究センター)
及び学外非常勤講師6
名が講義を担当する形で実施された。
表−38 平成15年度秋学期 日本文化演習Ⅱ 授業概要
「日本社会・文化への視点」
サブテーマ
日 程
担当教官
講義題目
2003/10/14 ルチラ パリハワダナ
オリエンテーション
2003/10/21 梶川 勇作
都市構造を通して見る城下町の面影
(留学生センター助教授)
(文学部教授)
金沢と文化 2003/10/28 前田 久徳
文学と金沢
(教育学部教授)
2003/11/11 中村 浩二
金沢の環境変化とその保護策
(理学部教授)
− 29 −
2003/11/18
金沢と文化
2003/11/25
加藤 和夫
金沢方言の特徴
(教育学部教授)
梶川 勇作
加賀藩の百万石文化
(文学部教授)
2003/12/2 西村 聡
(文学部教授)
2003/12/3 田中 久雄
(加賀万歳師 非常勤講師)
山崎 達文
伝 統 文 化 2003/12/16
(金沢学院大学助教授 非常勤講師)
2004/1/6 大樋 年雄
(陶芸作家 非常勤講師)
2004/1/13 村上 貢
日本庭園の成り立ち
2004/1/20 戸石 久徳
神社仏閣の建築様式
2004/1/27 清水 邦彦
日本人の死生観と宗教
2004/2/3 森 雅秀
座禅と悟り
2004/2/10 ルチラ パリハワダナ
発表会
(夕日寺県民自然公園園長 非常勤講師)
(金沢職人大学校講師 非常勤講師)
文化と宗教
能楽を通して見る日本人の感情表現
―感情の抑制と噴出―
文化と笑い
―加賀万歳―
煌く箔打ち紙
―金箔と和紙―
職人
―洗練された技術と芸術―
(文学部助教授)
(文学部助教授)
(留学生センター助教授)
表−39 平成16年度春学期 日本文化演習Ⅱ 授業概要
「日本社会・文化への視点」
サブテーマ
日 程
担当教官
2004/4/13 鹿野 勝彦
(文学部長 教授)
社会と変化
2004/4/20
楠根 重和
生活水準の向上と価値観の変化
マスメディアの発達と社会の変化
(法学部教授)
2004/4/27 橋本 和幸
現代社会における家族の有り方
2004/5/11 横山 壽一
少子化と社会の高齢化
(文学部教授)
(経済学部教授)
「パラサイト・シングル
―晩婚化と日本人の結婚観」
2004/5/18 高橋 涼子
家族と社会
講義題目
(法学部助教授)
2004/5/25 綿引 伴子
仕事・家庭と女性の生き方
2004/6/1 久保 拓也
サラリーマンの人生観
―男性の生き方―
2004/6/8 ルチラ パリハワダナ
討論会1「家族の意味」
2004/6/16 砂原 陽一
傷付けられたくない「自分」と傷付けた
くない「他人」
バーチャル化の心理
―現実と非現実―
(教育学部助教授)
(教育学部助教授)
(留学生センター助教授)
(文学部教授)
自己と社会 2004/6/22 松川 順子
(文学部教授)
2004/6/29 柴田 正良
青少年問題
(文学部教授)
− 30 −
2004/7/6 三盃 隆一
学ぶことの意義
2004/7/13 石原 多賀子
学校教育の意義
2004/7/13 石原 多賀子
人間形成と学校教育
2004/7/27 ルチラ パリハワダナ
討論会2「自己,社会と教育」
(外国語教育センターセンター長教授)
教育と社会
(金沢市教育長 非常勤講師)
(金沢市教育長 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
表−40 平成15年度秋学期 日本文化体験実習 授業概要
「日本社会・文化への視点」
日 程
担当教官
講義題目
2003/10/15 ルチラ パリハワダナ
オリエンテーション
2003/10/22 泉 紫像(静夫)
俳句作りと句会
2003/11/12 鶴見 保次
加賀友禅体験, 及び友禅工房見学
2003/11/26 大島 宗翠
茶道体験
2003/12/10 寺田 成秀
能楽体験
2004/1/7 引率 ルチラ パリハワダナ
金箔工芸体験
2004/1/21 加藤 重和
加賀料理体験
2004/2/4 引率 ルチラ パリハワダナ
九谷焼体験Ⅰ
2004/2/18 引率 ルチラ パリハワダナ
九谷焼体験Ⅱ
(留学生センター助教授)
(俳人協会石川県部長 非常勤講師)
(加賀友禅作家 非常勤講師)
(茶道裏千家教場裏松舎主宰 非常勤講師)
(能楽師 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
(青木クッキングスクール教頭 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
(留学生センター助教授)
表−41 平成16年度春学期 日本文化体験実習 授業概要
「日本社会・文化への視点」
日 程
担当教官
講義題目
2004/4/14 北村 雅楽弓
琴弾き体験
2004/4/28 大向 稔
輪島塗・蒔絵体験
2004/5/19 河崎 幸甫
華道体験
2004/5/26 水本 寛
和菓子体験
2004/6/2 川北 良造
山中塗 ―川北工房見学―
2004/6/9 引率 ルチラ パリハワダナ
座禅体験及び大乗寺見学
2004/6/23 坂本 宗一郎
和紙工房見学及び和紙漉き体験
(琴師範 非常勤講師)
(大向高洲堂社長 非常勤講師)
(嵯峨御流師範 非常勤講師)
(水本和菓子店店長 非常勤講師)
(轆轤作家 人間国宝 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
(紙衣作家 非常勤講師)
− 31 −
2004/7/14 石原多賀子
中学・高校訪問
2004/7/21 ルチラ パリハワダナ
発表会
(金沢市教育長 非常勤講師)
(留学生センター助教授)
9期の
「日本文化体験実習」
は15種類の日本文化体験から編成されており,伝統文化体験のみ
ならず,学校訪問などの実地研修も行われた。金沢市の伝統文化・産業やその保存・継承につ
いても取り上げた。
3.3.
「調査実習」
科目
1)第8期
平成14年度秋学期の
「調査実習」
では日本語・日本文化研修生と日本人学生が混合の4つのグ
ループを形成し,以下のテーマについて調査研究を行った。
1.親族名称の人称的使用 ―日本語と各国語の比較―
2.
「常識」
とは何か?
3.
「∼らしい」
の意味記述
4. 指示体系の類型的研究
平成15年度春学期は主にアンケート調査,データ集計,分類,分析,考察を中心に行ったが,
次のアンケート調査を実施し,日本語・日本文化研修生と日本人学生の意識の比較などを行っ
た。
1.ストレス解消の方法
2.生き甲斐
3.日本人のイメージ
4.外国語活用法
2)第9期
平成15年度秋学期の
「調査実習」
科目では日本語・日本文化研修生と日本人学生の混合の3つ
のグループを形成し,以下に上げるテーマについて合同調査研究を行った。
1.色彩表現――日本語と各国語の比較――
2.テレビコマーシャルから見た現代日本社会
3.
「やりもらい」
表現の類型的研究
平成16年度春学期は日本語・日本文化研修生の段階別個人発表,日本人学生による与えられ
た課題についての口頭発表,全員で行うインタビュー調査を中心に授業が組み立てられた。
3.4.研究発表
日本語・日本文化研修生は日本についての研究を行い,修了時に口頭研究発表を行い,研究
レポートとしてまとめて提出することが義務付けられている。研究発表会は次の通りに行われ
た。
第8期:2003年8月8日
(金曜日)14:00∼18:00
第9期:2004年8月6日
(金曜日)14:00∼18:00
− 32 −
なお,第9期の口頭研究発表会を大阪外国語大学にSCS発信し,大阪外国語大学で学ぶ日本
語・日本文化研修生に質疑応答の形で参加してもらった。衛星を介した他大学との日本研究の
共有の試みであった。
提出された研究レポートは各年とも
「日本語・日本文化研修留学生 研究レポート集」
として
発行し,日本語・日本文化研修プログラムを開設している他大学などに配布した。
3.5.日本語・日本文化研修プログラム合宿
日本語・日本文化研修プログラムでは中間研究発表を行い,それを下にした研究指導を行う
ことを主たる目的として春学期の開始前に合宿を行っている。第8期の合宿は以下の通りに行
われた。
実施期間:2003年4月2日∼4日
(2泊3日)
宿泊場所:石川県羽咋市国立のと青年の家
参 加 者:日本語・日本文化研修生20名,日本人学生2名,日本語・日本文化研修プロ
グラム修了生1名,日本語・日本文化研修生父兄1名,担当教官1名
活動内容:中間研究発表会,日本文化体験,日本人学生との交流活動
第9期の合宿は以下の通りに行われた。
実施期間:2004年4月5日∼7日
(2泊3日)
宿泊場所:石川県羽咋市国立のと青年の家
参 加 者:日本語・日本文化研修生12名,日本人学生2名,日本語・日本文化研修プロ
グラム修了生1名,担当教官1名
活動内容:中間研究発表会,日本文化体験,日本人学生との交流活動
3.6.里親交流プログラム
日本語・日本文化研修生に,日常的な日本を体験し,日本人の考え方に直に触れる機会を与
える目的でプログラムの一環として里親交流プログラムを実施している。この交流プログラム
の実施に当たって地元の田上公民会が主催する
「田上の会」
のご協力を得ている。国際交流会館
に生活しながら,1年間に渡り,同じ里親家族と
「日本の家族」
として交流を行う。
1)第8期
2002年10月∼2003年9月までの第8期では16家族が20名の日本語・日本文化研修生の里親と
して参加した。プログラム内容として日常的なつきあいの他に次の行事が行われた。
実施活動:対面式,ホームビジット,田上文化祭参加,日本料理教室,内川雪祭り,里親との
各国料理大会,発表会参加
2)第9期
2003年10月∼2004年9月までの第9期では11家族が12名の日本語・日本文化研修生の里親と
して参加した。9期では日常的なつきあいの他に以下の行事が行われた。
実施活動:対面式,ホームビジット,田上文化祭参加,日本料理教室,内川雪祭り,里親との
各国料理大会,発表会参加
− 33 −
4.日韓共同理工系学部留学生コース
(日韓プログラム)
4.1.コース概要
『金大キャンパスの国際化を考える 金沢大学留学生センター自己点検評価1995.4∼
2002.9』22−3ページ参照。
4.2.カリキュラム
1
1)第3期
(平成14年度)
表−42 日韓プログラム時間割
(第3期:平成14年度)
月
火
水
木
金
1時限
または
2時限
総合日本語
作文
総合日本語
総合日本語
総合日本語
総合日本語
〈日本語B〉
総合日本語
3時限
専門日本語
[口頭発表]
(太田)
専門日本語
[読解]
(古本)
物理
(藤本)
専門日本語
[読解]
(古本)
専門日本語
[レポート]
(佐藤)
4時限
化学
(佐藤)
数学
(勝見)
専門日本語
[聴解]
(太田)
数学
(勝見)
見学または
ホームルーム
(太田)
5時限
<日本事情>
*プログラム授業の教室は,金曜3時限目をのぞき「総合教育棟4階C11演習室」
金曜3時限目は「総合情報処理センター第3演習室」
* 太枠内が本コース分,〈 〉は教養的科目,そのほかに学部の専門基礎科目も聴講可能
a.予 定
オリエンテーション・外国人登録: 2002年10月11日昔
総合日本語コース・プレースメントテスト: 2002年10月15日惜
配置先学部学科ご挨拶周り: 2002年10月16日戚
授業開始: 2002年10月15日惜
冬季休業: 2002年12月24日惜∼2003年1月9日斥
授業終了: 2003年2月28日昔
口頭発表会
(大学院予備教育と合同)
: 2003年3月4日惜予定
合同閉講式: 2003年3月7日昔予定
b.実地見学予定 5回予定
(すべて金曜日午後2時半から)
10月18日 兼六園など
11月22日 東山茶屋街,金箔工芸さくだ 予定
12月6日 コマツ
(フォークリフト等製造会社)
予定
1月24日 ナナオ
(ディスプレイ等製造会社)
予定
1 コースは後期のみ開講されるため,上記の自己点検評価の際に平成1
4年度分が掲載されていなかった。そこで今回の年報
の年度枠を超え平成14年度分も含めた。
− 34 −
2月7日 福光屋
(日本酒製造会社)
予定
(大学院予備教育と合同)
c.ホームルーム
(毎月最終金曜日)
・その他予定
(すべて金曜日午後2時半から)
10月25日 10月HR
11月8日 特別授業
(工学部韓国出身大学院修了・李明和氏による講演)
11月15日 配置先学部学科
(研究現場)
訪問
11月29日 11月HR
12月7∼8日 この週末にホームステイを予定
(大学院予備教育と合同)
12月20日 12月HR
1月1日 金沢市長宅訪問 予定
(大学院予備教育と合同)
1月31日 1月HR,内外学生センター訪問
3月7日 2月HR,コース総括
(閉講式後)
2)第4期
(平成15年度)
表−43 日韓プログラム時間割
(第4期:平成15年度)
月
火
水
木
金
1時限
または
2時限
総合日本語
または
日本語B
総合日本語
総合日本語
総合日本語
総合日本語
または
日本語B
3時限
化学
(佐藤)
専門日本語
[読解]
(古本)
専門日本語
[聴解]
(太田)
専門日本語
[読解]
(古本)
専門日本語
[レポート]
(佐藤)
4時限
物理
(石原)
数学
(勝見)
専門日本語
[口頭発表]
(太田)
数学
(勝見)
見学または
ホームルーム
(太田)
5時限
<日本事情>
*プログラム授業の教室は,金曜3時限目をのぞき「総合教育棟4階C11演習室」
金曜3時限目は「総合情報処理センター第3演習室」
*太枠内が本コース分,〈 〉は教養的科目,そのほかに学部の専門基礎科目も聴講可能
*化学は11月17日席より開講され,3回の補講予定
a.予 定
総合日本語コース・プレースメントテスト: 2003年10月7日惜
外国人登録・配置先学部学科挨拶回り: 2003年10月8日戚
合同開講式・合同生活オリエンテーション: 2003年10月9日斥
授業開始: 2003年10月10日昔
実地見学旅行: 2003年11月5∼6日
冬季休業: 2003年12月23日惜∼2004年1月4日隻
授業終了: 2004年2月18日戚
口頭発表会
(大学院予備教育と合同)
: 2004年3月2日惜
合同閉講式: 2004年3月5日昔
− 35 −
b.実地見学予定
(すべて金曜日午後2時半から)
10月17日 兼六園などの予定
10月24日 医王山ハイキング
(大学院予備教育と合同,3時限目なし)
11月21日 東山茶屋街,金箔工芸さくだ
(金箔工芸体験)
予定
12月5日 コマツ
(フォークリフト等製造会社)
予定
1月23日 金沢港大野からくり記念館 予定
2月6日 福光屋
(日本酒製造会社)
(大学院予備教育と合同)
c.ホームルーム・その他予定
(すべて金曜日午後2時半から)
11月7日 10月HR
11月14日 配置先学部学科
(研究現場)
訪問 予定
11月28日 11月HR
12月上旬
ホームステイを予定
(大学院予備教育と合同)
12月19日 12月HR
1月1日 金沢市長宅訪問 予定
(大学院予備教育と合同)
1月30日 1月HR,内外学生センター訪問
3月5日 コース総括
(閉講式後)
3)第5期
(平成16年度)
表−44 日韓プログラム時間割
(第5期:平成16年度)
月
火
水
木
金
1時限
または
2時限
総合日本語
または
日本語B
総合日本語
総合日本語
総合日本語
総合日本語
または
日本語B
3時限
専門日本語
[レポート]
(佐藤)
専門日本語
[読解]
(古本)
専門日本語
[聴解]
(太田)
専門日本語
[読解]
(古本)
専門日本語
[口頭発表]
(太田)
4時限
数学
(小林)
物理
(梶山)
数学
(小林)
専門日本語
見学または
[論証日本語] ホームルーム
(勝見)
(太田)
*プログラム授業の教室は,金曜3時限目をのぞき「総合教育棟4階C11演習室」
金曜3時限目は「総合メディア基盤センター第3演習室」
*太枠内が留学生センター開講分のプログラム用授業,専門教科は理学部提供分のTA(ティーチングアシスタント)
による授業である。
a.予 定
総合日本語コース・プレースメントテスト: 2004年10月06日戚
外国人登録・配置先学部学科挨拶回り: 2004年10月07日斥
合同開講式・合同生活オリエンテーション: 2004年10月08日昔
授業開始: 2004年10月12日席
実地見学旅行: 2004年11月4∼5日
− 36 −
冬季休業: 2004年12月23日斥∼2005年01月05日戚
合同発表会
(大学院予備教育と合同)
: 2005年03月01日惜
授業終了: 2005年03月01日惜
合同閉講式: 2005年03月04日昔
b.実地見学予定
(すべて金曜日午後2時半から)
10月15日 兼六園・金沢城など見学
10月22日 武家屋敷と尾山神社見学
11月12日 東山茶屋街,金箔工芸さくだ
(金箔工芸体験)15:00∼
11月19日 中谷宇吉郎雪の科学館見学
12月03日 コマツ
(フォークリフト等製造会社)14:00∼
12月10日 配置先学部学科
(研究現場)
訪問 予定
1月07日 金沢港大野からくり記念館見学
1月21日 石川県工業試験場見学
2月4日 福光屋
(日本酒製造会社)
見学予定
(他コースと合同)
c.ホームルーム・その他予定
(すべて金曜日午後2時半から)
10月29日 10月HR
11月26日 11月HR
12月17日 12月HR
1月28日 1月HR,内外学生センター訪問
2月12−3日 ホームビジット
3月3日 コース総括
4.3 .教育活動実績
1)学生受入れ状況
表−45 日韓プログラム学生受入れ状況
年度・期
配置照会数
受入れ数
男/女比
配置先学部学科
工学部 電気電子システム工学科
第3期
平成14年度
4
3/0
3
同 情報システム工学科
理学部 物理学科
工学部 人間・機械工学科
第4期
平成15年度
4
3/0
3
同 電気電子システム工学科
理学部 数学科
第5期
平成16年度
工学部 土木建設工学科
2
2/0
2
理学部 物理学科
− 37 −
2)授業・活動
表−46 日韓プログラム授業・活動
年度・期
第3期
平成14年度
総合日本語
専門日本語
読解×2/週
聴解×1/週
レポート×1/週
口頭発表×1/週
日本語D×3/週
漢字D×1/週
技能別×1/週
第4期
平成15年度
日本語C2/D
×3/週
漢字C/D×1/週
技能別×1/週
読解×2/週
聴解×1/週
レポート×1/週
口頭発表×1/週
第5期
平成16年度
日本語C2/D
×3/週
漢字C/D×1/週
技能別×1/週
読解×2/週
聴解×1/週
レポート×1/週
口頭発表×1/週
論証日本語×1/週
専門教科
その他の授業・活動
数学×2/週
物理×1/週
化学×1/週
教養的科目〔聴講〕
日本事情×1/週
専門基礎教育〔聴講)
1/週
日本事情(訪問見学)
全5回
ホームルーム×1/月
実地見学旅行
11月上旬(1泊2日)
ホームステイ
12月上旬(1泊2日)
数学×2/週
物理×1/週
化学×1/週
{
数学×2/週
物理×1/週
(理学部TA
による)
}
日本事情(訪問見学)
全6回
ホームルーム×1/月
実地見学旅行
11月上旬(1泊2日)
ホームステイ
12月上旬(1泊2日)
日本事情(訪問見学)
全9回
ホームルーム×1/月
実地見学旅行
11月上旬(1泊2日)
ホームステイ
2月上旬(1泊2日)
注)特記事項として次の点が挙げられる。
1. 専用のラップトップコンピュータを確保してあり,予備教育期間中学生に1台ずつ貸与している。
2. 第3期より渡日が大幅に早まり,留学生センターの総合日本語コースの学年暦のまま授業が行えるようになった。
3. 第5期より専門教科教育は工学部・理学部側で実施されるようになった。
3)
サポート制度
サポート制度として第3期以降も継続して以下の3項目を実施している。
①謝金チューター制度の活用
②カウンセリング
(ホームルーム)
の定期的実施
③予備教育終了後のアパート探しについてのアドバイス
①については,第4期から進学先の学部学科推薦のチューターを指名してもらうようにした。
プログラム生が予備教育の段階から進学先の情報を早めに入手できるようにするためにとられ
た措置だが,場合によっては学部進学後も同じチューターがつくようにするためという副次的
な目的もある。
また③に関しては,近年プログラム生を取り巻く環境が大きく変化した。たとえば,第3期
から理学部へのプログラム生配置がはじまったこと,第4期から工学部の角間キャンパス移転
が順次始まったこと,プログラムの
「先輩」
たちが後輩のアパート探しの手伝いをするになった
こと,そして第5期からは大学の法人化に伴うアパート入居の機関保証制度が始まったことな
どが挙げられる。
− 38 −
4.4.評価方法・成績
最終評価は,定期試験や日常の小テスト・課題提出などを得点化した客観評価と,コメント
を 中 心 と し た 主 観 評 価 か ら な る。客 観 評 価 は 全 学 で 行 わ れ て い る の と 同 様 の 評 価 方 法
(S,A,B,C,Dの5段階)
で行っている。結果は日韓プログラム生の配置先学部学科に送付し,入
学時選考の判断材料として提供している。
4.5.考 察
第3期から第5期までの間の主な問題点は次の通りである。
1)第4期より韓国側で行われる予備教育開始前に,配置される日本の大学及び学部学科が決
定するよう選考方法が変更された。このような状況を受けて,優秀な学生を継続して迎える
ため,韓国で行われるプログラム留学説明会に積極的に参加している。しかし,平成17年度
の第6期の受入れ内定者が初めて1人となった。今後,情報提供のあり方などの広報活動に
一層の努力が必要である。
2)2004年4月より金沢大学が国立大学法人化され,非常勤講師の削減が全学的に求められる
ようになった。それに伴い,日韓プログラムでも留学生センター専任教員の専門から大きく
外れる専門教科教育の実施主体が学部側に移行された。第5期では理学部側から推薦された
ティーチング・アシスタントが授業を担当したが,修士論文を抱えた大学院生の担当した授
業では,本人の論文執筆の進捗具合の関係でしばしば授業時間が変更されたりしており,プ
ログラム教育上での影響が懸念される。
3)第1期生が2005年3月に卒業を迎え,プログラム生の進路の問題が現実化してきている。
特に男子場合の兵役服務問題や,大学院進学者の奨学金継続をいかにするかなどについて考
えていかなければならない。
4.6.プログラム後半5年に向けての提言
日韓プログラム開始からの前半5年間に,プログラムをめぐる状況は学内外において様々な
形で変化した。それら一つひとつに対して言及することはできないが,金沢大学における日韓
プログラム予備教育を統括する立場から,後半5年間及びそれ以降に向けての提言を行いたい。
1)予備教育における専門教科教育の質を一定水準以上に保つ
平成16年4月の国立大学法人化以降大学全体で非常勤講師予算が削減される中,受入れ学
部側に責任主体を移したプログラムの予備教育における専門教科教育の質をいかに確保するか
が課題である。
例えば,数学予備教育について言えば,第3期までは学生のレベルに応じて線型代
数を中心とした,学部の1年生レベルにまで踏み込んだような教育を行ってきたが,第5期以降そ
のための非常勤講師予算を確保することは留学生センターにはできず,
また学部側も法人化に伴っ
て突然予備教育に関与しなければならなくなったため,人的にもまた予算的にも手当てが難しく,
ティーチング・アシスタントが予備教育の専門教科を担当している。
この問題は金沢大学に限らず,
「配置人数が少ない大学」
に共通した悩みであり,
「受け入れ
人数が少ないため,予算確保が難しく,その結果,専門教科の教育が手薄になりやすいとい
2
のである。
う法人化後の各大学の財政面の厳しさが影響している」
− 39 −
2)受入れ学部側により積極的なプログラムへの参加を促す
1)と同様,法人化後全部局において共通経費予算規模が縮小されている。その中で日韓
プログラム留学フェアへ継続的に教員を派遣し,積極的に金沢大学における研究・教育のレ
ベルを懇切丁寧にプログラムへの参加希望学生(現役高校生)
に説明することで,日韓プログ
ラムへの取り組みをアピールしていかなくてはならない。そのためには,受入れ学部である
理学部・工学部側と留学生センターが,自分たちの学生を獲得するため相協力して積極的な
姿勢を示していくことが重要である。
3)金沢大学における研究・教育活動をホームページの韓国語版で積極的に宣伝する
日韓プログラムの学生はコンピュータ・リテラシーのレベルが平均的に高く,プログラム
の情報もインターネットを通じて入手している場合が多い3。したがって,金沢大学としても
今後大学のホームページを通じてより積極的に研究・教育活動をアピールしていかなくては
ならない。また,ホームページも韓国語版を充実させないことには,日韓プログラムの学生
たちは情報として受け取ってくれないという点も看過できない問題である。
4)日韓プログラムの延長・継続に向けての方策を立てる
日韓プログラムに参加したことが金沢大学にとってどうであったか?太田
(2006)
による中
間報告4の結果を見る限り,金沢大学にとっての日韓プログラム参加は意義あることであり,
今後とも継続するに値するものと判断することができる。そのためには,プログラムに主に
参加する理学部・工学部・留学生センターがまず一体となって,大学首脳部に対してしっか
りと提言をしていかなければならない。
また,プログラムの延長を求める声が金沢大学のみならず,他大学の関係者の間でも起こっ
ているとすれば,日本全国の日韓プログラム関係者が参加する
「日韓PML」
メーリングリスト,
あるいは毎年開催されているプログラムの
「全国協議会」
などを通じてこれらの声をまとめ,
文部科学省にあげていかねばならない。
5)日本及び韓国の予備教育機関との連携を強化する
日韓プログラムに参加する首都圏の大学が共同で専門教科の問題集を作成しスクーリング
を行っている例があるが,金沢大学としては,遠隔教育等を通じて北陸地方のプログラム参
加大学との連携をまず確立することが課題である。
金沢大学をはじめとする北陸3県の大学間では,平成17年10月から
「北陸地区国立大学双方向
遠隔授業システム」
が運用を開始した5。その流れを受け,金沢大学は同じ日韓プログラムを
受け入れている富山大学との連携をより真剣に,そして積極的に考えるべきであると考える。
また,留学生センターでは遠隔教育を行うためのビデオ会議システムを独自に有しているほ
2 安龍洙・金重燮・酒勾康裕・趙顯龍
(2006)「日本における日韓理工系学部留学生事業の実施状況に関する報告−21大学を
対象に実施したアンケート調査に基づいて−」,『茨城大学留学生センター紀要』第4号,p.79
3 齋藤美智子・田山のり子・太田亨
(2004)
「日韓共同理工系学部留学生に対する3大学共同意識調査−留学志望から学部進学まで−」,
『岡山大学留学生センター紀要』第11号,p.65
4 太田亨
(2006)
「金沢大学における日韓共同理工系学部留学生事業に対する中間評価報告」,
『金沢大学留学生センター紀要』第9号
5 システムについての概要は,金沢大学共通教育機構のホームページ上に詳しく紹介されているほか
(http://www.kanazawau.ac.jp/faculty/kiko/souhoukou/imegetop.html)
,『金沢大学広報誌Acanthus』
第2号〔2005.7発行〕
の1-4ページに共通教
育 機 構 長 が イン タビ ュ ー に 答 え る 形 で シ ス テ ム を 紹 介 し て い る
(http://www.ad.kanazawau.ac.jp/ad_koho/acanthus/acanthus/pdf/0507Summer.pdf)
。
6 システム専用のホームページ
(http://www.nst.kanazawa-u.ac.jp/mm/index.html)
がある。
7 太田亨・三浦香苗
(2005)
「『テレビ会議で行う異文化ディスカッションの方法』Web用試作版教材公開」,
『2005年度日本語教育学会
秋季大会予稿集』,日本語教育学会,p.10
− 40 −
か,同メーカー同型式の機種を導入した遠隔教育専用の施設
「マルチメディア教育・研究シス
6
が自然科学本館にも開設されすでに運用を開始している。
テム」
さらに留学生センターでは,米国の協定校と5年にわたる遠隔ディスカッションの経験を
有している7。このノウハウを日韓プログラムにも活用して,日本国内だけでなく韓国側の予
備教育機関との連携も視野に入れた教育プログラムの可能性も検討に値する
5.短期留学プログラム
(KUSEP)
5.1.コース概要
このプログラムは,1998年10月から始まった金沢大学と交流協定を締結している大学等から
留学生を受け入れ,日本語教育,英語による日本事情・日本文化及び各専門分野の授業科目を
提供する,半年または1年間の特別のプログラムである。
プログラムの教育を通じ,また広く世界の学生との交流を進めながら,日本への理解を深め
ていくこと及び国際社会で活躍する人材に育つことを期待している。
さらに,この短期留学をきっかけとして,留学生の日本に関する研究あるいは金沢大学で専門
的な研究に取り組む動機となることも期待されている。
5.2.カリキュラム
1)第V期
(2002年10月∼2003年9月)
a.必修科目
日本語の能力に応じてクラス分けをし,各学期5単位が必修である。
日本語:秋学期5単位,春学期5単位,週5コマ,コーディネーター:峯正志,長野ゆり
(留)
b.選択必修科目 (科目名,単位,週のコマ数,コーディネーターの順)
日本事情,日本文化,日本の自然関係を学ぶ科目で,秋学期及び春学期を通じて2科目が必
修である。秋学期又春学期の1学期のみ受講する学生は,最低1科目が必修となる。
人)秋学期
日本人の心理と思想:2単位,週1コマ,小島治幸
(文)
ディスカッションクラス
「文化比較」
:2単位,週1コマ,大藪加奈
(外)
仁)春学期
日本の会社と法−はじめてのビジネス・ロー−:2単位,週1コマ,伊勢田道仁
(法)
日本文化体験:2単位,週1コマ,岡澤孝雄
(留)
c.選択科目 (科目名,単位,週のコマ数,コーディネーターの順)
人)秋学期
行動科学序論拭:2単位,週1コマ,小島治幸
(文)
日本の政治・法制・社会入門:2単位,週1コマ,鹿島正裕
(法)
国家イデオロギーとしてのマス・メディア:2単位,週1コマ,楠根重和
(法)
日本経済−国際的視野から見る日本経済の発展過程−:1単位,2週に1コマ,鄭承衍
(経)
− 41 −
日本文化体験:2単位,週1コマ,岡澤孝雄
(留)
武道Ⅰ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
(留)
日本の言語と文化:2単位,週1コマ,パリハワダナ ルチラ
(留)
数学A:2単位,週1コマ,石本浩康
(理)
化学課題研究:3単位,週1コマ,本浄高治 (理)
植物と環境:2単位,週1コマ,和田敬四郎
(理)
生物学実験:3単位,週1コマ,東
(遠藤)
浩
(理)
計算科学A:代数的方法:2単位,週1コマ,伊藤達郎
(理)
近代薬学の発展:2単位,週1コマ,鈴木永雄
(薬)
比較政治学:2単位,週1コマ,ビートン アンドリュー(法)
仁)春学期
現代日本の文化と社会:2単位,週1コマ,鹿野勝彦,鏡味治也ほか
(文)
カズオ・イシグロの世界:2単位,週1コマ,大藪加奈
(外)
武道Ⅰ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
(留)
武道Ⅱ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
(留)
数学B:2単位,週1コマ,一瀬孝
(理)
物質化学概論:2単位,週1コマ,櫻井武
(理)
Invertebrate Metamorphosis(無脊髄動物の変態)
:2単位,週1コマ,櫻井勝
(理)
計算科学B:2単位,週1コマ,西川清
(理)
電気・電子・情報工学の技法:2単位,週1コマ,佐々木公洋
(工)
土木建設工学総論:2単位,週1コマ,関平和
(工)
流体力学と伝熱−環境と地球物理への応用−:2単位,週1コマ,木村繁男
(工)
d.自主研究 (秋学期2単位,春学期2単位,週1コマ)
留学生自身が定めたテーマについて,専門分野の教官の指導の下に研究する。
各学期の終了前にレポートを提出する。
− 42 −
表−47 短期留学プログラム
(KUSEP)
秋学期2002.
10−2003.
3時間割
1限
2限
3限
8:50∼10:20 10:30∼12:00 12:50∼14:20
4限
14:30∼16:00
月
曜
日
日本語
日本語
日本人の心理と
思想
小島治幸他2名
比較政治学
ビートン
アンドリュー
火
曜
日
日本語
日本語
近代薬学の発展
鈴木永雄
植物と環境
和田 敬四郎
水
曜
日
木
曜
日
日本語
日本語
日本語
国家イデオロ
ギーとしての
マスメディア
楠根重和
日本語
数学A
石本浩泰他2名
ディスカッションクラス
「文化比較」
大藪加奈
計算科学A
伊藤達郎
化学課題研究
本浄高治他8名
日本経済
鄭 承衍
日本の政治・法制・
社会入門
鹿島正裕他2名
日本語
日本文化体験
岡澤孝雄
日本の言語と文化
パリハワダナ
ルチラ
生物学実験
東(遠藤)浩
日本語
金
曜
日
5限
16:10∼17:40
行動科学序論
(Ⅰ)
小島治幸
武道Ⅰ
ビットマン
ハイコ
表−48 短期留学プログラム
(KUSEP)
春学期2003.
4−2003.
9時間割
月
曜
日
1限
2限
3限
8:50∼10:20 10:30∼12:00 12:50∼14:20
日本語
日本語
火
曜
日
日本語
日本語
水
曜
日
日本語
日本語
木
曜
日
金
曜
日
流体力学と伝
熱
木村 繁男
カズオ・イシグロ
の世界
大藪 加奈
日本文化体験
岡澤 孝雄
物質化学概論
櫻井 武
日本語
鹿野 勝彦,
鏡味 治也
日本語
5限
16:10∼17:40
数学B
一瀬 孝
現代日本の文
化と社会
日本語
4限
14:30∼16:00
土木建設工学総論
関 平和
計算科学B
西川 清
日本の会社と法
−はじめてのビジ
ネス・ロー−
電気・電子・情報
工学の技術
佐々木公洋
伊勢田道仁
無脊椎動物の変態
櫻井 勝
武道Ⅱ
武道Ⅰ
ビットマン ハイコ ビットマン ハイコ
日本語
− 43 −
2) 第Ⅵ期
(2003年10月∼2004年9月)
a.必修科目
日本語の能力に応じてクラス分けをし,各学期5単位が必修である。
日本語:秋学期5単位,春学期5単位,週5コマ,コーディネーター:峯正志,長野ゆり
(留)
b.選択必修科目 (科目名,単位,週のコマ数,コーディネーターの順)
日本事情,日本文化,日本の自然関係を学ぶ科目で,秋学期及び春学期を通じて2科目が必
修である。秋学期又春学期の1学期のみ受講する学生は,最低1科目が必修となる。
人)秋学期
日本人の思想と心理:2単位,週1コマ,小島治幸,ホールナールト ポール,他
(文)
文化比較
(ディスカッションクラス)
:2単位,週1コマ,大藪加奈
(外)
仁)春学期
国家イデオロギーとしてのマス・メディア:2単位,週1コマ,楠根重和
(法)
セミナー:英語で読む現代日本文学:2単位,週1コマ,大藪加奈
(外)
c.選択科目 (科目名,単位,週のコマ数,コーディネーターの順)
人)秋学期
比較政治学:2単位,週1コマ,ビートン アンドリュー(法)
日本経済−国際的視野から見る日本経済の発展過程−:1単位,
2週に1コマ,鄭承衍,堀林
巧,ほか
(経)
日本文化体験I:2単位,週1コマ,岡澤孝雄
(留)
武道Ⅰ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
(留)
日本の言語と文化:2単位,週1コマ,パリハワダナ ルチラ
(留)
化学課題研究:3単位,週1コマ,櫻井武
(理)
生物学実験:3単位,週1コマ,東
(遠藤)
浩
(理)
(医)
日本社会における医療時事:1単位,
2週に1コマ,俵 友惠,ほか
近代薬学の発展:2単位,週1コマ,鈴木永雄
(薬)
環境モニタリングとその保全−マルチスケールモニタリング技法−:2単位,週1コマ,村
本健一郎,ほか
(工,理,薬)
日本の環境と文学:2単位,週1コマ,結城正美
(外)
仁)春学期
現代日本の文化と社会:2単位,週1コマ,鏡味治也,ほか
(文)
20世紀の日本大衆音楽史:2単位,週1コマ,三井徹
(教)
日本における国際取引と法:2単位,週1コマ,陳 一
(法)
日本文化体験II:2単位,週1コマ,岡澤孝雄
(留)
(留)
武道Ⅰ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
武道Ⅱ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
(留)
無脊髄動物の変態:2単位,週1コマ,櫻井勝
(理)
物質化学概論:2単位,週1コマ,遠藤一央
(理)
− 44 −
流体力学と伝熱:2単位,週1コマ,木村繁男
(工)
電気・電子・情報工学の技法:2単位,週1コマ,山根智
(工)
土木建設工学総論:2単位,週1コマ,川上光彦
(工)
d.自主研究
留学生の希望により,留学生自身が定めた研究テーマについて,専門分野教官の指導の下に
研究するものである。各学期1テーマ2単位を認定する。
e.一般開講科目
留学生の日本語能力が高いレベルにあり,留学生が希望する場合は,日本人学生のために開
講されている日本語による授業も受講することができる。修得した単位のうち,原則として秋
学期2科目4単位,春学期2 科目4 単位の計8単位の範囲内で,この教育プログラムを修了
するための単位として認定する。
なお,各学部で開講している授業科目の履修を希望する場合は,あらかじめ授業担当教官の
許可を必要とするので,渡日後に留学生センター教官に相談すること。
表−49 短期留学プログラム
(KUSEP)
秋学期2003.
10−2004.
3時間割
月
曜
日
火
曜
日
1限
2限
3限
8:50∼10:20 10:30∼12:00 12:50∼14:20
日本人の思想と
心理
日本語
日本語
小島 治幸,
ホールナルト ポール, 他
近代薬学の発展
鈴木 永雄
日本語
日本語
水
曜
日
日本語
日本語
木
曜
日
日本語
日本語
金
曜
日
日本語
日本語
4限
14:30∼16:00
5限
16:10∼17:40
日本の環境と文学
結城 正美
化学課題研究
櫻井 武
文化比較
(ディスカッション
クラス)
日本社会におけ
大藪 加奈
る医療時事
俵 友恵
比較政治学
ビートン
アンドリュー
日本経済
―国際的視野か
ら見る日本経済
の発展過程―
鄭 承衍,堀林
巧,他
日本文化体験Ⅰ
岡澤 孝雄
環境モニタリン
グとその保全
―マルチスケー
ルモニタリング
技法―
村本健一郎,他
日本の言語と文化
パリハワダナ
ルチラ
生物学実験
東(遠藤)浩
− 45 −
武道Ⅰ
ビットマン
ハイコ
表−50 短期留学プログラム
(KUSEP)
春学期2004.
4−2004.
9時間割
1限
2限
3限
8:50∼10:20 10:30∼12:00 12:50∼14:20
月
曜
日
日本語
日本語
火
曜
日
日本語
日本語
水
曜
日
木
曜
日
金
曜
日
日本語
日本語
日本語
国家イデオロ
ギーとしての
マス・メディ
ア
楠根 重和
5限
16:10∼17:40
流体力学と伝熱
木村 繁男
物質化学概論
遠藤 一央
日本文化体験Ⅱ
岡澤 孝雄
日本語
日本における
国際取引と法
陳 一
日本語
現代日本の文
化と社会
鏡味 治也 ほか
日本語
4限
14:30∼16:00
20世紀の日本
大衆音楽史
三井 徹
土木建設工学
総論
川上 光彦
セミナー:
英語で読む現代日
本文学
大藪 加奈
無脊椎動物の変態
桜井 勝
電気・電子・情報
工学の技法
山根 智
武道Ⅱ
武道Ⅰ
ビットマン ハイコ ビットマン ハイコ
3) 第Ⅶ期
(2004年10月∼2005年9月)
a.必修科目
日本語の能力に応じてクラス分けをし,各学期5単位が必修である。
日本語:秋学期5単位,
春学期5単位,
週5コマ,
コーディネーター:, 峯正志,
長野ゆり
(留)
b.選択必修科目 (科目名,単位,週のコマ数,コーディネーターの順)
日本事情,日本文化,日本の自然関係を学ぶ科目で,秋学期及び春学期を通じて2科目が必
修である。秋学期又春学期の1学期のみ受講する学生は,最低1科目が必修となる。
人)秋学期
(文)
日本人の思想と心理:2単位,週1コマ,小島治幸,ホールナールト ポール,他
文化比較
(ディスカッションクラス)
:2単位,週1コマ,大藪加奈
(外)
c.選択科目 (科目名,単位,週のコマ数,コーディネーターの順)
人)秋学期
比較政治学:2単位,週1コマ,ビートン アンドリュー(法)
日本経済−国際的視野から見る日本経済の発展過程−:1単位,2週に1コマ,星野伸明,堀
林巧,他
(経)
環境をめぐる言説と文学:2単位,週1コマ,結城正美
(外)
− 46 −
日本文化体験Ⅰ:2単位,週1コマ,岡澤孝雄
(留)
武道Ⅰ:2単位,週1コマ,ビットマン ハイコ
(留)
生物学実験:3単位,週1コマ,東
(遠藤)
浩
(理)
日本社会における医療時事:2単位,週1コマ,俵 友惠,ほか
(医)
近代薬学の発展:2単位,週1コマ,鈴木永雄
(薬)
d.自主研究
留学生の希望により,留学生自身が定めた研究テーマについて,専門分野教官の指導の下に
研究するものである。各学期1テーマ2単位,計4単位の範囲内で,この教育プログラムを修
了するための単位として認定する。
e.一般開講科目
留学生の日本語能力が高いレベルにあり,留学生が希望する場合は,日本人学生のために開
講されている日本語による授業も受講することができる。修得した単位のうち,秋学期2科目
4単位,春学期2科目4単位の8単位の範囲内で,この教育プログラムを修了するための単位
として認定する。
なお,各学部で開講している授業科目の履修を希望する場合は,あらかじめ授業担当教官の
許可を必要とするので,渡日後に留学生センター教官に相談すること。
表−51 短期留学プログラム
(KUSEP)
秋学期2004.
10−2005.
3時間割
1限
2限
3限
8:50∼10:20 10:30∼12:00 12:50∼14:20
日本人の思想と
心理
月
曜
日本語
日本語
小島 治幸,
日
ホールナールト
ポール,他
火
近代薬学の発展
曜
日本語
日本語
鈴木 永雄
日
水
曜
日
木
曜
日
金
曜
日
日本語
日本語
日本語
日本語
比較政治学
ビートン アンド
リュー
環境をめぐる言
説と文学
結城 正美
4限
14:30∼16:00
5限
16:10∼17:40
日本経済 ―国
際的視野から見
文化比較(ディス
る日本経済の発
カッションクラス)
展過程―
大藪 加奈
星野 伸明,堀
林 巧 他
日本社会におけ
る医療時事
俵 友恵 他
日本文化体験Ⅰ
岡沢 孝雄
日本語
武道Ⅰ
ビットマン
ハイコ
日本語
生物学実験
東(遠藤)浩
− 47 −
5.3.教育活動実績
表−47∼51を参照。
5.4.評価方法・成績
原則として1年間の留学で秋学期10単位以上,春学期10単位以上で計20単位以上履修した留
学生には,短期留学プログラム修了証書を授与する。
1)第Ⅴ期
(2002年10月∼2003年9月)
受講生人数:28名:1年間:23名,半年:5名
1年間の留学で取得単位合計20単位以上:23名
半年の留学で取得単位合計10単位以上:5名
2)第Ⅵ期
(2003年10月∼2004年9月)
受講生人数:25名:1年間:22名,半年:3名
1年間の留学で取得単位合計20単位以上:21名
半年の留学で取得単位合計10単位以上:2名
3)第Ⅶ期
(2004年10月∼2005年9月)
受講生人数:32名:1年間:28名,半年:4名
5.5.問題点
1)奨学金
金沢大学と交流協定を結ぶ海外の大学も年々増え,
留学希望者も増加している。しかし,
AIEJ
の奨学金の受給者の人数は頭打ちか微減状況にある。
2)授業科目数
開講科目数と分野の多様性は開始以来あまり増えていない。講義の新しい分野の開拓も必要
である。
3)日本人との交流
KUSEPの学生は国際交流会館に住み,授業はKUSEPの学生のみが参加する。学業と日常生
活において日本人との交流は稀薄である。
− 48 −
6.各教員の学内での授業
表−52 各教員の学内
(他学部)
での授業
教 員
平 成 15 年 度
平 成 16 年 度
<教養的科目>
・日本事情I
岡沢 孝雄
<自然科学研究科後期課程>
・昆虫群集生態学
・疾病媒介動物学
<教養的科目>
・日本事情II
三浦 香苗
<教育学部科目>
・日本語教育学概論A
・日本語教育実習
<教養的科目>
・多文化共生の時代を生きる
・ジェンダー学入門
・日本事情I
<工学部科目>
・職業指導I
八重澤 美知子
・職業指導II
(松下)
<文・法・経済学部>
・生徒指導
<他;保健管理センター>
・カウンセラー
<シティカレッジ>
・金沢学Ⅱ
<教育学部科目>
峯 正志
・日本語教育学概論B
<教育学部科目>
長野 ゆり
・日本語教育学各論B
パリハワダナ <教育学部科目>
ルチラ
・日本語教育学各論A
<教養的科目>
・日本事情I
<自然科学研究科後期課程>
・昆虫群集生態学
・疾病媒介動物学
<教養的科目>
・日本事情II
<教育学部科目>
・日本語教育学概論A
太田 亨
ビットマン
ハイコ
斉木 麻利子
<教養的科目>
・ドイツ語A-2
・ドイツ語A-4
<教養的科目>
・英語B×3
<教育学部科目>
・英文法A
・英語学演習A
・英語学研究
・総合演習C
・言語学演習A
・対照言語学B
<教育学研究科科目>
・英語学特論I
・英語学演習I
− 49 −
<教養的科目>
・多文化共生の時代を生きる
・ジェンダー学入門
・心理学B
・日本事情I
<工学部科目>
・職業指導I
・職業指導II
<文・法・経済学部>
・生徒指導
<他;保健管理センター>
・カウンセラー
<教育学部科目>
・日本語教育学概論B
<教育学部科目>
・日本語教育学各論B
<教育学部科目>
・日本語教育学各論A
<教育学部科目>
・日本語教育実習
<教養的科目>
・ドイツ語A-2
・ドイツ語A-4
<教養的科目>
・英語A-1
・英語A-2
・英語A-3
・英語A-4
・英語B×3
<教育学部科目>
・英文法B
・英語学演習A
・言語学演習A
・対照言語学B
7.金沢学
7.1.金沢学の構想
平成14年度から開始された文部科学省地域貢献特別支援事業に応募し,
「
『金沢学』
への招待」
を企画・実施して以来,
3年間に亘って
「金沢学」
を行っている。本センターでは,
これまでに行っ
て来た
「留学生教育」
,
「日本文化理解カリキュラムの開発」
,
「地域との連携」
活動の成果を基盤
においた地域貢献プログラムを企画し実施した。
「金沢学」
とは,地域に点在する有形・無形の文化的遺産・資源を集積し,その文化的価値を
明らかにすると共に,それらを用いた学習活動を行うもの,さらには,文化の変遷を見ること
により,歴史・世代の流れを認識し,文化の継承と今後の発展とを考えるもの,と定義できる。
「金沢学」
のスタート時点における具体的な目的は下記の3点である。
1) 留学生受け入れの特徴としての金沢学
本学が位置する地域には,大都会には無い豊かな自然と古くからの歴史と伝統に育まれた文化
があり,従来から,留学生を対象としたプログラムには,そうした地域的な特徴を取り入れて
作成して来た。このような本学独自の文化体験学習のカリキュラム開発は,留学生センターの
独自性
(アイデンティティ)
であり,また特徴である。金沢大学からの文化的発信を広く国内外
に行う事に貢献する事業と考える。
2)
文化体験学習を通じた国際教育交流
「金沢学」
では,宿泊研修を含み,文化体験学習の機会を通じた留学生・日本人学生の交流を
行うものであり,留学生・日本人学生それぞれの多文化理解を目指すものである。
3)
地域との連携と文化活動を通じた貢献
地域の自治体の持つ文化学習プログラムの集積をはじめ,文化学習施設の利用,さらには地
域住民への文化講座の開放,学生たちとの共学により,地域の文化理解と多文化への理解を勧
めることに貢献する。
7.2.金沢学プログラムの構成
カリキュラムは
「講義」
部分と
「体験学習」
部分の二つに大別される点に特徴が見られる。文化
体験学習を通した日本と日本文化への理解は,その後の地域に対する関心の喚起や日本文化学
習への動機づけの機会と期待できよう。
7.3.各年度の概要
各年度の概要を表−53に示す。
より適切な文化体験学習のあり方を目指し,探索的に行っているため,内容・実施方法が年
度毎に異なる。
− 50 −
表−53「金沢学」
実施経過
(平成14年度∼16年)
年
度
実施期間
2003・3・9
∼3・15
(6泊7日)
参 加 者
実施方法
実施場所
・全国大都市圏の大 講義および芸・道・
学(国 立11・私 立10) 町並み体験の3コー
および県内;金沢美 ス毎の体験学習
大・金工大・金大の
15の国と地域からの
留学生/日本人学生
の計44名
・横浜国立大学・三
重大学留学生セン
ター教員
・市民ボランティア
サテライトプラザ
大乗寺
県立歴史博物館
県立美術館
県立能楽堂
旧中村邸
加賀友禅伝統産業会
館
伝統工芸箔巧館
金沢市キゴ山
ふれあいの里研修館
2003・11・8
∼2004・1・10
(体 験 学 習 は 1 泊 2
日)
15
・県内の大学のみ;
北陸大学・金沢星陵
大学・金沢大学・県
立農業短期大学の留
学生/日本人学生の
計34名
・三重大学留学生セ
ンター教員
・市民ボランティア
シティカレッジ
大乗寺
伝統工芸箔巧館
松向庵
県立能楽堂
金沢市大場
コミュニティセン
ター
金沢市キゴ山
ふれあいの里研修館
・夏コース
2004・9・20∼21
(1泊2日)
・冬コース
2004・12・18∼19
16 (1泊2日)
・県内の大学のみ; ・夏/冬2回に分け サテライトプラザ
国立能登青年の家
北陸大学・金沢星陵 て実施
県水産総合センター
大学・金沢大学・県 講義と体験学習
能登島事業所
立農業短期大学・北
能登島水族館
陸先端科学技術大学
県立歴史博物館
院大学の留学生/日
金沢市キゴ山
本人学生
ふれあいの里研修館
夏コース 計28名
冬コース 計33名
・市民ボランティア
14
・シティカレッジ「金
沢 学 Ⅱ」
の講義およ
び体験学習
・「金沢学Ⅱ」
を履修
した学生は単位取得
7.4 .
「金沢学」
3年間の検討
各年度の金沢学の終了時には,参加者全員にアンケートおよび面接・座談会等を実施し,そ
の結果を次年度の科目の新設や採用および実施方法に生かすなどの改善を重ねてきた。平成14
∼16年度まで実施した
「金沢学」
について,開始時の目的がどのように達成されたか,あるいは
達成されつつあるか,に沿って検討を進める。
1)特色ある文化体験学習用のプログラムの適切性
各年度終了時に実施するアンケートの回答に見る限り,
「興味のある文化体験学習」
がいずれ
の年度も最も多い参加理由
(およそ半数∼65%以上)
となっていることから,学習動機を喚起さ
せ,学習者のニーズを捉えた文化体験プログラムが作成されたといえよう。また,実際の体験
学習後の評価も,
「とても満足」
「満足したほう」
が極めて高い割合
(90%)
である一方,少数では
あるが
「講義を聞くだけ
(の部分)
」
というのが不満である理由としてあげられている。特に日本
語力が十分ではない留学生にとって,難しい漢字や専門用語,また日本人であれば当然学習済
− 51 −
みの基礎知識を要する講義は,理解し難いものであったと思われる。しかし,理解を深めるた
めには,体験だけの学習では不十分であり,講義との組み合わせや事前学習の工夫を考えるこ
とが今後必要となる。
2)文化体験学習を通じた国際教育交流
日本人学生と留学生の相互理解をはじめ,講義・体験を共にした地域住民の方々との接触に
より,多文化共生の状況が出現した。最初の意図通り,
「金沢学」
を媒介として学習者全員の交
流が促され,お互いを理解する出会いの場が提供されたことになる。とりわけ留学生の自由記
述欄の多くには,興味ある体験学習とならんで学習者同士の交流に高い満足度を示している様
子が述べられている。代表的な記述を数例,以下に取り上げる。
「日本人の学生と交流をもつ良い機会になった。/一緒に参加した日本人の学生も,自分の国
の歴史や文化が更に理解できるし,また一緒に勉強した時に様々な国からの人は,他の国の人
と交流するチャンスがあるから友達ができるし,異文化が理解できるから金沢学のような活動
は本当にいいと思う。
」
(留学生)
「参加できて本当に良かった。金沢の歴史と文化に触れることができただけでなく,多くの友
人を作ることができた。/留学生の方々や地域の方々,そしてそれを支えてくださった多くの
方々に出会い,衣食住を共にする企画は,短期間でしたが私自身の中では大きな変化をもたら
したと同時に,人と触れあい交流する楽しさや,そこから学ぶことは計り知れないと感じた。
」
(日本人学生)
3)地域との連携と文化活動を通じた貢献
地域の大学間の連携や自治体との連携が重視されている現在,学生同士の交流をはじめ地域
と大学とが多次元で協力・交流することに本事業は文化活動を通じて,その機会を提供したこ
とになり,今後ともこの事業の継続が望まれる。また,金沢学に参加した学生たちを経由して,
地域の持つ文化的特徴は国内外に発信されたことになり,この地の文化が流布されることに貢
献することへと通じる。
なお,詳細は,報告書を参照されたい。
・「金沢学への招待」 平成14年度金沢大学地域貢献推進事業報告書 2003
・「金沢学への招待」 平成14年度金沢大学社会貢献推進事業報告書 2005
(引用:
「金沢学の計画と実践」
留学生センター紀要 第8号 2005)
− 52 −
Ⅱ 相談・指導部門の活動
2003年度∼2004年度の指導相談部門の活動は,
3領域に大別される。
すなわち,
「留学生の相談と指導」
を中心に,より適切な相談や指導には欠かせない諸
「調査」
や
「外部連携の構築」
が,この部門の主たる活動である。
(表−54参照)
表−54 相談指導部門の活動
拭 留学生の相談と指導
①留学生活全般に渡る相談とアドバイジング
・ 留学生自身から
・ 留学生を受け入れた研究室から
・ 学外から
②オリエンテーションの実施
・ 留学生対象
・ チューター対象
③指導教員との意見交換会の開催
④相談協力体制のための学内連携とネットワークの構築
指導教員・日本語教師・留学生専門教育教員・国際課/各部局学務係
チューター/ボランティア
法律アドバイザー・保健管理センター(ドクター/カウンセラー/看護師)
植 相談・指導と関連する調査研究・パンフレット/ガイドブックの作成と交流活動の企画
「留学生を知るためのガイドブック」
2004
「2002年 留学生生活実態調査」 2003
「チューターについての実態調査」 1999
「金沢大学帰国留学生の調査」 1999
教養的科目「多文化共生の時代を生きる」(留学生専門教育教員と担当)
殖 学外との連携
・ 国立大学留学生指導研究協議会
・ 他大学留学生センター
・ 地域との交流
「金沢学」
を通じた交流
県内の他大学の留学生・日本人学生との交流活動
支援組織との連携
− 53 −
1.留学生相談・指導
本部門の活動の中心を占めるのが
「外国人留学生の修学上・生活上の指導・助言」
であり,部
局配属の留学生受け入れに伴う専門教育教員と連係してその任にあたっている。増加する留学
生と共に,相談の内容も多岐に渡る。情報提供やアドバイジングから専門的なカウンセリング
まで,全ての相談を含めて平均すると,留学生センター・工学部・自然科学研究科・経済学部
のそれぞれの部局とも,1日平均2∼4件の相談を受けている。なお,本センターの相談件数は,
2003年度・2004年度ともおよそ650∼700件である。
1.
1.留学生の相談に関する活動状況
留学生からの相談内容は,
「修学上の問題」
「生活適応上の問題」
「経済的問題」
「身体・精神
的問題」
「その他」
の5領域に大別される。
「修学上の問題」
は,ほぼ一定数見られるが,その内
容として,
[大学院の進学に関わるもの/指導方針を巡る文化的差異/研究室の指導方針を含む
研究環境の問題/学力・語学力,チューターへの要望,等]
についての相談である。その他,
「日本の授業に対する要望」
「授業の選択や履修方法」
などが
「修学上の問題」
に含まれる。
「学位
の取得」
に関する教員・学生間の問題は,減少しては来ているものの,皆無ではない。
また,
「経済的問題」
では
[奨学金の選考を巡る問題/授業料免除,等]
がその内容であるが,
奨学金・授業料免除は,選考や決定の公平性を巡って毎年相談がある。それと同時に,
[奨学金
を受給できない/期待していた授業料免除が受けられない]
留学生たちの経済面を支えるため
の対策・アルバイト探し等,経済的対策の立て直しが次の段階の相談となって来る。大学では,
や
「金沢大学外国人留
緊急時の経済的な対応として,
「金沢大学・コマツ私費留学生奨学援助金」
学生緊急貸付金」
を整備し,留学生の経済的側面を支えている。
2004年度に目立った相談として,国際運転免許証に関するものがあげられる。国際運転免許
証の条件の誤解や,日本の運転免許証の書き換えについての理解を一層徹底させる必要性があ
り,オリエンテーションをはじめ,機会をとらえては留学生に連絡した。またこれまで同様,
自動車保険への加入は言うまでもない。
「身体的・精神的諸問題」
は,カウンセリング・教育相談・異文化理解についての専門性が必
要とされる内容である。
[カルチャー・ショック/ホームシック/スチューデント・アパシー/
ディプレッション/対人関係/アノレキシア・ネルボウザ]
などであり,問題の程度にもよるが
その解決には一定の期間を要し,専門的な対処を必要とする。これ以外の他の4領域の相談の
多くが,数回のアドバイスや解説,または聞き手となることで解決がなされるものとは対照的
である。更に,
「身体的・精神的諸問題」
は症状によって病院をはじめもっと専門的な機関へと
繋ぐ必要性も生じる。
「生活適応上の問題」
では,
[在留資格/日本での衣・食・住/アルバイト先でのトラブル.等]
があり,
「その他」
の内容で多くを占めるのは,留学生の家族の問題であるが,留学以前の海外
に居る段階から,専門領域や指導教員または留学後の奨学金について,メールによる問い合わ
せは増加傾向にある。
− 54 −
1.
2.生活指導オリエンテーションの実施
金沢大学で留学生活を始めるに当たり,必要な情報を提供することを目的として,4月・10月
の授業開始前に国際課と共に,それぞれ生活指導オリエンテーションを実施している。内容は
以下の①∼④である。
①留学生にとっていわゆる
「重要な他者」
となるスタッフ;留学生センター教員・各学部,研究
科の留学生受入れ教員・国際課職員,各学部留学生担当職員の紹介
②カウンセリング・アドバイジングなどの心身の健康に関する情報や授業料・奨学金・国民健
康保険・医療費補助など,留学生活全般に渡る情報
③学内
(外)
の留学生支援組織の紹介
④付属図書館など留学生の利用が多い学内施設の見学
なお,生活指導オリエンテーションは全学の留学生が対象である。
1.
3.指導教員懇談会
留学生を受け入れた日本人の側からの相談で最も多いものが,留学生の指導教員からのもの
である。一回限りの情報提供もあれば,複雑で時間を要する問題など相談内容は多岐に渡る。
指導教員は留学生にとっては最も
「重要な他者」
であり,学業・研究面以外の接触も多く,とり
わけ理系で学ぶ留学生にとってこの傾向は著しい。本センターでは,留学生の指導教員の方々
から寄せられた問い合わせに対して,共通に回答できる情報の提供と,留学生との指導の中で
体験された事柄についての意見を伺うために,指導教員懇談会を開催し,意見交換を行ってい
る。2003年度・2004年度とも,各3回ずつ実施し,留学生教育・相談指導の貴重な手掛かりを
得る事が出来た。会合の際の指導教員の意見の要約の例
(平成16年度)
を表−55に示す。
表−55 指導教員との意見交換会
平成16年度 留学生の指導教員意見交換会
9.15∼16 16:00∼17:00 於;角間/9.22 16:00∼17:00 小立野
先般実施いたしました3回の意見交換会で討論された事項について報告いたします。
先生方より提出された6項目とそれへの対応は,下記に記す通りです。今後の留学生指
導の参考として頂けたら,と存じます。
その1. 留学生の奨学金について,その推薦/選抜基準を明確にする必要があるのでは
ないか。もっと,透明性を高める事が必要ではないか。
→ ①奨学生への推薦基準について,ホームページに掲載する。
②上記の基準についてプリントしたものを,奨学金関係の書類を渡す事務窓口で
も手渡す。
その2. とりわけ私費留学生は,アルバイトをする必要に迫られているが,学内ででき
るアルバイトはないか。
→ 現在,工学部等の図書館
(時間外)
や生協食堂で,留学生は働いている。
大学内でできるアルバイトは,時間に追われる留学生にとってとても貴重であ
り,今後ともその機会を増やして行く必要がある。
− 55 −
その4. 理系大学院の留学生に限ってみると,研究室での日本語はほとんど必要としな
い。研究室以外の生活で用いる
「サバイバル日本語」
を開設してもらいたい。
→ 現在,留学生センターで開講している幾つかの日本語クラスのこともあり,
引き続き検討課題である。
その5. 国費留学生の初来日時に
「1.000ドル程度の用意」
とあるが,留学生の出身国に
よっては,お金の準備が難しいところがあり,もっと実態を踏まえた対応が求められる。
→ 実態を把握して,関係部局に対処してもらう。
その6. 留学生の国際運転免許証や日本での運転免許の書き換えについては説明され
ているが,日本で車を使用し,帰国の際,その車をどのように処理するかの説明が必要
である。
→ オリエンテーションでの伝達事項に加える。
その7. その他
・留学生のアルバイトには,
「資格外活動許可」
をはじめ,時間的な制限があるが,雇い
主にそうした制限を知らせる必要がある。
・研究室に配付される留学生関係の書類について,英語併記でお願いしたい。
・国費留学生受け入れの事務手続きの負担が,指導教員に掛っている状態を改善出来な
いか。
1.
4.学生相談への対応と学内協力体制の構築
留学生本人および留学生に関連する相談を担当するのが,留学生センター相談・指導部門で
ある。また,留学生の受入れに伴う教員
(留学生専門教育教員・海外交流室教員)
が配属されて
いる工学部・自然科学研究科・経済学部でも,学部の特色を踏まえた相談を行っている。留学
生へのカウンセリング・アドバイジングの適切性や専門性を保証するためには,教員どうしの
連携は不可欠であり,必要に応じて活発な連絡のやり取りがある。
増加する留学生と共に,相談の内容も多岐に渡る。情報提供やアドバイジングから専門的な
カウンセリングまで,全ての相談を含めて平均すると,留学生センター・工学部・自然科学研
究科・経済学部のそれぞれ部局とも,1日平均2∼4件の相談を受けている。キャンパスが二つ
に別れていることや留学生の問題の多様性を考慮して,週に2回は,非常勤のカウンセラーが
担当している。
また,一般に留学生の問題は,早期に発見し,対処することが肝要であるものの,留学生と
しての立場から生ずるためらい,またカウンセリングそのものに対する抵抗から,相談の場へ
と繋がる迄には時間がかかることが少なくない。従って留学生に関する情報の多くは,指導教
員,留学生の日本語の授業を担当する日本語教育部門の専任・非常勤の教員や留学生のチュー
ター・学生ボランティア,授業に関連する連絡をはじめ諸手続きのために接触する機会の多い
国際課・各部局の学務課のスタッフ,また保健管理センターをはじめとする医師・看護師から
もたらされる。これらの人々は,留学生の抱える問題の発見者であると同時に,留学生の問題
解決に向けてもキー・パーソンとなりうる人々であり,センター発足時から相談・指導部門と
は密接な連絡網を構築してきた。更に,法学部教員のボランティアによる法律アドバイザー体
− 56 −
制は1997年から正式に確立し,諸問題に対処してきた。2003年度から2004年度にかけては特に,
留学生の法的問題に関して多大な協力と支援および連携が必要となり,学内協力体制構築の適
切性が確認されることとなった。
1.
5.チューターの指導
新たに来日した留学生に対して,指導教員の指導のもとに,大学が選定したチューターによ
る個別的課外学習指導を行い,留学生の学習・研究の向上を図る目的の
「チューター制度」
につ
いて,その実質的な充実を目ざし,相談・指導部門を中心に検討を重ねてきた。
チューター活動を開始するに先立つチューター・オリエンテーションは,前期と後期のそれ
ぞれに4回ずつ,
2ヵ所のキャンパスで実施し,チューターの役割を理解し,適切なチューター
活動のために,その徹底を図っている。対象となる留学生のタイプやその留学目的によって,
チュータリングの内容も一義的には決められず,個々の留学生の留学状況に相応しい対応が求
められるからである。なお,チュータリングの過程で生じた問題点や疑問に対しては,電話や
メールによる情報提供やアドバイジング等を行い,チューターへのサポートと指導を行ってい
る。さらに,このような
「チューター制度」
以外のボランティア・チューターとして,自発的に
留学生の日本語学習の補助や,討論の場に加わる日本人学生のグループもあり,必要に応じて
彼らに対する情報提供やアドバイジング等も実施している。
2.留学生に関する調査研究
留学生に対して適切なるカウンセリング・アドバイジングを行うためには,留学生の実態を
正確に把握する必要がある。さらに相談指導全体に関わる必要な資料として,基礎的データや
情報の収集のため,ほぼ2年毎に様々な調査を行ってきている。これらの結果については,
「金
沢大学留学生センター紀要」
で公表する他,
「異文化間教育学会」
等で発表し,討論を重ねている。
また,留学生のカウンセリングやアドバイジング,チューター指導の手掛かりとしてその改善
に向けて活用するとともに,学内向けの冊子
(下記参照)
を作成し,留学生への理解を深めるた
めに配付した。
・
「留学生を知るためのガイドブック」
2004
・
「2002年 留学生生活実態調査」 2003
3.学外との連携・協力
留学生に対する相談指導を適切に行うためには学外の諸機関との連携・協力は欠くことの出
来ないものである。中でも代表的な組織として以下の2つを上げることができる。
1)国立大学留学生指導研究協議会
発足当初から現在まで,毎年5月に東京大学が主催する協議会と12月に大阪大学で開催され
る協議会はほぼ定例化しており,大学に設置されている留学生センター 相談・指導部門の教
員が一堂に会する良い機会となっており,各大学の近況報告を踏まえた貴重な学習の場となっ
ている。この協議会内での連係によって留学生教育がスムーズに行われている部分が予想以上
に大きい。さらに,メーリングリストによる呼び掛けや問題提起・質問などは,極めて信頼す
べき大切な情報源である。
− 57 −
2)地域交流推進会議
金沢大学が位置する地域には,大学以外にも留学生を支援する多くの団体がある。地域にあ
る幾つかの大学を中心に,官民一体となって留学生受入れの体制を整えるための組織として地
域交流推進会議があり,地方自治体,経済団体,国際交流団体などから構成されている。定期
的に開催される地域交流推進会議には相談指導部門も出席し,地域の留学生支援の状況の把握
に務めている。
4.その他;学外からのアプローチとその対応
異なる文化的背景を持つ留学生本人と,そのような留学生と接することの多い相談指導部門
が把握している事柄について,情報の提供を学外から求められることが多い。具体的には,次
の3形態がある。
①留学生および留学生教育,国際化・国際交流,異文化理解教育に関連した情報提供のため,
石川県・金沢市・留学生支援団体が主催する研修会等の講師。
②自治体が主催するシンポジウムへ,通訳・シンポジストとして,また公立学校で行われてい
る国際理解教育へ留学生を講師派遣。
(経済的側面からは,留学生のアルバイトの創設と見るこ
とが出来る)
③国内外の会社からの,留学生への通訳・翻訳依頼への対応。
− 58 −
Ⅲ センター企画事業
1.センター留学生実地見学旅行
1)平成15年度 実地見学旅行
実施目的:外国人留学生を対象として,日本の伝統文化遺産の見学を通して日本の美術文化・
建築文化に触れさせ,日本の歴史,及び伝統文化についての理解を深めること
実施期間:2003年11月5日∼6日
(1泊2日)
見学先・見学内容:京都御所,金閣寺,龍安寺,二条城,三十三間堂,平安神宮,清水寺
参加人数:71名
(主に留学生センター所属学生)
2)平成16年度 実地見学旅行
実施目的:ユネスコ世界遺産として世界に名を轟かせる京都の諸名所や国宝彦根城などの日本
の文化遺産の見学,並びに伝統工芸の実体験を通して,日本の歴史・文化について
学ぶこと
実施期間:2004年11月4日∼5日
(1泊2日)
見学先・見学内容:銀閣寺,西陣織体験,平安神宮,清水寺,龍安寺,金閣寺,嵯峨野
(祇王寺,
落柿舎)
彦根城,玄宮園
参加人数:43名
(主に留学生センター所属学生)
2.外国人留学生スキー講習会・交流会
1)平成14年度金沢大学スキー講習会・交流事業
石川県石川郡尾口村,東二口歴史民俗資料館にて重要無形民俗文化財
「文弥人形浄瑠璃」
観賞と
交流
スキー講習 尾口村白山一里野温泉スキー場
実施期間:2003年2月14日∼15日
参加学生:留学生 47人 日本人学生 5人
2)平成15年度金沢大学スキー講習会・交流事業
石川県石川郡尾口村,東二口歴史民俗資料館にて重要無形民俗文化財
「文弥人形浄瑠璃」
観賞と
交流
スキー講習 尾口村白山一里野温泉スキー場
実施期間:2004年2月19日∼20日
参加学生:留学生 52人 日本人学生 5人
3)平成16年度金沢大学スキー講習会・交流事業
石川県石川郡尾口村,東二口歴史民俗資料館にて重要無形民俗文化財
「文弥人形浄瑠璃」
観賞と
交流
スキー講習 尾口村白山一里野温泉スキー場
− 59 −
実施期間:2005年2月21日席∼22日惜
参加学生:留学生 76人 日本人学生 3人
3.海外留学フェア,海外留学希望学生に対する説明会
金沢大学では,海外との学生交流促進のための取り組みとして,毎年,
「海外留学フェア」
「派遣留学説明会」
「派遣留学報告会」
を開催している。表−56∼58は,これらの内容をまとめた
ものである。
平成16年度には,海外への学生派遣のための新たな取り組みとして,本学交流協定校である
アメリカ合衆国タフツ大学
(Tufts University)
夏期英語研修プログラムへの学生派遣を開始し
た。これに伴い,参加学生による報告会を開催した
(表−59)
。また,派遣留学相談体制の整備
(Web上の派遣留学相談室・派遣留学相談アワーの開設,TOEFL受験アドバイス法の検討等)
,
事務局2階留学情報コーナー(事務局2階)
の整備・拡充,交流協定校およびUMAP参加校に
関する情報提供体制の大幅な整備,留学準備クラスの整備など,多岐にわたる作業を行った。
表−56:海外留学フェア
平 成 15 年 度
平 成 16 年 度
日 時
6月17日惜,18日戚
2日間
両日とも10:00∼17:00
6月1日惜∼4日昔
4日間
各日とも12:00∼17:00
場 所
角間キャンパス
大学会館大集会室
角間キャンパス
大学会館大集会室
協定校ブ ース担
44名
当留学生数
チャットコーナー
12名
担当留学生数
39名
16名
来場者数
240名(延べ人数)
204名(延べ人数)
その他
アンケート実施
アンケート実施
表−57:派遣留学説明会
日 時
(場所)
説明者等
平 成 15 年 度
平 成 16 年 度
6月25日戚
6月14日席
(角間キャンパス総合教育棟A3講義 (小立野キャンパス工学部22講義室)
室)
6月15日惜
6月26日斥
(角間キャンパス総合教育棟A4講義
(小立野キャンパス工学部22講義室) 室)
7月1日惜
両日とも17:00∼18:30
(角間キャンパス総合教育棟A3講義
室)
7月3日斥
(小立野キャンパス工学部22講義室
各日とも17:00∼18:00
留学生センター長
留学生交流小委員会委員長
留学生センター教官
留学生課留学生交流係
− 60 −
留学生センター長
留学生センター教員
国際課留学交流係
留学体験談報告 4名
5名
者数
(派 遣 先 大 (北京師範大学・ニュヨーク州立大学 (北京師範大学・タフツ大学・ニュ
学)
バッファロー校・ニュヨーク州立大 ヨーク州立大学バッファロー校・釜
学ニューポルツ校・レーゲンスブル 山国立大学)
ク大学)
出席者数
101名
44名
表−58:派遣留学報告会
平 成 15 年 度
1月28日戚
16:30∼18:30
角間キャンパス・総合メディア基盤
センタープレゼンテーション室
(2
F)
平 成 16 年 度
1月28日昔
16:20∼18:00
角間キャンパス
大学会館大集会室
参加者
派遣留学経験者(報告者) 6名
平成16年度派遣留学予定者
留学生委員会委員
留学生センター委員会委員
留学生センター長
外国語教育研究センター長
その他関係教官・学生
留学生課留学生交流係
派遣留学経験者(報告者) 7名
平成17年度派遣留学予定者
留学生センター長
外国語教育研究センター長
国際委員会委員
その他関係教員・学生
国際課留学交流係
報告内容
・大学の雰囲気や授業について
・寮生活,治安など生活全般につい
て
・派遣留学をしてよかったこと
・留学中大変だったこと
・留学前の準備について
・その他,アドバイス 等
・大学の雰囲気や授業について
・寮生活,治安など生活全般につい
て
・派遣留学をしてよかったこと
・留学中大変だったこと
・留学前の準備について
・その他,アドバイス 等
日 時
場 所
表−59:タフツ大学サマースクール夏期英語研修プログラム報告会
日 時
平 成 16 年 度
11月17日戚 16:20∼18:00
場 所
角間キャンパス事務局第一会議室(2F)
参加者
タフツ大学サマースクール夏期英語研修プログラム参加者(報告者) 4名
留学生センター長,留学生センター教員,その他関係教員,国際課職員
・大学の雰囲気や授業について
・寮生活,治安など生活全般について
・その他,よかったこと,大変だったこと,改善点 等
報告内容
4.ランチョンセミナー「国際交流月間」
大学教育開発・支援センターが行っているお昼休み中お弁当を食べながら聞く講演会シリーズ「ラ
ンチョンセミナー」
の5月分を国際交流に当てた
「国際交流月間」
を2004年5月に実施した。この企
画は大学教育開発・支援センター,
留学生センター,
外国語教育センターの合同のイベントとして実
施した。
回を重ねる毎に参加者が増え,
大学内に小さな国際交流熱が沸き起こった。
− 61 −
実施目的:主として日本人学生に,諸外国や文化の事情に目を向けてもらい,国際社会に対す
る認識を深めると同時に,自らの社会・文化を再認識する機会を与えること
実施期間:2004年4月30日∼5月31日
(計19回)
実施時間:12:10∼12:40
プログラム構成:
1)身近に存在する国際社会の紹介:留学生による自国文化の紹介,
ドラマ発表,
研究発表など
2)国際的な
(交流)
事業とそれらが秘めている将来の活躍の場としての可能性の提示:トヨ
タ,JICA,UNESCOなどの紹介
3)上記の
(交流)
活動への参加方法の提示:派遣留学の方法,派遣留学体験談,国際交流 サー
クルの体験談など実施内容は次項の表の通りである。
5.角間フレンドシップランチョン
留学生と日本人学生に,お昼休み中お弁当を食べながら,自由に話し合い,気楽に交流でき
る場を提供する目的で,学生主体の交流サロンとしての
「フレンドシップランチョン」
を留学生
センターと大学教育・開発支援センターの合同企画として開催した。参加メンバーが固定して
いる国際交流サークルとは異なる交流の場として徐々にではあるが,定着しつつある。
実施目的:相互交流の場の提供により,金沢大学で学ぶ日本人学生と留学生の交流を促進し,
学生主体の国際交流活動のきっかけを作ること
2004年前期
実施期間:2004年5月17日より開始
実施時間:月∼金 12:10∼12:40
2004年後期
実施期間:2004年11月8日より開始
実施時間:毎週月曜日及び木曜日 12:10∼12:50
− 62 −
ランチョンセミナー国際交流月間 時間:12:1012:35 場所:総合教育棟2FA1教室
日程
4/30昔
5/6斥
5/7昔
5/10席
5/11惜
5/12戚
5/13斥
5/14昔
5/17席
5/18惜
5/19戚
担当者
中山謙二(留学生センター長)
タイトル
「異文化理解のために
―国際交流月間を前に―」
ペトラ・ブリアーンコヴァー(日研生),「ヨーロッパの鼓動:チェコ」
ハナ・ゾバロヴァー(文学研究科研究生)
アカ・エボケレ(自然科学研究科博士後期 「コートジボワールの文化」
課程)
堀井 祐介(大学教育開発・支援センター 「北欧の人々の暮らし―デンマークを中
助教授)
心に―」
林勇二郎(学長)
「金沢大学と国際交流」
冨田勝
(トヨタ部品石川共販株式会社社 「世界のトヨタを支える人達」
長)
近藤美紀(国際協力機構
(JICA)国際交流 「隊員の目から見た国際協力―マーシャ
推進員)
ルから ヤコエ(こんにちは)!―」
ティム・ヒューイット(日研生),チュー・ A Comparison of Campus
アンナ(日研生)ティム(KUSEP生)
Lives;Australia and Japan
イガ・ホドロフスカ
(日研生),コンラッ 「EU加盟国としてのポーランド」
ド・ルジツキ(日研生)
田中譜美
(文学研究科1年),瀬戸垣裕子 「派遣留学を体験して」
(文学部4年)馳 亮太(医学部6年)
プラデュンナ・ダーヴィリカル(教育学研 「統一性の中に見る多様性と同調性
究科研究生),ヴィバワリ・デシャパンデ ―インドと日本の比較―」
(KUSEP生)
川畑 松晴(金沢学院大学教授)
「2004年アジアフォーラムについて」
斉木麻利子
(留学生センター助教授),林 「あなたも留学してみませんか?
5/21昔
明美(国際課留学交流係係長)
―金沢大学生が留学する方法―」
「中国人留学生の目で見た中国と日本」
5/24席 陸 芸娜(日研生),賈 卓(日研生)
ボムセ,禹,朴(韓国),宝(中国),ヴィ 留学生によるドラマ発表
(イ ン ド),ナ ナ(タ イ),テ ィ ム
5/25惜 バ ワ リ
(オーストラリア),メリッサ(アメリカ)
5/20斥
5/26戚
5/27斥
5/28昔
5/31席
大薮加奈 (外国語教育研究センター助 「留学のための英語」
教授)
石川県ユネスコ協会青年部 小林 由 「スタディーツアーの報告」
ともだち
「留学生と友達になろう」
,ティム(オーストラリ 研究発表「五か国語の色彩表現」
ペトラ(チェコ)
ア),バジム(ロシア)
,朴(韓国),陸(中
国)
6.研究会,勉強会の開催
留学生センターが企画・実施した研究会は以下のとおりである
(開催時期の順にしたがって記
す)
。
− 63 −
1)日本語教育短期研修
「日本語教育における文法の役割」
(金沢大学留学生センター・国立国語
研究所共催)
開催日時:2003年12月14日隻 10:30∼16:30
開催場所:金沢大学サテライト・プラザ集会室
対 象 者:日本語教育に関心のある人
趣 旨:
「日本語教育に役立つ文法とはどういうものか」
,
「日本語教育のための文法について
考えるためには,何をどのように勉強する必要があるのか」
について考えると共に,
参加者から提起された文法についての具体的な問題について一緒に考える。
講 師:井上優
(国立国語研究所)
,白川博之
(広島大学)
,フォード丹羽順子
(佐賀大学)
講演内容:1.「日本語教育に役立つ文法とは」
(白川博之)
2.「
『文法』
をどう勉強するか」
(井上優)
参加人数:75名
2)平成15年度日研生教育改善研究会
開催日時:2004年3月1日席 13:00∼18:00
開催場所:金沢大学本部4階 第1会議室
趣 旨:日本語・日本文化研修生に対する教育の内容,及び課題について検討すると共に,
各大学における実施例について具体的な情報交換を行うことによって,日本語・日
本文化研修生に対する教育の改善を図る。また,日研生のニーズ,国費留学制度と
して日研生プログラムに求められている教育内容・役割などについて検討しながら,
「日研生像」
,プログラムの目指すべきものなどについて検討する。更に,ニーズに
合った教育を実現するために各大学で個別に行われている特色のある教育試みを取
り 上げ,それらについての情報共有を図る。
参 加 者:平尾得子
(大阪外国語大学)
,因京子
(九州大学)
,森眞理子
(京都大学)
,佐藤勢紀子
(東北大学)
,李澤熊
(名古屋大学)
,丸山千歌
(横浜国立大学)
,ルチラ・パリハワダ
ナ
(金沢大学)
3)講演会「文法体系と言語外現実・視点との接点」
開催日時:2004年3月9日惜 14:00∼18:10
開催場所:金沢大学総合教育棟2階大会議室
趣 旨:話し手は言語を媒介して言語外現実を捉え,表現する。故に,言語は話し手の言語
外現実の捉え方を基礎づけ,制約すると考えられる。その一方で,言語外現実 から
変容・変化を強いられもする,といった相互関係にある。
「視点」
,及び
「モダリティ」
を切り口にしながら,言語と言語外現実の相互関係に迫る。
講 演 者:金水敏
(大阪大学)
,工藤浩
(東京外国語大学)
講演内容:1.「文脈と視点---"準備"を手がかりに---」
(金水敏)
2.「場面・段落における文の機能−いわゆるモダリティをめぐって−」
(工藤浩)
参加人数:45名
− 64 −
4)平成15年度日韓プログラム情報交換会
開催日時:2004年3月12日昔 10:00∼16:55
開催場所:金沢大学総合教育棟1階 小会議室
趣 旨:日韓プログラムは当初予定の10年計画の中間点を迎えようとしている。また,16年
度末には第1期生が学部卒業を迎えるとともに,大学の独立行政法人化を前にして
プログラム全体の中間的な検証が必要な時期に差し掛かったと言える。そこで,金
沢大学工学部の留学生教育に携わった経験があり,現在は鹿児島大学留学生セン
ターで日韓プログラムを担当する畝田谷桂子氏と情報・意見を交換することによっ
て,金沢大学における日韓プログラムの今後の方針を考える。
参 加 者:畝田谷桂子
(鹿児島大学)
,中山謙二
(金沢大学)
,太田亨
(金沢大学)
5)研究会「日本語教育における日・中・韓対照研究の役割−文法研究の立場から−」
開催日時:2004年3月13日析 10:00∼15:00
開催場所:金沢大学総合教育棟2階大会議室
対 象 者:金沢大学教官,非常勤講師,学生
趣 旨:日本語,中国語,韓国語の文法中に観察される共通の事項ならびに異なる事項の両
者について学び,また,その重要性を認識することにより,日本語教育への見識を
深める。
講 師:井上優
(国立国語研究所)
参加人数: 20名
6)2004年度第1回アカデミックプレゼンテーション研究会
開催日時:2004年6月28日席 11:00∼15:00
開催場所:金沢大学総合教育2階大会議室
趣 旨:アカデミックプレゼンテーションに必須の表現,インタビュープロジェクトのプレ
ゼンテーションに必要となる指導項目
(統計処理を中心に)
,及びアカデミックプレ
ゼンテーションにおけるノンバーバル面の指導について考える。
(富山大学)
,岡沢孝雄
(金沢大学)
,三浦香苗
(金沢大学)
参 加 者:深澤のぞみ
7)2004年度第2回アカデミックプレゼンテーション研究会
開催日時:2004年8月1日隻10:00∼16:00,8月2日席10:00∼16:00
開催場所:金沢大学留学生センター講師室,金沢大学総合教育棟2階大会議室
趣 旨:アカデミックプレゼンテーションの指導項目の概要,及びアカデミックプレゼン
テーション英語版について考える。
参 加 者:深澤のぞみ
(富山大学)
ヒルマン小林恭子
(在米国,元金沢大学)
,岡沢孝雄
(金沢大学)
,
三浦香苗
(金沢大学)
8)平成16年度 日研生教育改善研究会
開催日時:2005年3月11日昔 13:00∼17:30
− 65 −
開催場所:金沢大学本部4階 第1会議室
趣 旨:日本語・日本文化研修生に対する教育の内容,及び課題について検討すると共に,
各大学における教育試みについて具体的な情報交換を行うことによって,日本語・
日本文化研修生に対する教育の改善を図る。また,日研生プログラムを開催してい
る全国の主な大学の連携体制を一層強めながら,プログラムの自己点検を行い,そ
の成果を今後の教育の改善に生かす目的で,参加大学の合同追跡調査プロジェクト
を立ち上げる。
参 加 者:平尾得子
(大阪外国語大学)
,岩井康雄 大阪外国語大学)
,清水百合
(九州大学)
,森
眞理子
(京都大学)
,佐藤勢紀子
(東北大学)
,浮葉正親
(名古屋大学)
,石原淳也
(広島
大学)
,ルチラ・パリハワダナ
(金沢大学)
7.その他
1)ジャパンテント
日本全国で学ぶ世界各国から留学生を石川県に招き,県下全域で交流を図る
「JAPAN TENT」
が昭和63年から行われている。金沢大学留学生センター所属の教員や国際課職員が平成13年度
から
「JAPAN TENT夏期大学金沢職人大学校」
の一環として
「日本武道の体験・杖道」
を実施した。
日本文化をよりよく理解し体得するためには,武道を体験させることが良い手段であると確信
しているからである。
人)第16回JAPAN TENT 世界留学生交流・いしかわ2003 (2003年8月1日∼8月8日)
「日本武道の体験・杖道」
日 時:2003年8月6日
講 師:ビットマン ハイコ金沢大学留学生センター助教授
仁)第17回JAPAN TENT 世界留学生交流・いしかわ2004(2004年7月30日∼8月6日)
「日本武道の体験・杖道」
日 時:2004年8月4日
講 師:ビットマン ハイコ金沢大学留学生センター助教授
2)国際交流ワークショップ
2003年度は石川県立金沢西高等学校,2004年度は同校及び石川県立金沢桜ヶ丘高等学校で実
施された国際交流・異文化理解ワークショップに留学生が参加し,自国文化の紹介や高校生と
のディスカッションなどを行った。これらのワークショップへの参加は国際理解を促進する点
において重要であり,その上大学生と高校生の交流の場としても大変貴重であると思われる。
更に,留学生にとって日本社会に多少なりとも貢献できる機会であると思われる。
各ワークショップの詳細は以下の通りである。
人)2003年度
石川県立金沢西高等学校 国際交流ワークショップ
実 施 日:2003年11月15日
参 加 者:高校1年生約320名,金沢大学留学生27名
(11ヶ国)
「衣食住」
及び
「学校生活」
についての高校生による発表,留学生
活動内容:1. 分科会にて
− 66 −
による自国の
「衣食住」
「学校生活」
の紹介,日本と諸外国との相違点・類似点の比較 2. グ
ループ別に料理,スポーツ,文化体験などのアクティビティ 3. 全体会にてまとめ
仁)2004年度
石川県立金沢桜ヶ丘高等学校 異文化交流ディスカッション
実 施 日:2004年7月7日
参 加 者:高校2年生約360名,金沢大学留学生18名
(10ヶ国)
活動内容:1.クラス別の異文化交流ディスカッション
(テーマ:日本の高校生活,携帯電
話の功罪,日本の国際貢献,日本の漫画・アニメ,日本のスポーツ状況,日本
の親子関係,日本社会の特色,良いテレビ番組とは?,年齢制限の合理性 2.
全体会:各クラスによる報告
石川県立金沢西高等学校 国際交流ワークショップ
実 施 日:2004年11月20日
参 加 者:高校1年生約320名,金沢大学留学生23名
(13ヶ国)
活動内容:1.分科会にて
「学校生活」
「環境問題」
についての高校生による発表,留学生に
よる自国の
「学校生活」
「環境問題」
の紹介,日本と諸外国との相違点・類似点の
比較 2.グループ別に料理,スポーツ,文化体験などのアクティビティに
参加 3. 全体会にてまとめ
3)留学生の茶器展
内 容:金沢大学短期留プログラム
(KUSEP)
の授業科目の一つ
「日本文化体験」
では留学生
が石川県内の伝統文化実践の現場を訪れ,自らの手で触れ身体を動かすことによっ
て日本文化を理解することを目標にいる。授業の一環として留学生が大樋年雄氏の
指導の下,大樋焼きの茶器を作り,作品展を催した。
場 所:石川国際交流サロン
実施期間:平成13年度 2003年3月8日∼16日
平成14年度 2004年6月23日∼7月3日
出 展 者:
(平成13年度)Sofi Andriani(バンドン工科大学)
,Suwansing Phakorn(キングモン
クット工科大学)
,Ittiravivongs Achapan(チュラロンコン大学)
,Marathe Smita
Madhav(プネー大学)
,Kim Ji Man(東亜大学)
,Jeon Sung Kyung(釜山国立大学)
,
,
Lim Young Jae
(湖
Jin Eun Kyoung
(釜山国立大学)
,
Shin Sang Hoon(湖西大学)
西大学)
,Vo Anh Tuan(タフツ大学)
,Hovey Jacqueline G.(ニューヨーク州立大学
バッファロー 校)
,Chen Pei Chun(ニューヨー ク州 立 大 学 ニュー ポ ル ツ 校)
,
Perricone Nathaniel Gregory(ニューヨーク州立大学ニューポルツ校),Harris
Melanie Maria(オーストラリア国立大学)
,Farinian Yerann Teral(南オーストラリア
大学)
,Smyth Caoimhe Maria(ダブリンシティー大学)
,Kajava Juha Tuomas(ユバ
スキュラ大 学)
,Bauer Eva Anemone(レ ーゲン スブ ル ク大 学)
,Rademacher
Christoph Walther(ジーゲン大学)
,Mueller Sabine Desiree(ジーゲン大学),
Mitasova Lubica(スロバキア工科大学)
(平成14年度)
徐 艶梅
(蘇州大学)
,王 南
希
(蘇州大学)
,Kwak Bom Sae(東亜大学)
,Park Jeong Ha(釜山国立大学)
,Kim
− 67 −
Young-Soo (湖西大学)
,Narissara Chalermchaichan (チュラロンコン 大学)
,
Weerasamorn Boonsompopphan(キン グ モ ン クット工 科 大 学)
,Deshpande
Vibhavari Arvind(プネー大学)
,Penny Rappa(ニューヨーク州立大学バッファロー
校)
,Matthew David Shufelt(ニューヨーク州立大学バッファロー校),Kenneth R.
Giese
(ニューヨーク州立大学バッファロー校)
,
Richard D. Windmuller
(ニューヨーク
州立大学ニューポルツ校),Timothy Stephen Ayling(オーストラリア国立大学)
,Esa
Kristian Kaihlanen(ユバスキュラ大学),Rainer Koreasalo (ユバスキュラ大学)
,
Christian Huttner(ジ ーゲン 大 学)
,Joseph Meenan(ダブリンシ ティー大 学)
,
Kovac Michal
(スロバキア工科大学)
,
Simon Protic
(リバプール ジョンモアズ大学)
4)課外活動の実施
留学生の日本文化理解を深めるため,課外活動として留学生を主な対象として茶道教室,書
道教室を開いた。週一回2時間の稽古を計10∼16回,春学期及び秋学期に実施した。
人)茶道教室
場所:角間ゲストハウス和室
実施期間
実施回数
参加学生
指導
平成13年度秋 2001年11月6日∼2002年2月26日
10
留学生10名
村田泰恵
平成14年度春 2002年4月16日∼2003年7月23日
15
留学生15名
村田泰恵
平成15年度春 2003年5月7日∼2003年7月30日
13
留学生15名
松井宋貴
平成15年度秋 2003年11月20日∼2004年2月12日
10
留学生15名
松井宋貴
平成16年度秋 2004年4月24日∼2004年7月29日
14
留学生15名
松井宋貴
平成16年度秋 2004年10月28日∼2005年2月10日
13
留学生15名
松井宋貴
実施期間
実施回数
参加学生
指導
平成13年度秋 2001年11月6日∼2002年2月26日
14
留学生15名
問谷元子
平成14年度春 2002年4月17日∼2002年7月31日
16
留学生15名
問谷元子
平成14年度秋 2002年10月22日∼2003年2月18日
13
留学生15名
問谷元子
平成15年度春 2003年4月15日∼2003年7月22日
15
留学生20名
問谷元子
平成15年度秋 2003年10月22日∼2004年2月18日
13
留学生15名
問谷元子
平成16年度春 2004年4月20日∼2004年8月3日
15
留学生15名
問谷元子
平成16年度秋 2004年10月12日∼2005年2月15日
15
留学生15名
問谷元子
仁)書道教室
場所:角間ゲストハウス
− 68 −
Ⅳ 教員の研究活動・業績・社会活動
岡沢孝雄
<学術論文>
1)A crab-hole mosquito, Ochlerotatus baisasi, feeding on mudskipper (Gobiidae:
Oxudercinae) in the Ryukyu Islands, Japan. Okudo, H., Toma, T., Sasaki, H.,
Higa, Y., Fujikawa, I., Miyagi, I. and Okazawa, T. Journal of the American
Mosquito Control Association, 20:134−137, 2004
<報 告>
1)学生による金沢大学短期留学プログラムの評価と評価に関与する要因.岡沢孝雄,ビット
マン ハイコ.金沢大学留学センター紀要 6:67−82,2003
2)金沢学の計画と実践.松下美知子,岡沢孝雄,野田敏美.金沢大学留学生センター紀要第
8:97−108,2005
<口頭発表>
1)沖縄におけるカニアナヤブカOchlerotatus baisasiの生態III 成虫の日周期活動. 岡沢
孝雄,奥土晴夫,藤間孝子,比嘉由紀子,宮城一郎.
(衛生動物学会 大分 2003年4月)
2)ソロモン諸島におけるマラリア媒介蚊,Anopheles farautiとAn. punctulatusの幼虫の生
存率.岡沢孝雄. (衛生動物学会西日本支部大会 金沢 2003年11月)
3)マラリア媒介蚊Anopheles farautiとAn. punctulatusの体の大きさと卵のサイズ.岡沢孝
雄.
(衛生動物学会 福井 2004年4月)
三浦香苗
<学術論文>
1)三浦香苗:口頭発表する
『内容』
をもたせるための指導法―日本語初級レベルでのアンケー
ト調査プロジェクト. 金沢大学留学生センター紀要 7:1−17, 2004
2)三浦香苗:教養教育の
『日本事情:多文化ディスカッション』
授業研究. 金沢大学留学生セ
ンター紀要6:31−47, 2003
<実践報告>
1)三浦香苗:専門への橋渡しとしての口頭研究発表プロジェクト. 専門日本語教育研究第5
号 No.5,専門日本語教育研究会 70,2003
<パネルディスカッション報告書>
1)三浦香苗:パネルディスカッション
「問い直す!留学生センターの現況と方向性」
『第19回
国立大学日本語教育研究協議会報告書』, 2004
− 69 −
<所属学会>
日本語教育学会
(評議員2003年5月∼)
,専門日本語教育学会,日本語教育方法研究会
八重澤
(松下)
美知子
<著 書>
1)親・教師の子供観を見直す
(分担執筆)
−
「良い子期待」
から
「個性・多様性」
の尊重へ−.
「児童心理」
3 金子書房 2003
2)三田論文
「独立意識から見た女性の自己の発達」
へのコメント青年心理学研究 第16号 37−40 2004
<発表論文>
1)帰国を控えた短期滞在留学生の面接調査
(共著)
−先行研究との比較による検討−
金沢大学留学生センター紀要 vol.6 55-65 2003
2)外国人留学生の受入れに関する研究
(11)
(共著)
異文化間教育学会24回大会発表抄録 56-57 2003
3)留学満足度に関する事例研究
(共著)
異文化間教育学会24回大会発表抄録 54-55 2003
4)進路の選択と決定に関する研究
(12)
(共著)
−職業観の発達;ジェンダーの視点から−
日本教育心理学会第45回総会発表論文集 688 2003
5)進路の選択と決定に関する研究
(13)
(共著)
−キャリア教育の視点から−
日本教育心理学会第45回総会発表論文集 689 2003
6)進路の選択と決定に関する研究
(14)
(共著)
−教職志望大学生の職業と関連する意識について①−
日本教育心理学会第46回総会発表論文集 418 2004
7)進路の選択と決定に関する研究
(15)
(共著)
−教職志望大学生の職業と関連する意識について②−
日本教育心理学会第46回総会発表論文集 419 2004
8)金沢学の計画と実践
(共著)
金沢大学留学生センター紀要 vol.8 97-108 2005
<報 告 書>
1)金沢大学 2002年金沢大学留学生生活実態調査 報告書
留学相談・指導専門委員会/留学生センター 2003
2)留学生を知るためのガイドブック
−2002年金沢大学留学生生活実態調査の分析と考察−
留学相談・指導専門委員会/留学生センター 2004
3)男女共同参画に関する金沢市職員・教職員意識調査結果報告書
− 70 −
「調査の分析と考察」
金沢市役所市民生活部男女共同参画室 2004
4)平成16年度 留学生交流研究協議会報告書(中部・近畿地区)
文部科学省・独立行政法人教員研修 センター・福井大学 2004
5)
「金沢学への招待」 平成14年度金沢大学地域貢献推進事業報告書 2003
6)
「金沢学への招待」 平成14年度金沢大学社会貢献推進事業報告書 2005
<招待・基調講演>
1)
「多文化間カウンセリングの方法と課題」
(筑波大学大学院心理学特講)筑波大学大学院 2003
2)
「異文化間カウンセリングの方法」 平成15年度 第9回 日本語教育学会研究集会(講
演)2003
3)
「外から見た日本の学生・教育」 平成16年度石川県市町村教育委員会連合研究大会
石川県教育委員会・石川県市町村教育員会連合会 2004
1.
「日越国際交流フォーラム'03」 蹟アイ・社会文化推進事業団主催,北陸ベトナム友好協会
共催 2003
2.男女共同参画出前講座 (石川県人権擁護委員連合会/男女共同参画社会推進委員会 対
象)
金沢市男女共同参画室 2003
3.男女共同参画
「まちかど参画トーク」 (大学生部門)
石川県県民文化局男女共同参画課 2003
4.男女共同参画
「まちかど参画トーク」
(中学・高校生部門)
石川県県民文化局男女共同参画
課 2003
5.留学生国際シンポジウム 「日本海交流の試み」
第16回 JAPAN TENT 2003
6.
「女性のライフサイクル心理学」金沢大学教育開放センター 出前講座
(七尾市生涯学習課
平成15年度 主事研修会) 2003
7.男女共同参画地域トップセミナー・パネルディスカッション(コーディネーター)
石川県男女共同参画課・野々市町生涯学習課 2004
8.
「世界各国のジェンダー事情」
基調講演・コーディネーター
七尾市総務部男女共同参画課 2004
9.
「男女共同参画社会の実現」 北陸農政局総務部 2003/2004
10.
「男女共同参画社会について」 税務大学校 2003/2004
<地域・社会貢献>
1.男女共同参画社会を進めるシンポジウム(コーディネーター)
金沢市男女共同参画室 2003
2.成人教育講座 味噌蔵公民館 講師 2003
3.石川県看護師研修会・中堅保育士Ⅱ研修会 講師 2003
4.金沢市男女共同参画出前講座 講師 金沢市 2003/2004
− 71 −
5.金沢市こども福祉課 ジェンダー研修会 講師 2003/2004
6.金沢ボランティア大学校 講師 2003/2004
<学 会>
日本心理学会,日本教育心理学会,日本青年心理学会
(編集委員1995)
,日本カウンセリング
学会,異文化間教育学会,北陸心理学会,国立大学留学生指導研究協議会
(幹事1997−2001,編
集委員1999)
・
「学校心理士」
第99143号
(資格更新)
学会連合資格
「学校心理士」
認定運営機構 2004.10
<社会活動>
1.石川工業高等専門学校セクシャル・ハラスメント防止委員会委員
2.石川県教育委員
3.石川県男女共同参画審議会委員
4.いしかわ自然学校アドバイザー会議委員
5.蹟いしかわ女性基金・理事
6.金沢市社会教育委員
7.金沢市男女共同参画審議会委員
8.金沢市男女共同参画審議会専門委員会委員
長野ゆり
<学術論文>
1)峯正志・長野ゆり.日本語教育に関するニーズ調査結果.金沢大学留学生センター紀要 7:59−73,2004.
3
2)長野ゆり・峯正志.金沢大学で学ぶ学部留学生の学習上の問題点に関する聞き取り調査.
金沢大学留学生センター紀要 8:74−96,2005.
3
峯 正志
<学術論文>
1)峯正志・長野ゆり.日本語教育に関するニーズ調査結果.金沢大学留学生センター紀要 7:59−73,2004.
3
2)長野ゆり・峯正志.金沢大学で学ぶ学部留学生の学習上の問題点に関する聞き取り調査.
金沢大学留学生センター紀要 8:74−96,2005.
3
<辞典項目>
1)
「シュメール語」
『古代オリエント事典』
岩波書店 2004年12月 p.527
<学術・社会的活動>
日本言語学会,日本オリエント学会,日本教育工学会,日本語教育学会
(研究集会委員会北陸
− 72 −
地区委員2003.7∼)
,西日本言語学会
(運営委員)
.
斉木麻利子
<現在の研究テーマ>
1)言語と音楽のインターフェイス
2)語彙機能文法理論
(Theory of Lexical-Functional Grammar)
3)与格の類型論的研究
<講 演>
1)
「コミュニケーション英語とは」
,石川県立金沢錦丘中学校・高等学校, 2005年3月17日.
2)"How to Improve your Japanese," 平 成16年 度 外 国 語 指 導 助 手 中 間 期 研 修 会,
Workshop IV 「日本社会への適応」
,石川県教育委員会, 2004年11月27日.
3)"Preservation of Lexical Prominence in Vocative Chant," Young-mee Yu Cho
(Rutgers University) and Mariko Saiki (Kanazawa University), Invited
Presentation at the 13th Japanese/Korean Linguistics Conference, Michigan State
University, August 2, 2003
<学会発表>
1)"Contrast and Preservation of Linguistic Prominence in Vocative Chant," Youngmee Yu Cho (Rutgers University) and Mariko Saiki (Kanazawa University), the
2004 LSK International Conference, the Linguistic Society of Korea, Yonsei
University, July 29, 2004.
<学術論文>
1)Cho, Young-mee and Mariko Saiki (forthcoming) "Preservation of Lexical
Prominence in Vocative Chant, " in Japanese and Korean Linguistics 13, Mutsuko
Endo Hudson, Sun-Ah Jun and Peter Sells eds., CSLI Publications, Stanford CA.
2)Cho, Young-mee and Mariko Saiki(2004)"Contrast and Preservation of Linguistic
Prominence in Vocative Chant," in Proceedings of the 2004 LSK International
Conference Vol. II, Linguistic Society of Korea and Yonsei Institute of Language
and Information Studies, Seoul, Korea.
<書 評>
1)斉木麻利子:
「中村捷著
『意味論─動的意味論─』
開拓社2003年」
『月刊言語』2004年4月号,
大修館.
− 73 −
<辞 典>
1)合原一幸,粟生修司,...斉木麻利子 他106名著
(2004)
:
『デジタル認知科学辞典』
(CD-ROM
付)
,日本認知科学学会編,共立出版.
<報 告 書>
1)
『
「学習指導カウウンセラー派遣に係る調査研究事業」
実践報告書』
石川県教育委員会,2005
年3月。
2)
『平成16年度
「基礎学力調査」
報告書』
石川県教育委員会,2004年10月。
3)
『
「学習指導カウウンセラー派遣に係る調査研究事業」
実践報告書』
石川県教育委員会,2004
年3月。
4)
『平成15年度
「基礎学力調査」
報告書』
石川県教育委員会,2003年10月。
<学会・社会的活動>
International Lexical-Functional Grammar Association, 日本アイスランド学会, 上智
大学言語学会, 日本英文学会中部支部, 日本英文学会中国四国支部, 石川県教育委員会・学
習指導カウンセラー(2003.
5∼2004.
3,2004.5∼2005.
3)
,石川県教育委員会・基礎学力調
査研究委員会委員(2003.
7∼2004.
3,2004.7∼2005.
3)
,石川県教育委員会・教育研究開発
に係る運営指導委員会委員
(2004.
4∼2005.
3)
.
太田 亨
<学術論文>
1)ポ ル ト ガ ル 語 の 完 全 過 去 と 現 在 完 了 の 機 能 分 担 に つ い て.Anais 34(2001年 度)
,
2004.10:1−12,日本ポルトガル・ブラジル学会
(単著)
2)ポルトガル語の単純形式と複合形式の機能分担に関する多角的視点からの考察.
『スペイン
語学論集:寺崎英樹教授退官記念』
,2004.3,193−201,寺崎英樹教授退官記念論文集刊
行委員会編,くろしお出版
(単著)
3)
「メキシコ人日本語学習者の指示語習得調査」
と基本統計結果.金沢大学留学生センター紀
要 7:25−43(単著)
,2004.
3
4)金沢大学における日韓共同理工系学部留学生数学予備教育について.金沢大学留学生セン
ター紀要 8:51−71(共著)
,2005.3
<報告書・研究ノート・教材>
1)スペイン語母語話者の指示空間認識に関する調査の統計的検証.スペイン語学研究17:27
−30,東京スペイン語学研究会
(単著)
,2003.
3
2)日韓共同理工系学部留学生に対する3大学共同意識調査−留学志望から学部進学まで−.
岡山大学留学生センター紀要 11:59−78(共著)
,2004.
3
3)TV会議で行う
「異文化間ディスカッション」
の方法教材
(55分53秒)
.
『IT教育用素材集の開
,文部科学省大学改革推進経費
「現代的教育ニーズ取組支援プログラ
発とIT教育の推進』
ム」
,2005年3月
(共著)
− 74 −
<発表・シンポジウム等>
1)メキシコ日本語教師協会セミナー「メキシコ人日本語学習者の指示語習得調査」
中間報告.
2003.
9 メキシコ市日墨文化学院
<講演・セミナー>
1)第20回メキシコ日本語弁論大会審査員
2003.
5 メキシコ市アルバロ・オブレゴン区サン・アンヘル会館,
碩メキシコ日本語教師協会主催,駐メキシコ合衆国日本国大使館後援
2)メキシコ日本語教師協会セミナー「日本語教授法ワークショップ」
講師
2003.
7 駐メキシコ合衆国日本国大使館広報文化センター
<そ の 他>
1)
「メキシコ人日本語学習者の指示語習得調査」
平成15年度文部科学省在外研究
(短期) 決定番号:15−短−55,2003.
4.
7−9.20,受
入れ機関:碩日墨文化学院
(メキシコ合衆国メキシコ連邦区メキシコ市コヨアカン区マル
ティレス・イルランデセス街62番地)
ルチラ パリハワダナ
<学術論文>
1)副詞
「しばらく」
による出来事時の局限.日本語教育118:67−76, 2003.7
「やっと」
を通して見た出来事の実現. 金沢大学留学生センター紀要 8号:1−28,
2)副詞
2005.3
3)長時間経過の末の予見の実現を表す副詞
「やっと」
「ようやく」
「ついに」
「とうとう」
につい
て.金沢大学留学生センター紀要 8:29−49,2005.
3
<研究発表など>
1)金沢大学における日本語・日本文化教育――その特色と目指すもの.日欧国際シンポジウ
ム
「欧州における日本語日本文化教育の展望――欧州と日本との教育連携を目指して」
2005.
3.
6 東京国際交流館
2)日本人学生との共学を目指して――留学生教育と日本の大学――.第58回共同学習会
2005.
2.10 総合教育棟大会議室
3)特色のある日研生教育の確立と大学の枠を超えた教育交流を目指して.平成16年度日本語・
日本文化研修留学生問題に関する検討会議にて2004.
8.
3
4)研究方法論の指導法.第3回 日研生教育改善研究会にて2004.
3.
1 本部第1会議室にて
5)予見された実現を表す副詞について.工藤ゼミ合宿にて2004.
3.11
6)Event Actualization in Japanese from a Temporal and Modal Perspective: An
Analysis of Adverbs "yatto " and "youyaku ", Prof. Bernd Heine Seminar 2003 in
Noto (2003.9.9)
− 75 −
<翻 訳>
1)
『みんなの日本語初級Ⅰ翻訳・文法解説冊』
のシンハラ語への語彙訳
(スリーエーネットワー
ク発行, 2005)
<報 告 書>
1)
「特色のある日研生教育の確立と大学の枠を超えた教育交流を目指して」
『平成16年度日本
語・日本文化研修留学生問題に関する検討会議報告書』
大阪外国語大学留学生日本語教育セ
ンター発行2004.
8
2)
「研究方法論の指導法」
『第3回 日研生教育改善研究会 報告書』2004.
3,金沢大学留学
生センター
<講 演>
1)
「国 際 交 流 ―― そ の 取 り 組 み と 課 題 ――」
金沢大学公開講座
『留 学 生 教 育 へ の 扉』,
2003.
6.
7
2)
「国際舞台としての日本の職場」
早稲田大学国際教育センター,トランスナショナルプログ
ラム講演, 2003.
2
<社会的活動>
2004.
4∼現在 石川県立金沢西高等学校 学校評議員
(石川県教育委員会)
2000.
7∼2004.
3 金沢市教育委員会小中一貫英語教育実施検討委員会委員
2002.
3∼現在 日研生教育改善研究会議長
ビットマン ハイコ
<学術論文・雑誌等>
(その2)
- 日本武道における
「空」
の一考察.金沢大学留学
1)日本武道に見られる思想の研究
生センター紀要 6:49−54,2003
2)私から見た日本武道.月刊武道 9月特大号
(通巻442号)
:18-19,蹟日本武道館,2003
3)日本武道に見られる思想の研究
(その3)
- 日本武道における
「型」
の一考察.金沢大学留学
生センター紀要 7:19−24,2004
4)General Outline of the Development and the Contents of Teaching-Texts in the
Japanese Ways of the Martial Arts. Local Identity and Sport, Historical Study of
Integration and Differentiation, Proceedings of the 6th International ISHPES
Seminar 2002, Kanazawa. Academia, 2004, pp. 122-126.
<報 告>
1)学生による金沢大学短期留学プログラムの評価と評価に関与する要因.金沢大学留学生セ
ンター紀要 6:67−82(岡沢孝雄,ビットマン ハイコ)
,2003
− 76 −
<主な競技歴>
1)平成15年6月 金沢市剣道連盟 金沢市剣道連盟設立50周年記念剣道・居合道大会・居合
道五段の部最優秀賞
2)平成15年10月 全日本剣道連盟 第38回全日本県居合道大会・都道府県対抗優勝試合五段
の部出場
(石川県代表)
3)平成16年4月 石川県剣道連盟 第41回石川県居合道大会・五段の部最優秀賞
<研究発表等>
1)日本古流武術・武道のドイツへの伝来について
(コメンテーター)
.国際日本文化センター
第23回国際研 究集会,
「21世紀の日本武道の行方,過去・現代・未来」
,京都,2003.11
<学会・社会的活動>
日本武道学会,空手研究会,東北アジア体育・スポーツ史学会,琉球唐手術国際研究会 (International Ryukyu Karate Research Society)
,International Society for the History
of Physical Education and Sport
− 77 −
Ⅴ 年報・刊行物
1.研究論文・レポート集
1.1.金沢大学留学生センター紀要
人)第6号(2003年3月)
a.原 著
太田 亨 「講義の聴解」
の目指す理解促進のための基本目標と授業活動について
長野ゆり・笹原幸子・寺下優子 総合日本語コースC1(初中級)クラスの開設と活動・
教材開発
三浦香苗 教養教育の
「日本事情:多文化交流ディスカッション」
授業研究
ビットマン ハイコ 日本武道に見られる思想の研究(その2)−日本武道における
「空」
の一考察−
八重澤(松下)
美知子・中崎崇志・櫻田千采 帰国を控えた短期滞在留学生の調査−先行
研究との比較による検討−
b.報 告
岡沢孝雄・ビットマン ハイコ 学生による金沢大学短期留学プログラムの評価と評価
に関与する要因
仁)第7号(2004年3月)
a.原 著
三浦香苗 口頭発表する
「内容」
をもたせるための指導法−日本語初級レベルでのアン
ケート調査プロジェクト−
ビットマン ハイコ 日本武道に見られる思想の研究(その3)−日本武道における
「型」
の一考察−
太田 亨 「メキシコ人日本語学習者の指示語習得調査」
と基本統計結果
岸田由美 理系大学院留学生の生活とニーズに関する事例研究−金沢大学留学生生活実
態調査の分析より−
峯 正志・長野ゆり 日本語教育に関するニーズ調査結果
刃)第8号(2005年3月)
a.原 著
ルチラ パリハワダナ 副詞
「やっと」
を通して見た出来事の実現
ルチラ パリハワダナ 長時間経過の末の予見の実現を表す副詞
「やっと」
「ようやく」
「ついに」
「とうとう」
について
太田 亨・勝見昌明 金沢大学における日韓共同理工系学部留学生数学予備教育につい
て
長野ゆり・峯 正志 「金沢大学で学ぶ学部留学生の学習上の問題点」
に関する聞取り調査
b.報 告
松下美知子・岡沢孝雄・苗田敏美 金沢学の計画と実践
− 78 −
1.2.学生文集・レポート集
1)日本語研修コース文集
人)
「金沢大学留学生センター日本語研修コース 第16期文集」 2003年4月−9月
発行:2004年3月
仁)
「金沢大学留学生センター日本語研修コース 第17期文集」 2003年10月−2004年3月
発行:2005年3月
刃)
「金沢大学留学生センター日本語研修コース 第18期文集」 2004年4月−9月
発行:2005年3月
2)日本語・日本文化研修留学生 研究レポート集
人)
「日本語・日本文化研修留学生 研究レポート集 2002∼2003年度」
内容:2002年10月∼2003年9月まで日本語・日本文化研修プログラムに所属していた学生
20名の修了研究レポート235ページ
発行:2004年3月
仁)
「日本語・日本文化研修留学生 研究レポート集 2003∼2004年度」
内容:2003年10月∼2004年9月まで日本語・日本文化研修プログラムに所属していた学生
12名の修了研究レポート196 ページ
発行:2005年3月
3)研究会報告書
人)
「第3回 日研生教育改善研究会 報告書」
内容:
「日研生教育改善研究会」
(2004年3月1日に開催)の研究発表の報告 40ページ
発行:2005年3月
4)金沢学報告書
人)平成14年度金沢大学地域貢献推進事業
『金沢学への招待』
報告書
内容:日本の大都市圏に学ぶ留学生を対象に金沢及び周辺の文化を講義と体験を通じ学ぷ
ムを2003年3月9日∼15日に実施した。その報告。14
プログラ
『金沢学への招待』
ページと8資料
発行:2003年5月
仁)平成16年度金沢大学地域貢献推進事業
『金沢学への招待』
報告書
内容:2003年の夏と冬に石川県内に学ぶ留学生を対象に金沢及び周辺の文化を講義と体験
を通じ学ぷプログラム
『金沢学への招待』
を実施した。
87ページ
発行:2005年3月
2.留学生センター ニュース
人)第6号,2003年3月
古都の豊かさ(表紙巻頭言)
,留学生センターのホームページを知っていますか? p.1,日
本語研修コース:ゼロ初級から専門日本語へp.2,日本語・日本文化研修コース 里親プグラム:
− 79 −
国境を越えた親子関係への挑戦p.3,総合日本語コースp.5,金沢大学短期留学プログラム:
日本文化体験p.6,日韓共同理工系学部留学生コース:第3期p.8,相談指導部門:チューター
制度を知っていますか?チューター制度を活用していますか? p.10,留学生センター組織・留
学生課組織p.14
仁)第7号,2004年1月
留学生センターのホームページを知っていますか?(表紙の裏), 留学の機会を活かそう
p.1,国際教育研究部門と新任教官の紹介p.2,第4期・日韓共同理工系学部留学生コースp.3,
日本語研修コース:専門への橋渡しとして口頭研究発表プロジェクトp.4,日本語・日本文化
研修コース 修了研究:異国での背伸びと挑戦の1年間p.6,金沢大学短期留学プログラム
(KUSEP):一年間の留学を振り返って,恵まれた時間p.8,相談指導部門:ルールを守って,
自転車に乗りましょう!−交通事故を起こさないように,交通事故に遭わないように−p.10,
総合日本語コースp.11,留学生センター組織・留学生課組織p.14
刃)第8号,2004年9月
留学生センターのホームページを知っていますか?(表紙の裏),大学における留学生の役
割p.1,大村先生へのインタビュー(大村明雄 理事(研究・国際担当)・副学長
〔専門は地質
学,主な研究は珊瑚礁〕
)p.2,国際教育交流部門: UMAPをご存知ですか? , 2004年度開講
「英
語A」
クラスp.5,日韓共同理工系学部留学生コース: 「第1期生がいよいよ卒業」p.7,大学
院予備教育(日本語研修コース):VOTAK活動:日本・世界事情p.8,日本語・日本文化研修
コース:大学の枠を超えた教育交流を目指してp.10,金沢大学短期留学プログラム
(KUSEP)
:
私の留学体験p.12,相談指導部門: 自分の運転免許をチェックして下さい!また,運転する際
には必ず保険に加入してください!!! p.14,総合日本語コースp.15,留学生センター組織・
国際課組織p.18
3.プログラム パンフレット
3.1.日本語・日本文化研修プログラム
1)日本語・日本文化研修プログラム パンフレット
人)2004年度版
内容:日本語・日本文化研修プログラム概要,応募方法など35ページ
発行:2004年3月
仁)2005年度版
内容:日本語・日本文化研修プログラム概要,応募方法など35ページ
発行:2005年3月
3.2.金沢大学短期プログラム
1)金沢大学短期プログラム パンフレット
人)2004年度版
内容:金沢大学短期プログラム概要,応募方法など40ページ
− 80 −
発行:2003年12月
仁)2005年度版
内容:金沢大学短期プログラム概要,応募方法など40ページ
発行:2004年12月
2)金沢大学短期プログラム シラバス
人)2004年度版
内容:金沢大学短期プログラム授業内容 49ページ
発行:2003年12月
仁)2005年度版
内容:金沢大学短期プログラム授業内容 48ページ
発行:2004年12月
− 81 −
Ⅵ 中期計画
金沢大学は平成16年4月より独立法人国立大学法人金沢大学に移行し,それに伴い平成16年
から平成21年までの5年間の中期目標中期計画が策定された。留学生センターもこの中期目標
に従い5年間の年次計画を立て,計画を遂行している。表−1に留学生センターが関与する部
分を抜粋して示した。平成16年は実施状況を示し,17年以後は計画を示した。
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
Ⅰ 大 学 の 教 育
研究等の質の
向上に関する目
標を達成するた
めにとるべき措
置
1 教育に関する
目標を達成する
ための措置
拭 教育の成果に
関する目標を達
成するための措
置
◆
○ 国 際 教 育 交
流を推進し,金
沢の地域的特
色を生かした教
育プ ログラムと
その実施体制を
確立する。
交流協定校との連
携を強化するため
に,
・William & Mary
大 学 と イン タ ー
ネット上のテレビ
会議システムを利
用したディスカッ
ション 授業を正規
授業として行う。
・教 員 の 短 期 交
換の可能性につい
て,交流協定校と
協議する。
・交流協定校と本
学の交流方針につ
いて,交流協定校
毎に検討する。
"William & Mary ・交流協定校との ・交 流 協 ・交 流 協 ・交流協定 ・交流協定
大 学 と イン タ ー 連携強化 ・共通教 定 校 と の 定 校 と の 校 と の 連 校 と の 連
ネット上のテレビ 育 科 目 の 中 で 学 連携強化 連携強化 携強化
携強化
会議システムを利 期期間中に2∼3
用したディスカッ 回 の デ ィス カッ
ション 授業を正規 ションを取り入れ
授業にするための た授 業を実 施し,
方 法 に 関し て,第 正規授業に取り入
一 段 階 と し て, れる際の利点およ
2004年度後期に共 び問題点について
通 教 育 の 日 本 事 調査する。
情Ⅱの中に組み込
ん で デ ィス カッ
ション 授業を実施
した。
・遠 隔 相 互 教 育
の拠点大学へ半
年間の教員派遣
が行えるよう,また
協定校に金沢大学
で研修したい教員
がいるか調査し,
ど
のような受け入れ
があるのか調査す
る。
留学生センターが ・冊 子 体 のPDF ・
「冊子のPDF化と
実施する教育プロ 化について,新規 Webで の 公 開」
に
グラムを紹介する 作成のものについ ついては,
これから
冊子の見直しを行 てはすべてPDF化 も発行物があり次
い,海外の協定校, してホームページ 第行う。
大使館等に送付す 上に掲載してあり,
る。さらに,冊子を 今後ともセン ター
PDFファイル化し, 発行のすべて冊子
Webに公開する。 も同様の措置をと
る予定である。
また,
過去のものについ
てはスキャナによ
るPDF化を順次進
め ており,す でに
「留 学 生 セン ター
ニ ュ ー ス」
と
「紀
要」
に つ い ては 完
了した。
− 82 −
・冊 子 ダ ・冊 子 と ・冊 子 と
ウンロード Webの 改 Webの 改
ペ ー ジ 改 訂と公開
訂と公開
訂のため
の検討
・オンライ
ンジャーナ
ル をダウ
ンロードす
た め の
ペ ージを
一新する。
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
日本全国に先駆け 日本語・日本文化
て国費留学制度で 研修コースパンフ
ある日本語・日本 レットを増刷し,募
文化研修プログラ 集要項と共に協定
ムを紹介するパン 校に配布する。同
フレットを発行し, パ ン フ レ ット の
協定校,大使館に PDFファイルを引
配布すると共にそ き続き,Web上に
のPDFファイルを 公開する。
Web上に公開した。
日本語・日 日本語・日 日本語・日 日本語・日
本文化研 本文化研 本文化研 本文化研
修コー ス 修コー ス 修コー ス 修コー ス
パンフレッ パンフレッ パンフレッ パンフレッ
トを増刷し,トを増刷し,トを増刷し,トを増刷し,
募集要項 募集要項 募集要項 募集要項
と共 に 協 と共 に 協 と共 に 協 と共 に 協
定 校に配 定 校に配 定 校に配 定 校に配
布する。同 布する。同 布する。同 布する。同
パンフレッ パンフレッ パンフレッ パンフレッ
トのPDF トのPDF トのPDF トのPDF
ファイルを ファイルを ファイルを ファイルを
引き続き, 引き続き, 引き続き, 引き続き,
Web上 に Web上 に Web上 に Web上 に
公開する。 公開する。 公開する。 公開する。
日本語・日本文化
研修プログラムで
は,金沢の伝統文
化や地域性を取り
いれ ているが,内
容のバラン スをと
り,人選等を工夫し
て教育効果の高い
プログラムとする。
日本語・日本文化 学生のニーズに合
研修プログラムは わせながら,内容
地域の特色を生か の更なる充実を図
しながら,学内外 る。
の多くの専門家に 修了研究の質を高
講義を依頼する形 めるため,工夫を
で地域文化のみな 凝らす。
らず,日本社会・文
化を幅広く,多角的
に捉えてきた。
年間,
人間国宝を初めと
する一流の芸術家,
職人,企業関係者,
他大学教員などを
含む学外の専門家
約30名,5学 部 2
センターに所属す
る他学部教員約30
名の協力を得なが
ら,日本社会・文化
の面で全国のトッ
プレベルのプログ
ラムにラン クでき
る内容とした。
学 生 の 学 生 の 学 生 の 学 生 の
ニ ーズに ニ ーズに ニ ーズに ニ ーズに
合わせな 合わせな 合わせな 合わせな
がら,内容 がら,内容 がら,内容 がら,内容
の 更 なる の 更 なる の 更 なる の 更 なる
充 実を図 充 実を図 充 実を図 充 実を図
る。
る。
る。
る。
修了研究 修了研究 修了研究 修了研究
の質を高 の質を高 の質を高 の質を高
めるため, めるため, めるため, めるため,
工 夫を凝 工 夫を凝 工 夫を凝 工 夫を凝
らす。
らす。
らす。
らす。
平成14年度から実
施している文化体
験学習プログラム
「金 沢 学」
は石川
県・金沢市との連
携により行われ て
いるもので,今年度
もこの協力体制の
もとに実施する。
夏コースと冬コー ・文化体験学習プ ・文化体験
スの2回に分けて ログラム
「金沢学」 学 習 プ ロ
実施した。夏コー の内容の見直しと グラム
「金
スは,加賀地域の 継続実施
沢学」
の内
食や文化と密接に
容の見直
むすびついている
しと継 続
能登の祭文化 や
実施
自然を学び,金沢
学への理 解をより
深いものとするた
め,能登での体験
学習を行った点に
特 徴 が みられ る。
両コースとも県 内
の留学生・日本人
学生を対象に実施
した。
地域の多様な文化 KUSEPで 日 本 文
の発見と理解に結 化体験授業を実施
びつく文化体験学 した。そこで製作し
習プログラムの開 た茶碗の展示会を
発を行なうとともに, 行った。
国内外に向けて文
化の発信を行う。
・文化体験
学 習プ ロ
グラム
「金
沢学」
の継
続実施
・文化体験
学 習プ ロ
グラム
「金
沢学」
の継
続実施
・文化体験
学 習プ ロ
グラム
「金
沢学」
の継
続実施
地域の多様な文化 地 域 の 多 地 域 の 多 地 域 の 多 地 域 の 多
の発見と理解に結 様 な 文 化 様 な 文 化 様 な 文 化 様 な 文 化
びつく文化体験学 の 発 見 と の 発 見 と の 発 見 と の 発 見 と
習プログラムの開 理 解 に 結 理 解 に 結 理 解 に 結 理 解 に 結
発を行なうとともに, び つ く文 び つ く文 び つ く文 び つ く文
国内外に向けて文 化 体 験 学 化 体 験 学 化 体 験 学 化 体 験 学
化の発信を行う。 習 プ ロ グ 習 プ ロ グ 習 プ ロ グ 習 プ ロ グ
ラムの 開 ラムの 開 ラムの 開 ラムの 開
発を行なう 発を行なう 発を行なう 発を行なう
ととも に, ととも に, ととも に, ととも に,
国 内 外に 国 内 外に 国 内 外に 国 内 外に
向けて文 向けて文 向けて文 向けて文
化の発信 化の発信 化の発信 化の発信
を行う。
を行う。
を行う。
を行う。
− 83 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
○ 日 本 人 学 生 「大学生の日本語 「大学生の日本語 ・「大学生の日本
の国際化を推進 /国語力」
養成授 /国語力」
養成授 語/国語力」
養成
す る た め の 教 業を教養教育の科 業を教養教育の科 を授業に組み込む
育・支援体制を 目として提案し,大 目として提案する ことを検討し,提案
整備し確立する。 学教育開発・支援 ことについては,大 する。
センター等と協力 学教育開発・支援
して,複数の教員 センター等に相談
による教授体制を し,先進大学によっ
作り実施準備に入 て実施され ている
る。
内容は,講義の 「表 現 科 目」
の資
聞き方,ノートのと 料を収集した。
り方,資料の読み
取り方,意見をもつ
ための読解,意見
の提示方法などの
基礎的訓練を経て
発表能力を養成し,
口頭発表に到るも
のである。
海外協定校との遠 海外協定校との遠 ・海外協定校との
隔教育授業を共通 隔授業を共通教育 遠隔授業を共通教
教育の
「国 際 科 の
「国 際 科 目」
とし 育の
「国際科目」
と
目」
として提 案し, て提 案 するため, して提案する
大学教育開発・支 準備中。授業自体
援センター等と協 は過去3年間の実
力して準備に入る。 績もあり,本年度も
具体的には,使用 2月と3月に行っ
言語・日時の調整, た。
実 施 施 設,機 器,
技術者・教授者・
学生の選定などを
行う。
既に,留学生
センターは米国協
定 校 William&
Mary大 学と3 年
間の実績がある。
・外国語教育研究
センター,共通教
育機構,大学教育
開発センター,及
び学部,研究科等
と連携しながら,本
学 に お ける
「国 際
教育」
のあり方につ
いて検討し,
これに
基づき副専攻とし
ての国際コースの
内容を協議する。
− 84 −
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・「大学生 ・「大学生 ・「大学生 ・「大学生
の日本語 の日本語 の日本語 の日本語
/国語力」 /国語力」 /国語力」 /国語力」
養 成を授 養成授業 養成授業 養成授業
業 に 組 み の 実 施 結 の 枠 の 内 完成
込み,実施。果 の ま と 容の充実
め・発表
・海外協定
校 との 遠
隔授業の
内容の充
実。
・海外協定
校 との 遠
隔授業の
完成。
・海外協定
校 との 遠
隔 授 業を
共通教育
の中で実
施する。
・海外協定
校 との 遠
隔 授 業を
共通教育
の中で実
施する。
・学内の関
連 するセ
ンター,機
構,部局と
連携し,金
沢 大 学に
お ける国
際教育及
び副専攻
としての国
際コー ス
の内 容を
検討
・学内の関 ・H19年度 ・国際コー
連 す る セ ま で の 検 スの整備,
ンター,機 討を踏まえ,拡充
構,部局等 副 専 攻 と
と連 携し, し て の 国
金沢大学 際コー ス
に お け る を整備
副 専 攻と
し ての 国
際コー ス
を検討
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
日 本 人 学 生 の 国 平成16年5月にラ ・大学教育開発・ ・ランチョ ・ランチョ ・ランチョ ・ランチョ
際化を推進するた ン チョン セミナ ー 支援センターとの ン セ ミ ン セ ミ ン セ ミ ン セ ミ
めに,大学教育開 の一環として
「国際 合同企画として角 ナー共催 ナー共催 ナー共催 ナー共催
発・支援センター, 交 流 月 間」
を実 施 間ラン チョン セミ
外 国 語 教 育 研 究 し,1)身近な国際 ナーの一環として
センター,共通教 社会を紹介するた 5 月に
「国 際 交 流
育機構と連携し協 めに留学生による 月間」
を実施する。
議しながら,次のよ 自国文化の紹介, ・ラン チョン セミ
うな措置を採る。1.ドラマ発表,研究 ナー共催
2)国際
留学生と日本人 発表など,
(交流)
事業と
学生の交流活動の 的な
企 画・実 施 を 行 それらが秘めてい
う。
・ 平 成16年 度 る将来の活躍の場
5月に定められた としての可能性を
「国際交流月間」
に 提 示 するためにト
おいて,大学教育 ヨ タ,JICA,
開 発・支 援 セ ン UNESCOな ど の
ター,外国語教育 紹介,3)日本人学
研究センターと共 生が 実際にどのよ
にラン チョン セミ うに国際交流に関
ナーを共催する。 わっていけるかを
提 示 するために,
派遣留学の方法,
派遣留学体験談,
国際交流サークル
の体験談などを取
り上げた。
・昼休み中の30分
間に,留学生と日
本人学生が昼食を
とりながら様 々な
テーマについて話
し合う
「角間フレン
ドシップ ラン チョ
ン」
を開催する。
平成16年度前期に ・「角 間 フレ ンド
おいては月曜日か シップセミナー」企
ら金曜日までという 画/実施
形 でフレンドシッ
プラン チョンを実
施した。現在月曜
日と木曜日に限定
して,継続して行っ
ている。
・「角間フ
レンドシッ
プ セ ミ
ナー」
企画
/実施
・「角間フ
レンドシッ
プ セ ミ
ナー」
企画
/実施
・「角間フ
レンドシッ
プ セ ミ
ナー」
企画
/実施
・「角間フ
レンドシッ
プ セ ミ
ナー」
企画
/実施
・ 毎週1回夕方に,フレンドシップ ラ ・
「角間デイスカッ
留学生と日本人学 ン チョンが充分に ションセミナー」企
生が自ら問題提起 軌道に乗ってから, 画/実施
したテーマについ ディスカッションセ
て発表及び討論を ミナーを開催する
行う
「角 間 デ ィス 予定である。
カ ッ シ ョン セ ミ
ナー」
を開催する。
2.中期目標・計画
期間中の早い時期
に,留学生向けの
教育プログラムの
授業科目を正規科
目として日本人学
生に開放し単位化
することを目標に,
次の措置を行う。
・「角間デ
イス カッ
ション セミ
ナー」
企画
/実施
・「角間デ
イス カッ
ション セミ
ナー」
企画
/実施
・「角間デ
イス カッ
ション セミ
ナー」
企画
/実施
・「角間デ
イス カッ
ション セミ
ナー」
企画
/実施
− 85 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
・日本語・日本文 個人研究指導を行
化 研 修コー ス
「調 うた め に
「修 了 研
査 実 習」科 目を教 究演習」
という科目
養科目として位置 を立ち上げ,
「調査
づけられるよう,授 実習」
をもっぱら研
業形態やコース設 究方法論指導に当
計 の 改 善を図る。 てられ るようカリ
キ ュラ ム 改 訂 を
行った。「調 査 実
習」
を 平 成17年 度
前期から教養的科
目(テ ー マ 別・社
会・ゼミ)
として登
録手続き済みであ
る。
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・日本語・日本文 ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・
化 研 修コー ス
「調 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化
査実習」科目の日 研 修 コ ー 研 修 コ ー 研 修 コ ー 研 修 コ ー
本 人 学 生 へ の 開 スの
「調査 スの
「調査 スの
「調査 スの
「調査
放/単位化開始, 実習」科目 実習」科目 実習」科目 実習」科目
日本人学生との合 の 日 本 人 の 日 本 人 の 日 本 人 の 日 本 人
同調査研究の実 学 生 へ の 学 生 へ の 学 生 へ の 学 生 へ の
開放,日本 開放,日本 開放,日本 開放,日本
施
・日本語・日本文 人 学 生 と 人 学 生 と 人 学 生 と 人 学 生 と
化研修コースの中 の 合 同 調 の 合 同 調 の 合 同 調 の 合 同 調
間発表を行うため 査 研 究 の 査 研 究 の 査 研 究 の 査 研 究 の
実施
実施
実施
に合宿を行い,参 実施
加する日本人学生 ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・
との交流を図る。 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化
研 修コー 研 修コー 研 修コー 研 修コー
スの中 間 スの中 間 スの中 間 スの中 間
発 表を行 発 表を行 発 表を行 発 表を行
うために合 うために合 うために合 うために合
宿を行い, 宿を行い, 宿を行い, 宿を行い,
参 加 する 参 加 する 参 加 する 参 加 する
日本人学 日本人学 日本人学 日本人学
生 との 交 生 との 交 生 との 交 生 との 交
流を図る。 流を図る。 流を図る。 流を図る。
・金沢大学短期留 KUSEPの 授 業 ・KUSEP開 講 科
目を日本人学生へ
学 プ ロ グ ラ ム 「Mass Media
(KUSEP)
の 開 講 and International 開 放 / 単 位 化 開
科目の一部を,教 Communication 始
養科目として位置 」
と
「日 本 文 化 体 ・派遣留学生に対
「金沢学」
の利
づけられるよう,共 験」
は 平 成17年 度 する
通教育機構ならび より教養科目として,用を検討する
に科目担当教員と また,
「Budo1」
は ・金沢大学短期留
協議する。
平 成17年 度より教 学 プ ロ グ ラ ム
の開講
育学部の
「武 道 (KUSEP)
学」科 目 と し て 科目の一部を,教
KUSEPとのジョイ 養 科 目とのジョイ
ントクラスにし て ント科目して開講
開 講 することに決 する。またそのよう
な科目を順次増や
定した。
すため,引き続き共
通教育機構ならび
に科目担当教員と
協議を継続する。
・KUSEP
開講科目
の日本人
学生への
開放/単
位化促進
継続
・KUSEP
開講科目
の日本人
学生への
開放/単
位化促進
継続
・KUSEP
開講科目
の日本人
学生への
開放/単
位化促進
継続
・KUSEP
開講科目
の日本人
学生への
開放/単
位化促進
継続
平 成17年 度 後 期, 留学生センター教 本年度前期におい ・新 カ リ
工学部の角間キャ 務委員会において,ては,平成16年度 キ ュ ラ ム
ン パス移 転 時に, 新 カリキュラムの に確定した総合日 の 運 用 状
現在角間・小立野 大枠について検討 本語コース改編計 況 の 把 握
両キャンパスで別 した。
その結果,さ 画 の 大 枠に 則り, と,それに
個に開講している日 らなるニーズ調査 新プログラムの詳 基 づ い た
本語コースを一本 の必要性が生じた 細なカリキュラム カリキュラ
化し,それを機に, ため,ニーズ調査 を決定する。後期 ム の 見 直
総合日本語コース の 内 容 お よび 実 からはその新しい し・問題点
を,留学生センター 施・分析の日程を プログラムを,新 の改善
が提供する日本語 決定した。
たな 総 合 日 本 語
教育を統合的に担
コースとして実施
うコースとして再編
に移す。これに伴
成する予定である。
い,後期からは小
それに備え,
16年度
立野キャンパスで
中にカリキュラムの
行っている日本語
大枠を決定する。カ
のクラスを廃止す
リキュラム編成の基
る。
本方針は次の4点
である。
・大学で学習・研究
する者に適した内
容と教授法によるも
のにする。
・調査:学
生 に よる
コー ス 評
価,指導教
員による学
生の日本
語力評価
実 施 とそ
の分析
・調査結果
を踏まえた
カリキュラ
ムの見 直
し ・問題
点の改善
・新 カ リ
キュラ ム
の基本方
針(「平 成
16年 度 中
期目標・中
期計画
(参
考資料)
に
基 づ く実
施計画」
参
照)
の達成
植 教育内容等に
関する目標を達
成するための措
置
② 教育課程
○ 多様化する需
要(日 常 日 本 語
と専門につなが
る日 本 語)
に対
応すべく総合日
本語コース各ク
ラスの教 育 目
標・内容を一層
鮮 明にし,クラ
スの再編成を検
討・実施する。
− 86 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・多様な日本語習
得の必要度・学習
環境に応えられるも
のにする。
・留学生活を円滑
に行うために必 要
な,日本文化・日本
社会に関する理解
を深めることが可能
な教育内容にする。
・ 教養的科目の言
語 科 目(「日 本 語
B」
)
としても開講し
ている技 能 別クラ
スをさらに充実させ,
学部留学生のニー
ズにもより的確・広
範囲に応えられるも
のにする。
○ 日本語レベル 短期プログラム参 短期プログラム参
が高い短期留学 加学生に履修希望 加学生にアンケー
プログラム参加 内容をアン ケート ト調査を行った。
学 生を対 象に, 調査する。同時に,
日本語による新 短期プログラムと
科目を開設する。して提供するべき
内容との関連性を
検討し,担当できる
教員と協議した上
で日本語による新
科目を決定する。
○ 留学生のイン
ターンシップ 実
施のための条件
整備に努める。
・昨 年 度 の ア ン ・開講でき ・開講でき ・開講でき ・開講でき
ケート調査の結果 るものから るものから るものから るものから
に基づき開講科目 実施
実施
実施
実施
を定め,担当できる
教 員と協 議 する。
18年 度 開 講 の 準
備を行う。
各部局での就職支 地 元 企 業 の 人 が ・就職支援機関の
援活動についての 会員であるロータ 調査
情報を収集するとと リークラブと協 議 ・KUSEP学生のイ
もに,
「石川県若者 をして,受け入れ ンターンシップ 受
しごと情報館」
など, の可能性を探った。け入れ企業を発掘
就職支援のための ・
「石川県若者しご し,試験的に導入
既存の機関を積極 と情報館」
を見学し,
的に活用することに 就職情報を得た。
より,留学生の就業 ・学内の就職支援
体験・就職支援プ 室との連携
ログラムの開発を
検討する。
・インター
ン シ ップ
に関 する
企業調査
と受 け 入
れ 先の発
掘
・インター
ン シ ップ
受け 入れ
企業の発
掘
・インター
ン シ ップ
を可能な
範囲で実
施
「金沢学」実施の ・夏コース/冬コー ・協力部局を交え ・学内担当 ・学内担当
○ 他 部 局 の 協 ・
力を得ながら金 ための学内担当者 スの2シーズンで たワ ー キン グ グ 教 員 と の 教 員 と の
協議
金沢学を実施した。 ル ープ を形 成し, 協議
沢大学の特色を と協議
生かした教育プ ・日 本 人 学 生 の 夏コースは,加賀 具体的な内容の検 ・学内への ・選択科目
参 加 形 地域の食や文化と 討
授 業 科 目 としてイン
ログ ラ ム
(仮 称 「金 沢 学」
密接にむすびつい ・当該プログラム 提 供 の 依 タ ー ン
「金 沢 大 学プ ロ 態の検討と実行
シ ップ 科
「金沢大学プログ ている能登の祭文 のコアーシラバス, 頼
グラム」)
を開発 ・
の教育内容・ 化 や自 然を学び, 及び選択シラバス ・当該プロ 目 の 提 供
し,留学生に提 ラム」
グラムの につい て
供し,日本人学 カリキュラム,対象 金沢学への理解を の具体化
生にも開放する。 者,実施体制など より深いものとする ・学内担当教員と 学 内 の 実 (職人大学
ため,能登での体 の協議
施 体 制 の 校,九谷焼
の計画の作成
験学習を行った点 ・日本人学生,市 整備,及び 陶芸館,和
に特徴がみられる。 民 の
「金 沢 学」
参 実 施 に 向 紙工房,地
両コースとも県内の 加形態の検討と実 け て の 具 元 企 業 な
北陸大学・金沢星 行
体 的 な 準 どへ)
の依
陵大学・県立農業
備開始
頼,地域協
短期大学・北陸先
力体制の
端科学技術大学・
整備
金沢大学で学ぶ留
学生・日本人学生
が 参 加した
(夏 /
28名・冬/33名)。
なお,冬コースの一
部は一般市民にも
公開され,
また市民
ボランティアがコー
スに参加し体験学
習を支援し,交流
を深めた。
− 87 −
・インター
ン シ ップ
受け 入れ
企業の発
掘
・インター
ン シ ップ
の継続実
施
・インター
ン シ ップ
受け 入れ
企業の発
掘
・インター
ン シ ップ
の継続実
施
・学内担当 ・学内担当
教 員 との 教 員 との
協議
協議
・制度の整 ・当該プロ
備・学内外 グ ラ ム の
への案内 試 行 的 実
・留学生, 施
及び 日本
人学生へ
の通知,参
加者募集
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
○ 海 外 の 重 点
交流協定校等
および国内の他
学との間で遠隔
相互教育システ
ムを開発し,相
互教育を実施す
る。また金 沢 大
学紹介プログラ
ムを開発・発信
する。
・協 定 校 で あ る
William & Mary
大 学と4 期 目 の
ディス カッション
授業を実施する。
William & Mary
大学との4期目の
ディス カッション
授業を本年度2月
と3月に各1回実
施した。
平成17年度計画
・ 遠隔相互教育を
教養的科目の1
授業として開講す
るた め に 必 要 な
ハード面
(機器・機
材類)
およびソフト
面(シラバス)
に関
する調査・検討を
行う。
・平成16年11月6 ・テレビ会議シス
日に北京師範大学 テムハードウェア
とISDNを使ったテ の拡充を図り,留
レビ 会 議を行い, 学生センター単独
本学に1年間留学 でもテレビ会議が
し帰国した留学生 十分に行えるように
の修論指導を行っ する。
た。文部科学省「現 ・ソフトウェア試行
代的ニーズ取り組 版をテレビ会議で
み 支 援 プ ログ ラ 用い改善する。
ム」
として採択され
た
「IT教 育 用 素 材
集の開発とIT教育
の推進」で留学生
センターとして
「海
外協定校との遠隔
相互授業のための
IT教 材 の 開 発」
を
担当し,教材作りの
ためのハード面と
ソフト面の調査・検
討を実施し,試作
版教材を2005年3
月に完成させた。
ま
た,同予算で,平成
17年3月に北京師
範 大 学とウイリア
ム&メアリー 大 学
を訪問し,遠隔教
育について打ち合
わせた。
・留学生センター
所有のテレビ会議
システム機器充実
のため,本年度の
予算で3種類の
ハ ードウェア
(PC
データ投影装置,
書画カメラ,ホワイ
トボ ード用 スキャ
ナ)
を追 加 購 入し
た。
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・遠隔相互教育シ ・遠隔相互
ステム実施用教材 教 育 シ ス
の開発を開始する。 テ ム 整 備
ウイリアム & メア 拡充
リー大学との交信 ・遠隔相互
を共通教育科目の 教 育 正 規
中に取り入れる手 授 業 化 へ
続 きに つ い て 調 向けてカリ
査・検討を引き続き キ ュ ラ ム
改善
実施する。
・遠隔相互教育正 ・協定校と
規授業化へ実験 の遠 隔 教
育授業促
授業実施
・北京師範大学と 進
の交信第2期を実 ・ウイリア
ム & メア
施する。
・ウイリアム&メア リー大学と
リー 大 学とのディ の デ ィス
スカッション クラ カッション
クラ ス 実
ス実施
・他の協定校との 施
遠隔教育授業促
進
− 88 −
・遠隔相互
教育正規
授業編入
への手続
き
・遠隔授業
実 施に関
する結 果
を公表・発
表する。
・協定校と
の遠隔教
育授業促
進
・ウイリア
ム & メア
リー大学と
の デ ィス
カッション
クラ ス 実
施
・国内外の
交信可能
校 開 拓と
選定,可能
なら 実 験
交信の実
施
・遠隔相互
教 育を正
規 授 業と
して開始
・協定校と
の遠隔教
育授業促
進
・ウイリア
ム & メア
リー大学と
の デ ィス
カッション
クラ ス 実
施
・交信状況
を 逐 次
ホ ー ム
ペ ージ で
紹介(同期
型と非 同
期型配信
で)
・遠隔相互
教 育を正
規 授 業と
して開始
・協定校と
の遠隔教
育授業促
進
・ウイリア
ム & メア
リー大学と
の デ ィス
カッション
クラ ス 実
施
・交信状況
を 逐 次
ホ ー ム
ペ ージ で
紹介(同期
型と非 同
期型配信
で)
・教材試行 ・Web教
版 をWeb 材 試 行 版
ペ ージ 上 の 充 実 を
に掲 載し, 図る。
テレ ビ 会
議を 行う
双 方 から
利 用をす
る。
・前年度か
ら継続して
Web教 材
試行版の
充 実を図
る。
Web教 材
第1期完
成 版 を
Web上 に
公開する。
中期計画
○ 教養的科目と
して日本人学生
も受講可能な短
期留学プログラ
ムの科目を増や
す。
平成16年度計画
16年度業務実績
・平成16年8月6
日に予定されてい
る第9期日本語・
日本文化研修コー
スの口頭研究発表
会をインターネット
によるライブ 配 信
するとともに,大阪
外国語大学の同
コース生とのテレ
ビ会議による交信
を実施する。
日本語・日本文化
研修プログラム口
頭 研 究 発 表 会を
SCSシステムを利
用し,大阪外国語
大 学にサテライト
発信し,同大学日
本語・日本文化研
修生,並びに担当
教員に質疑応答な
どに参加してもらっ
た。
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・日本語・日本文 ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・
化研修コース口頭 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化
研究発表会を同プ 研 修 コ ー 研 修 コ ー 研 修 コ ー 研 修 コ ー
ログラムを有する ス 口 頭 研 ス 口 頭 研 ス 口 頭 研 ス 口 頭 研
大阪外国語大学な 究 発 表 会 究 発 表 会 究 発 表 会 究 発 表 会
ど にSCS発 信 し, を 同 プ ロ を 同 プ ロ を 同 プ ロ を 同 プ ロ
他大学の教員及 グ ラ ム を グ ラ ム を グ ラ ム を グ ラ ム を
び日研生との教育 有 す る 大 有 す る 大 有 す る 大 有 す る 大
交流を図る。
阪外国語 阪外国語 阪外国語 阪外国語
大 学 など 大 学 など 大 学 など 大 学 など
にSCS発 にSCS発 にSCS発 にSCS発
信し,他大 信し,他大 信し,他大 信し,他大
学の教員 学の教員 学の教員 学の教員
及び 日研 及び 日研 及び 日研 及び 日研
生 との 教 生 との 教 生 との 教 生 との 教
育 交 流を 育 交 流を 育 交 流を 育 交 流を
図る。
図る。
図る。
図る。
短期留学プログラ KUSEPの 授 業 ・KUSEPの学生と ・ジョイン
日本人学生が共に トクラスの
ム
(KUSEP)
の 科 「Mass Media
目には,教養教育 and International 学ぶジョイントクラ 内 容 見 直
や学部等で開講さ Communication スについて昨年度 し
れている正規科目 」
と
「日 本 文 化 体 段階で17年度から
とのジョイントクラ 験」
は 平 成17年 度 1科目,18年度か
スがあり,日本人 より教養科目として,ら更に1科目増加
学生と留学生が共 また,
「Budo1」
は で実施する。共通
に学んでいる。
平 成17年 度より教 教育機構,外国語
育学部の
「武道学」 教育研究センター,
科目としてKUSEP 学部等と連携して
とのジョイントクラ 18年度以降更に内
スにして開講するこ 容の多様化,科目
数の増加をはかる。
とに決定した。
現在,KUSEPの秋
学期では11科目中
3科目,春学期で
は11科目中2科目
がジョイントクラスで
あるが,共通教育
機構,外国語教育
研究センター,学部
等と連携して,その
内 容を充 実すると
共に数を増やす。
・ジョイン
トクラスの
内容見直
し
・ジョイン
トクラスの
内容見直
し
・ジョイン
トクラスの
内容見直
し
・専門指導 ・研修コー
教員への ス第2次
調査の内 日本語能
容と方 法 力 追 跡 調
を検 討し, 査,指導教
予備調査 員への調
を行う。
査の実施
と分析
・研修コー
ス調査の
結果公表
と,カ リ
キュラ ム
の見直し
・修正され
たカリキュ
ラムの 実
施
平 成17年 度 の 春
学期から3科目の
ジョイントクラスが
増えること決定して
いる。
③ 教育方法
○ 予 備 教 育 修 日本語研修コース
了者が入学・進 (大 学 院 予 備 教
学した後の学習 育)修 了 者に対 す
状況を追跡調査 る日本語能力追跡
し,その結果を 調査,及び指導教
踏まえ予備教育 員へのコース修了
の内容を改善・ 生 の 専 門 日 本 語
充実させる。
力に関する調査を
実施し,その結果
分析に基づいたカ
リキュラムの見 直
し・問題点の改善
を行うことを目的と
して,以前に行って
きた追跡調査の結
果を再検討し,追
跡調査の対象と内
容等を検討する。
日本語研修コース ・日本語研修コー
修 了 生 へ の 追 跡 スのカリキュラム
調 査に関し ては, 改善後に受講した
過去の追跡調査の 修 了 学 生 の 日 本
結果を再検討した。 語 能 力 追 跡 調 査
指 導 教 員 へ の 調 の内容と方法を検
査は,以前行った 討する。
ものを再検討した。
調査は,平成19年
度に行う予定であ
る。なお,学期中,
学期末に留学生に
よるコース評価は,
毎期行い,適宜集
計・分析してコー
ス報告書,紀要に
公表している。
− 89 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・修正され
たカリキュ
ラムの 実
施
・日韓プロ
グラム 事
業後半5
年 間 カリ
キュラ ム
実施
・日韓プロ
グラム 事
業後半5
年 間 カリ
キュラ ム
実施
・日韓プロ
グラム 第
10期 生 受
入れ(受入
れ事業最
終年度)
本年度前期におい
ては,「新」総合日
本語コースの詳細
なカリキュラムを
決定するが,その
際 平 成16年 度 に
行った学部留学生
に対する面接調査
の成果を反映させ
るよう努める。後期
からはその新しい
プログラムを,新
たな 総 合 日 本 語
コース
(日本語Bと
しても開講)
として
実施に移す。
・新 カ リ
キュラ ム
の問題点
を洗い出
す。改善点
は改善す
る。
・調査:学
生 に よる
コー ス 評
価,指導教
員による学
生の日本
語力評価
実 施 とそ
の分析
・調査結果
を踏まえた
カリキュラ
ムの見 直
し・問題点
の改善
・新 カ リ
キュラ ム
の基本方
針(「平 成
16年 度 中
期目標・中
期計画
(参
考資料)
に
基 づ く実
施計画」
参
照)
の達成
・情報提供の相談 ・短期留学の学生
員を置いた。
に対し,4月,10月
・シラバスを収集 の学期開始時に情
し,学生が利用で 報提供期間を設け
きるように整備した。相談員を置く
・各部局で開講さ
れている科目の中
で短期留学生が
受けやすい科目を
あげてもらい,推奨
科目として留学生
に推 薦 することに
ついて情報収集中。
・4月,
10
月の学期
開 始 時に
情報提供
期 間を設
け相談員
を置く
・4月,
10
月の学期
開 始 時に
情報提供
期 間を設
け相談員
を置く
・4月,
10
月の学期
開 始 時に
情報提供
期 間を設
け相談員
を置く
・4月,
10
月の学期
開 始 時に
情報提供
期 間を設
け相談員
を置く
・前期:合同意識 日本語・日本文化 ・前 期:「調 査 実
調査,及び日本人 研 修 プ ログ ラ ム 習」科目の教養的
学生の発表に基づ 「調査実習」科目の 科目としての位置
く討論の実施,ラン 前期授業では段階 づけ,現代日本社
チョン セミナ ーに 別の個人発表指導 会問題についての
てグループ研究発 を中心にしながらも,合 同 意 識 調 査 の
表の実施
日本人学生と合同 実施
・後期:研究方法 のアンケート調 査 ・後期:言語・文化
論の指導,及びグ を実施した。後期 についてのグルー
ル ープ 別 合 同 研 からは個人研究指 プ 別 合 同 研 究 の
究の実施
導は
「修 了 研 究 演 実施,研究方法論
習」
として行うことに 指導の改善
し,「調査実習」
で
はもっぱら日 本 人
学 生との多 言 語・
多文化に関わる合
同調査研究を実施
している。
・前期:現
代日本社
会につい
ての 合 同
ビデオ制
作プロジェ
クトの実施
・後期:言
語・文化に
つ い ての
比較調査
研 究の実
施,研究方
法論指導
の改善,及
び教材化
に向けての
準備
・前期:現
代日本社
会 問 題に
つ い ての
合同意識
調 査の実
施,及び指
導 法の改
善
・後期:言
語・文化に
つ い ての
比較調査
研 究の実
施,及び研
究方法論
指 導の教
材化
・前期:現 ・前期:現
代日本社 代日本社
会につい 会につい
ての 合 同 ての 合 同
ビデ オ制 意識調査
作プロジェ の実施
クトの実施,・後期:言
及び改善 語・文化に
・後期:言 つ い て の
語・文化に 比 較 調 査
つ い ての 研 究の実
比較調査 施
研 究 の 実 ・研究方法
施
論指導教
・合同調査 材としての
研 究 内 容 ワークブッ
の 報 告 書 ク完成
作成
○ 学部留学生に 現在,留学生セン 学部留学生の抱え
提供され ている ターの総合日本語 る諸問題を明確化
教養的科目
「日 コースの技能別ク するための聞き取
本 語」
教 育 内 容 ラスを教養的科目 り調査を実施し,総
をさらに充 実さ 「日 本 語B」
とし て 合日本語コースの
せる。
提 供し ているが, 再 編 成 の 基 礎 資
補 講として受ける 料とした。調査結
学生と教養教育と 果は今年度の留学
して受ける学生の 生センター紀要に
ニーズやレベルの 掲載した。
違いに起因する諸
問 題が 存 在する。
今年度はこれらの
問題点を明確化し,
本年度中に予定さ
れている総合日本
語 コ ー ス の カリ
キュラム再編に反
映させる。
○ 留学生に対し,・4月,10月の学
学部,大学院の 期開始時に情報提
開講科目情報を 供期間を設け相談
提供するシステ 員を置く
ムを創設し,受 ・部局開講のシラ
講を支援する。 バスと時間割を収
集し学生が利用で
きるように整備する
・各部局で開講さ
れている科目の中
で短期留学生が
受けやすい科目を
あげてもらい,推奨
科目として留学生
に推薦する。
○ 日本語・日本
文化研修コース
において,留学
生と日本人学生
の合同研究の機
会を設け,多言
語,多文化間の
相互理解を深め
る。
平成17年度計画
日韓プログラムは, ・第1期生に対し ・前年度に実施し
平 成16年 度 で 事 ては先 行して聞き たアン ケートを集
業 予 定10年 間 の 取り調 査を実 施し 計し,結果を分析
また,現在,第 する。
中間点である第5 た。
期を迎える。
そこで,2期生以降用およ ・分析結果に基づ
前半の5年間を総 び受入れ教員向け いて後半5ヵ年の
括し,かつ後半5 用のアン ケートを カリキュラムを検
2005 討し,修正すべき
年 間のカリキュラ 作成中であり,
ムを編成する材料 年1月に2期生か 点を修正する。
とするため,第1期 ら4期生までの8
生から5期生まで 名に対する面接調
の学生と,彼らを受 査を行った。受入
け入れた学部学科 れ 教員10名に対し
に対するアンケー ては,メールを使っ
ト調 査 および 聞き た調査を行い,4名
取り調査を行って からの回答を得た。
結果をまとめ分析 アンケート調 査の
データについては,
する。
現在集計中である。
− 90 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
殖 教 育 の 実 施
体制等に関する
目標を達成する
ための措置
② 教 育 環 境 の
整備
○ 正 規 学 生(留 正規生
(留学生)
や 日本語上級クラス ・面接形式による ・新科目の ・問題点の
学 生)
を 対 象に 所属部局の日本語 のニーズ調査に関 ニーズ調査を実施 開設
洗 い 出し
教養的科目とし 上級クラスに対する して,総合日本語 し,結果分析。
それ
お よび 改
て
「日本語上級」 ニーズを調査する。 コースとしての面 に基づいた上級日
善
を開 講 すること また,日本語上級を 接による調査の中 本語クラスを検討
を検討し,条件 設ける上での様々な に組み入れるため する。
が整い次第実施 問題点を整理,明 に,質問項目を作り,・教養教育運営委
に移す。
確 化し,平 成17年 検討中。
員会との調整をす
度の実施に向けて
る。
準備する。
総合日本
語コースとの関連に
付いても検討する。
・問題点の
洗 い 出し
お よび 改
善
○ センターで実
施している教育
コース,プログ
ラムにおける科
目を教養的科目
として開放し,日
本人学生も参加
できる体制を整
備する。
KUSEPや 日 本 8月23日に金沢大 ・短期プログラム
語・日本文化研修 学 教 育 開 発 セン を 教 養 科 目との
プログラムの授業 ター 主 催
「第34回 ジョイント科目とし
科目を対象として, 共同学習会」
にて, て開講
授 業 担 当 教 員 及 「留学生向け授業 ・
「調査実習」科目
び共通教育機構と を教養科目として の教養的科目とし
も協議し,教養科 開講する試みにつ ての開放
目として提供する いて」
というテーマ
内容を検討する。 で話し合いの場を
持った。
日本語・日本文化
研 修コー ス
「調 査
実 習」
は 平 成17年
度前期・後期の教
養的科目として既
に登録済みである。
・短期プロ
グラム,教
養科目の
ジョイント
科目として
開講
・日本人学
生の履修
に伴い必
要となる改
善を行う。
・短期プロ
グラム,教
養科目の
ジョイント
科目として
開講
・日本人学
生の履修
に伴い必
要となる改
善を行う。
・短期プロ ・短期プロ
グラム,教 グラム,教
養科目の 養科目の
ジョイント ジョイント
科目として 科目として
開講
開講
・研究方法 ・教養的科
論 教 材 の 目としての
「調 査 実
開発
習」科目の
確立
○ 日 本 語 予 備
教 育(日 本 語 研
修コー ス)
の受
講生拡大の可
能性について調
査する。
日本語予備教育の 日 本 語 予 備 教 育 ・日本語予備教育 ・日本語予
受講生の資格範囲 受講生の受け入れ の新 カリキュラム 備 教 育 の
を広げることの是非, 方針の見直しを行 実施。
新カリキュ
それに伴うカリキュラ い,対象学生の枠
ラム 実 施
ム再編成を検討す を広げ,大学推薦
と改良。
る。日本語研修コー の留学生,短期留
スは,6ヶ月の日本 学生,社会人留学
語集中プログラム 生(石川県庁)
を受
を運営していたが, け入れた。それに
平成16年度後期か 伴い,新カリキュラ
ら,総合日本語コー ムを作成し,実施
スでの集中クラスと している。
位置づけるカリキュ
ラムを検討中である。
それによって,対象
となる留 学 生の範
囲が広がる。従来の
大使館推薦の国費
留学生のみならず,
大学推薦の留学生,
短 期 留 学 生なども
対象とする。
また,学
外の研究者やそれ
に準ずる者も,セン
ター長の許可のもと
に入学を認め,授業
料収入を得る。
・日本語予
備教育の
新カリキュ
ラム 実 施
と改良。
・日本語予
備教育の
新カリキュ
ラム 実 施
と改良。
日本語研修コース
の目標として次の三
点があるが,その特
徴を明確に反映し
た,よりわかりやすい
シラバスを組む。拭
基礎的日本語能力,
植各自の専門領域
への橋渡し,殖日本
文化への適応。
− 91 −
上級日本
語に関 す
る調 整 の
完成
・日本語予
備教育の
新カリキュ
ラムの 完
成。
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
日本語研修コース
の目標として次の三
点があるが,その特
徴を明確に反映し
た,よりわかりやすい
シラバスを組む。拭
基礎的日本語能力,
植各自の専門領域
への橋渡し,殖日
本文化への適応。
○ 短期プログラ
ムの科目の継続
的提供体制を整
備する。
KUSEPと日本語・
日本文化研修プロ
グラムは,全学的な
協力体制の下に実
施されている。担当
教員の負荷を所属
部局で正当に評価
し,かつ,部局単位
の協力を今後とも依
頼する。従来の短期
留学プログラム小
委員会に代わる小
委員会等の設置を
国際委員会に諮る。
国際委員会に従来 ・短プロ科目担当 ・短プロ科
の短期留学プログ 者に対し部 局でど 目 担 当 の
ラム小委員会に代 のように評価してい 評 価 法 の
わる短期留学プロ るのか,大学としてど 検 討 と 部
グラムに係る作業 のように評価してい 局 へ の 申
部会が設置された。るのかを調査する。 し入れ
留学生センター教 ・日本語・日本文 ・日研生関
員会議に他学部教 化研修コースに関 連 事 項 検
員参加の日本語・ わる諸事項を検討 討 ワ ー ク
日本文化研修コー する文・法・経・教 ショップの
スに係る作業部会 育学部の委員を含 開催
を設置した。
めたワークショップ
をセンター教 員 会
議の下に設置する。
・短プロ科
目 担 当に
対 する評
価が 行わ
れ ている
か調査
・日研生関
連事項検
討ワー ク
ショップの
開催
・日研生関
連事項検
討ワー ク
ショップの
開催
・日研生関
連事項検
討ワー ク
ショップの
開催
○ 留 学 フェア, 日 本 人 学 生 の 留 ・6月1日∼6月 日 本 人 学 生 の 留 ・留学フェ
留学説明会,遠 学支援体制を整備 4日の日程で海外 学支援体制を整備 ア開催
隔相互教育等を する。具体的には 留 学フェア2004を する。具体的には ・留学説明
通じて留学情報 次のような措置を 開催した。
次のような措置を 会開催
を本学学生に提 行う。
・6月14日と15日に 行う。
・海外研究
供する。
・例年通り,留学 派遣留学説明会を ・例年通り,留学 機関より資
フェアを開催する。 開催した。
フェアを開催する。 料収集
・例年通り,留学説 ・事務局2Fロビー ・例年通り,留学説 ・事務局2
明会を開催する。 の 留 学 情 報 コー 明会を開催する。 F留 学 情
・事務局2Fロビー ナーのブックキャビ ・事務局2Fロビー 報 コ ー
の 留 学 情 報 コー ネットを更新し,情 の 留 学 情 報 コー ナ ー 整 備
ナーを拡充・整備 報収集をしやすくし ナーを整備拡充す /拡充
する。
た。また,最新の資 る。
・Web上
・交 流 協 定 校, 料を設置した。
・交 流 協 定 校, の 留 学 相
UMAP参加校から ・UMAP
(University UMAP参加校から 談 / 支 援
最新の資料を収集 Mobility in Asia and 最新の資料を収集 の ペ ー ジ
する。
Pacific; アジア太平 し,Webページ等 運 営 / 改
交 流 協 定 校 の 研 洋大学交流機構) で学内に提供する。善
究・教育上の特色 を組織するローラシ ・Web上の派遣留 ・留学相談
等に関する情報を ア ン 協 会 による 学相談を充実させ ア ワ ー 改
まとめ,Webペ ー UMAP参 加 校 の る。
善/充実
ジ等で学内に提供 Webページ作成に ・留学相談アワー
する。
協力し,金沢大学 を充実させる。
・Web上に派遣留 の情報を掲示した。 ・国際課,外国語
学相談のページを ・交流協定校およ 教育研究センター
設ける。
びUMAP参加校の と連携し,留学の
研究・教育上の特 た め のTOEFL対
色等に関する情報 策ブックレットを作
をまとめ,Web上で 成する。
学内に提供した。
・留学フェ
ア開催
・留学説明
会開催
・海外研究
機関より資
料収集
・事務局2
F留 学 情
報 コ ー
ナー整備
/拡充
・Web上
の留学相
談/支援
のペ ージ
運営/改
善
・留学相談
アワー 改
善/充実
・留学フェ
ア開催
・留学説明
会開催
・海外研究
機関より資
料収集
・事務局2
F留 学 情
報 コ ー
ナー整備
/拡充
・Web上
の留学相
談/支援
のペ ージ
運営/改
善
・留学相談
アワー 改
善/充実
・留学フェ
ア開催
・留学説明
会開催
・海外研究
機関より資
料収集
・事務局2
F留 学 情
報 コ ー
ナー整備
/拡充
・Web上
の留学相
談/支援
のペ ージ
運営/改
善
・留学相談
アワー 改
善/充実
・外国語教育研究
センターと連携す
ることにより,Web上
に派遣留学相談の
ページを設け,運
用を開始した。
・留学相談体制を
整備した。具体的
には,授業期間中
毎週水曜日14:00
から16:00までの留
学相談アワーを開
始した。この時間に
都合がつかない学
生には,逐次派遣
留学担当教員がア
ポイントメントによっ
て対応している。
− 92 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・派遣留学候補学
生が派遣先大学へ
の願書を作成する
際のアドバイス体制
を整備した。本年度
は派遣留学担当教
員が国際課の協力
を得ながら対 象 学
生に対応するという
形でアドバイスを行
うこととし,これを実
施中である。
・TOEFL受験に関
する学 生 へのアド
バイスの仕 方につ
いて,国際課,外国
語 教 育 研 究 セン
ターと共に検討した。
・ 帰国留学生によ
る派遣留学報告会
を開催した
(1月28
日)。
・『金沢大学留学
ハ ンド ブ ッ ク』
の
ネーミング,内容,
および体裁について
詳細に検討し,平成
17年 度 版『金 沢 大
学生のための海外
留学の手引き』
を作
成した。
・ポーランドとスロバ
キアの交流協定校
(ルブリン工科大学
とスロバキア工 科
大学)
を訪問し,今
後の学生交流改善
に関する打ち合わ
せを行った。
③ 教育の質を改
善するためのシ
ステム
○ 成績評価法と 1.UMAP学 生 交 1.派遣留学説明 昨年度に引き続き,・重点交流
してUMAP単位 流協定及びUCTS 会,ランチョンセミ 重点交流協定校を 協 定 校 を
互換方式を整備 (UMAP単 位 互 換 ナー,
『留学生セン 対 象 に,UCTS 対象とした
する
(重 点 交 流 方 式)
を全 学に紹 ター ニュー ス』
に (UMAP単 位 互 換 UMAP単
協定校を対象)。 介する。
おいて紹介した。 方 式)
の 導 入を検 位 互 換 方
2.重点交流協定 2.UCTSと本学の 討する。
式の導入
校 を 対 象 に, 単位認定システム
UCTS(UMAP単 との比較検討に着
位 互 換 方 式)
の適 手した。
用を検討する。
3.金沢大学で取 3.留学生に対して 3.16年 度 に 作 っ
得した単位を交流 はアン ケートを実 たアン ケートを協
協定校がどのように 施した。
定校に送り,調査を
取り扱っているかを 4.本学の全部局に 実施する。その結
アンケート調査し, 向けてアン ケート 果を分析する。単
各協定校の実態を 調査を実施し,回 位認定を行われて
把握する。単位認 収中である。アン いない協定校には
定を行われていな ケ ートの 内 容は, 制度上許す限り単
い協定校には制度 現状における海外 位認定を行うよう働
上許す限り単位認 で取得した単位の きかけを行う。
(単
定を行うよう働きか 互換法,単位互換 年度で実施)
けを行う。
に伴う問題,単位 4.本学学生が 海
4.本学学生が 海 互換についての意 外の大学で取得す
外の大学で取得す 見等である。"
る単位の認定法に
る単位の互換法に
ついて,本学におけ
ついて,本学の現
る調査を継続し,単
状を調査し,各部
位認定を拡大する
局とともに検討する。
方向で規定の見直
しを検討する。
− 93 −
・重点交流
協 定 校を
対象とした
UMAP単
位互換方
式の導入
・重点交流
協 定 校を
対象とした
UMAP単
位互換方
式の導入
・重点交流
協 定 校を
対象とした
UMAP単
位互換方
式の導入
中期計画
○ 外 国 語 教 育
研究セン ター・
部局所属留学
生専門教育教
員と連携しなが
ら,本学学生の
外国語能力の
向上や国際性
の涵養を図る。
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
協定校のサマース ・タ フ ツ 大 学 サ ・協定校のサマー ・協定校へ
クール(英語)
への マースクールでの スクールへの派遣 の 短 期 留
学 促 進 派 遣 支 援を行う。 夏期英語研修に5 を促進する。
ラ ン チ ョン セミ 名の学生を派遣し ・外国語教育研究 ・協定校
センター,共通教 サ マ ー ス
ナ ー(前 出)や デ た。
ス カッション セミ ・タフツ大学のサ 育機構,大学教育 ク ー ル へ
ナー(前出)
,留学 マースクールでの 開 発・支 援 セ ン の 派 遣 促
生向け科目の日本 夏期英語研修につ ター,各言語系と 進
人学生への開放, いて,外国語教育 連携し,英語を始
等により,日本人学 研究センター,英 めとする外国語に
生と外国人留学生 語系との連携により,よる授 業の増 加・
が交流する機会を ポスター,共通教 促進について検討
育の授業,
ランチョ する。
増やす。
ンセミナー(前出)
において学生に紹
介した。
・タ フ ツ 大 学 サ
マースクールでの
夏期英語研修平
成17年度派遣に向
け,2年度にわたる
タイムスケジュー
ルおよび参加学生
へ のアドバ イスリ
ストを作成した。
また,年度初頭の
オリエン テーショ
ン時に学生に配布
するちらしと掲 示
用のポスターを作
成した。
・タ フ ツ 大 学 サ
マースクールでの
夏期英語研修に参
加した学 生による
報告会を開催した
(11月17日)。
・英語系,外国語
教育研究センター
と連携することによ
り,留学準備クラス
としての共通教育
英語クラスを整備
した。
・帰国学生のため
のフォローアップ
クラ ス
(英 語 クラ
ス)
に つい て検 討
した。
ディスカッションセ
ミナーは準備中
− 94 −
・協定校へ
の短期留
学 促 進 ・協定校
サマース
クール へ
の派遣促
進
・協定校へ
の短期留
学促進 ・協定校
サマース
クール へ
の派遣促
進
・協定校へ
の短期留
学 促 進 ・協定校
サマース
クール へ
の派遣促
進
中期計画
○ 教育の質の改
善を目的とした
他 大 学 との 教
育・研究交流
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
1)京都大学,大 日本語・日本文化 日本語・日 日本語・日 日本語・日 日本語・日
阪外国語大学,名 研修コースにおい 本 文 化 研 本 文 化 研 本 文 化 研 本 文 化 研
修コー ス 修コー ス 修コー ス 修コー ス
古屋大学,九州大 ては
学,広島大学,東 1)他 大 学 の 担 に お い て に お い て に お い て に お い て
は
は
は
北大学,金沢大学 当者との情報交換,は
の計7大学の8名 教育方法の改善を 1)他 大 1)他 大 1)他 大 1)他 大
の日本語・日本文 目 的とし た
「日 研 学 の 担 当 学 の 担 当 学 の 担 当 学 の 担 当
化研修プログラム 生 教 育 改 善 研 究 者 と の 情 者 と の 情 者 と の 情 者 と の 情
担当教員の参加の 会」
を毎 年 開 催 す 報交換,教 報交換,教 報交換,教 報交換,教
下,
3月11日に金沢 る
育方法の 育方法の 育方法の 育方法の
大 学 に て 第 4 回 2)日本語・日本 改 善 を 目 改 善 を 目 改 善 を 目 改 善 を 目
「日研生教育改善 文化研修コース口 的 とし た 的 とし た 的 とし た 的 とし た
を開 催し 頭研究発表会を同 「日研生教 「日研生教 「日研生教 「日研生教
研 究 会」
た。参加大学の合 プログラムを有す 育 改 善 研 育 改 善 研 育 改 善 研 育 改 善 研
を毎 究会」
を毎
を毎 究会」
同プロジェクトとし る他大学にサテラ 究会」
を毎 究会」
て日本語・日本文 イト発信し,日研生 年 開 催 す 年 開 催 す 年 開 催 す 年 開 催 す
る
る
る
化 研 修 生 の 追 跡 及び担当教員との る
調査を行うこととし 教育交流を行う 2)日 本 2)日 本 2)日 本 2)日 本
た。 なお,平成15 3)日本語・日本 語・日本文 語・日本文 語・日本文 語・日本文
年 度 第 3 回 日 研 文化研修コース生 化 研 修 化 研 修 化 研 修 化 研 修
生 改 善 研 究 会 の の修了研究レポー コ ー ス 口 コ ー ス 口 コ ー ス 口 コ ー ス 口
報告書を作成した トを
「研究レポート 頭 研 究 発 頭 研 究 発 頭 研 究 発 頭 研 究 発
(現在印刷中)。文 集」
として発 行し, 表 会 を 同 表 会 を 同 表 会 を 同 表 会 を 同
部科学省,並びに 他大学に送り,
「研 プ ロ グ ラ プ ロ グ ラ プ ロ グ ラ プ ロ グ ラ
同プログラムを有 究レポート集」
を通 ム を 有 す ム を 有 す ム を 有 す ム を 有 す
する大学に配布予 し て 教 育 学 生 の る 他 大 学 る 他 大 学 る 他 大 学 る 他 大 学
定である。
ニーズなどの情報 にサテライ にサテライ にサテライ にサテライ
2)2004年 8 月 交換を行う。
ト発 信し, ト発 信し, ト発 信し, ト発 信し,
6日に日本語・日
日研生及 日研生及 日研生及 日研生及
本文化研修プログ
び担当教 び担当教 び担当教 び担当教
ラム第9期の公開
員 との 教 員 との 教 員 との 教 員 との 教
口頭研究発表会を
育 交 流を 育 交 流を 育 交 流を 育 交 流を
行う
行う
行う
行い,SCSを介し
行う
て,大阪外国語大
学同プログラムの
参加研修生,及び
担当教員に質疑応
答の形で参加して
もらった。
3)日本語・日本
文化研修プログラ
ム第9期生の研究
レポートを
「研究レ
ポート集」
として編
集し,発行した
(現
在印刷中である)
。
文部科学省及び
同プログラムを開
設している他の大
学などに配布予定
である。
燭 学 生 へ の 支
援に関する目標
を達成するため
の措置
⑥ 外 国 人 留 学
生の受入れ 及
び支援
− 95 −
3)日 本 3)日 本 3)日 本 3)日 本
語・日本文 語・日本文 語・日本文 語・日本文
化 研 修 化 研 修 化 研 修 化 研 修
コー ス 生 コー ス 生 コー ス 生 コー ス 生
の修了研 の修了研 の修了研 の修了研
究レポート 究レポート 究レポート 究レポート
「研 究レ
「研 究レ を
を
「研 究レ を
「研 究レ を
ポ ート集」 ポ ート集」 ポ ート集」 ポ ート集」
として発行 として発行 として発行 として発行
し,他大学 し,他大学 し,他大学 し,他大学
「研
「研 に送り,
に送り,
「研 に送り,
「研 に送り,
究レポート 究レポート 究レポート 究レポート
を 通し
を 通し 集」
集」
を 通し 集」
を 通し 集」
て教育,学 て教育,学 て教育,学 て教育,学
生のニー 生のニー 生のニー 生のニー
ズ など の ズ など の ズ など の ズ など の
情報交換 情報交換 情報交換 情報交換
を行う。
を行う。
を行う。
を行う。
中期計画
平成16年度計画
○ 他部局と協力
し,多言語による
留学生カウンセ
リング・アドバイ
ジング体制を整
備する。
部局に配置されて
いる留学生担当教
員と協力して,留
学生の問題の早期
発見と迅速な対応
を行う体制をさらに
強化する。英語及
び 中国語によるカ
ウン セリング 及び
アドバイジングが
できる体制を整備
する。留学生との
接触を通して得ら
れた知見を,留学
生・日本人学生に
対する学習環境整
備の観点から,学
内に向けて提言を
行う。
・部局に配置され 留学生の問題の早 協 力 体 制 協 力 体 制 協 力 体 制 協 力 体 制
ている留学生担当 期発見と迅速な対 の 維 持 運 の 維 持 運 の 維 持 運 の 維 持 運
教 員と協 力し て, 応を行う体 制 作り 営
営
営
営
留学生の問題の早 を部局に配置され
期発見と迅速な対 ている留学生担当
応を行う体制の維 教 員と協 力し て,
持 お よび 強 化 を 前年度に引き続き,
行った。
また,今年 維持・強化する。
ま
度は特に,法律ア た,中国語によるカ
ドバイザ ーとの緊 ウン セリング 及び
密な連携を要する アドバイジングが
状況が多くあり,こ できる体制を整え
れまで構築して来 る。さらに,前年度
た体制の長所が多 同様,留学生との
く発揮された。
接触を通して得ら
・英語によるカウン れた知見を,留学
セリン グ 及び アド 生・日本人学生に
バイジングができ 対する学習環境整
る体制を整備した。 備の観点から,学
・学習環境整備の 内に向けて提言を
観点から,学内に 行う。
向けた提言を,指
導教員との懇談会
また個々の教員を
対象に行った。
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
○ 留 学 生 セ ン
ター教員,留学
生専門教育教
員,保健管理セ
ンター,法律ア
ドバイザ ー,指
導教員等の連
携を深め,留学
生の生活支援・
健康管理などに
関 す る ネ ット
ワークを一層整
備する。
部局所属の留学
生担当教員との連
携体制をさらに強
化し,迅速かつ部
局の実状を踏まえ
た支援を行う。
・部局の実状を踏
まえた支援を留学
生担当教員との連
携体制のもとで迅
速に実施した。
既に確立している
学内の協力体制を
継続し,とりわけ危
機管理の側面の対
応を検討する。
・他大学との連携 また,既に確立して
のもとに,とりわけ いる学内の協力体
自 然 災 害 時 の 支 制を継続し,とりわ
援の方策を検討す け自然災害などの
るための学習の機 危 機 管 理 面 の 対
会を計画した。
また,応を検討する。
長岡技術科学大
学と情報・意見交
換を行った。
○ 留 学 生 支 援 ・指導教員との懇
のために利用可 談会開催
能な諸制度につ ・留学生専門教育
いて,学内関係 教員との意見交換
者の理解を高め,会実施
それらの効果的
運 用 をは か る。
そのため留学生
指導教員,留学
生センター教員,
留学生専門教
育教員の協議
会を毎年開催す
る。
・角間/小立野両 ・指導教員との懇
キャン パスにおい 談会開催
て指導教員との意 ・留学生専門教育
見交換会を実施し,教員との意見交換
指導教員が抱える 会を適時実施。
留学生指導の現
状の把握と,指導
教育を支援する諸
情報を伝えた。
・留学生専門教育
教員との意見交換
会を月毎に実施し,
さらに緊 急 時には
適時実施した。
・定期的な連絡会 ・学内ネッ ・学内ネッ ・学内ネッ ・学内ネッ
やケースカンファ トワークの トワークの トワークの トワークの
レン スなどを通じ 運用
運用
運用
運用
て,部局所属の留
学生担当教員との
連携体制をさらに
強化し,迅速かつ
部局の実状を踏ま
えた支援を行う。
・指導教員
との 懇 談
会開催
・留学生専
門教育教
員 との 意
見交換会
実施
・指導教員
との 懇 談
会開催
・留学生専
門教育教
員 との 意
見交換会
実施
・指導教員
との 懇 談
会開催
・留学生専
門教育教
員 との 意
見交換会
実施
・指導教員
との 懇 談
会開催
・留学生専
門教育教
員 との 意
見交換会
実施
○ チューター制 チューター制度の ・チューター制度 ・チューター制度 ・チ ュ ー
度を継続・整備 継続と検討
の継続と改善点を の継続。制度,人 タ ー 制 度
する。
検討した。
とりわけ, 選の見直しを行う。 の継続。制
学習面での補強
度,人選の
が必要な留学生に
見直し
は,チューターを
特例として配置す
る等,実状を考慮
したチューター配
置を心掛けた。
・チ ュ ー
ター 制 度
の継続。制
度,人選の
見直し
・チ ュ ー
ター 制 度
の継続。制
度,人選の
見直し
・チ ュ ー
ター 制 度
の継続。制
度,人選の
見直し
− 96 −
中期計画
平成16年度計画
○ 総 合 移 転 第 国 際 寄 宿 舎 及 び
2 期 計 画 事 業 交流施設における
の一環として国 留学生と日本人学
際交流ゾーン設 生の交流の基本計
置を推 進 する。 画を立案し,必要
混 住 方 式 の 国 な施設について検
際 寄 宿 舎 及 び 討する。
交流施設整備な
どにより,留学生
と日本人学生の
交流を促進する。
16年度業務実績
・国際交流会館の
問題点の洗い出し
を行い,交流事業
を検討した。
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
留学生と日本人学 (施設の建 (施設の建 ・交流事業 ・交流事業
生 の 交 流 事 業 計 設)
設)
の実施
の実施
画を立案し,必要 ・交流事業 ・交流事業
な施設について検 の検討
の検討
討する。
・施設整備 ・施設整備
の提案
の提案
○ 帰 国 留 学 生 再来日する留学生 ・帰国外国人留学 ・再来日する留学 ・再来日す
る留 学 生
のフォローアッ の調査
生のデータベース 生の調査と分析
プを行う。元留
作成に向けての外 ・帰国外国人留学 の 分 析 と
学生を招いたシ
部資金導入を試み 生のデータベース 検討
ンポジウムを開
た
(JAFSA調 査・ 作 成 準 備 / 作 業 ・シンポジ
催し,それらを通
研究助成プログラ 内容検討
ウム 開 催
じて優秀な留学
ムに応募した)。
の検討
生の再来学を促
・元金沢大学留学
・帰国外国
進する。
生である中国遼寧
人留学生
省瀋陽大学外国
のデ ータ
語学院講師,崔岩
ベース作
氏 を 留 学 生 セン
成
ター外国人研究者
として招聘した
(3
月)。崔岩氏からは,
再来日する留学生
の 調 査に関し て,
元本学留学生とし
ての立場からの協
力を承諾済みであ
る。
・再来日する留学
生の調査について
検討
・再来日す
る留 学 生
の 分 析と
検討
・シンポジ
ウムの 開
催
・帰国外国
人留学生
のトレース
作業
・再来日す
る留 学 生
の 分 析と
検討
・シンポジ
ウムの 提
言を踏まえ
た対策の
検討
・帰国外国
人留学生
のトレース
作業
・帰国外国
人留学生
の ネ ット
ワ ー ク
ペ ージを
web上 に
立ち上げ
るた め の
準備検討
作業
・再来学の
ため の 具
体的な支
援方法提
言
・帰国外国
人留学生
の ネ ット
ワ ー ク
ペ ージを
web上 に
立ち上げ
る
2 研究に関する
目標を達成する
ための措置
拭研究水準及び
研究の成果等に
関する目標を達
成するための措
置
○ センター所属
教員の研究成
果の定期的自
己点検・評価を
実施する。
○ 日本語,日本
語教育,異文化
コミュニケーショ
ン,国際化,遠
隔教育,地域交
流等,センター
の教育と関連の
深い分野につい
てセンターが中
心となりプロジェ
クト研究を発足
させる。
平成16年度から年 年報の構成案を決 ・研究成果の評価 ・研究成果
の評 価を
報を発行し,留学 定し,四月に平成 方法を検討
生センターの教育,16年度の年報を出 ・年報を発行する。 実施
・年報発行
留学生支援,及び 版する予定である。
の継続
研究に関するデー
タを収集し,自己
点検・評価の資料
とする。
遠 隔 教 育(web上 ・総合メディア基 ・両機関を直接訪 ・改善した
の討 論 授 業 等)
の 盤センターが中心 問し打ち合わせた Web上 の
方法論を開発・完 になって採択され 内 容に基づいて, 討 論 授 業
成するためのプロ た文科省「現代的 新しい討論テーマ を試行
ジェクトチームを 教 育 ニ ー ズ 取 組 および課題読本の ・分担者に
協 定 校 及 び 本 学 支 援プ ログラム」 選定作業を具体的 よ る 定 期
の関連部門と協力 の
「IT教 育 用 素 材 に進める。
的な報告
して立ち上げ,研 集の開発とIT教育 ・遠隔相互教育シ 会の実施
究会,協定校の教 の 推 進」
プ ロジ ェ ステムのために必
育実態調査,協定 クトのメンバーとし 要なハードウェア
校との短期交換教 て教材開発を行っ の充実を図る。
授の実現などを通 ている。本年度は, ・改善したWeb上
してWeb授業の方 教師向け教材
「TV の討論授業を試行
法論を研究する。 会議を利用した異 ・定期的な報告会
文 化 交 流 デ ィス の実施
カッション 授業の
方 法」
を完 成させ
た。
− 97 −
・年報発行 ・自己点検 ・年報発行
評 価 を 実 の継続
の継続
施
・年報発行
の継続
・Web上
の討論授
業 とそ の
研究成果
公表
・分担者に
よる 定 期
的な報告
会の実施
・日本語教
育学会研
究集会な
どでの中
間報告
・授業方法
の比較検
討,改善
・分担者に
よる 定 期
的な報告
会の実施
・日本語教
育学会な
どでの成
果発表
・Web上
の討論授
業方法論
完成
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・遠隔教育の方法
論の開発・完成に
関しては,留学生
セン ター 教 員
(三
浦香苗,太田亨),
協 定 校 教 員
(Willam & Mary
大学:加藤とも子,
北京師範大学:王
志松)
から成るプロ
ジェクトチームを
立ち上げ,具体的
な検討を行ってい
る。
・年度末の3月に
は,文部科学省「現
代的ニーズ支援
プ ログ ラム」予 算
で,北京師範大学,
米 William
&Mary大 学 に 赴
き,本大学との正規
授業としてTV会議
を使った遠隔教育
を開始すべく具体
的 な 方 法 を 話し
合った。
植 研 究 実 施 体
制等の整備に関
する目標を達成
するための措置
○ センター所属 相 互 派 遣 や 短 期 ・センターの業務 ・引き続き文科省 ・海外協定
教 員 が 専 門 研 海外研修を制度化 に関係する派遣を 海 外 先 進 教 育 支 校 と の 相
究を深めるため するにあたって,被 積 極 的に推 進し, 援プログラムに応 互 派 遣 へ
の時 間の確 保, 派遣者が安心して 半年程度の派遣は 募し,遠隔相互教 向 け た 条
サバティカル制 派遣に出かけられ センター教員内で 育 の 拠 点 パ ート 件 に 関 す
度,海外での研 るよう,センター内 互 助 することをセ ナ ー であるウイリ る 具 体 的
究・研修など研 で業務のフォロー ンター教員会議の アム&メアリー大 な 交 渉 の
究環境の向上を アップ 体制を十部 場で確認した。ま 学 へ 半 年 間 の 教 ため,相互
図る。
に整える。海外協 た,今年度以降も 員派遣が行えるよ 派 遣 指 定
校を訪 問
定校との相互派遣 引き続き文科省海 う努力する。
を実現するために, 外 先 進 教 育 支 援 ・協定校に金沢大 し,最終的
協定校側と留学生 プログラムに応募 学で研修したい教 な 条 件 を
員がいるか調査・ つめる。
センター側の派遣 する。
どのような受け入
および受入れに関
れがあるのか調査
する条件のすり合
する。
わせが必要である。
本年度は相互派遣 ・相互派遣につい
に関する情報収集 ては,ウイリアム&
を行う。
メアリー 大 学との
教員交換派遣の
可能性について意
見交換を行った。
− 98 −
・海外協定
校 との 相
互派遣1
人目実施
・相互派遣
報告会お
よび 報 告
書作成
・海外協定
校 との 定
期的な相
互派遣体
制実施
中期計画
○ センター所属
教員が自らの専
門領域に近い各
教員組織と連携
し,学部・大学院
教育に貢献する
ことを通じて,共
同研究の土壌を
養う。
平成16年度計画
16年度業務実績
アカデミック・ジャ アカデミック・ジャ
パニーズのための パニーズのための
教 育 方 法 論 研 究 教育方法論に関す
プロジェクトチー る共同研究体制を
ムを,留学生セン 検討し準備を開始
ター教員と留学生 した。
の専門指導教員と ワー クショップ に
が連携して立ち上 ついては検討中。
げる。たとえば,専
門領域での口頭
発表指導,論文指
導 などの 方 法を,
日本語教育,第二
言語習得,専門の
方向から検討する。
また,ワークショッ
プを開いて,専門
教員の実際の論文
指導,日本語教員
の日本語指導など
を実体験し,日本
人学生への指導と
留学生への指導の
違いなどから方法
論を整理し,よりよ
い指導法を共に考
える。
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・留学生センター ・撮影した ・口頭発表
日本語教員と金沢 口 頭 発 表 分 析 の 継
大学,金沢工業大 を 複 数 の 続
学の理系教員との 専 門 教 員 ・ア カ デ
連携により,ゼミ, に 評 価 し ミック口頭
卒論,修論などの てもらい, 発 表 の 指
口頭発表をビデオ 分 析 す る 導 方 法 を
撮影する。
(良い専門 検討
口 頭 発 表 ・ア カ デ
の も つ 要 ミックジャ
素の抽出) パ ニ ー ズ
のための
ワ ー ク
ショップ 開
催
・ア カ デ
ミック口頭
発表教育
方法論研
究のため
のワー ク
ショップを
開催
・ア カ デ
ミ ッ ク・
ジ ャ パ
ニーズの
ため の 教
育方法論
研究成果
発表
教 育 学 部 人 間 環 国際教育に関して,・教育学部人間環 ・教育学部 ・教育学部 ・教育学部 ・教育学部
境課程日本語・日 留学生センター内 境課程日本語・日 人 間 環 境 人 間 環 境 人 間 環 境 人 間 環 境
本文化教育コース 部でその性格付け 本文化教育コース 課 程 日 本 課 程 日 本 課 程 日 本 課 程 日 本
の 運 営に協 力し, 等に関して検討を の 運 営に協 力し, 語・日本文 語・日本文 語・日本文 語・日本文
同コースと連携す 化 教 育 化 教 育 化 教 育 化 教 育
同コースと連携す 始めた。
ることにより,日本 ・教育学部人間環 ることにより,日本 コ ー ス へ コ ー ス へ コ ー ス へ コ ー ス へ
語教育,日本語教 境課程日本語・日 語教育,日本語教 の 運 営 / の 運 営 / の 運 営 / の 運 営 /
師養成教育のあり 本文化コース担当 師養成教育のあり 研究協力 研究協力 研究協力 研究協力
方等について,互 教員との合同会議 方等について,互 ・外国語セ ・外国語セ ・外国語セ ・外国語セ
いに研鑚を積む機 を開催し,お互い いに研鑚を積む機 ンター,大 ンター,大 ンター,大 ンター,大
会を設ける。
の協力体制につい 会を設ける。
学教育開 学教育開 学教育開 学教育開
外 国 語 教 育 研 究 て 話し 合 った
(6
発・支援セ 発・支援セ 発・支援セ 発・支援セ
センター,大学教 月21日)。
ンターとの ンターとの ンターとの ンターとの
育開発・支援セン ・外国語教育研究
連携による 連携による 連携による 連携による
ターと連携すること センター,共通教
「国際化教 「国際化教 「国際化教 「国際化教
により,本学におけ 育機構,大学教育
育」推進研 育」推進研 育」推進研 育」推進研
る
「国際教育」
のあ 支援センターと本
究
究
究
究
り方について検討 学 に お ける
「国 際
・現代日本 ・現代日本 ・現代日本 ・現代日本
する機会を設ける。 教育」
のあり方,こ
語に関 す 語に関 す 語に関 す 語に関 す
れを推進する方法
る講 演 会 る講 演 会 る講 演 会 る講 演 会
等について協議し
の継続的 の継続的 の継続的 の継続的
た
(12月8日)。
実施
実施
実施
実施
・文学部な ・文学部な ・文学部な ・文学部な
どの 主 催 どの 主 催 どの 主 催 どの 主 催
による講演 による講演 による講演 による講演
会,や研究 会,や研究 会,や研究 会,や研究
会へのセ 会へのセ 会へのセ 会へのセ
ン ター 教 ン ター 教 ン ター 教 ン ター 教
員の積極 員の積極 員の積極 員の積極
的参加
的参加
的参加
的参加
− 99 −
中期計画
平成16年度計画
外国語科目担当
教員と連携するこ
とにより,「初級英
語学習教材開発
プロジェクト」
を立
ち上げる。
16年度業務実績
平成17年度計画
・プロジェクトチー ・外国語科目担当
ムを結成し,初級 教員と連携するこ
英語教材開発のた とにより,初級英語
めの基礎的作業を 学 習 教 材 開 発 研
行った。
また,外部 究を継続する。
資金導入のため,
科学研究費に応募
した。メン バーは
次の7名:斉木麻
利 子(留 学 生 セン
ター)
,小 原 文 衛
(文学部),南相瓔
(経済学部),西嶋
義憲(同),澤田茂
保(外国語教育研
究 セン ター)
,ス
ティーブ・レアリー
(同),犬丸のり子
(共通教育機構非
常勤講師)。
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・全学外国
語科目担
当 教 員と
の 連 携に
よる 初 級
英語教育
研究
・全学外国
語科目担
当 教 員と
の 連 携に
よる 初 級
英語教育
研究
・全学外国
語科目担
当 教 員と
の 連 携に
よる 初 級
英語教育
研究
・全学外国
語科目担
当 教 員と
の 連 携に
よる 初 級
英語教育
研究
3 その他の目標
を達成するため
の措置
拭 社会との連携,
国際交流等に関
する目標を達成
するための措置
② 学術交流・国
際交流
17年2月に参加を ・継続参加
・継続参加 ・継続参加 ・継続参加 ・継続参加
予定していたイン ・学内の情報提供
ドネシア開催の日 システムの整備
本留学フェアは中
止となったが,来年
度以降も継続して
参加を予定してい
る。
○ 日本留学フェ
アに継続して参
加する。
○ 金 沢 大 学 短
期留学プログラ
ムへの私費留学
生(留 学 生 セン
ター 所 属)
の受
け入れを推進す
る。
奨学金の枠外でも
受け入れを認めて
いるが,私費で参
加できる地域や大
学に差があるので
調査する。
今までの受け入れ ・協定校への私費
学生について奨学 留学生受け入れ方
金ありとなしの 学 針の説明
生数を協定校別に
調査した。
Ⅱ 業 務 運 営 の
改善及び効率
化に関する目標
を達成するため
とるべき措置
1 運 営 体 制 の
改善に関する目
標を達成するた
めの措置
○ 国 際 担 当 副 外 国 語 教 育 研 究 ・国際課,英語系, ・外国語教育研究 ・学内の関
学 長をはじめと センター,共通教 共通教育機構,法 センター,共通教 連 す る セ
する国際交流の 育機構,大学教育 学部と共に協議検 育機構,大学教育 ンター,機
中 核 組 織 の 編 開発・支援開発セ 討 することにより, 開発・支援開発セ 構,部局と
成に貢献し,留 ンター,及び学部, タフツ大学サマー ンター,及び学部, 連携し,協
学生センターは 研究科等と連携し, スクールにおける 研究科等と連携し, 定 校 サ
その組織の主柱 海 外 協 定 校 の サ 夏 期 英 語 研 修 で 海 外 協 定 校 の サ マ ー ス
として留学生教 マースクールへ日 の学習が,平成17 マースクールへ日 ク ー ル 派
育と国際学生交 本人学生を派遣す 年度より,共通教育 本人学生を派遣す 遣 促 進 の
流の役割を担う。 るための体制,及 機構および法学部 るための体制を整 た め の 体
また,その観 点 び学期に関する教 により単 位 認 定さ 備する。
制整備
から国際交流政 育 的 配 慮 等 の 環 れることとなった。
策の立案に積極 境を整備する。
的に関与する。
− 100 −
・学内の関
連 するセ
ンター,機
構,部局と
連携し,協
定 校 サ
マ ー ス
クール 派
遣促進の
ため の 体
制整備
・学内の関
連 するセ
ンター,機
構,部局と
連携し,協
定 校 サ
マ ー ス
クール 派
遣促進の
ため の 体
制整備
・学内の関
連 するセ
ンター,機
構,部局と
連携し,協
定 校 サ
マ ー ス
クール 派
遣促進の
ため の 体
制整備
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
・サマースクール ・英語以外の外国
参加およびそこで 語 圏 の 協 定 校 サ
の学習の単位認定 マースクールへの
が,英語,ドイツ語 派遣促進。
以外の外国語学
習に適用されるよう,
学内の外国語科
目担当教員への
打診と調査を開始
した。
○ 留 学 生 セ ン
ターの専用施設
を確立し,業務
のより効 率 的な
実施を図る。
・施設部への施設
整備(建物新営整
備)要求を引き続き
行う。
・総合教育棟にお
ける施設の暫定確
保の要望を引き続
き行う。
・施設整備に関す ・施設部への施設
る中期計画及び営 整備(建物新営整
繕事業計画(建物 備)要求を引き続き
新 営 整 備 及 び 建 行う。
物新営までの暫定 ・総合教育棟にお
措 置 の 要 望)
を17 ける施設の暫定確
年1月に提出済み。保の要望を引き続
引き続き要望する。 き行う。
・施設部へ
の施設整
備(建物新
営整備)
要
求・自然科
学研究科
棟の新営
に 伴 う総
合教育棟
における
施設の暫
定確保
・施設部へ
の施設整
備(建物新
営整備)
要
求
・施設部へ
の施設整
備(建物新
営整備)
要
求
・施設部へ
の施設整
備(建物新
営整備)
要
求
Ⅲ 財 務 内 容 の
改善に関する目
標を達成するた
めにとるべき措
置
1 外 部 研 究 資
金その他の自己
収入の増加に関
する目標を達成
するための措置
○ 科 学 研 究 費 センター教員が科 ・科学研究費補助
補助金,各種助 学 研 究 費 補 助 金 金に9名中7名が
成金に積極的に へ定期的に応募す 応募した。
応 募し,また文 るような体 制に向 ・講師派遣につい
部科学省はじめ け,センター内で ては,本年度10月
国 内 関 連 機 関 のコン セン サスを までに7件の派遣
や 国 際 機 関 の 得ておくなど,体制 要請があり,そのう
事業を活用する。の基盤整備を行う。 ち7件について受
他機関との連携を 諾し参加した。
強め,共催行事を
積極的に実施する
とともに,講師派遣
要請を積極的に受
諾するなど,社会に
おけるセンターの
認知度を高める。
・センター教員が
科学研究費補助
金へ定期的に応募
する。
・センター教員の
専門及び 業務分
野に関係した補助
金や地域社会から
の資金確保に関す
る情報入手に引き
続き努める。
・センターから科
学研究費などに9
件以上応募を目指
す。
・科学研究
費補助金
への定期
的応募
・センター
教員の専
門及び 業
務 分 野に
関 係し た
補助金や
地域社会
からの 資
金 確 保に
応募
・センター
から科 学
研究費な
どに 9 件
以上応募
・科学研究
費補助金
への定期
的応募
・センター
教員の専
門及び 業
務 分 野に
関 係し た
補助金や
地域社会
からの 資
金 確 保に
応募
・センター
から科 学
研究費な
どに 9 件
以上応募
・科学研究
費補助金
への定期
的応募
・センター
教員の専
門及び 業
務 分 野に
関 係し た
補助金や
地域社会
からの 資
金 確 保に
応募
・センター
から科 学
研究費な
どに 9 件
以上応募
・科学研究
費補助金
への定期
的応募
・センター
教員の専
門及び 業
務 分 野に
関 係し た
補助金や
地域社会
からの 資
金 確 保に
応募
・センター
から科 学
研究費な
どに 9 件
以上応募
○ 金 沢 大 学 国
際交流後援会を
はじめとする大
学関係者と地域
社会の支援を得
ながら,国際学
生交流のための
資金確保に尽力
する。
センター教員の専 ・地域の協
門分野及び 業務 力 を 得 た
分野に関係した補 日 本 文 化
助金や,金沢市や 教 育 の 充
石川県,地元企業 実 を 図 る
など地域社会から た め 助 成
の資金確保に関す 金 な ど に
る情報収集に努め, 応募
継続的な資金確保
の方法や体制を整
える。
留 学 生と
日本人学
生の交流
推進のた
めに学 長
裁量経費
などに 応
募
・地域の助
成 金に積
極 的に応
募
・地域の助
成 金に積
極 的に応
募
センター教員の専 補 助 金 に 関 す る
門及び業務分野に データの具体的な
関係した補助金や,入手方法について
金 沢 市 や 石 川 県 引き続き検討中で
や地元企業など地 ある。
域社会からの資金
確保に関する情報
をどのように効率よ
く定期的に入手す
るか,具体的な方
法を検討し,実施
体制を整える。
− 101 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
Ⅳ 自己点検・評
価及び当該状
況に係る情報の
提供に関する目
標を達成するた
めの措置
1 評価の充実に
関する目標を達
成するための措
置
○ 留 学 生 セ ン
ターの教育,研
究,事業を定期
的に点検評価す
るとともに,評価
に基づく勧告シ
ステムを整備す
る。
平成16年度から年 年報の構成案を決 年報を発行する。 年 報 発 行 年 報 発 行 年 報 発 行
報を発行し,留学 定し,四月に平成
の継続
の継続
の継続
生センターの教育,16年度の年報を出
留学生支援,及び 版する予定である。
研究に関するデー
タを収集し,自己
点検・評価の資料
とする。
・H20年度
の自己点
検 評 価を
踏まえ,外
部 評 価を
実施
年報発行
の継続
2 情 報 公 開 等
の推進に関する
目標を達成する
ための措置
○ 異 文 化コミュ 地域フォーラムに ・地域フォーラムに ・地域フォーラム ・地 域 ・地 域
の実施
フォーラム フォーラム
ニ ケ ー ション, ついて調査・立案 ついて検討中
に つ い て の実施
国際化に関する
調査・立案
留学生センター
の実践の成果を
地域社会に還元
するため,地域
フォーラムを開
催する。
○ 石川県,金沢 「金沢学」
の実施
市などと協力体
制を構築し,当
地域の特色を生
かした教育プロ
グラムの開発等,
地域と連携した
国際交流を推進
する
(「金 沢 学」
講座を継承し発
展させる)
。
・地 域 ・地 域
フォーラム フォーラム
に つ い て の実施
調査・立案
・
「金沢学」
の実施 ・
「金沢学」
の実施 ・
「金沢学」・
「金沢学」・
「金沢学」・
「金沢学」
夏コース/冬コー 実施体制を構築し,の実施
の実施
の実施
の実施
スの2シーズンで プログラムの内容
金沢学を実施した。を検討し,実施す
夏コースは,加賀 る。
地域の食や文化と
密接にむすびつい
ている能登の祭文
化 や自然を学び,
金沢学への理解を
より深いものとする
ため,能登での体
験学習を行った点
に 特 徴 が み られ
る。両コースとも県
内の北陸大学・金
沢星稜大学・県立
農業短期大学・北
陸先端科学技術
大学・金沢大学で
学ぶ留学生・日本
人学生が参加した
(夏 /28名・冬 /
33名)。な お,冬
コースの一部は一
般市民にも公開さ
れ,また市民ボラ
ン ティアがコース
に参加し体験学習
を支援し,交流を
深めた。 − 102 −
中期計画
平成16年度計画
16年度業務実績
平成17年度計画
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
○ ホームビジッ ・ジャパンテントの ジャパン テントを ・ホームビジット,・ホームビ ・ホームビ ・ホームビ ・ホームビ
ト,里 親 制 度, 継続
2004年8月4日に ジャパン テントの ジ ッ ト, ジ ッ ト, ジ ッ ト, ジ ッ ト,
ジャパン テント ・実 施 ホ ー ムビ 実施した。
継 続 的 実 施 ジ ャ パ ン ジ ャ パ ン ジ ャ パ ン ジ ャ パ ン
など従来からの ジット,里親制度, 日本語・日本文化 ・日本語・ テントの継 テントの継 テントの継 テントの継
地域交流事業を ジャパン テントの 研修コースの里親 日本文化研修コー 続的実施 続的実施 続的実施 続的実施
継続して実施す 継続的実施,及び 交流プログラムは ス里親制度を継続 ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・ ・日本語・
地 域 交 流 制 度 の 継続して実施中で 的に実施し,対面 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化 日 本 文 化
る。
更なる改善
ある。桜ヶ丘高校 式,日本料理教室, 研 修 コ ー 研 修 コ ー 研 修 コ ー 研 修 コ ー
・西高校,泉ヶ丘高 の国際交流ワーク 各国料理大会など ス 里 親 制 ス 里 親 制 ス 里 親 制 ス 里 親 制
校などの国際交流 ショップは留学生 の関連行事を企画,度 を 継 続 度 を 継 続 度 を 継 続 度 を 継 続
ワークショップ へ 18人の参 加の下, 実施する。
的に実 施 的に実 施 的に実 施 的に実 施
の留学生の参加
昨年5月中に行わ ・留学生の参加の し,対面式,し,対面式,し,対面式,し,対面式,
れた。西高校の同 下行われる地域の 日 本 料 理 日 本 料 理 日 本 料 理 日 本 料 理
ワー クショップ は 学 校 の 国 際 交 流 教室,各国 教室,各国 教室,各国 教室,各国
留学生3の参加の ワー クショップ に 料 理 大 会 料 理 大 会 料 理 大 会 料 理 大 会
下11月20日に実施 協力する。
など の 関 など の 関 など の 関 など の 関
された。
連 行 事を 連 行 事を 連 行 事を 連 行 事を
企画,実施 企画,実施 企画,実施 企画,実施
する。
する。
する。
する。
・留学生の ・留学生の ・留学生の ・留学生の
参加の下 参加の下 参加の下 参加の下
行われる 行われる 行われる 行われる
地域の学 地域の学 地域の学 地域の学
校の国際 校の国際 校の国際 校の国際
交 流ワー 交 流ワー 交 流ワー 交 流ワー
クショップ クショップ クショップ クショップ
に協力 す に協力 す に協力 す に協力 す
る。
る。
る。
る。
○ 留 学 生 セ ン センターの活動内 ・動画配信につい ・多 言 語 でWeb ・英語以外
タ ー の ホ ー ム 容をインターネット ては,本格運用に ページを運営する の 言 語 で
ページを多言 による 動 画 配 信 向けて,学内の行 際の予算を確保す Webペ ー
語で表示し,内 (同 期 型 および 非 事(例 え ば,ラ ン る。
ジ(ホーム
容の充実を図る 同期型)で公開す チョン セミナーや ・英語以外の表示 ページ)
試
ともに,活動状況 る。そのための新 センター各コース 言語を最終的に決 作
を積極的に発信 規サーバ予算を昨 の 修 了 発 表 会 な 定する。
・英語以外
する。
の ラ イブ 配 信 ・留学生に向けた の 1 言 語
年 度 の 留 学 生 特 ど)
別経費で獲得した 実験を2回行った。情報の充実を図る。 でWeb
ペ ージ 全
ので,本年度は動 また,セキュリティ
体の試作
画配信サーバを本 については,学内
格的に稼働させる。 お よび セ ン タ ー
センターのサーバ サーバ本体に実装
も2台になり,Web さ れ た フ ァ イ ア
を含めた多機能的 ウォ ー ル 機 能 を
な運用を開始する 使ってサービス管
ことになるため,セ 理を厳しく行って
キュリティおよび おり,サーバのバッ
デ ー タ の バ ッ ク クアップ 体制も専
アップ 体制を十分 用ソフトの活用お
に整える。
よび毎日定期的な
動作確認を行って
いる。
現在運用している ・4 月よりトップ
日本語版および英 ペ ージを一 新し,
語 版 のWebペ ー 日英版を同時公開
ジのトップペ ージ した。
また,更新頻
を一新し,内容面 度も上げており,新
およびをさらに充 規情報が出るたび
実させ,中期計画 (平 均して3 週 間
の後年度に予定し に一 度 程 度)
に更
ているその他の言 新を行っている。
語によるWebペ ー ・英語以外の言語
ジを運用時に同等 によるホームペー
の情報提供が行え ジは技術的問題は
るような体 制を整 ないことが わかっ
える。
たが,文書の作成
と情報更新をどの
ように行っていくか
について,来年度
以降の予算で実
施に向けた具体的
な検討作業に取り
掛かる予定である。
− 103 −
・平成18年
度に行え
な か った
部 分 の
Webペ ー
ジ作成
・センター
Webペ ー
ジ多言語
運 用を本
格 的に開
始
・センター
Webペ ー
ジ多言語
運 用を本
格 的に開
始
・センター
Webペ ー
ジ全言語
で同等内
容による運
営体制実
施
金沢大学留学生センター年報
〒920‐1192 金 沢 市 角 間 町
TEL 076−264−5188
FAX 076−234−4043
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