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ソフトウェア・デファ インド・ストレージを 推進する理由

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ソフトウェア・デファ インド・ストレージを 推進する理由
ソフトウェア ・ デファ
インド ・ ストレージを
推進する理由
85%
増加するデータをより優れた俊敏性とコスト効率で管理
企業は生成したデータの 85%
に責任を負う。 1
あなたのデータセンターはペタバイトに対応していますか?
データこそがビジネスにおける新しい通貨であることを十分に認識している企業経営者は、 コネクテッドな ( 常
時ネット接続された ) 体験が作り出すデータの速度や量に対応できる、 効率的で費用対効果に優れた方法を
求めています。 こうしたコネクテッドな体験は、 クラウド ・ コンピューティング、 大型化し複雑化するファイルの
種類、 モノのインターネット、 そしてモバイルデバイスによって可能になりました。
大規模なデータストアの重さや、 迅速なデータ主導インサイトへの需要に直面するエンタープライズ ・ ストレー
ジ ・ アーキテクチャーは、 ストレージの最新化を求めています。 企業が増え続ける顧客データのプールを管理
するためには、 高い俊敏性、 コスト抑制、 強力なセキュリティーへのニーズを満たすことのできない従来型の
専用ストレージ ・ アーキテクチャーから脱却しなければなりません。
新たなレベルの柔軟性へのニーズ
50%
パフォーマンス
従来のエンタープライズ ・ ストレージ ・ システムはサイロ化しており、 保守、 管理、 拡張がますます複雑になっ
ています。 こうした複雑さと適応性の低さによって、 効率性は低下し、 最終的に総保有コスト (TCO) は増大
します。 パフォーマンス、 コスト、 拡張機能は、 ストレージおよびデータセンターの技術革新にとって大きな障
害となっています。
企業は、 どんなに規模が大きくても、 多様なデータを管理できる柔軟性を備え、 需要に応じたリソース配分
が可能な費用対効果の高いストレージ ・ アーキテクチャーを求めています。
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージはストレージ ・ アーキテクチャーの最新化にとって期待の新技術です。
この革新技術が、 アプリケーション中心でデータリッチな世界の要件、 つまり、 ストレージサービスは融通性
に富み、 需要に応じてインテリジェントに ( またコスト効率良く ) 拡張できなければならないという要件を満た
します。
次世代エンタープライズ ・ クラウド ・ インフラストラクチャーの構築
ソフトウェア ・ デファインド ・ インフラストラクチャー (SDI) は、 企業による「 クラウドレディー ( 即時対応可能 )」
なデータセンターの構築方法を確実に変革します。SDI よって、アプリケーションやサービスが必要なハードウェ
ア ・ インフラストラクチャーを定義できるようになり、 最適なサービスレベルとリソース使用効率の向上が実現
します。 ストレージ ・ インフラストラクチャーの最新化は、 SDI を実現するためには欠かせない取り組みの第
一歩であり、 独自のアプローチから離れ、 業界標準のハードウェアへと移行することで、 コスト効率に優れた
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージを実現します。
プールされたコンピューティング、 ネットワーク、 そしてストレージリソース、 そのすべてが業界標準のハードウェ
ア上で稼動するという強固な基盤を構築することで、 企業は、 より成熟し、 クラウドレディーな状態へと移行し、
ストレージを含むすべてのワークロードの自動化とプロビジョニングをより高いレベルで実現できます。
41%
資本コスト
40%
成長を管理するた
めのスケーリング
パフォーマンス (50%)、 資本コ
スト (41%)、 そして成長を管理
するためのスケーリング (40%)
は、データセンター・マネージャー
の抱える課題トップ 3 です。 2
スケールアウト ・ アーキテクチャーによる俊敏性の強化
ストレージ ・ エリア ・ ネットワーク (SAN) やネットワーク接続型ストレージ (NAS) のような従来のストレー
ジ ・ ソリューションがもたらす一元管理されたスケールアップ ・ アプローチは、 これまでは問題なく機能
してきましたが、柔軟性に欠けており、維持コストがかかっていました。 増加し続けるデータの総量によっ
て複雑さが増し、 ストレージの世界が変わりつつある今、 企業は俊敏性の新たなレベルへ到達する必
要があります。
ソフトウェア・デファインド・ストレージは、 業界標準サーバーをベースとしたスケールアウト・ストレージ・
ソリューションを利用しています。 これらのソリューションはシステム全体のリソース使用率の向上を目
的としています。 パフォーマンスとレイテンシー属性を備えたワークロード固有のプロファイルを適用する
ことで、 サイロ化されたストレージシステムをブリッジして、 正しいデバイスにサービスリクエストを送る
ことができます。 ストレージリソースは、 アプリケーションの要件や、 アイドル時 / 伝送時ともにデータ
を管理するニーズに応じてインテリジェントにプロビジョニングできます。 さらにこのアプローチは、 複数
のストレージサーバーに対してデータを配信し、 システム障害時にもシームレスなデータアクセスを提
供します。
ソフトウェア ・ デファインド ・ アプローチによるコスト削減
サーバーベースのソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージによって、 自社のデータセンターは大規模な
クラウド ・ サービス ・ プロバイダー並みの効率性で大量のデータを処理することが可能になり、 ストレー
ジ ・ イノベーションを展開する IT 部門にとって最大の課題の 1 つであるコストの問題が解決します。
比較的安価なオープン ・ スタンダードのインテル ® アーキテクチャーを使用することで、 複数のストレー
ジリソースを活用できます。 具体的には、 NVMe* 対応ソリッド ・ ステート ・ ドライブ、 外部ディスクシ
ステム、 オブジェクト ・ プラットフォーム、 クラウド対応リソースを利用することで、 強力なストレージ ・
インフラストラクチャーを構築し、 ワークロードに最適化されたパフォーマンスを実現できます。 リソース
をプールした後、 それをストレージ ・ インフラストラクチャー全体に効率良く割り当てる機能により、 既
存の投資を最大限に活用して、 総保有コスト (TCO) 効率の向上を通じてコストを削減することができ
ます。
68%
IT 意思決定者の 68% は、コストこそがストレージ・イノベーションにおける最大の障害であると言っています。4
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージ向けソリューション
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージの実装により、 クラウドとデータセンター ・ インフラストラクチャー
の管理方法は大きく変わります。 専用システムの管理に親しんできた IT スタッフは、 既存の環境を進
化させて、 ストレージ ・ アーキテクチャーに対するアプローチを複数のノードと仮想化環境から構成され
る広範なソフトウェア ・ デファインド ・ ドメインへと移行する必要があります。 エンタープライズ ・ デベロッ
パーもまた、 アプリケーションがスケールアウト環境をどのように活用するかを考慮する必要があります。
選択するソリューションの種類にかかわらず、 以下のプラットフォームおよび展開オプションにより、 人
員確保と技術的課題を大局的に判断できるようになります。
スケールアウト・ストレージ・ソリューション:
•コンピューティング、 ネットワーク、 ストレージの独立
したスケーリング。
•ストレージとデータ管理の効率性を改善。
•アプリケーションのパフォーマンスを向上。
•ストレージ ・ インフラストラクチャーのコストを削減。
•データへのユーザーアクセスを向上。
勝利のカギは俊敏性 : ハイパフォーマンスな IT 企業
は、 アプリケーションの展開頻度を 30 倍に向上し、
読み込み時間を 200 分の 1 に短縮し、 障害発生率
を 60 分の 1 に低下できます。 3
その他の利点 :
•より厳しいデータ ・ コントロール。 柔軟かつスケーラ
ブルで、 費用対効果の高いオンプレミス・ストレージ・
サービスを活用することで、 IT 部門は機密データが
存在する場所についてより戦略的な意思決定を下せ
ます。
•柔軟性と拡張性の増加。 ソフトウェア ・ デファインド ・
ストレージは、 あらかじめ定義された負荷に応じた調
整が可能であり、 追加の負荷に対しても簡単かつ比
較的安価単に拡張できます。
•サービスの迅速なデリバリー。IT 部門はビジネスパー
トナーとしてより迅速な対応が可能となり、 企業全体
へ迅速なサービスを提供するブローカーとしての俊敏
性を高め、 競争優位性を強化できます。
プラットフォーム : シングルベンダーか、 オープンソースか
現在、 利用可能なソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージ ・ ソリューションは、 さまざまなハードウェア ・
プラットフォーム上で動作します。 ベンダー固有のプラットフォームを実装するか、 オープンソース・プラッ
トフォームを実装するかの選択は、 既存のアーキテクチャーと IT スタッフのスキルおよびナレッジベース
によって左右されます。 オープンソース ・ ソリューションの明確なメリットの 1 つとして、 ベンダー ・ ロッ
クインを回避できること、 つまりライセンス費用が無料である点が挙げられます。
ハードウェアおよびソフトウェア ・ エンタープライズ ・ クラウド ・ ベンダーとインテルとの長年の信頼関係
により、 数多くのストレージ自動化ソリューションの選択肢が登場してきました。 インテルは、 Cinder*、
Ceph*、 Swift*、 Flocker* ソリューション上での作業など、 OpenStack* エコシステムとの共同作業
を積極的に進めています。 他業界とオープンソースの取り組みには、 CoprHD*、 NexentaEdge*、
MxSP*、 HyperStore* との共同作業があります。 また、 インテル ® アーキテクチャーを活用するため
のソリューションの最適化に関しては、 VMware* や Microsoft* など、 ストレージ業界の新興勢力とも
密接に連携しています。
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージを推進する理由
2
スケールアウト ・ ストレージ ・ アーキテクチャーを実現するインテルのテクノロジー
インテルのテクノロジーはすでに、 データセンターの SDI およびソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージ ・ システムへの移行を支援していま
す。 既存インフラストラクチャーへの投資を最大限に活用するインテル ® アークテクチャー対応ソリューションには、 相互運用可能で、 スケーラ
ブルかつプログラマブルな製品およびテクノロジーのポートフォリオが含まれます。 そしてその主要なソフトウェア機能は、 SDI ハードウェアとソ
フトウェアのエコシステムにおいてインテル ® アーキテクチャー基盤の価値を大幅に高めます。 その一例としては、 インテル ® Xeon® プロセッ
サー ・ ファミリー上の Ceph* ソフトウェア用に最適化されたイレイジャー ・ コーディングとレプリケーションを高速化する機能が挙げられます。
主要なストレージ関連の製品およびテクノロジーには、 次のものがあります。
•ストレージ ・ ワークロードが最適化されたインテル ® Xeon® プロセッサー ・ ファミリーは、 効率的なストレージとスマートなデータ保護、 卓越したシステム
性能を実現します。
•NVMe* 対応インテル ® Solid-State Drive ( インテル ® SSD) データセンターファミリーは、 より少ないリソースでより多くのパフォーマンスを提供し、 記
憶密度、 速度、 信頼性を高めます。
•インテル ® QuickAssist テクノロジーは、圧縮および暗号化オフロード用のインテル ® Xeon® プロセッサー E5/E7 ファミリー搭載ワークロード・アクセラレー
ション ・ ツールです。
•インテル ® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア ( インテル ® CAS) は、頻繁にアクセスされるデータのキャッシュにインテル ® SSD を利用することで、
アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
• インテルのセキュリティー ・ テクノロジーは、 仮想サーバーが「 既知の良好な状態」 で起動することを確認し ( インテル ® トラステッド ・ エグゼキューション ・
テクノロジー ( インテル ® TXT))、 データ暗号化を改善、 加速し ( インテル ® AES New Instructions ( インテル ® AES-NI))、 データアクセスおよび認証権
限の強化をサポートする強固なセキュリティーを提供します ( インテル ® アイデンティティー ・ プロテクション ・ テクノロジー ( インテル ® IPT))。
開発をスピードアップし、 簡素化するために開発されたインテル ® テクノロジーもあります。 インテル ® インテリジェント ・ ストレージ ・ ア
クセラレーション ・ ライブラリー ( インテル ® ISA-L) は、 より強固なデータ保護と整合性だけでなく、 高速圧縮および強力な暗号化機
能によって、 アプリケーションのストレージ ・ パフォーマンスの最適化を可能にするアルゴリズムのセットです。 また、 インテル ® ストレー
ジ ・ パフォーマンス開発キット ( インテル ® SPDK) は、 インテル ® アーキテクチャーを利用した高速パケット処理を有効にします。
導入オプション
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージを導入する場合、 いくつかのアプローチが考えられます。
DIY ソリューション
ターンキー ・ ソリューション
複数のハードウェア・ベンダー、 ソフトウェ
ア ・ ベンダー、 およびオープンソース ・ オ
プションのポートフォリオからソリューショ
ン ・ コンポーネントを構築し、 利用可能
な場合は、 検証済みのリファレンス ・ アー
キテクチャーを参考にしてください。 単一
ベンダーの定義に左右されない環境に
よって、 柔軟性とテクノロジーの選択肢
がもたらされます。
検証済みのサーバー対応ストレージ ・ イン
フラストラクチャー ・ ソリューションを導入
することも可能です。 これにより、 サービ
ス契約に基づく信頼できる単一ソースから
のスケールアウト ・ ソリューションの実装が
より簡単に行えます。
コンバージド ・ ソリューションとハイ
パーコンバージド ・ ソリューション
また別のアプローチとしては、 サーバー、 ストレージシ
ステム、 ネットワーク ・ デバイス間の互換性の問題を
最小限にするコンバージド ( 集約型 ) インフラストラク
チャーの実装が挙げられます。あるいは、単一のソリュー
ションにコンピューティング、 ストレージ、 ネットワーク、
仮想化リソースを統合するソフトウェア中心のアーキテ
クチャーを使用したハイパーコンバージド ・ インフラスト
ラクチャーのアプローチを選択することもできます。
参考資料
1
「 The Digital Universe of Opportunities: Rich Data and the Increasing Value of the Internet of Things: Executive Study」
EMC Digital Universe with Research and Analysis by IDC (2014 年 4 月 )。
http://emc.com/leadership/digital-universe/2014iview/executive-summary.htm
2
「 State of Storage 2015」 Tintri (2015 年 )。
http://info.tintri.com/rs/010-FIO-934/images/State-of-Storage-2015_FULL%20REPORT_150513T10217.pdf
3
「 2015 State of DevOps Report」 Puppet Labs*, sponsored by PwC (2015 年 )。
https://puppetlabs.com/2015-devops-report
4
「 Data Storage: Preferred Vendors, Demands, Challenges」 Tech Pro Research (2015 年 7 月 )。
http://b2b.cbsimg.net/downloads/TRPro/TechProResearchStorageReport.pdf
© 2016 Intel Corporation. 無断での引用、 転載を禁じます。 Intel、 インテル、 Intel ロゴ、 Intel. Experience What's Inside、
Intel. Experience What's Inside ロゴ、 Xeon は、 アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation の商標です。
* その他の社名、 製品名などは、 一般に各社の表示、 商標または登録商標です。
0516/AS/MRM/PDF-JPN
333993-001
ソフトウェア ・ デファインド ・ ストレージを推進する理由
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