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日産自動車大学校×KONDO RACING S耐共同参戦プロジェクト

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日産自動車大学校×KONDO RACING S耐共同参戦プロジェクト
日産自動車大学校×KONDO RACING S 耐共同参戦プロジェクト
スーパー耐久シリーズ 2013 第 1 戦 SUGO スーパー耐久 3 時間レース
スポーツランド SUGO
参戦レポート
2013 年 4 月 20 日(土)~21 日(日)
●僕たち、私たちの GT3 チャレンジ!
今年も昨年と同様日産自動車大学校×Kondo Racing とスリーボンドさん他多くのスポンサーさんと共に
Super Taikyu 参戦への共同プロジェクトが立ち上がりました!このプロジェクトの目的は、ただレースで優勝す
るだけではなく、レースという真剣勝負の中でプロのメカニックの方やドライバーの方々と共にこのレースに参
加することによって、社会人に必要な何事にもチャレンジ、チームワーク、お客様や先輩たちとのコミュニケーシ
ョン能力の向上、自分の一つ一つの行動に責任を持つこと、何事も途中で諦めない継続力を持つことが挙げら
れます。また、関係者全てに感謝の意を表すことと、プロとしての意識を高めていくことも忘れてはいけない重
要な目的です。
●今年の車両
今年のスリーボンド 日産自動車大学校 GT-R GT3 の車
両は去年の GT-R の仕様が変更されていて、まず見て分か
るボディーの変更点は、フロントバンパーに大型のカナード
が左右に2つずつ装着されて、フロントダウンフォースが向
上し、ダウンフォースの前後バランス均等化のためリヤウイ
ングが去年に比べて 100mm 後退、80mm 上方に位置、エン
ジンの変更点は4%の出力向上、20馬力のパワーアップが
なされています。その他勝利へのバ-ジョンアップが随所に
行われており、期待の膨らむマシンに仕上がっています。
●スリーボンド・KONDO レーシング・日産校組織
共同プロジェクトのメインはスリーボンドさん、KONDO レーシング、日産自動車大学校の体制は昨年から変わ
りませんが、KONDO レーシングさんを新たにバックアップしていただくスポンサーが増えました。そのスポンサ
ーは、まず GT500 の GT-R のメインスポンサーでもある S Road さん。S Road さんは天然サ-モンを作っている
企業です。そしてシートベルトを作成している、TAKATA、エナジードリンクを作っている DRIVE(M7 ジャパン)が
KONDO レーシングさんを新たにサポートしていただく企業となりました。そして日産自動車大学校をサポートし
ていただく企業は、昨年に引き続きサポートしていた
だいているファルテック、リクルート、クラリオン、また
新たに ALTIA と ANA が今年からサポートしていただく
ことになりました。新しく参加していただいている各ス
ポンサーのみなさんもこのプロジェクトに参加して貴
重な体験が出来てよかったとおっしゃっていましたし、
このプロジェクトに参加した学生もこの経験を通じて
プロとしての意識を高めていって欲しいともおっしゃっ
ていました。
4 月 20 日(土)
●プロジェクトに参加する学生たちの動き
~マネジメント領域の活動~
マネジメント領域での主な活動はスポンサーのスリーボンドさん(工業用接着剤などのケミカル商品を開発
製造する企業)のホスピタリティーテントの設営、スポンサーの方々がお食事をしていただくためのキッチン
カーの設営、日産の企業の方々へのお客様応対、Pit walk でのファンサービスのサポートが主な活動です。
この日も前日に引き続きホスピタリティーテント及びキッチン
カーの設営、応対に取り組んでいました。
今年は昨年の経験者の指揮の下活動していたので、作業
がスムーズに行われていました。
その他の活動ではモータースポーツプロモーションの授業、
スポンサーであるスリーボンドさんの特別授業、お客様対応の
授 業、コントロールタワーへの見学、Pit walk でのファンサー
ビスを行っていました。マネジメント領域の学生はテクニカル領
域の学生と違って直接レースカーを触ることはありませんが、
レースを広く学ぶことができるという意味ではいい経験ができ
たのではないでしょうか。
(上:コントロールタワー見学、
下:お客様対応のロールプレイングの様子。)
~広報の活動~
広報の活動はサーキットで起こっていること、レースの動き、
主に各領域の学生の動きをスポンサーの方々、日産自動車の
関係者、現場にいない多くの学生にレポートなどを作成して、
このサーキットで何をしているか、何が起きているかを報告す
ることが目的です。
今回の活動では、私自身他校の広報担当学生と初顔合わ
せで、はじめはうまく馴染めない感がありましたが、協力しあっ
ていくことで上手くチームとしての連携が取れていきました。主
に各領域(今回は主にマネジメント)の作業風景の撮影、Kondo
Racing の河野さんの特別講義、その河野さんの計らいで新しく
スポンサーとして参加 S Road の佐藤さんへの取材など貴重
な体験をさてもらいました。
(上:初顔合わせ兼ミーティング、下:S Road 佐藤さんへの取材)
4 月 21 日(日)
●好調の滑り出し!が予想外の展開に…
前日の公式予選で2番手というフロントローからのいいスタートが切れる素晴らしい結果を残しましたが、早
朝から降っていた雪も時間が経つにつれて止むどころか増々悪化していきました。天候回復を誰もが祈るよう
な気持ちで待っていましたが、残念ながら大会審査委員会はレース開始を不可能と判断し、午前11時30分に
「当競技会を 2013JAF 国内競技規則 3-7に従い中止とする」 と発表がありました。KONDO レーシングの河
野さんは、今回の菅生戦では GT-R の状態は非常に良く、速い車になったのと、ドライバーの千代選手は予選
でコースレコードを更新、ジェントルマンドライバーの GAMI 選手もいいタイムを出すなど、チーム全体が非常に
良いコンディションで優勝できるのも射程圏内であったため、学生たちとレースができなくて残念である、と語っ
ていました。
4 月 とは 思 えないほど の大 雪が 降り 、コー ス上 でも 真っ 白な
雪が降り積もっていました。レースは中止になりましたが、サーキット
では各チームはファンサービスを行ってい ました。サーキットの
電光掲示板には菅生春の雪まつりと表示されるなど“雪を味方”にし
て楽しめるサーキットを演出していました。
●今回の活動
今回のレースは中止となってしまいましたが、大雪の中で
も足を運んでくれた高校生の方々に対してオープンキャンパス
が開催されました。マネジメント領域の学生はオープンキャン
パスに参加した高校生に対して傘をさしてしっかり誘導するな
どその時できる最大限のお客様対応をしていました。
●河野さん(KONDO レーシング)の貴重な講義
~学生に求めているもの~
決勝戦の日曜日、レースが中止になった後、KONDO レーシ
ングの河野さんから講義を受けました。この中で、学生にこの
プロジェクトに参加して楽しむだけでなく、このレース活動を社
会人になるためのトレーニング場としてとらえ、プロとしての意
識を高めていくことを常に心に持っておくこと、チームの雰囲気
が悪くなった時は学生が勝つための雰囲気を作り学生が盛り
上げていきチーム全員のモチベーションを上げる事も学生にと
って大事な仕事でもあると教わりました。そして、お客様に対して笑顔を絶やさないトラブルになっても気持
ちをリセットしてお客様を対応する、仲間がミスをしても周りがカバーできるコミュニケーション力を身につ
けることも基本的な事なので、このプロジェクトに参加して是非学んで欲しいと話されていたのが印象的で
した。こうした KONDO レーシングの思いも多くの学生に伝えていかなければいけないと感じました。
●まとめ
~今回のレースを振り返って~
すべての事が初めての経験でどの領域もスムーズに動けなかった昨年に比べ、今年は昨年の経験があ
る学生が活動の中心になったせいか、どの領域も効率よく作業を行っていました。 今回の開幕戦では優
勝ができる可能性が非常に高かったが、大雪のためレースが中止になってしまったことは非常に残念でし
た。このプロジェクトに参加する一員としてこの悔しさをバネにして次戦をもっと良いレースレポートが出来
るように、そして KONDO レーシングの方々、プロジェクトに協力していただいているスポンサーの方々、日
産自動車の関係者の方々と共に参加している学生の全員で良い結果に導けるように頑張っていきます!
レポート作成
日産京都自動車大学校
広報担当
2年4組 大西 凌雅
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