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高度先進技術の広域医療への応用: 医用画像伝送シス
Kobe University Repository : Kernel Title 高度先進技術の広域医療への応用 : 医用画像伝送シス テム (特集 地域医療情報ネットワーク)(特集 地域医療情 報ネットワーク) Author(s) 前田, 知穂 Citation 神戸大学医学部神緑会学術誌,5:97-101 Issue date 1989-06 Resource Type Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 Resource Version publisher DOI URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81007114 Create Date: 2017-04-01 神緑 会学 術誌 特集 第5巻1989年 地域 医・ 療情 報 ネ ッ トワ ー ク 高 度先 進技 術 の広域 医療へ の応 用 一 医 用 画 像 伝 送 シ ス テ ムー 高知医科大学放射線医学教室 1.は 前 田 知 穂 流 れ につ いて述 べ る。 じめ に 近 年 、 画 像 診 断 の 進 歩 は 著 し く、 これ ら画 像 の 殆 ど 2.PACSとLAMICSの に デ ジ タル 処 理 が 加 え ら れ 、 異 常 所 見 の 把 握 が 容 易 と な っ て きた 。 従 来 の 単 純X線 写 真 もデ ジ タ ル画 像 と し てCR(ComputedRadiography)へ CTやMRI、RI像 PACSは 技 術 要素 ・ 、 院 内 に 於 け る 医 用 画 像 を保 管 ・検 索 す る シ ス テ ム で 、 現 状 で はCR、CT、MRI,核 移 り つ つ あ り、 医学 な どの デ ジ タ ル像 を コ ン ピ ュ ー タ ー の 制 御 の も とで 、 電 気 信 な どの デ ジ タ ル 画 像 様 式 も含 め 、 あ らか じめ 決 め られ た 画 像 処 理 ア ル ゴ リズ ム に従 い 、 病 号 と して 記 録 媒 体 に 収 録 し画 像 処 理 を 行 い つ つCRT 態 把 握 に適 し た 画 像 と して 表 示 さ れ る。 現 状 で は 、 そ に表 示 ・観 察 す る 機 能 を もつ 。 の 多 く を フ ィル ム に 印 画(ハ が 、 最 近 で はCRTに ー ドコ ピ ー)さ 表 示(ソ れ てい る フ トコ ピ ー)す 従 っ て 、 技 術 要 素 は 大 別 して ① デ ジ タル 画 像 と し て の 画 像 入 力 系 、② こ れ らの 画 像 を収 録 す る画 像 蓄 積 る方 法 が 開 発 さ れ て い る。 い つ れ も、 画 像 の提 供 手 段 は コ ン 系 、③ 画 像 を検 索 し付 加 価 値 画 像(Valueaddedimage) ピ ュー タ の 応 用 に よ り巾 広 く な り、 画 像 の 診 断 へ の 寄 を 作 り出 す 画 像 処 理 系 、 ④ こ れ らの 処 理 画 像 をCRT 与 は 著 し く高 く な って い る。 一 方 、 こ の様 に 画 像 診 断 技 術 の 向 上 に よ って 、 一 人 に表 示 す る 画 像 表 示 系 及 び 渡 しす る画 像 伝 送 系 な ど の5つ の 患 者 で 撮 影 され る 画 像 が 多 くな る に 従 い 、 「必 要 な ち 、 ③ 及 び④ を 纏 め て 画 像 診 断 ワー ク ス テ ー シ ョ ンが 画 像 を必 要 な 時 に 速 や か に 取 り出 す 」 作 業 が 困 難 とな 受 け持 つ が 、 他 は そ れ ぞ れ が 独 立 した 思 想 と技 術 に よ らか の 画 像 管 理 法 の 改 善 を計 り、 画 像 の 綜 合 化 に よ る て 来 た 。 云 い 換 え れ ばPACSは 線 や 衛 星 に よ る電 波 伝 送 な ど と広 域 を 網 羅 す る 伝 送 系 出 がPACSの 医用 画像 の綜合 管理 シ ス テ ム で あ り、 新 しい 画 像 診 断 法 で もあ る。 しか し、PACSは 伝 送 系 と基 本 的 に 異 な る。 当 然 、 伝 送 系 の 機 能 に よ り画 像 伝 送 量 が 制 約 さ れ 、 現 状 で は1枚 CTやMR像 主 に 病 院 内 の シ ス テ ム と考 え ら れ 、 な ど に9600bpsの の 電 話 回 線 を用 い て45秒 を要 して い る 。 広 域 医 療 を 目 的 と した 病 院 間 の 画 像 伝 送 も一 部 で 既 に 図1は 試 み られてい る。・ 一 つ の例 と して 、 昭 和47年 頃 に は 関 東 逓 信 病 院 と青 森 逓 信 病 院 間 でX線 技 術 要 素 と 同 じで あ るが 、 現 状 で は 画 像 伝 送 系 に 電 話 回 診 断 精 度 の 向 上 を 期 す る た め にPACS(Picture 概 念2¶3が に 分 け られ る。 こ の う り成 り立 つ ハ ー ド ウ ェ ア で あ る。 一 方 、LAMICSの 技 術 要 素 は 、 基 本 的 にPACSの り、 画 像 の 有 効 利 用 率 は 低 下 して 来 た7。 従 っ て 、 何 ArchiWing&CommunicationSystem)の ⑤ 各 種 機 器 問 で 画 像 を受 、高 知 医 科 大 学 附 属 病 院 放 射 線 部 に設 置 され て い る綜 合 画 像 診 断 ワ ・ 一クス テ ー シ ョ ン を示 し た もの テ レビ画像通信 シ ス テ ム が 試 験 的 に 行 わ れ た4。 これ は 、 専 門 医 の少 な で 、X線 い 地 方 の患 者 に 、X線 学 装 置 の デ ジ タル 画 像 を 同 軸 ケ ー ブ ル で 伝 送 し付 加 価 テ レ ビ画 像 を伝 送 す る こ と に よ 写 真 の デ ジ タ ル化 装 置 やCR装 置 並 び に核 医 り、 中 央 の 専 門 医 の 診 療 を 受 け る よ う に した い とい う 値 画 像 を作 る 画 像 診 断 ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン(東 目的 で 開 発 され た 。 この 様 にPACSの TDIF-500A)と 基 本 技 術 を地 域 、CT、MRI装 医 療5へ 展 開 し 、疾 病 の 早 期 診 断 と適 正 な 治 療 を計 る ONLINEで こ と を 目的 と し て、 地 域 医 療 情 報 管 理 シ ス テ ム テ ー シ ョ ン(GE社 受 信 画 像 情 報 を表 示 ・診 断 す る ワ ー ク ス 製DVS)を 示 して い る 。 こ れ ら の を備 え て お り、 高 速 演 算 処 理 装 置 及 び 大 容 量 イ メ ー ジ 着 目 し検 討 をす す め て い る 。 メ モ リ ー を有 す る。 そ こ で 、 医 療 の 画 像 管 理 シ ス テ ム で あ るPACSと LAMICSの 芝製 用 い、 ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン は 、 画 像 処 理 機 能 と画 像 表 示 機 能 (LAMICS:LocalAreaMedicalInformationControl System)に 置 か らは 光LANを 技 術 要 素 を簡 単 に ま と め 、 地 域 医 療 に於 い ① て 高 度 先 進 技 術 を用 い た 画 像 管 理 と画 像 診 断 の 新 しい 画 像 入 力 系: 標 準 的 に用 い られ る 画 像 情 報 量 は 、X線 97 フ ィル ム の 欝癬 灘 ㌧゜。 忌 強粕 鵬 量璽 型&, 鯉 郁・ 蟹 ・ r 図1高 大 角 サ イ ズ 写 真 で 画 素 数201H×2048濃1斐 10ビ ッ ト の 略4∼5MBで ズ で 云 う と100∼200/cm、 知医 科大 学附属病 院 放射線 部 に設置 された 綜 合 画 像 診 断 の た め の ワ ー ク ス テ ー シ ョン 分 解 能 は8∼ し た も の で 、1!:き 換 え の 出 来 な い8イ 、 サ ン プ リ ン グ ピ ッチ サ イ デ ィ ス ク(松 濃 度 階 調 で は1024階 て 収 録 し て い る 、,CRTへ 調 とそ の 情 報1昼::は著 し く 多 い 、,基 本 的 に こ れ を 満 足 す る 装 置 はCR及 ド電 器TQ-250()F)で ン チ 型 レー ザ ー アナ ロ グ像 と し の 表 示 ボ タ ン を押 す と 瞬 時 に 表 示 さ れ 、 動p4j観 察 も 可 能 と な っ て い る,, び レ ー ザ ー ビー ム を 用 い た フ イ ル ム デ ジ タ イ ザ ー で あ る 。 こ れ ら 装 置 は 高 額 で あ りLAMICSの 人 力 装 置 と して は 未 だ 一 般 的 で は な い 。 そ こ で 、 今luiは 未 だ 問 題 が 残 る も の の 一・ 応ITV(CCD)カ た 。 し か し 、 濃 度1.5位 800×490の39万 メ ラ を川 い 迄 し か 人 力 さ れ ず 、1而 素 数 で 画 素 で 胸 部X線 像 を 除 きCT、MRIや 核 医 学 像 で は そ の 目 的 を 達 し得 る 。 ② 画 像 蓄 積 系: 現 状 で はWriteonlyの 当 り2.8GBあ 光 デ ィ ス ク が1三 流 で 、1枚 る い は3.6GBの 画 像 デー ター即 ち、既 述 の 大 角 フ ィ ル ム の 胸 部'1'一 純X線 像 の 約1700枚 の収録 が 可 能 で あ る 、,最 近 で は 、 更 に8GI3と い う高 密 度 光 デ ィ ス ク が 開 発 さ れ て い る が 、PACSの 効率 よい画像 デ ー タ ベ ー ス の 構 築 か ら み る と 次 に 述 べ る 、1}:き 換 え ロ ∫ 能 な 光 磁 気 デ ィ ス ク も必 要 で あ る,,光 現 在5イ ン チ(760MI3)と12イ 販 さ れ て お り 、12イ 像 で16000枚 磁 気 デ ィ ス クは ン チ(4GB)等 が市 ンチ 版 で は512×212×10ビ ッ ト画 の 収 録 がli∫能 な ど 、 動 画 へ の 応 用 も 考 え られ る。 LAMICSに あ って は、 多 くの 病 院 と診 断 セ ン ター と の 通 信 は 一 般 的 に ス ター 型 ネ ッ トワ ー ク と な り、 中心 に 存 在 す る 診 断 セ ン ター に は ・ 次 蓄 積 媒 体 と して,1}:き 図2LAMICS画 像 入 力 及 び通 信 制 御 装 置 画像 診 断 を 希 望 す る 施 設 か らの 画 像 入 力 装 置 で 、 lTV(CCD)カ メ ラ か らの 画 像 はA/D変 換 され モ デ ム を経 て電 話 回 線 に 入 る 換 え11∫能 な 大 容 量 光 磁 気 デ ィ ス ク を 川 い 、 病 院 毎 の 編 集 収 録 に はll}:き換 え の 出 来 な い 光 デ ィ ス ク が 川 い ら れ る で あ ろ う,,図2,3は 、著 者の施 設で実 験 的 に設 置 98 神緑 会学 術 誌 第5巻1989年 Filmの 画 像 を書 き換 えnJ能 な 光 磁 気 デ ィス ク に 記 録 し 、経 過 を示 す に 有 効 な 画 像 を この 中 か ら更 に 選 択 し 経 過 観 察 像 と して 編 集 す る 。 こ の 画 像 も受 信 側 へil;送 さ れ ア ナ ロ グ型 光 デ ィ ス ク装 置 に 記 録 され る。 こ の シ ス テ ム で は 、 記 録 媒 体 と して デ ジ タル 情 報 の 記 録 に は 光磁 気 デ ィ ス ク も し く は デ ジ タ ル 光 デ ィ ス ク を用 い 、 ア ナ ロ グ 情 報 の 記 録 に 光 デ ィス ク を 用 い る な ど HybridPACSと 名 付 け 現 時 点 に 於 け るPACSへ の一 工 夫 と して い る。 図4は 、 著 者 の 施 設 で 実 験 的 に 用 い て い るHybrid PACS'の デ ー タ蓄 積 装 置 で あ る が 、lMBの イ メー ジ メ モ リー を 有 す るパ ー ソナ ル コ ン ピ ュ ー タ ー を用 い て 1枚 つ つ の 画 像 計 測 を 行 う様 に 作 った 。 ・ 方 、LAMICSで はITV(CCD)カ メラを川 いた 人 力 装 置 に よ っ て 得 られ る情 報 が 制 限 され る た め 、 現 状 で は経 済 的 か つ 即 時 性 の あ る デ ー タベ ー ス と して 同 じ ア ナ ロ グ 型 光 デ ィス ク装 置 を用 い て い る。 既 に 画 質 に つ い て 検 討 を 加 え た が 空 間 分 解 能 に つ い て はA/D、 D/A変 て は 劣 化 は 殆 ど認 め ら れ な か っ た 。 図3LAMICS画 像 受 信 制 御 及 び収 録 装 置 送 信 さ れ た 画 像 は受 信 側 モ デ ム を経 て画 像 収 録 装 置 に 記 録 さ れ る と 同 時 に525本 走 査 線 のCRT に表 示 さ れ る ③ 換 毎 に その 劣化 をみ るが 、濃 度分 解 能 につ い 画 像 処 理 系: こ の 系 は 基 本 的 に デ ジ タル 画 像 の み 処 理 す る 系 で 、 ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン で 行 う画 像 処 理 ア ル ゴ リ ズ ム は 階 調 処 理(コ ン ト ラ ス ト強 調)、 フ ィ ル タ 処 理(高 周 波 領 域 の 強 調)、 拡 大 と 縮 少 、 反 転 処 理 、 ヒ ス ト グ ラ ム 表 示 、 差 分 処 理 、 回 転 表 示 な ど で あ る がKeyと な る 画 像 を … 括 編 集 す る 機 能 も イ∫す るC,CTやMR画 像 な ど で は 、 各 装 置 で 得 ら れ た 生 デ ー タ(rawdata)を 画 像 再 構 成 ア ル ゴ リ ズ ム に よ り1曲i像化 さ れ る が 、 階 調 処 理 と し て のLevelやWindow調 整 な どが ワ ー ク ス テ ー シ ョ ンで 行 わ れ る 。 しか し、 画 像 処 理 は 病 態 の 具 現 化(iに 役 、 ン1って お り 、 誤 っ た 操 作 は 逆 に ノ イ ズ が 加 わ っ た 像 と な り誤 診 の 恐 れ を招 くな ど ワ ー ク ス テ ー 図4HybridPACSの デ ー タ蓄 積 装 置 とCRT画 像 を示 すCTの ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン か らパ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ ー の 制 御 の も と でCT像 を 入 力 す る が 、 瞬 時 の 再 生 は画 像 観 察 に 便 利 で あ るCRTは525本 走 査 線 を もつ ④ 画 像 表 示 系: こ の 系 は 画 像 を 視 覚 的 に 捉 え るCRT画 胸 部X線 シ ョン の操 作 に は慎 重 を要 す る 。 そ こ で 、 著 者 の 施 設 に 於 け るPACSと そ の デ ー タ 面が 主 で、 像 か らみ る と1000本 系 を標 準 と す るが 、 よ り 高 精 細 を求 め る と2000本 系 と な ろ う。 こ れ らは 、病 院 ベ ー スの在 りノ ∫を 模 索 す る う ち 、 以 下 に 述 べ る 方 針 を 内 のLAN構 決 めた。 即 ち、放 射線 部 に設 置 された画 像 診断 ワー ク を 用 い 、 作 成 され た付 加idli値画 像 の 受 信 側 で は1000本 ス テ ー シ ョ ン を 主 診 断 装 置 と 名 付 け 、 病 態 に 合 った 画 系 あ る い は500本 走 査 線 のCRTを 像 処 理 を 行 い1枚 高 精 細CRTを の 画 像 も 名 種 の 処 理 に よ り時 に 数 枚 成 の 中 で 、 主 診 断 装 置 に は これ ら のCRT 用 い て も良 い 。勿 論 、 川 い れ ば画像 は鮮 や か に な るが 、 シカ の 画 像 と な し、 こ れ に 診 断 レ ポ ー ト を 人 力 添 付 し 依 頼 ゴ 大 学 土 井 ら の 研 究 に よ る とlooo本 系 と2000本 系 の 科 へ 伝 送 す る 。 こ の 際 、 伝 送 画 像 は1)/A変 CRT表 換 され 、 示 能 に つ い てROC解 析 を用 いた検 討 で は両 者 ア ナ ロ グ 光 フ ァ イ バ ー に よ り 依 頼 科tli,f.用 の ア ナ ログ型 に そ れ 程 の 差 が な か っ た と して お り、 通 僧 の 観 察 に は 光 デ ィ ス ク を備 え た 収 録 装 概 に 記 録 され る 。 1000本 系 で 充 分 目 的 が 達 せ られ る 。 又 、 放 射 線 部 で は 撮 影 画 像 の 約13%に し か し 、現 状 で のPACS構 相 当 す るKey 一99一 成 の 経 済 性 か ら考 え る と CT、MR等 の 画 像 の 場 合 、 最 大512×512画 え れ ば1画 素 数 を考 れ て い る こ と に も よ る が 、既 述 した 如 く、 画 像 情 報 量 像 毎 の 観 察 に は500本 走 査 線 で も良 い こ と が 著 し く多 くこ れ に対 応 した技 術 が 遅 れ て い た こ と に が 判 る。 実 際 に 入 力 され る 画 像 は 、 サ ンプ リ ン グ 巾 に よ り1つ の 画 像 情 報 の 質 即 ち 空 間 分 解 能 が 決 ま る こ と か ら、 目的 画 像 に 合 っ た 受 信 側 のCRT性 能 も考 え る も起 因 す る 。 今 日、 高 度 先 進 技 術 に よ りPACSの され、 更 に広 域 医療 へ の 応 用 が 望 まれ る。 中 で も NTTで 必 要 が あ る。 た だ 、CRTは 、 医 師が 直 接 画 像 観 察 を行 う装 置 で 、 基 本が 明 らか に 開 発 さ れ た 画 像 応 答 シ ス テ ム(VRS:Video ResponseSystem)に よ る医用 画 像 伝 送 シス テ ム は、 そ の 性 能 は輝 度 が 明 る くか つ 径 は 出 来 る だ け 生 体 像 の 関 東 逓 信 病 院 に て 応 用 の 段 階 に入 っ て お り9、 緊 急 時 原 寸 大 を描 画 出 来 る こ とが 望 ま し く、 ち らつ き の な い へ の 対 応 や 広 域 病 院 との 画 像 伝 送 に よ る専 門 医 の 不 足 CRTと 解 消 な ど 明 ら か に 医療 へ の 貢 献 が 認 め ら れ て い る。 云 え る が 、CSP委 員 会 の 勧 告8に 基 づ くCRT こ の シ ス テ ム に 於 い て 画 像 はITV(CCD)カ が 必要 で あ る。 ⑤ メラで 入 力 後 、 デ ジ タル 変 換 さ れ 、 画 像 情 報 も512×512×8 画 像 伝 送 系: 既 に 述 べ た 各 種 の 技 術 要 素 を示 す 装 置 間 で の 情 報 伝 ビ ッ トが 基 本 と な り、 広 域 伝 送 路 を 用 い たVRSで 画 送 は 、 そ れ ぞ れ の 入 出力 部 で の フ ォ ー マ ッ トが 一 致 せ 像 情 報 は1/5に ね ば な らず 、 同 軸 ケ ー ブ ル 、 光 フ ァイ バ ー や 衛 星 通 信 しに対 応 す る ネ ッ トワ ー ク を通 じ伝 送 さ れ て い る。 を 用 い て も イ ン タ ー フ ェ イ ス が 必 要 で あ る。 殊 に 、 イ ンタ・ 一 フ ェ イ ス の 規 格 は 、 日 本 で はMIPS規 リ カ で はACR-NEMA、 格 、アメ ヨ ー ロ ッ パ でSPI規 minimumrequirementは 格など 満 た さ れ て い る もの の 世 界 的 圧 縮 さ れ 、48箇 所 の 端 末 で の 呼 び 出 著 者 も基 本 的 に は 類 似 の シ ス テ ム を 開 発 し検 討 して い る が 、 そ の シ ェ ー マ を 図5に 、 外 観 を 図2,3に した 。 本 装 置 はPointtopointの 示 伝 送 で あ り、 オ リジ ナ ル 写 真 をITVカ メ ラで 撮 像 し、A/D変 な統 一 は 困 難 で あ る。 しか し、 名 メ ー カ ー で 企 業 努 力 み を経 て9600bpsの 電 話 回 線 を 通 し受 信 側 の モ デ ムへ が な され て お り、 今 迄 の 経 緯 か らみ て 将 来 の 見 通 しは 送 る。 受 信 側 モ デ ム か ら は 更 にD/A変 明 るい。 グ 型 光 デ ィ ス ク装 置 に 画 像 は収 録 さ れ る。 通 常1病 さ て 、 こ の 系 は 画 像 の 入 力 か ら蓄 積 ・検 索 を経 て 、 こ れ に 処 理 が 加 わ りCRTに 表 示 され る まで伝 送 系が そ の 橋 渡 し を す る が 、CT、MR像 10Mbpsが 必 要 でX線 換 され アナ ロ 院 程 度 で 、 画 像 数 にす る と約70枚 と な り、伝 送 に 要 す る 時 間 は正 味 約1時 間 で あ った 。 全 画 像 の 入 力 後 、 リモ ー トコ ン トロ ー ル に ら て デ ィス ク 装 置 か ら呼 び 出 す が 、 そ れ に要 す る 時 間 は は 瞬 時 で 、 読 影 の 際 に輝 度 と コ ン トラ ス ト調 整 の み で 観 あ るが 、画像 入力 にハ イ ビジ ョンカメ ラを 察 し診 断 す る の に操 作 性 並 び に画 質 に さ した る 問 題 は 400Mbpsが 9600bpsで 程 度 の伝 送能 力 は 像 を伝 送 す る に は100Mbpsか か ら伝 送 され る 画 像 は 、1日10例 換 の後 モ デ 要 求 さ れ る 。 又 、 現 状 のLAMICSで 用 い る 時 代 に は64Kbpsと な り、1024×1024×8bitを な か った 。 1/10に 庄 縮 す る と ユ3秒で 伝 送 出 来 る な ど質 、 量 と も に改 善 さ れ る ハ イ ビ ジ ョ ン送 信 が 待 た れ る。 以 上 、PACSとLAMICSの 図6に 膵 頭 部 腫 瘍 のCT像 を示 す 。 原 画 像(左)と 比 較 し た 光 デ ィ ス ク よ りの 再 生 画 像(右)は 要 素技 術 につ いて述 べ た が 、 基 本 的 に 両 者 の 相 違 は な い 。 これ らの 高 度 先 進 技 殆 ど遜 色 が み られ ず 、 診 断 画 像 と して 用 い られ る こ とが 判 る 。 しか し胸 部X線 像 に つ い て は 図7に 示 す 如 く、1000本 術 はImagemanagement&eOmmuniCatiOnSyStemin patientcareで あ り、 高 画 質 を維 持 しか つ 救 急 医 療 や TVca皿era 集 団 検 診 を は じめ 各 種 の 広 域 医 療 機 関 と 中央 診 断 セ ン 一 1 一 タ ー との 効 率 良 い 情 報 の 交 換 が 行 え る な ど 、患 者 を 中 Monitor 心 と した 医 療 制 度 の 変 革 が 期 待 で き る 。 L」 一 一 3.LAMICSの 現状 H盈 期 -一 一 , 僧1一 NardGopy 今 日の 社 会 は もは や 情 報 化 社 会 へ と移 行 して お り、 コ ン ピ ュ ー一タ の 多 面 的 な 活 用 は 社 会 の 殆 どの 領 域 に 浸 公 衆電話網 i1 一 L 透 し、 従 来 さ ま ざ ま な分 野 に 未 解 決 の ま ま放 置 さ れ て い た 多 くの 問 題 を解 決 す る と と もに 、 新 た な 発 見 の 途 z Optical StealVide。 画像通僧 装置 画 像 通 信 装 置VideoDisk を切 り開 い て い る 。 しか し、医療 制 度 の 枠 組 の 中 で の 応 用 は遅 れ て お り、 こ れ は 患 者 の プ ラ イ バ シ ー の保 護 に 関 す る問 題 が 残 さ 一100-一 図5LAMICSの 画像 通信 システム概 念図 (1)は図6(左)のCT原 画 像 を(2)は図6(右) の 光 デ ィス ク 再 生 画 像 を示 す 神 緑 会学 術 誌 第5巻1989年 、 、 も もお .、 ▽ 口5 ' ノ ' 議 "㌢ ・ 撫 ご 図6LAMICSに 左CT"∫ 右 て 伝 送 さ れ たCT画 像 真か らの 原 画 像 膵 頭1引1に5111111大0)LDAを 光 デ ィ ス ク よ り の1り二 生 診 断 画1象 認 め る. 原II暗象 と 比 べ 殆 ど 遜 色 な い 見 矧酪 藝、 21世 紀 の 医 療 の 在 り ノ∫を 模 索 す る 中 で 、 医 用 画 像 の 管 理 と そ の 扱 い が ク ロ ー ズ ア ップ され て い る 。 高騰 す る医 療 費 の 抑 制 に つ な が る疾 病 の 早 期 診 断 と適 正 な 治 療 こ そIMACS(InlageManagement&Communication System1[IPatientCare)の PACSとLAM【CSが 文 図7デ そ の 基 本 で あ る 、, 献 1.稲 ジ タ ルCRT像(左)と ア ナ ロ グCRT像 (右)と の 比 較 右 肺 癌 例 で 異常 陰 影 周 辺 血 管 像 は デ ジ タ ル 像 に 比 し ア ナ ロ グ像 で そ の 鮮 明 さ に 欠 け る が 、 概 ね の性状 は判 る 思 想 に よ り 可 能 と な ろ う,, 邑 清 也:病 院 情 報 シ ステ ム 化 と 光通 信 、 映 像 情 報 、Vo116,38∼90,1984. 2.Leh,J.L.,:Impactofmanua1&computerassisted P!1C;Sfo -automatedPACS.Proceedingsofthe19H3 1'ACSconference,SPIE418:6--1'3,1983. 系 走 一企 線 のCRTデ ジ タ ル 画 像 と500本 走 査 線 のCRT 3.飯 ア ナ ロ グ受 信 画 像 で は 、 異 常 陰 影 周 辺 の鮮 鋭 さ に 欠 け る が 、 陰 影 の 概 ね の 性 状 は把 握 で きる1、しか し、 最 終 診 断 画 像 と して は 仙 え な い 、, 細 に 検 討 して い る が 、 少 な く と も 単純X線 等 で はCRT診 武:医 用 画 像 の デ ー タ 処 理 とPACSに つ い て 、 【i方父才支学:alLL・ 、42,652∼658,1986. 4.東 勝 俊 、 福f11昭:関 連 逓 イ言 病 院 に お け る コ ン ピ ュ ー タ ー の 利 川 、 医 療 情 報 シ ス テ ム 総 説 、297∼ 現 状 の 実 験 機 を 川 い て 市 中 病 院 か らの 伝 送 画 像 を 詳 化 器 造 影 像 やCT像 沼 像以外 の 消 断 画 像 と して 使 い 得 る 。 今 後 は 人 力 装 置 の 改.,,t,:を は か り、 全 て の 画 像 の 伝 送 を行 い 日常 診 療 に用 い た い 。 30f,1973. 5.野 村 瞭:地 域 医 療 、r塵」:山 英 康 編 情 報 管 憂里 明 日 の 治 療 ② 、 中 央 法 規 出 版 、207∼217,1984. 6.TonlohoMaeda,etal:CostrucUonofapractical systemofPACSandevaluationofCRTdiagnosisin KochiMedicalSchoolIlospial,ProceedingsofSPIC, 4.ま とめ Vol914,1310∼1316,1988. 最 近 の 医 用 画 像 の 多様 化 に伴 い 、 画 像 の 診 断 的 価 値 が 著 し く 高 くな っ て 来 た 。 そ こ で 、"患 者情 報 は 患 者 自 身 の もの"と い う原 則 に 添 った 管 理 の 在 り 方 に 対 し、 高 度 先 進 技 術 を駆 使 し た 医 川 画 像 糸宗合 管 理 シ ステ ム (PACS)の 技 術 要 素 に つ い て 概 説 し た 、,又、PACS 田 知 穂:PACS一 画 像 処 理 とCRT診 断 医 療 と コ ン ピ ュ ー タ ー1(3)、233∼238,1988. 8.飯 CSP委 沼 武 他:医 川 画 像 の た め の 標 準 パ タ ー ン 員 会 勧 告:MedicalImagin#;Technology,5 (4),394∼/116,1987. の 基 本 技 術 を用 い た 地 域 医 療 情 報 管 理 シ ス テ ム (LAMICS)の 7.前 開 発 を 試 み て お り、 そ の 一・部 を紹 介 し た。 9.前1京 忠 行:VRS(VideoResp()11SESystem)に る 医 用 画 像 伝 送 シ ス テ ム の 開 発 と 使 用 経 験 、 第48回 日 医 放 学 会 総 会 講 演 集 、 日 医 放 会 誌 、1989. 一101一 よ