補足資料（PDF：153KB）

報道発表資料の補足
2016 年 9 月 7 日
提携の経緯について
公益社団法人京都府観光連盟では、インバウンド観光客が増加する一方で、府内観光消費額はそれほど伸
びておらず、地域の産業振興に貢献できていない状況にあります。そのため、観光産業事業者に適切な経営
のノウハウを習得していただくことで、経営革新への支援を行うとともに、京都府の観光産業を担う次代の
経営者を育成し、京都市内のみならず観光客を誘致することで府内の観光産業をさらに飛躍させ、地域が活
性化することを目指しています。
一方、京都大学経営管理大学院では、大学院生に経営学を教育するかたわら、社会人向けのサービス産業
や観光業のセミナーなどの実績を積んできています。また、観光経営と地域振興における研究の場、学びの
場、理論構築の場、実践の場を求めておりました。
この度、その両者において、それぞれの自主性に基づいて連携して事業を行うため、協力協定を締結する
に至りました。
今後の予定について
今年度を第１回として、次年度以降も公益社団法人京都府観光連盟と京都大学経営管理大学院が連携して、
「京都府観光経営入門セミナー」を実施したいと考えています。また、必要に応じて、学生を対象としたフ
ィールドワークやインターンシップ等を連携して行うことも予定しています。
京都府観光連盟とは
京都府観光連盟は、市町村・観光関係団体や業界構成員などを会員とした公益法人で、京都府内における
観光振興、観光関連業界の振興、地域の活性化、国際観光の振興を図ることを目的として 1951 年３月に設
立された法人です。2012 年４月からは、公益社団法人へ移行しています。主な事業として、「観光情報の提
供・発信事業」
、
「観光客誘致事業」
、
「国際観光振興事業」、
「人材育成事業」
、「観光振興基盤強化事業」等を
行っています。
京都大学経営管理大学院とは
京都大学経営管理大学院は、2006 年 4 月に設置された、高度職業人育成のための専門職大学院であり、大
学での研究や知識の蓄積を活用して、企業、公的機関、NPO など多様な分野の高度な職業能力を有するリー
ダーを育成することを目的としています。原則として二年間で「経営学修士（専門職）(MBA)」の学位を取
得します。さらに今年、創設 10 周年を迎え、社会的評価やニーズに応えて、高い研究能力と高度な実務経
験を有するグローバルビジネスリーダーとしての「高度専門職業人博士」を養成することを目的として、
「経
営科学専攻（博士課程）
」を新設いたしました。
同
経営研究センターとは
公的機関や企業との密な連携を図ることにより、真の経営課題を認識し、課題解決のための経営教育研究
を推進します。京都大学の強みである文理融合領域に精通する種々の専門性をもつ教員が、課題解決に向け
て研究を推進し、研究成果を社会還元します。具体的には以下の様な活動を進めます。
(1)セミナーオンデマンド、 (2)有効なビジネスモデルの構築支援、 (3)地域活性化のための起業支援、
(4) 教育研究活動を介した国際交流
以上