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ADIDAS ADIZERO XT 3

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ADIDAS ADIZERO XT 3
Men’s 12MODELS
アディダス
アディゼロ
XT3
ADIDAS
A D I Z ER O X T 3
❷
FRONT
❹
REAR
3 本ラインと
アッパーガードで
カカト周りを補強
アディダスのスリーライン
をサイドアッパーの補強に
生かしながら、フォア、ヒー
ルをつなぐアーチの強化も
しっかりしている。特にアー
チからヒールカップをラウ
ンドするアッパーガードはプ
ロ テ ク シ ョ ン の み な ら ず、
カカト周りのブレを防ぐ役
割を果たしている。
SOLE
spec.
サイズ:22.0 ∼ 29.0cm( ユニセックス )
①前作に比べてアウトソールがさらに薄く
なった。シビアな足裏なので経験者向きだと
思う ( 中川 ) ②反発力がありロードラン力が
ある人にはとても履きやすいと思う ( 山屋 ) ③蹴りだし感がしっかりあってぐんぐんス
ピードに乗るシューズ。走っていて楽しい ( 山
田 ) ④このシューズは個人的に何足も履き
つぶした。3 でまた一段進化したと思う ( 高瀬 )
独自設計のオーバーレイで
つま先をガード
コンチネンタルラバーが
グリップを支える
❶
トゥガードとダブルでつま先を守る
オーバーレイ。よく見ると不思議な形
状をしている。内側 ( 親指側 ) が大きく、
スリットを挟んで先端 ( 中指あたり ) が
小 さ め。発 想 と し て は 軽 量 化 も 含 め、
つま先全体というよりは先端を意識し
たものと思われる。
ラバーは国際的タイヤメーカーのひとつ
でるあるコンチネンタル社と共同開発。
三日月のような形をしたゴツゴツが均一
に並んでいる。
「スティッキーラバー」と
呼ばれるアディダス独自のラバーブロッ
クだ。また、ツルツルの底面は泥土がつ
きにくい「マッドリリースサーフェス」
仕様。
山屋
このシューズは反発力がとても強
く比較的脚力のある人にはとても
いいシューズ。ロード、トレイル
とも違和感なく履けます。足裏が
硬めでキック時の反発がとても印
象的で、スピードが求められる短
いレースや練習用にも最適なので
はないか。
島田
足入れした際のフィット感は普通
でしたが、走り始めて拇指球あた
りの接地感がとても気に入りまし
た。どのような局面でも気持ちよ
く走れます。とてもオールマイティ
なシューズ。ある程度スピードを
生かして走れる方に向いていると
思う。
機能:フォアフット(前足部)の蹴り出し力を高める
adiPRENE®+、日本人ランナーの足に高精度でフィットする microFIT。
カラー:シアン / ネオアイロンメット / ワー二ング ( 写真 )、ブラック / メタリックシルバー / プライムブルー
価格:10,500 円 ( 本体価格 10,000 円 )
❸
中川
足入れしたときは土踏まずに張り
( 硬さ ) を感じました。前モデルよ
りソールが薄くなったせいかロー
ドでも違和感なく、推進力がその
まま保てる。また横の動きに対す
る反応がとてもよかった。この点
に関しては今回の中でいちばんの
評価。
礒村
個人的にカラーリングが気に入りま
した。オレンジにブルーはとても目
を引く色合い。昨年のモデルよりグ
リップ力が向上している。死角がな
い。どんな路面にオールマイティな
ので日常のトレーニングシューズと
しても使えますし、特に雨の日のラ
ン二ングで履きたい。
山田
第一印象はとても軽いということ。
蹴り出しもよくてスピードがグン
グン乗ってくる。グリップもいい
からロードも上りも下りのトレイ
ルも突っ込んで走れるモデルに
なっています。前モデルを履いて
いましたが、さらにフィット感も
向上した。
高瀬
このシリーズはこれまで全て履い
ていてよく分かっています。2012
モデルはまた進化してます。特に
歩行時の接地感、上り下りのグリッ
プ、走行時の滑らかなフレックス、
いずれも向上している。どんなシ
チュエーションでも使えるシュー
ズです。
ソール長 294mm
ワイズ 100mm
重量 (1/2 ペア ) 268g
※表示サイズ 26.0cm モデル編集部実測
さらにアディゼロ兄弟に
酷似してきた『XT 3』
このモデルをシルエットで投影して
ランニング愛好者に見せたら、おそら
く多くの人が『アディゼロ』と答える
だろう。それくらいアッパーのフォル
ムはロードシューズのそれと変わらな
い。アディゼロの設計コンセプトをそ
のまま受け継ぐシューズのシャーシを
強化したらこの『XT 3』になると考え
てよいだろう。
125
3 代目 2012 モデルは昨年モデルから
大幅なモデルチェンジが施された。い
ちばん大きいのは全体のフォルム。ミッ
ドソールが薄くなりより低重心になっ
た。トレイル仕様だけにロードモデル
よりもアウトソールは肉厚になるのだ
が、このモデルはそれを感じさせない。
低重心にすることで路面への反発力を
推進力に生かすことができるはずだ。
もう一点はレースホールの位置。縦
に 6 つ並ぶホール ( エクストラホール
を除く ) の 2 ∼ 6 のピッチが狭くなり
より甲の近くに集められた。ツマ先の
動きを自由にしつつ、甲と側面のフィッ
ト感をより向上させようという狙いだ。
アディゼロがベースのトレイルモデル
ながら、さらにランシューに近づいた
今年の『XT 3』
。その走りはいかに。
場面を選ばぬラン二ング力。
剛性感のあるトーションは
ハードワークも苦にしない
ただこの種のシューズはかってに弾むよう
従来のロードシューズの様に軽妙にこなす。
に反発するのではなく、アクティブに蹴る
シチュエーションに不得手はないといった
ことでレスポンスよく反発を返してくれる。
癪 ( しゃく ) なシューズだ。ただ対象者や目
だからランニング力がないとその特徴を生
的を考えた場合、誰でも、何にでもという
テスターのインプレッションに共通して
かせない。
わけではない。もちろんカバーする包容力
でてくるキーワードは「反発力」
、
そして「ス
そして比較的「タイトな装着感」を感じ、
は持ち合わせつつも、その長所を引き出す
ピード」
だ。
ミッドソールを薄く(その分強化)
「トーション」( ねじれの剛性・横方向の強さ )
のは走力のあるランナーだ。
したために低重心となり、足裏感覚はより
に評価が集まった。
「あらゆるシチュエーションで力を発揮す
鋭くなった。前足部に蹴り出し力を高める
足型がマッチしていることが前提だが、
るシューズ。ただ初心者には軟らかすぎる
『adiPRENE®+』( アディプリーン・プラス )
遊びの無いタイトな装着感にシューズ全体
かもしれない。脚力のある中級者以上のト
を使用 ( アディダス )。衝撃吸収素材であり
( アッパーとシャーシ ) の剛性、さらにグリッ
レイルランナーがレースで使用することで
ながら反発力も併せ持つ緩衝素材を内蔵し
プ力が合体すると横方向への動きに強い
その力を発揮できると思う」( 高瀬 )
た効果も起因しているはすだ。
シューズができる。左右にステップを繰り
このシューズを歴代モデル愛用してきた
反発力のあるシューズは推進力があるか
返すトレイルランでは、この能力が走りに
高瀬テスターが代弁するよう対象はレース
ら、結果スピードに乗りやすい。つまり「反
与える影響は大きい。
がベター。しかも長・短は選ばない。どの
発力」と「スピード」はセットと考えていい。
トレイルではオールマイティ、ロードも
ようなレースでもこなしてしまう。
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