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大塚英志著「ストーリーメーカー 創作のための物語論」
大塚英志著「ストーリーメーカー 創作のための物語論」 2.問1のプロットを一文で言い表すとどうなりますか。 6.ログラインを「主人公は○○の状態で××を求めているが 最後に△△になる」というシンプルな一文にまとめる。これは主 人公の内的な変化の定義です。 7.主人公の現在に影響を与えた「過去」について書く 8.問4の答えをふまえて主人公が「欠けているもの」を手に入 れるために与えられる具体的な課題やミッション、クエストを考 える 9.その外的な目的や課題を最終的に達成するか否かを決め る 3.あなたがこれから書こうとする物語の主人公について思い つくまま書いてください。 10.その結果、象徴的に手に入れるもの、もしくは失うものは 何か? 世界中のすべての人々に好まれる ストーリー作成のためのマニュアル:30の質問 問1~16:主人公の内的な領域を設計する 1.まずあなたがこれから書こうとする物語のうち、頭の中に現 状あるものをどのような形でもいいのでとりあえず書いて下さ い。 4.あなたの主人公が現在抱えている問題を 「主人公は○○が欠けている状態にある」 という形で表現して下さい。欠けているものをまず具体的 に書き、そして、次にそれが何の象徴であるかを一言で書いて 下さい。 11.主人公の目的達成を妨害する「敵対者」は誰か? 12.主人公と敵対者の価値観・考え方はどう違うか? 13.主人公の傍らにいて目的達成を助ける「助手」は誰か? 5.あなたの主人公の「現在」について設計して、一番イメージ にあるものを以下の 四つから選択してください。 A.まだ運命を自覚していない、普通の人(0) B.何らかの社会的地位や成功の状態の人(+) C.かつて成功したが、今はうまくいっていない人(-⇒+) D.全く成功していない人(-) 14.助手が主人公を助けるのはなぜか? 15.主人公を守ったり成功のポイントになる力(アイテムやア イデアなど)を与えてくれる「賢者」は誰か? 16.主人公が賢者から援助を受けるのはなぜか? 問17~30::物語の構造を組み立てる 17.主人公の生きている「日常世界」はどういう場所・環境か? 18.その日常に危機が迫っていることを予感させる出来事は? 19.その日常は具体的にどのように脅かされるか? 20.主人公に行動を起こさせるきっかけになる「使者」「依頼 者」は誰か? 21.主人公が行動を起こすことをためらったり、誰かにとめら れます。そのくだりを必ず作っておいてください。 22.主人公の行動に対してタブーを与えるか?主人公の行動 を制限するルールやキャラクター。 23.主人公が物語の中で到達する「日常」と最も離れた場所 はどこか? 24.主人公はそこで直面した問題をどう解決し、結果、どう変 わるか? 25.主人公が目的を達成するために失ったものは何か? 26.敵対者と対峙したとき、主人公は理解・和解するか?もし くは許さないとしたら何故・どこが? 27.物語の結末において主人公の生きる環境はどう変わるか? 28.これまでの回答をもとにグラフに書き込む(※下記参照) 29.以上をふまえ、問1のプロットをジョセフ・キャンベルの「ヒ ーローズ・ジャーニー」の12のプロセスに当てはめて整理する ①日常の世界 ②冒険への誘い ③冒険への拒絶 ④賢者との出会い ⑤第一関門突破 ⑥仲間、敵対者/テスト ⑦最も危険な場所への接近 ⑧最大の試練 ⑨報酬 ⑩帰路 ⑪再生 ⑫帰還 30.もう一度、物語を一言でまとめてみる