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アカバネ病による異常産にご注意ください!!

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アカバネ病による異常産にご注意ください!!
H22年10月
置 賜 家 畜 保 健 衛 生 所
置 賜 家 畜 衛 生 指 導 協 会
〒999-2232 南陽市三間通 444
TEL 0238-43-3217
FAX 0238-43-5249
夜間・休日 080-1840-0705
No.22-20
アカバネ病による異常産にご注意ください!!
アカバネ病は、おもに西日本を中心に流行しますが、今年の夏以降、本県
を含む東北地方においても、抗体陽転(流行の足あと)がみられました。ま
た、異常産子牛(流早産、起立不能等)の検査で感染を認めました。
ワクチン未接種牛は今後、春にかけて、流早産を含む異常産
や子牛の奇形による難産などが心配されます。
<県内での検出状況>
真室川町
酒田市
◎
◎
庄内町
◎
新庄市
◎
●
最上町
寒河江市
●●
◎
河北町
朝日町
●
◎
◎
◎
上山市
南陽市
高畠町
◎ 抗体陽転(感染の足跡)
● 抗原・遺伝子陽性(異常産子牛からの検出)
<アカバネ病とは>
ヌカカなどの吸血昆虫が媒介するアカバネウイルスに感染した妊娠牛が、
異常産(流早産、関節湾曲・水頭症などの奇形等)を起こす病気です。
症
状:母牛は無症状ですが、妊娠牛が感染すると流早産や子牛の奇形な
どが起こります。
感染時期:吸血昆虫が活動する主に8月~10 月に感染します。
発症時期:流産と早産は感染初期の 10 月頃、体型異常は1~2月頃をピー
クに認められ、このような異常産は4月頃まで続発します。
治 療 法:治療法はありません。
予 防 法:流行期前のワクチン接種により、異常産の予防ができます。原因
ウイルスは吸血昆虫により媒介されることから吸血昆虫の活動開
始以前に接種します。通常は4~6月に接種します。そのため、今
季の流行に対する予防法はありません。
本病を疑う流早産、または奇形子牛が発生した場合は、
家畜保健衛生所または診療獣医師にご連絡下さい。
アカバネ病は、流行期以前のワクチン接種で予防できる病気です。
今回、ワクチンを接種しなかった農家では、これを教訓とし、来年
からのワクチン接種に努めましょう!ワクチン接種については、家
畜保健衛生所、あるいは診療獣医師までご相談ください!!
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