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申年(さるどし)スタート
三学期始業式の話 申年(さるどし)スタート 280108 村松 一年の最初のあいさつですから、「おめでとう」のあいさつをしましょう。私は「あけ まして おめでとうございます」と言いますが、みなさんは少し短く「おめでとうござい ます」とあいさつしてくださいね。あけまして おめでとうございます。 平成28年、2016年が始まりました。平成28年は申年(さる どし)です。みなさんは、12ある干支(えと)、十二支(じゅうに し)と言いますが、全部言えますね。去年もみんなで言いましたが、 今年も声を合わせて言ってみましょう。さんはい。 子 丑 寅 卯 辰 巳(ね うし とら う たつ み) 午 未 申 酉 戌 亥(うま ひつじ さる とり いぬ い) 今年の干支の「申 さる」は、動物の「猿 さる」とは関係ないの ですが、昔の人が十二支を覚えやすいように、動物などにあてはめたと言われています。 さて、きょうは「猿」のつくことわざについて、始業式から勉強しま しょう。 まずは、「猿も木から落ちる」です。木登りの上手な猿でも、木から落 ちることがあるということから、どんな上手な人でも、油断をすると失 敗をするということを意味しています。 申年ですが、みなさんは油断することなくしっかりと学習し、木から落ちる、失敗する ことがないようにしてくださいね。 次は「見ざる 聞かざる 言わざる」です。これは世の中の悪いことを見たり、聞いた り、そして言ったりしないで、良いことだけを素直に受け入れて成長しなさいという意味 です。 みなさんは、友だちに対して、悪いことを言うことはありませんか。そういうことは「言 わざる」、言わないのです。友だちに対しては、良いことを言ったり、行ったりすること が大切なのですね。 さあ、三学期は短いですが、油断することなく学習し、友だちに対しては、良いこと をたくさんしていきましょう。これで始業式の話を終わります。 <裏面に「先生方へ」があります> <先生方へ> いよいよ平成28年、2016年が始まりました。今年もどうぞよろしくお願いいたし ます。 いつも書いていますが、子どもたちが決意も新たにする時が年に5回あると言われてい ます。お正月、年に3回ある始業式、そして自分の誕生日です。その5つの中で一番は、 なんと言っても4月の始業式です。その次が新年と兼ねた1月の始業式、すなわち今日で す。新年と始業式が重なるので、多くの子が決意も新たに登校してきます。その気持ちを 大事にし、希望あふれる一日にしてください。 きょうは、三学期の目標や1年間の目標を書かせると思います。その際には具体的なも のになるよう、数字を入れて書くこと、さらに実現可能な目標であることもあわせてご指 導ください。 また、「三学期は次の学年への準備期間」ということを強調して、上手に演出すること も大切です。たとえば1年生には「もうすぐ新しい1年生が来ます。みんなは2年生のお 兄さんお姉さんになるんだけど、その準備をする学期が三学期です。」とか、5年生には 「6年生が卒業するね。この三学期はみんなが6年生として行動できるかどうかを試され る学期なのです。」という具合です。よろしくお願いします。 さてきょうは、申年ということで「猿」に関することわざなどについて話します。時間 の関係で、「猿も木から落ちる」と「見ざる 聞かざる 言わざる」の2つを取り上げま す。「猿」関連のことわざなどには、プラス評価のものがほとんどありません。マイナス イメージが多いので、この2つだけにしました。油断なく学習しよう、友だちの悪いとこ ろを見るのではなく良いところを見よう、このことを学年の実態に合わせて補足しておい てください。 最後に、始業式前の教室の黒板に、先生方のメッセージを書いてくださると子どもたち は「やる気」ができます。そして新たな気持ちで始業式に臨むことができます。お手数で すがよろしくお願いいたします。 なお、始業式後の学級指導では、冬休み中の健康状態についても確かめておいてくださ い。またご家族の病気などがあれば、それとなく聞けるといいですね。(あくまでもでき る範囲です。)加えて欠席の児童については、始業式前に職員室に必ず報告してください。 連絡なしの場合には、すぐに家庭に対して連絡します。素速い対応を心がけていきたいと 思います。 さあ三学期も、教職員が「和の精神」で一致団結して、子どもたちをしっかりと育てて いきましょう。よろしくお願いいたします。