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第73期 中間報告書

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第73期 中間報告書
証券コード:6592
株主・投資家の皆様へ
第73期 中間報告書
第2四半期累計期間:2013年1月1日∼2013年6月30日
パーキングブレーキ用モーターの
ラインナップ拡大により
更なる成長を実現
パーキングブレーキ用モーター
「RS-656WA」
「安心」と「信頼」の証
世界 No.1 シェアを誇るマブチの小型モーター
マブチモーターは創業以来、「より良い製品をより安く供給す
る」という基本方針に基づき、専業メーカーとして、一貫して
高品質 ・ 高性能 ・ 低価格な小型モーターを生産しております。
当社の小型モーターは自動車電装機器、家電機器 ・ 工具 ・ 玩具、
精密・事務機器、音響 ・ 映像機器などのさまざまな製品の機能
部品として、あらゆる分野にわたり、世界中の人々の便利で快
適な暮らしを支えております。年間約 14 億個(2013 年計画)
という世界 No.1 の生産量は、お客様からの高い評価と信頼の
証であり、私たちの誇りです。
これからも、市場ニーズに即応できる製品開発と柔軟な供給
体制の下、新たな価値を創造する企業を目指して歩み続けます。
2013年度の重点活動(対処すべき課題)
自動車電装事業の継続的強化及び民生・業務機器事業へ
の新たな取り組み
• 自動車電装事業:重点事業として成長を加速
• 民生・業務機器事業:営業・技術一体で潜在ニーズの掘り起こし
中国市場への拡販
• 中国事業体制:生産拠点から、市場へのアクセスを得る拠点へ
生産拠点の再編
• 拠点戦略:拠点ごとの強みを活かして連結収益力を強化
ものづくりプロセスの革新
1
• ものづくり革新:他社が容易に追従出来ないものづくり基盤の構築
ヨーロッパマブチ
瓦房店マブチ
大連マブチ
江蘇マブチ
鷹潭マブチ
アメリカマブチ
韓国マブチ
マブチモーター株式会社
東莞マブチ
重慶マブチ
道ジャオマブチ
上海マブチ
台湾マブチ
高雄マブチ
路東マブチ
江西マブチ
ダナンマブチ
深圳マブチ
ベトナムマブチ
シンガポールマブチ
本社/技術センター
販売拠点
生産拠点
設計開発拠点
経営ビジョン体系(一部抜粋)
経営理念 「 国 際 社 会 へ の 貢 献 と そ の 継 続 的 拡 大 」
経営基軸
1. より良い製品をより安く供給することにより、豊かな社
会と人々の快適な生活の実現に寄与する
2. 広く諸外国において雇用機会の提供と技術移転を行い、
それらの国の経済発展と国際的な経済格差の平準化に貢
献する
3. 人を最も重要な経営資源と位置付け、仕事を通じて人を
活かし、社会に役立つ人を育てる
4. 地球環境と人々の健康を犠牲にすることのない企業活動
を行う
行動指針-マブチの社員が共有すべき価値観
1. 仕事を通じた社会貢献と自己実現を重ね合わせて捉える
2. 他人に対し公平、公正であり、他の社員への協力と支援
を惜しまない
3. 自らの役割に照らし誰に対し、どのような貢献をなすべ
きかを理解する
4. 社会貢献の源泉となる独自の強みを形成し、その強みを
継続的に深耕・拡大する
5. 自主的に課題を発掘し、困難な課題に挑戦し、解決に至
るまで諦めない
詳しくは、当社ホームページをご覧ください。http://www.mabuchi-motor.co.jp/ja_JP/company/c_0101.html
2
トップメッセージ
ご挨拶
株 主 の 皆 様 に お か れ まし て
は、平素より格別のご高配を賜
り、厚く御礼申し上げます。
当社、第 73 期(2013 年 12 月
期)の中間報告書をお届けする
にあたり、ここに事業活動の概
況をご報告申し上げます。
今後も変わらぬご指導、ご鞭
撻を賜りますよう、よろしくお
願いいたします。
2013 年 9 月
代表取締役会長
当第2四半期連結累計期間の市場環境
代表取締役社長
当社グループの関連市場におきましては、自動車電装機
器市場は米国及び新興国の需要が堅調に推移しました。家
当 第 2 四 半 期 連 結 累 計 期 間(2013 年 1 月 1 日 〜
電機器・工具・玩具市場は、住宅関連の回復が続いた米国
2013 年 6 月 30 日)における世界経済は、米国におい
と新興国市場の拡大により好調に推移しました。一方、音
ては金融緩和に伴う住宅投資と企業の設備投資が牽引し好
響・映像機器市場は、市場規模の縮小が続きました。
調を持続する一方、欧州経済は景気低迷の長期化が懸念さ
れる厳しい状況が継続しました。我が国経済は、円安によ
り輸出産業を中心に企業業績が改善し、景気回復に向けた
兆しが見られました。新興国経済は、輸出の減速により成
長が足踏みする状況となりました。
3
重点活動(対処すべき課題)の進捗
当社では、2013 年度の重点活動として、「自動車電装
事業の継続的強化及び民生・業務機器事業への新たな取り
組み」
「中国市場への拡販」
「生産拠点の再編」
「ものづくり
プロセスの革新」の 4 点に取り組んでおります。以下にそ
れぞれの取り組みの概況をご説明いたします。
をいただきました。
さらに、ユニットモーターへの取り組みとして、モーター
の回転数や位置を検出するエンコーダーを標準で搭載した
製品のラインナップを整備いたしました。エンコーダー搭
自動車電装事業の継続的強化及び
民生・業務機器事業への新たな取り組み
自動車電装事業
パワーウインドウ用モーターは、中トルク用新製品が国
載モーターは、製品の付加価値向上の実現はもちろんのこ
と、
お客様のコスト削減や効率向上にも貢献できるものです。
中国市場への拡販
内 3 社目となる日系自動車メーカーより注文をいただきま
昨年、中国国内の開発、生産、販売の各拠点が連携する
した。また、高トルク用新製品は北米自動車メーカーより
「チャイナ・ビジネス・ユニット」を設置し、現地の市場ニー
サプライヤー認証を取得し、大型注文をいただきました。
ズに迅速に対応できる体制を整備いたしましたが、本年 5
パワーシート用及びステアリング・コラム・アジャスター
月には、中国事業を統括管理する役員を現地に派遣いたし
用モーターにつきましては、供給と価格の安定性に懸念の
ました。役員が直接指揮を執ることで、「チャイナ・ビジネ
あるネオジムを使用しない新製品の開発を進めてまいりま
ス・ユニット」の機能横断的な連携が更に強化され、現地
したが、お客様による評価は良好で年内に注文をいただけ
完結型の事業体制が大幅に前進いたしました。「チャイナ・
る見通しとなりました。
ビジネス・ユニット」の活動を通じて、中国内陸部への生産
パーキングブレーキ用モーターにつきましては、当該用
移管等を進める一方、中国製の廉価な部材・設備の活用など
途において世界最大手のお客様への新製品の出荷を本年 2
によりコストダウンを実現したことで、シェーバーやドライ
月より開始いたしました。
ヤーをはじめとする各用途において、トップクラスの中国民
エンジン吸排気用モーターにつきましては、当該用途向
けに最適設計された新製品を開発し、日本及び欧州のお客
族系のお客様に当社製品が採用されはじめております。
中国民族系のお客様は、部品選択の際にトップメーカー
様より注文をいただきました。
の採用部品を参考にされることがあります。当社は数多く
民生・業務機器事業
の用途で世界シェア No.1 の地位を確保しており、各用途
複写機・複合機(MFP)用途及びレーザープリンター用
におけるトップクラスのお客様に当社製品が採用されてい
途へ参入し、複写機・複合機(MFP)用ではブラシレスモー
ることが、中国民族系のお客様への販売において大きなア
ターの新製品を、レーザープリンター用ではブラシ付モー
ドバンテージとなっております。世界シェア No.1 の優位性
ターの新製品の出荷を開始いたしました。
に、中国現地完結型の事業体制、中国市場に特化した製品・
また、本年 3 月に新用途開拓の専門組織を設置し、新た
工程対応という新たな強みを加え、今後も成長が見込まれ
な用途に対する調査・営業活動の強化に取り組み、その成
る中国市場におけるトップシェアの地位を堅持してまいり
果として、医療用途及び住宅設備用途において新たな注文
ます。
4
トップメッセージ
生産拠点の再編
中国におきましては、沿海部の生産拠点における高品位
インを完成させました。モデルラインは、現時点では特定
製品に限定されておりますが、段階的に設備の汎用性を高
め水平展開を加速してまいります。
製品の生産比率向上の取り組みの一環として、パワーウイ
さらに、無付加価値工程の削減につきましては、源流に
ンドウ用及びパワーシート用モーターの主力工場である江
立ち返って生産工程における品質の作り込みを徹底し、検
蘇マブチ(中国江蘇省)のリニューアルを完了し、生産効
査工数を前年比で10%以上削減いたしました。今後も品
率の向上、品質管理の高度化を実現いたしました。東莞マ
質の作り込みを追求し、手直し工数等の削減に継続して取
ブチ(中国広東省)では、複写機・複合機(MFP)用やパー
り組んでまいります。
キングブレーキ用といった高付加価値製品の生産を開始し
生産情報の活用につきましては、昨年 9 月より江蘇マブ
ております。また、内陸部におきましては、沿海部に比べ
チにて、生産プロセスにおける異常検出情報や設備稼働状
コスト優位性の高い鷹潭マブチ、江西マブチ(ともに中国
況を統合的にリアルタイムで把握する Smart Factory の
江西省)の 2 拠点に価格競争の厳しい製品の生産を移管し、
テストラインを運用し、生産性や品質向上への効果を確認
中国をはじめとする新興国需要の獲得に不可欠な、低価格
いたしました。現在、テストラインで得た知見を基にソフ
でも利益を生み出せる体質へと転換してまいります。
トウェアを改良しており、下期にはパワーウインドウ用新
ベトナムにおきましては、小型自動車電装機器用モーター
製品の生産ラインに導入し、本格運用を開始いたします。
の主力拠点であるベトナムマブチ(ベトナム南部)が自動
車生産台数の伸びを背景に順調に生産を拡大し、当上期は
約 2 億個、通期では約 4.3 億個と過去最高の生産を予定し
通期の見通し
ております。ダナンマブチ(ベトナム中部)におきましても、
通期の見通しにつきましては、先進国においては、米国
自動車電装機器用途向けの生産比率を段階的に高めており、
経済が好調を継続する一方、欧州経済の停滞は長期化する
下期にはエンジン吸排気用モーターの量産を開始いたします。
様相を呈しています。我が国経済は、円安・株高ともに不
安定な動きが予想されるものの回復基調が継続するものと
ものづくりプロセスの革新
5
思われます。新興国経済は、成長は継続するものの伸長率
は鈍化する傾向で推移すると予想されます。
当社は生産拠点進出国における労働コスト上昇への対応
当社グループの関連市場におきましては、自動車電装機
として、2013 年末までに 2010 年比で 30%、直接人
器市場の好調に加えて、家電機器・工具・玩具市場が北米
員 1 万人に相当する省力化に中期目標として取り組んでお
向けの回復と新興国向けの拡大により伸長し、音響・映像
ります。今年はその最終年度に当たりますが、当上期も計
機器市場の減少を補い、さらに円安の影響もあることから、
画どおり省力化が進展し目標を達成できる見通しでありま
通期の売上高は期初予想(2013 年 2 月 15 日公表)を
す。また、次期以降の継続的な省力化に向けて新たな手法
9.6%上回る 1,030 億円(前期比 20.8%増)を予想して
を確立すべく、大幅な省力化が可能な自動組立のモデルラ
おります。
利益面では、上期の実績及び通期の売上高予想を基に見
本算定基準に基づき、連結業績予想の期初予想からの上
直し、営業利益 78 億円(前期比 54.4%増)、経常利益
方修正に伴い、配当予想を 1 株につき年間 6 円(中間 3 円、
113 億円(前期比 7.5%増)、当期純利益 80 億円(前期
期末 3 円)増額し、中間配当金につきましては、1 株につ
比 25.3%増)と予想しております。
き 53 円(普通配当 30 円、特別配当 23 円)とさせてい
なお、当下期業績見通しにおける前提為替レートは、1
米ドル 95 円としております。
ただきます。また、期末配当金(予想)は 1 株につき 73
円(普通配当 30 円、特別配当 23 円、創立 60 周年記念
配当 20 円)、合計年間配当金は 1 株につき 126 円(普
通配当 60 円、特別配当 46 円、記念配当 20 円)と予想
配当金について
しております。
株主配当金につきましては、11 ページに記載しており
ます原則的な算定基準をベースとして算定し、期中に公表
する配当予想額を下回らないものとしております。
TOPICS 1
パーキングブレーキ用モーター「RS-656WA」の販売を開始
当社は新製品「RS-656WA」を開発し、パーキングブレーキ用に販売を開始いたしま
した。当製品は、作動時の機械ノイズを大幅に低減するとともに、アイドリングストップ
機能との連動による耐久性向上のご要望に対応すべく、高出力化と長寿命化を達成してお
ります。
RS-656WA
TOPICS 2
江蘇マブチに営業部を新設
中国沿海部の江蘇省に位置する江蘇マブチでは、本年 1 月に営業部を新たに設置いたしました。江蘇マブチでは、
パワーウインドウ、パワーシート用モーターの生産に最適化した新工場が昨年 12 月に竣工いたしましたが、この度、
高効率な自動車電装製品の専用工場に販売機能が備わったことで、従来以上に現地の
お客様や市場ニーズに迅速かつ的確に対応できるようになりました。
江蘇マブチの営業部と、上海、重慶、深圳、台湾の各販売拠点が連携し、成長する
中国市場のパワーウインドウ、パワーシート用モーターの需要を確実に取り込んでま
江蘇マブチ
いります。
6
モーター市場別概況
当社グループの主たる事業でありますモーターの市場別動向と
販売状況についてご説明いたします。
モーターの連結売上高は 510 億 1 千万円
家電機器・工具・玩具
(前年同期比21.4% 増)
となっております。
18.0%
自動車電装機器
精密・事務機器*
61.4%
12.1%
音響・映像機器
8.5%
*当上期より、
従来の「光学・精密機器」市場の呼称を「精
密・事務機器」市場に変更しております。これによる
構成用途の変更はありません。
自動車電装機器
31,332
売上高推移
前年同期比
百万円
( 128.2%)
パワーウインドウ用は中国民族系自動車の好調を
受け増加
ドアロック用、ミラー用は、自動車生産の堅調を
受け増加
パワーシート用は新規採用車種拡大により増加
エアコンダンパー用は小型高トルクモーター比率アップ
EPB 用は搭載車種拡大により大幅増
※
7
(百万円)
80,000
主要アイテム別売上高
第 2 四半期累計
通期
63,415
(億円)
320
320
(計画)
60,000
40,000
240
240
31,332
20,000
160
160
80
80
27
5 18
17
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011)(2012)(2013)
00
62
50
60
64
0
34
11
22
25
73
83
第72期
第73期
第2四半期 第2四半期
(2012) (2013)
その他
125.5%
EPB※
213.0%
エアコンダンパー
119.6%
パワーシート
151.6%
ミラー(格納含む)
122.3%
ドアロック
120.8%
パワーウインドウ
130.1%
前年同期比
(注)億円未満の端数は切り捨て
※EPB:エレクトリック・パーキング・ブレーキ
家電機器・工具・玩具
9,162
売上高推移
前年同期比
百万円
( 125.2%)
通期
18,441
20,000
歯ブラシ用は市場で廉価版が回復したことで数
量が増加
(計画)
15,000
精密・事務機器
前年同期比
10,000
5,000
25
0
0
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011)(2012)
(2013)
第 2 四半期累計
通期
12,461
ブレット化の影響で数量は減少するも、機種
構成改善で金額アップ
※
用はブラシレスからブラシ付モーターへの置
3
3
4
13
19
33
理美容関連機器
123.7%
第72期
第73期
前年同期比
第2四半期 第2四半期
(2012) (2013) (注)億円未満の端数は切り捨て
(億円)
80
60
8,000
6,162
4,000
0
玩具
88.4%
健康関連機器
115.3%
工具
149.2%
5
その他
49.3%
(計画)
12,000
き換えにより増加
8
5
40
43
20
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011)(2012)(2013)
0
4
9
MFP/LP※
175.5%
インクジェット
プリンター
111.2%
47
第72期
第73期
第2四半期 第2四半期
(2012) (2013)
前年同期比
(注)億円未満の端数は切り捨て
※MFP:マルチ・ファンクション・プリンター
LP:レーザープリンター
音響・映像機器
売上高推移
前年同期比
百万円
24
主要アイテム別売上高
16,000
インクジェットプリンター用はパソコンのタ
MFP 用は新製品量産開始により増加、LP
その他
121.8%
30
50
9,162
(百万円)
( 107.7%)
※
100
75
売上高推移
百万円
(億円)
26
工具用は、北米好調を受け増加
4,353
第 2 四半期累計
(百万円)
シェーバー用、ヘアードライヤー用は中級製品
向けのシェアアップで増加
6,162
主要アイテム別売上高
( 96.0%)
CD プレーヤー用は採算性重視による受注絞
(百万円)
第 2 四半期累計
通期
12,000
9,000
り込みの影響で数量が減少
6,000
DVD プレーヤー用は、映像のネット配信化の
3,000
加速、採算性重視方針により減少
主要アイテム別売上高
60
8,681
(計画)
4,353
0
(億円)
45
9
2
6
32
34
30
15
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011)(2012)(2013)
3
0
第72期
第73期
第2四半期 第2四半期
(2012) (2013)
その他
76.1%
DVDプレーヤー
68.6%
CDプレーヤー
105.8%
前年同期比
(注)億円未満の端数は切り捨て
8
連結財務諸表(要約)
連結損益計算書
前第2四半期連結累計期間(2012.1.1∼2012.6.30)
当第2四半期連結累計期間(2013.1.1∼2013.6.30)
42,080
当第2四半期売上高は510億4千4百万
円(前年同期比21.3%増)となり、そ
11,989
(百万円)
(+1,336)
12,000
売上高
POINT
( )内数値は前年同期比増減
51,044
(+8,963)
の大半を占めるモーター売上高は510
億1千万円(前年同期比21.4%増)と
なっております。
10,653
10,000
営業利益
POINT
生産数量の減少により単位当たりの固
定費負担が増加しましたが、当社製品
7,694
8,000
の主要材料である銅・鋼材の相場の落
(+3,147)
ち着き、プロダクトミックスの改善、
販売費及び一般管理費の抑制効果、並
びに円安の影響もあり、当第2四半期
5,579
6,000
の営業利益は37億3千万円(前年同期
(+2,580)
比31.2%増)となりました。
4,547
3,730
4,000
当期中の円安進行により為替差益が前
2,999
2,843
経常利益
POINT
(+886)
年よりも増加したことで営業外収支が
改善し、76億9千4百万円(前年同期
比69.2%増)となりました。
2,000
四半期純利益
POINT
0
売上高
売上総利益 営業利益
経常利益 四半期純利益
売上高
売上総利益 営業利益
四半期純利益は55億7千9百万円(前
経常利益 四半期純利益
年同期比86.0%増)となりました。
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
売上高
(百万円)
120,000
営業利益
第 2 四半期累計
(百万円)
通期
103,000
(予想)
90,000
60,000
9
8,000
7,800
(予想)
3,730
0
0
-2,000
(百万円)
12,000
9,000
第 2 四半期累計
通期
11,300
(予想)
7,694
6,000
2,000
30,000
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011) (2012) (2013)
通期
6,000
4,000
51,044
第 2 四半期累計
経常利益
3,000
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011) (2012) (2013)
0
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011) (2012) (2013)
連結貸借対照表
負債・純資産の部
資産の部
(百万円)
240,000
213,812
15,765
213,812
196,702
196,702
15,330
180,000
145,784
130,390
120,000
198,046
181,372
60,000
66,311
0
68,027
2012.12.31
流動資産 固定資産
2013.6.30
負債 純資産
2012.12.31
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
連結キャッシュ・フロー計算書
(百万円)
100,000
営業活動による
キャッシュ・フロー
3,757
75,000
50,000
25,000
0
現金及び現
金同等物の
期首残高
79,904
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等
物に係る換算差額
2,641
△1,183
5,933
2013.1.1
現金及び現
金同等物の
四半期末残高
91,052
2013.6.30
(注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
(百万円)
当期純利益(△当期純損失)
(百万円)
9,000
第 2 四半期累計
通期
総資産
8,000
(予想)
5,579
(百万円)
240,000
純資産
第 2 四半期末
(百万円)
期末
213,812
200,000
180,000
150,000
3,000
120,000
100,000
0
60,000
50,000
6,000
-3,000
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011)(2012)(2013)
0
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009)(2010)(2011)(2012)(2013)
0
第 2 四半期末
期末
198,046
第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
(2009) (2010) (2011) (2012) (2013)
10
経営状態の分析項目
安 全 性
収 益 性
1株当たり四半期純利益
自己資本比率
(%)
(円)
95
200
94
160
93
120
92.6
92
80
91
40
90
第69期末
(2009)
第70期末
(2010)
第71期末
(2011)
159.25
0
第72期末
第73期
(2012) 第2四半期末
(2013)
第69期
第2四半期
(2009)
第70期
第2四半期
(2010)
第71期
第2四半期
(2011)
第72期
第2四半期
(2012)
第73期
第2四半期
(2013)
1株当たり四半期純利益=
四半期純利益÷発行済株式総数(自己株式を除く)
自己資本比率=自己資本÷総資産×100
自己資本比率とは、会社の財務体質の安全性を見る基本的
な指標です。
株式 1 株について、企業がどれだけの利益を上げたのかを
見る指標です。
配 当 関 連
1株当たり配当金/配当性向
配当基本方針
(%)
(円)
150
126 円
150
(予想)
120
120
90
90
55.2%
60
30
0
60
30
第69期
(2009)
第70期
(2010)
第71期
(2011)
第72期
(2012)
第73期
(2013)
0
(注)第71期の配当性向は当期純損失のため記載しておりません。
配当性向=1株当たり配当金÷1株当たり当期純利益×100
配当性向とは、獲得した利益のうち、どの程度を配当とし
て支払っているかを示す指標です。
11
配当性向
株当たり配当金
1
当社は、健全な事業活動を行う上で必要な内部留保を確保し、
財務の健全性を維持しつつ、株主の皆様に対しましては、業
績に応じた利益還元を積極的に行うことを基本方針としてお
ります。
配当金算定基準
配当金につきましては、原則的な算定基準として、長期安定
的な配当である普通配当として1株につき年 60 円を継続的
に実施し、これに事業成果としての連結純利益の 20%(1
株当たりに換算)を特別配当として加算することにしており
ます。また、通期の実際の配当額は、この原則的な算定基
準をベースに、配当性向、前期までの配当水準、内部留保や
キャッシュ・フローその他の状況を勘案して算定し、期中に
公表する配当予想額を下回らないものとしております。
会社情報
会社概要(2013 年 6 月 30 日現在)
商 号 マブチモーター株式会社
(MABUCHI MOTOR CO., LTD.)
役 員 (2013 年 6 月 30 日現在)
◆取 締 役
代表取締役会長
亀井 愼二
代表取締役社長
大越 博雄
専務取締役
亀井 高
取締役
高橋 正
創 立 年 月 日 1954 年(昭和 29 年)1 月 18 日
取締役
北橋 昭彦
資
取締役
糸川 真人
取締役
仲村 巌
証 券 コ ー ド 6592
ホ ー ム ペ ー ジ http://www.mabuchi-motor.co.jp
本
金 20,704,818,800 円
従 業 員 数 731 名(単体) 29,728 名(連結)
本 社
千葉県松戸市松飛台 430 番地 〒270-2280
TEL:047 - 710 -1111(代表)
(注) 仲村巌氏は、社外取締役であり、かつ東京証券取引所の定めに基
づく「独立役員」であります。
◆監 査 役
技術センター 千葉県印西市竜腹寺 280 番地 〒270-2393
常勤監査役
源中 正博
監査役
堀井 敬一
連結子会社数 19 社
監査役
本橋 信隆
監査役
増田 亨
非連結子会社数 1 社
(注)堀井敬一、本橋信隆、増田 亨の各氏は、社外監査役であり、かつ
東京証券取引所の定めに基づく「独立役員」であります。
投資家情報サイトのご案内
当社は、株主・投資家の皆様
に対して、公平・適時かつ明
瞭な情報開示を行うことを
基本方針としております。
◆ 執行役員
社長執行役員
大越 博雄
専務執行役員 生産本部長
中国事業担当
亀井 高
執行役員 技術本部長
高橋 正
サイトでも情報開示の工夫・
執行役員 営業本部長
北橋 昭彦
充実を図っておりますので、
執行役員 品質保証部長
糸川 真人
ぜひご高覧ください。
執行役員 管理本部長
伊豫田 忠人
執行役員
台湾マブチ董事長総経理
顔 清泰
執行役員
大連マブチ董事総経理
片山 勝彦
執行役員 営業本部副本部長
中村 剛
ホームページの投資家情報
投資家情報サイト
http://www.mabuchi-motor.co.jp/ja_JP/investor/index.html
12
株式情報(2013 年6 月 30 日現在)
株式の状況
所有者別および所有株数別分布状況
発行可能株式総数
100,000,000 株
発行済株式の総数
37,875,881 株
株主数
自己株式
金融商品取引業者
7.2%
2,729,450株(1名)
0.7%
262,191株(37名)
11,367 名
金融機関
18.3%
6,941,893株(56名)
その他の法人
大株主(上位 10 名)
株 主 名
持 株 数
馬渕 隆一
持株比率
2,500,400
外国法人等
34.5%
13,062,291株(320名)
2,222,900
6.3%
公益財団法人マブチ国際育英財団
1,500,000
4.3%
馬渕 喬
1,130,300
3.2%
馬渕 保
1,130,207
3.2%
日本トラスティ・サービス
信託銀行株式会社(信託口)
1,065,600
3.0%
有限会社プルミエ
1,034,300
2.9%
株式会社タカ・コーポレーション
1,028,000
2.9%
1,028,000
2.9%
969,300
2.8%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
所有者別
7.1%
ノーザントラストカンパニー(エイブイエフシー)
サブアカウントアメリカンクライアント
テキサス株式会社
14.4%
5,461,490株(173名)
個人・その他
24.9%
9,418,566株(10,780名)
500株以上
100株以上
3.5% 1,338,691株(8,392名)
1.5% 556,898株(941名)
100株未満
1,000株以上
0.1% 29,963株
(849名)
5.4% 2,026,389株
(985名)
10,000株以上
12.5% 4,750,657株
(141名)
1,000,000株以上
所有株数別
40.6%
15,369,157株
(10名)
100,000株以上
1. 自己株式 2,729,450 株(従業員持株 ESOP 信託口が所有する当社株式 110,100
株を除く)を保有しておりますが、当該自己株式には議決権がないため、上記の表
から除外しております。
2. 持株比率は、自己株式を控除して計算しております。
36.4% 13,804,126株
(49名)
株価・売買高の推移
株価
(円)
売買高
(千株)
8,000
10,000
6,000
7,500
4,000
5,000
2,000
2,500
0
6
2011年
13
7
8
9
10
11
12
1
2012年
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2013年
2
3
4
5
6
0
株主メモ
事
業
年
度
1 月 1 日から 12 月 31 日まで
定時株主総会
毎年 3 月
基
日
定時株主総会 毎年 12 月 31 日
期末配当 毎年 12 月 31 日
中間配当 毎年 6 月 30 日
その他必要があるときは、あらかじめ公告して基準日を定めます。
法
電子公告により、当社のホームページに掲載します。
http://www.mabuchi-motor.co.jp/ja_JP/index.html
ただし、電子公告によることができない事故その他のやむを得ない事由が生じたときは、
日本経済新聞に掲載します。
準
公
告
方
単 元 株 式 数
株主名簿管理人
(特別口座 口座管理機関)
同
連
絡
先
100 株
三菱 UFJ 信託銀行株式会社
〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目 10 番 11 号
三菱 UFJ 信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-232-711(通話料無料)
ホームページ http://www.tr.mufg.jp/daikou/
【お知らせ】
⑴ 株主様の住所変更、配当金の振込みのご指定、買取請求その他各種お手続きにつきましては、口座を開設されている証
券会社等にお問合せください。株主名簿管理人(三菱 UFJ 信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。
⑵ 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、上記特別口座の口座管理機関(三菱 UFJ 信託銀行)
にお問合せください。なお、三菱 UFJ 信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。
⑶ 未受領の配当金につきましては、三菱 UFJ 信託銀行本支店でお支払いいたします。
見通しに関する注意事項
計画・予想などの業績見通しにつきましては、当社が公表時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
実際の業績はこれらの見通しとは異なる結果となり得ることをご承知おき願います。
その変動要因のうち、主なものは以下のとおりであります。
●
円並びにアジア通貨の為替相場の変動
●
新技術・製品などの急速な技術革新
●
当社の事業領域を取り巻く経済環境・需要動向などの変化
●
銅などの原材料相場の変動
14
海外拠点紹介
ヨーロッパマブチ
ドイツの商工業の中心都市フランクフルト市にて、
40年以上にわたるお客様との確かな信頼関係を活かし
営業活動を展開するヨーロッパマブチをご紹介します。
長きにわたる販売活動を通じて培った信頼
欧州地域の成長を取り込み更なる拡販
ヨーロッパマブチは、1968年にドイツ・フ
欧州経済は景気低迷の長期化が懸念される厳
ランクフルト市に開設した駐在事務所を1993
しい状況が継続しましたが、当社製品の需要は
年に現地法人化し設立されました。ヨーロッパ
回復傾向にあり、当上期の欧州地域における売
マブチが立地するフランクフルト市は、国際金
上高は、前年同期比33.8%増加し9,629百万円
融の中心的な都市として知られておりますが、
自動車関連をはじめ数多くの製造業を擁してお
り工業も盛んです。
設立以来、ドイツから欧州全域へ、そしてロ
シア、アフリカ、中東へと販売地域を拡大し、
40年以上にわたる営業活動のなかで、数多くの
お客様と信頼関係を培ってまいりました。
となりました。また販売数量では同6.4%増加し
141百万個となっております。
経済成長の著しいトルコをはじめ、ヨーロッ
パマブチの担当地域は今後も需要の拡大が見込
まれております。また、自動車電装関連では当
社の戦略製品であるパワーウインドウ用、パワー
シート用などに加えて、パーキングブレーキ用
などの欧州メーカー発の新用途も登場しており
ます。ヨーロッパマブチではお客様のご要望に
柔軟に対応できるセールスエンジニアを中心に、
新たな地域・顧客へのアプローチを積極化し、
ドイツ
ヨーロッパマブチ概要
社 名: MABUCHI MOTOR(EUROPE)GmbH
設立時期 : 1993年11月
所 在 地:ドイツ・フランクフルト市
販売地域: 欧州、ロシア、アフリカ、中東
更なる販売拡大に取り組んでまいります。
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