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国際交流で再発見! 日本の文化、英語の大切さ。

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国際交流で再発見! 日本の文化、英語の大切さ。
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国際交流で再発見!
日本の文化、英語の大切さ。
今回参加頂いた研修生の皆さん
聖徳中学校では、国際性を身につけるために
JICA(ジャイカ:国際協力機構)の研修生を招
いた国際交流を行っています。今年で3年目を迎
える行事ですが、生徒自身が企画・運営し、外国
の方々をもてなします。今年の参加国は10か国
(アフガニスタン、ソロモン諸島、赤道ギニア、
アンティグア・バーブーダ(南アフリカ)、
キューバ、マラウイ、タイ、ドミニカ共和国、サ
モア、ネパール)、班ごとに国を担当しました。
国際交流で生徒たちは何を感じ、何を得たのでしょうか。お話を聞きました。
●国際交流では何が印象に残りましたか?
「緊張で最初の一言がなかなか出ませんでした。」(1年生)
「英語以外の人もいて、言葉が難しかったです。」(1年生)
「書道を一緒に書いたのですが、意外に上手でびっくりしまし
た。」(2年生)
「折り紙が外国にもあること、長方形というのを聞いて驚きま
した。」(2年生)
「私たちは相手の国のことを知らないのに、日本のことをよく
知っていたのは嬉しかったです。」(3年生)
「自己紹介した後で名前の由来を聞かれたのですが、外国では
名前に意味があることが多いそうです。そんな話がたくさん聞
けて面白かったです。」(3年生)
●国際交流でよかったことは何ですか
「国のことを聞いたり、きれいな写真を見せてもらって、知らない
国を知ることができました。」(1年生)
「英会話の授業が苦手だったのですが、国際交流のあと、授業が楽
しくなりました。」(2年生)
「いろんな国や文化があることがわかり
ました」(2年生)
「実際にお会いするまで全く知らなかっ
た国の人とも話せるのはすごくいいと思
います。」(3年生)
「英語が通じることが嬉しかったですね。自信が持てました。」
(3年生)
●国際交流を通じて自分自身、どんな点が成長できましたか
「外国の人と話すのが苦手だったのですが、終わる頃にはいろい
ろ話せるようになって、自信が持てました。」(1年生)
「今度で2回目なのですが、1年生の時は
不安だったのですが、今回は少し余裕が
出て楽しめました。」(2年生)
「今年で3回目だったので。どうやったら
喜んでもらえるかも分かってきまし
た。」(3年生)
「英語の大切さがわかりました。自然に
単語も出るようになってきたのはすごく
よかったです。」(3年生)
●国際交流の狙いと成果
知らない国の人とのコミュニケーションは本人たちが思う以上にさまざまなことを与え
てくれたようです。先生から見て生徒たちの印象はどうなのでしょうか。国際交流の指
導にあたった菅沼節子先生にお話を伺いました。
-----国際交流の教育的狙いについて-------「聖徳では日頃からネイティブによる英語に触れることは多いのですが、国際交流で
“実地体験”をしてほしいというのが、国際交流を始めたそもそものきっかけです。そ
の他に、中学生だけで企画・運営することでリーダーシップや自主性を身につけてほし
いという目的がありました。普段の行事ではどうしても高校生の陰に隠れた形になって
しまいますから。」
------成果はどんなところに現れていますか-------「学年が上がるごとに成長がめまぐるしいですね。特
に3年生は中学の“最上級生”であるという意識が出て
きました。2年生も“次は私たちがやるんだ”という気
持ちを持ち始めています。また、英語に自信がなかっ
た生徒が“通じるんだ”と自分の英語力に自信が持て
るようになります。そして、日本人としての文化に目
覚めることは何よりの収穫ですね」
海外の方々との交流は、語学力の向上をもちろん、精神面でも大きな成果を上げていま
す。自主性や責任感の芽生えたことはこの先の成長への大きなステップアップとなるは
ずです。また、これからの時代に求められる“国際人”としての第一歩になったと言え
るのではないでしょうか。
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