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会議録 - 豊島区
第4回 人と動物の共生会議・会議録 日時 平成18年10月2日(月) 午後2時∼3時30分 場所 事務局 前回の会議録の確認。 座 訂正・加除について各委員へ確認。 長 事務局 資料説明 前回配布資料 いて、同3−4 資料3−3 池袋保健所 講堂 豊島区における猫問題の対応につ 他自治体の対応の現状、3−5 「地域猫」活動の概要 に ついて説明 座 長 事務局より説明がありましたが、普及・啓発活動と地域猫活動の方向性があ るように思う。最初に普及啓発活動について皆様の意見を順番に伺いたい。 A委員 この会議で皆様の意見を聞いて、猫は衛生上よくないものと思っていたが考 え方が変わってきた。猫に関しても人間が愛情を込めて接してあげれば、猫 も悪さをしなくなるのではないかと考えるようになった。 座 長 ある区では、町会等で猫対策として経費がかかるので「猫をかわいがりまし ょう」という回覧板を回し募金を募ったという話を聞いた。具体的に町会等 でどうしたらいいかというのがあるか。 A委員 区政連絡会で共生会議での猫の問題の話をし、各町会、100世帯位の班に 分けて回覧や去勢・避妊の募金活動をしながら猫に対する愛情を深めていこ うではないか、という話が出た。募金活動といってもワンコイン(100円・ 500円10円でも)で推進していくのがよいのではないか (ここで予約なしの傍聴人3名について座 座 長 長・委員に許可の確認後入室。) 杉並区・中央区・新宿区で、区がどの地区にどの程度猫がいて問題のおきて いる場所等をデーターで示している。猫に餌をあげている人、これを反対す る人、両方を呼んで聞く場を設けている。イベントの開催(講演会・シンポジ ウム)・広報誌・パンフレット・キャンペーンを行う、また、タグ・マイクロ チップ、忌避剤とある。こういうことを参考に具体的な意見を。 B委員 「猫の問題を重点的に保健所先導でやっています」ということを知らせてい くことが第1歩として必要。次の対策として、一般の方の被害状況・意見を 聞く体制になっているということを知らせるのが大切。 座 長 皆さんの意見を聞くというのは、アンケートですか。 B委員 いろいろな方法で。町会の回覧板・掲示板・広報としま等で発信していけ ば良いと思う。第三者として、今 座 長 行政がのりだしていることを知らせる。 もう少し、PR したほうが良い。7月5日号の「広報としま」で、犬・動物 の共生を掲載していたがこれは良いと思う。この中に「飼い猫に首輪を」 とあるが、では、どこで購入するのか等、この会で具体的に決まれば行政 にお願いしたいと思っている。 C委員 ここまで外の猫が増えてしまっているということが問題。どの地区にどれ 位いるのか数字がわからなければ動こうにも動けない。どの地区に室内飼 いの猫、外に出る猫で飼い主のいる猫、いない猫がどの位いるのかがわか ると動きやすい。猫の好きな人たちにもっと猫のことを知ってもらう。不 妊・去勢に関しては、いろんなものの考え方があると思う。 D委員 先程、町会で猫の調査の話が出たがそれは難しい。好き・嫌いがあり躊躇 する人、いいかげんな回答とか。地区で猫の面倒を見ている人達に調べて もらったほうが効率が良いと思う。首輪も区がするとなると結構、慎まし くなってしまうのでは。 座 長 杉並は一番目に飼い猫の登録をして首輪をもらっている。迷子にならない ため。全部が全部登録する訳ではない。自主申告。野良猫も登録している。 事務局 罰則規定も条例の中には、盛込んでいるが、登録する・しない、首輪もす る・しないという問題、区民のなかで考え方がひとつになっているわけで はない。 座 長 登録制はルールをきめて、守らない人には罰則というのが前提。豊島区で はたしてできるかどうか、これから検討課題。 E委員 資料3−4行政の啓発活動に関して、屋内飼育については、目黒区の「猫 の飼育ルール」から 『猫は屋内飼育が基準です。 都会では、猫の屋内飼育はもはや常識と言ってもよいでしょう。 猫は、屋内飼育しても問題のない動物です。環境省の「家庭動物 等の飼養及び保管に関する基準」でも猫の屋内飼育を指導してい ます。正しい知識を学び工夫すれば、屋内飼育は可能です。』 とあります。猫の飼い方は屋内飼育を基準にもっていくということが前 提だと思う。猫被害のトラブルを無くすには、地域猫活動といわれるもの を実施するしかない。地域猫活動の大事なポイントはボランティア。地元 住民、町会を含めた周りの人の理解がないと、この活動は成功しない。地 域の合意形成が、地域猫活動では一番重要。町会・ボランティア・住民が 協力して話し合いを持ってやっていく必要がある。住民の理解のもとにコ ミュニケーションが発展していくことが、地域猫活動が達成したことにな る。 F委員 共生会議として良い意見はたくさん出ているが出来るものからやってい くほうがいい。猫の数は、調べて見る価値はあると思う。 A委員 行政で数を把握するのは無理。町会が猫について調べてまとめて保健所 に提出する。そういう形はとれるのではないか。 G委員 猫の数、具体的に100パーセント、分からない。犬も、登録してない 人、廃犬届出してない人、実際、ほんとの数字は分からない。個別識別の 推進でネームタグ・マイクロチップ・首輪の問題も難しい。マイクロチッ プは、犬もそうだが、すごく厄介な問題である。獣医師がやるとしたらも のすごく大変な仕事になる。 (事務手続上の問題とか)、行政がするとした ら、それで良いと思うが狂犬病の登録等はしなくて済むようになるがそれ でも登録するのか、これから先の課題だ。 H委員 マイクロチップのことで都の獣医師会で3年前程前から推進しているが、 実際、数は都で何千頭とはいっていないと思う。豊島区は10頭以下だと 思う。マイクロチップには、リーダーという機械が必要で、豊島区で揃え るとなると獣医師30軒くらいあるうち3∼4台だと思う。マイクロチッ プが増えないのは強制力がないからだと思う。 D委員 港区は多い。 H委員 港区は都の獣医師会の副会長がおりますので、新宿にも元会長がおりま して来る人たちに皆さん、一生懸命説明して、役員の方が一生懸命してお ります。 D委員 何かの時には便利ですよね。 H委員 リーダーがあれば。数字がわかるだけで本部に照会して、犬や猫の個体 識別番号から、飼い主の名前・住所・電話とマイクロチップの手術をした 獣医の名前・住所・電話がわかる。番号は世界共通です。不妊・避妊のひ とつの問題点は、助成金はあっても、動物病院によって手術の値段が違う。 年間の頭数が予算によって違う。豊島区に在住の人、豊島区の猫、豊島区 の獣医と三点揃わないと豊島区ではできない。野良猫はリスクが多い。 座 長 ありがとうございました。E委員より中央区・目黒区の話がありました。 普及・啓発活動こういう形で区民の方々に共生会議があること知らせると 同時に具体的に組織を作り、もう少し具体的な運動を起こすというような 段取りが必要ではないかと考える。 E委員 中央区でこのような共生会議の結果、11の提言を行った。そのうちの 提言の1が共生推進員制度の提言で、題名は「参加と協働の拡大」。区民 や関係団体の幅広い参画を得て、人と動物の調和のとれた共生社会を推進 していくため推進員制度を創設した。この制度を通じて飼い主のいない猫 対策をはじめ、ペットの適正飼育の普及啓発・災害時の対応等の動物愛護 対策に地域ぐるみで取り組んでいきます、とある。行政からの啓発ではな くて、地域でボランティア活動している方に参加していただいて、行政と ともに活動を推進していくという発想の転換が必要ではないかと思う。 座 長 ボランティアの問題、特にボランティアをやっていただく方の意見を聞 こうということですね。これに反対する人の意見も聞いてある程度の区の 提言を作っていかなくてはいけない、ボランティアに呼びかけるチラシを 次回位を目途に作成してはどうか。 A委員 実際に地域のボランティアの方が、まんべんなく豊島区にいるとは限ら ない。固まって地域に集中している場合もある。各地域でボランティアを 募集することも必要。 座 長 地域のコミュニティを作る意味でも、ひとつのいい材料になるかもしれ ない。 アンケートをとるなり、次回までにボランティアさん募集とかアンケー トの内容について案文を作り、検討していきたい。 事務局 E委員と座 長からの資料、事務局より高田馬場の地域猫活動の資料と あわせて次回までにお目通しください。 次回は11月6日(月)午後2時からです。