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◆青行灯 百物語の百話目を終えたとき、異界の門が開 みなさんは青行灯を知っているだろうか。青 くともいわれる。もし百物語をするときにはご 行灯は百物語の最後に現れるとされる妖怪だ。 用心。もしかしたらどこかへ連れていかれるか 百物語はみなさんもご存じだろう。百物語は もしれない―――― 百本の蝋燭に火をつけ、怖い話を一つするごと に火を一つずつ消していく。そして最後の蝋燭 を消したとき怪異がおきるという。作法につい てはいくつか存在し、青い衣をまとう、魔よけ の刀を飾る、行灯に青い紙を貼るなどがあるよ うだ。また、通常は怪異が起きないよう百話目 は行わず、九十九話目で終わりにする。 青行灯の姿は長い黒髪の鬼女であるとか、巨 大なアリアドスであるなど様々なことが言われ ているが、最も多いのは青い炎が現れるという ものだ。突然青い炎が現れると、どこからとも なく出現した何かに連れ去られるといった話が 多い。 この青い炎はゴーストタイプのポケモンが良 く使う「おにび」のことではないだろうか。ゲ ンガーなどゴーストタイプのポケモンは、人を 連れ去るといった話には事欠かない。 ところで青い炎といえば、皆さんは思い出さ ないだろうか。そう、ヒトモシを。ヒトモシ系 統のポケモンはみな青い炎をその身に宿してい る。さらに、彼らにまつわる恐ろしい話として、 ヒトモシは人の生命力を吸い取っているといっ たものがある。