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ベリーズ (120KB、2012年2月)
ベリーズ医療情報 以下は必ずしも最新の医療事情ではありません。詳細(特に緊急時対応や予防薬の 服用方法など)については現地医療事情に詳しい医療専門家から常に最新のアドバ イスを受けるようにしてください。 最新更新履歴:2016 年 11 月 1.赴任前の準備 (1)予防接種 成人の推奨ワクチンは狂犬病、A 型肝炎、破傷風、B 型肝炎の順番で優先度が高 く、ベリーズは野犬が多いため、狂犬病ワクチンの接種は強く勧める。A 型肝炎ワク チンは現地の病院などで接種可能だが、できるだけ日本で接種を終えておいたほう がよい。腸チフスワクチンは、現地の発生状況に応じて赴任後接種することを勧め る。 黄熱に感染する危険のある国ではないため、黄熱の予防接種は推奨されていない が、黄熱に感染する危険のある国から来る、1 歳以上の渡航者は黄熱予防接種証明 書が要求されている。乗り継ぎのため、黄熱に感染する危険のある国の空港を経由 した渡航者も黄熱予防接種証明書が要求されている。渡航前に厚生労働省検疫所 (FORTH)ホームページを確認すること。 (2)その他の準備 特殊な用途のものや内服薬で服用量の微調整が必要なものは日本から持参する ことが望ましい。 持病の治療薬を常用している人は、かかりつけの医師の処方箋(英語のもの)を携 行することを勧める。その場合、薬剤名が販売する国によって違うため、一般名を記 述してもらうこと。 2.医療事情 (1)医療機関 ベリーズには医師養成教育機関がないため、医師を志す者は医学部進学過程プ ログラムのある Belize Medical College(別称:Central American Health Sciences University)で二年間、一般教養として健康、身体の生理・解剖、生物学、化学、心理 1 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency 学、社会因子を学んだ後にメキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、アメリカなどの医 学部に進み医師資格を取得している。 そのため、ベリーズ人医師の総数は不足しており、それを補うため近隣国の医師 が、国立病院、私立病院、或いは農村部の診療所に従事している。 看護師養成教育機関は、首都ベルモパンにある University of Belize(ベリーズ大 学)看護学部(4 年制)のみである。更に専門看護師の資格を取得するにはアメリカや ジャマイカの大学に進学することになる。同大学には、Practical Nurse の養成コース (18 ヶ月)もある。ベリーズ人看護師も不足しているため政府は、キューバ、ナイジェリ ア、フィリピン、ガイアナ、インドなどから看護師を受入れ、国立病院に配置している。 予防接種は、ベリーズシティの私立病院(Belize Health Care Partners Ltd、と Belize Medical Associates の二箇所)で受けることができる。但し、狂犬病ワクチン に関しては、保健省が管理しているため私立病院では接種ができず、保健所で接種 を依頼することになる。これは、ベリーズ保健省の規程で哺乳動物に咬まれた場合、 動物の観察をした後に狂犬病ワクチン接種の必要性の有無を指示することになって いるためである。 CT スキャンは、ベリーズシティの国立病院と私立病院、或いはサンイグナシオの 私立病院で利用可能である。MRI は、ベリーズシティの画像専門検査機関(下記参 照)のみが保有している。 心臓カテーテル検査、脳血管造影、及び心臓血管外科手術、脳外科手術は国内で 実施不可能なため、必要な場合は近隣諸国に移送し治療を受けることになる。 日本語で受診ができる医療機関はない。 ベリーズの代表的な医療機関は以下のとおりである。 <ベリーズシティ> ① Belize Health Care Partners Ltd.(私立)病院 <病院前景> <CT スキャン> 所在地:Corner Chancellor & Blue Ave,Belize City TEL:223-7870/7873 Fax:223-7867 総合案内 Email :[email protected] 2 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency マネージャー:[email protected] URL:http://belizehealthcare.com/ 診療時間:8:00~20:00(月~金)、8:00~13:00)(土) 急患は 24 時間対応 診察料:(一般)US$30、(緊急)US$38~50 入院費:US$140/泊 備 考:2008 年 1 月にオープンした最新の設備を誇る私立病院。 CT スキャン、マンモグラフィー、負荷心電図、及び国内唯一の血液透析セ ンターがある。その他、救急外来 3 床、ICU5 室、手術室 1 室、血液バンク がある。脳外科、心臓外科手術が必要な場合は、提携病院(メキシコのメ リダ市、グアテマラ、又はマイアミのパブテスト病院)に搬送される。 ② Belize Medical Associates(私立)病院 所在地:5791 St. Thomas Street, Kings Park, Belize City TEL:223-0302~4 FAX:223-1261/3837 Email: [email protected] URL:http: //www.belizemedical.com Belize Medical Associates 診療時間:8:00~12:00、15:00~18:00。急患は 24 時間対応。 診察料:(一般)US$25~50、(緊急)US$50 備 考:1986 年に設立された私立病院で眼科、歯科、心臓外科以外の診療科 目がある。 院内は清潔で病室は全個室で明るく快適であるが、他の病院と比べる と料金が高い。 ベッド数 25 床、各科外来、血液検査室、レントゲン室(CT スキャン有)、 手術室(2 室)、ICU、病室は全個室と設備は整っているが、心臓外 科・脳外科手術が必要な場合は諸外国へ移送される。米国の提携病 院は、South Miami Hospital である。 3 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency ③ Karl Heusner Memorial Hospital (KHMH)(国立病院) <病院正面> <CT スキャン> 所在地:Princess Margaret Drive, P.O.Box1872,Belize City TEL:223-1548/1671 FAX:223-3081 診療時間:外来患者は 8:00~17:00。急患は 24 時間対応。 備 考:1820 年に貧しい船員への医療サービスを目的として設立されたベリー ズ国内最大の国立総合病院。 ベッド数 134 床、手術室 3 室、分娩室 2 室、救急外来 17 床、ICU6 床、 理学療法室、レントゲン室(超音波、CT スキャン有り)、臨床検査室の 設備がある。 ④ Belize Diagnostic Center(私立画像センター) <施設正面> <国内唯一の MRI> 所在地:218Cor.Leslie Street&Meighan Ave.,Belize City TEL:224-5778/5775(救急:Cel610-5161) Email:[email protected] URL: http: /belizediagnostic.com 備 考:2000 年にホンジュラス人の放射線科医が設立した私立画像診断セ ンターである。国内で最も歴史があり、且つ唯一 MRI を所有する画 像診断機関である。国立・私立病院の患者が MRI 検査を必要とする 場合、同センターで実施している。 MRI(GE 社)、超音波ドップラー、マンモグラフィー、レントゲン(頭、 頚、胸、腹部、背中、骨盤)の設備がある。 ⑤ Belize Medical Laboratory Services(私立臨床検査室) 所在地:5528St.Thomas Street,Belize City TEL: 223-1314 4 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency 備 考:(血液一般、血清、生化学、ELISA テスト、血液培養、薬物濃度、尿・ 便検査、腫瘍マーカー、等) <サンイグナシオ> ・ La Loma Luz Hospital-Adventist Hospital(キリスト教病院) <病院前景> <CT スキャン> 所在地:67 Western Highway, Santa Elena Town, Cayo District,Belize TEL:824-2087(救急:Cel601-3602)、FAX:824-2674 診療時間:8:00~17:00(月~木) 、8:00~15:00(金) 、急患は 24 時間対応。 診察料:(一般)US$15、(救急)US$25 入院費:(個室)US$60/泊、(二人部屋)US$35/泊 備考:1972 年設立のカトリック教会系病院で建物は古いが、最新の CT スキャン、 マンモグラフィーを有しサンイグナシオ地域では最高の評価を得ている私 立病院。しかし、医師数 4 名で最低限の診療科(内科、小児科、外科、産 婦人科)があるのみで急変時の対応は難しい。精査、手術が必要な場合 はベリーズシティに搬送となる。 <ベルモパン> ① Western Regional Hospital(国立病院) <病院前景> <レントゲン室> 所在地:Florina Avenue,Belmopan TEL:822-2263/2264(救急:822-0466) FAX:822-2518 診療時間:8:00~22:00(月~金)、8:00~14:00(土、日)、急患は 24 時間対 応。 診察料:基本的に無料だが、専門医の診察は US$2.5 掛かる。 備考:1970 年に首都ベルモパンに設立された国立病院。首都のベルモパンに 5 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency は省庁職員が多く居住しているため、終業後にも受診が出来るよう月~金 曜日の診察時間は通常の国立病院より時間延長して診察を行っている。 入院ベッド 50 床、救急外来 6 床、手術室 2 室、分娩室 2 室、臨床検査室、 レントゲン機器、血液バンクの設備がある。 CT 検査、手術が必要な場合は、ベリーズシティに搬送となる。 ② Belmopan Medical Laboratory(私立臨床検査室) 所在地:Constitution Drive,Belmopan TEL/Fax:822-3279 備考:(血液一般、血清、生化学、ELISA テスト、妊娠反応、尿・便検査、便寄生虫 検査)、培養検査は、ベリーズシティに検体送付して実施している。 <プンタゴルタ> ・ Punta Gorda Hospital(国立病院) <病院前景> <病室> 所在地: Main Street,Punta Gorda Town,Toledo District, TEL:711-2161、Fax:822-2295 備 考:1974 年設立のトレド郡プンタゴルダにある郡内で最大の病院。 設備は乏しく、レントゲン検査と簡単な臨床検査のみ可能。 医師は、内科、小児科、外科、産婦人科の 4 名のみで、精密検査、手術 が必要な場合は、ベリーズシティに搬送となる。 6 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency <サンペドロ> ・SSS(San Pedro Subaquatics of Belize Ltd.)(私立:高圧酸素療法施設) <施設前景> <高圧室> 所在地: San Pedro Town,Belize TEL:226-3195、(救急 24 時間対応)226-2851 Fax:226-2852 治療費: (診察料)US$25、(高圧療法)US$1,312/時間 備 考:1989 年に観光地サンペドロ島に設立された高圧酸素療法の専門 施設である。運営母体は、Divers Alert Network(DAN)。 現在は 35 のダイビングショップが提携している。 これまでに、325 例の減圧症の治療実績がある。 <オレンジウォーク> Northern Medical Specialty Plaza Ltd.(私立病院) 住 所:Orchid Drive, BSI Area, Orange Walk Town TEL: 302-3708 、Fax: 322-2320 Email: [email protected] 診察時間:8:00~21:00(月~金)、8:00~12:00(土)、救急は 24 時間対応 備考:マンモグラフィーがある。 なお、外国人が利用している病院は、ベリーズシティの①Belize Health Care Partners Ltd.、②Belize Medical Associates、③ Karl Heusner Memorial Hospital (KHMH)、首都ベルモパンの Western Regional Hospital、或いはサンイグナシオの La Loma Luz Hospital のいずれかである。 ベリーズシティ、ベルモパン以外に 5 つの郡(オレンジウォーク、ダングリガ、コロザ ル、サンイグナシオ、プンタゴルダ)に国立病院がある。それらの国立病院には 24 時 間体制の救急外来があるため、地方で傷病が発生した場合は同国立病院を利用す ることになる。しかし、何れの病院も CT スキャンはなく、専門医も少ない。 7 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency (2)緊急時の対応と措置 精査(心臓カテーテル検査、脳血管造影等)や手術(心臓血管外科手術、脳外科手 術等)が必要なケースは第三国への移送となる。移送先は、アメリカ、メキシコ、エル サルバドルが考えられる。地方からベリーズシティ空港への移送手段は、以下の民 間航空サービス会社を通じて対応する。 国内の国際空港は、ベリーズシティ空港のみであり、同空港は商業便がある時間 帯で管制塔が稼動していれば離着陸が可能である。 地方空港(オレンジウォーク、ダングリガ、プラセンシア、プンタゴルダ、キーカーカー、 サンペドロ)には照明設備がないため夜間の離着陸は不可である。 ヘリコプターは、夜間でも飛行が可能である。 ①BERT(NGO,NPOの緊急移送会社) TEL:223-3292 救急車 5 台:国立病院までの搬送は無料、私立病院までの搬送は有料 セスナ 1 機:グアテマラ、メキシコまで搬送可能。しかし、メキシコの着陸許可 が取りにくいためグアテマラに搬送することが多い。 URL:http://www.bertbelize.org/ ②Maya Island 航空(セスナ利用) TEL:223-1403 予約:3 日前 チャーター料金例:ベリーズシティ→カンクン(メキシコ)US$5,469 URL:http://www.mayaregional.com/ ③Cari-bee・エア・サービス(セスナ利用) TEL:224-4253 予約 2~3 日前 チャーター料金例:ベリーズシティ→カンクン(メキシコ)US$1,600 URL:http://panjiva.com/Caribee-Air-Service/2732417 ④Astrum ヘリコプターズ(ヘリコプター利用) TEL:222-5100 予約:2 日前 8 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency チャーター料金例:ベリーズシティ→カンクン(メキシコ)US$7,000 URL:http://www.astrumhelicopters.com/ 3.医薬品、衛生用品 (1)携行することが望ましい医薬品 使い慣れた信頼できる常備薬があれば、携行した方が安心である。 (2)現地で調達できる医薬品 風邪薬、胃腸薬、解熱鎮痛剤、抗生物質(内服・軟膏)、虫さされ用軟膏、目薬、ビ タミン剤など、たいていの医薬品は現地の薬局に揃っている。ほとんどがアメリカ、カ ナダ、イギリス、メキシコ製である。 (3)現地で調達できる衛生用品 外国製品(アメリカ、イギリス、メキシコ、エルサルバドル、ブラジル製)だが、ほとん どのものが現地で入手できる。 (4)薬局 ベリーズシティ内では、上記「2(1)」で挙げた病院に薬局が併設されており、診察を 受けた後、処方箋を院内薬局に持って行き医薬品を購入できる。また、スーパーマー ケットの James Brodies & Co. Ltd.にも薬局がある。 ただし、医師がコントロールしなければならない薬については、処方箋が必要。病 院内か町中にある薬局は営業時間が限られているので、注意が必要である。 その他の薬局は次のとおり。 ・Alpha Drug Store 所在地:162 Freetown Road, Belize City TEL:223-1373 ・Val-U-Med Pharmacy 所在地:106 A Princess Margaret Drive, Belize City TEL:223-4755 9 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency 4.妊娠、出産、育児 (1)妊娠した場合の対応 ベリーズシティの私立病院の産科は設備・衛生面で大きな問題はないが、現地に いる各国の援助団体関係者の多くは母国に戻って出産をしている。緊急時の対応等 を考慮して本邦での出産を勧める。 (2)出産後の対応 日本に比べて短期間で退院となる。日本人は生後 5 日をピークに黄疸が見られる ことも多いが、特に配慮はされず退院となることが多い。 (3)育児 育児用品(粉ミルク、哺乳瓶、乳首、離乳食、おしゃぶり、紙おむつ、ベビー衛生用 品、ベビー服・雑貨、ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッド・寝具、玩具)は現地 でひととおり揃う。全て米国、メキシコ、エルサルバドル等からの輸入品である。 ベリーズシティのスーパーマーケット①BRODIES と②Mirab が品数豊富である。 ① BRODIES: Albert Street,Belize City TEL:227-7070 ② Mirab: North Front Street,Belize City TEL:223-2933/2964 ベリーズシティ、ベルモパン、サンイグナシオなどの町では 2 歳児程度から保育園 に通える。外国人の子弟は私立の幼稚園、小学校に通うケースが多い。 5.手術 (1)現地で可能な手術 地方の国立病院では、創部洗浄と縫合までは可能だが、それ以上の手術(開腹手 術、骨接合術等)は、ベリーズシティの私立病院に搬送となる。 ベ リ ーズシ テ ィの私立病院、①Belize Health Care Partners Ltd.と ②Belize Medical Associates では、心臓血管外科、脳外科以外の手術が可能ということであ る。両病院とも設備・衛生面では問題がないため、虫垂炎切除術までは対応可能と 考えるが、それ以上の手術は、術後のケアが十分でない場合もあり第三国での治 療を勧める。 10 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency (2)手術設備の状況 ベ リ ーズシ テ ィの私立病院、①Belize Health Care Partners Ltd.と ②Belize Medical Associates には、麻酔科医と各科手術担当医が常勤しており、麻酔器や手 術器具も揃っている。 (3)その他の留意点 ベリーズでは 2000 年に、スクリーニング検査が十分に行われていなかったことが 原因で、患者が輸血から HIV に感染し死亡したケースがある。輸血は避けたほうがよ い。 6.現地での傷病 (1)一般の疾病 邦人が掛かる疾病は、風邪、下痢・腹痛などの胃腸炎、及び湿疹や蕁麻疹などの 皮膚科疾患が多い。 (2)風土病、感染症 デング熱、マラリアが南部、西部の村落部に見られる。多くは三日熱マラリアである が、一部ではクロロキン耐性熱帯熱マラリアの発症もある。 野犬が多いので哺乳動物に咬まれた後は狂犬病ワクチン接種が必要である。 (3)有害動物、病害虫 海岸や森林に生息するサンドフライという体長 2~3mm のブユの一種にかまれる と、非常にかゆいので注意を要する。また、乾季の内陸部に生息するブィーフフライ/ ウォームと呼ばれるアブの一種は、人間の頭皮または皮膚内に卵を産みつける。卵 は頭皮または皮膚内で孵化し、体液を吸収しながら成長して体長 5~12mm ほどの ウジ虫状の幼虫となる。その幼虫が呼吸するために人間の皮膚内で活動すると、人 体に著しい痛みと微量な出血をもたらし、摘出手術が必要な状態となる。予防するに は、乾季に野外で活動する時は頭皮・皮膚を露出しないように帽子と長袖・長ズボン を着用する。また、家にいる場合も、夕方は窓を閉めておく。 11 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency 7.保健衛生 (1)飲料水 ベリーズシティ、ベルモパン、サンイグナシオの 3 都市に限れば、地元の人は水道 水をそのまま飲んでいる。濾過状態もよく、にごり水が出ることは少ないが、水道水は 煮沸して飲用することを勧める。ただし、ボトルウオーターを購入して飲むのが無難で ある。 (2)濾過器の入手 濾過器は、ベリーズシティの BRODIES(以下参照)で購入できるが、水道の状態が よいため使用している邦人はいない。 ・BRODIES 住所:Albert Street,Belize City TEL:227-7070 (3)その他の留意点 女性は、利用できる化粧品の種類が少ないので、多めに持参したほうがよい。 国が小さいので、上手な気分転換の方法を見つけておくことが必要である。 12 All Rights Reserved, Copyright(c) 2017 Japan International Cooperation Agency