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『むらおか』No.2(PDF文書)

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『むらおか』No.2(PDF文書)
「地元の良いところって何??」と聞かれたらなんと答えたら良いのだろうか。つい「何もない」と
言ってしまいそうになるあなたには「ふるさと語り部講座」をお勧めしたい。「ふるさと語り部講座」で
緑のカーテン
は地域の誇りを訪ね、香美町内各地に出かけていく。公民館を飛び出したその先にどういった学びの場が
あるのだろうか。
暑い日が続きます。みなさんいかお過ごしですか。公民館の窓辺にはゴ―ヤが青々とした葉を巡ら
第一回目は6月26日(水)に「地域資源・気候風土(ジオパーク)の活かし方」というテーマのもと
せ、緑のカーテンで事務所の窓を覆ってくれています。夏の村岡区中央公民館では様々な催しが開
柤岡、丸味、川会方面で開催した。柤岡では昭和52年から活動を続ける「あけぼの会」を中心とした村
催されました。今回はふるさとおもしろ塾の子供たちの様子と、ふるさと語り部講座での学びについて
おこし活動のひとつ、柤大池公園バンガロー村の取り組みについて学んだ。丸味では但馬牛を放牧してい
る様子を視察した。どちらとも村岡の雄大な自然を生かした活動であった。あらためて村岡の自然に感謝
書きました。参加者の方々から溢れる元気と笑顔を少しでも感じていただけたらと思います。
の念が湧いてきた。
第二回となる7月25日(木)は「神秘と創造の世界へ~樹齢千年の大カツラと巨大木造建築~」とい
うテーマのもと村岡区和池周辺を巡った。カツラの根本からは透明で冷たい水がこんこんと湧く。和池の
大カツラから湧き出る水は軟水で、料理に使ったりコーヒーやお茶などを淹れたりするのに適しているそ
ふるさとおもしろ塾
うだ。
土に染み込んだ清水は周辺に多様な植物を芽吹かせ、その姿に私たちが感動している。その自然観を参
加者は見て、触り、現場の人の声を聞き学んだ。感動するとは学ぶことなのだと思う。木の殿堂を設計し
た安藤忠雄は村岡の豊饒な自然からどんな着想を得たのだろうか。きっと彼も感動したのだろう。
塾その1.
塾その2.
塾その3.
塾その4.
外伝.
木でつくる工作塾
8/1
手作りキャンドルとャンドルで涼しい夏を 8/2
手作りプラネタリウムで“夏の星座”をみてみよう
いなかの川釣り
8/7
アウトドアキャンプの巻@兎和野 7/29・30
このような現場に学ぶ、ふるさと語り部講座は年5回ある。受講した人に香美町の良い所を聞いてみた
8/6
い。必ずお気に入りの場所やそれにまつわる素敵なエピソードを話してくれるだろう。ふるさと語り部講
座に留まることのない学びの連鎖を一人ひとりが作っていただきたい。参加者の皆さんが楽しく学びなが
ら、未来の語り部となってくれることを期待している。
ふるさとおもしろ塾は小学生を対象にした夏休み・冬休みの期間に開催している公民館講座です。ふるさとの良
さを五感で感じてもらうのがねらいの一つです。今年は1~4の講座と、外伝としてキャンプも企画しました。なかで
もキャンプは初めての試みで、兎和野高原野外教育センターさんの協力のもと一泊二日で行われました。どの回
でも共通していたことは何をするにも自分1人で考えて、行動しないとだめだということです。子供たちにとって何か
考えるきっかけに、そして夏の思い出になってくれていたのなら公民館としても嬉しい限りです。
今後の予定
第3回
8月18日(日)「但馬の素材を
生かした食品開発」
場所:香住区中央公民館
第4回
9月8日(日)「日本で最も美しい
村加盟の真実にせまる」
場所:小代地区公民館
第5回
10月27日(日)「梨づくりに
懸ける」
場所:香住区中央公民館
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書 名
何者
双頭の船
余命1 年のス タ リ オン
想像ラジオ
芭蕉 コレクション日本歌人選
モネ、ゴッホ、ピカソも治療し た絵のお医者さ ん
脊梁山脈
暮れていく 愛
自動車王国前史
なぜ、 真冬のかき 氷屋に行列ができ るのか
設計者
遠野物語 r e m i x
落英
光の山
僧侶の歌 コレクション日本歌人選
ひようごの城(新版)
ひょ うごの滝
但馬の殿様
兵庫人 輝く
兵庫人 挑む
ランドセル俳人の五・七・五
医者に殺さ れない47の心得
還れぬ家
ホテルローヤル
源氏物語の和歌 コレクション日本歌人選
運命のバーカウンター
グローバリゼーションの中の江戸
降り る思想
復讐
谷川俊太郎詩集-自選
煬帝( 上)
煬帝( 下)
歓喜の仔
フ ィ リ ピ ン の小さ な産院から
佐渡の三人
棺に跨がる
震災歌集
爪と目
青い花
辞世の歌 コレクション日本歌人選
女子の遺伝子
ハンセン病
折り 返し 点
黒い海の記憶
俺は駄目じ ゃ ない
ロ サン ゼルス の愛すべき ダン ス 仲間
著者名
発行所
朝井リ ョ ウ
新潮社
池澤夏樹
新潮社
石田衣良
文藝春秋
いとうせいこう
河出書房新社
伊藤善隆
笠間書院
岩井希久子
美術出版社
乙川優三郎
新潮社
鹿島田真希
文藝春秋
亀田忠男
中部経済新聞社
川上徹也、 石附浩太郎
日本実業出版社
キム・ オン ス
ク オン
京極夏彦・柳田國男
角川学芸出版
黒川博行
幻冬舎
玄侑宗久
新潮社
小池一行
笠間書院
神戸新聞総合出版セン タ ー
神戸新聞社
神戸新聞総合出版セン タ ー
神戸新聞社
神戸新聞総合出版セン タ ー
神戸新聞社
神戸新聞総合出版セン タ ー
神戸新聞社
神戸新聞総合出版セン タ ー
神戸新聞社
小林 凛
近藤誠
アス コム
佐伯一麦
新潮社
桜木紫乃
集英社
高野晴代
笠間書院
高橋 仁
幻冬舎
田中優子
岩波ジュ ニア 新書
田中優子
大月書店
タ ナダユキ
新潮社
谷川俊太郎
岩波文庫
塚本青史
日本経済新聞出版社
塚本青史
日本経済新聞出版社
天童荒太
幻冬舎
冨田江里子
石風社
長嶋有
講談社
西村賢太
文藝春秋
長谷川櫂
中央公論新社
藤野可織
新潮社
辺見 庸
角川書店
松村雄二
笠間書院
美砂ちづる ・ よ し もと ばなな
亜紀書房
三宅一志・ 福原孝浩
寿郎社
宮崎駿
岩波書店
山形孝夫
岩波書店
山本甲士
双葉社
米谷ふみ子
マガジン ハウス
遠野物語の原作者である柳田國男は日本民俗学の第一人者である。日本の村々を
自分の足で歩き、村人と会話をし、人々の暮らしを記録していった。柳田は村人の話
の中で民話や伝説なども熱心に記録しており、岩手県遠野村で聞いた民話をまとめ
1910年に『遠野物語』を発表した。座敷わらしや河童など奇怪な話が多く見受けられ
るが、それは村人の話を聞き書きしたノンフィクションであることに着目したい。村は
本来、自然と結びあって存在していたという世界観を本作からも掴み取ることができ
る。本作は京極夏彦が原作『遠野物語』を新釈したものであり、原作よりも読みやす
い内容になっている。
谷川俊太郎の作品ほど幅広い世代の人々に親しまれているものは他にないだろう。
国語の教科書には谷川俊太郎の詩がよく載っている。わかりやすい言葉遣いと、ま
るで少年のような純な気持ちが、調子良い文章にのって谷川独自の世界をつくって
いる。1950年代から詩やエッセイを中心に筆をとっている作者の作品にはごく日常
にありふれた、木や芝生、歌、さよなら、朝などがタイトルとして使われている。読み
たいときにいくつでも、長くても短くても、お気に入りのタイトルの詩を見つけては読
む。そんな誰しもに開かれた作品集だ。
7、8月はたくさんの本が村岡区中央公民館に入ってきた。自分は本が好きだからタイトルを眺め
ているだけでも楽しくなる。随筆やエッセイがすきで、たまには詩も読む。本のお供と言えばコー
ヒーだ。つい最近から公民館でもコーヒーを提供している。利用者の方が少しでもゆっくりと公民
館での時間を過ごしていただけたらとロビーの一角にコーヒーマシーンを設置した。珈琲とはアロ
マである、と本で読んだ。香りによって深くリラックスできるのだ。新刊本にあった谷川俊太郎詩集
はコーヒーとセットで読むのにお勧めだ。詩は集中して読まなくていいから楽に読める。是非コー
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