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1.概要 2.先駆性・独創性 3.環境負荷低減効果
「技術・事業」の名称 電動スクーターの普及を目的として開発、 「プロッツァ ミレット」 広報・寺西 一宮市丹羽大森25-1 電話番号 0586-72-0051 Mail [email protected] URL(企業) http://prostaff-jp.com (電動スクーター製品) http://prozza.com 連絡先 住 会社・団体・グループ などの名称 株式会社プロスタッフ 所 1.概要 電動スクーターは、走行中の CO2 排出がゼロで、燃費性能にも優 れた、環境にやさしい近距離型コミューターです。しかしながら、 電動スクーターが如何に先進的な製品であったとしても、実際にユ ーザーの手に届いて普及することがなければ社会の役に立つことは できません。 これまで国内市場において電動スクーターの普及が進まなかった 主要因として、ガソリンスクーターに対して製品価格が高かったこ とが挙げられます。ハイブリッド自動車における普及の経緯が示し ているように、 “価格”は普及のための重要な要素になります。そこ で当社は、電動スクーターの普及に努めることを第一の目的とし、 低価格ながらも実用性・走行性能・デザインをバランス良く融合し た、新しいコンセプトの電動スクーターを開発・販売しました。 新たな電動スクーター「プロッツァ ミレット」は次のコンセプト で開発されました。 1、販売価格は、エンジンスクーターの実勢価格(約 15 万円)と同等以下であること。 2、動力スペックは、ハイパワー仕様ではなく、日常生活における実用性能を追求すること。 3、デザインは、女性が衣服を身に纏うような感覚の、高いファション性を満たすこと。 「プロッツァ ミレット」は 2010 年 3 月に発売され、3 ヶ月で出荷 1000 台を達成するヒット商品となっています。そ して、製品自体の魅力が後押しとなり、購入層が女性や年配者にも拡がっていること、さらに乗換え需要だけでなく“ク ルマ+ワン”で買い足す需要が増えていることなど、新たな利用者の掘り起こしにも成功し、今後、電動スクーターが 普及していくための時代のながれを切り開いています。 2.先駆性・独創性 低価格販売や車両軽量化を実現するため、ハイパワータイプの仕様ではなく、日常生活にお ける実用性能を追求しています。この結果、モーター出力は、従来の電動スクーターの約半分 の 350W に抑えられています。モーター動力を補うための装置としてペダルが備わっており、必 要に応じて人が漕ぐことで、万一のバッテリー切れや急勾配の坂道でモーターの補助動力とし て役立ちます。 電源を供給するバッテリーは、高コストのリチウム電池ではなく、安価なディープサイクル 鉛蓄電池(フォークリフトで使われているタイプ)を採用しています。これは重量が重いこと が難点ですが、モーター出力を絞ってバッテリーを小型化したことや、バッテリーボックスを ニ分割タイプにしたことにより、車両から取り外して持ち運べるよう利便性を向上させていま す。 「プロッツァ ミレット」の革新的なポイントは、製品を構成する個々の技術よりも、むしろ 実用性能を追求したコンセプトで新たな近距離型コミューターの在り方を提案している点で す。 3.環境負荷低減効果 ガソリンスクーターで 1 日約 20km を走行した場合、CO2 排出量は年間 400kg、杉の木約 29 本分が吸収する量に相当す ると言われています。電動スクーターで走行した場合の CO2 排出量は、ゼロになります。 ※ガソリン車の月間走行 20 日・燃費 28.8km/L、CO2 排出量はガソリン 1L あたり 2300g、杉の木の年間 CO2 吸収量は 14kg/本として算出