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平成22年2月定例会 建設常任委員会の主な質疑・質問等 平成22年3月

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平成22年2月定例会 建設常任委員会の主な質疑・質問等 平成22年3月
平成22年2月定例会 建設常任委員会の主な質疑・質問等
平成22年3月16日
発 言 者
野川委員
発
言
要
旨
繰越明許費の内容は、鳩山内閣になってからの追加経済対策の補正に伴うも
のとのことだが、そのほかに、資材の入手困難によるものや気象に関する条件に
よるものも出てきたが、具体的にどういうことか。
管理課長
「資材の入手困難」については、港湾整備事業特別会計の施設運営費につい
て、
酒田港のガントリークレーンの修繕に係るワイヤーや制御盤の部品の納入に
日数を要したものである。
「気象に関する条件」については、港湾災害復旧事業
において、鼠ヶ関港防波堤西の工事で平成21年10月の台風18号の影響により、年
度内の完成が困難となったものなどである。
佐藤副委員長
繰越明許はやむを得ないが、金額が大きい。地元経済を浮揚する観点から見
ると、切れ目のない予算執行という意味ではどう考えているか。
管理課長
適正な予算の執行を確保するため、毎年度当初に、切れ目のない早期発注と、
できるだけ翌年度に繰り越すことのないよう土木部長通知を発出している。た
だ、諸般の事情により繰越をせざるを得ないものが生じている。単年度予算主義
をとっているので、できるだけ縮減していくが、諸般の事情に加え、端境期対策
としての効果もあると考えている。繰り越したものについては、できる限り早い
発注を心がけていきたい。平成18年度から縮減に取り組んでおり、国の経済対策
や災害関係を除けば、年間70から80億円はやむを得ないと考えている。
佐藤副委員長
繰越明許費のうち、用地費はどのくらいか。
管理課長
21億590万円である。
佐藤副委員長
これは、追加補正に伴う用地費なのか、継続しているものなのか。
用地室長
両方含まれている。
佐藤副委員長
それぞれの内訳はどうか。
管理課長
佐藤副委員長
土木部参事
詳細な資料がないが、用地に起因するものが追加分で52箇所、補償に起因す
るものが追加分で29箇所である。既決分は当初提案の2月補正で計上している。
酒田港のガントリークレーンのワイヤーは、今どういう状態なのか。
昨年1月にワイヤーが切れそうになり、補正予算で直ちに交換した。今年度
は、全面的な塗装を行い、昨年交換したもの以外のワイヤーについても交換する
ことにしていた。塗装工事については、天候の良い時期に施工できたが、ワイヤ
ーの交換作業については、
3月以降の風の穏やかな時期に実施しようとするもの
である。
- 1 -
発 言 者
佐藤副委員長
発
言
要
旨
ワイヤーが切れた場合に備え、予備のワイヤーを持っている必要はないのか。
土木部参事
最も大切な吊上げワイヤーについては、補正予算で要求している。
笹山委員
「ダム運用手法検討事業」と「ダム整備事業」の内容について。
河川調整主幹
笹山委員
「ダム運用手法検討事業」は、月光川ダムの今後の運用について検討するも
のである。
「ダム整備事業」は、最上小国川ダム、木地山ダム、温海川ダムの3ダムに係
るものであり、そのうち最上小国川ダムについては、実施設計、施工計画の次年
度への繰越になる。最上小国川ダムは、流水型ダムであり、穴の形状が河川に与
える影響、穴が河川を分断しないような形を考えている。環境に配慮した形状に
したいということで、土木研究所と相談して形状を決定している。新たな視点で
洪水吐き形状、減勢工の形状の検討が必要になる。詳細に水理模型実験の結果を
実施設計に反映させるために繰越になっている。
「ダム運用手法検討事業」について詳細に説明していただきたい。
河川調整主幹
月光川ダムは、穴あき型坊主ダムであり、1/50確率のダム(50年に1回の確率
で発生することが想定される雨量に対応)になるが、下流河川改修が進んでいな
いため、ダムで洪水調節できないかを考えているものである。
笹山委員
月光川ダムは1/50確率設計であるのに、1/50確率以上の能力を発揮する検討
を行うということなのか。また、ダム整備事業費の内訳はどうか。
河川調整主幹
月光川ダムは1/50確率で貯め込み下流に流すこととしているが、下流河川は
1/50確率までの整備が進んでいないので、1/30確率とか1/20確率にして、ダムで
洪水調整できないか検討している。
「ダム整備事業」は、最上小国川ダム99,819千円、木地山ダム21,318千円、温
海川ダム65,480千円、合計で186,617千円となっている。
笹山委員
下流河川の改修が進まないので、月光川ダムを1/30確率にすることを検討す
るということか。
河川調整主幹
1/30確率とは、はっきり決まっていないが、下流河道の整備計画に合わせて
運用できないか検討するものである。
森谷委員
工事の看板に繰越明許関連と表示されているが、義務なのか。
建設技術主幹
契約の名称をそのまま表示しているため、そのようになる。
森谷委員
繰越明許の事業の執行時期は決まっているのか。
管理課長
特に決まっているということではないが、できるだけ早い執行を心がけてい
きたい。
- 2 -
発 言 者
今井委員
発
言
要
旨
国では箇所付けの情報が一部の者に流れたことが問題となっているが、箇所
が分かれば話をしやすい。箇所について、公開することはできないか。
管理課長
国の公共事業に係るものについては、毎年5月前後に議会にも配付している。
単独事業についてはしていないが、
平成22年度も同じルールでさせていただきた
いと考えている。ただ、国の補助事業が交付金に変わることに伴い、内示が遅れ
ることを危惧している。単独事業については、国の公共事業の張りつき状況を見
ながら調整していくことになるため、年度当初では難しいと考えているが、国の
情報が明らかになった段階で検討していく。
今井委員
繰越明許分についてはどうか。
管理課長
できるだけ早く情報提供させていただきたい。
舩山委員
繰越明許の事業に係る工期と、新年度分の事業の発注時期について。
土木部次長
新年度分については、通年であれば5月ぐらいに国の認可があり、それ以降
の発注となる。単独事業についても、国の公共事業の状況を見ながら、切れ目の
ない発注に努めていきたい。
管理課長
繰越明許の事業については、なかなか明確に時期を答えることは困難だが、
2月補正の既決分については、年度内に3~4割程度を発注し、6月までには
100%になるものもあるが、50~70%を目指していきたい。
楳津委員長
下水道室長
楳津委員長
流域下水道事業の内容と、事業実施後の整備率について。
詳細設計を行った後に発注して工事を行うものが大半であるが、ほとんどが
既存施設の改築のため、取り合いの関係などにより設計が遅れたものである。整
備率については、改築であるため、変わらない。
現在の下水道整備の進捗率について。
下水道室長
管渠については99.9%、処理施設については使用量の伸びによって処理施設
を増やしていくことになっており、各処理施設によっても違うが7、8割程度、
普及率としては82.4%となっている。
楳津委員長
今月になって庄内では50本ほど工事が発注されたと聞いた。切れ目のない発
注はいいが、厳しい経営環境の中で、業者に配置されている技術者は限られてい
る。多くの発注を短期間にされると、一般公募で申し込む場合、エントリーでき
ない。そのことも考慮したうえで、取り組んでいただきたいと考えるがどうか。
管理課長
直近の発注状況は資料がないが、2月補正の事業については、できる限り年
度内に発注していこうと取り組んでいる。
各総合支庁にも切れ目のない発注に努
めていただきたいとお願いしているが、
受ける側の事情も十分把握しながら平準
化を心がけていきたい。
- 3 -
発 言 者
楳津委員長
発
言
要
旨
切れ目がないのはいいことだが、一度に多く発注されると、建設業者の配置
技術者はぎりぎりの状態であるので、各総合支庁に話をして、適正に皆がエント
リーできる方法を考えていただきたい。
- 4 -
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