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1 平成27年12月定例会 建設常任委員会の主な質疑・質問等 平成27年

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1 平成27年12月定例会 建設常任委員会の主な質疑・質問等 平成27年
平成27年12月定例会
建設常任委員会の主な質疑・質問等
平成27年12月18日
発 言 者
金澤委員
発
言
要
旨
本委員会の県外現地調査において、昨年8月に広島市で発生した土砂災
害の現場を調査し、被害の深刻さを間近で感じてきた。現場付近は、本県
と比べそれほど高い山ではなく、また、地質の違いなどもあるかと思うが、
短時間に多くの雨が降るとこれだけの大きな被害を招くのだと痛感した。
事前の対策の重要性を改めて思い知らされたが、本県で実施している緊急
土砂災害対策事業はどのような内容か。
砂防・災害対
緊急土砂災害対策事業は、ハード対策、ソフト対策、維持管理対策の3
策課長
本を柱に対策を進めている。保全人家50戸以上の人家集中箇所54箇所のう
ち、避難所を有する9箇所について保全対策を実施することとしており、
今年度2件、来年度以降に7件を実施予定である。
金澤委員
今年度は2件実施しているとのことだが、事業の進捗状況と今後の進め
方はどうか。
砂防・災害対
今年度は山形市の上桜田と河北町のシノ子沢の2件を実施しており、上
策課長
桜田は人家が1,000戸以上あることに加え、東北芸術工科大学のキャンパス
もあることから、優先的に対策を実施しているものである。
これまで、警戒区域指定の際の住民説明会やハザードマップの作成支援
など、主にソフト対策を行ってきたが、今後はハード対策を実施する予定
である。
金澤委員
今後も事業内容等について地域の方々にしっかりと説明をしながら対策
を進めてほしい。
河川への対策も行っているのか。
砂防・災害対
須川下流の河川対策なども行われているが、同事業で行う土砂災害対策
策課長
は、上流の砂防ダムなどのハード整備である。
金澤委員
県内には50戸以上の人家集中箇所が54箇所あり、緊急を要する9箇所に
ついて対策を行うとのことだが、将来的には54箇所全てについて対策を実
施していくのか。
砂防・災害対
緊急土砂災害対策事業の対象となるのは、先に述べた54箇所のうち、避
策課長
難所などがある9箇所である。その他の箇所については、要配慮者利用施
設の保全や再度災害防止など、他の要件に該当する事業で対応していく。
金澤委員
中心市街地の再開発事業に対して、県はどのような考え方に基づき支援
を行っているのか。
景観・地域づ
市街地再開発事業に対する県の支援は、平成21年11月に創設した「先導
くり主幹
的まちなか特定プロジェクト制度」に基づく認定を受けたうえで、
「まちな
かの活性化、まちなか居住、まちなか巡り」に資することという要件を満
たすものを対象としている。
1
発 言 者
建築住宅課長
発
言
要
旨
市街地再開発事業は、中心市街地において低層の建築物が密集している
地区を対象に、土地の高度利用を図ることを目的としている。これまで、
山形市・酒田市・鶴岡市・天童市など18地区で事業を実施してきた。最近
の例は、山形市七日町地区の大沼デパート北側の高層マンション複合施設
である。
平成28年度当初予算要求においては、酒田市駅前地区と鶴岡市本町地区
の事業に対する県補助金分3,100万円を計上しており、内訳は、敷地の測量
や設計に要する費用である。
金澤委員
当該事業における国土交通省・県・市町村の負担割合はどのようになっ
ているか。
建築住宅課長
事業費の負担割合については、事業者3分の1、国土交通省3分の1、
市町村と県がそれぞれ6分の1となっている。なお、県負担分については、
まちなか巡りやまちなか居住に資する部分に支援対象を限定している。
金澤委員
再開発事業の要望は少なくないと思うが、今後どのように事業を実施し
ていく予定か。また、山形駅前の空き地についても考えていく必要がある
のではないか。
建築住宅課長
山形駅前地区については、来年度の事業化には至っていないが、平成29
年度以降の再開発事業について山形市から相談を受けている。当該地区は
地権者も多く調整が難しいと聞いているが、再開発事業に向けた住民の理
解が進めば、山形市と連携して事業の支援について検討していきたい。
金澤委員
西蔵王有料道路の無料開放は来年3月末までとなっているが、4月以降
はどうなるのか。先の予算特別委員会では無料化の継続について「前向き
に検討する」との答弁があったが、改めて考え方を聞きたい。
道路保全課長
無料開放後の交通量は前年度比2.6倍に伸びており、県民の期待が大きい
ことも承知している。来年7月末の事業終了に向けては、累積債務をはじ
めとする諸々の課題の対応に方向づけをした上で、国の認可を得る必要が
ある。現在、その方向が見えてきているところであるため、先日は「前向
きに検討する」と答弁したものである。
金澤委員
債務の件など、課題があるのは承知しているが、県民の多くは来年7月
まで無料化が続くものと思っているのではないか。今後の見通しについて、
もう少しはっきり聞かせてほしい。
県土整備部長
来年4月以降については、今後の予算措置が必要で、課題も調整中のた
め、明確には答えられないが、無料開放が道路の利用者には定着しており、
無料開放の効果も継続している。また、来年度の事業期間は4か月しかな
く、その中にはゴールデンウイークも含まれている。できる限り、有料に
戻ることがないよう努力していきたい。
金澤委員
県民の想いをしっかりと受け止め、対応してほしい。
田澤委員
今年度の繰越明許費の状況について、県土整備部所管分はいくらで、公
2
発
言 者
管理課長
田澤委員
発
言
共事業費のうち、何%にあたるか。
要
旨
一般会計で約135億円であり、平成27年度当初予算における投資的経費
507億円に対して26.7%になる。
債務負担行為も含めて、ここ最近はどういった状況か。
管理課長
昨年の12月定例会での繰越明許費は約200億円であったことから、昨年度
に比べ減少している。
債務負担行為については、年によって大規模案件なども含まれるため、
その増減の傾向については、一概には申し上げられない。
田澤委員
公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)の改正があり、発注
者の責務として計画的な発注や適切な工期の設定及び施工時期等の平準化
に努めることとされ、国土交通省からは、債務負担行為や12月の繰越明許
費の設定を活用するよう通知がなされているようだ。
一方、会計年度を考慮すると、政府の予算内示の関係から、上半期は発
注が少なく下半期に発注が集中する。
こうした中、雪国のハンデキャップがある本県としては、発注や施工時
期等の平準化にどのように取り組んでいくのか。
これまでは、事故や入札不調など消極的な理由での繰越が中心だったと
理解しているが、今後は雪国のハンデキャップを克服する積極的な意味も
含め、債務負担行為や繰越明許を活用すべきと考えるがどうか。
管理課長
繰越明許は会計年度主義の例外としての観点のみでこれまで説明申し上
げてきた。
他方、工事の発注状況をみると、4月から設計等に着手するため夏場の
発注がピークとなっており、4月か6月までの発注が非常に少なくなって
いる。さらに、この時期は会計の決算期にもあたり、職員にとっては、決
算事務と発注事務が重なる、非常に負荷のかかる時期でもある。
工種で見ると、例えば河川関係では冬期間は水量が減って工事が可能で
ある一方、道路関係は除雪等によるかかり増しがあるため、冬場は避けた
方がいいとも考えられる。
こうしたことと合わせ、品確法の改正を踏まえて、繰越明許費について
は早めに提案し、承認いただくことによって、適切な工期を設定して、4
月早々の発注も可能にするなど発注の平準化に取り組んでいる。
この結果、発注件数については、平成24年頃までは、最低の月と最高の
月の差が2倍以上あったが、最近は2倍を下回るところまできている。
また、業界からも、受注の見通しに対応し、必要人員の確保を行いやす
くする観点から、発注の平準化に是非取り組んでほしいという強い要請を
いただいている。
これらを踏まえ、繰越明許費の早期の提案に合わせて、ゼロ県債として
の債務負担行為を提案させていただいている。
田澤委員
東北地方発注者協議会では各発注機関の発注見通しをホームページ上に
公表しているが、これはどのようなものか。本県ではこのような取組みを
行っているのか。
3
発 言 者
企画主幹
発
言
要
旨
東北地方発注者協議会は、国土交通省、東北6県及び各県の市町村で構
成されており、品質確保の推進や各発注者間の連携促進を図っている。
発注見通しの公表については、本県も一緒に取り組んでいるところであ
り、国土交通省・県・市町村分を統合して四半期毎にホームページに公表
している。
田澤委員
品確法の運用指針には、県から市町村への助言について規定されている
が、市町村の発注見通しも踏まえ、県が戦略的に工事の平準化に取り組ん
ではどうか。
建設企画課長
工事の平準化を含めた改正品確法については、県の発注者協議会や公共
工事契約業務連絡協議会を通して市町村に周知しているところであり、市
町村の意向も踏まえながら検討していきたい。
整備推進監
建設業界との意見交換会などを通して、現場で真に必要な方策や課題を
把握し、分析している。課題を整理し、現場の改善に繋げていきたい。
田澤委員
建設業法が改正され、とび・土工工事業から解体工事業が分かれて新設
されたが、建設業許可における5か年毎の更新の際に、業者の資格漏れが
生じないようにすべきと考えるがどうか。
建設企画課長
解体工事業の新設については、来年6月から施行予定である。建設業許
可においては、技術者の資格要件等に経過措置が採られることとなってお
り、建設業協会を通して業界に周知しているところであるが、許可申請窓
口である総合支庁の担当と連絡を密にして、手続きに万全を期していきた
い。
田澤委員
「やまがた景観物語おすすめビューポイント33」について、どのような
視点で景観を選定し、またどのような効果を狙っているのか。
景観・地域づ
本県の美しい自然景観や町並みなどのビューポイントを選定し、情報発
くり主幹
信することにより、観光振興や地域の活性化を図るものである。
田澤委員
ビューポイントを選定するだけでなく、座って眺めるためのベンチの設
置や雑木の伐採など、維持管理は必要であると思われる。県からのハード
整備の交付金等はないのか。
景観・地域づ
選定した場所は市町村が主体的に管理を行っている場所が多く、県の役
くり主幹
割はビューポイントを広くPRしていくことと考える。なお、当該事業の
実施に当たっては、市町村を構成員とする連絡協議会を設置・開催してお
り、ハード面の整備の要望については丁寧な聞き取りを行い、ともに研究
していきたい。
県土整備部長
田澤委員
選定にあたっては、駐車場やトイレの有無も評価項目としており、これ
らが整備されていることを前提としている。なお、市町村へのハード面で
の支援としては、道路の案内標識の整備を検討している。
株式会社ゼンリンと協定が結ばれたが、空き家の把握と対策の推進に関
4
発
言 者
発
言
する部分はどのような内容か。
要
旨
建築住宅課長
空き家対策の一環として、空き家対策連絡調整会議の場において、市町
村へ空き家の実態調査をお願いしているが、空き家の実態を正確に把握す
るためには、現地を確認する必要がある。ゼンリンには家屋調査のノウハ
ウの蓄積があるため、そのノウハウを市町村に提供するなど、実態調査の
精度を上げることを狙い、協定を締結したものである。
田澤委員
空き家かどうかについては、地区の区長が良く知っているだろうし、電
気・ガス・水道を止めたという情報も手掛かりになるはずである。空き家
かどうかの判定も大切だが、むしろ空き家の活用について、連携を図り知
恵を絞っていただきたい。
田澤委員
昨日冒頭報告があった当該協定締結に関する説明資料の中に、
「優良な道
の駅の事例を駅長会議等で紹介」という記載あるが、どのような会議なの
か。
道路整備課長
道の駅を設置する自治体からなる「道の駅連絡会」というものはあった
が、駅長だけが集まる会議はこれまでなかった。駅長同士でも情報を共有
したいということで、今年度から「駅長会議」を開催しており、既に3回
実施している。
田澤委員
どのような人が駅長になっているのか。
道路整備課長
公募など駅長の選び方は様々だが、営業等に長けた方が就いていると聞
いている。
田澤委員
営業センスやサービス精神は必須であり、それに乏しいとお客が離れる
事例をこれまで見てきた。
県内で「駅長会議」を開くのであれば、県内の道の駅として達成すべき
統一的な基準などを設け、それをクリアした上で、地域の特長が出せるよ
う、工夫させてはどうか。それが道の駅や地域の活性化にもつながると考
えるがどうか。
道路整備課長
「駅長会議」では、まさしく、同じテーマのもとで連携しながら、それ
ぞれの道の駅が個性を出せるよう、議論を行っているところである。
後藤委員
年度当初、仕事が少なく気候も悪くない時期に発注を行うことは大変好
ましい。今回提案されている繰越明許費の件数とその理由はどのようにな
っており、このうち平準化のための繰越はどのくらいあるのか。
管理課長
繰越明許費の件数は、一般会計と下水道特別会計合わせて471件である。
繰越を行う理由としては、工事の計画・設計の変更が390件弱、用地関係が
80件弱ほどとなっている。
現時点で繰越が想定されるものについては、発注の平準化に資すること
も目的として、今定例会に提案している。
後藤委員
約470件の繰越案件は2、3月にほとんど発注される見込みなのか。
5
発 言 者
管理課長
発
言
要
旨
昨年度繰越を行ったものは、現時点で9割ほどが契約されている。今回
提案の繰越については、まずは、年度内に発注できるように取り組んでい
きたい。
後藤委員
昨日の委員会で報告のあった「やまがた『道の駅』車旅案内 2015年冬号」
に広告が掲載されている「道の駅よねざわ」(仮称)について、整備に関
する平成28年度の予算要求2億1,500万円の内訳及び29年度の予定額はど
うか。
道路整備課長
平成28年度に予算要求している2億1,500万円の内容は、建物の詳細設
計、埋蔵文化財調査の本調査、敷地造成工事及び水路工事等である。29年
度については、建物の詳細設計が終わっていないため、現時点で金額が確
定していない状況である。
後藤委員
埋蔵文化財の調査について、米沢市と県の負担区分はどうなっているの
か。
また、道の駅施設全体のうち県が整備する施設及び費用の負担はどうな
っているのか。
道路整備課長
埋蔵文化財調査の負担区分については、現在、米沢市と調整中である。
道路管理者として県が整備する施設は、駐車場、24時間利用できるトイ
レ、無料休憩施設及び道路情報提供施設である。
県の負担額は、全体事業費22億円のうち6億円程度を予定している。
後藤委員
総合観光案内所や案内所の職員は県の負担で設置するのか。
道路整備課長
総合観光案内機能の役割分担や置賜広域の観光連携については、11月4
日に設置された置賜地域の3市5町の観光担当課長や観光協会、置賜総合
支庁の観光振興室長等をメンバーとする「総合観光案内機能検討会」にお
いて検討を行っていく予定である。
なお、この検討会は、第2回よねざわ道の駅連絡協議会で分科会として
位置づけられたものであり、県の機関も加わり検討を行っている。
後藤委員
検討に加わるだけでなく、県として積極的に観光振興に関わっていただ
きたい。
後藤委員
当該道の駅は、置賜地域の交通の要衝になると思われるが、高速バスの
運行についてはどのように考えているのか。
道路整備課長
路線バス、高速バスについては、道の駅の中にバス停を設置する方向で
バス会社と調整を進めているところである。
後藤委員
バス会社との間で詳しい協議はまだ行っていないのか。
高速道路整備
先般、高速道路を使ったバスの運行について山交バスと話し合いを行っ
推進室長
た際、米沢市から道の駅よねざわを積極的に使ってもらいたいとの話が出
された。
6
発 言 者
後藤委員
発
言
要
旨
当該道の駅における駐車マス数163台の算出方法や、計算に用いる交通量
の考え方を説明してもらいたい。
道路整備課長
駐車マス数の算定について、国道・県道は、国土交通省の休憩施設に関
する基準があり、高速道路については、サービスエリアやパーキングエリ
アに関するNEXCO東日本の休憩施設に関する基準がある。どちらも交
通量を基に算出する。
交通量については、高速道路開通後の平成42年の道路ネットワークから
将来交通量を推定している。具体的には、主要地方道米沢高畠線、東北中
央道、国道13号(現道)の3路線を対象に、米沢高畠線は7,600台/日、東
北中央道は6,800台/日、国道13号は5,800台/日という交通量を基礎にし、
所定の算定式により算出した結果、3路線分合わせた駐車マスは小型車130
台、大型車30台、障害者用3台、計163台となっている。
後藤委員
県内の主な道の駅の交通量と入込客数をみると、寒河江チェリーランド
は年間100万人・交通量9000台/日、尾花沢年間37万人・交通量11,000台/日、
1日当たりの入込客数にすると、チェリーランド2,850人、尾花沢1,000人、
これ以外として、むらやま1,300人、いいで630人、おぐに610人などとなっ
ている。
米沢高畠線や東北中央道の交通量のうち何%が道の駅に寄るのか。立ち
寄り率が分かれば、平均乗車率から入込客数や売上高が推計できるのでは
ないか。
道路整備課長
入込客数と単純に比較はできないが、駐車マスの必要数の算定結果とし
ては、米沢高畠線が34台、東北中央道が70台、国道13号が26台、計130台と
なっている。大型車は、米沢高畠線が6台、東北中央道が14台、国道13号
が10台、計30台となっている。
立ち寄り率は、国道と一般道に関する国土交通省の基準によると、小型
車のkm当たり0.007、大型車については0.008となっている。
なお、これらの数値については、整理して改めてお知らせしたい。
鈴木(孝)副
モンテディオ山形が新スタジアムの構想を公表したが、県総合運動公園
委員長
を所管する県土整備部はどのように関わっているのか。
都市計画課長
モンテディオ山形から公表された「スタジアム整備検討に基づく構想書」
については、プロスポーツを所管する企画振興部で対応することとなって
いる。
なお、モンテディオ山形が現在ホームスタジアムとしているNDソフト
スタジアム山形は、県総合運動公園内の施設として整備されたため、県土
整備部の所管となっている。
鈴木(孝)副
NDソフトスタジアム山形は、現時点でJリーグのクラブライセンス基
委員長
準を満たしていないと聞くが、具体的に何が問題となっているのか。また、
今後どのように整備を進めようとしているのか。
都市計画課長
クラブライセンス基準をクリアするため、これまで、電光掲示板の更新、
観客席の個席化、音響設備や更衣室の更新などを行い、選手の試合環境や
観客の観戦環境の改善に努めてきたところである。
7
発
言 者
鈴木(孝)副
委員長
都市計画課長
発
言
要
旨
一方、ライセンス上、トイレとスタジアムの屋根に関して、現時点でま
だ基準を充足していない状況にある。トイレについては、観客千人あたり、
洋式5台以上という基準があるため、改善に向け、今年度から洋式化に一
部着手したい。
基準をクリアするためには、何台分の洋式化が必要か。
現スタジアムにおいてクラブライセンス基準を満たすためには、洋式ト
イレが104台必要とされているが、既存は18台であり86台が不足している。
ただし、クラブライセンス基準には緩和措置があり、基準の6割を充足す
ればよいため、必要な洋式トイレは62台となり、既存18台を除く44台の洋
式化が必要となる。
鈴木(孝)副
今年度から44台のトイレの洋式化に一部着手するということだが、具体
委員長
的にどのように取り組んでいくのか。
都市計画課長
積算中のため正確な台数は確定していないが、今年度は、半数程度の洋
式化工事を発注したいと考えている。
鈴木(孝)副
総合評価落札方式の評価項目に「地域貢献度」というものがあるが、ど
委員長
のような内容か。
建設技術主幹
地域貢献度の評価項目は、県土整備部の場合、当部や市町村との「災害
協定に基づく活動」のほか、
「ふるさとの川愛護活動」や「マイロードサポ
ート事業」の活動実績、
「消防団協力事業所の認定」などに限定されている。
鈴木(孝)副
災害協定も項目に入っているということだが、この協定の内容に除雪事
委員長
業も認めるなど活動を限定せず、ある程度柔軟な対応はできないものか。
建設技術主幹
地域貢献度としてどのような評価項目を入れていくかは、今後検討して
いくが、地域貢献活動の実績については、入札価格と評価点のバランスを
保ち入札の公平さを確保するため、一つの活動に限り申請することができ
るとされている。評価対象活動を追加しても評価点が加算されることには
なっていない。
8
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