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Content Espresso を利用した リモートレンダリングの実演
Content Espresso を利用した リモートレンダリングの実演 慶應義塾大学理工学部情報工学科4年 寺岡・金子研究室 丸田 祥平 1 背景1 : シネマ制作的観点 • デジタルシネマ制作の流れ コンテンツ の共有 製作者 ・映像の撮影 世界中のポスト プロダクション会社 ・映像の編集 ・各種メディアへの変換 • シネマ制作上の問題点 o コンテンツ共有問題 - コンテンツは大容量(数十∼数百テラバイト) - コンテンツは大事な資産 - 現状:ハードディスクドライブを空輸することで共有 2 背景2 : クラウドコンピューティング的観点 • クラウドコンピューティングの課題 ⇒世界中のリソース (マシン)の余剰問題 • 世界中には旧型で性能の低い安価なリソースが 多く存在 • これらのリソースが有効活用されていない 3 Content Espresso • 世界規模で大容量ファイルを共有するための 広域分散型のファイルストレージシステム • 特徴 o どこからでもコンテンツを素早く取得可能 • ファイルを小さな塊 (チャンク) に分けて世界中に分散 • UDPを使用 o ストレージ容量を最小限化 • キャッシュ、複製を用いない o 強い信頼性実現 • 前方誤り訂正の使用 o コンテンツの漏えい防止 • 暗号化してのファイル転送 大容量コンテンツ共有問題解決 4 Content Espressoシステム概要 • Chunk Server Chunk Server o Chunk データの保存 o 世界中の余剰リソースを利用 • Storage Allocator o Chunk Server の割り当て、統括 • Chunk Generator o ファイル書き込み時のアップロードサーバ • File Manager o システム内で管理するファイルのメタデータ を保持 o Client の認証 Chunk Generator Storage Allocator • Client o 使用者へ直接サービスを提供 Client File Manager 5 レンダリング機能の付加 • 通常のレンダーファーム (マシン群) 利用の問題点 o レンダーファームとのファイルの授受の手間がかかる o その際、大容量ファイルをローカル (手元) に置かなければならない 大容量 レンダーファーム クライアント • Content Espresso にレンダリング機能を付加 o クライアントはアプリケーションを使うだけに簡略化 o ローカルにはオリジナルファイルもレンダリングファイルも来ない 6 レンダリング機能の付加 • 通常のレンダーファーム (マシン群) 利用の問題点 o レンダーファームとのファイルの授受の手間がかかる o その際、大容量ファイルをローカル (手元) に置かなければならない 大容量 レンダーファーム クライアント • Content Espresso にレンダリング機能を付加 o クライアントはアプリケーションを使うだけに簡略化 o ローカルにはオリジナルファイルもレンダリングファイルも来ない 7 リモートレンダリングの特徴 • Content Espresso を使用 o 世界中のどこにでも大容量画像を高速かつ効率的に転送可能 • 複数ノードを用いた並列処理 ⇒ 余剰リソースの利用 Chunk Server Rendering Manager Storage Allocator Rendering Node を統括 Clientからレンダリング要求を受信 Rendering Node のタスク割り当て Rendering Node Rendering Manager の要求に基づいて File Manager Rendering Manager レンダリングを行う Client Rendering Nodes 8 リモートレンダリングの特徴 • Content Espresso を使用 o 世界中のどこにでも大容量画像を高速かつ効率的に転送可能 • 複数ノードを用いた並列処理 ⇒ 余剰リソースの利用 Chunk Server Rendering Manager Storage Allocator Rendering Node を統括 Clientからレンダリング要求を受信 Rendering Node のタスク割り当て Rendering Node Rendering Manager の要求に基づいて File Manager Rendering Manager レンダリングを行う Client Rendering Nodes 9 リモートレンダリングの特徴 • Content Espresso を使用 o 世界中のどこにでも大容量画像を高速かつ効率的に転送可能 • 複数ノードを用いた並列処理 ⇒ 余剰リソースの利用 Chunk Server Rendering Manager Storage Allocator Rendering Node を統括 Clientからレンダリング要求を受信 Rendering Node のタスク割り当て Rendering Node Rendering Manager の要求に基づいて File Manager Rendering Manager Client レンダリングを行う レンダリング Rendering Nodes 10 リモートレンダリングの特徴 • Content Espresso を使用 o 世界中のどこにでも大容量画像を高速かつ効率的に転送可能 • 複数ノードを用いた並列処理 ⇒ 余剰リソースの利用 Chunk Server Rendering Manager Storage Allocator Rendering Node を統括 Clientからレンダリング要求を受信 Rendering Node のタスク割り当て Rendering Node Rendering Manager の要求に基づいて File Manager Rendering Manager レンダリングを行う Client Rendering Nodes 11 リモートレンダリングの特徴 • Content Espresso を使用 o 世界中のどこにでも大容量画像を高速かつ効率的に転送可能 • 複数ノードを用いた並列処理 ⇒ 余剰リソースの利用 Chunk Server Rendering Manager Storage Allocator Rendering Node を統括 Clientからレンダリング要求を受信 Rendering Node のタスク割り当て Rendering Node Rendering Manager の要求に基づいて File Manager Rendering Manager レンダリングを行う Client Rendering Nodes 12 リモートレンダリングの特徴 • Content Espresso を使用 o 世界中のどこにでも大容量画像を高速かつ効率的に転送可能 • 複数ノードを用いた並列処理 ⇒ 余剰リソースの利用 Chunk Server Rendering Manager Storage Allocator Rendering Node を統括 Clientからレンダリング要求を受信 Rendering Node のタスク割り当て Rendering Node Rendering Manager の要求に基づいて File Manager Rendering Manager レンダリングを行う Client Rendering Nodes 13